神田伯山PLUS@イイノホール(2022/08/22)【講談編#21】

こんばんは。飯山大五郎です。

こちらもかなり時間が空いてしまいましたが、先日、神田伯山PLUSに行ってきました。この会は色々あって(笑)前座さんなしの「伯山先生2席+後輩ゲスト1席」という構成で、お馴染みイイノホールで毎月開催されています。

この日のゲストは、一龍斎貞鏡さん。祖父は七代目一龍斎貞山先生、父は八代目貞山先生と、親子三代続く講談師で、来春真打昇進が決まっています。さて、どんな読み物が聞けますやら。

この日の演目は、こんな感じでした。

○「和田平助 鉄砲切り」神田伯山

伯山先生の一席目は「和田平助 鉄砲切り」。ここ数回、一席目は久々に読まれる読み物が続いています。和田平助のお墓の話と、後世に名が残らなかった理由は初めて聞いた。刃こぼれせずには流石にないだろうと思いつつ、伯山先生のあの勢いをもってすると、いけちゃうのかもと思わされます。

○「酒店岡野の絵図面取り」一龍齋貞鏡

続けて貞鏡さんは一龍齋のお家芸「赤穂義士伝」より「酒店岡野の絵図面取り」。他の演者さん以上に、真っ直ぐ講釈に向き合って、客席と向き合っておられる姿がかっこいい。お艶の変わり果てた姿をみた親父、岡野に会った親父、どちらの気持ちも胸が締め付けられる。

(追記)この話どこかで聞いたことあるな、と思ったら神田茜先生がだいぶ雰囲気を変えておやりになってたのを聞いたのでした(「スキスキ金右衛門さま」)。どっちも好きです。

〈お仲入り〉

休憩です笑(15分程度)

○「牡丹灯籠 お札はがし」神田伯山

仲入りを挟んで伯山先生の二席目は「牡丹灯籠 お札はがし」。「カランコロン」という音ってあんなに不気味に、恐ろしくなるのか。新三郎が必死にお経を唱え、お札を貼って、という描写も不気味さが増す。お露が幽霊だとわかったとき、新三郎は恋心から恐怖心に変わっていったけど、恋心ってそんなもんなのかな、と思ったり。


いやあ楽しかった。こういう充実した時間を過ごすためにも、やるべきことをしっかりやらなきゃなあ。それではまた。

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