神田伯山PLUS@イイノホール(2022/07/14)【講談編#14】
こんばんは。飯山大五郎です。
昨日になりますが、神田伯山PLUSに行ってきました。会場は、お馴染みイイノホール。この会では毎回ゲストが登場するのですが、今回は神田真紅さん。神田紅先生のお弟子さんで、伯山先生が所属する日本講談協会の後輩さんです。はてさて、どんな読み物が聞けますやら。
今回の演目は、こんな感じでした。
○「阿武松」神田伯山
諸般の事情(笑)により、早速伯山先生登場。松鯉先生が談志師匠から教わって、それを伯山先生が教わって、という読み物だそう。土俵の下のクスグリや、阿武松が勝ち進んでいくところの言い回しのリズムの心地よさがよかったです。「七升」がピンと来なかったので調べてみると、「一升」が「十合」なので、「七升」は「七十合」という…尾ひれつきすぎでしょ(笑)。
○「面の餅」神田真紅
今回のゲスト、真紅さん登場。読み物は、伝承の会でもおやりになっていた「面の餅」。家のために奉公に行った娘さんが、寂しさを紛らわすために毎日母と思って話しかけていた「お多福」を、奉公先の主人が「般若」とすりかえる悪戯をするという。お父さんが娘さんと謝りに行く場面が、そこまでのフリを一つひとつ回収していくのがめちゃくちゃ面白かったです。
〈お仲入り〉
休憩です笑(15分程度)
○「お紺殺し」神田伯山
後席は怪談「お紺殺し」。ずっと聞きたかった読み物。もういろいろ凄かったのですが、お紺を○すときの、お紺の抵抗している様子がはっきりと見えましたし、宿に帰ってからの次郎兵衛の酒を呷ってから自らの首を絞めようとし、お紺が出てくるところでのハメモノ。あると思わなかったから、ビクッとしてしまいました。にしても、「優しい嘘」ってなんだろうね。
伯山先生の2席は、共通して「戸田川」が出てくる読み物という。「阿武松」は一瞬でしたが、「お紺殺し」はそこで事件が起こりました。こういうつながりもまた面白いなあと思いました。
お二人のまくらで「猫遊軒」という亭号が出てきて、調べようと思ったのですが、沼にハマりそうなので今日はやめときます(笑)。それではまた。
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