神田伯山独演会@保谷こもれびホール(2022/05/29)【講談編#12】

こんばんは。飯山大五郎です。

今日は、神田伯山独演会に行ってきました。会場は、保谷こもれびホール。西東京市役所・保谷庁舎のとなりにあるホール。といっても、庁舎の方は改修工事中とのことでありませんでしたが笑

前座さんが出払っているようで、いきなり伯山先生登場!ただ、先生登場3秒後に着信音が鳴るハプニング発生。自分は鳴らない、大丈夫!と言わず思わず、ちゃんと電源切りましょうね。スマートウォッチのほうもよろしくお願いします。

さて、今日の演目は以下の4席(!)でした。

○「源平盛衰記 扇の的」神田伯山

1席目は、お馴染み「扇の的」。馬が鳴き声を上げるところ、あれ凄い盛り上がりますね。客席との一体感が出てくる印象。当たるとわかっていても、当たるかな??とドキドキするし、ドキドキしている源氏方平家方も可笑しい。

○「大岡政談 五貫裁き」神田伯山

2席目は「五貫裁き」。(おそらく)初めて聴いた演目。八五郎が大岡様に、五貫を徳力屋に支払うよう命じられた時には、「ええ?」と怪訝な表情をしてしまいましたが、最後はスッキリ。昼夜問わず徳力屋に支払いに行く八五郎、だんだん意味がわかってくる様子が見えて笑っちゃう。

○「真景累ヶ淵 宗悦殺し」神田伯山

3席目は「宗悦殺し」。これまた初めて聴いた演目。なんとなく、今まで伯山先生で聞いた「お岩誕生」とか「小幡小平次」の口調と違い、一言一言により重みを感じた。そりゃあ講談なんだし釈台から音は出るんだけど、ゴトッという物音すらもおっかない。深見が狂ってしまうところなんかはゾワっと寒気がした。いや、すごかった。

〈お仲入り〉

休憩です笑(15分)

○「大名花屋」神田伯山

お仲入り後、最後は「大名花屋」。伯山先生のお花がなんとも美しい。伝助が秀之助の悪口を捲し立てるところも可笑しいし、なんか気持ちがいい。伝助と一緒になるかと尋ねられたときのお花の照れているのもかわいい。お花が爺さん婆さんのアイコンタクトの場面もかわいい。お子さんも笑っておられましたね。宗悦殺しで終わらなくてよかった(笑)と思えるくらい、いい空気感。

今日も充実した一日でございました。それではまた。

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