神田伯山PLUS@イイノホール(2022/04/24)【講談編#6】

こんばんは。飯山大五郎です。

先日、神田伯山PLUSに行ってきました。会場は、先日の夢空間講談会と同じ、イイノホール。

この会は、前座さん1席、伯山先生1席、ゲストの方(みなさん二つ目)1席、仲入りを挟んで伯山先生1席、といった構成。今日のゲストは、田辺いちかさん。

○ 「三方ヶ原軍記」 神田鯉花

「頃は元亀三年壬申年…」と続いていく、修羅場といえばこれ、という一席を短く。少し聞き取れるようになってきたけど、私が言い立てを覚えるのはまだまだ先の話だろうな。鯉花さんの三方ヶ原は初めて聞きましたが、修羅場もいいですね。短い中でも、しっかりとした読み。

○ 「大岡政談 三方一両損」 神田伯山

聞くたびに面白い三方一両損。今回のはいつにも増して江戸っ子たちの啖呵、気迫がすごかったです。ここでこういう台詞が来ると分かっていても面白い。琴調先生から教わったそうですが、琴調先生はどう読まれるのか気になります。

○ 「曲馬団の女」 田辺いちか

いちかさんは曲馬団の女。ふわふわした温かみのある空気をお持ちの方ですが、悪い女がよく似合う(笑)。お蘭も最初は香典泥棒に入ったわけですが、おばあさんや荘吉の優しさに触れ、変わっていくのがなんとも素敵。更生する上での環境の重要性を再認識。

〈お仲入り〉

休憩です笑(15分)

○ 「徳川天一坊 天一坊の生い立ち」 神田伯山

伯山先生の後席は天一坊の生い立ち。短いスパンで聞けているので、読み物の筋が固まってきた気がする。それでも登場人物は整理できず(泣)。お婆さんと天一坊のやりとりで、天一坊の表情・口調が明らかに変わった瞬間にゾクッとする。

充実した時間でございました。

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