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究極の推し方を考える。(ヘタミュバクステ感想)

※こちらは、結構「うざってぇ話」なので、読んでてもやっとしたらさくっと閉じて頂けると助かります。

へたみゅバクステ初日の話。


バクステ初日のパパが喋っていた
「自分は引きこもりだったが、ヘタミュを見て、その後猛勉強して、今回スタッフとして参加させてもらった」という方がいらした件。

すごくすごーーーく、キャストさんたちに刺さっていたようで、
それがなんか、ああ、やっぱりそうだよなぁ…と、自分の中で答え合わせができたような気がしたので、
ちょっと書かせてもらいます。

①売春してまでホストに金を貢ぐ人たち。

ホス狂いの人たちのこと、全然詳しいわけじゃないんだけど、
最近、TLやニュースでもよく見かけるようになったよね。

立ちんぼとかいうワードが、その界隈なんも知らない私にまで届くほど普及してしまった。

私は、「そんなの自分の意思だから好きにすればいいのでは」というには、年を取りすぎてしまった。
搾り取る構造を世の中から撲滅してほしいと思っている。

そんな人が、役者推しの人たちの中にもいるのかは知らない。知らないが、

Xの方の広告で、BLだけど、動画主の推しにスパチャする為に体うる漫画の広告とか、TLに回ってくるじゃん。
BLはファンタジーだけどさ。
現実にホス狂いの人たちがいる分、
え、動画主に貢ぐ為が理由で体売る世界があるの?って、連想もしやすい。

その上で、

「推される」側の人たちが、「自分(役者)たちを好きでいるために、自分(ファン自身)の価値を落とす人がいる(かもしれない)」可能性を、どのように受け止めているんだろう?って、考えてみたり、した。

②「人間は他人の人生に関わるのが気持ちいい」。

↑このセリフは「ミステリという勿れ」の作者さんの作品「7SEEDS」という漫画のキャラが言っていたセリフです。

「他人の人生に関わるのは気持ちがいい」
いろんな側面があります。
単純に、支配欲だってそうだけど、
いわゆるインフルエンサーがあれほどもてはやされるのは「大勢の日常に影響を与えている(かもしれない)存在だから」です。

私はインフルエンサーじゃないけど、旅行記を細々と書いてる。
何故書いているか、というのは、自分自身のまとめでもあるけど、
いつか誰かが旅をして困った時に「あれ、このシチュエーション見たな?あの本のか、あの時はこうやって対処してたな…」って思い出してもらえたら嬉しい …が目的だったりする。

何かを表現して発表している人は、
拍手喝采を浴びるだけじゃなく、誰かの何かに関わりたいという欲求がある(多分)。

昨今、自己承認欲求ばかりクローズアップされて、
「褒められたい」「見られたい」だけが表現者の欲求かのように取り上げられているけど、

もちろんその面は多くあるけど、

へたみゅの役者さんたちって、もうその域は超えてると思うんだよね。
多くはもう、役者として成功しているから。

「見て」「褒めて」の欲求が一段落して、他にも、ってなった時、

人が行きつくところは

「誰かの役にたつ」ことだったりする。

(世界の大金持ちや成功者が寄付をするのは、節税対策だけじゃないんですよ。
自分の心を満たすために、自分が生きたことで誰かに役に立ったと実感したくて寄付をする。)

③推しを喜ばせる方法は、金を出す事だけじゃない。

もちろん全員が全員、人の役に立ちたい善良ルートに入るわけじゃない。
もっと別の事をやりたいからもっとお金を落としてくれる方法を模索する人もいるだろうし、
中には、他人の人生に関わるほど、金を吸い上げたいと思う人もいるかもしれない。

だけど、バクステ初日であの話を聞いた面々は、
そんな反応じゃなかったじゃない?

特に、あの時映った、りょきくんとじゅりさんには、かなり刺さった様子だった。

りょきくんなんか優等生の塊だしね…

「貴方の存在のおかげで私の人生は変わりました」

これは結構使い古された、聞きようによっては陳腐な言葉かもしれないが、
その内容にも重さがある。

「貴方のおかげでいつも幸せです」
「貴方のおかげで辛いことも乗り越えられました」

これも大事。

で、今回は

「貴方のおかげで【行動】して、人生が変わるほどの成長ができました。その成長が結果になりました。」

だったわけです。

「他人の人生に【実績として】関わることができた」
「誰かの【行動】させる事ができた」

「好きな人のために」という理由で体を売る人たちがいる世の中で
真逆の
「好きな人たちのおかげで」自分を進化させた人がいると知れた。

「嬉しい」と合わせて、もしかしたら「安心」したかもしれない。
俺たちがやってることは、誰かから過剰なカネを搾取することじゃない。相手に価値を提供してwin-winの関係にある。間違いなんかじゃないんだって。

だから、推すのに
「お金が必要。お金を貢がなきゃファン失格」じゃなくて、
自分の行動を変えて、それを伝えるのも、
「役者さんたちにとって嬉しい推し方」になるんじゃなかろーか、と思うのです。

なんでもいいと思う。

「〇〇さんが出ていたから見た××の作品で興味を持って、このジャンル勉強を始め、それが職業になりました」とか
「〇〇さんのがんばってる姿を見て、自分も頑張らなきゃと思って、志望校のランクを一つあげて勉強しました。〇〇さんのおかげで合格しました!(推し相手によっては経過報告してもいいかもしれない)」とか。

むかし、ラジオとかでよくアーティストの人たちがウキウキ報告してた
「〇〇さんのライブで知り合った旦那と結婚しました」とかも同じ部類かな。

推しの糧になることばかりが推す方法ではなくて、
推しを糧にして自己成長することも

「推す」ことになる。

若い子たちが、「うちはお金がないから」「自分はまだ学生だから」というツイートも見るけど、

お金はすべてを解決しないし、
自分の生き方一つで、推しを喜ばせることができるので、

その推し方も考えてみても良いんじゃなかろーか。

③まとめ。

まぁ、年寄りがうるせえ事言った。それはだれより私が理解している。

なので、最後は違う方向から見た感想を言って終わりにします。

私が好きになった推したちは
ファンが成長したことを、
自分の幸せだと感じられる人たちで
よかったな。

こちらからは以上です。

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