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〜会場が別世界だった〜舞台 悪嬢転生 感想


今年の夏に上演された舞台「悪嬢転生」

ハロープロジェクトのOGと研修生、そして回替わりのゲストで繰り広げられた7月だけの予定が人気のあまり8月に追加公演が決まった舞台。

ちなみに私は8月公演に参戦。

主演はJuice=Juiceというグループの初期メンバーのひとりである宮本佳林ちゃん。

そしてもう1人の主役といっても過言ではない方。カントリー・ガールズという2019年まで活動していたグループのメンバーの小関舞ちゃん。

そしてハロプロ研修生の松原ユリヤちゃん、橋田歩果ちゃん

さらに回替わりで登場するゲストメンバー


鑑賞した感想を当時書けなかったので映像見返したうえで改めて書かせていただく。


あらすじ

普通に現代の2022年で生活する主人公が自宅で眠ったらシンデレラの世界の住人になるという最近人気の異世界転生の作品


寝て起きたのは馬車の中。その先で出会うのがあのシンデレラ
主人公が生まれ変わったのは、まさかのシンデレラの姉


シンデレラのお決まりルートを辿った末主人公は継母と共に処刑されるという流れに。


しかし再び馬車の中で起きる所に戻り、降りたら自己紹介するシンデレラ登場。
そう、何度も同じ世界を繰り返すいわゆる無限ループがここから展開されていく。

果たして主人公は元の世界に戻れるのか。


心に残った点

舞台上で約100分間役を全うしていたが、その中だけでも早口で状況説明するパートを淡々とこなしていくキャストの皆さんが本当に凄かった。

しかも早口とはいえ今の経緯にいたるまでの話をスっと頭に入りやすく理解しやすい形でこちらも世界観に無理なく溶け込める。

この舞台のリハーサル含めてとても忙しい期間を完走した宮本佳林さんも凄い!
CDのリリース期間や月何度もあるコンサートと予定を次々こなしていく演者の皆様に頭が上がらない。

そしてループ設定の中はじめてのように何度もふるまうシンデレラ役の小関舞さんも凄い。
完全にシンデレラの人生をたたきこんだうえでステージに挑んでることがこちらにも充分すぎるほど伝わってきた。
推しなのでひいきに聞こえるだろうがあの瞬間は小関舞ではなくシンデレラそのものであった。

そしてシンデレラと共にネズミ、老婆、魔法使いと変幻自在に演じきった松原ユリヤちゃんと橋田歩果ちゃん。

私が行ったのは映像収録日と同じ7日なので間近で殺陣をやりきった入江里咲ちゃん。

特典映像での殺陣を拝見させていただいたりさまること小片リサちゃん。

役作りや稽古の話をもっともっと聞きたいくらい素晴らしい演技の連続。いやもはや現実逃避の許された壮大な世界を観させていただいた。


ネタバレ注意

この作品の影のテーマと私個人が捉えている「幸せ」とは何かということ。

芸能の才能はないと悟りつつ芸能の世界に入った主人公の不満からスタートしたが現代とは違う、コンビニもスマホもない非現実の世界での慣れない環境を過ごす中で価値観が少しずつ変わっていくように見える。

しだいに転生を繰り返す中でこの世界も楽しいという考えに辿り着く。

その為に選んだシンデレラの代わりに自分が幸せを掴むという最後。
そして心が折れたシンデレラとの対比。

王子様との婚姻を叶えつつもどこか満たされない自分に気づいた主人公が選んだシンデレラというストーリーのハッピーエンド

悪嬢となることで物語をハッピーエンドにした結論

そして元の世界に戻っていつもの日常に戻る。

状況は変わらずとも少し変わった主人公の価値観。

とまとめるのは難しいものの壮大なテーマでありつつ等身大の1人の人間のストーリーといった締め方といったほうがまとまりはあるでしょうか。

現代と異世界での悪嬢という人生を演じた宮本佳林さん

おとぎ話そのままのシンデレラ、報われない現実に直面したイフの世界線のシンデレラを見事演じきった小関舞ちゃん
ちなみに後半一瞬王子の役やる時も大好き♡

ネズミ、老婆、魔法使いと作中を盛り上げてくれた松原ユリヤちゃん、橋田歩果ちゃん。
ゲスト出演で引けをとらないシーンを見せてくれた入江里咲さん、小片リサ様。

ひとりひとりの魅力がつまった特典込で110分だった。

本編終わってからのショーケース(楽曲披露)では小関舞ちゃんの所属しているカントリー・ガールズの元のカントリー娘。曲である浮気なハニーパイが披露されてかつてのヲタクである私は湧く以外の選択はなかった涙

もう少し具体的な感想書きたいけどやっぱり当時の感想をメモにでもまとめておくべきだった泣

打ってる日付変わって今日は先ほどあげた宮本佳林ちゃん、小片リサさん、小関舞ッちゃんが出演するコンサート当日なので寝坊しないように今のうちに寝る。

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