見出し画像

7歳

2024年6月21日金曜日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にて、バンド『クジラ夜の街』のライブが行われた。タイトルは『7歳』。彼らの結成7周年を記念した、彼らとしては初めてのホールワンマンライブだ。

それがあまりにも良かったので、ライブレポートとしてnoteに書いていきたい。



『クジラ夜の街』って?

”ファンタジーを創るバンド” をモットーとして活動する、高校の同級生で結成された4人組のバンド。軽音楽部の全国大会で優勝、数々のオーディションに参加しては音楽フェスの出演権を獲得した経験がある、まさに「実力派」のバンドと言える。
メンバー紹介や詳しいことはオフィシャルサイトを見てもらいたい。
ちなみにサイトも凝っていて好き♡


私が『クジラ夜の街』を知ったきっかけ

一年ちょっと前に見たTik Tok。
世間的に音楽をTik Tokから知るって言うのには少し抵抗がある…。
偶然流れて来た『あばよ大泥棒』のライブ映像に惹かれた。
観客がサビに合わせて両手を左右に振っている映像。
楽しそう~!この曲良いな!?
そこから彼らの映像や楽曲を追うようになった。


こだわりの舞台セット

今回はホールライブと言うことで、舞台演出・セットが付くことが予告されていた。もうそれが楽しみで。
ファンタジーを創っているバンドが考えるセットなんて良いに決まっている。

18時30分、開演。
幕が上がる。
スモークが一気に客席に流れてくる。

しばらくして舞台セットが見えてくる。
その期待通り、いや期待以上に良い舞台が表れた。

終演後に撮影

後ろに見える時計塔は彼らの楽曲『ヨエツアルカイハ1番街の時計塔』、オフィシャルサイトのトップに出てくるものと一緒だろう。ライブ中は時計の針が動いていて感動した。

そして本棚や窓、ドアなどのセットは(おそらく)彼らの楽曲『踊ろう命ある限り』を再現している。

そうだな爺さんになったら
古本屋を開いて子どもにおとぎ話をしたいな
店の名前は「ファンタジア」
夜は酒場にもなったりな

踊ろう命ある限り / クジラ夜の街

電飾が目立つ看板には ”UsedBooks & Bar”、右にあるドアの看板には ”FANTASIA” の文字。

例の古本屋ではないか...!!

すぐに気づいてもう大興奮。
この時点で『クジラ夜の街』の世界に一気に引き込まれた。

以下は好きな楽曲・印象に残った楽曲を何曲か書いていく。


1. 踊ろう命ある限り

https://lnk.to/odorouinochiarukagiri

舞台セットで感動していたら待ち望んでいた音が鳴った。
舞台上にはすでにメンバーがいてそれぞれの楽器を演奏。
Vo.宮崎一晴が舞台袖から飛び込むようにして登場。
(他歌手の名前を出すのは少し気が引けるが、例えるのであれば、星野源『Crazy Crazy』MVのような登場)

「トラベルギターよ、でたらめに鳴けよ」
今までライブハウスで聴いていたこの曲が、”ファンタジア”で聴けるなんて。

サビは飛び跳ねてしまうほどテンションが上がった。
最高の一曲目。
彼らの誕生日をお祝いするのに相応しい楽曲である。


5. あばよ大泥棒

私が彼らを知るきっかけとなった曲。
ぜひライブ映像も見てほしい。彼らのSNSにアップされているはず。

『7歳』では舞台の照明がサイレンのように赤く、くるくると回る。
曲とMVに100%マッチした照明演出。大興奮。
本当に好きすぎたから会場が大きくなってもこの演出続けてほしい。
『クジラ夜の街』史上最大規模の人数で恒例の振り付けができたのはすごく楽しかった。

私の目標は、この曲で一晴さんに撃ち抜かれることです。


15. 少年少女

この動画の一曲目。
照明の話しかしてなくて申し訳ない。
これも照明が良かったんだ。

舞台転換後、”ファンタジア” は解体され、時計塔とメンバーだけが残った。
その状態で何曲か演奏されて、からの『少年少女』。

舞台上のライトが緑や紫に点滅している。
まるでメンバーたちを撃ち抜いているかのような動き。
激しい光の中それぞれの音を奏でる彼らは得も言われぬ姿だった。
ライブハウスの彼らももちろん良い。
しかし、大きい会場とこだわった舞台に立ち、多くの光と観客の目線を浴びながら演奏する姿は格別だった。
本当にかっこよかった。

さらに大きい場で大勢の人にかっこいい彼らを見てほしいという気持ちが膨らんだ。


期待を優に超えてくる集団

彼らのライブを観に行くのは今回で4回目。
今年の4月にZepp Shinjukuで行ったツアーファイナルで、今まで舞台の後ろに張っていた横断幕が大きい画面に大きく映し出された時も興奮で震えていたが、今回のライブもそれに並ぶくらい、いや超えるほどの演奏と演出。

全国ワンマンツアー『輝夜を捜して』Zepp Shinjuku公演(2024年4月7日)

彼らの大切な記念日をこうして楽しむことができてうれしかった。ライブでも言っていたように、8歳になっても9歳になっても、100歳も1000歳も、『クジラ夜の街』をお祝いしたい。
そして欲を言えば、それをもっとたくさんの人と。
大きくなっていく彼らが楽しみで楽しみで仕方がない。

そう思えた時間だった。


セットリスト

  1. 踊ろう命ある限り

  2. ここにいるよ

  3. 風のもくてきち

  4. 失恋喫茶

  5. あばよ大泥棒

  6. BOOGIE MAN RADIO

  7. 裏終電・敵前逃亡同盟

  8. 美女と野獣

  9. 拝啓

  10. 歌姫は海で

  11. 再会の街

  12. ヨエツアルカイハ1番街の時計塔

  13. 夜間飛行

  14. 夜間飛行少年

  15. 少年少女

  16. 時間旅行

  17. 時間旅行少女

  18. ずっとおぼえていてね

  19. Saisei

en 1. 浮遊
     2. ハナガサクラゲ
     3. 祝祭は遠く

※タイトルの画像は『クジラ夜の街』オフィシャルサイトから引用。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?