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笑わずにはいられない(神戸編)

このノンフィクション物語は
大阪にあった某商社に中途転職入社で
情報システム関係の仕事をしていた
中高年4人組が、某商社のごたごたで
再度それぞれ違った道を歩みだした。
その後、メールでお互いの困った事や
ハプニングを連絡していたが
ばらばらの人生を歩みだしてから
5年後ぐらい経ってから
毎年何かのイベントを無理やり作って
オフミーティングを開催するようになった。

そのオフミーティングの中で特筆できる
「神戸観光ツアー」を通して
中途転職入社のハンディをもろともせずに
猛烈からビューティフル時代を
毎日くたくたになってがんばって
遊びと言えばマージャンとゴルフしか
知らない団塊の世代が
一緒に仕事をしていた時以上に
昔の仲間と人生を謳歌している
実話である。

話を始める前に
四人衆のプロフィールをご紹介します。

☆和名[白髪の老人]:
*****=====*****
本名「ドスケビッチ・オナゴスキー」は
宮本武蔵の背後霊を軽々と背負って
辛い物と甘い物どちらでもこいの
二糖流免許皆伝の剣客。
みんなと一緒に仕事をしていた時は
営業系情報システムの開発担当。
現在は某食品会社に転籍後
早期退職して高齢者フリーター。

☆和名[伊藤大明神]:
*****=====*****
本名「ダジャレノスキッチ・コマンタレブー」は
佐々木小次郎の背後霊を背負って
腰を痛めてしまった物干し竿売り。
みんなと一緒に仕事をしていた時は
営業系システムの開発担当。
現在は関連会社の役員さん。

☆和名[家裁之介]:
*****=====*****
本名「ジ・ダンダンアッカ・イタイコマッタ~レ」は
ボラギノールでおなじみの
自称・天藤製薬の専属テスター。
みんなと一緒に仕事をしていた時は
管理系情報システムの開発担当。
現在は関連会社の経理関係システムを担当。

☆和名[涼貴特派員]:
*****=====*****
改名前「シングルスキー・ナンデモユックリッチ」
改名後「パパラッチ・イソ・ウロウロ」は
今回のツアーの専属カメラマン。
みんなと一緒に仕事をしていた時は
情報システムの運用管理担当者。
現在は中高年フリーター。

それでは「神戸観光ツアー」を通して
関西のおっちゃんの
おもしろさを味わっていただいて
現代のギスギスした
交換神経を逆なでするような空気を
一笑していただけたら幸いです。

☆☆☆『神戸観光ツアー』☆☆☆

今回の【某商社OB会】の発端メールは
[白髪の老人]のこんな発信メールから始まった。

+ まいど、そろそろ【某商社OB会】考えないと。
+ 5月21日(土)に神戸の南京町で
+ 昼食なんかいかがですか?
+ みなさんのご都合メール待ってます。

このメールに[伊藤大明神]から速達の返信有り。

+ 天候よければ、弁当持参で
+ 布引の滝あたりまでのぼってもいいですよ。
+ ほかにも、三宮から新神戸駅を経由して
+ いろいろとハイキングコースがありますが
+ よければ案内しまっせ。
+ 行く先によっては服装もかわりますから。
+ 南京町ならチャイナ服、山なら燕尾服
+ メリケン波止場なら海水パンツに浮き袋と
+ いったところですかね。(笑)

幹事としてはこの迷案をいただくことになり

+ 開催日 :5月21日(土)
+ 集合時間:午前11時
+ 集合場所:阪急三宮東口の改札口をでたところ
+ 《スケジュール》
+ 【晴れ】三宮~(徒歩)~新神戸~
+  (ケーブル)~布引ハーブ園~(徒歩で下山)~
+  「アジアンデイズ北野坂店」にて飲茶~解散
+ 【雨】 三宮(ROUND1)にてボーリング~
+  「アジアンデイズ北野坂店」にて飲茶~解散
+ 【晴れ、雨】とも、時間があってシャベリッチしたい場合は
+  「西村コーヒー店」にてシャベリング。

で例会としようとしたところ
またまた[涼貴特派員]から新情報を入手。

+ [涼貴特派員]です、こんばんは。21日OKです。
+ ところで、2000円でこんなチケットも
+ ありますけどどうですか?
+ <神戸夢風船クルーズチケット>
+ では、また。

この情報のチケット情報を検討してみると
上手く利用すれば結構メリット有り。
よって、急遽左記のように
スケジュールの変更を全員に通知。

+ タイトル: 【5月某商社OB会】の変更通知
+ まいど、実行日は5月21日(土)で変更無し。
+ 内容を変更したくメールします。
+ <神戸夢風船&クルーズチケット:2000円>で
+ 1日まるまる神戸満喫に変更。
+ この情報は[涼貴特派員]より入手
+ クルーズ船の時間が未調査なので
+ コース順を確定できませんが
+ 基本は左記のようにしたいと思います。

+ 阪急三宮東口の改札をでたところに午前10時集合。
+ 時間を1時間早めていま~す!
+ 神戸地下鉄で新神戸~ロープウェイ~ハーブ園~
+ ロープウェイ~「北野(飲茶)」~港クルーズ~解散
+ これだったら雨でもOKと思います
+ また、当日チケットを買うので
+ 雨だったら購入止められるしね。
+ 以降は、チケットの元を取り戻す元気のある方は
+ 神戸地下鉄2系統を三宮~西神中央往復や
+ 別のクルーズ船で港見学再挑戦。
+ 疲れたら「蛸の壷」のたこやきや
+ お好み焼きを食べて元気回復。
+ 安くあげるならコンビニでおにぎり購入したり
+ プロゴルファーみたいにバナナ持参。
+ ジャズなんかが好きな方は
+ 午後6時以降なら「ソネ」でジャズライブを聞くなんてね。
+ しかし、おっさんばかりでジャズライブは無いか?

いよいよ5月21日の当日、天気はバッチリ晴天。
そろそろ家を出発しようとしている時に
愛器のドコモMOVA(古いですね)に電話あり。
未登録の電話番号なので
出るのをどうしようかと番号をみたら
神戸の市外局番(078)なので出てみると
[清水の次郎長 ※1]からだ。
「森の石松とのコラボレーションの仕事が入っちゃったので
残念ながら行けません」とのこと。
「義理と人情」のお仕事なのでしかたないですね。

※1 和名「清水の次郎長」
*****=====*****
本名「バイク&ヨ~メ&ムスメダイスキー」は
【某商社OB会】七人衆の一人。
みんなと一緒に仕事していた時は
管理系情報システムの開発担当。
現在は大型バイク&大型車免許保有の特権で
某自動車学校の事務担当とスポット教官。

このやり取り後[白髪の老人]は
関西の山奥から愛しい妻(?)の運転による
グリーンメタリックのミニで下界に降りて
悪い意味で有名になってしまったJR西日本
《2005年JR福知山線脱線事故》
を活用して集合場所の三宮へ。
当然ですが4両目以降に乗車。
そうそう、JR西日本の普通電車の
大阪寄り3両目は女性専用車両。
いつも問題になるのは「おかまさん」は乗れるのでしょうかね?
[白髪の老人]はちょっと早く着いてしまったので
ボケ~ッと阪急三宮東口の改札口を出たところで
犬が「待て!」の命令を言われたようにお待ち状態。
そうこうしていると、後ろから肩をトントンとたたかれ
ドキッとして振り向くと[伊藤大明神]が笑顔でたっていた。
「アレッ!、[家裁之助]は?」
「たしか、同じ車両で先に降りたんだけどなあ」ときょろきょろ。
そうこうしていると、[家裁之助]が
「すっきり爽やか律子さん」状態でやってきた。
その顔を見るなり[伊藤大明神]が
「このタイム差は“大”のほうだね?」
と[家裁之助]に問い掛けると
「大当たり!!!」と即答。
「しかし、何で[伊藤大明神]が“大”を知っているの?」と
[家裁之助]は小首をかしげて
“コロンビアレコードの犬”状態。
「何でもお見通しの[伊藤大明神]でんがな」
と鼻高々50センチ状態。
一般的には、これを天狗状態と申します。
そうこうしていると、【某商社OB会】と契約している
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]と改名した
[涼貴特派員]がやってきた。
[白髪の老人]の独り言。
あれ~![家裁之助]が先だったかな?
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]が先だったかな?
“エエトシ”なのでこの作品を作ろうとした時には
うろ覚え状態。トホホ」
「まあ、どっちが先でも大差なし。
まてよ、ひょっとしたら[伊藤大明神]より前に
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]が先だったかな???
そろそろ引退しますわ」

さ~て、全員がそろったので
<神戸夢風船・クルーズチケット>を購入するために
神戸市営地下鉄の定期券売り場におもむいた。
しっかり者の[パパラッチ・イソ・ウロウロ]は
自宅からJR兵庫駅までは1~2分で行けるのですが
近くの市営地下鉄の駅まで歩いていって
そこでチケットを購入して有効活用を既に実施していた。
(200円のリード)
よって、残る3人分のチケットを購入して
いよいよ珍道中の開始となる。

今回の【某商社OB会】の主題を
*****=====*****
「関西人として恥じないような行動を行う」とした。
この“関西人としての恥じない行動”とは
【如何に金銭的にメリットをだすか】ということです。
*****=====*****

この主題を実践することになって
いろんな話題をメンバーみんなが提供。
「つれづれ日記」の筆者としては大助かりでした。

チケットを入手したので先ずは新神戸に向かうこととした。
ここでも、一応[伊藤大明神]が
「まあ、ケチも良いけど健康のために新神戸まで歩こうか?」と
関西人としては不心得と思われるような発言有り。
しかし、目は「これは牽制球でっせ」とサインを送っている。
みんなは心得たもので「ハイハイ」と言いながら
[伊藤大明神]ともども
スタスタと市営地下鉄の改札口に向かっている。
やっぱし、10年以上付き合っていると
“アンアンノンノン”ではなくて
“あ・うん”の呼吸で行動してますわ。

当然、ホームに降りるのはエスカレーターを活用。
階段を使うなんてもってのほか状態。
地下鉄が軽~く満員状態で入線してきたが
ここは神戸の中心地である【三宮】。
ほとんどの人が降りたので1駅ではあるけれど
元を取る発想から全員シートに着席。
ほんの2~3分で新神戸駅に到着。
当然、1階上の改札口に行くのに
エスカレーターをお行儀良く並んで上っていった。

改札口は2箇所有り。
さて、どちらの方にでたらよいのか?
当然[白髪の老人]は神戸っ子なので
土地勘があるはずなのに
土地勘以上に方向音痴なので
ここは[パパラッチ・イソ・ウロウロ]にまかせることにした。
他の2人も同じ考えのようで
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]の後をぞろぞろ付いていっている。
英国でのパパラッチは獲物を追っかけるのが本業ですが
我々のパパラッチは単純なパパラッチではなく
(パパのところに居候してうろうろしている浮世離れ人)
から命名しておりますのでうろうろは得意中の得意。
やはり、うろうろの鼻センサーは敏感で
きっちりロープウェイ側の改札口に迷うことなく到着。
(全員200円回収)

ここから、ロープウェイ乗り場までは
電気的昇降設備が見当たらず
自前のグリコーゲンを燃料とする無意識昇降設備
(一般的には足と表記される場合がある)で
重力に逆らって高度差約30メートルを登り切った。 
(ちょっと大げさでしたかね)
ロープウェイの入り口でお姉ちゃんの勧誘あり。
何かのカード会社の勧誘だったと思いますが
今思い出せるのはお姉ちゃんのジャンパー姿だけです。
残念ながら[パパラッチ・イソ・ウロウロ]と
[白髪の老人]の好みではなかったのかは不明ですが
お姉ちゃんの写真はありません。
しかし、身内の写真はバッチリあります。
(影の声)ちょっとは読者の事を考えて
オナゴを写しとかんと
アカン・アカンの「赤ちゃん本舗」でっせ。
(そら、すんません)

無事に高度差約30メートルを無事に登りきって
ロープウェイの改札口に到着。
チケットカードを出すと
何とチケットの封筒に判子をつく方法だ。
一人でこのチケットを購入して使い方を読んでいなかったら
ひょっとしたら封筒なんか捨てていた鴨南蛮。
今回は【某商社OB会】の若手NO1である
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]の
事前レクチャーがあったので全員無事に通過。

ここからはスキー場にあるような
6人乗りゴンドラに乗り込んでハーブ園に出発。
おそらく、このゴンドラはスキー場用に設計されたものを
使用していると思われるのでエアコンは無し。
京都編でも使用したサンテレビの
甲子園の宣伝マン(オマリー)流の
“甲子園には駐車場がありまへん。
甲子園には阪神電車が一番や!”をもじって
“ゴンドラにはエアコンはありまへん。
ハーブ園には春秋が一番や!”
ってとこかな?
エアコンは無いけど扇風機が付いていました。
早速、初物食いの[伊藤大明神]が
扇風機を回して遊んでいる。
それを見ていた[パパラッチ・イソ・ウロウロ]が
となりのスイッチを動かすと
小さな明り取り用のランプが点灯。
ちょっとでも元を取るために
扇風機とランプ点灯のまま行くことに
自然と4人の意見が合致。
神戸市も関西人のおっさん相手だと大変ですね。

中継点では、3本のホース状のジャバラから
ゴンドラ内を冷やすための「冷風噴出し装置」が
備えられています。
こんな風景を見ると真夏のゴンドラは
避けた方が無難かも。
“やっぱし、ゴンドラが一番や!”
といつまで言えるかな?
ゴンドラの中からは、眼下に“布引の滝”や
神戸の中心地“三宮”地区が広がります。
東西に長く南北は短く
海からすぐに山となる神戸の良さが
こんな景色を創っている。
いや~!神戸っていいですね。
しかし、小生の日記にこのような
まともな文は似合わないですね。
そうこうしているうちにゴンドラは
ハーブ園に無事に到着。
この時点で(全員500円回収)。

「時間もあるので、このまま乗ってもう1周したら
1000円追加回収OK」と思って
みんなに言おうとしたら、
きっちり“乗車のまま下ることはできません”
の看板が目に飛び込んできた。
みんなに言わなくてよかった。
関西人の考えることは似たり寄ったりなんですね。
前のゴンドラから乗客が降りた後
係員が扇風機のスイッチを切っている
作業風景を見て[伊藤大明神]は
ちゃんと扇風機のスイッチを切るとともに
明かりのスイッチも切ってから下車。
さすが、人格形成ができてます???

ゴンドラから降りたところは広場になっていて
北側には時計台付きの
おしゃれなハーブ園の建物がある。
南側はゴンドラから見えた神戸市内が
ハーブ園の温室とともに広がっている。
観光している人がエトランゼだったら
日本ってことを忘れそうな雰囲気です。
そうそう、ここでハーブ園の入園券を
クルーズチケットの封筒を見せてゲット。
この入園券はここから少し下った
“グラスハウス”のある有料ゾーンで必要です。
(全員200円回収)

先ずは“展望レストハウス”や“森のホール”を見学。
写真を撮るのを忘れたのですが
いろんな香りを嗅ぐことができるような場所あり。
ただし、嗅覚の悪い[白髪の老人]は
あまりわからなかった。
しかしカレー粉のにおいと思われるものはバッチリOK。
においのみで勝負するものは駄目だけど
食べ物と関係する場合はOKみたいです。

“展望レストハウス”“森のホール”
の見学を終えたので
これからゴンドラの中間駅である
「風の丘駅」までの間に設定されている
“グラスハウス”や“香りの庭園”を見学。
後で紹介しますが
“風の丘”では[パパラッチ・イソ・ウロウロ]
が用意してくれたテニスボールで
一汗かいて童心に戻った。
“展望レストハウス”から
“北ゲート”に向かって青空のキャンバスに
色とりどりのハーブの絵の具で彩られた中を
ぶらぶら散策開始。
この後、“北ゲート”に到着して
入園券を無人ゲート箱に投入。

無人の“北ゲート”を通過して
右手に“見本園”とよばれる
ハーブ畑に植えられているいろんなハーブを
楽しみながら“グラスハウス”に到着。
“グラスハウス”前のベンチでは
来場記念のハイ・ポーズでパシャ。
記念写真を撮り終えて“グラスハウス”を出発。
“ラベンダー園”を過ぎて
重力のおもむくままに“滝のレスト”まで散策。
[白髪の老人]と[伊藤大明神]は
“林の小径”を選択。
[家裁之助]はメインの石畳を選択。
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]は
2組の報道写真?を撮るために
2ルートを行ったり来たりの大奮闘。
やっぱ、若いってことはうらやましい。
そうこうしながら“滝のレスト”に
全員迷うことなく無事に到着。
(影の声)たった200~300メートルぐらいで迷うか!

“滝のレスト”で休憩中[伊藤大明神]がこっそり水分補給。
なんとトイレで。
それを[パパラッチ・イソ・ウロウロ]がバッチリ激写。
さすが、いつも被写体の行動をウォッチ。
“滝のレスト”で小休止後
“風の丘”に向かって出発。
途中で鳥の鄙が道端でダウン状態。
写真撮影後触ろうとすると
ばたついて側溝を滑り落ちてしまった。
ごめんなさい。

“風の丘”は2段になった芝生広場。
さすがに事前調査が完璧な
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]が
テニスボールを2個持参。
これで会員の若者ぶりっこDNAにスイッチが入って
キャッチボール開始。
しかし、気持ちは若いのですが
40肩・50肩の年代の会員では
ちょっと離れると届かない。トホホ。
その様子をきっちり激写されたけど
久しぶりのキャッチボールでかいた汗は気持ちよかったです。
“風の丘”で久しぶりの一汗をかいて気分爽快。

息が整ったところで南ゲートまで下る。
そこで[伊藤大明神]の目に
ある物の看板が飛び込んできた。
それはソフトクリームの看板だった。
“風の丘”で一汗かいたところだったので
辛抱できず買ってしまった。
このソフトクリームを食べ終わったところで
下山するために“風の丘駅”に入る。
そこで「単純に下山するのはもったいないね。
もう一度“布引ハーブ園駅”まで上ってから降りようか」
との意見がまとまり
1往復半を実践。(全員1500円回収)
結局、2往復ロープウェイ(ゴンドラ)に乗って
ハーブ園の見学を終了。

これからは、本日のメインイベントの
飲茶食べ放題に出発!
当然、新神戸~三宮間は市営地下鉄を使用。
(全員200円回収)
飲茶食べ放題の店“アジアンデイズ”に無事到着。
場所は三宮駅から約10分ぐらい
北に上がった所にあり。
店の前で予定通り“飲茶食べ放題”にするか
“セットメニュー”にするか迷ったけれど
やはり当初の予定通り“飲茶食べ放題”に決定。
さ~て、90分のバトル開始。
さっそく、席についてウェイトレスさんに
“飲茶食べ放題”を注文。
そして、飲み物や内容を関西のおばさん風に
ごちゃごちゃ聞き出すと
ウェイトレスさんは
「当店の飲茶食べ放題は初めてですか?
それでは、ご説明させていただきます」
と整然と説明しだした。
基本2セットの後はメニュー2ページ分を
個単位に何個でもオーダーOKとのこと。
デザートは、杏仁豆腐とマンゴープリンを何個でもOK。
また、ソフトドリンクは何杯でもOK。
それ以外は別料金で90分バトル開始。
体質的にアルコールがだめな
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]以外は
今回の主旨に反してビールを注文してしまった。
スタートタイムは12時32分。
レジ精算タイムは14時00分。
この88分間に全員がベルトの穴2個分ぐらいを
目いっぱい食べて飲んだ。
写真をとっていないことを終わりがけに
気づいたぐらいに食べることに専念。
よって、写真は2枚しかありません。
制限時間90分のうち88分使うなんて
立派立派のリンパ腺。
うろ覚えですが飲茶は全品食べた。
食べた個数は不明。
杏仁豆腐やマンゴープリンは2個/人以上は食べた。
ソフトドリンクも3杯/人ぐらいは飲んだ。
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]と[白髪の老人]は
最後にコーヒーまで飲み干した。
コーヒーをたのむ前に[伊藤大明神]がウェイトレスさんに
「我々は食べた方かな?」と聞いたら
「そうですね、みなさんの年齢のグループとしては
食べられた方ですね。
きっちり元は取ってられると思いますよ」
と笑顔で返答。
よかった、今回の主旨は達成しているかも。
精算結果は[パパラッチ・イソ・ウロウロ]は1245円
他の3人はビールを飲んだので1565円でした。
飲茶とドリンクでO型になったお腹を揺さぶりながら
次なるイベントに出発。

「三宮」から「みなと元町」まで市営地下鉄で移動。
(全員200円回収)
「みなと元町」から中央突堤まで歩いていく途中で
ハーブ園で食べたソフトクリームがお腹を冷やしたのか
[伊藤大明神]のトイレ所望スイッチON。
あわててトイレに突撃。
そうなこんな状態で何とか中央突堤に到着。
さて、5種類のボートクルーズから
どれを選ぶかを思案したのですが
今回の主旨である
【如何に金銭的にメリットをだすか】
を思い出して
一番高価なコンチェルトを選択。
(全員1800円回収)
コンチェルトは結構人気が高くこの日も一杯の状態。
何とか乗船券を手に入れて順番に並んで乗船。
ティークルーズの方は船内のラウンジで
クルージングできますが
乗船券のみの我々はオープンデッキのみOK。
この日は晴天なので暑~い!
ドラが鳴るまでの出発前のひと時は
暑くてもテーブルとイスを確保するため
がんばってお日様と勝負。
ドラが鳴り響いて出船。
船の向きが変わったので日陰になったとたん
[伊藤大明神]は深~い眠りの世界へワープ。
その間にコンチェルトは造船所のわきをすり抜けて
神戸港をでていった。
[伊藤大明神]の世界はどんな世界だったのでしょうかね?
[家裁之助]と[白髪の老人]も
日陰を選んでクルージングをエンジョイ中。
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]は特派員の血が騒いで
写真を撮りまくっています。
まあ、そのおかげで我々は好きなスタイルで
のびのびさせてもらっています。
ありがと・サンガリヤ、あんたもガンバリヤ。
みんな好きな方法でエンジョイしていると
明石海峡大橋が見えてきた。
この情報を聞きつけて[伊藤大明神]も
うつらうつらの世界から現実の世界に無事帰還。
写真を見る限り完全に戻りきれていない模様。
よって、駄洒落もでなかったと記憶しています。
須磨の沖でUターンしたコンチェルトは
約90分で神戸港に帰還。

(ご参考)
 プラス1200円で「ティータイムクルーズ」が楽しめます。
 彼女とのデートとか雨の日のクルージングにはいいと思いますよ。

無事に
“人工鉄板床板式液体表面張力利用海上浮遊物体”
から開放されて
神が創った大地に足をつけてやれやれ。
修学旅行や社員慰安旅行を思い出して
コンチェルトの看板の前でパシャ。
コンチェルトのクルージングを楽しんだ後
阪神淡路大震災の復興を記念してセットされている
オリックスの選手や阪神タイガースの選手の
サインプレートを見ながら
神戸海洋博物館(タイムズメリケン)へ向かう。
サインプレートの中でひときわ黒ずんでいたのは
やっぱし「イチロー」選手のプレートでした。
神戸海洋博物館(タイムズメリケン)では
今回のチケットの特権である
コーヒーのサービスをゲットして
オープンカフェスタイルで夕方のひとときをエンジョイ。
(全員300円回収)
オープンカフェの向かいでは野外ステージがあり
ヤングバンドががんばっていました。

ここで[家裁之助]とわかれることにした。
何分にも[家裁之助]は
大惨事のあったJR西日本宝塚線を
メインルートとしているところに住んでいて
代替の阪急電車に乗るので
早めに帰ることになりました。

残った3人は当初の主題を達成するため
イベントの残りの神戸ポートタワーに登ることにした。
高所恐怖症の[白髪の老人]も
今回の主目的を実践するため
エレベーターの真中よりに立って
恐怖の所要時間50秒を我慢。
やっと展望台に到着。
([家裁之助]以外は、600円回収)

さてさて、これでチケットの全項目を制覇。
これで帰ってもいいのですが
呼び込みのすごい“ロイヤルプリンセス”での港めぐりにも
トライすることに決定。
 ([家裁之助]以外は、1000円回収)
我々が乗った船は神戸大橋をくぐってくれる
ちょっとお得なコースでした。
この船の呼び込みは
すごいバイタリティのおばちゃん。
われわれが乗ると決まった時には
ニコニコして乗船チケットを用意しかけた。
しかし、われわれがクルーズチケットのお客
とわかった瞬間ガックリ。
しかし、あのおばちゃんがいる限り
“神戸ベイクルーズ”は永遠に不滅な会社と思います。
最敬礼!
それでは“ロイヤルクルーズ”で神戸港クルーズを再現。
出航まで船内ロビーでくつろぐ3人。
出航してしばらくロビーでいたけれど
ガラス越しでの風景はやっぱしもうひとつ。
ちょっと肌寒くなってきていましたが
思い切ってデッキにでて港めぐりを堪能。

これで今回の<神戸夢風船&クルーズチケット>
を使用した【某商社OB5月会】は終了。
この後は付録です。
さてさて、どんな付録がついているのでしょうか?
中央突堤から元町商店街経由で
三宮へ帰ることに決定。
帰りの途中でまたまた[伊藤大明神]がトイレタイム。
[白髪の老人]も連れ○○。
そこを、京都寮編と同じように
[パパラッチ・イソ・ウロウロ]に激写されてしまった。
そして、元町商店街をブラブラ三宮の方に歩いていると
ちょっと興味のあるお店を発見。
[白髪の老人]はダイエットのために
話題の「ガジュツ」を購入。
次に[伊藤大明神]は本高砂屋でお土産を購入。
その後は三宮のジョーシン電気で
閉店の午後8時まで居て解散!
お疲れ様でした。

こんな私的なたわごと本を読んでいただいて
ありがとうございました。
団塊の世代と準団塊の世代の関西のおっさんは
みんなこんなんではありませんが
表面上は元気もりもりで
寂しさなんか無縁と思われる
一面があるかと思えば
時には人恋しさで無性に同胞と一緒に居て
なんだかんだとダベリングしたくなる
一面を持ち合わしているところは
関西のおっちゃんの特徴のひとつ?と思います。
今回の話はちょっと人恋しくなった
4人の関西のおっちゃんが
そのわびしさを4人の個性豊かな性格で
払拭したある日の実話です。
機会があれば、次なるハプニングを集めて
「笑わずにはいられない」を
みなさんに披露できれば幸せです。

(参考)
この「神戸観光ツアー」は2005年5月なので
金額は現在と異なるかもしれません。

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