霧雨

霧雨が降る街で
どこまで歩こうか どこで止まろうか
体の表層が固まってゆく 地面のように固まってゆく

身体の奥へ 心の隅へ
全てを流してくれるとおもってたのに
まとわりつくのはほんのちょっとのしずく
それでも1人が心地いいのかい

霧雨が降る街で
君が歩いた 僕より少し速く
こんな雨だから 見つけてしまったよ
こんな雨だから 届いてしまいそう

身体の奥へ 心の隅へ
すべてを流してくれると思ってたのに
まとわりつくのはほんのちょっとのしずく
涙も出ないな
まとわりつくのはほんのちょっとしずく
それでも1人が心地いいのかい

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