飛行機とカワウとヌートリア
高校時代の親友と一緒にランチ。
本当に何十年ぶりかに「つかしん」へ行ってみた。
「確か、真ん中に小川が流れてたよ」「そうだったっけ?」などなど言いながら、親友の運転する車で向かうと、外観に全然記憶がないものの、東館と西館の間に小川があって(これ、人工の川なのかしら、どうなのかな)土手の桜がだいぶ桜吹雪状態になっていた。
私自身は確か学生?だったっけ? まだ付き合い始めた彼氏(夫)と、新しくできたんだって~なんて言いながら訪れた「つかしん」、そんな桜並木なんてなかったような??
台湾飲茶の店に行くと、私の被ってたタイガースの帽子(甲子園開幕戦記念らしく、ジョーシンが全員に配ってた)を認めて、店のお兄さんが「あ、甲子園行ってこられましたか? 村上くん勝ちましたね」と声をかけてくれた。
こ~ゆ~とこ、関西大好き!!
お兄さんもライトスタンドに行ってたんだって。
で、「今日も行きますよ」と。・・・・私も私も!!となんか盛り上がってしまった!!
ああ、やっぱり、関西では、こ~ゆ~の当たり前やねん!!
出屋敷駅の近くのホテルを予約してて、そこまで送ってもらいがてら、思いついて「ここから近いと思うねんけど・・」と親友にお願いして、千里川土手へ。
NHKのドキュメント72時間でも取り上げられたことがある、真正面から飛行機が着陸する、超低空の姿を見ることができる「有名なポイント」だ。
ど平日の昼間・・・というのが幸いして、とても空いていた。
名物のおばちゃん(確か・・・イキスギさん? だったっけ?? 管制の無線を聞いていて、次、どの飛行機が来るのか教えてくれる)・・・は、おらんかった・・・けど、おっちゃんが「こっちよりあっちの方がええで」とか教えてくれた。
平日の真昼間でもひっきりなしに飛行機が着陸していく・・・
ジャンボジェット機だったり、小型のプロペラ機だったり、大型のエアバスだったり・・・
さすが伊丹空港、とにかく離発着がひっきりなし。
離陸は六甲山の方へ飛ぶので、遠ざかっていくんだけど、着陸する飛行機のすぐ後に離陸する機体がもうすぐそばで待機してる・・・
お正月の羽田空港の衝突事故の映像がちょっと瞼をよぎった・・・
これだけ大きな機体同士があんまり間をおかずに・・・ってのもすごいよなぁ。
朝夕のラッシュアワーだと上空で旋回して順番待ちする機影が、夫の実家からも見えるぐらいだ。
真正面から着陸体制に入っていく飛行機の姿を見ながらあれこれおしゃべり・・・
ふと、目の下の川・・・小さな細い川だけど、そこに見慣れぬ鳥が潜って魚を追いかけてる姿が目に入った・・・カモじゃない、明らかにクチバシの形が違うし、体型も違うし、何より真っ黒な鳥。これ、カワウだった・・スマホを構える間もなく、あっという間に視界から遠ざかる。
戻ってこないか~と川をチラチラみていたら、今度は、なんか妙な細長く見えるものが川を泳いでる・・・あれ? 鼻が見える・・・それに、尻尾も・・・明らかに四つ足・・・
さっき、「最近、この辺、ヌートリアがおるねん」って教えてもらったばかりだ。
これまた、せっかくのシャッターチャンス!だったけど、構えてる間にスイスイ泳いで視界から消えちゃった・・・
息子たちが小さかった頃・・・金沢に住んで3年ぐらい?かな?
一度「小松空港に飛行機を見にいくか」と・・・ドライブがてら行ってみたことがあった。
私と夫にしたら「伊丹空港に飛行機見にいくか」ぐらいの気軽~なアイデアだった。
日曜日の昼間・・・全然、飛行機が飛び立たない、着陸してこない。
確か、2回ぐらいトライしたけど、2回とも実機ず~っと池上に留置されてて・・・
1時間の間に片手?ぐらいの本数しかなさそう・・・って雰囲気だった。
伊丹空港を見慣れていた夫と私は、拍子抜けしてしまって・・・・たしか、帰りに自衛隊のジェット機が飛んでるのを見られて、それでなんとか溜飲を下げた・・・みたいな記憶があり、いまだに夫婦の語種になってる・・「ほんまに飛んでないんや」って。
千里川土手で5分も待たずに次々と飛行機がやってくるのを見ていて、当時のことを鮮明に思い出した。
ほんと、飽きずにずっと見ていられる・・・
あんな大きな機体なのに、着陸するときも、離陸する時も、外から見ていると「ふわっと」いう感じで浮力を目で見て感じられる。機内にいるときは結構衝撃あったりするのにね。
やはり飛行機って美しい。
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