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奥能登芸術祭2023 ひとり旅−1:すずアートバス


11月6〜8日、2泊3日で珠洲市で開催されている奥能登芸術祭2023、コンプリートしてきました〜!!

今回は、芸術祭が企画した「すずアートバスを応援しよう・クラウドファンディング」に参加したので、「すずアートバス4コース」を使ってのアート巡り旅でした。
実はどこかで1コースぐらい、レンタサイクルで回ってみようか・・・ともチラッと思ってはいたんですが・・・天気予報を調べると「う〜〜ん?」という・・・丸一日雨っていうことはないけど、丸一日快晴っていう日は望めない」という状況だったので、アートバス利用となりました。
平日なのに、どのバスも満席状態・・・週間天気予報が出てから、バスの予約をしたんですけど、もしギリギリまで待ってたらやばかった・・・

また、芸術祭も3回目、今回は民宿利用、そして連泊というパターン。
民宿は、私てきには心配事があって、それは個室にトイレがついてなくて・・・ということ。夜、ちょっとトイレが近い私には不安材料でした。
でも、あらかじめ言ったわけでもないのに、私のお部屋の隣がトイレという(笑)お部屋割りで、ほっとしました〜(苦笑)
お食事おいしかったし、座敷に正座という「お食事所」も、最初は「あ、正座〜、どうしよう、できるかな」と思ったんですが、日頃のリハビリが効いてて、ちゃんと正座ができて立てたので、ああ、私の痛い足もだいぶ良くなってきたんだなぁと実感したり・・・でした。

さて、すずアートバス
全部を回れるという魅力は、マイカーが使えない、足がない、方向音痴・・・の私にとっては、その場所へ連れて行ってくれるという点、そして地元のガイドさんが、プラスアルファ的にいろいろお話ししてくださるという点、そして珠洲から金沢までの高速バスの時間に間に合うように合わせてある・・・という点、とてもありがたかったです。今後も奥能登芸術祭が続いていく限り、「すずアートバス」は平日もしっかり運行できるよう、応援したいですし、関係者には切にお願いしたい!!
その上で、ちょっと気づいたこと、ここはこれからに生かしてほしいこと、ここはこれから改善して欲しいこと・・・

まず、コース編成
前回も?だったのかな・・・「岬めぐり」「歴史探訪」「内灘堪能」「里山里海」という名称がついていたんだけど・・・
もっとシンプルに「地区ごと」にして欲しい気がしました。
さらに・・・これはやっぱり仕方がないことなんだろうけど、鑑賞時間がとても短い・・・これは先程のコース編成と絡めて、地区ごとにもう少し固めてくれると、作品鑑賞に割り当てられる時間がもう少し余裕が出てくるんじゃないのかなぁ。

作品によっては、オリエンテーリングみたいなハイキングコースがある。
また、さわひらきさんの作品のように、映像が始まる時間が決まっていたり、する。スズ・シアター・ミュージアム・・・ランチ食べてみたかった・・・
という、時間のかかる作品について・・・これはとっても難しい、ないもの巡りかもしれないんだけど、1コース新設して、そのかわり、3つだけに絞って、そのかわり1つあたりの鑑賞時間を30分とる・・・というのはいかがでしょうかね〜

ガイドさんについて・・・皆さん、とても親切でしかも5月に起きた大きな地震を体験されている珠洲の方だし、ご自身の体験や前職を生かされての各人それぞれに自分の言葉で語られる言葉はやっぱり温かいですね。立て板に水・・・でなくても、「ん〜、勉強不足かなぁ?」とか思っても、それでも、聞いていて温かい気持ちになる。優しい気持ちで満たされる感じ、さらに、バスツアーではどうしても昼間のことで、見ることができない、味わうことが難しい「奥能登の夜の祭」や「祭事」、「しきたり」、集落の個性などは、そこで暮らしている人の肉声でなければ、伝わらないと思うんです。
 一方で、これはどうしてもついて回ることだと思うんですが、多言語の問題・・・中国の方、台湾の方がバスツアーの中にいらっしゃいました。あらかじめ説明はされているとは思うし、ご本人も翻訳機とかポケトークとか利用されていて、十分楽しんでられたとは思うんだけど、これからの課題かな。

私は4コース利用して、4人のガイドさん、それぞれ個性が違うので楽しかったですね。
初日の午後のコースでは、自らも地震の被災者とおっしゃってましたが、声がとても通る方で、優しいけど凛としてられました。この方が見つけてくださり、私たちも遠目でしたが、田んぼに飛来してきてるコハクチョウの小さな群れを見ることができました。
 翌日の午前のコースでは、外浦の豪快な波や強風の中、歩くのも大変な中、お客さんの中にいらした、結構、話が長くてちょっと難しいかな?って方とのお相手も上手にこなしてられた。これは若いガイドさんだったら難しかっただろうと思いましたね。
 午後のコースの方は、祭りの時の歌を結構披露してくださり、元・市の職員だったとおっしゃってましたが、とにかくしっかりしてられて「あなたに付いていけば間違いない」という安心感がありました。声も張りがあって聞き惚れてしまいました。
  最終日の午前、このガイドさん、確か前回の芸術祭の時もこの方のバスに乗ったと思います。とにかく博識で作品についてはとてもよくご存知の方でした。「すずシアター」では映像の鑑賞時間があり、さらに、午前コースは、ちゃんと時間通りに着かないと、金沢行きの特急バスの時間がある・・・という結構プレッシャーのかかるコースだと思う。丁寧でしたし、台湾からの方に配慮されながら、一方で「話の長い」お客さんとの相手も丁寧にされてました。

今回の奥能登芸術祭2023では、前回にも使われた屋敷に違う作品が展示されているという場面がいくつかあって、前回の作品の記憶が残ってます。
最終日の午前のコースでは、ガイドさんが前回もされてると気づいたのが、この「この屋敷では以前にこんな展示がされていました」と言われたとき・・・あっ!!と思って、この方のバスに乗ったことを思い出したわけです。たまたま、私のスマホに前回の作品の写真が残っていて、バスの皆さんに見せてもいいですか?ってガイドさんに言われて、皆さんにシェアして楽しんでいただいたのも、うれしかったな。

クラウドファンディングさせていただいたので、これからも、ずっと、見守っていきたいですし、すずアートバスを利用したいと思ってます。

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