アダルト版ハルサメとナッツ11

ハルサメとナッツ11 反地はで出いけ?
2023/09/09校正更新

毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写を多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪
なお現実と烈しく乖離している部分が多いですよ。

『ハルサメもだんだん宇宙航行に慣れてきたよな』

突然ナッツに言われててれている私こと、波瑠沙芽(はるさとみ)
私の属性は人類、いわば人間などではなく淫魔と呼ばれる、まあ最下層のエロスに特化した悪魔である。
世の中の人間たち男女のエッチな行為やすけべな夢想などから快楽や愛液、精液などの甘い果実を横取り、いや、少しずつ分けてもらいながら棲息しているというとても強欲な、じゃないつましい悪魔だ。
ちなみに私の人間形態での見た目は一応人間のジポン戸籍上は中学1年生12才でありながら身長140cm未満Bカップというお子ちゃま体質である。
肩にかかる程度の春雨のような透き通った白髪が特徴でこれも私のニックネーム『ハルサメ』の由来になっている。
だが私自身自慢すべきものがひとつだけある、桃色に輝き、男たちの松茸にとってはとろけ落ちるように柔らかな黄金のマンゴーだ。ただし私が怒り狂った時はその海綿体をぶった斬れるほど硬くなって締め付けることもある。

そんなこと言われても私には宇宙航空学の知識なんて皆無だし、推進力で言ったら咲の方が遥かに上だと思う。

彼女のフルネームは岡浜咲、私たちは咲と呼んでいる。
彼女のスペックは見た目身長160cmくらい体重不明なものの、やや細めな割に胸の発育は良くGカップ以上ウエストのくびれやマンゴーの完熟度もナッツに引けを取らず男を狂わせるタイプと言えよう。
肩にかかるくらいのきつめにウェイブがかかった茶髪が特徴で大きな目の大部分を占めてる眼球は純白な中に緑色の瞳が美しい。
地球を出発した時は当たり前だけど中学1年生の1学期初め頃で12才だったが既に地球時間で6ヶ月は過ぎているがので7月始め頃生まれの彼女はもう13才のはずだ。それよりも問題なのは彼女が育った家庭環境。
母親は火星からやってきた女性クローンのひとりであるのだが表向きは崖理事長の養女と発表されていたが事実上の愛人関係だったりする。
本質的には子種を作る前提で理事長が退化した火星人女性の死球では子作りができなかった為に理事長のもうひとつの顔である宗教法人の教祖背ある地位を利用して自分の信者だった少女の騙して、子宮を『呪われた先祖が原因による癌腫瘍』と信じ込ませてその火星人女に移植させて孕ませてしまった。
しかし当然養女を孕ませたとあっては世間体が悪い。それを誤魔化すために一社員に過ぎなかった浜岡を彼女の結婚相手に選び、薬物を使い彼女を犯させて後に咲となる女児を孕ませてしまった、と思い込ませた。
その後理事長や母親の策略もあり5才の時点で表向きは実父だった浜岡に強姦されてその後も7才と9才の時に母親の再婚相手である暴力を伴う強姦を受け人格を歪めれれる。
その後妖魔に騙されて契約を結び教師や男子生徒を手球に取り操るがその際にクラスメイトの女子生徒や女性教師を数十人は巻き込ん制犯罪被害者にしたと思われる。ちなみにその妖魔は私が始末したよ。
ごつん![ウソをつくな、実際に処分したのはこの私、淫魔執行官、星紫亜]
はいはい、後がつっかえているので後でね。

『おいおい、ハルサメよ、【地球を離れ、6ヶ月】なんてバカ言っちゃいけない、まだ地球を出てからひと月くらいしか経っていないよ?誰かさんがガンガン光に近い速度で飛ばすからシールドがいつ破れるかどうかわからなくてヒヤヒヤものだったよ』
そう言って私と咲を強く抱きしめたのは私の悪友、じゃない親友のナッツこと夏野明美、彼女も咲ちゃんと同じく中学1年生だが誕生日が確か3月だった気がするので既に地球を旅立った時は12才だった気がする。

はい、その私の悪友、じゃない親友のナッツこと夏野明美、彼女も咲ちゃんと同じく中学1年生だが誕生日が確か3月だった気がするだから今年いっぱいは12才のままだろう。
彼女に関してはスペック詐欺と言っても過言じゃないと思う。
時々蒼色が濃くなる黒髪のロングストレートヘアには違いがないのだがその長さは胸元あたりから腰まで自由自在に変えられる。
顔はどこかおっとりとした母性を感じさせるおっとり系美少女だが時折り妖艶な美女に変わり、男を誘惑の眼差しで見つめる。
身長はデフォルトで165cmであるものの実際には145~175cmまで自在に変えられるらしい。戸籍上は12才の現時点では中学1年生ということになっているが脱ぐとやばいタイプで私はてっきりDカップ程度と予想していたが実際にはHカップ以上はあるらしくて、くびれたウエスト以上にピンク色に完熟したとても柔らかいマンゴーとさっき言った通り時折見せる妖艶な美貌、それらは12才とは思えない大人の色香を遺憾なく発揮してそれを見た男どもを性欲のアリ地獄に引きずり込むだろう。まず彼女にロックオンされたらペッティングから始まって己の松茸くんを彼女のワレメちゃんの中で眠っている妖艶な膣穴(ちつあな)ちゃんに深く挿し込んで激しく腰を振り出して、彼女の子宮ちゃんの中に己の精液(semen)を大量に何度も何度も何度も解き放っていることだろう。
しかしそれでも私を始め他の誰もが【彼女が妊娠をした】と言う話も噂も聞いた試しがない。どっかのエロ漫画家AVみたいに一晩で産んでしまうのだろうか?実に謎だ。

彼女のニックネーム、ナッツは彼女の口がナッツ類しか受け付けられないことにある、ピーナッツ、マカデミアナッツ、ジャイアントコーンなど、とにかくその手の食い物しか受け付けない。
彼女は7大欲求に関する悪魔らしいが私なんかよりもはるかに長いキャリアを持つ長寿な高等悪魔であるらしい。少なくとも一つの恒星系文明が生まれてから滅亡するまでを見とってきたらしい。

さて、後回しにされた私、ハルサメはもちろん、あだ名だ。ちなみに私の人間形態での見た目は一応戸籍上は中学1年生12才でありながら身長140cm未満Bカップというお子ちゃま体質である。ちなみに誕生日はナッツよりも2ヶ月早い1月の29日ということになっている、え?それはもう聞いたって?ええやん!大事なことだから2度言いましたって事で。
私は超大手電気機器関連グループの理事長と火星からやって妖魔に心身を支配されていた女性クローンの間にできた受精卵を詩織に無理矢理強制的に借り腹として利用して産まされた子だった。
しかも詩織自身にも秘密があって本来の詩織さんは中学3年生の時に東北地方を襲った地震で発生した津波に飲み込まれて命を落としていた。
そこにたまたま居合わせた火星からやって来た女性クローンも同様に津波に飲み込まれて死にかけていたがその女性クローンに契約していた妖魔がなんの気まぐれかその死にかけていた詩織と、もう1人何処の馬の骨かわからない異星人と契約を交わして生き返ったらしい。
その時、津波に流されて重傷を負い子宮や腎臓を失った同学年の少女と奇妙な約束を交わして親友となった。その彼女こそが今私が養女として養ってもらっている幸恵さんだ。
ちなみに幸恵さんと聡さんの間には1学年年下の義弟である健太くんがいる。
彼は幸恵さんから卵子を提供してもらい、彼女の夫である波瑠聡さんから精子をいただき人工授精をして詩織自身の子宮を借り腹にして産んでいるのである意味本当の姉弟と言えるかも知れない。

名前は波瑠沙芽と書いてはるさとみと読む。
肩にかかる程度の春雨のような透き通った白髪が特徴でこれも私のニックネーム【ハルサメ】の由来になっている。そのほかに自慢になるような容姿は備えてはいない。
だが私自身自慢すべきものがひとつだけある、桃色に輝き、男たちの松茸にとってはとろけ落ちるように柔らかな黄金のマンゴーだ。

さて、追加でもう1人、いや3人ほどいる。
ひとりは咲の父親の浮気相手、いや、正確には一方的に淫媚薬で意識を混濁させられて下垂体の性的な判断を狂わさせられて手篭めにされのだからまあ被害者であり加害者でしょう。元々は火星人で連れ合いは事故で亡くしていた。
地球での偽名は風間亜希を名乗っていたがそれが彼女自身に災いを招くとは本人も知るよしもなかった。一時は咲の父と同じ会社の違う部署に配属されていたのだが理事長の愛人になるように当時咲に取り憑いていた妖魔に操られかけたが彼女自身と契約を交わしていた妖魔がそれを跳ね除けて拒んだため事実上解雇に等しい愛知の子会社に1ヶ月後の転属が決められていた。
しかしその数日後、火星で暴動が起き全ての核融合炉は暴走を始め彼ら、本星にいた火星人は全員死滅して妖魔のみが超弩級妖魔として大勢生き残ってしまうという最悪の事態となった。いや、本当は火星人が滅んだ時点で妖魔も消滅していた筈らしいのだったが?その辺は謎だらけだ。

そんな時に妻の浮気や自分の部所での待遇で自暴自棄になっていた咲の父親は彼もまた火星人であり同郷の彼女に目をつけていたが彼女、風間亜希の妖魔がショックで弱っていた事を感じ取り長期出張を命じられたうっぷんバラシに薬物を使い彼女を陵辱して孕ませてしまう。もちろん出血も多かったが彼はその時撮った動画をネタに関係の続行を迫った。
しかし、そんな関係がしばらく続いたある日、火星人の風間亜紀は体調を悪化させて倒れて救急車でとある病院に運ばれて妊娠が発覚してしまう。

さてここでふたり、彼女が運ばれた病院はどう見ても異星人しか患者がいない奇妙な病院だった。
そこで彼女は院長である葉類智恵院長に宣告される、「火星人の退化した子宮では子供が中で圧死するか子宮が破裂するかのどっちかだよ」とそして彼女が決断した時目の前に自分と同姓同名を持ったポニーテールの少女が現れた。
そして彼女は宣言をする今の妖魔との契約を解除して自分、彼女自身の正体でもある淫魔と契約をするそれがお腹の中の胎芽を預かる条件だった。
そして火星人の風間亜希はそれを二つ返事で了承した。

それから9年後、今、私の前にはふたりの少女がポニテ女と一緒に立っている。
いやその2人もポニーテールなんだけど違うのは髪の毛の色と背丈はふたりともに140cm前後だったがひとりが金髪で高めの位置で縛ったポニテを解けば腰までありそうなされサラサラのストレートヘア、黒目の美少女、元はあまり美人とはいえない尖り気味のアゴに歯を組み込んだ、咲の家庭教師を1年ほどやっていた咲の父親の性的暴行の被害者でもある火星人の風間亜希、咲の記憶に残っていたその面影は全くない、名前は波瑠真希、彼女の容姿はどう見ても8才前後だった。
そしてもうひとりは真希の娘である波瑠花和、髪型は真希と同様に解けば腰までありそうなストレートヘアだが金髪ではなく銀髪、加えて瞳の色が緑がかっていた。私たちよりも4才近く年下だそうだ。小学4年生だそうだ。
彼女達の始祖は大昔に彼女達の大富豪が誘拐や怪しげな宗教団体の信者が産んだ美少女を養女として引き取ったとのことだが、
もちろん信者に対する洗脳がかけられてのことだからこれもほぼ誘拐に等しい。
今は双子の帰国子女としてむさし小学校に通っているとのこと。

おっといけない、またしてもスター、じゃなかった、星紫亜さんの存在を忘れていたよ、水星生まれの水星育ち、半導体生物が進化し過ぎちゃった末に中二病をこじらせてA級淫魔処刑執行人になったと言う実体を持たない化け物だ。
見た目は15~16才くらいの発育の良い娘、結構な美少女と言いたいが赤い癖毛のたぬき顔、あう!

[こら、お主あたしをまるで〇〇の魔女のヒロインみたいな容姿みたいな言い方をしたであろう。]

ここで少し私達が地球に帰還する前の海藻を、じゃない回想を語らせてもらおうと思う。

木星の衛星レダを出発してから3日くらいしか経っていないと聞いた。

『あー、もう大気圏突入角度とか調整するのめんどいから90度で突っ込んでいい?』
ナッツは突然に無責任に言いだしたが本当に、無責任が過ぎやしないか?
『それにスピードを殺さないと途中で燃え尽きて死んじゃいます』
と咲、ほら見ろSFの『え』の字も知らなくてもそれくらいの知識は持ってはいるんだよ。
と私。だけどついうっかりと『君は何処に堕ちたい?』とどっかで聞いたようなセリフを聞かされてつ私も『新宿』と答えてしまってからじゃ後悔しても、もう遅い。
『じゃあノーブレーキのアクセル全開で行くねえ』
とナッツが言った。
「なんじゃそりゃあ!隕石ならぬ淫石じゃねえか!」
叫んだ時はすでに手遅れ。落下速度は加速し続けて新宿周辺どころか関東地方全体が巨大な火球に飲み込まれてしまう様子を想像しながら私は意識を失っていた。

ここは何処だろう、もしかしたら病院のベッドかなあ。
白い部屋、心電図、とか血圧、心拍計なんかを兼ねたモニター、他には何もないや。
いや、テレビはあるぞ、リモコンもあるみたいだし、スイッチでも入れてみっか。
おー、映った映った。
なんか巨大なクレーターが映っているなぁ、しかもまだ中が燃えているところがほとんどあるっぽい。
「キャスター、上田さん、ヘリコプターで見た限りどんな状況ですか?」
「はい、あまりの熱量とそれによる乱気流のためにこれ以上近づけません、がまさに見ての通り巨大でエッチな穴がぽっかり、淫(みだら)に穴が空いて、まさにまさに、性欲の蟻地獄(ありじごく)がぽっかりあいて関東痴呆はどこにいってしまったんだ春売って感じですね」
そう言ってからキャスターは突然危ない替え歌を歌い出した。
『処女膜の膣をつらぬぅいてえ子宮を撃った陰茎はぁ、我ら幼き少女にぃ孕んでくれと射精した』
いや、狂っているよ、やばいよ!その替え歌は!ヘリのキャスターさん。
テレビに全裸の若い男女のキャスターが大きなガラスのテーブルの上で合体しながら腰を振って息を荒げながら突然にこっちを見て「現場から中出しでした、もう一度言います昨夜東京都に隕石らしきものが落下、巨大な火球に包まれて天に昇ったと思われて火災は一晩中全てのものを燃やし尽くしたと思われます」
「いやぁん、石畑さん途中でやめちゃダメェ、不倫は文化なんでしょ?」
「さらに不可解な現象ですが東京都周辺の関東地方では突然ムラムラが止まらなくなった老若男女たちが突然、ところ構わず全裸になってセックスを始め出したと言う」
私はテレビを切って天井を見上げた。あーこれは私への罰なんだ。
東京都23区はほとんどクレーターに飲み込まれて拡散した妖魔と淫魔のエネルギーが周辺の人たちにムラムラエネルギーを拡散させて、でも、えへ、でへ、えへ、美味しいなあ、もっともっとバッコンバッコンやちゃテェ。

「もう、こう言う人、迷惑なんですよね?わかります?突然にハチ公前に奇妙な直径3メートルほどのクレーターができたと思ったらその中心にセーラー服姿で出現して何故か突然に自分のスカート捲り上げて、なんでかは知りませんけどパンツ履いてなくって、たぬき娘のぬいぐるみ抱きしめながら自分の割れ目に指2本入れてオナニー始めちゃって、新手のロリ属性の薬中ですか?」
若い警察官のいかにも困惑した声が聞こえてきた。
「すみませーん、連れのものが迷惑をかけちゃったみたいで」
何故か同じセーラー服の学生さんが心配そうに駆け寄って来た。なんか見覚えがあるぞ。
確か夏野明美とか言う名前のストレートの髪の毛を胸まで伸ばした女の子、おや?彼女の後にもうひとり、全裸の女の子がいる、きつめにカールのかかった肩までの茶髪の緑がかった瞳の可愛い美少女。
「ぐへへ、ぐへへ、ぐへへへへ」
私は思わず変な笑いが止まらなくなっていた、こう言う現象をランナーズハイって言うのかなぁ。
私はそんなことを考えながら自分の完熟マンゴーに入れた指をさする行為を止めることができなくなっていた。
「おい、マジでやばい人だよこの人まだ小学生のくせして酒飲んで自慰行為に耽って、セーラー服のコスプレして、警察病院放り込んだ方が良くないですか?」
さっきのさっきの若い警官が困惑した声で言っているような気がした。大事なことだから2回言いました、ってか?
でもいいもん、私今とっても気持ちがいいし、ぐへへ、ぐへへへへ。
「それに君たち、もう君たちのような若い学生さんたちが出歩いていい時間じゃないよ」
真面目に年配の警察官が心配を始めていた。
「しかし黒髪の女の子の影に隠れている茶髪の君、なんで全裸なの?説明して欲しいんだけど」
年配の警察官に言われた裸の娘は急に泣き出していた。
「ご、ごめんなさい、私、そのたぬきのぬいぐるみ抱いている女の子に・・・」
路面に突然、いや彼女たちの足元にだけ大量の雨が繰り出したぞ。
「私突然その人に服を脱がされて、ヒック、ヒック、強姦されちゃったんですぅ」
そう確かに言われた気がした、ちょっと待て、なんで私がか弱い女の子をレイプしなくちゃいけないんだ。
「わ、私はそんなことは決して、でも確かに彼女の豊満な胸をはぐはぐしてチュパチュパしたけど強姦なんて・・・したかも?気、記憶にございません」
どっかの国会議員みたいな言い訳を始めた私はすっかり錯乱状態に陥っていた。そして私の両手首には冷たい手錠がかけられていた。

「うわー」
私が跳ね起き上がったそこはどうやら病院のベッドの上だった。
で、なんでか知らないけど同じベッドの上、私の足元にはデザインは少し違うがセーラー服を着たポニテの女の子があぐらをかいて座っていた。
背は私よりも若干低めで小学生が無理してセーラー服を着ている感じだったが。妙に彼女の股の間にチラ見えするスカートの中が気になっていた。
「気になるか?」
彼女は笑いながら言うので私も思わず首を縦に振ってしまった。
「ジャーン」
彼女は自分のスカートの股間部分を持ち上げた。私と同じでパンツ履いていない、しかしその股間にあったのは完熟マンゴーではなく1本10万円以上はしそうな立派な松茸、じゃなかった〇〇ポが生えていた。
私が目をぱちくちしていると彼女はもうスカートを開いた股の間に落として、それは見えなくなっていた。
「おぅ、もう一回見たいか?」
彼女は言うので思わず首を縦に振ってしまった。
「ジャーン」
彼女は再びスカートを持ち上げた。
しかしそこにあったのは先ほどの立派な松茸ではなくて私と同じ毛の生えていない完熟マンゴーだった。
私は安心して思わず彼女の股間に自分の頭を押し付けてすりすりしてしまった。と同時に全身に激痛が走った。
「おいおい、無茶すんなや、そんなん性転換くらいあたいとおなじ淫魔なら朝メシ前だろうに」
彼女の言葉に私は『へ?』と答えてしまった。彼女も私と同じ淫魔なのか?
「あーそれにしてもあのクレーターどう責任取ろうか?東京都民1000万人の命を奪っておいて、淫魔の資格剥奪ものだよな、いやいや、それよりも12才の少女を強姦した罪の方が大罪か?」
私はすっかりパニックに陥っていた。
「何言ってるのあんた?」
呆れたって顔して突然にきかれたので私は今までの咲に出会ってから地球への無謀な垂直ノーブレーキ大気圏突入までの話をした。
「あはは、何なんだよそのパニック映画とAV動画みたいな設定はよ」
そのポニテ女は私を指差して大声で笑い出した。
「現実はあんたの今の姿だよ」
彼女にそう言われて改めて自分の姿を見て思わず叫んでしまった。
「何じゃこりゃぁ、包帯グルグル巻きじゃないか!」
私の身体はほぼ全身包帯でぐるぐる巻きにされていた。
「突入時のあんたの体重はどれくらいあったかは知らないけど無意識にかけたブレーキで体重の大半をエネルギーに変換しちゃって、まあ現実の被害はあの某少年向け格闘アニメの〇〇チャくらいだよ」
私はよくネットのSNSなどで自虐ネタで挙げられるあのアニメのイキった後の自爆画像を思い出していた。
「それに咲だっけ?その娘の服もあんたが電撃で燃やしちゃったんだろー、仕方がないよぉ~」彼女はそう言ってからしばらく考え込んで私に言った。
「あ、心配するなあとのふたりはオメーが堕ちた後こっそり出て来て素っ裸の奴がとんでもないこと言い出したがな、でもなんでオメーはたぬき娘のぬいぐるみを抱きしめて大声で喘ぎながらながらオナニーしていたんだ?あの赤髪癖毛の裸の娘っ子はオメーに強姦されたって言っていたし、もうひとりの黒髪ストレートはなんかふらふらして真っ青な顔していたし、もしかしてオメー、ふたりとも大気圏再突入の時にやっちまったか?」
ポニテの女は笑いながら言った。
「駐在所から『小学生の女児が女子高生をふたりレイプしたから身柄確保に来てくれ』って電話して来たときは『マジか?』って思ったよ」
「確か赤髪のフルネームは岡浜咲だったよね、だったらあたいとは無関係じゃないな」
そう言うと彼女は他人のベッドのナースコールボタンを勝手に押していた。
でも咲の髪の色が赤髪に見えるなんてこのポニテも色彩感覚がおかしくないか?と一瞬だけど思った。
「ナンスカー、野暮用なら切りますよー」
いかにも無愛想極まりない看護師の返事が来た。
「おっかぁがいたら例のふたりと一緒ににちょっとたぬき娘のぬいぐるみ抱いていた女の子の部屋に来てもらえるように伝えて」
「あー、万年中二病の亜希かぁ、また入院患者の病室でイケメン誘惑して自分のマンゴーで直接精液を吸い取っていらっしゃるのですね、あいにくと院長は今留守なんで私が今すぐに連れて行きますよ」
待つこと30分くらい経っていた。この病院はよほど時間にルーズベルトなようだ。私はその間に目の前であぐらをかいて私の身体を覗き込んでいるポニテ痴女、じゃない淫魔に包帯越しに謎の見えない手で完熟マンゴーをイジられていた。
「アンタさぁ、自分がいくら淫魔だからって身体に負担かけすぎだよ」
そう言うと途端に私の完熟マンゴーからアナを通って胎から卵のできる部屋までのあたりまでがが急激に熱くなって私は思わず喘ぎ声を出してしまっていた。自分の息が荒々しくなって視界が虚になってゆく。
「おまえ、ハルサメに何をした!」
怒鳴るナッツの姿がぼんやりと視界に入った。しかし心配してくれるのはありがたいがそんなに両腕で強く私を抱きしめないでくれ、全身の骨がまたボキボキ逝って折れまくってしまったよ。
「心外だねぇ、波瑠くんが複数の妖魔に火星の衛星軌道上で犯されまくった部分の修復をしていただけだよ?」
そんな自覚は自分にはなかった。確かに2匹は口とそこで相手をした気ではいたけど。
「よかった」と咲、何故君がそんなに涙ぐんでいるの?
「アンタさぁ、自分が栄養不足で自分の友人がどんな状態になっていたか気が付かなかったわけ?」
ポニテ淫魔はそう言いながらナッツを睨みつけていた。
「はい、夏野明美さん、まずはあなたはこれを摂取するべきです」
目の前に突然に現れたナース服を着た小学生生にもなっていないと思われる幼女がナッツに手渡したものは500gは入っていそうなミックスナッツの入った缶だった。
「実際に君が2匹の妖魔に手こずっている間にこの無鉄砲なクソガキ淫魔は無意識のうちに500匹の妖魔を相手にして戦っていたんだからね、しかも1匹ずつ」
しかし彼女はどうやってそれを知ったのだろうか?
「あれ?咲から聞いていないの?あたいそんときに咲の中にいて彼女と契約をしていた妖魔に宣戦布告したの、彼女も聞いていたはずなんだけど」
「あ、そうでした、実は妖魔が淫魔と違うところは男女の性行為によるさまざまな感情エネルギーだけでなくどんなエネルギーでも貪欲に吸収できると私を支配していた妖魔が自慢していました」
と今更思い出したかのように咲は言った。

「まあ自己紹介しとくとあたいの名は風間亜希、一応色々な事情があって淫魔はある年齢から成長できないことになっている、まああたいの場合は毎年容姿とか顔を変えて別人になりすましているから問題ないけど、ハルサメは淫魔ではあるけどその肉体が地球人じゃないからこれからどうなるのかわからないね、木星の衛星レダでの暴走があの程度で済んだのもあんたが仮胎として育った詩織の胎内環境があまりにも特殊だったといういのもあるんだけど、アンタは毎日のように少しずつ詩織の胎内で遺伝子情報が書き換えられていたんだけど特に決定的だったのがあんたの本当の父親である〇〇電気グループの理事長の精子があんたの母親を犯して受精させた時の受精卵に色々と問題があったんだ」
いや、突然にそんなことを言われても、と言うのが正直な感想だった。
「あんたらの頭ん中にあるように火星から宇宙船に乗って女性クローンに契約を結んだまま憑依してやって来た妖魔はわかっているだけでも65体、しかし事故などで本体である女性クローンを失い消失した妖魔が10体、だけど先々月に不幸な直下型の大地震による巨大な活断層のずれで起きた原子力発電所の事故によって、大量に発生した強力な放射線エネルギーで復活して防護服を着て救助に当たっていた男2人女3人の作業員に憑依して契約を結んだと思われるのがいるみたいなんだけど55体の内の約30体が既に国家権力者や電力会社、原子力規制委員会の男性と関係を持って67人の子供を産んでいる」
私は一見このあばずれ風の女でもまともに喋る時があるんだなと思いながら聞いていたので肝心な部分を聞き逃していた。
「そんなかにあんたら咲と今通っている中学の1年生にして生徒会長の座に着いた生徒会長真田虫くんだっけ?そしてあんた、ハルサメがいるわけだけど3人ともに超弩級と言っていいくらいの妖魔が取り憑いていた。いや正確には咲の中にいた奴はあんたらナッツとハルサメ、そして星紫亜が何とか消滅させたわけなんだけどそのとんでもないレベルの化け物になった奴があと2体、一つは真田忠広とハルサメの中にいるけど何故かハルサメの中のそいつは絶賛休眠中という」
そう言いながら亜希は髪の毛を引っかいたがそんなに乱暴にするとせっかくキレイにまとめたポニテが崩れるからと言おうとした私の頭がフリーズしていた。

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(妖魔)女性クローンーーーーーーーーーー地球人、火星人男性
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    (咲、春雨)女子   男子(真田、生徒会長) 
        (超妖魔) (超妖魔)
(子宮が発達妊娠出産が可能) (精液と溶剤射出が可能)
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相手は     超弩級妖魔爆誕   相手は
関係なく    (肉体なしで     関係なく
生まれた子は     存在しうる)  生まれた子は
(全て肉体なしで    +      (全て肉体なしで
 存在しうる) 超妖魔憑きの 存在しうる)
超弩級妖魔爆誕   超人類     超弩級妖魔爆誕
   + +
 超妖魔憑の             超妖魔憑の
  超人類               超人類
 

※ただし、超弩級妖魔がフルスペックで生きていくためにはある程度の放射線量が必要、不足すれば少しずつではあるがやがては消滅、しかし放射性物質の多くが半減期が非常に長期にわたるためチェルノブイリ級の事故でも数千年はほぼフルスペックで生存活動可能、彼らは善とは限らずむしろ悪であることが多い。

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「多分こんな感じじゃねーのかって思っていたところに咲と初対面となったけど正直ビビったぜ、よくもまあ、あんたらあんな化け物を倒せたな」
ポニテの女はそう言って一瞬だけど微笑んでくれたと思ったら急にしかめっつらになった。
「おい、あたいには亜希って名前があんだよ、いつまでも『ポニテ女』呼ばわりするんじゃねぇ」
もしかして人が考えていることが読めるのだろうか?
「あんときはしばらく睨み合いが続いたんだけど急にあいつが折れやがってなんでだ?って思っていたらアレと、まあその家庭教師をしていた女と契約していた妖魔が意外と強かったと言うだけのことだったんだけどな」

「まず、その元家庭教師を呼ぼうか」
亜希はそう言ってまた他人のベッドのナースコールボタンを勝手に押した。
「また亜希さんですね、院長はまだ帰って来ていませんが」
そう返事が来たときは既にさっきの幼女ナースが入り口で睨みを効かせていた。さっきは気が付かなかったが少し内巻きの濃い栗色の髪を肩まで伸ばし、黒い大きな瞳の、意外と美少女じゃない、美幼女だった。
「言われなくても連れて来ましたよ」
彼女の後ろにはふたりの少女が立っていた。
ひとりは咲にとって懐かしい人物であったはずなのだが顔と名札の名前が一致しなかった。
中身はあの時には咲が忌々しく思っていた家庭教師だった。
姿形は変われど会えばすぐにわかるってやつらしい。
咲にとって彼女は自分と母の人生を狂わせたひとりだと自分に取り憑いていた妖魔に思わせられていた節があった。
彼女を家庭教師に選んだのは復讐心があったからかもしれない。
でも当時咲の中に棲みつき自在に操っていた妖魔はもういない。

「警戒しなくていいよ、もう咲の中にはあの恐ろしい妖魔は棲んでいない」
亜希のその一言に安心したのかその少女は前に出て来た。
「よろしく、波瑠真希です」
続いてもうひとり、銀髪の娘は「娘の波瑠花和です」とだけ言って引っ込んでしまった。
2人とも同じくらいの歳にしか見えないが「波瑠真希?」
彼女は確かにそう言った。しかし咲の記憶の中に残っていた父の浮気相手は確か「風間亜希だったはず」と思わず咲は口にしてしまっていた。
しかしその名前のままでは咲の母親のジェラシーを掻き立てる不安があった。そして何よりも。
「あたいとドーセイドーメイだったんだよね、だから名前を変更してもらう必要があったんだけど、咲が彼女をドラッグレイプに誘い込んだのも、〇〇電気グループの理事長に目をつけられてしまっていたのも私と同姓同名だったと言う不幸が重なってしまったことも関わっていたんだ」
亜希はそう言うと家庭教師を手招きすると幼女ナースの後ろからふたりの美少女が前に出て来てはっきりと姿を見せてくれた。
向かって左が金髪のポニーテール、かなり高い位置でしばっているにもかかわらず、しっぽのボリュームはいちばん太いところで肩幅くらいあって、長さは肩どころか胸よりも下まであった。多分解けば腰まで達する長さがあるかもしれない。
目も波の地球人よりは少し大きめで青い瞳が特徴的だ。もう1人は髪の毛が銀髪で緑がかった瞳の美少女だった。
「えーと、勘違いしてもらっちゃ困るんだけどさ、これが本来の彼女の姿なんだよ、彼女に取り憑いて契約を結んでいた妖魔が記憶していた、彼女の先祖、3000火星年ほど前に、つまり、火星の大気が荒廃を始めて、地上に原子力発電所が次々と建てられて放射能汚染が進み、地下深くにシェルターが次々と建設された頃、火星全体を巻き込む何度目かの世界大戦が勃発して核爆弾や粒子砲衛星からの攻撃によって火星の大地は荒れて、大気のほとんどは重力圏からも吹っ飛ばされて今の殆ど希薄な大気しか残っていない惑星になってしまったんだよ」
亜希はそう言いながら左手のひらを頭上にかざすと1枚天井いっぱいに拡がる大きさの空中立体映像が浮かび上がった。広がる青い海それの上をすごい早さで飛び抜けると広大な未来とし、ではなく古風な街、さらに進んでゆくとしては近代的な街並みになり、やがては高度な立体感のある未来都市へと移って行った。
それは途中から工場が立ち並ぶプラントに変化して、荒れた大地を開拓する作業工事機器がでこぼこな大地を平らにならしていた。
さらに奥に進むと地球でいうシャベルやブルドーザー、のような機械が青々とした山の森を切り崩して、山を崩していたその先には我々のよく知る深緑の山々やその谷間を流れる川、その川が広くなるにつれて山もなだらかになりふたたび深い青い海に出た。
空をさまざまな鳥が飛び、それを眺めながら私たちはその青い海の中に飛び込んでいた。
キラキラと輝きながら泳ぐ魚たちの魚群、そして海底には珊瑚礁によく似たものやカニやタコ、いかによく似た生き物が見えたと思ったら風景は殺風景な今の火星探査船から送られてくる荒廃した地表によく似たそれに変わっていた。
しかしそれはよく見るとそれら探査船の映像とは決定的に異なりドロドロに溶けた金属や岩石に包まれた地表がかつての文明が核戦争でたどった末路を示していた。
妖魔が自分達の能力で探索船内の電子演算回路を操りそれらの映像やデーターを改ざんしていた。

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「彼ら一部の火星人は地下深くに建造していた8箇所ほどあったために、300火星年間、酸素や水、食料などが確保できていたシェルターで生き延びることができた、しかも幸運なことにある程度は自活できるように太陽光がなくても育つ食用の植物や地中深くでも生きられる食用出来る動物のDNAを持った単細胞をいくつか確保していた、筈だった」
亜希が左手を下ろすとその立体映像は消えて、次に彼女は右手のひらを上に掲げた。
地下の施設の中の様子が映し出されている、SF映画などでよく見る宇宙船の中やシェルターの中のような風景だ。
長い通路、その中をふたりの男性が歩いてゆき行き止まりの壁に突き当たる。私たちはそんな彼らを後ろから見ていた。
右側の男が左手を前に差し出してその壁に触れるとその壁は消えた。その先は左右に巨大な透明ガラス状の筒が無数に並ぶ先が見えない程広くて長く天井も高い円筒状の部屋だった。
そのガラス状の筒の太さは両手を左右に伸ばした以上、高さは彼らの身長の2倍以上はあっただろうか?
その中は少し青みがかった液体で満たされていてその中をさまざまな生き物が浮いていた。
さっき海の中で見た生き物によく似たそれらや、私たちがよく知っている豚や子牛、山羊によく似た生き物などが数匹ずつ並んでいた。そしてしばらくさまざまな動物や植物を眺めている最中に女性の声がした。おそらくはこの視線の主の声だろう。
「ねえ、こんなにたくさんの食糧にできそうなクローン作成用の単細胞が取り出せそうな単体があるのにどうしてどれひとつとして使い物にならないの?」
彼女は前にふたりに問いかけた。
左の年老いた男が振り返って言った。
「ああ、どれもどこの単細胞を切り出して培養したとしてもまともに育たないんだ、戦争で起きた強力な放射線の影響かもしれないしそれ以外の別の理由かもしれない、ただこれらの単細胞は分裂を繰り返していく段階でその成長速度の暴走が止まらなくなってやがては自己崩壊をしてドロドロとした液体に変わってしまう、それだけの話だ」
そういうとその男は再び前を向いて歩き始めていた。やがて部屋の奥に近づくと左に人間の少年が、右に少女が裸で対のチューブの中で300体程浮いていた。
「まさか、これも食用なんて言う気じゃないでしょうね」
さげずみが感じられる女性の息苦しげな声がした、
右側の男性が振り返って慌てて訂正をした。それほどは若くは見えなかったが左側の男性よりは若そうに見えた。
「いや、これはあくまでも種の保存用としてだから、食糧にする気なんてさらさらないよ」
「不愉快ですよ」
女背が言うと右側の男性はさらに続けた。
「もちろん生きているわけじゃない、死んでもいないが脳死しているか、もしくはどこかに障害を持っているかわからない状態さ、ただ、ここには男女300対、ここから行く聖地を中心として他の方角10方向合わせて3000対、他の8カ所あるシェルターを合わせると24000対の男女が培養液漬けになっている、いつでも単細胞クローンを造れるようにね」
「狂っている」
女性が苦々しく吐き捨てるように言うと左の年老いた男は無感情に返した。
「まあそう言われるのは想定内だったけどね、次に君に見せるものはそんな生やさしいものじゃない」
彼はそう言うと突き当たりの壁の左側の壁にはには横長の表示板が上についたテンキーのプッシュキーボードがつけられていた。
「ここ方は正直、僕たちは、特に君のような若くて綺麗な女性には見られたくない光景なんだけど気を悪くしないでくれ」
左側の年老いた男が喋りながらそのプッシュキーボードをゆっくりと確実に13桁の数字を入力すると改めて表示版に映された数字を再確認してEnterきーをおしこんだ。
「いつの時代もえげつない事を考える男がいてね」
若い男は左右にに開くシャッターというには重厚な分厚い壁を見ながら言った。
「君は30年前頃から若くて美しい美少女たちが忽然と拐(さら)われていた事件の話を知っているかい?」
その分厚い壁のさらに奥にはもっと重厚そうな壁が上下に開き始めていた。
「14~5年にわたって何者かに攫(さら)われた少女たちの話ですか?でもあれは都市伝説で本当な話ではないと聞かされましたが」
女性が喋っている間にさらに奥の壁が左右に、今度の壁は最初の壁よりも少し右にずれていたが開き始めていた。
「あの事件は実際に起きていたんだよ、その頃政権を握っていた大物政治家と大富豪層によってね、それらは報道されることもなく親族ごと抹殺されることになったがね」と年老いた男は言った。
完全に分厚い壁三重によって構成された密室の向こうには数えきれないほどのコールドスリープマシンが寝かされていた。
その部屋は高さこそ彼らの身長の5倍程度だった。幅も奥行きもさっきとは比較にならない広さだった。
彼らの身長の2倍はゆうに超える長さと肩幅の4倍を超える幅を持ち、男たちの胸あたりまである大きさだった。一応中は見えるようにはなっていたが女性視線で最初に見たスリープマシンには若くてハンサムな男が入ってお腹の辺りで両手を組み合わせて眠っていた。横のパネルには何やら大量な文字が書き込まれていたようだけど、おそらくは中で眠っている人の個人情報だと思われる。
「いくつくらいスリープマシンが並べられているんですか?」
女性が聞くと左側の年老いた男はしばらく考え込んでから言った。
「こちらから前方向に300列、左右横方向に150列はあるかな?所々一定間隔を置いて透明な柱があるがそこからはしたから電力と冷媒気体上からは万が一の酸素が入り口シャッターが腹かれて閉じてから一定時間のみ供給されるようになっておる、まあ一つのテロ対策だな」
そう言いながら前に進むとわずか10列目で中に入っている人間は若い男から二次性徴を迎えたばかりの頃と思われる少女ばかりとなった。
「なんですか?『カヨ』?『カナ』?『カユ』?『フォボス』?聞き覚えのある名前が」
「昔から怪しげな宗教はいっぱいあった、その中には真剣に数十年後の世界大戦を予言した者もいた、しかし大半は欲にまみれた、いい加減な予言をした、それらの経典に従って造られたのがこの広大な高深度地下シェルターであり35000人を超える美少女コレクションというわけだ」
若い男が言うと怪訝そうに女性は吐き捨てるように言った。
「戻りましょう、ここにいるだけで生理的に気分が悪くなるから」
そういうと彼らは元来た経路を逆戻り始めていた。

その時彼らはそのコールドスリープさせた少女の身体から採取した単細胞をクローン作成に使うハメになるとは思ってもいなかった。
外の他の培養液に浸かっていたサンプルは全て使い物にならなかった。人類のものも含めた単細胞クローンは全て作成早々みんな途中でゲシュタルト崩壊を起こして培養液の中に溶け込んでしまっていた。もしかしたらDNAか転写するさいのRNAかmRNAに問題が生じていたのかもしれない。
それともさまざまな放射性物質、特にトリチウムが人体や染色体に与える影響を過小評価していたのかもしれない。
それはかつての原子力発電所事故でその被害を過小評価してしまった名残りで今回の南九州での巨大地震による大事故で取り返しのつかない数千人を超える尊い命が奪われたのと良く似ていた。(ハルサメとナッツ2と3を参照してください)
エロ親父やお坊ちゃんたちが自分達のわがままで大金を叩いてシェルター内にさらに強い放射線を防ぐさらに頑強なシェルターで自分達好みの人権を無視したエロコレクションを守ろうとした。
それが皮肉にも吉と出ただけのことだ。

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そこで場面は変わり目の前にはベッドの上で女性が裸で横たわっていた。

「本当にいいのか?」と確認するかのような若い男性の声。
「それはこっちのセリフよ、私なんてしょっちゅう保湿クリームを塗っていないとすぐに皮膚が乾涸びてひび割れを起こしちゃう、あなたもそうでしょ?」
女性は深くため息をつくと目を閉じ覚悟を決めたかのように大きく息を吸い込んだ。
地上にいた友人はもちろん、それどころか各国の逝かれた軍拡主義政策によって大都市や核兵器基地を襲った粒子法衛星からの攻撃がそれらを灼き尽くした。
メガトンどころかギガトンクラスの核融合爆弾を弾頭につけたミサイルが大地を飛び交い元海だった窪地に作られていた核融合発電所、とは言っても核反応路のオマケでしか作動できない低レベルなシロモノだったが次々と攻撃の対象となって核融合炉を破壊して近海の海の海水を蒸発させていた。

元々が核融合炉を造り運用するにあたって大量の水か化石燃料などを必要とすることは分かりきっていた。
大体水素は純粋な形でこの星には存在し得なかった。木星や土星などとは惑星自体の造り自体が違っている。石油や天然ガスなど化石燃料から炭素と分離させて重水素に変えて使うか水から酸素と電解させて取り出してそこから重水素を創り出すか?
どちらにしても環境に良くないのは分かりきっていた。
後者は酸素を発生させて貴重な資源だった筈の海水中の水や真水を減らせて行き、前者は二酸化炭素ガスや硫化硫黄ガスを発生させて植物などを枯らせて動物にも影響を与えた。
酸性雨も半ば常識となり核融合はクリーンなエネルギーという嘘も放射線は別としても通じなくなった。
結局は水から水素を取り出す方法しか思いつかずにされらの星の水量は長期に渡り減って行き、海の含有塩濃度も濃くなって行き海中の生き物もほぼ死滅した。
しかしそれにも関わらずこの星の支配層や科学者、富裕層はその自滅に向かっている自分たちの方針を改めようとはしなかった。
そんな中ついに人々同士の責任のなすりつけあい、恨み合いが激化して、とうとう国家同士の争いも激化した。
そしてとうとう全面戦争に突入してしまった。というただそれだけのことだった。

「痛い!」
彼女は小さく叫んだ。男はそうならないように気をつけてゆっくりと挿れたつもりだったが彼女のそこがまだ充分に濡れていなかったことに気がついていなかった。
それが自分のミスだと男は考えたがそれは大きな過ちだった。
彼はまず部屋の湿度計を確認するべきだったかもしれない。
部屋の空気はかなり乾いていた。それによって両者の生殖器はすぐに乾燥してしまい彼女と彼の性器は強く削りあって、特に女性には耐えられない激痛に襲われていた。
この星の権力者はいまだに核融合エネルギーに対する執着を捨てきれずにいたシェルター内の植物はクローンさえ育たずに廃れる(すたれる)一方だった、もしも各国、いや星の住民全体が植物を最初からもっと大事にしていれば事態は変わっていたかもしれない。
しかしこの星の住人は山を切り開き樹木を伐採して貴重な資源、酸素と水の発生源、そして二酸化炭素を削減する植物を蔑(ないがし)ろにしてきた。
色々試行錯誤の結果、ふたりは通常のセックスによる子作りをあきらめざるを得なくなっていた。女性クローンからの卵子採取、それに対して冷凍精子を解凍してそれを人工受精させて出来た受精卵を人工培養器の中で育てる。それが彼らが行き着いた最終的な結論だったのかもしれない。

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「ちょっと待て、それでは歴史が変わってしまう、水不足で人間自体が干からびてしまうのではないのか?」
ナッツが口をさんだ。

「まあ落ち着けや、あっちの人間だってそんなにも馬鹿じゃないだろうよ」
亜希はニヤリと笑ってから続けた。

「水の代替え品を作ったのよ、ヘリウムにちょいと加工をしてね」
亜希が言うとその後を波瑠真希が続けた。
「加工というと語弊があるのですが要するに人工的に水素に戻してしまうわけなんですが副産物も色々ありまして」
そこまでいうと黙り込んでしまっていた。
「要するに妖魔と契約をしてあり得ない核融合に近い状態を特殊な炉の中で起こして得たエネルギーを妖魔が吸い取ってヘリウムから水素に戻してもらうわけなんだけどさ、単純にヘリウムから電子をいっこ奪うと水素になるって言われているけど人間如きには不可能なことでも妖魔が絡むと難なくやってのけちゃうって事なんだよ」
ポニテ亜希はわかったように言っているが本当にわかっていっているのか?、わけないよな。
「ただそれでも核融合炉は事故を起こさないとか核融合炉から発生する放射線は安全であるとする向きはまだ根強く残っていましたがそれはすぐに嘘だとバレました」
真希はそう言うと亜希に耳打ちをした。
亜希は今度は左手を上げるとスクリーンを出現させて水星を映し出した。
「第二惑星はもう人の住める状態でなかったのはわかっていたので第一惑星に目をつけました、恒星というものがどんなものか知るきっかけにもなるだろうとのことで何回か無人機を飛ばしてみましたが、恒星の重力場が意外と強すぎて何度か水星に近づくこともままならず、何機か犠牲にした挙句ここでいうスイングバイという航法を見つけて着陸までこぎつけましたが、いざ友人機を飛ばしてみたら大事故になりました」
「速い話が蒸し焼き状態になったということでしょ?あたしが看取った星系でもそんなこともわからないやつが核融合炉を推進して結局暴走が止まらなくなって大爆発状態になって大惨事を招いたよ、恒星みたいに強大な重力場で核融合の散乱を封じ込めないと核融合が上手く安定させられなくて炉が破裂するとは思ってもいなかったんだろうね、実際に太陽を始めとする恒星は凄まじく巨大な重力場が力づくで抑え込んでいるから安定した核融合が成立している事をあいつらには理解できなかったんだよ、巨大な重力場で作った炉じゃないととてもじゃないけど持たないし、それが壊れたらもう水爆と変わらんって、それさえもわからなかったんだ、あたしは何度も警告したけどまったく理解してもらえなかったよ、神に等しい知能と技術を持ったと錯覚した知性体ほど厄介なものはないよ、ミカエルのやつがいった通りあたしが育てた知的生命体どもの無能さを痛感したね」
ナッツが自嘲気味に言った。

「その重力場の代わりをしていたのが妖魔だったということですか?」
突然、咲が口を挟んだ、もしかしたら咲の中の詩織だったかもしれないが
「私も中性子は炉で吸収されて安心だという説には反対です、百歩譲って中性子は炉を加熱させないとしても核融合自体は巨大な熱量を発生させます、その熱は確実に炉を加熱させて熱膨張で破裂する可能性と危険性の高さは恒星と同列に語れるレベルじゃないはずです」
それを聞いて真希はちょっとだけ残念な表情をした。
「みなさん結構鋭い事を言っていますが少し残念です」
そう言って続けた。
「炉自体の大きさを可変できるようにしたんです、炉の内部構造自体を二重三重にすることによりあえて内部で逃げ道を作って暴走状態になりそうな時にそちらに逃すことでなんとかコントロールすることに成功したんです」
亜希はそれに納得した顔をした。
「なるほど地下にある女性シェルターを襲いパニック状態にすることによってあえてその機能を破壊させることによって暴走しやすくした、そして自分達の妖魔エネルギーを炉内に大量に注入して炉を破壊したと」

「でもよーよく考えたらこの地球に核融合炉なんて呼べるレベルのものはほとんどないじゃん」
亜希は背伸びをしてそう言った。でも果たしてそうだろうか?ふと疑問が頭を横切った。
「確かに核融合炉はまだ実験段階とさえ言えないものしかないよ?でもぶっ壊してしまう前提の核融合炉ならこの星にはうんざりするほどあるんじゃないかな?」と私。
その場にいた全員が顔を見合わせた。
そしてナッツが呟いた。
「水素爆弾か」
確かにそれを全部爆破させればこの地球も火星のような環境にして超弩級妖魔が住みやすい環境に変えることも可能かもしれない。
しかしまだ私の中には釈然としない思いが残っていた。
まだ『水爆より原子力発電所事故の方が効率良くないか?』という疑問だ。
理由は単純だ。水爆は破壊力こそ高く瞬間的な放射線は強い、しかしながら使用されるプルトニウムは起爆剤程度の量で済む。
だけど原子力発電所に使われるウラン二三五やプルトニウムなどは常に強い放射性崩壊を起こし続けている。すぐに危険な致死量を超える放射線出し続けている。
それらを異常なほど大量に使いじっくりと時間をかけて核反応を起こす原子炉の方が実は運行以外の部分で破壊力はあると言える。
制御棒の点検、燃料棒の点検や交換、そしてその使用前燃料棒と使用後燃料棒の管理、長期間に渡り原子炉を冷やす一次冷却水と熱交換器、発電タービンを回すためののに時々冷却水の管理。
それだけでも作業者は常に生命の危険にさらされる。
通常運転でさえこうなのだ。これが冷却配管断裂や、さらに燃料棒の溶解、炉心溶融のような大事故となるともう誰も近付けなくなる。下手な技術後退国(あえてどことは言わないが今世界一原発再稼働に前のめりな国)の技術者が作ったロボットなどその強烈な放射線を浴びさせられるとマトモに作業が出来ないどころか作業場自体に近付けなくなる。それが数十年にわたって深刻な汚染は続いてしまう、某政権と某アイドルが連んで広めていた『食べて応援』などと能天気な事なんて言ってられるような状態でなくなる可能性は高いのよ。

「正直言って、あたしにはどうでも良い事だけどね」

「そんな、冷たすぎやしない?」
と私は聞いた。
するとナッツは冷ややかな目をしてあたしに言った。
「何を寝言言っているの?ここの国は『自己責任』と言う名の国なの!弱者が責任を負わさせられる国なの!」
いや、私は寝ていないしどうしてそんな結論になるのか?聞きたかった。
「こう言った自己責任を主張する国はまず自分たちはその責任を追いたがらない」
私の中に一つのイメージが浮かび上がった。
多少は海が荒れていたとしても汚れや工場排水などは下に沈殿してゆく。
「この国の上層部はそんな海面付近で育った『美味しい魚』を国民から奪い取った高い収入、ひどい時には必要経費、または交際費という名の血税で食べる」
うん確かにそうかもしれない。
「これは例え話だよ、それよりも深い海水はそれよりも少し濁っている、それを網にかけて獲る、それほどは上手くはないが安全に食べられる、では金塊の底引網にかかってくる魚はどうなの?もしかしたら海底にはヘロド状の汚物が沈殿しているかもしれないし実際にこの国では
それに絡んだ公害事件も発生している?」
それからナッツは一息ついてから続けた。
「この国じゃ先回の原子炉溶融事件で発生した汚染水が問題になっている、それをこの国の愚かな政権は海洋放出しようとしている、それはナッツも知っているよね?」
「それは知っている、でもあたしはロッコー浄化装置で浄水済みだから問題ないよって聞いたよ?」
私は答えた、するとポニーテールの空きが深くため息をついた。
「昔、水俣という町の八代海水俣湾周辺でで奇妙な奇病が多発したんだ、原因は全く不明だったよ、でも一つだけ疑われていた事があって近くにあった工場の排水が原因じゃないかと言われていたんだ、当然被害者は水質検査を県や国に求めたらしい、しかし彼らは原因となった部室がどんなものかわからない以上検査をできないと抜かしやがったらしい」
「それは今ネットで検索したところ水銀が原因のようですね?しかし水銀は分離が可能だった筈では?」波瑠真希が疑問を投げかけた

「それが最初から騙す気満々だったんだぉ、でも彼らの命を奪えば解決するような問題じゃないんだぉ」
どこからとなく声が聞こえた。

その時に誰かの思考が私たちの中に流れ込んできた。

工場は9月から、それまで水俣湾に流てたアセトアルデヒド排水を、反対側のプールに送り、カーバイド残さを通して不知火海に流し始めた。排水中の水銀分をカーバイド残さに吸着させて減らし、不知火海で希釈させる計画は頓挫(とんざ)した。

http://www1.odn.ne.jp/~aah07310/sateraito.html
一部引用しました。

母親の胎内で重篤な障害を受けた胎児性患者達が、1962年に認定までかかった要因の一つは、審査会の「政治的配慮」だ。しかし、国と熊本県は、最高裁判所に上告した。裁判は今も続いていて、いつ終わるかわからなかった、その当時は。政府と熊本県は、原告患者がすべて死に絶えるのを待っているに違いなかった。

しかしこの結果は意外な理由で蹴りがつくだろう。

「ジポン自体の国体が崩壊するからだぉ」

甘ったれた声が聞こえてきた気がした。

「あたしはこの問題が続く限りこの国ジポンの愚策は続くと思うよ、馬鹿奈が大っ嫌い、さっさと調理すれば良いんだよ」
少しハスキーな声が聞こえたと思ったら私とナッツの間で火花が飛び散った。
そしてその2人の気配はすぐにいなくなった。

「要するに今後行われる予定の汚染水、じゃないな、ロッコー浄化水と言わなきゃ『反地』のラッテルを貼られるんだっけ?」
ナッツが深いそうに言った。
「ハンチって何よ」
私の問いにナッツは答えずに言った。
「つまり正しいことを言っている意見をデマで風評被害の加害者扱いをしておいて自分たちの出鱈目な屁理屈を正論にするいつもの地神様のやり口さ」

花奈「今回はパクリの線状降水帯だったんだぉ」

加世「他人事のように言うなよ、テメー」

花奈「だってあたしは今回は1ミリも出ていなかったんだから関係ないんだぉ」

ポニテ亜希「じゃあ1マイクロミリくらいは出ていたことは認めるんだな?」

花奈「助けて欲しいんだぉ、ハルサメ母とナッツ乳、カチューシャがいじめるんだぉ」

ハルサメとナッツ11 反地はで出いけ?

終わり

ナッツ「ちょ、ネタバラシは早すぎる」

12に続く

ハル「まあ次は確か、ボサボサ亜希による箸休めだから」

葉類智恵「ボサボサのフケが400g舞い散る時事件は迷宮入りをする」

ボサボサ亜希「そんなわけ・・・・・あるか⁈」

以降旧バージョンにて有料です。(=^▽^)σ

旧ハルサメとナッツ11 反地はで出いけ?

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18,878字
まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

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