アダルト版ハルサメとナッツ38 薔薇樹1

アダルト版ハルサメとナッツ38 薔薇樹1
2024/03/03校正更新
2024/02/14校正更新
2023/09/09校正更新
2023/08/22校正更新
2023/08/10校正更新
2023/08/08校正追記

 
このお話はとってもフィクションです。
毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写及びパクリンネタを多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪

なお現実と烈しく乖離している部分が多いですよ。
ちなみに今回は(も?)著名ビデオゲーム及びアニメやマンガからの多大なパクリが生じています、その作品に関する解釈の極端な誤解が生じている可能性がある事をお断りしておきます。(ファンブックとか読まない人なので)

登場人物紹介、いっくよ~!

まずは1番最初に、咲ちゃん、こと岡浜咲ちゃん、彼女のスペックは見た目身長160cmくらい体重不明なものの、やや細めな割に胸の発育は良くGカップ以上ウエストのくびれやマンゴーの完熟度もナッツに引けを取らず男を狂わせるタイプと言えよう。
肩にかかるくらいのきつめにウェイブがかかった茶髪が特徴で大きな目の大部分を占めてる眼球は緑色の瞳。
6月28日誕生日。時々瞳の色が赤色や黄色、紫に変わりことがあるが今のとこと特に恐ろしいことは起きていないので良しとしよう。(実はかつて始末したと思われていた超妖魔だと思っていたが亜希達の子孫でもある『瑠璃』の片割れが宿っているらしく意識複合体とか言うらしいがそいつが能力を発動すると変化が起きるようだが何の能力かと言うと自分が喋るセリフに自主規制で(ピー)と言う効果音を入れられるらしい。
しかしどうでも良い部分に(ピー)を入れまくり肝心な部分に入れないのでアブナイ娘と誤解されている。

はい、次は私の悪友、じゃない親友のナッツこと夏野明美、彼女も咲ちゃんと同じく中学1年生だが誕生日が確か3月だった気がする。
彼女に関してはスペック詐欺と言っても過言じゃないと思う。
黒髪のキューティクルキラキラ、ロングストレートヘアには違いがないのだがその長さは胸元あたりから腰まで自由自在に変えられる。
顔はどこかおっとりとした母性を感じさせるおっとり系美少女だが時折り妖艶な美女に変わり、男を誘惑の眼差しで見つめる。まあ元が『サタン』だから某壺教会の宿敵か?
身長はデフォルトで165cmであるものの実際には145~175cmまで自在に変えられるらしい。戸籍上は12才の現時点では中学1年生ということになっているが脱ぐとやばいタイプで私はてっきりDカップ程度と予想していたが実際にはHカップ以上はあるらしくて、くびれたウエスト以上にピンク色に完熟したとても柔らかいマンゴーとさっき言った通り時折見せる妖艶な美貌、それらは12才とは思えない大人の色香を何如なく発揮してそれを見た男どもを性欲のアリ地獄に引きずり込むだろう。
え?ウソを書くな?でもあんた現に粒子砲衛星の乗組員らに己の完熟マンゴーを見せびらかして発情した男性乗組員に女性乗組員を襲わせて全員妊娠させたではないか?
彼女のニックネーム、ナッツは彼女の口がナッツ類しか受け付けられないことにある、ピーナッツ、マカデミアナッツ、ジャイアントコーン、アーモンドなど、とにかくその手の食い物しか受け付けない。
彼女は7大欲求に関する悪魔らしいが私なんかよりもはるかに長いキャリアを持つ長寿な高等悪魔であるらしい。少なくとも一つの恒星系文明が生まれてから滅亡するまでを見とってきたらしい。実は彼女も意識複合体でできているらしい。ひとりは夏野明美でもうひとりは奈津菜摘だという、実はまだ夏野明美に関してはほとんど説明がされていないようだ。別名は『サタン』、間違っても沖縄の焼き菓子ではない。どっかのレコードカートリッジメーカーではないのは確かだ。
若かりし頃某ヤバいトンの特大わらじトンカツ100人前を無銭飲食、すなわち食い逃げをして捕まり『無限地獄』に投獄されたという噂も聞く、知らんけど。

明美 かつて南九州の原発事故に巻き込まれて放射線被曝で命を落とした悲運の夢魔。
絵を描く事で被曝で苦しむみんなに安らぎと希望を与えようとした優しい娘、享年及び実際の年齢共に不詳

次は一応主人公だが扱いが悪い私、私の属性は人類、いわば人間などではなく淫魔と呼ばれる、まあ最下層のエロスに特化した悪魔である。
世の中の人間たち男女のエッチな行為やすけべな夢想などから快楽や愛液、精液などの甘い果実を横取り、いや、少しずつ分けてもらいながら棲息しているというとても強欲な、じゃないつましい悪魔だ。
ちなみに私の人間形態での見た目は一応戸籍上は中学1年生12才でありながら身長140cm未満Bカップというお子ちゃま体質である。ちなみに誕生日はナッツよりも2ヶ月早い1月の29日ということになっている、だが実際には木星の衛星レダで11月ごろ生まれている

名前は波瑠沙芽と書いてはるさとみと読む。
肩にかかる程度の春雨のような透き通った白髪が特徴でこれも私のニックネーム春雨の由来になっている。
だが私にも黒歴史はある、腹違いの弟に誘惑されて身体を許してしまい双子の姉妹を孕んでしまったことだが何故か彼女らは同じ年齢の中学生として同じ学校に通っている。しかし訳あって今は私と親友のナッツの胎の中で別々に育っているらしい、謎だ。

佐原詩織 私の産みの母親であり親友。
しかし私自身は火星人女性クローンと崖理事長の間に出来た受精卵を借り腹として詩織の子宮に強制的に受胎させられて産まされているので血縁は全くないはずだった。
しかし私も彼女も本当親子以上の絆を感じているはず。それは彼女と観萌らの星系人に通じる独特な生殖器の機能に秘められているのかもしれない。ここに来て私は借り腹出産ではなく崖信介との間に(強姦されて)直接出来ちゃった説が浮上。どうやって卵子を詩織が造ったか不明だが。どっちにしろ私と健太は腹違いの姉妹であることに変わりがない。
出来ちゃった娘がどんな化け物になるか今から心配だ、と思っていたら存外良い子に育って目の前に、何でや?

波瑠幸恵 崖理事長のが運営するカルト教団の信者である榊雄二の孫娘で雄二の性奴隷にされる。
彼女の母親は幸恵と共にもうひとりの双子の姉妹を産むが彼女達の目の前で崖理事長の命令で彼女達を出産直後に強姦された挙句、崖理事長に八つ裂きにされ頭蓋骨も砕かれ惨殺される。
ちなみに彼女、つまり幸恵の祖父母も同様に惨殺されてその時のトラウマが潜在意識下に残されていて崖理事長には逆らえず詩織殺害計画や政治的な陰謀策略に利用される。もう一人の双子の片割れは私の同級生で親友のナッツ、なんでそうなるの?

葉類亜希(ストレート黒髪の小柄な女児タイプ)、志乃と入れ替わりに出現した謎だらけの少女。
身長140センチないかも。一応成人設定だが見た目はどう見ても小学生女児だ。私服でパチ〇〇店や居酒屋などにひとりで出入りして警官に保護された経験は数知れず。コンプライアンスに問題がありまくりなキャラなのであまりこっちに来てほしくはない。
男女問わず彼女とS〇〇しただけでほとんど死んでいた奴も生き返らせる事の出来る、私よりも淫魔じゃね?って気がする。謎が大き人物、別称あなたのセフレ『本家亜希』彼女もまた意識複合体らしいが私たちとはレベルが7桁も8桁も違う
。それゆえに数千万人もの人間を放射性物質から守るために取り込む事が可能だったというらしいが眉唾ものだな、うん眉毛に唾をつけておこう。と思ったらそれを超える化け物がいた。私の双子の娘の片割れ馬鹿奈だ。

葉類亜希(ボサボサ亜希)は私より1学年上のここの病院の一人娘であり常に肩まで伸ばした黒髪をボサボサにして顔はもちろん全体の肌がカサカサという美少女からは程遠い存在だ。ただし色々と変装というか変態は得意中の得意らしい。こっちは志乃が射殺慣れるよりもかなり前からいたようだが眼鏡をかけるとスゴい超人になるという話は残念ながら聞いたことがない。
最も自作の翼を腕に取り付けて飛ぼうとして墜落死しかけたことがあるという噂は聞いたことがある。
年齢は不詳で上司である葉類智恵の命令で高3から小5まで様々な学年として配属されるらしい
きっと今までも大勢の男たちを騙して来たのだろう。最近は美少女になりすまして男たちをたぶらかしているらしい。
こっちの蔑称は『武蔵のコロ〇〇』
推理は得意ではないがじぶんの体内に取り込んだ精液を分析することでそいつの個人情報が何もかも曝け出されてしまうという別名『人間Me〇〇Go Card』男性諸君、触らぬボサボサに祟りなしである。

風間亜紀(ポニテ亜希) ボサボサ亜希が飼っている淫魔、
ほどき降ろすと胸までありそうなストレートの黒髪を後ろも高い位置でポニーテールに結んでいる美少女、実態がないが人にはその姿を見ることが出来る、しかしカメラや鏡には映らない、いつもなぜかセーラー服を着ているが鏡にセーラー服だけが写ると言った現象は起きない。つまり本当は全裸なのだが擬態化しているということか?ちなみにプロポーションは私よりもかなり良い、悔しい。

奈津菜摘 読みは『なつ なつみ』で良い、どうだバンズの代わりにレタスで挟んだヘルシーバーガーを思い出しただろう。〇〇V〇〇パーカーを着たJSだった〇〇鬼を思い出したって?そんなモノ思い出さなくても良い(思い出すなとは言っていない)
年齢は育ち盛りの12才、中学1年生になったばかり初潮は5年ほど前に来たが生理自体は安定してはいない。東北の海辺に近い中学校に通っていた。
身長も体重もスリーサイズも人並だと思っている。今は夏野明美の中に身を潜めている。
ただし義兄の啓斗がよくいきなり背後から忍び寄ってきて胸を揉むと言うセクハラ行為を働くのでバストに関しては大きい方かもしれない。現在では夏野明美の一部分ではある。

父は布由彦、40、過ぎのオヤジ、重要じゃないから覚えなくって良い。が正体は崖信介である。
母は有紀江、息子の啓斗、これでけいとと読むんだから笑っちゃうよね。年は16才。高校2年

夏乃花奈、又はカナ すべての物質をエネルギー還すことが出来るというとんでもない能力の持ち主だ。
その気になれば日本列島はおろか地球さえも灰にしてしまいかねない。
演算による予知能力とそれを逆演算することによる擬似サイコメトリーも可能。私の双子の実娘の片割れ。

もうひとりの実娘は秋種加世、又はカヨ 年齢は夏乃花奈の別姓双子だが見た目はかなり違う。赤い髪を外に跳ねさせている見た目不良少女。能力はカナと一見同じだが繊細にコントロールできる分かなりパワーがかなり落ちるのと制約があるらしい、逆にエネルギーを物質化できるらしい陽子+中性子+電子で水素分子が一個出来ちゃうとか?というレベルじゃないらしい。

おっといけない、またしてもスター、じゃなかった、星紫亜さんの存在を忘れていたよ、水星生まれの水星育ち、半導体生物が進化し過ぎちゃった末に中二病をこじらせてA級淫魔処刑執行人になったと言う実体を持たない化け物だ。
映像化した時の見た目は15~16才くらいの発育の良い娘、結構な美少女と言いたいが赤い癖毛のたぬき顔、あう!痛い、痛いから頭グリグリしないでください。パクリキャラが偉そうにしないでください。

そしてそのうち出るかもだから一応名前と簡単な紹介を

コードネーム『アツシ』、『草彅敦子』
一応『国立さぬきがわ学園事件』の時から出てはいる2035年4月『あつこ』の胎から分娩される。
 しかし『あつこ』は謎の理由で射殺される。
以後、当時の敦子『ニナ』の中に潜む。
2034年5月 『かなえ』を始め6人の保母が輪姦される。
2034年5月 それを目撃した『ニナ』も輪姦される、瀕死の重傷を受けるが自力で回復。
2034年5月 『かなえ』たち6人のほぼ全員が職場(育児)放棄を始める
2034年5月 『ニナ』が突然に凶暴化『かなえ』を含む6人の保母を惨殺する。
逃げる&ように内閣調査室の室長『草薙武』の息子『あつし』の部屋に転送、以降『あつし』と『敦子』のふたつの顔を持つエージェントとなって国の下僕として(以下略
能力は『物体の送還と召喚』、自身の身体の一部及び全体にも適当できるので男にも女にもなれる。ただし男になる時は何故か菅田将暉似に拘る。彼(彼女)もあの恒星が3つある惑星『サタン』の衛星に住んでいたことがあるらしい。

『ハルト』、ユーキとも言われているがどうやら私、沙芽の元恋人らしい、私はこんな奴知らないんですが!
「実は何の取り柄もない、せいぜいがサイコロを振って好きな目が出せることくらいか?まあないよりはマシ程度の願望達成能力だと思えばいいかな?」

『博多ラーメン』、名前は『伊良衣良』
出番は少ないが過去に私と色々あったらしい。
決め台詞は『遅いことなら〇〇でも出来る!」だがタキオンまで出したから次はなんと言えば良いか考え中らしい。

『刈り上げ』、本名は不明、どうやら『ホームズ』という別名はあるらしいが推理は苦手らしい。
後ろ髪と側面を刈り上げにしながら前髪を鼻先まで伸ばしている女の子。
正義感だけは強い、ジェネシス化する能力はあるらしいけど意味不明、スタートレックファンなら知っているだろう?と父から言われたがわからない、再生能力かもしれない。しかしながらセガのあのゲーム機(輸出品名)と何ら関係がないのは確かだ。

『ツインテール』本名は不明、未来の世界では『ヘナ』と呼ばれていたらしいがまあ『かなえ』が適当につけた名前らしい、ゆえにアイドルでもなんでもないらしい、何でも拾う、ゴミ漁りから万引き、スリ(大富豪限定)をして2歳の女児と4才と5才の男児を養っている、マスタングといえば車じゃなくてギターしか思いつかない奴、まあコイツもいろいろパクリキャラだ。

『瑠璃』 本名はかつて戸籍上では『水野瑠璃』と言う事になっていたが自宅内で殺害された事になていて人格が分裂化片方は咲の中に、もう片方は咲の超妖魔とともに瑠璃の中に残るが獣鬼に成熟した卵子が2個残った卵巣を喰い残されてそれを花奈の胎に取り込んで受精卵に変化させられたったの3日で生まれ生後1ヶ月ながらハルト(ユーキ)と共に3才児の姿で『花世と加奈のいい遊び相手になっている。

『激辛料理選手権王ルシファー』本名は不明
前髪癖毛の髪の毛を肩まで伸ばした娘。
とにかく能力がえぐい、おそらくは私とナッツが合体した時よりも100均じゃない100倍は強い。
コードネームが長ったらしいので誰も『激辛』としか呼ばない。
まあ上のふたりのどちらかが『ローズ』か『ハル』という事になるがどうでもいい話だ。

ちなみに6姉妹の名前は上から『イカロス』『ローズ』『ハルヒ』『ニナ』『ホームズ』『へナ』だったらしいが。どっかで聞いたような名前が多いのは彼女たちの育ての親『かなえ』がかなり古い作品を好むアニメオタクだったらしくその記憶の中から流用したと思われる、ってやっぱり完パク宣言?
『かなえ』『あつこ』という名前自体もかなり怪しく偽名じゃないかと私は疑っている。

『激辛獣鬼』、名前はない、『激辛』専属の獣鬼、獣鬼としては最強クラスらしいが『激辛』にかかったらただのペット、子リスや白うさぎ、子ネコにパワーダウンされてしまう。

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ここから本編始めるよ~!

@帰って来たばかりなのになんで緊急招集?

私たちは真夏の炎天下に帰って来た。
もう既に観萌や樋口有希、樋口由紀姉妹、そして単独の花奈と加世、シルバー・ウインターリバー、咲は先にここ第3惑星の地球に帰ってもらっている。
ちょうど7月が始まった頃だ。

そして私、波瑠沙芽とナッツこと夏野明美、そしてその私たちを400年前に飛ばした張本人の『激辛』も一緒にはそれから半月当たり過ぎた7月の終わりに近い頃に送り戻してもらっていた。
送り届けたのは獣鬼に操られた瑠璃が首謀者にされてしまった某ホテルでのあつしや伊良衣良たちも絡んだらしい輪姦事件からひと月くらい経った某飲食店での『倶名尚愛講演会』が開かれていた時空間にいた意識集合体No.4『激辛』に送ってもらっている。
多分9月も終わろうとしている過ごしやすい頃だろう。
幼女瑠璃とツインテール、も一緒に戻されている。
何か色々とややこしいが意識集合体No.4『激辛』は彼女たちを送り届けてすぐに第4惑星『地球』に直帰したらしい。

第4惑星『地球』、いわゆる私たちの言う火星に残る残留組である、意識集合体、だっけ?の4組、No.1『花奈』、No.2『伊良衣良』、No.3『加世』、No.4『激辛』が残って当分の間『痴神』や『痴人』そして『獣神』たちから、女性クローンたち、性を搾取される側にされてしまう彼女たちを、結局第4惑星にNo.4『激辛』に連れられて第3惑星から戻って来た美少女コレクション約3万人と女性専用シェルター住民たちを守る決心をしたようだ。
そしてその中にはフォボスやスフィア、カユ、そして波瑠真希と波瑠花和も戻り第4惑星『地球』の再生に協力する考えらしい。
昔のような新緑の樹々や瑞々しい大量の水を蓄えた海や河川、それらを持つ自然豊かな星に戻れるかどうかは確証出来ないが彼女たちならきっと何とかするだろう。
なにしろあの愚かしい『痴神』や『痴人』、そして文字通りケダモノのように自分のことしか考えてこなかった『獣神』たちからほぼ永遠としか言いようの無い程長い年月の間『パワハラ』や『セクハラ』などと言った言葉の意味も霞むほどの暴力的な支配を受けて、陵辱され、喰らわれて種子と人造精子を撃ち込まれ精神を壊され続けてもなおも腐らず明るい未来を夢見て頑張って来た娘たちだから、不可能を可能にする事なんて容易い事だろう。
私はそういう意味では彼女たちは第3惑星の『ジポン』に棲む女性たちによく似ていると思う。

「アチ〜よー」
NRの東京駅常磐線ホームで突然ナッツがセーラー服姿で寝転がり叫び出してジタバタ暴れ出した。
はしたない行為でアウトなのは言うまでもない。
「ココナッツかき氷食べたい」「くるみスープの冷やし中華食べたい!」「アーモンドシェイク飲みたい!」とナッツ、しかし今の私の所持金はたったの45円、買えるはずなどない。
ナッツに至っては一文なしだ。
私たちはこれから『花梨』さんから頂いたメッセージに記載されていた東北に行ってバイトをしなければ一円も金がない。
私たちのスイカ対応スマホ端末にはその現場に向かう分だけのウォレットしか振り込まれていない。そこに向かい、指示された現場で指定された仕事を働かないことには家にも帰れないのだ。
しかしいつからこの国は中学生のバイトも許されるようになったんだろうか?
まあ観萌の義妹である『花梨』さんの紹介だからいきなり『風俗産業』や『売買春業者』に売り飛ばされるような事はないと思うが1度は崖信介の支配下にあった彼女のことだ、一抹の不安は拭いきれない。
「パリの涼しそうな場所で最高級フレンチ食べたい」
どっかのおとめ局さまでパリに遊びに行っている国会議員じゃあるまいし、某教会に目の敵にされている(悪魔だから)私たちにそんな美味しい話など来るはずがない。
そうだ!早速あのリッチなJ党の衆議院議員に電話してタダ飯を食える良いとこに連れて行ってもらおう。私は躊躇(ためら)うことなく電話をかけた。
「モスモス、倶名尚愛の電話でしょうか?」
「あなたがお掛けになった電話番号の端末は現在日本にはございません!」
意味不明な音声ガイダンスが流れてきた。
【え“!まさかあいつもおとめ局のおフランス研修組か?】
思わず怒り頂点に達した自分がいた。
「そうだ!奴のシイートを見てみよう」
私はそう言いながら倶名尚愛の公式アカウントページを見て愕然とした。
「めっちゃ炎上しているやん」
ナッツが私のスマホ端末を覗き込んで言った。
確かに奴の公式アカウントページはとある画像付き投稿をきっかけに大炎上をしていた。
その上にさまざまな罵詈雑言、誹謗中傷の引用シイートが数万数千件もつきまくっていた。
いや、愛の場合は全く国民から信用されてなどいないので『誹謗中傷』だけは当たらないかもしれない。
根拠もあるし事実叩かれても仕方のない行動を毎日のようにしている。
なにしろ私たちのイメージの中での彼女は『恐怖で逃げ惑ういたいけな少女を壁に追い込みアイアンクローで彼女の顔面を鷲掴みにして吊し上げ『ケラケラ』と笑いながら刃渡り20センチ以上のジャックナイフで肺や心臓を滅多刺しにしているイメージ』しかない。

おっと肝心な炎上シイートの件だった。
それは凱旋門前で3人の女性が『凱旋門』を撮ってはしゃいでいる写真だった。
「え?これのどこが問題な訳?」
疑問に思った私にナッツは呆れたように言った。
「写真全部と動画をよく見てみなよ、どうみてもアウトでしょ!」
毒づくように叫んだナッツ。
そう言われてもその写真に写っているのはひとりのグラマーな熟成した美女とひとりのプロポーション抜群の美少女、そしてロリコンなら確実に誘拐して(ピー)したくなるほどの妖しげな色香をまとう美幼女が凱旋門の前でピースサインをして写っているだけだった。
「これのどこが問題な訳?」私はナッツに聞いてみた。
「ハルサメ、あのな、そこに写っている前田愛理さんはそんな美人だったか?」
うーん、私はそんなに国会中継とか記者会見は見たことがないのでわからないけど言われてみればそんなに美人じゃない気がする。
「ほれ、これ現実な」
ナッツは自分のスマホ端末で『前田愛理』を画像念写するとその結果を私に見せた。
「なんじゃいこりゃぁ!」
思わず大声で叫んでしまっていた。なぜならそこに写っていたのはあの片山さ〇〇も裸足で逃げ出しそうなほどの恐ろしい形相をした鬼、いやそんな形容詞すら控えめに感じるほどのオドオドしい形相の顔だった。
「と言うか誰かに似ていませんか?この人?」
私はナッツに確認してみた。
「この人って武蔵署署長兼任の葉類智恵警視長官に似ていませんか?」
「いや、本人そのものだから、あの女は『前田愛理名義』で女性衆議院議員も兼任しているから!普段は普通に美人を演じているけどちょっと気を抜くとこうなるらしい」
なるほどあのの片山〇〇きもそんな感じかもしれない、しかしそれほど問題になるとは。それよりもあの人は寝る暇なんてあるのだろうか?
「じゃあこれはどうだ?」
そう言いながらナッツは別の画像を念写して見せてくれた。
「この生意気そうな乳房だけデカい小学生は誰ですか?」
私はマジで誰だか分からなかったので聞いてみた。
「それが倶名尚愛の真の姿だよ」
ナッツは当然のように言ったが私には二次性徴ホルモン分泌促進剤とコオロギパンで体だけでかくなったクソガキ小学3〜4年生以下の女児にしか見えなかった。それがどうしてみんなの目にはピチピチの女子高校生に見えるんだろうか?
「それが奴、倶名尚愛の最大能力『願望達成能力』のなせる技だな、みんなには花の女子高校生に見えるように願望がかけられている、ちなみにあいつの本当の年齢はあたしの中にいる『サタン』よりも古いらしい」
なんか背筋が冷えてきたような?冷房なんて要らないって気がしてきた。
「じゃあこれはどう思うよ?」
ナッツは3枚目の写真をスマホ端末に念写して見せてくれた。
まだ幼い子、多分4才か5才くらいの幼女が写っていた。だがシイッターで炎上している画像ほど超妖艶な美幼女には見えない。しかしこれくらいの画像修正なら許容範囲ではないだろうか?
「いや、よくみてみてよ、リナ本体はそれじゃない」
ナッツにそう言われてよくみてみたら彼女の背後には白い霧のようなものが写っていた。
「あ、そう言われてみれば火星にいた時の処女か処女じゃないか論争の時に聞いた。確かセックスをして最初に妊娠をして生まれた女の子に憑依していく女系天皇、じゃない女系憑依生物だって、でもそれのどこが問題な訳?」
なおもしつこく食い下がる私にナッツは言った。
「問題は彼女たちの衣服とポーズ、そして言ったセリフなんよ」
私には普通のオシャレな服には問題があるとしたらちょっとした動きでパンツが丸見えになりそうな超ミニスカートを履いていることくらいか?
「動画もあるからそれ見てみい、絶句するから」
ナッツはそう言うと私にその動画を見せてくれた。

「わたくしたちはぁ、どひんみんこくみんのけつぜいでぇ、あこがれのパリにあそびにやってきますたぁ〜」
三脚に立てたであろうカメラに向かって大声で叫ぶ愛の声。ある意味清々しいなぁ!もちろん1ミリも誉めていないが。
3人は何を思ったのかカメラに背を向けて凱旋門を見上げた。
「ではどひんみんこくみんのぉ〜、みなさまのぉ〜、ぎもんにぃ、おこたえしていきますぉ」
愛がそう言うと突然に3人とも前屈みになった。前屈みと言ってもひざは曲げずにわずかに股を開く程度だ。この時点ではまだ胴体は地面に並行だ。
「凱旋門ポーズ!」
愛たちはそう言うとさらに大きく下に腰を曲げてくの字に曲げ、やはり少し開いた両腕の手のひらを路面に余裕でピッタリとつけた。そして股の間から顔を出して逆さにカメラを凝視している。
「もしかして『私たちは身体がこんなにも柔らかいだろうアピール』だろうか?」
私は呆れるように言った。
するとナッツは顔を青ざめさせて叫んでいた。
「ハルサメ、見るとこそこじゃないから!彼女たちのスカート周りをちゃんと見て!」
ちゃんと見てって言われても、と思いながら私は動画を一時停止させて彼女たちのスカート周りを見て思わず叫んだ。

「みんなスカートの中気にしてぇ!まる見えだから!3人ともおぱんつ様をはいてぇ!中の(ピー)ちゃんもまる見えだから!」
私はそう叫ぶと周りから白い目で見られている視線を感じていた。
なるほど本元の動画はとっくの昔にバーンされてアカウントごと消されているようだがシイッターの中では繰り返しコピーされて拡散されているようだ。しかしなかなかやるな!『ウーロン・マスク』
わざわざユーザーになりすまして井戸端チラシの裏を付けまくって高評価して拡散しまくるとはいい度胸だ!どれ、私も拡散してやるとするか。
『みなさん、落ち着いて、デマに惑わされないでください!彼女たちは【少子化対策】という大きな事業を達成すべく性交者であるおフランスの方に正しい子作りの仕方を学びに行っているんです!決しておフランスなイケメンと〇〇〇するために逝っているわけじゃありません!』
「こんなふうに書けば誰も信じないよね?私って天才!誉めて!誉めて!ナッツ!」
興奮して思わず私は叫んでしまっていた。
「ママ〜あのふたり組さっきからうるさいわね」
4才くらいのクソ生意気そうな三つ編みのメスガキが私たちを指差して言った。
「うーん、目的地が同じじゃないといいね」
とどう見てもジェンダー女子にしか見えない黒髪を肩より少し伸ばした筋肉質のオス、じゃなかった女性もどきが言った。
「うーん、問題は大水害で電車が止まって途中から歩かなきゃいけないことね」
「なんで愛はモゴモゴ」
クソ幼女の口はそのなんちゃって女性の大きな手で塞がれてそれ以上喋ることは出来なかった。
「うーんなんででしょうね?ママはあんまり大勢と連みたくないからかなぁ」
メスガキにママと言われたなんちゃって女性は少し困った顔をして私たちを見た。
「〇〇さんと違って観光地巡りもお勉強会も苦手だし」
名前がよく聞き取れなかったが今一瞬『愛理さん』と言ったような気がした。
『気のせいだよね』と思い直してホームに滑り込んできた電車に乗り込んだ。停車時間はたったの2分間しかない。急がないと良い席が取られてしまう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@観光おとめ組ならぬ、AVおとめ組?

私とナッツはクロスシートをボックス状の向かい合わせにして対面着座していた。
「ナッツ、いくらなんでもあの動画配信とシイートはやりすぎじゃないの」
私は口を尖らせて怒っていた。
新しいプラットホームネーム『バツ』に相応しい『ダメ投稿の見本』だ。
あの動画とシイートの最大の問題点とはあの国民の、特に一般的な国民の神経を逆撫でするかのようなつぶやきであり動画でも倶名尚愛が言っていた「わたくしたちはぁ、どひんみんこくみんのけつぜいでぇ、あこがれのパリにあそびにやってきたんだぉ〜」と言う甘ったれた小馬鹿にした声で言ったセリフである。
あれ?どっかで聞き覚えのある口調だなおい!
しかも奴はそれに続いてこう抜かしていたからだ。
「ではぐみんのミナサマのギモンにおコタエしてしていきますぅ、コンカイのケンシュウリョコウもめいぎじょうでぇ、ほんとうはぁ、オトコアサリとぉ〜、カンコウリョコーでーすぅ」
と言って股の間から逆さに顔を出したまま、2本の指でワレメちゃんを開いて中のものまで見せてしまっていた。
倶名尚愛もとうとうJ党議員らしく頭が壊れたかと期待していたがその後に続いた言葉がその斜め上を行く最悪さだった。
『にっぽんぜんこくのぉ〜、せいかつがぁ、キチキチのひんこんそうのみなさまぁ、そしてモテない上にドタマがヒダリマキのみなさぁん、くやしかったらぁ、あたしたちをおかしてぇ、ごらんなさ〜い、このにほんというぅ、クニのせいじせかいはぁ、あたしたちおおがねもちとまじりっけぜろのぉ、じゅんけつなジポン人の良い人間が支配しているのよぉ〜、在ジのぉ〜愚民さんたちぃ、特にぃ反ジチャイコ、くやしかったらあたしたちをゴウカンするなりリンカンするなりしてはげしくこのワレメちゃんをつらぬいてみなさいよぉ〜、そしてそのきっちゃない精液(semen)であたしたちの胎(はら、子宮)を満たしててみたらぁ?ヤレるものならねぇ!」
そう言って彼女は5日間に渡る観光スケジュールを書いたパネルを自分の2本の指で開いて中が丸見えの(ピー)のすぐ下に差し出していた上下が逆さまなのは愛嬌だろうか?
「やばい!逃げるだぉ!」
愛がそう叫んで起き上がると男女十数名のおフランスのお巡りさんが追っかけて来た。誰かが通報したのだろう。そこで動画は終了していた。
彼女たちが輪姦射精されている画像とか動画が公開されている様子はない。
しかしあの愛のしゃべり方はどっかで聞いた口調だ。
まあ仮に彼女たちが本当に強姦されたとしても自己責任だし、その画像も動画も日の目を見る事はないだろう。
そもそもだけど、私たちを含む貧民層におフランスに渡航する大金があるとは思えない。
まあ夢の中や妄想の中なら彼女たちを強姦したり輪姦する事は可能だが、まず無理でしょう。
と思っていたのが甘かった。
しっかりと流出してしまっていたのだ。
彼女たちが大勢の男たちにレイプされている画像と動画が・・・。
もちろん男の顔にはしっかりとモザイクがかけられていたが男たちと彼女たちの結合部も含めてそれ以外はノーモザイクだった。
「いや、いやぁ!いた〜い!いやぁぁ〜‼︎い、い、いやぁ〜あ、あ“、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!いやぁ!いた〜い!いやぁぁ〜‼︎あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あついぉ〜、やめてぇ〜!あたしが悪かったんだぉ」
「いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いやぁぁ〜‼︎あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、いやぁぁ〜‼︎いやぁぁ〜‼︎いた〜い!」
AVまがいに上半身の服をひんむかれて太くて立派なモノにつらぬかれて激しく腰を揺さぶられている彼女たちは一応は激しく喘いで泣き叫びのたうち回っていたがものの数分で男の方が果てていた。
そうしてそれを数十人3人とも3分割画面で3時間の動画で公開されていた。
たまたまおフランスにいた左巻きの方達よる強姦シーンだろうか?
それを今回はエッフェル塔の前で堂々とやっていた。誰もがそのやばい行為をやめさせようとしないところを見ると誰かが『願望達成能力』や『時間操作能力』で事実上彼女たちの周囲十数メートルの空間に時間断層を作って、外の世界でほんの数ナノ秒の間に断層内では数時間は経過するように時間操作をしているのかもしれない。
まあその断層をまたいだり突然出入りをしようならスプラッター事案が発生するから良い子は真似しちゃダメだよ。ホラー映画みたいになっちゃうからね!

やっている事はC級AV以下でさほど面白いわけじゃなく面倒なので飛ばしたが最後には次の予告が入っていた。
「次回あたしたちをやれるチャンスは7月〇〇日〇〇時〇〇分ルーブル美術館正面入り口前だぉ〜、時間の壁を作って1ナノセカンドの間に40時間作ってあたしたちをヤリたい放題にするからなんだぉ、あたしたちを犯すことができたらねぇ、昨日三こすり半で玉砕したみんなもふるって参加するんだぉ〜」
「オイオイ挑発するのは良いけどあいつら恥を知らないのかよ、それともワザとJ党のおとめ局を潰したいのか?」

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@こんなにも合流するの?

「オイオイ挑発するのは良いけどあいつら恥を知らないのかよ、それともワザとJ党のおとめ局を潰したいのか?」
ナッツは呆(あき)れたように言った。
っていつの間にか上野駅に停まって私の隣にはボサボサ亜希とナッツの横にはポニテ亜希が座っていた。
車内は結構ガラガラだからもっと離れて座れば良いものをと思ったが次から次へと知った顔、知らない顔が乗り込んで来た。
日暮里駅では4人、縮毛を胸まで伸ばしたこれまた身長が170センチ以上はありそうなやたらと胸の発育も良い少女がイライラしながら乗り込んできた。
ツインテールが人の腕の形をしたリアルな大きさの骨つきフランクフルトをかじりながら乗り込んできた。自作だろうがそれを見た他の乗客数人がツインテールのかじるたびに血が滴るそのあまりのリアルな腕肉に恐れをなして他の車両に退散して行った。
うん、どう見ても不良少女とかそれ以前の問題だ。
彼女たちと比べたら私たちを散々苦しめた浜岡咲がずいぶんとおしとやかに見える。
彼女は私に会釈をして何故か椎奈と一緒に腕を組んで席を探していた。
いつから彼女たちはそんな間柄になったのだろうか?
結局彼女ら4人は私たちと同様に彼女たちは通路の反対側のクロスシートをボックス状にして4人座った。
倶名尚愛のマネージャーである椎奈はアンドロイドだから空港の検問の金属探知機に引っかかるので連れてって行ってもらえなかったのかもしれない。
たとえ政府専用機であっても金属探知機などのチェックは必ず通さないといけないしむしろ厳しくらいなんじゃないかな?
え?ヨネスケ合衆国の麦軍基地からじゃダメかって?ダメだよ、ダメに決まっているよ、国外漏洩禁止の国家機密情報そのものだからね。
彼女と比べたらイージスアソシアもF-35もおもちゃみたいなものだ。
彼女ったら表向きは敵政府の要人を暗殺するためのハニー・トラップ・アンドロイドという事になっているが実はチャイコの大量殺戮マシーンだという噂だ。
電車はすでに走り出している。
危ないくらいやばい奴らが集中して集まっていて、なんかめんどくさいことになりそうだと思った時にはすでに電車は3つの駅に停まっていた。

もうすぐに南千住に着くであろう頃に厳つい(いかつい)筋肉モリモリのお巡りさんが3人でこの車両に駆けつけてきた。
恐怖を感じた乗客の誰かがスマホアプリで通報したのだろう。
「人肉を食べている土人がいるという女はここか⁉︎」
東京都警察署よりも大阪府警察署機動隊員の方が似合いそうな乱暴そうな男だった。
その背後から肩まで赤い髪の毛を外側に跳ねさせたどう見ても不良少女が彼らの横をすり抜けて、彼らの正面に立っただけで3人のお巡りさんは大きな悲鳴をあげて逃げていってしまった。
「どうかしましたか?」
彼女は言ったが3人のお巡りさんがあわてて逃げ出した原因が自分にあるとは1ミリも思っていない様子だ。

彼女の名は秋草加世、私とナッツと同じと年齢であり夏乃花奈とは似ても似つかぬ、肩まで伸ばした赤髪を外側に強く跳ねせた、どこからどう見ても不良少女であり、花奈の別姓双子だ。
意味がわからない。
まあ他人の家庭事情のことは気にしない方が良いだろうな。

「そのほほのきずはどうしたんでぇ」
ポニテ亜希は赤髪にきいた。
「これですか?もらい物の立派な大きなスイカを切ろうとしてたら皮が硬くて勢いをつけ過ぎてまな板に当たった包丁が跳ね返って来て顔に当たってこの有様ですよ」
笑いながら彼女は言ったが・・・。
「この有様なんて言っていられるレベルじゃないですから!ほほに深さが1センチ長さが5センチ以上ざっくりと切れて傷がパックンと開いて溢れ出している鮮血がセーラー服を真っ赤に染め上げていますから!」
私が思わず大声で叫んでしまうと同じ車両の離れて座っていたなんちゃちゃて女性と4才の三つ編みクソガキに睨(にら)まれてしまっていた。
「そんなにひどいですか?」
赤髪の跳ね毛はそう言うと自分のざっくり切れた頬の傷に軽く触れると制服の鮮血共々初期化されていた。
そして空いているクロスシートがないと見るやセミロングシートに横向きになってドアの方に足を投げ出してクロスシートの背面にもたれる様にして座った。

『この人、言葉使いは丁寧(ていねい)だけど実態は見た目通りのとんでもない不良だ』
直感で私は思った。

「それはそうとなんでうちの制服を着た女子中学生がこんなに多く乗っているんですか?」
私はボサボサ亜希さんに聞いた。
「それはうちの刺繍部(ししゅうぶ)の方針で東北豪雨で被災した方達をサポートしに行くためですよ」
彼女はあっさりと答えた。
小中高一貫学校の部活で、しかも肉体労働と縁のなさそうな刺繍部でお気の毒としか言いようがない。
しかし『アイスホッケーの試合をして勝ったら意味不明なヴィクトリーダンスを踊る』訳ではなさそうなので一安心だ。まあ観るのは好きなので残念な気はするが。
「オイオイ、ハルサメよ、まるで他人事の様に考えているかもしれんがオメーらだってメンツの中に組み込み済みなんだからな」
ポニテ亜希は言うとボサボサ亜希を見て付け加えた。
猫耳にミミズだ。
やっぱり救護活動が済んだ後は恒例のヴィクトリーダンスを踊らさせられるのだろうか?
「それはないです」とボサボサ亜希。
「どうして?」と私。
「彼女のセーラー服の短いスカートでヴィクトリーダンスを激しく踊ったら彼女のスカートがめくれあがって(ピー)ちゃんが丸見え状態になりますから」
とボサボサ亜希。
「なるほど『ダメよぉ〜踊りはできない、下着〜はいてない』ってやつですね」
興奮して私が言うとポニテ亜希は公衆の面前でスカートを捲り上げやがった。
少し離れたところに立っていた男子高校生はさんが興奮して鼻血を噴くのではと心配したがいらぬ心配だった。
見えたのはあけびちゃんじゃなくて立派な松茸くんだったからだ。
「それはそうと土浦から先の電車が運転見合わせで動かねーみたいだけど、どーするんだよ、部長」とポニテ。
実はこいつ、ポニテ亜希はボサボサ亜希に取り憑いた浮遊霊みたいな存在だ。
「歩けばぁ〜」
と気だるそうにボサボサ亜希は返事をした。
あの土浦から目的地の相馬までどう見積もっても40駅以上はありそうなんですけど!しかもそこから先はすごい土砂降りで大水害になっていると聞いたんですが?歩けるレベルなんかじゃなくって泳げって感じですが⁉︎
「なんとかなるんじゃない?」
さすが真田先輩に首が吹っ飛ぶくらい1メートル以上のクソ長くて太い陰茎(陰茎、おちんちん)で激しくつらぬかれて大量の消化液ぶち込まれても平気な顔をしてケロッと再生する妖怪だと思った。
「だからあなたたちふたりも特別にメンバーに加えたんだけどね」
ボサボサ亜希はすました顔をして言った。
どう言う意味かな?

松戸に着くなり金髪マリモ頭の不良少女とストレートの黒髪を胸まで伸ばした校則違反娘がふたりも乗り込んで来た。彼女たちも私と同じ中学だ。
金髪マリモ頭は当然染色している上にチリチリパーマ頭だ。
一緒に乗り込んで来た黒髪ストレートはナッツと違い髪の色が青色に変わるわけではなさそうだ。
その分マシかもしれないが目つきが鋭くちょっと激昂(げきこう)させただけで背中に背負ったクソでかいリュックサックから釘バットとかヌンチャクとか刃渡り30センチ以上の包丁を取り出したりするかも知れない。
最悪ベレッタARX160を取り出して乱射して暴れ出しそうだ。
さすが『チャイコ』クオリティと言ってやりたかったがどうやらそうではないらしい。
純粋な関東人だそうだ。
いや、もしかしたら旧ジポン大帝国関東軍の末裔(まつえい)かも?
ならば最悪だ。
下手なチンピラや893の方がマシかもしれない。
ふたりは赤髪跳ねげの向かい側に座った。
赤髪も金髪マリモも重たそうな大きなリュックサックを上の荷物棚の上に乗せていた。

通路を隔て向こうの縮毛と椎奈も大きくて重そうなリュックを荷物棚の上に乗せていた。ボサボサ亜希も同じようだ。
「これでほぼ全員揃ったよね」
ボサボサ亜希は立ち上がってみんなの顔触れを見回して続けた。
「まあ紹介するまでもなくみんな知っているだろうけど念のために紹介しますね、私は刺繍部の部長をやらせてもらっている葉類亜希と言います、愛知県小田井署の死姦娘、葉類亜希も来る予定でしたが残念ながら今回は別行動です」
彼女が座ると今度はポニテ亜希が立ち上がった。
「え〜とボサボサ亜希に取り憑いた淫魔のポニテ亜希、夜露死苦」
彼女はそう言ってすぐに着席をした。
次はストレート黒髪の目つきの悪い女が席を立った。
「俺は水無月海、よろしく」
彼、じゃない彼女は小声で無愛想にいうとすぐに着席した。
「月海、彼女がいないと本当に借りて来た猫だな」
ポニテ亜希が月海を冷やかした。
彼女の顔がみるみる赤く染まっていくのがわかった。
彼女とは刺繍部エースの佐原観萌のことだ。
まあ月海と観萌が愛人関係である事を知らない者は我が学園内にはひとりもいない。
つまり小学1年生から高校3年生までみんなが知っている公認のカップルだ。
「う、うるせー」
返す言葉にも力がない。
観萌がいないと寂しくてたまらないのだろう。
ナッツは私のことをどう思っているのかな?
気になって彼女の顔をチラ見したら顔を真っ赤にしてそっぽを向きやがった。
次は金髪マリモ頭だった。
「わたしは文月輪、刺繍部のサブリーダーです、よろしくお願いします」
その次はツインテールだった。
「あたしは夏乃花奈の娘で12才、と言っても血縁関係もないただの戸籍状の義理の娘ですが花油と言います」
って日本の法律は一体どうなっているんだ?13歳の小娘でも母親になれるのかよ?しかもたったのひとつ違いだぞ?
「あんたふたりの幼い弟と妹はどうして来たの?」
縮毛は何気なく聞いたつもりだろうがわたしはツインテールが狼狽え始めたのを見逃さなかった。
「えーと、私は波瑠沙芽、有名な女優さんの『波瑠』さんに三水辺(さんずいへん)に少ないと草冠の芽と書いて正しくは『はるさとみ』と読みます、ところでここにいる人たちでわたしが知っているのは浜岡咲ちゃんと赤毛の方は秋草加世さん、そして刺繍部のダブル亜希さん、そしてニュースなどでしか見たことがないんだけど国会議員倶名尚愛のマネージャー椎奈さんなんだけどあなたはひょっとしたら初めて会う人じゃないですよね?『伊良衣良』さん」
わたしの引っ掛けに彼女は乗ってくるかと思ったが意外と慎重に返して来た。
「わたしはあなたに記憶はないですがどこかですれ違った事はあるかもしれないです、しかしあなたが言うようにわたしの名は伊良衣良です」
彼女はそう言って着座すると『あの事をバラすなよ』と強い念を送ってきた。
「わたしは紹介するまでもないですよね、ハルさんと奈津菜摘さん」
秋草加世は席も立たずにそう言うと居眠りを始めた。
彼女も同じだ、私とナッツのもうひとりの名を言うことで牽制しているのだろうか?それが何かはわからなかったが?
すると私のすぐ前に座っているナッツが席を立って言った。
「私はナッツ、本名は夏野明美、さっき加世さんが言った通り奈津菜摘とサタン、そして明美ちゃんの意識集合体、ところで刺繍部のメンバーはこんな少ない人数じゃないと思ったんですが?」
ボサボサ亜希はしばらく考え込んでからおもむろに答えた。
「うん、おまえさんも知っての通りうちの部のメンバーは子連れが多くてな、今日から7日間は文月輪の美代ちゃんとかの花油のふたりの弟やまだ幼い妹の面倒を冬河銀やシルバー・ウインターリバーそして夏乃花奈や佐原観萌、可奈野椎花梨たちで面倒を見る事になっているんだよ」
なんか心なしか歯切れが悪い気がするけどあまり追及しないほうがいいかもしれない。
まあ本来ならここにいるはずのメンバーで誰が足りないのかなんて一目瞭然だしその理由もはっきりしている。
『知りたいのはその目的か?』
ナッツが突然にテレパシーで問いかけて来た。
まず足りないのは夏乃花奈、彼女は今どこにいるのかなんて明白だ、彼女は今おフランスのパリにいる。そして何故かは知らないが倶名尚愛の役をやっている。
そして佐原観萌、彼女もまたおフランスのパリにいる。どうやら前田愛理役を演じているようだが、問題は本物の前田愛理がどこにいるのかと言う事だ。他のふたりはおおよその見当がついている。
そして可奈野椎、このいかにも偽名にしか感じない名前はどう考えても前田リナ役としてやはりおフランスのパリにいるようだが。
『多分願望達成能力で擬態しているかそれとも』
ナッツは頭を抱えて苦悩していた。だからと言ってあそこまでやる必要があるのだろうか?たかが研修旅行の名を借りた観光旅行だ。奴らが他の元アイドル議員らと一緒にエッフェル塔前で集団記念撮影をして観光を謳歌(おうか)すれば良いだけのこと。
『ハルサメが何を考えているのか、当てようか?今回の研修旅行の本当の目的は何か?研修旅行でもなければ観光旅行でもない、なぜならこの『おとめ局』と言ういかにも女性のために作られた会のはずなのに今回のツアーに参加した会員44人のうち女性はたったの17人、他のメンバー27人もが男性、しかもなんちゃって女性なんかじゃない。れっきとした男性ばかり、それが何を意味するのか?でしょ?』
ナッツは私にそういった念を伝えて来て離れたところに座っているなんちゃって女性と三つ編みのクソメスガキの方をチラリと見た。
今回の『おとめ局』研修旅行の目的は少子化対策に関する事になっている。それに露骨に男尊女卑を絵に描いたような男たちが27人も付いていって女性議員たちが本音でおフランスの女性議員や少子化対策の人たちと激論を交わせられるだろうか?
『もちろん少子化対策なのがウソなのは明白だけど観光旅行が目的じゃないのも明白、なぜならシイッターで公開された観光写真は1枚の集合写真を除いてほとんどが悪い意味で目立っている女性議員ばかり、男性議員が写ったものはほとんど公開されていない』とナッツ。
『そうなんだよね、実は私はその間の男性議員たちの動きの方が気になってる、彼らはその間に何をしているのか?実は公に出来ない重要な商談か何かをしていてあの女性議員達の奇行はそれを誤魔化すって言っちゃうと変だけど、そんな気がするんだよ』
私の心を読んだナッツはクスクスと笑った。
失礼な奴だな。
『まあハルサメの指摘は当たらず遠からずだけどね、国内の動きから言うとここ数ヶ月の間に原子力発電所の再稼働に関する法案が次々と決まっている、そして今回の研修の目的地は使用済みウランの再処理を委託している国だと言う事、ところがおフランスの国内でも原子力発電所やそれに関する使用済み燃料再処理に対して反対の声が湧き上がっている、放射性廃棄物が大量に発生してしまうと言う点と危険な事故が起きかねないおフランス国民の不安?いくらなんでもタイミングが良すぎると思わない?多分それに関する密談だよ、今回の研修旅行の本来の目的は、ネットを通してその商談を行うとどうしても重要機密情報漏洩のリスクが生じるからね』
ナッツの云っていることが漏れているのかここにいる刺繍部のメンバーが急に『クスクス』と笑い出したような気がした。心なしかなんちゃって女性親娘にさえ笑われているような気がする。
「ごめんごめん、別にバカにする気はないよ、でも意外と早くバレちゃったんで驚くと同時に面白くなってきたなって、やっぱりハルサメとナッツ、あなたたちをメンバーに参加させて正解だったようね」
止まらない笑いをこらえながらボサボサ亜希は言った。

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@ほんとのおとめ組の目的は?

『うーんまだやり足りないって感じ?」
エッフェル塔前で玉砕している多くの若者たちを前に超グラマー版『前田愛理』に擬態した佐原観萌はつぶやいた。そりゃそうだ『300人とヤっても大丈夫!』の観萌だからね。
「もうすぐ時間の壁が解消されちゃうから激辛たん、彼らがいた元の場所に転送よろしくだぉ〜」
どうやら激辛が彼らの激怒した激情を感知してこのおフランスパリにいる彼女たちの前に転送させた上で観萌、花奈、椎の3人が前田親娘と倶名尚愛達に対する恨みや欲情をけしかけたようだった。
「お疲れだぉ」
美少女JK衆議院議員『倶名尚愛』に擬態化した夏乃花奈が言うと彼女たちの目の前から数十人の若者たちの姿が消えていた。
「でも彼らに1時的とはいえ『願望達成能力』なんて与えちゃって良いのかな?」
美幼女『前田リナ』リナの姿に擬態した可奈野椎が言った。
「その点は大丈夫なんだよぉ〜、彼らはもう自分たちが何をすべきかわかっていると思うんだぉ」
花奈はそう言うと自分の大事な穴に大人のおもちゃ、いわゆるバイブレーターを突っ込んできた男装の女の子を思い出していた。

「あんたたちは安全な場所に住んでいるから平気かもしれないだろうけど私たちはいつ事故ってメルトダウンするかわからないポンコツ原子炉のそばに住まなきゃいけないんだよ、それもリニアとか言うチョーくだらないレールガン偽装鉄道のためにさぁ!アレは乗り物なんかじゃない!乗り物の皮を被った隣国に対する先制攻撃兵器だよ!あんなものに賛成しておきながらこうやってふざけた観光シイートをするあんたたちを私は許さない!くらえ」
彼女はそう言いながら自分の手で改造した市販のバイブレーターとは全く違った異形な大人のおもちゃを花奈の大事な穴にねじ込んできた。
「いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!なかなかやるんだぉ〜その動力のリニアモーターは自作かにょ?あ“〜!あ“〜!いやぁぁ〜‼︎いやぁ!いた〜い!い、い、いやぁ〜」
花奈は泣き叫ぶ演技をしながらもその女子中学生が開発したバイブレーション〇〇〇を冷静に解析していた。
「い、い、いやぁ〜いた〜い!いやぁぁ〜‼︎でもどこでリニアがレールガンを秘匿(ひとく)するためのものだって気があ“〜!あ“〜!あ“〜!いやぁぁ〜‼︎いやぁ!いやぁ!いた〜い!ついたのかにゃ?」
「それはアンタが倶名尚愛の偽物だって気がついた時私はある事実に気がついたよ、今回の研修旅行の本当の目的と原子力発電所の相次ぐ稼働可能期間の延長、近く行われ始める予定の原発事故で発生した汚染水処理水の海洋放棄、そしてあたかも核兵器による戦争の抑止力を追認する崖田総理大臣の広島サミットでのコメント、それはジポンが核兵器を所持することを認めるコメント、そしてフランスが日本の核エネルギー政策にどう関わってきたかを考えれば今回の研修旅行の目的は少子化対策などではなく核エネルギーの再処理や軍事目的に関する商談だってことくらいはこんな馬鹿な女子中学生だってわかることなのよ、あんなバカシイートもただの目眩しだって事にね!それに加担したアンタも同罪なんだ!私に言わせたら血税で子供連れで観光旅行イェーイなんてどうでもいいんだよ!私が腹を立てているのはおバカな女性議員たちを隠れ蓑(かくれみの)にあの男たちがどんな悪巧みをしているかなの!」
その女子中学生は泣きながらそのイボイボで包まれた前後に推定速度毎秒数十センチメートルで激しく動くリニアモーター式バイブレーターで花奈の膣(ちつ)を奥深くまで突きまくっていた。
単なる振動ではなく、直線方向にストロークして往復運動をするバイブなんて世界初かも知れない。
花奈の穴は激しく削られて血まみれになっていたがそれでも花奈は微笑みながら女子中学生に語りかけた。
「こんなものいらないからあたしと直接話をしない?」
そして花奈は自分と女子中がの着ている服をシースルー化させると肌と肌を直接密着させた。
『たったアレだけのヒントでそこまで正解に近い答えを導き出したあなたは素敵なんだぉ、でももう一歩かなぁ?』
花奈はそう言うと女子中学生にひとつのビジョンを見せた。
今まで日本の核燃料に関する再処理のほとんどを行なってきたのはおフランスだった。
しかし長期にわたる原発稼働停止によって両国に過剰な量の濃縮ウランとプルトニウムが生産され続けフランス自体も生産過剰というよりもう生産する意味がなくなっていた。
大量の放射性汚染廃棄物の発生や原子炉溶融事故のリスクなどの理由によって原子力発電所自体が不要になりつつあった。
しかし処理済みのプルトニウムや両国に溜まりに溜まっているこれから再処理をかける使用済み燃料をどうするか?
もはや原子力発電所はその意味を失いつつあった。
何故ならそれは稼働させれば稼働させるほど大量の放射性汚染物質を生産する事になってしまうからなのか?
『ところでどうしてここにきて色々な国で核兵器による抑止力論があちらこちらの原子力発電所所有国を中心に騒がれて来たとおもう?』
花奈は女子中学生に問いかけた。
女子中学生は首を横に振った。
『核兵器を減らしていこう』と核兵器所有国らが高説を唱えながら実際には核兵器を生産し続けるどころか大量に増産する意味がわからないからだ。
『結局のところウランの中の大半を占めるウラン二三八は原子力発電所でさえ使えずウラン235はウラン鉱の中のコンマ数パーセントしか存在しない、ただしそのウラン235が核反応を起こす際に生じる中性子をウラン238に大量に当ててやればプルトニウム239として原子力発電所のエネルギーとして使える、だけどプルトニウム自体の放射性毒性は極めて高い上にそれをさらに原子力発電として使うとなるとさらなる放射性汚染物質をたくさん造る事になる』
『あなた本当に国会で居眠りばかりしている倶名尚愛なの?』
女子中学生は真顔で花奈にきいた。
まあ誰だってそう思うだろう。
倶名尚愛のイメージなんてそんなものだ。
どんなアイドル議員よりもアホにしか見えない。
『それで原子力発電の需要があるか?といえばそうでもない、むしろ世界中の事故が起きてない通常運転の原子炉も放射性汚染物質はクソぶっとい煙突から、気体となって大量のトリチウムを中心にセシウムさんなどを、二次冷却水は定期的に三次冷却水は常時海や川に放射性汚染水として放水され続ける、それだって立派な汚染物質なんだ、そして一次冷却水、これは致死量さえあっという間に超える放射線量を持っているんだ』
さすがに花奈も語尾に注意をしてしゃべるようになった。
『そして使用燃料からプルトニウムを抽出するのにも大量の放射性汚染物質が生産されてしまう事も流石に能天気なおパリジェンヌにも気がつかれてしまったまったんだぉ〜』

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@高速増殖炉と高速炉、そして熱中性子炉

まあ能天気なおパリジェンヌとは馬鹿奈もよく言うと私は思いながら手芸部のみんなと相馬方面に向かう列車の時刻表とにらめっこしていた。
どでかく幅広の赤いビニールテープに極太黒マジックで『運転見合わせ』と書いて斜めに貼り付けてあった。
うん、これはア、〇〇ーンするしかなさそうだ。
まあ某ソシャゲーのように水の上を滑るように走れ!と言うことだろう。
私たちは軍艦じゃないが!

『途中で50センチ砲の集中砲火とか魚雷を浴びて撃沈されたらどうしよう』と咲が心の中で不安そうに呟いているのが聞こえた。
それゲームじゃなくてアニメのエピソードだから!ソシャゲーじゃそんなこと起きないから!

「だけどそうなってしまうと平和利用としてのプルトニウムは一気にその存在価値を失ってしまっていたんだぉ」
もうすでに語尾のクセに対する注意を花奈は放棄していた。
『その再処理なんだけど残ったウラン238に大量に照射するには発電に使う核反応よりも強い核反応をさせる必要があったんだぉ〜、しかもメルトダウンを起こさない程度に慎重にそのためには何度も同じ処理をくりかえし長期間に渡り処理する事になったんだぉ〜』
『それで製造コストの割に収益の見込めない、原子力発電所用の再処理プルトニウムよりも需要が高く買い取り価格の高い核兵器用のプルトニウムという事か?どうしてあたしが奴らに狙われるようになったかわかった気がするよ』
「どう言うことかにゃ?」花奈は聞いた。
花奈は何故女子中学生の一人称が変わったか気がつかないようだった。
『あたしは見てしまった、【鷹の目】で、いいえ、感じてしまっていたんだ、もう既に日本中の半数の原子炉が再稼働している事に、しかもそれは発電目的じゃない、その再処理のためだったんだ、国民の大半が気がつかないうちにほとんどの原子力発電所の原子炉は発電用のためのものじゃなく再処理用の液体ナトリウムを使用しない改良型の熱中性子炉に改造されていたんだ』
『それはどういうことなのかにゃ』
女子中学生の言葉に花奈は疑問を挟んだ。
花奈にとって目の前の女子中学生の素性は未来予知能力と擬似サイコメトラーによって素っ裸にされたのも同然だった。
そしてそれに関しては女子中学生自身も気がついていた。
『私の名はハル、正しくは『春雨』と書いてはるさめ、ただし私自身には過去の記憶があまりない』
『そんな君がどうしてそんな重要な国家機密を知ることになったのかにょ?』
花奈は真顔できいた。いくら口調はあれでも真顔だった。
「しっ、静かにするだぉどうやらここには獣鬼の残党が5〜6匹混じっていたようだぉ」
花奈がそう言った時にはすでに花奈もハルも女の子の大事な穴にそれぞれ25本ずつの実体のない陰茎をねじり込まれて激しくその穴の中で暴れ出され、ドロドロの放射性物質と放射性生物を大量に含んだを精液を子宮内に放出されていた。
「種子と人造精子が作り出した新種の獣鬼が産み出した虚数陰茎なんだぉでもどうやって激辛たんのチェックをくぐり抜けて来たのか、い、い、いやぁ〜いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いやぁぁ〜‼︎あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
「あ“〜!あ“〜!あ“〜!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!これは実体を持たない意識体、いやぁぁ〜‼︎いた〜い!おそらく花奈さんや椎さんたちの、いやぁぁ〜‼︎いやぁ!いやぁ!いた〜い!いた〜い!やめてぇ〜!あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、多分あなたの願望達成能力や物質をエネルギーに還す能力を封印させるための新種獣鬼、八岐大蛇のような、いやぁぁ〜‼︎いやぁぁ〜‼︎いた〜い!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
その時はすでに観萌も椎も同様に8匹以上の新種獣鬼が持つ形のないそれぞれ48本以上のすごく強力な陰茎につらぬかれまくってジタバタ暴れていたがすぐに観萌も椎も肌を赤紫色に変色させられて口から大量の嘔吐をさせられると動かなくなっていた。彼女たちには新種獣鬼が解き放った精液が含んだプルトニウムとウランを含む放射性物質と放射性生物のコラボは強力すぎた。
案の定、激辛も7匹の新種獣鬼らが持つ1匹当たり5〜6本の仮想陰茎につらぬかれて大量の射精を体内にぶちこまれて瀕死の状態だった。

なにしろ精液に大量に含まれた放射性汚染物質を放射性生物が片っ端から放射性崩壊させていた。例えば半減期が500年のものも2日程度のものもほぼ30倍以上の速さで安定した元素に還していた。もちろんその時に発生するありとあらゆる放射線量も30倍以上となる。その時に発生する放射線量の一部、約3割くらいをその放射性生物は吸収して自らの増殖と活動に消費していた。
『残り?知らねーよ』、彼らには意識も自我もないがもしあればそう言っていただろう。奴ら『地神』はその特性をバイオ兵器として利用していた。

ーわたし、考えろ、わたしの娘!自分が何者か思い出せー

どこからか懐かしい声が聞こえた。

「い、い、いやぁ〜いやぁぁ〜‼︎いた〜い!裂けそう!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
花奈の口から溶けた内臓が飛び出していた、口や鼻から大量に吐血をしているハルも胎が破られる寸前だ。

「い、い、いやぁ〜い、やぁぁ〜‼︎いた〜い!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」

ー誰なの?無責任なこと言わないで!ー

ハルは心の中で叫んだ!

「いや、いやぁぁ〜‼︎いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いやぁ!いやぁ!あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」

ーあの木星と土星を重ねたような惑星『サタン』を廻る衛星『ルシファー』で共に過ごした日々を忘れたの?ー

「そうなんだぉ、ハルたんこいつらを一瞬でいいから実体化するんだぉ、」
「どうする気?」
「実体がなけりゃ無理にでも実体化させる、それがルシファー星人のやり方なんだぉ〜」

50匹を超える新種の獣鬼がパリのエッフェル塔前に出現したと同時に直径数十キロメートルの青白い巨大な火球が塔だけでなくパリの街を飲み込んで成層圏に向かって上昇を始めていた。もちろんそれは一瞬にして消えてパリは元の街並みを取り戻している・・・はずだった。

「あー今ネットをが珍事件のニュースで賑わっているよ」
ナッツが呆れたように言った。
「どれどれ」みんなが各自のスマホ端末を見るとパリの街の中、本来ならそこにあるべきエッフェル塔ではなくて東京タワーが表示されていた。

観萌「あーあ、あいつらやらかしちゃったか?」

夏野明美「ハルサメ、お前が先呟いていた新種の獣鬼って一体なんだ?」

アダルト版ハルサメとナッツ38 薔薇樹1

終わり

波瑠沙芽「さあなんのことかなぁ、真夏の夜の夢じゃない?」

ボサボサ亜希「いや、今のは軽く見過ごすわけには」

アダルト版ハルサメとナッツ39 薔薇樹2

にちゅぢゅく!

加世「まあアイツには天罰が降ったと言うか」

花世「ところがそうもいかないんだぉやっぱりこのけんしゅうりょこうにはうらのうら、つまりはウラジミールが暗躍しているってことなんだぉ」

椎奈「わたしが集めた情報ではウクレイナのウヰスキーが関わっていると」

ポニテ亜希「まあ土浦に着いたことだしどこか寝泊まりできる場所探そうぜ」

伊良衣良「なんか今回私たちほとんど出番なかったよね?」

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まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

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