逃走2

逃走2
2023/06/21校正更新
私は誰?シリーズの以前書いた前哨ストーリーです。

毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写を多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪
なお現実と烈しく(かいり)した描写がめちゃくちゃ多数ありますことをお断りしておきます

なぜ私からのあたしたちは命を狙われているのか?
それは悪友であり悪魔の申し娘である山崎秋子がドジっ娘を踏んだからである。
彼女は一応私とは違い野党議員というポジションにいるが世間一般には与党二軍とか別働隊と言われているようなある意味卑怯(ひきょう)な存在だった。
そんな彼女とあたしらがなぜそんなような事態になったのか?
それは幼女であり妖女でもある4歳児のリナちゃんがあたしたちの先輩女性議員に対して余計なチョッカイをかけてしまったがために連中、敵の関心と警戒(けいかい)を喚起(かんき)させてしまったからだ。
そしてなんで4才児のリナちゃんがそんなことをしたかと言うと家で寂しそうにしていた彼女を見かねて会議期間中の国会議事堂に私が連れ込んでしまったからだ。
最初のうちは時間と空間の狭間(はざま)でおとなしくしていた彼女だったが持ってきた携帯ゲーム機にもすぐに飽(あ)きてしまい、あっちへ連れて行け、こっちへ連れて行けと駄々をこねるようになった。議会が終わり帰る時間になったので適当にぶらぶらとしていたら旧知の悪友である山崎秋子が何者かにおおいかぶされ今まさしく貞操(ていそう)の危機に直面している場面に出くわしてしまったのだ。
(ただし相手のおじいさんが、後で聞いた話だがかなり高齢ではあるもののあっちの方は(も、か?)かなり元気だったとのこと、ただし秋子の指先に触れられたらそんなものは消し飛んでしまうが)
「あんな奴でもたった一人の悪友だなんとかしてやって」とリナちゃんに嘆願(たんがん)、いや軽い気持ちで頼んでみたところ秋子がその能力を暴走させるようなシチュエーションに持って行き老人が自分の意識とは無関係に精液を出し尽くすまで射精し続けるように仕向けたというわけだ。
それはなんでか知らないがその能力をあたしに使われ愛◯と聖水を放出されられ続ける羽目となった。
それはなんとか止めてもらえたものの今度は嫌味を言いに来た先輩女性議員に対して挑発をしてしまったらしくて気がつくと彼女も今日三人目の被害者となってしまっていたというわけだ。
元々は連中はあたしたちには目を光らせてはいたもののあたしらの能力に関してはほとんど知らず全く警戒などしていなかったわけだがあたしらが余計なちょっかいをかけて秋子の能力を暴発させてしまったことにより彼女に対する認識を「抹殺すべき対象」にバージョンアップさせてしまったようだ。
「結局、あいお姉ちゃんが悪かったのよね、なんで人のせいにするのかなぁ、ずるい人」
りなちゃんが辛辣(しんらつ)な感想を述べた。なんであたしが悪いことになるの?
リナちゃんがわがまま放題に時間と人の意識を操るからいけないんでしょうが!
秋子が自分の欲望の赴くままに他人の身体、特に服の上からとはいえ性●に触りまくって暴走させるからいけないんでしょうが、このセクハラJK議員!
あ、申し遅れました今回はあたし、こと倶名尚愛が一人称でナレーションをさせてもらうことになっております。
先回はとてもひどい展開になっていたのであたし、倶名尚愛がまともな方向になるように話を進めていく所存でございます。
「そんなのカス首相の答弁よりも上手くいかないことくらい分かりきったことじゃないか」
黙れ!ザキヤマ秋子!貴様の下品な展開にはヘキヘキしていたところなんだ。
あ、、ちなみにあたしら未成年でも国会議員になれてしまったのは先代総理であり現オリンピック大使だかなんだかのあへ神像がお気に入りの橋の下通るとか言う名前の元どこぞの市長だった弁護士にそそのかされて独断で強行採決した結果、だったかな?だったと思う。
違ったかな?
その時にアイドル感覚で数十人立候補したけど当選したのは一桁止まりだったと聞く。
もちろん連中も与党や与党の別働隊からの立候補だったがその中の数人は党上層部の♂どもに◯奴隷にされている娘もいるとかいないとか?知らんけど。
のっけからこの国の闇をさらけ出すような内容でごめんね、でもこれはおじいさんやおばあちゃんたちが選んだ政治家がもたらした結果だよ?

さて、どこまで話が進んだんだっけ?
あたしは二人を見回して言った。
正直言ってここから無事生きて逃げられる自信がない、なんせ連中の中の五人は実弾が込められた銃を持っているし、三人はサバイバルナイフを所持している。
どう使うのかわからないな謎兵器を握りしめているのも数人いるし、その他にも胡桃(くるみ)の実を握りつぶして不敵な笑いを浮かべている奴もいる、あたしたちの誰かが男だったら間違いなくキン◯を握りつぶされるだろう。(違います、あのドラマでつぶされているのは晋三、じゃない心臓です)
「ねえ、なんで私の指先が連中にとって脅威(脅威、アンダーバストのことではない)になっちゃうの?」
山崎秋子がピント外れな質問をしてきた。
自分の能力の真の恐ろしさがまるでわかっていないようだった。
「そりゃその威力は『快感インストロール』なんかとは比べようがないでしょ?、ところでさっきから妙な解説が入っていない?」
あっちは〇oパイを揉(も)まれてアヘ顔にされるくらいで大した実害は・・・
考えたそばから秋子の右ストレートがあたしの顔面に炸裂していた。
「ふざけんといて!こっちは死ぬほど怖いし自分がどうにかなっちゃうんだから」(いや、あんた、将来は巨大化して全裸で世界中飛び回ることになるから)
あーそうでした、彼女の能力はそんな性暴力から身を守るために知らず識らず無意識のうちに開発してしまったものだった。
まあやりすぎな気もするけど。ラッキースケベで済まされるような問題じゃあない。
うんでも今はそれも大した問題でもない。
誰かさんが大声を出してくれたおかげであたしらの居所は完全に見つかってしまったようだ。
「時間操作してもらえるかな?」
あたしは恐る恐る顔を強張らせて周囲を見回しているリナちゃんに訊いていてみた。
「無理みたい、今私の能力は絶賛封印され中」
「大好評だね、で?どうするの?秋子置いて逃げる?連中に用があるのは彼女だけみたいだし」
必要もないのに声に出して言ってみた。
あたしらの意識はリナちゃんを介して共有されているから別に声に出して言わなくとも三人の間では通じるのだが。
「それがねえ、やっぱり私の時間や空間に介入する能力もそのレベルも解析済みみたいだし、あいお姉ちゃんの願望達成能力も見破られちゃったみたいでそれを封印するメカみたいなものもこっちに向けられちゃっているから」
なるほど、それでは高校生でも国会議員に立候補できるように総理や国会に法律を変えさせたあの手は使えないということですな・・・って絶望的じゃん!どうやってこのピンチをすり抜ける気よ?
「ごめん私が叫んだばかりに」
といったが秋子が全然反省していないのはバレバレだ。
むしろあたしが200%悪いと信じている。
昔の映画みたいにあたしがオートライフルをぶっぱなしながら敵陣に向かって突入する?ぐったりしたリナちゃんを背中に紐(ひも)でくくりつけて
冷ややかな視線を感じた。
何?それは昔親父のビデオを盗み見したがそんな話だったか?
知るか?
あたしの記憶もあやふやだ。
それに死にに行くようなものじゃないか?
でも行くにしてもどこを通って?
遮(さえぎ)る壁(かべ)とかがないとダメでしょ?
あの人達はどんな未来がご所望な訳?
国民から権利を奪って、自由を束縛して、自分らはやりたい放題できるシン憲法って一体?
今の敵の位置ならあの壁の向こう側がいいって?
だって誰だって国民の家来になるよりは国民を奴隷にしたいじゃん、自然な欲望っしょ。
ダメっしょ?敵の銃器はベニヤ板くらい楽々貫通だよ?
もう誰が何を言っているのか自分たちでもさっぱりわからない。
だいたいあの映画で一番気に入らないのは可愛い幼女が殺されちゃって主人公が自暴自棄になってた税の軍隊に突っ込んで行くっつうバッドエンドなんだよね。
でも記者達に何のお得感があるわけ?高級鮨が食べられる?血の滴るステーキが食い放題だから?
感動的なバッドエンドよりどんなに陳腐で安直でもみんなが笑って帰れるハッピーエンドってやつね。
国民の人肉(じんにく)を食い放題?そんなの誰が望んでいるの?
それにしてもお腹減ったな、巨大化してあいつら食い尽くしたいよ。(だからそれ将来やるから!秋子の方が)
そのタイミングでその思考?まあいいか?
それを願望達成能力で実現できたらいいなあ、ってか今は封印された無理か。でもさっきから妙な解説が入っている気がするけど?
だんだん恐ろしい考えになってきたな?一体誰の考えだ?
ふと思ったんだが何とか心臓とかいう前総理が巨大化してハンマーを一振りすればあいつらの先にある国会議事堂ごと極太ビーム打ててでぶっ飛ばせないか?
却下!それまるまる戦翼の何とかのパクリ!
知らんわ!そんなアニメ!
知っとるやん!アニメだなんて言うとらんで!
新聞の売り上げ部数を稼ぐため?ネガティブな記事よりも好戦的というか勇ましくてイケイケな記事を前面に押し出した方が雑誌やTV番組の方が受け入れやすいらしい。
例えば憲法改正の国民法案に関する法案を通そうとする時、特定のミュージシャンやアーティストをたくさんテレビに出させるとするやん、その時この人はスゴイ!と言う印象操作を植え付けることも忘れずにな。
あれ?こんな口調で喋る奴こん中には居ないんですけど。
途端にリナちゃんがクスクスと笑いだした。
しかしすぐに真顔に戻る。
【淫魔とかいるんじゃない?】
あらーんそんなことじゃ賢明な国民は騙(だま)せませんことよ?
どうせその大物NMミュージシャンに改憲ムードを高めるような発言をさせる気でしょうけど?
でもさ、でもさ、そんなことして誰得っつうわけよ?あんな昔の日本国憲法を思わせる?戦争法案をマジで通す気?
しらんがな!それを言い出したらあの謎記者連中に何の得がある?
敵国条約っつうのがあるのを忘れとるやろ、日本が怪しげな動きして他国に攻撃の意思を示しただけで好きな様に寄ってたかって攻撃して日本本土を焼け野原に出来るんやで、それでなくともおバカな何とか会議っつう政治団体のお陰で日本は存在価値を失いつつあるんや。
それでも何で日本を攻撃する必要があるのかしら?
核兵器もさほど強力な軍隊も持たない日本はさして脅威にはならないんじゃない?
そうとも限らないのではないのか?
日本には莫大な量のプルトニウムや使用済み核燃料が存在するぞ。
はぁ~、だからさぁそれらは爆発しないんだぜ、そんなものに何の意味があるんだよ?
そうか、わかった!爆発しないからこそ意味があるんだ。
はぁ?バカなの?四布?
なるほどね、例えば使用済み燃料棒のようなものを放射線を遮断するカプセルに詰め込んでICBMに搭載してほぼ真垂直に敵の主要都市に超高度から撃ち落とす。
そんなことに何の意味が・・・・・
途中で撃ち落としても落とせなくても結構な量の核廃棄物がその付近に拡散される。
それでそこら一体住居できなくなるわけね。
いくら連中がおおばかじゃけんとそんなこつばいするまい。
いやあり得ないことはないぞ、なんせあのインパール作戦や特攻隊、特に桜花なる人間ミサイルを美化するような連中だ。
そうかそれなら無茶な原発の増築や再稼働をする理由も理解できる。 Hanadaから総自決させる気だな!
理解できるか!あたしは心の中で叫んだ。
その途端リナちゃんが「フッ」っと笑みを浮かべたような気がした。
【知らない巨乳の娘が『手を貸そうか?』だって?
やるしかないようだあたしは頭上に高々と右手を挙げた。
もちろん連中には筒抜け、というかみえているはずだ。
そしてその手をそのまま奴らのいる方向に向けた。ただそれだけのことだ。ただ一つ、あることを強く念じながらだったが。
リナちゃんも秋子も強く頭を押さえている、というか苦痛に耐えていた。
ズドーン!そう念じた。声に出して言ってしまったかもしれない。議事堂にいた男たちが数人武器を持ったまま物陰から向こう側にぶっ飛んだのを感じた。
やっぱり本当は封印されていなかったのね。
リナちゃんはさっきからいろいろな偽の思念を意図的に混入させることで彼らの反応を探りどこまで封印されているか探っていたようだった。
それであたしの能力は封印されていないと判断してガヲラレネタを振ってきたのだろう。
あたしはリナちゃんの指示通りに次々と敵を吹っ飛ばしていった。全員片付くまでものの五、六分もかからなかった。
「敵とは決め付けられないけどね」
クールにリナちゃんは言うと空を見上げた。それはもう本当にしらじらしいくらいに意味もなく。
そして言う。
「さらにちゅぢゅく!」
おい!まだ一波乱あるんかい!

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お代は読んでからの(以下略

女子高校生国会議員と合法ロリみならい刑事のエロエロドタバタSFです。

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