アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編19『伊良衣良と明美』3

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編19『伊良衣良と明美』3
2024/02/25校正更新
2024/02/08校正更新
2024/01/18校正変更
2024/01/15校正更新
2024/01/05校正訂正

この話はストーリーの都合上過激な性描写や暴力描写、及びグロテスク、パクリな表現を多く含みます。
20才未満の方の閲覧はご遠慮ください。

登場予定人物

激辛選手権王『ルシファー』
前髪に癖毛のある方まで髪の毛を伸ばした少女、というのが最初に会ったイメージだったが擬態能力を持っているらしくて何とも言えない、
【この娘が全くもって正体が不明だとしか言いようがなかった。しかし最近になって『ローズ』と判明、『かなえ』は最初『ローズメイディン』とか考えていたらしいが長すぎるので本人が断固拒否をしたもよう。
私が推測したところあそこにいた淫魔の中でもずば抜けた能力使いだった。彼女は私とあつしが『瑠璃』さんの正体(獣鬼化していた)を伝える前から彼女(実際は瑠璃の姿と大きさに擬態した獣鬼だった。
私もあろうことか1学年上の上級生に輪姦射精されて種子と人造精子を仕込まれている。
その瑠璃になりすましていた獣鬼はその後、彼女のペットになったらしい。)
【最初から瑠璃の正体を知っていたようだったし、奴らに種子と人造精子を撃ち込まれて肉体と精神を凌辱されながら獣鬼に肉を喰らい尽くされ自我を失うという演技をやってのけていた。】
現在は約400年前の第4惑星『地球』(火星)にいて今までの過去の自分の記憶に疑問を持ち始めた数ヶ月前の自分と情報交換のために入れ替わっている
『ハルサメとナッツ』シリーズのナッツの中にいる「サタン』や『淫魔』と過去に因縁があるらしいが謎だ。

伊良衣良『博多ラーメン』
もちろん私自身のことだ。胸まであるソバージュヘアが理由らしいが、これでも毎日ブラッシングはしているつもりだ。
それにしてもひどいコードネームじゃない?、『瞬足娘』とかまともな名前を考えられなかったのだろうか?
もっとも『ウ〇娘』とかだったら断固拒否だけどね。
ちなみに『博多ラーメンはストレートの細い麺だぞ』と言うツッコミは亜希に言ってくれ。
【未来の世界では『あつし』 こと『ニナ』を始めとする6人姉妹(とはいえ受精卵クローン)の長女『イカロス』である、あ、念のために断っておくが某アニメのような背中に大きな純白の大きな翼がはえた超巨乳の優しい瞳をした美少女を思い浮かべないように、それこそ失望しかしないから!】
決めゼリフは『遅いことなら〇〇でも出来る』だ。過去の私はほとんど記憶がなく東北地方の海辺の町で幼少期の『刈り上げ君』を肩車しているセーラー服を着た志乃らしき人物を見た記憶はあるがその前後の記憶が曖昧でほとんどないに等しい、小学四年の時に静岡県富士市から今の武蔵市にトラックで引っ越す際に所属不明のオスプレイから銃撃を喰らうあたりからはっきりとした記憶はある、その時に志乃と『刈り上げ君』に再会している。

名前 不明 『刈り上げくん』
前髪以外は刈り上げのボーイッシュな女の子、どうやら未来世界では『ホームズ』と呼ばれていたらしいが、過去には志乃との関わりが深いらしい。
【この子は今のとこ正体不明、未来世界におけるわたしたち6人姉妹(受精卵クローン)の1人。能力は今のところ不明、だがハルサメとナッツシリーズでは『ジェネシス』と言う能力は物事を過去の本来ならあるべき状態に戻せるらしい】

名前 不明 『ツインテール』
某進学塾のCFあたりに出て来そうな見た目は可愛い子、しかし性格は結構卑しい。
【あの忌まわしき未来世界では私の妹であり、末っ子だった『ヘナ』だった。彼女達は研究所の職員たちから陵辱、輪姦をされて大量の獣鬼の種子を子宮を通じて脳髄に撃ち込まれている、この娘の場合はその影響もあって今から9年前にタイムスリップしてから約3年間は若い女性を襲って彼女たちの生肉を生きながらにして喰らって命を奪って生きてきたらしい。
しかし彼女の前に突如として現れたふざけた幼女夏乃花奈がその卓越した肉体再生能力を駆使して『ヘナ』が飽きるほどにおのれ自身の肉を喰らわせて正常化させたとのことだ。今は3才の女児と5才と7才の男児を拾い食いやら万引きをしたりして養っている。能力は『願望達成能力』だが未知数。

草薙敦子『あつし』
私の同級生であり、隣の席の男子、未来の研究施設でのニックネームはコンプライアンス的に問題のある娘だ。
【未来世界での『ニナ』、本来は女子ではあるが諸事事情により男子を演じている、とはいえ『召喚、送還能力によりどんなものでの出したり送りこんだり出来るありがちなパクリ能力を持ち自分の肉体の一部や全身に対しても行える、『送還女の身体、召喚男の身体』と念じれば男になれるし『送還男の身体、召喚女の身体』と念じれば女になれる。後色々細かい設定もできるので擬態化と違い気を失ったり死んでもそれは解けない、生みの親(仮胎)は『あつこ』、だが彼女は『ニナ』を出産後銃殺されている。その彼女が『ニナ』の中に生きていた。その後、『ニナ』が9才になった頃こっそり覗きに行った『かなえ』の部屋で彼女が多人数の男性職員に強姦されているところを目撃してしまう、その時『ニナ』自身も強姦され、幼かった身体故に瀕死の重傷を受けながらも這いずって逃げ出す。その後『かなえ』が人が変わったかのように職場放棄を始め彼女が姉妹のひとりを突き飛ばした現場を見てしまい逆上して初めて召喚能力を使い斧を出して惨殺をしてしまい他の5人の保母も惨殺をして自己嫌悪から逃げるようにして過去の世界に行き現在に至る】

名前 不明『瑠璃」
私たちと同じく6人姉妹のひとり、痩身傷だらけで路上で倒れているところを水野美衣(びい)、絵留(える)姉妹に拾われ10才まで育てられるが美衣、絵留のふたりに11才以上しか成長できない呪いがかけられているた。
そのため見た目が義姉たちを追い越してしまうためにそこからは佐原家の世話になりこの国の政治に疑問を持ちルポライターの職に着く、しかし取材中に獣鬼たちに襲われて獣姦されながら種子を打ち込まれ幼児化が進む一方二重人格化して一方は咲の中に、もう一方は瑠璃自体に残り獣鬼に利用され精神的な身体を喰らわれながらも咲の中にいた超妖魔に守られつつ現在に至る。しかし最近になって二重人格化どころか三重人格化していた説も浮上している。
、かしその可能性は薄くなりつつある。

ちなみに私たち姉妹の共通事項において眼球カメラと耳の中にも細工が施されていて鼓膜付近は高性能カメラに置き換えられて内耳部分にある三半規管も高性能なジャイロに置き換えられているらしい、それ自体がかなり謎なのだがそれらは研究所が勝手に私たちの身体をサイボーグ化した事によるものかもしれない。
しかし最大の謎は私たちは基本的には同じ受精卵から作られたクローン受精卵を6人の少女達に(無理矢理)本人たちの同意なしに人工着床させて生まれたはずだから実質的に6子という事になるのだが・・・全然みんな顔も性格も似ていない、謎だ。

ハル(春雨)、年齢は2025年時点では小学6年生の12才のはずだったが、タイムスリップ時にどうなっているか不明。肩まで伸ばした茶髪、そばかす顔だがなぜか可愛くて憎まれ口を叩かれても憎めない。
身長は160センチメートルくらい、ブラサイズもDカップくらいだが超高タンパク質食品と二次性徴ホルモン分泌促進剤の影響で8さいの頃から既に今に近い体型を持ち、所長もその子らから始まっていたと言う。

明美 先回より名前が割り当てられた。
見た目は夏野明美だが、波瑠沙芽の義弟であり波瑠幸恵の実子、長男である波瑠健太の罠に嵌め(はめ)られて獣鬼たちに輪姦射精されて無数の種子と人造精子を胎内に撃ち込まれ物質エネルギー化能力を人為的に強化されて脳のニューロンの大半を種子による大規模なシナプスネットワークに置き換えられていた。
健太の命令により九州鹿児島県にある川内原子力発電所の下にある岩盤を破壊させられた。
その結果原子力発電所は重大爆発事故を起こして瀕死状態で発電所付近の砂浜で横たわっているところを春と遭遇する。時間軸が全く異なるふたりがどうして親友関係を構築できたのか謎だ。(ちなみにハルは元々1960年代の人間だった、その頃は花奈はフルメタルに改造されていた筈だ)

冴子 本名はsae-Co で外来系知的生命体と聞いた、しかし科学者のはずなのに臨月間近まで自身の妊娠に気が付かなかった大マジのうつけものであるが実は志乃が造った人造人間だと言うことが発覚している。
現代の第3惑星においてはJK国会議員である『倶名尚愛』の秘書アンドロイドを開発製造するという天才ぶりも発揮するが本人の拘りか余りにもリアルに生殖器周りまで造りすぎてしまったためになんらかのトラブルで椎奈が全裸となってしまった時にフェミニストたちの絶好の攻撃対象となる。
もちろん椎奈は人間の男性とセッ〇〇をしても妊娠をすることは絶対にないはずだったが・・・・・?。

風間志乃 通称中出し刑事の娘であり1年半以上前の大型拳銃による射殺事件で帰らぬ人となったはずだがその時に出現した葉類亜希(当時は無名)の中で何故か生きている。実は彼女は『染色体加工人間』という名前で呼ばれていて父親の風間達也との血縁関係は皆無だったりする。しかし彼女の能力の限界は未知数だ。ただしタイムリーパー兼テレポーテーショナーとしての能力は特出していて彼女が一度の跳躍で数100年過去と未来、そして数万光年の距離を瞬時に跳べる。
どうやら観萌クラスの肉体再生能力はあるらしい。しかし観萌らと同じく放射性物質による被曝には弱いらしい。

葉類亜希(ストレート黒髪の小柄な女児タイプ)、志乃と入れ替わりに出現した謎だらけの少女。
私はてっきり最初に会った時は擬態化したボサボサ亜希だとばかり思っていたが少し違うようだ。
普段は愛知県警小田井署勤だが度々東京近郊の武蔵署にやってくる。年齢も能力も不詳。
拳銃は全く使えずに野球のボールに見立てた鉄球、もしくは強化ゴムのボールを時速180キロメートルの速度で狙ったコースを狙った位置に投げることが出来る・・・らしい(投げたところを私は見たことがないから)
痴漢や強〇魔を何十度かあの世に送りかけて何十回も謹慎を喰らっているとの事(まあ東京近郊に出没している時はそれが理由と思って間違いない)

葉類亜希(ボサボサ亜希)、少なくとも8年以上前からこの武蔵市にいるらしい。淫魔刑事のひとりだ。
髪は常にボサボサ、肌荒れもひどい、どうやら武蔵のコ〇〇ボと呼ばれたいらしい。
クセはもちろん頭皮をツメでボリボリと掻くことだがものの数分で30センチのフケの山を作るのは正直言って勘弁してほしい。

風間亜紀(ポニテ亜希)、ボサボサ亜希に憑依している淫魔、身長や体重、プロポーションは変幻自在、どこからどう見ても非の打ちどころのない美少女だが喋ると全てをぶち壊しにする性格の乱雑さが特徴。
いつも何故か夏のミニスカートセーラー服を着用しているが下着は着用しない主義。あぐらをよくかくのでそんな時は大事なオ〇〇コやオチ〇〇ン(男に擬態した時)が丸見えとなる。
そんな彼女が水溜りの上を歩くとどうなるのか?って?彼女は人の目には直接見えるがカメラや鏡などには映らない。だから見えないので問題ないなと思っていたら彼女は大雨で道が冠水した時に「スカートが濡れる」という理由で両手でスカートを捲り上げて歩いた事がある。当然だがオマ〇〇も丸見えだ。
しかもかつて彼女はかの大天使『ミカエル』を身体中に大きな刺青を入れた『不良少年天使』と勘違いしていたらしくその姿に擬態して同じく不良少女だった山崎秋子を誘惑してセッ〇〇をやっちゃって返り討ちに遭い精液を全部抜かれるという醜態を晒している。
なんか兄妹の純愛少女漫画をみて誤解したらしいがこやつもうつけものだ。

私はこの3人を3バカ亜希と呼んでいる。本当に馬鹿だ。

葉類智恵 ただ一言、片山〇〇きも裸足で逃げ出す鬼ババア、私はほとんど会った事がないので悪魔でも噂だ。小田井署警部と署長、そして武蔵署の署長も兼任している。公安や内閣調査室の影のトップという噂もあるがナゾである。かの天才養女前田リナが造った『フルコンパチブルアンドロイド』が何体も存在する説もあり真相は闇の中だ。

波瑠沙芽(はる さとみ)
火星から来たクローン女性と崖信介とのS〇〇によってできた受精卵を無理矢理佐原観萌の妹詩織の胎に強制的に人口着床させられて生まれたさっきまでの娘たちとは違う理由でコンプライアンス的に問題のある娘、ハルサメとナッツシリーズの主人公の1人。淫魔と妖魔が棲んでいるので見た目はお子ちゃまだが実はアソコはかなりスゴいらしい。

夏野明美(なつの あけみ)
崖信介直系の子孫であり実の娘でもある奈津菜摘と他複数の少女たちとの複合体。
その中にあの『サタン』も内包されている。
数代に渡る近親相姦を平気でやらかす崖信介一族なのでこちらもコンプライアンス的に問題だらけだ。(要するに彼女の実父は自分の実の娘や孫娘らを平気で犯して孕ませ子を産ませるヤバい奴、そしてその子が女の子なら彼女が二次性徴を迎えた頃又(強姦を)やってしまうという想像を絶するヤバいやつ)
波瑠沙芽も夏野明美もガードが固かったため波瑠沙芽の方は義弟の健太を操って沙芽を誘惑して彼女の胎の中に2体の悪魔を超える存在になる胎芽を植え付けることに成功した。
その年の12月頃に出産する予定だったが意に反して彼女たちはもうすでに生まれていて夏乃花奈と秋草加奈という2人の姉妹としてすでに目の前に存在している。もちろん胎の中の彼女たちが消えたわけではない。
(その辺の詳しい話は『ハルサメとナッツシリーズ』の火星の野望編で。)
タイムリーパーが介入した結果であるがなぜか花奈と加世のふたりは波瑠沙芽を『母親』と呼ぶのは当たり前として夏野明美の事を『乳親』と呼ぶ。彼女たちは認識していないがハルサメとナッツは誰がどう見ても恋人同士にしか見えない。私は彼女たち太陽系外から来た外来種の特性によるものだと思っている。
実は奈津菜摘も毎日のように排卵が始まった頃から18才まで毎日のように犯されていたらしいが受精したことさえない。

佐原観萌、佐原詩織、花梨、『あつこ』、『かなえ』どなたも普通に太陽系外の外来種らしいが実は『染色体加工人間』である志乃の娘疑惑が浮上中。

それらの中から意識複合体として次の四名とハル、サタンを中心に話は進む。

文面からすれば花奈の中にいたのは志乃さんのはずだった。しかし彼女は放射性物質による内部被曝や外部被曝などに非常に弱いという理由から花奈の中にストレートヘアの亜希が寄生してその中に志乃と『刈り上げ君』が同時に寄生していたようだ。
つまり、No.1 花奈(ストレートヘア亜希(志乃+『刈り上げ君』))
という事のなるのか?
そして衣良の中にも『B』さんがいる事になっていたが巧妙なトラップが仕込まれていて『B』さんの中に可奈野椎(『願望達成能力者』)と春香織(『時間操作能力者』)がいたという事らしい。
No.2 伊良衣良(『B』(可奈野椎+春香織))か?
そして加世の中には『G』が入っていてさらに『自慰』と言うコンプライアンス的に問題のある奴と『椎(シイ)』と言う紛らわしい名前の奴が入っていたらしい。
No.3 秋種加世(『G』(『自慰』+『椎(シイ)』))
そして『激辛料理選手権王ルシファー』だが最初はあたしひとりで十分と言っていたが観萌に強制的に『L』を押し付けられていた。
しかし実際には『L』の中には『絵留』と『少女N』が組み込まれていたようだ。
No.4 『激辛料理選手権王ルシファー』『L』(『絵留』+『少女N』)

JC淫魔刑事、文月輪、冬河銀、夏乃可奈、秋種加世、春香織、冬河銀、シルバー・ウインターリバー、水無月海、可奈野椎、佐原観萌、葉類亜希、葉類智恵(上司)
部外者 風間亜希(葉類亜希に憑いている淫魔)佐原詩織(観萌の妹)、花梨(観萌の分身)山崎秋子、倶名尚愛、楓凛、樋口由紀、樋口有希などまだ出る予定の人達も含む。

そして重大な誤認が発生、今までのストーリーの展開上花奈や椎、観萌らは中学2年生になっていて、香織と月海は3年生のはずなのだが何故か中1中2のままである。特に花奈は14才になったつもりでいたらしいが実際にはまだ13才であり中1である、謎だ、もしかしたら〇〇“エさん現象に巻き込まれたのかもしれない。

彼女たちはこれまで私が関わってきた少女たちだ。まあハルサメなら身長とかバストのカップサイズとかも嬉々として書き込んでやれとろけるような完熟マンゴーとか男をトリコにする黄金マンゴーとか言い出しそうだけど私そんなのに時間割くの面倒なので茶々っと話を進ませてもらうから夜露死苦。

基本的に語りにおいて一人称は『私』は伊良衣良、『あたし』は今回より正確にはサタン、こと夏野明美だ。
本来なら先回から明美が語りだった筈だが諸事情によち今回からとなった。許してほしい。
それと前もって断っておくが一重カッコ「」は肉声、そして二重カッコ『』は心の声だ。

言い忘れていたが今回もナレーションにおいて『私』はのNo.2チームの伊良衣良であって単独としての伊良衣良こと施設での名前『イカロス』とは時間線上において別人格である事はお断りしておく。

そして『あたし』は単独意識体としてのサタンでありまたの名を明美であることをお断りしておく、夏野明美でもなければハルサメナッツ3話にて絵を描いていた少女でもない。もっともその少女は先回から出ているが三人称扱いなので悪しからず。

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@【中出し】タツヤ

「い、い、いやぁ〜おなかがはりさけそうなんだぉ〜、あたまがわれそうなんだぉ」
花奈がそう叫んだ時に奴、【痴神】の顔色が変わった。
『おかしいぞ、俺はこのメスガキを快楽地獄に落として安楽死に至らしめている筈だ、なのにどうしてこんなに苦しそうに顔を歪めている?』

『それは、あなた、私の乳親がアイツらに人造精子と種子を子宮や膣、そして卵巣や外陰部に撃ち込まれて陰嚢(いんのう)、つまり精巣(睾丸)と副精巣機能を変化させられて強化改造された、そしてそれを拠点に脳をほとんどいじられたからですよ、私の乳親』

花奈の中の志乃が【痴神】に語りかけた。
どうやら【痴神】は『乳親』と『父親』の区別がついていないようだった。
『俺が誰の父親だって?では志乃とやら、おまえの母親はどこにいるんだ?』
『それはこれから私たちと一緒に探しに行きます、しかし今回のことはまだしばらく【地神】ケトルじいさんには悟られたくはないので、せめて太陽系に着くまで、しばらくはロリコン変態オヤジを演じてください、それまではそのガタイで居てもらいます』
志乃に言われて彼はうなずくと私たちから離れるようにして歩き出したが2、3歩歩いて立ち止まった。
『ねえ、あいつら【地神】はいつからこの宇宙に存在しているの?そしてあいつらは何者なの?』
低いトーンのハスキーボイスで【痴神】だった男は女言葉で言った。
『それはまだ言えないんだぉ〜、まだまだ未来予知も擬似サイコメトリーも不完全なんだぉ〜』
しおれた表情で花奈はいったが彼女の髪は明るい水色に染まっていた。
 
何かが彼女の逆鱗(げきりん)に触れたんだろう。
【馬鹿奈のくせに生意気だな、おい!】と私は思ったが口にはしなかった。どうせ馬鹿奈には筒抜けだろう。
『全ての元凶はあの呪われた国、ジポン、その総理大臣とあの大事故の元凶となったあの大手電力会社が決断した愚行が始まりだったんだよ!』
それは私、衣良にも大方想像がついた。
あれは西暦2023年8月ももうすぐ終わりに近いあの日から始まった。
それが何故、和暦元年よりもはるかに古くからあいつらは存在していたのか?
そして何故?2041年から先が存在しないのか?
そこから先は実は存在してその間に何かが起きたとすれば?

この国、いやこの星の連中が「たかがトリチウム」と甘くみたために銀河を揺るがす大惨事を招いた事になる。

決断と云う言葉さえはばかられる、それは電力会社と政権によって惰性で決められた、国民不在の閣議決定だった。

この決断における根拠はトリチウムはすぐに尿や汗となってすぐに排出されるから被曝(ひばく)するとは思えないという身もふたもない主張だった。
実際にはそれは有機トリチウムとなる可能性を黙殺していた。

『その指摘は当たらない』

いつも彼らはそう言ってきた。
さも自信たっぷりに言われるとなんとなくそう思ってしまうものも多いだろう。

しかしどのマスコミも、識者も、『それはどう当たらないのか?、何故当たらないのか?』訊こう(きこう)ともしない。
そして次に言うセリフはもうなじみの言葉だ。

『そうならないようにしている』
『仮定の話は出来ない』

彼らの答弁こそ仮定にしか裏付けられていないのではないか?

私はあのクソでかい惑星(サタン】の周りを廻る衛星【ルシファー】で2人の少女に遭遇した。
ひとりはストレートの黒髪を肩にかかる程度に伸ばしたセンター分けの娘。
当然だが前髪も長い。
彼女とは【地神の線状降水帯】というよくわからない兵器につらぬかれてドロドロの液状に崩壊寸前の娘に出会った。
その兵器は【地神の線状降水帯】などという名前だったにも関わらず、実際に宇宙から降り注がれた物は水というには程遠い一粒の大きさがナノメートルクラスという非常に微細な固体の粒だった。
少女はその超微細な粒の大群につらぬかれていた。
しかしその時の私に彼女を再生する能力はなかった。
自分自身と私の中に一時的につい反射的に胎の中に匿って(かくまって)しまった【shino】なる胎女の肉体再生で手一杯だったというのもある。

その時に私の身体を乗っ取ろうとした不届きな奴がいた。
私は取り敢えずそれを優先すべく【サタン】なる悪魔と契約を結ぶことにした。

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@ジポンの未来は、おうおうおう、世界に恨まれ?いえぃいえぃいえぃいえぃ

2025年あたりから地球の海洋環境は目に見えて悪化していった。
海水の塩分濃度が異常に濃くなってその変化に対応しきれず、生命機能を維持できなくなった魚介類の衰弱は著(いちじる)しかった。
浜辺には多くの魚などの死体が打ち上げられるようになって海中の生態系バランスは大きく崩れ始めていた事に気づき始めていた。

そうなったら当然、犯人探しが始まるのは当然のこと、だがあろうことかジポンの政府や人々は隣国らに責任を押し付け始めていた。
もちろんの事だけど隣国らはジポンに反発して一触即発に近い状態になっていたんだ。
戦争抑止力は軍事均衡によって保たれていたわけではなかった。
良好な信頼関係があってこその和平関係の維持だった。

しかしジポンの愚かな指導者は自分達が重ねてきたウソを認めたくなかった故にその振り上げた拳を下に降ろす事(撤回)が出来なかった。

そして相手の頭に振り下ろしてしまっていた。

当然だけどそんなことすれば戦争に発展するよね、って事だ。

軍事バランスが崩れたら侵略されたり戦争に突入するなんて全くのデマだったのよ。

私たち6姉妹はそんな事も関係なく軍事兵器として育てられていたことさえ知らなかったんだ。

【憂】という字がある。
昔それを文字通り『悲しむ』や『哀しむ』と解釈していた歌手がいたという話を聞いたことがある。
そして歌の中でこう言ったそうだ。
『人は悲しみが多いほど人には優しくできる』と。
私はとの歌自体は悪い歌じゃないしむしろ良い歌だと思っていた。
でもある日ちょっとしたことで違和感を感じるようになってしまった。
生きてくこと自体に悲しく辛い思いをしている人が他人に優しくできるのだろうか?
悲しみが多いほど他人には優しくできる者だろうか?
自分のことで精一杯なのに果たしてそんな余裕はあるのかな?
その歌手の根拠として【人】の象徴でもある【人偏】をつけると【優しい】の【優】になるからというのだそうだ。
だけどその解釈に常日頃疑問を感じていたのも事実だ。

こう考えてみてはどうだろうか?
その【憂】は一体誰のものだろうか?
それが自分自身のものに限定されるのなら、その気持ちは永久に【優】にはならないのではないのか?

私自身はそんな事を意識したことなど一度もない。
だけどそれを実践していたバカを私は少なくともひとりは知っている。

【他人が抱えている辛さや心の痛みを憂いる事】が出来てその気持ちを分かち合えてこそやっと【優】しさになるんじゃないのかな?

生意気かもしれないけど原子力発電所に反対している人たちや、化学性の毒物による公害に起こっている人たち、『戦争を引き起こす原因になるから』と言って憲法を壊される事を否定する人たちは本当に『自分勝手な人たち』なんだろうか?

原発が稼働すれば当然だが毒性が非常に強い放射性廃棄物が大量に発生する。
問題はそれをどこに安全に保管するかだ。
地震や火山の噴火などで原子炉やそれを管理する機械などが壊されたら当然だが原子炉が爆発するし、そこまで行かなくても大量の放射性物質が広範囲に渡ってばら撒かれる(ばらまかれる)。
その時に被曝した人たちはどんなに辛い思いをするのだろうか?
それは自分かもしれないし、遠く離れた他人事かもしれない。
だけどその他人事かもしれない事であっても『人として自分の事のように憂いる』、そんな気持ちこそが優さにつながるんじゃないのだろうか?

最近あちらこちらで発生している化学有害物質の投棄、これに関しても同じだ。

戦争責任問題に関しても同じ事が言えるかも知れない。
『もう十分謝罪したからもう十分じゃないか』とか『いつまで謝罪させれば気が済むのか』とかいうのならまだ良い。
『そんな事実はなかった』『お前らが嘘を言っている』と主張するのは『相手(人)の気持ちを憂いた』者の発言だろうか?
相手をより一層傷つけるような発言を『優しさ』と読んで良いのだろうか?

国同士のいざこざで戦闘行為が起きれば誰かが傷つく。
よく改憲派が言う『侵略されて家族や友人が殺されても黙ってみているだけか?』とか『何故銃を取って戦おうとしない』と言うのがある。
そりゃ私だって頭に血がのぼって攻めてきた奴らを皆殺しにしちゃうかもしれないよ?いや確実に皆殺しだな。何しろ私たち6姉妹はジポンが産んだ最狂の殺戮兵器だからだ。
決してあのアニメに出てくるような『イ』で始まって『ス』で終わる4文字の巨乳美少女ヒロインのように優しくないのは確かだ。
(ただし彼女も花奈と同様に悲しく辛い過去を背負っている)

でもそいつら(侵略者)だって本当に好き好んで侵略しに来るのかな?
かつてのジポンがそうであったように『お国のために』なんて妄言を信じている馬鹿はいないでしょうね?
特攻隊にしても遠征兵にしても決して祖国のためなんかじゃなかったと思うよ?
家族や恋人を人質に取られて仕方なく戦闘行為に加担させられたんじゃないのかな?

もしも私たちの国であるジポンが攻めて来られても責める側だって決して『ヒャッホー!、好きなだけ人が殺せるぜ』なんてノリで来る奴は、まあごく一部にはいるかもしれないがそのうちの大半は洗脳(マインドコントロール)されていたり、家族や恋人を人質に取られてやむなく参戦している者たちの方が多いだろう。
その者たち気持ちを憂いる事は大事だと思う。

そしてさらに私が最も許せないのは人殺し、しかも正義なき大虐殺、大殺戮(ジェノサイド)に使われるとわかっていても自分の私腹を肥やすために殺傷力の高い兵器や武器、弾丸を輸出する奴らだ。

それによって命を狙われる者たちの気持ちを彼らは1ミリでも憂いているのだろうか?
理不尽に肉体を破壊されて激痛に襲われながら命を落としてゆく子供達を少しでも憂いた事があるのだろうか?

所詮は他人事にしか考えていないのではないのか?
まあ私は他人のことは言えた義理じゃないしな。
今までもバンバン獣鬼を殺しまくって来たしこれからもそうするだろう。

ただ一言言えるのは自分のことだけを憂いてもそれは優しさにはつながらない。
他(人)の辛さを憂いて初めて優しさに繋がる(つながる)んじゃないのかな?

そういった意味じゃ私たちの中じゃアホヅラ花奈が1番優しいんじゃないかと思う。

あの忌まわしい惑星サタンの周りを周る衛星ルシファーで馬鹿奈というアホヅラとハルに聞かされるまではね。

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@明美と菜摘、そしてハル

あたし、奈津明美は三重県の四日市というという海辺には石油コンビナートが立ち並ぶ工業都市に生まれたらしい。
四日市スモッグ、その石油コンビナートの煙突から大量に発生した煙はあたしを始め多くの子供たちを苦しめていた。
四日市喘息という言葉を聞いたことがあるだろうか?
同じ学校に通っていた私と親友のハル、こと波瑠沙芽はコレにかなり長い期間苦しめられていた。

何しろ毎日のように朝昼晩と激しい咳と胸の苦しさや喉の痛みで息が苦しくてたまらない。

最初の頃はまだ小学1年生だった私は自分だけが何故こんな酷い目に合わなきゃいけないのか?
と思いつつも今日も学校を休んでいた。
「はるみ、、学校の、、、お友達が給食のパンを持って来て来てくれたわよ」
母も私と同じで息をするのも苦しいのか途切れ途切れにしか喋れなかった。父も母も同様にあたしと同様に喘息で悩まされていたようだった。
「動くと咳が出て止まら、、なくなるし、うつすといけ、、ないからそのまま、かえって、、、もらって」
合間合間にあたしは激しく咳き込みながらいってそのまま顔も見ずに帰ってもらうことにした。
どうやら彼女も咳に悩まされているそうだ。

彼女とあたしは席が隣同士というだけで特に親しいと言うわけではなかった。

あたしと彼女はひと月に10日近くは休んでいた。

あたしたちのクラスの40人の内の約半数以上30人近くは比較的軽症な喘息持ちだった。
しかしあたしとハルを含めた女子3人と男子2人の計5人が休みがちな子だった。
あたしは父親の転勤で1年生の夏に奈良の方から引っ越して来た。
ハルは小学入学前に川崎市の方から引越して来たらしい。
彼女に言わせると四日市のスモッグも大した事がないらしい。どこが!と言いたいが彼女が住んでいた川崎市の工業地帯の煙突の方が灰色っぽい煙をかなりもうもうと吐き出していているらしい。
にも関わらずハルは四日市に来てからの方が喘息を悪化させていたとの事。

あたしたちが2年生に上級した頃に何年生だったか忘れたが女子の上級生が心不全を併発して他界した。

あたしたちはまさか喘息で命を落とす事があるとは思ってもいなかったのですごいショックを受けたことだけは覚えていた。
その時はまだスモッグと喘息の因果関係は否定されていた気がする。
まあ因果関係という言葉自体はあたしはその意味は知らなかったが要するに『喘息とスモッグは関係ないよー』と言うのが企業や行政側の言い分だったらしい。
あたしたちはまだ子供だったからそんな事を言われたら『そうか』と思い自分を納得させるしかない。

それから10ヶ月過ぎた頃だったか、ハルが救急車で運ばれて緊急入院をすることになった。
何故かあたしは単純に喘息が悪化したかと思っていたがそうではなかったようだ。
その理由としてはまず救急車の他の消防車ではなくてパトロールカーが何台も来ていたからだ。
そして追い打ちをかけるように学校の先生から『面会謝絶』の話を聞かされていた。
しかも入院先の病院は『言えない』との事だった。
もしも喘息の悪化で死亡した先輩のことが頭をよぎり『両親の反対を押し切りコッソリとハルの家に電話をかけていた。

彼女の家は留守が多かったのか何度かけても電話に出る事がなかった。

緊急入院の話を聞かされて2週間も過ぎた頃だったろうか?
ハルのお母さんは泣きながら何度も何度も『ごめんなさい、今は合わせられないの』を繰り返すだけだった。

それからさらに2週間経った頃だったろうか?
あたしはまだ4月になって3年生に進級したばかりばかりだと言うのにまた激しい喘息発作を起こすようになって休んでいたある日に奇妙な夢を見た。

あたしは1羽の鳥になって病室の中を飛んでいた。
白い壁と天井に包まれたその病室のベッドには呼吸マスクらしきものをつけられて苦しそうに泣いていたハルが横たわっている姿が見えた。

身体中が包帯でぐるぐる撒きにされていてそれがただの喘息症状の悪化じゃない事を意味していた。

『明美?』

彼女は突然にあたしの心に反応した。

『また喘息が酷くなっちゃたの?見舞いに行けなくてごめん』
ハルは申し訳なさそうにそう言ったがむしろそれを言いたいのはあたしの方だった。
『どうしてこんな酷いことに?ハルの身体はそこらじゅう破れて縫い目だらけじゃない?』

しばらくの間彼女から返事はなかった。

『もうあたしは生きてゆく価値がないかもしれない』
ハルはあたしにそう伝えてくると両手で顔を覆い(おおい)隠して(かくして)嗚咽(おえつ)し始めているように見えた。

「同情なんていらないから!」
彼女は突然すごく大きな声で叫んでいた。

『同情なんてしていないよ』
あたしはそう言ったがベッドの上で横たわるハルとは別に重なるように彼女の家の寝室で複数の男に襲われて女の子の大事な場所に彼らの股間にある大きくて固そうな棒をねじ込まれて激しく揺さぶられながら泣き叫んでいるハルの姿が見えて来た。
『いやぁ!見ないで!』
ハルはあたしから顔を背けようとした。しかしあたしの視点はあたしの意思とは関係なくハルの顔が見える位置に移動してしまっていた。

男の太い棒が激しく脈打ち出すと彼女はそれに合わせられるかのように大きな叫び声を断続的に出して大粒の涙を流しながら意識を失った。

そして彼女の悲劇はそこで終わらなかった。ハルは別の男に馬乗りにされて再び身体を激しく揺すられていた。
『いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎』
泣き叫ぶ彼女の声が聞こえて来たような気がした。
ふたたび何かが爆ぜるような音がして、彼女はまた大量の濁った色の吐血をして気を失っていた。

『もうやめて!』
あたしが叫んだ時、男のひとりがこっちを向いて言った。
『今の俺たちを覗き込んでいる奴がいる、ドシロウトが自分が存在する時空座標を晒して(さらして)いるとも知らずに、居場所がバレバレだぜ、そいつも始末しねえとな』
そう言った時にそいつらはあたしの目の前に立っていた。

『だがレイプによる殺害は計画にないぜ』
3人目の男が言った。
『ふん、お前は俺たちの陰茎が射精出来るのが精液だけだと思っていないか?』

さっきからのあたしとハルとの会話も含めてそれらが肉声ではないSFマンガなどで言うテレパシーの様なものだとは理解出来たがその会話の内容は全く理解出来なかった。
角刈り頭のイカついガタイの男が言うとあたしの口の中にお父さんのものでさえ見たことのない太くて長い股間の立派な肉棒を突っ込まれていた。
『メスガキよこれから俺が何をするかわかるか」
肉棒を喉の奥まで突っ込まれて息が出来ずのたうち回っているあたしにその男は言った。
『オマエは【硫黄酸化ガス】と言うものを知っているか?』
そんなのは小学3年生のあたしが知っているはずがない。
『別名をソックスといってな、その中でも特に毒性の強い一酸化硫黄ガスと言ってな、それをオマエの気管支に流し込んでやろうと言うんだ、うれしいだろう』
一酸化と聞いただけでやばい気がした。
一酸化と来ればあたしの頭の中には一酸化炭素ガスくらいしか思いつかないが肺の中の酸素を思いっきり奪われる気しかしない。
あたしの認識はそれでも激甘だったらしいが。
『やめて!その子は関係ないの!』
ハルの叫び声が聞こえた様な気がした。
『このガキはわかっていねぇ様だから解説してやりな』
オールバックの細身の男が言った。
『オマエらの大好きな四日市産の【白いスモッグ】に含まれている有害物質だ、主に気管支炎や気管支ぜんそくや咽頭炎(いんとうえん)など呼吸器疾患(しっかん)の元になって、大気汚染による慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)であり、息苦しく、喉が痛み、激しい喘息の発作を起こしてくれるのさ、症状がひどいと呼吸困難から死ぬ事もあるからな、心臓発作や肺気腫(はいきしゅ、肺がん)を併発して死ぬ場合もあるんだぜ』
七三分けの若い男が縁起でもない事をペラペラと喋って(しゃべって)くれていた。
「まあ安心しな、酸素も一緒に送り込んでやっからよ安心してあの世に行きな!」
奴がそう言うとあたしの喉奥まで突っ込まれた肉棒の先から刺激性の強いガスが噴き出していた。
喉が焼ける感覚がしたかと思った時はあたしの口からその太くて長い肉棒は抜けていた。

あたしは意識が遠くなる中で男と少女の会話を耳にしていた。
「困りますよ、殺害指示の出ていない関係のない少女に手を出すのは」
冷徹な感情の起伏が全く感じられない少女の声がした。
だがあたしの肺にはその一酸化硫黄ガスを少し吸い込んでしまったのか激しく咳き込んで咽せて(むせて)いた。

あたしの視界にはうっすらと身長があたしと大して変わらないくらいの茶髪のボブカットヘアをした超美少女が3人の男たちを睨みつけていた。
「爆ぜなさい」
彼女がい小さな声で呟くと3人の男たちの腹部が一瞬青白く強く光ったかと思うと次の瞬間には跡形もなく消え去っていた。
そして謎の茶髪ボブカットヘアの超美少女は一酸化硫黄ガスを吸い込んでしまったために肺をやられて激しくむせるあたしにツカツカと歩み寄ってくると見覚えのある白いプラスチック製の円筒のケースに紙のラベルを巻いた物を差し出していボソッとつぶやいた。
「一酸化竜王ガスをかなれ吸い込んでしまった様ですね、これを一錠だけ飲んでください、いー薬です」
それだけを言い残すとかき消す様にして消え去った。
てかこれって確かおなかをこわした時のお薬じゃ?

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@鷹たちの視点

『胃薬なんかで喘息が治ったら誰も苦労なんてしないわ』
あたしはそう考えながらそれを一錠だけ飲んでみたがそれはあの有名な胃腸薬どころかただのラムネ菓子だった。

騙された(だまされた)!
そう思ったがあたしの呼吸はかなり楽になっていた。
とはいえあの【おちんちん】から射出された毒ガスを吸引してからと比べてと言うだけで完全に喘息が治ったわけじゃなかった。
相変わらずあたしはちょっと動くだけで激しく咳き込んで、時としては胸の痛みを感じて少々の吐血をしていた。

[これを9錠飲めばもっと良くなるかも]

そう思い試してみたがもうその『いー薬です』の効果は見られなかった。

あたしの耳元で『クスクス』と笑う笑い声が聞こえた。
久々に聴くハルの笑い声だ。
『何がそんなにおかしいのよ』
あたしは言ってからふとあることに気がついた。
『もしかしてハルにはあたしの姿が見えちゃっている?』
あり得ない事だがそれ以外は考えられなかった。
そしてそれに対するハルの答えも想定内だった。
『見えているよ、それどころか明美ちゃんにはあたしの過去の姿も見えていたんでしょ』
『ごめん、覗くつもりはなかった、でもハルがあの男たちにあんな酷い事をされていたなんて』
あたしがそう言うとハルは少し悲しげな表情を浮かべたが首を横に軽く振った。
『ううん、本当は見られたくなかったけどこれはあたしの両親にさえ話してない事だから』

あたしはハルがあの拷問の様な暴行を受けている最中に男たちから詰問されていた事を思い出していた。

「お前はどこの整形からやってきた」
意味不明だった。

あたしはその時になって初めて某ホラー映画の様な話を聞かされた。
ハルはその若い女性を匿った(かくまった)事自体は後悔はしていないと言い切った。
しかしながらあれほどの恐怖にあたしを巻き込む事を危惧(きぐ)していると伝えてきた。

それから半年後、ハルはふたたび男たちに襲われていた。
『やめて!』
あたしは何度も叫んだが男たちはハルを犯すのをやめてはくれなかった。
裸にされたハルは何度も何度も男たちの股間にある太くて長い肉棒で女の子の大事な場所をつらぬかれて体全体を激しく揺さぶられていた。
ハルの大事な場所に突き刺したまま男の太くて長い肉棒の突き出て見えている場所が脈打ち出すと白くねっとりとした熱い液体が勢いよく噴き出していた。
それどころかその肉棒の先が真っ赤に熱された鉄兜錠になっていることに今更ながらに気がついていた自分がいた。

ハルは泣き叫びながら下腹の臓器を破裂させられていた。

何もしてやれないあたし自身が恨めしかった。

4年生に進級する春、そしてその秋

5年生に進級する春、そしてその秋

彼女は半年おきに大勢の男たちに犯されていた。

最初が3人、2回目のその年の秋が4人、3回目が5人、4回目が6人、5回目が7人、6回目が8人とだんだん増えて行った。

そしてとうとうハルとあたしが5年生の秋彼女を犯す相手の数が9人になっていたそれまであたしと彼女を繋いで(つないで)いた鷹(たか)の視点はもう使えなくなっていた。

あたし自身も大勢の男たち、正確に言うなら鬼のような形相の獣たちに時間をかけて何度も何度も何度も何度もつらぬかれながら毎日毎時一定時間を置いて射精されていた。

『いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!裂けそう!』などと叫んでいられたのは最初のうちだけだった。

しだいに自分の頭の中が壊されてゆき、自分が何者なのかさえ考えられなくなっていった。
気がつくとあたしは今日も見知らぬ少年に真っ赤に燃える灼熱の酸化プルトニウムの亀頭部を持つ剛毛の生えた獣の陰茎で激しくつらぬかれながら種子と人造精子を大量に含む精液を射精されていた。
「あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!』
射精される度に叫ぶ自分の声を他人事の様に聞きながらあたしにはひとつの命令が与えられていた。
この南九州の川内にある原子力発電所、その直下にある岩盤を一部分エネルギーに返して壊して2基ある原子炉を非常停止させる事だった。

しかしあたしは見事に騙されて(だまされて)いた。
あたしが原子炉直下の岩盤をエネルギー化した行為は元々そこにあった「活褶曲」に溜まっていた巨大なエネルギーを解放することになってしまった。
そのエネルギーは軽くマグニチュード8を超えて局地的に震度8.6というあり得ない数値を叩き出していた。
原子炉は2基共に非常停止することもなく制御棒は激しく横に振られながら降りてゆき同様に激しく横に振られていた燃料棒とぶつかり合い、その結果、ウランの燃料棒をことごとく粉砕するかの様にへし折ってそれが炉心の底に溜まり滅とダウンを起こすという最悪な事態を引き起こしていた。
通常電源はもちろん非常用発電ディーゼルエンジンも壊れて火を吹き、1次冷却水の破断などであろう事か一次冷却水も一瞬にして枯渇して溶け落ちた低濃度二酸化ウランが臨界暴走を始めていた。
はずだった。
しかし現実は国や電力会社は国民に対して非常に重大な事を隠していたのだ。
あろう事か低濃縮二酸化ウランしかなかったはずの2基の原子炉内にあった燃料棒は本来そこにはあってはならないもの、プルトニウムとウランを混合させたMOX燃料が半数を占めていたのだった。
原子炉は立て続けに2基共に大爆発をして大量の放射性物質、ウランとプルトニウムを十数キロにわたってばらまかれ、住民たちは避難する時間さえ与えられずにほとんどの人々を重篤被爆者にして命を奪った。
はからずしも半年ぶりに見える様になっていた鷹の目がその非情な現実をあたしに見せつけていた。

あたしは真っ赤なに燃えていた川内原発の付近で肌を赤紫色に爛れ(ただれ)させて瀕死状態にあった。その時にはすっかり名前さえ忘れてしまっていた親友と再会をした。

『もうこの娘はじきに死ぬわ、諦め(あきらめ)なさい』

もうその存在さえ忘れていた親友の中に身を潜めていた女性の声が聞こえた気がした。

『いやだ!あたしはこの娘を見捨てることは出来ない』

親友の心の叫びがあたしの心を撃ち抜いた。

今思い出せばその心の叫びに対してあたしは救済を求めていたのかもしれない。
しかしそれは叶わぬ願いだという事も分かりきっていた。

『じゃああの時にハルが私にしたようにこの娘を自分の中に取り込みなさい』
意外な提案をあたしの親友の中の女性は提示してきた。

『さすがにそれは無理でしょ』
そう思った時にはあたしの腹はあたしを散々つらぬいて来た少年の履いていた先の固い靴で蹴り上げられていた。あたしの人生はそこで終わっていたはずなのだ。

『明美、これからはあたしとあなたはずっといっしょだよ、きっとあなたたちの身体は用意するからあたしの中でお休み』

あたしたちはそのすぐ後で少年の強力な【願望達成能力】とかいうので拘束されて気がつくといつものように複数の男たちに輪姦射精を受けていた。

何度も何度も何度も繰り返して子宮など内臓を男たちの力強い射精で破壊されながらも生き返るハルに奴らは恐怖を感じたのかも知れない。

そしてハルの胸元にはあの漫画や映画で出てくる違法刑事たちが御用達にしている大型拳銃の銃口が突きつけられていて、それが火を噴いた時、その大きな弾丸の頭部が潰れて割れてハルの心臓を木っ端微塵にした。

続けて爆音のような銃声を耳にした次の瞬間にハルは黒髪を胸まで伸ばした少女に抱き抱えられていた。

それが葉類亜希、あたしと同じタイプの別の恒星系から来た少女だった。

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@夢を見ない子供たち

私たちはそれぞれ5組の別行動をすることになり、私、伊良のいるNo.2チームは第7区、加世のいるNo.3チームは第8区、激辛のいるNo.4チームは第9区、波瑠沙芽が第10区、夏野明美が第11区を徘徊することにした。それを数ヶ月終えたら第5区、入国管理局エリアに再集合することになっていた。
何、太陽系圏内に接近するまでまだアイシュタイン効果とやらを考えても考えても最低でも500年はかかりそうだ?
それはどう考えてもあり得ない話だったが。
私はアイシュタインのズボラなところは好きだがあの舌を『ベー』と出したふざけた人物像を見ると無性に腹が立ってくる。
それに私は実はアイシュタイン効果というものには懐疑的だ。
どれくらい懐疑的かというとよく経済評論家が口にする『経済効果』とかいう奴と同等に懐疑的だ、と言えばわかってもらえるだろうか?
何?600年はかかるとか言っていたではないのかって?
それがまさかアイツら【痴神】じゃない【地神】どもが自ら幼い少女たちを強姦して種子と人造精子を撃ち込んでbot化して子供を産むだけの機械に改造したとは想定外もいいところだった。
神様がそんな惨たらしい(むごたらしい)ことをするはずがないと思い込んでいたに過ぎなかった。
デジャヴを感じないか?【ジポンの政府がそんな悪い事をするはずが無い、それを疑う(うたがう)者は反ジポンの非国民だ!】、思い当たる節があるでしょ?

【痴神】どもはまだ幼い幼女たちを短い期間で早熟な、肉体だけをグラマーな大人の女性に改造した。もちろんまだ心は幼いままの幼女たち。
そんな彼女たちに1秒に60人ずつ放射性物質と放射性生物をたっぷりと含んだ精液を、大きさも肉厚も大人並みに育った、頭の中はまだ子供の子宮に撃ち込んだ。
妊娠させて子孫を増やす事だけが目的ではない。もうすでに数十人以上の赤子を強制的に孕まされ、産まされた、その役目を終えた生後16年を迎えたばかりの本来ならまだ人生が始まったばかりの娘たちを無人の廃墟となった床のない第20区に彼女たち自身に押しつけられたテレポーテーション能力で、彼女たちは自身の意に反して強制転送させた。彼女たちの脳内に寄生させた、実体の無い次世代獣鬼【獣神】に異次元の灼熱の如何わしい(いかがわしい)焔(ほのお)の槍(やり)でつら抜かさせて1秒に1回、60人も同時にエネルギーに還して(かえして)それを超加速のための動力にする程の
外道だった事は想定すべきだったかもしれない。
それで光速の99%以上の速度を出せたとすればこの人工惑星内での時間510年位には縮める事も可能かもしれない、だけどその速度を維持するために一体この人工惑星が太陽系に近づくまで何千万人何百億人の少女たちの尊い命を犠牲にする気だろうか?
『彼女たちは最低限でも述べ1兆2,000億人は必要なんだぉ、毎月2億人の少女たちがひとり当たり6人産まされるあの娘たちにはまともな人生は与えられないんだぉ」
いくら『遅い事ならホニャララでも出来る』を信条としている私でも毎月6人産めと言われたら『No!』と言うしかないだろう。1月に1回出産という事は産休時間も考慮すると12倍速でおなかの中の子が成長している事になる。少なくとも通常の6人同時なんて私達を産んだ『あつこ』さんじゃあるまいし。
いや、私たちはそれぞれ別々の少女たちの胎の中で育った受精卵クローンだと聞いていた筈だ。
それに処刑された借り腹に利用された少女は6人だと聞いていた現に私の妹は2人の妊婦さんを見たと言っていた。
しかし、その記憶もどうやら怪しくなってきた。私たちの母体である少女たち、あつこさんとかなえさん、観萌さんは実体のない次世代【痴神】どもに何度も何度も何度も犯されて彼女たちが受精された後も膣(ちつ)の中を通して子宮に何十発も例の種子と人造精子をたっぷりと含んだ精液を射精されている可能性があるとしたらもうすでにへその緒を通じて私たちの頭の中に既にその種子と人造精子が撃ち込まれている可能性はあった。
だとするとあの第3惑星地球で中学1年生だった志乃が3度に渡って強姦されたのは拷問をして彼女の正体を白状させるだけでなく別の目的があったのかもしれない。
3か月で3歳程度に育ったなら志乃にとってその3か月は4年に近い年月という事になる、つまり奴らによって孕まさせてからたったの20日程度で1人出産をさせられた事になる。ある意味で【痴神】という神様たちの実験は成功したのかもしれない。

それは本人ではなくて花奈つたいに、ある日惑星サタンのが半分くらい地平線に沈みかけ、そして3っつある太陽が反対側から昇り始めた頃に聞かされた話だった。
ローズは3回にわたって幻覚のようなものを見たという。
その3回ともセーラー服姿の志乃は獣鬼と思われる男に時間のない世界で何十回も強姦されて妊娠させられていたらしい。それから3回ともすぐに彼女は女の子を産んでたった1人で何も栄養も睡眠も取らずに3ヶ月後に姿を消していたという。もっともローズだってその間ずっと起きていたわけではないからローズが寝ている間や他ごとに夢中になっている間に睡眠や食事を摂っていたのかもしれない。
ただその3ヶ月の間にその娘は自分達の成長記録写真で見た3才相当に成長していたと聞いた。
もしそれが本当だとするならばその娘達は通常の12倍以上の速度で成長していた事になる。
そしてもうひとつ疑問が残る、その娘達は誰かと言う事だ。
それは『敦賀湾原子力発電所帯暴走事故』(それは何者かによる意図的な核反応炉の暴走事件だった)、それによって発覚した事だったが『あつこ』と『かなえ』そして佐原観萌が意識複合体でありその中の『ハル』がその時の三人娘うちの誰かだという事だった。
そしてその時に発覚した『放射性生物』という謎の微生物が彼女たち外来種にとって生命を脅かす存在であるという事が敵に知られてしまっていた。と同時に別の、宇宙船の推進力としての超加速の実験が進行していたのかもしれない。

この超加速というものはその『放射性生物』を『放射性物質』と組み合わせて彼女たちの脳の中に植え付けた実体の無い次世代獣鬼を使い、奴らが彼女たちをその次世代獣鬼らが持つ実体のない仮想陰茎、如何わしい焔の槍で犯しながらその胎の中で理想的比率で『放射性物質』を瞬時に放射性崩壊、つまり核反応を起こさせるものだった。
特にトリチウムは重水素ともよばれて水素爆弾の素材になった。特に有機トリチウムは彼女たちの肉体に積極的に取り込まれやすくそれを彼女たちの消化器に打ち込む事によってほぼ全身を水素爆弾の代用として使う目的があったのかもしれない。
それでは人間核燃料ではないのか?難しい計算は後回しにするとしてその子たちは何のために産まれてきて一時の特権階級の慰み物の対象としてだけではなくて超加速のために乱用されてきたのだろうか?
ウラン二三五は核分裂でウラン二三八をプルトニウムに変えるように周りの軽水素を重水素(デューチウムやトリチウム)に変える。
原子力発電所が通常運転においても莫大な量の軽水素をトリチウムに変える事はみんなが知っていて素知らぬフリをしているだけかも知れない。

そしてそれらは回収分別が可能なら核融合のエネルギーとなるし、それだけではなくて核融合爆弾、水素爆弾の原料になるという事を知っている者はどれほどいるのだろうか?
(注:水素爆弾に使われる水素は一般に言う軽水素ではなくて重水素、二重水素や三重水素、その中でも三重水素(トリチウム)はより破壊力に貢献すると言う、ところでお気づきだろうか?水素爆弾がクリーンな核兵器であると言う言説がいかに欺瞞(ぎまん)に満ちた、ウソである事に、水爆に使う水素自体がベータ崩壊をするトリチウムなどの核物質だと言う事に)

よく人は核爆弾実験のせいでトリチウムが劇的に増加したというがそれは水素爆弾の原材料であるトリチウムの(核融合しなかった)燃え残りなのかもしれない。
果たしてそんなものを争いのを好むジポン人がみすみす海洋投棄するだろうか?もし例の浄化水にトリチウムが基準値をはるかに下回っているから大丈夫だというのなら汚染水に含まれていた莫大な量のトリチウムはどこに消えたのだろうか?
もちろんジポン人以外にも戦を好む人種は山程いた。そうじゃない方を探すのが困難なくらいだ。
しかしいくら何でも【ジポン人は戦を嫌う温厚な人種】だと思い込んでいる奴はいないだろう。もしもいたとしたら変なカルト宗教に洗脳された狂人としか言いようがない。

それは少なくとも過去のジポンの明治維新までの戦国時代などの歴史が証明していた。
もちろんそんな人種が明治維新を得て急に平和国家になるはずもなかった。
あの太平洋戦争でこてんこてんに叩きのめされた上になおも諦めきれず降参を拒み、なおも争いを継続して核爆弾を2発も投下されて圧倒的な力の差を見せつけられてようやく降参するという人ととして最も重要な選択肢を選べなかった愚かな(おろかな)人種だ。
だからこそジポン会議なる危ない組織が未だに暗躍(あんやく)して、統合教会という海外のカルト宗教団体に金と共通の敵である政党を潰す(つぶす)提案をされて砂糖と鞭(むち)ですり寄られたら拒め(こばめ)ない。
そんな連中だ。
そんな野蛮(やばん)で人権を守る感覚もない、経済効果至上主義なジポン人がそんなお宝の山を無駄(むだ)にするだろうか?

この奇妙な連鎖(れんさ)は本当に偶然の産物なのかな?と私は思う。もしも悪意の塊のような創造主(神)が意図的にこんな物騒な連鎖を仕組んでいたとしたら?

『まあとにかくそれに関すつ調査はあたしに任せて衣良たんはsae-Coさんのガードを任せるんだぉ』

花奈にそう言われて私たちは散り散りに行動することにした。
多分だが花奈は彼女たち、【痴神】(ちじん)が生産したイブのクローン少女たちのサポートに回る気だろうか?それにしても彼女が日頃から口癖(くちぐせ)にしている言葉がすごく気になっている。

「絶対に信じちゃいけない神様もいるんだよ?」

それは彼女自身が今まで体験してきたことから言える言葉だろうか?それとも自分自身の事を言っているのだろうか?
それにしてもsae-Coさんの人造胎嚢(たいのう、赤ちゃんを羊水と共に入れておく袋、sae-Coさんの場合は彼女がアンドロイドのために当然だが人造胎嚢)はすっかり改修が済んでいた。それが最初からすでにいた小型化したアンドロイドによるものか彼女自身の自己修復機能よるものかどうかは不明だったが
あまりにも居心地が良かったせいか? ついつい寝落ちしてしまったようだ。
『特にここには【地神】さんや【地人】らしき存在はいないようですね、この第7区はどうやら超加速燃料用少女たちの居住エリアのようです』
私を胎の中に収めたsae-Coさんは周囲を見回しながら淡々と答えた。
しかし私には見えていた。所々に建っている窓の少ない鉄筋コンクリートのビルディングの中に潜む獣鬼たち(表向きは【獣神】という名の有り難くもなんともない神様らしいが)が暗闇に彼女たちを引きずり込んで性暴力を働こうとする不埒(ふらち)な奴らの姿が。
いまちょっと散策(さんさく)しただけで2000人くらいが犠牲になりかけたが500人くらいがその建物の中に連れ込まれて種子と人造精子を撃ち込まれそうになっていた。
ふんじばって2時間くらいは再起不能にしておいたが正直言って焼け石に水だろう。
少なくとも1500人は助けられなかった。
いまこうしている間にもこの第7区では何万人、何十万人も強姦されて孕まさせられると同時に種子と人造精子を大量に撃ち込まれながら母子共に人体の構造を頭脳を中心に改造されて、その脳に操られるように胎の中の子を短時間で育てて産むように子宮周りや胎児の造り替えられているのだろう。
それからわずか1週間で胎の子は身長も30センチメートル弱、体重は300グラムの超未熟児として次から次へと5〜7人は産まれる。もちろん普通の人間なら超未熟児もいいところで大きな病院で保育器に入れて厳重(げんじゅう)に管理しても生き残れるかどうかわからないだろう。
これが私たちのひとり『ニナ』が感じていた疑問だ、何故保育器の中での記憶が自分にはあるのか?
おそらくはそのペースなら生まれてから半年後には自分の事は自分で出来るようになっているだろう。
そんな頃にはまた別のアダムに強姦されて、いや、もしかしたら自分の意思とは関係なく脳に仕掛けられたプログラムに操られるようにしてアダムにアプローチをかけて自ら側から犯されに出向いているのかもしれない。

それにしても居住区を出た私たちを出た外の風景は1970年台代のジポンそのものだと花奈が言っていたのを思い出していた。これから先は基本的に入国管理局でもある第5区を除くどの階層区でも同じらしい。
しかし微妙な違いもあるらしくてその時は慎重に行動して欲しいと言われている。

確か前回のループでは反逆者として冴子さんとオリジナル志乃さん、そしてオリジナルの激辛さんがなぜかここで入国管理局の職員に捕まって獣鬼たちが待ち構える倉庫に押し込まれて獣姦されそうなことになっていた気がするがなぜか詳細が思い出せないでいた。
『衣良さんはこの星に棲む娘たちに関してどう思われますか?』
唐突に私の中に棲んでいる【香織さん】にきかれた。
『一応、普通に明るい娘を振る舞っているよ?一応食欲も自分自身の美を求める欲望がないわけじゃない、快楽としての性欲だって食欲だって、自分の人生を楽しく生きようとする気持ちだけは一応ちゃんと持っている、でもそれは明日の自分につなげるためのものじゃない、今だけ気持ち良ければいい、今だけ楽しければいい、そんな感じ』と私。
『それはどうして?』と香織さん。
『それは多分自分たちが成長した姿を想像できないからじゃないかな?』
と私。
『それなんだよね、自分たちが心から大人になる姿を想像できない、だいたい見本や手本となる大人の女性たちが不在なんだ、ましてや高齢者、おばあちゃんと呼べる人もおばさんもいない、みんなそうなる前に【超加速】のためのエネルギーに還させられるか、支配層の男たちに食糧として食べられるか?いずれも自分達もそんな運命にある、そんな娘たちが自分たちに明るい希望を見出せるはずがない、どうしても今だけが楽しけりゃいい、その今でさえ次の瞬間には断ち切られるかもしれない、そんな娘たちが明るい明日や希望を持てるはずがない、昔非生産的なLGBTとか言った女性国会議員がいたらしいがこの現状こそが本当の意味での非生産的なんだよ、確かに数の上での出生率はネズミやゴキブリよりも多いかもしれないけど人間としての出生率としてはなんだかなあ、ネズミかゴキブリのようにただ単に数を増やし続けているだけな気がするよ』

と椎は言った。やはり彼女も西暦2025年から本格的に始まって2040年で断ち切られた自分たちの未来を知っているからだろうか?

私も西暦2011年の春に起きた原子力発電所事故は起きるべくして起きた事故だと思う。
だけどそれでもあの国【ジポン】の支配層には【後悔】も【反省】という言葉さえ脳の隅っこにさえ保つことができなかったみたい。
長年培ってきた成功例が【今度もうまく切り抜けられるだろう】という悪魔の囁き(ささやき)となって彼らを誘惑して、【浄化しきれていないどころか汚染水そのままの放射性廃棄物を【大量の水で薄めたから大丈夫】と自分自身さえ騙して(だまして)海洋に放水した。
たった十数年の間だけ民衆を黙らせてその間に莫大(ばくだい)な富を得たという過去の有機水銀やヒ素、硫黄酸化物スモッグなどの隠蔽(いんぺい)に成功してきた記憶だけが何故か彼らの頭の中に残っていてその間にどれほどの人民が傷つき命を落としてきたかという現実を忘れてしまっていたどころか最初から見ようとさえしなかった。
アイツらは覚えていなかったかもしれない、けど国民はしっかりと覚えていたよ。
水俣病やイタイタイ病、相模湾のヘドロ問題や、四日市スモッグ公害、それらを【安全性は科学的に証明された】【対策は十二分に取った、風評被害を広げるような加害行為を許してはならない】、そんな感じで加害者だったはずの企業や国が被害者を装った。
そして被害者であるはずの国民の一部活動家が【加害者認定】をされてしまった。
彼らがよく口にしていた【科学的に証明された】とは、実際には科学者が言った言葉尻の、自分達にとって都合が良い部分だけを切り取って寄せ集めた偽アリバイ工作の過ぎなかったけどね。
それが西暦2040年問題を招いた原因だったよ、それは【B】さんも一緒に見てきたでしょ?私たちは何百ループも同じ過ちを繰り返してきた。

『そうですね、柏崎刈羽原子力発電所の7基もある大型原子炉や、老朽化した茨城東海村付近の原子炉を含む原子炉の再稼働なんかはその典型でしたね、あれがジポン本土や地球全体の環境や経済が破滅しないルートになる確率を2桁、それどころか4桁も引き下げることになるとは彼らも想定していなかったでしょうね』

【B】さんが言った意味はわかったがそれは何を根拠に言っているかは私には理解し難かった。

『私は何故今ここにいるんだろうか?あの研究所で6人仲良く育った記憶しか今はない』

私はそう思いながら、この第7区の薄汚れた街の風景を眺めていた。

『私たちはともかくあなたたち6人姉妹のうちの少なくともあなた、イラとローズ、そしてサタン、ハル、とNo.1の【花奈】【志乃】【ホームズ】そしてオリジナルの亜希、胸まで伸ばしたストレート黒髪の娘、彼女たちはあの21世紀半ばの世界からここにタイムトラベルで戻ってくる以前に、あの忌まわしい惑星サタンの周りを廻る衛星ルシファーでの数十年以上を共に過ごしてきたようね』
と【B】さんは言った。

『この人工惑星で起きた事も、太陽系第五惑星で繰り広げられた地獄絵図も、第4惑星で3度も繰り返された悲惨なあの世界核融合爆弾大戦もあいつらの仕業だったんだ』
椎(つち)が口惜しそうに言った。

『それはそうとこの妊婦さんアンドロイド動きがおかしくない?』と【B】さんがきいてきた。
確かに動きが悪い、燃料切れかもしれないと思った。

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@殺戮のミサ

『ある意味この人工惑星の中は少なくとも衛星【ルシファー】よりはかなり平和といえるわね』
私、No.1伊良衣良の中の『B』さんはつぶやいた。
まあ確かに【愛国者】という名のミサイルが飛び交う事はないし、そもそも軽くて小回りが効くだけが得意の戦闘機も弾道ミサイルも飛来する事もない。
一応人工惑星とはいえ所詮は巨大な宇宙船だ。派手に核爆弾や火力の強い兵器を用いた交戦をすれば宇宙船の外壁に穴をあけて大変なことになるのは目に見えている。

『超加速とかいうクソなテクノロジーで大勢のクローン少女たちが次から次へと無差別に殺されて命を落としていますけどね』
ボソッと椎がつぶやいた。

さすがに赤外線センサーなどによる自動追尾機能があるとは言え地上攻撃よりも【高速で飛来して来るミサイルや戦闘機を撃ち落とす方が簡単】だと思っているようなアホは【地神】の中にはいなかったが、それでも一定数は地上攻撃をする方がはるかに難しい思っている輩が【地人】の中にはいたのは確かだった。
【愛国者】が飛来してくる戦闘機や爆撃機を迎え撃つには各地に配置したレーダー探知機が必要だと言う、それには、かなり強力な電波の発信機が必要だ。物によっては操作する人の安全を確保するために強力な電磁波を避ける必要が生じて、1キロ以上離れた場所から遠隔操作をすると言う。もう自分から【迎撃システムはここにありますよ】と全力でカミングアウトしているような物だね。
電波もそうだけど熱源なんかもそうだね。
広範囲にわたるシステムを稼働させるための発電用に150キロワットのディーゼルエンジンを2基過熱防止のために交互に動かしているらしいんだけど、これって20世紀の人はもちろん21世紀生まれの子達でもエンジンは馬力表記になれているから換算すると220馬力以上は楽にあるからね。
それが連続してフル稼働するとなると相当の熱を発生させて、当然だけど赤外線追尾ミサイルの餌食になりやすいわけだ。
よほどのバカじゃない限り赤外線追尾の地対地ミサイルで真っ先にそこ潰すよねって事。
それからなら使用不能になった【愛国者】システムを尻目にのんびりと戦闘機や爆撃機で空爆なりすればいいんだし。そもそもこれをガスタービンに変えたとしても強力な熱源であることにはなんら変わりがない。
ただここでの最大の問題は敵さんが病院などの非常用電源のためのディーゼルエンジンを攻撃の対象にしてしまうって事だな。
ジポンが相手なんかでAIに任せっきりだと病院や避難所の非常用発電用の小型原子炉さえその攻撃対象になりかねないという事だ。
いや密集した人だって立派な熱源だしな、【愛国者】を地対地ミサイルとして使用しているのでもなけりゃミサイルで腹を破られて内臓をぶちまけられて命を落とすような現地住民の可哀想な少女みたいなことはなかっただろう。
彼女をそんな目に合わせたのは戦闘機からの機銃掃射じゃないのも爆撃機からの爆弾投下でもないのは確かだし、ましてや地対空ミサイルでもないのも確かだ。
もちろん彼女は非戦闘員だ。熱源となる機銃乱射をしていたわけじゃない。生体としての熱量にさえ追尾できる。殺傷能力は戦闘機の機銃掃射や行き当たりばったりの弾道ミサイルよりは正確で確実だ。
まあ動かない地上物をピンポイントで攻撃するなんて高速で動き回る航空機に対する自動追尾装置よりも簡単な人工衛星やはるかかなた上空から送られて来る位置情報を獲得するだけで可能なわけだから対空ミサイルとして使えるほど超高性能なミサイルなら対地ミサイルとして使用するなんて事は朝目を覚ましてベッドから起き上がるくらい簡単な事はどんなウマシカでも判りそうなものだ。
だがそれさえ判らないのが『地人』つまりは『アダム』という神様の『地神』が創りたもうた知的生命体らしい。
最新技術が1番スゴイと考えるのもある意味で、ジポンスゴイ信仰みたいなモノで、やはり人間の愚かさのひとつかもしれない。
所詮は道具にすぎないから、使いこなせない大太刀よりは、重さも長さも扱いやすい手頃な刀といったところか?

『う〜ん、月海を連れてこればあたしたちNo.2衣良が1番最強だったかも』
私の中でブツブツと椎がつぶやいていた。
まあ確かに【愛国者】とどっこいどっこいどころかかなりの命中率で【高速飛来物体】、つまりミサイルや戦闘機を岩石や金属の塊を念動力で超音速で自由自在に操り飛ばして命中させて撃墜させることなんて容易いだろう。もしかしたら【超高速飛来物体】同士の軌道を変えて衝突、破壊させることも可能かもしれない。
だけどな、椎、お前だって超弩級に強力な【願望達成能力を駆使すれば簡単だろう?
私は疑問に感じていた。
『だけど衣良ちゃん、あたしの能力でそれをやろうとするにはまず相手を認識しなくちゃいけないんだよ、それから岩石や金属の塊がそれに命中する様に祈らなければならないからその分ワンテンポ遅くなるんだ、その点、月海の念動力はそれに特化しているから、それらを瞬時にして同時にこなせるから、こと対空ミサイル弾や対地ミサイル弾として使う分にはあたしの出る幕なんてないくらい優れているんだよ』
椎はそう言ったが『そんなものかな?』と思う程度の感想しかなかった。
まあとにかくさっきも言ったように、ここでは高速飛来物を大量に撃ち交わすようなドンパチはあり得ないので月海さんにがいてもらっても不要の長物かもしれない。
むしろあの喫茶店が大量の高速飛来物体で攻撃される可能性を考えると月海さんに残ってもらったのは正解だった。

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@愛国者と云う名のジェノサイドウエポン

『まあまあ、【愛国者】とでも名づけて対空専用ミサイルという事にしておかないとジポンの護衛隊じゃ憲法違反になって所持することも困難になりますからね』
【B】さんが心を挟んだ。
でも2000年代近くになって中東戦争などにおいてその【愛国者】が実は防衛にあまり役に立たないばかりかむしろ敵地攻撃用に向いていることが実証されてしまったのは計算外だったのかもしれない。

『それでもレーカンとかプッシュ大統領は対空迎撃戦果を自慢していたんだよ』
椎は言ったが、そりゃそうだろうよ国民の血税を大量に投入して開発したものが【ポンコツのガラクタでした】じゃどこの国の国民でも誰も納得しないだろう。
まあごく一部のジポンという国の政府の発表を何でもカンでも信じ込んでしまうような国民ではどうかなんてわからないが、だからこそどこの国でもプロパガンダはお盛んと言うわけだ。

結局は高額な高性能な【愛国者】はその大掛かりなシステムが出す電磁波などで攻めて来る側にとってその位置を特定しやすく都合が良いこともバレてしまっていたんだ。逆にレーダー探知機などのシステムを先に攻撃されることによって無力化される可能性が高い。
ゆえに【愛国者】は好むと好まざるに関わらずその役目を敵地攻撃に特化したはずの【戦闘斧】に譲ることになって【愛国者】自体は敵地の地上攻撃に特化せざるを得なくなった。
そこで困ったのは護衛隊だ。巨額の軍事費を税金から捻出して鳴り物入りで大量に購入した【愛国者】だったが、いつまでも実質上防衛には向かない憲法違反な長物を持ち続けるわけにはいかないから安価で大量にヨネスケ合衆国に譲渡することになってしまった。
ただしジポンの政権や護衛隊のトップらしいのはその後にその【愛国者】が誰の手に渡ってどんな使われ方をするかまでは考える能力に欠けていたことなんじゃないのかな?
まさか【大虐殺に使われるとは思わなかった】とか言い出せばそれこそそっちの方が【〇〇が攻めて来たらどうするんだ】とか【〇〇の弾道ミサイルがー】とかを否定するよりもはるかに平和ボケしていると思うのだけど。
その代わりに【戦闘斧】を向こう側の高価な言い値で買う羽目になったのだが、それは私はある程度は理にかなってうると思う。少なくともあの【愛国者】の所持を続けるよりは理に適っていると言えた。
だけどいかせん名前が悪かった。
『モロ憲法違反ですね』
香織さんが心を挟んだ。
ここで超音速戦闘機や弾道ミサイルを巡航ミサイルで迎え撃つのは非現実的だと誰でも思うかもしれない。
しかし、どんな超音速戦闘機だろうが超音速時の燃費は極めて悪い、加えて小回りも効かないから空爆による地上攻撃には向かない、しかも高層ビルなどが立ち並ぶ都市で低空飛行すれば当然だけど事故のリスクも高い、だから相手も極力超音速飛行は避けたいだろう。しかもその相手がステルスだった場合にはレーダーシステムはあまり当てにならない。
だがステルスならではの落とし穴もある。
『本来はレーダーに映るべき物がそのステルス機が遮断をして映らなくなったりレーダー反応に歪みが生じる可能性ね、それは遠くからの強力なレーダー探知機じゃ確認しにくいわね、むしろ弱いレーダー探知機の方が察知しやすい』
【B】さんが心を挟んできた。
だからこそ【戦闘斧】や無人爆撃機のような常時遠隔操作のきく無人兵器が有効になる。
そうなれば音速を超えられない巡航ミサイルというハンディは消えてカメラも併用できる遠隔操作能力が有効というわけだ。これならいくら敵戦闘機がステルス機だろうが、ダミーの熱源をばら撒こうが即座に見破ることが可能だ。しかも弾道ミサイルに関しては元々弾道ミサイルそれそのものの軌道を正確に予想する事が困難だからなるべくなら遠距離で離れていても最接近したところで自爆して爆風に巻き込み破壊するしかない。これだってタイミングが大事だ。ジポンとしては小型の戦略核弾頭が欲しいところだろう。
某故人総理大臣が戦略核爆弾にこだわったのはそこにあるかもしれない。
【愛国者】が地上攻撃に向いていてむしろ【戦闘斧】の方が防衛に向いているというのも妙な話だけれど実際にある目的で開発された物が実はそっち方面ではてんで役立たずで実際には全く異なる方面で有効に使われるというのはよく聞く話だ。
例えばインターネットなんかも当初はナットーなどの多国籍軍の軍事通信用に開発された物だったがいざ運用を始めてみたらハッキングが容易で情報が漏れやすく軍事情報の機密上ほとんど使い物にならないことが露見してしまっていた。
ゆえにそれは一般に公開して新規にネットワークを形成するかセキュリティーを向上させるかどちらかを選ぶか?又は両方で対策を取るしかなくなったらしい。

この巨大な宇宙船だってそうかもしれない、私の勘ではこの巨大な船は元々恒星系間の移動用ではなくて【ノアの方舟】として開発された物じゃないのか?と思う。

恐らくは巨大惑星【サタン】の核を核融合爆破させて恒星のような燃える星にして一度、エヴァやアダム、そしてイブたちを全ての衛星と共に滅ぼして選別した人民だけをこの船に乗せて安全な軌道まで離れて避難する気だったのかもしれない。
そして太陽となったサタンから1番離れた程よいエネルギーを受けられる大きな衛星に新たな楽園を創る気だったのだろう。
しかしその目論見は花奈たちの謀反によって阻止されてしまっていた。
諦めの悪い彼らは禁忌である【時間の巻き戻し】を強行してこの衛星群を生かしたまま放置して新たな楽園、私たちの太陽系を目指して出発をした。
『そうね、そう考えた方が納得がいくと思います』
【B】さんが心を挟んだ。
しかしそのためには大きな壁がはだかっていた。
『光の速度でも500年以上かかってしまうという事ね、しかもあくまでも恒星系付近の航行を前提としていたから光速の数パーセントほどしか出せないラムジェット系のエンジンしか搭載していなかった、だからそれを克服するための一手が必要だった』
香織はそういうとさらに続けた。
『それがあの少女たちを次から次へとエネルギーに還して爆ぜさせて強力な推進力にさせる方法ね』

『まったくその通りなんだぉ、奴らはクローン生産したイブたちを次々に犯してエヴァに変えて体全体、特に生殖機能を急激に成長促進させるための種子と人造精子を通常の精子と共に子宮内に送り込んで孕ませた、そして出来た胎芽が胎児に成長する過程で母体であるエヴァから随時にへその緒を通じて成長を促進させて二次性徴を急速に早める種子と人造精子を打ち込まさせるんだぉ』

どこからともなく馬鹿奈の心が届いた。

『その間は獣鬼はもちろん【地神】も【地人】、つまりアダムも妊娠中のイブに対して過激な性行為はできないから実体のない【次世代獣鬼】に定期的に犯させて妊娠中の管理をするための種子と人造精子を子宮内の胎嚢(たいのう)、つまり胎芽や胎児を羊水と共に包む袋の外に噴射させるんだぉ、それで通常の10倍の速さで成長した胎児を赤子として産ませるんだぉ、まだ身長も体重も通常の1/4位かの赤子を6人産ませるんだぉ』

『つまり小さく産ませ手早く大きく育てて妊娠可能な少女、エヴァに育てるわけだよね、それはアイツらがあたしたちを義兄を使って犯させて孕ませて多数の赤子を同時に産ませたあの時系列での実験結果の延長かな?』

私の中の椎が馬鹿奈の心に答えた。

『多分そうなんだぉ、だけどあの実験は大きな失敗を孕んでいたんだぉ、突然に生まれた多数の赤子同士が共鳴を始めてとんでもないパワーを持ち始めたんだぉ』

『それどころか世界中の赤子が協調して未来予想をし始めた、しかも彼らにとっては都合の悪い未来予想を、だから慌てた奴らはあたしや花奈の産んだ赤子たちを始末して見なかった事にしたかった、ついでにあたし達も殺そうとした、その結果あたし達は死んだかどうかは覚えていない、気が付いたら日常の生活を取り戻していた、兄に犯されて処女ではなくなり、あのまだ小さかった命の炎が吹き消された忌々(いまいま)しい記憶だけを残してね』

椎はそう答えるとさらに続けた。

『あたしたちは誰の胎から産まれたか、それさえ知らなかった、今考えるとバカみたいだけど当然だよね、あたしたちが産まれる前からあたしたちの母親たちはあいつらに犯されて、強制的に孕まされて、強制的に定期的に母体となった女性はメンテナンスと称して犯されて子宮の中で育っていた胎児であるあたしたちをコントロールして来た、奴らの実験材料だったのよ』

椎がそう言った時に馬鹿奈が私に警告を発して来た。

『気をつけるんだぉ、なぜか今のところわからないけど地球の【愛国者】システム用のパックン2とフルコンパチブルなミサイルが数十機、No.2イライラ目がけて飛んでくるだぉ』

と馬鹿奈はほざいた。私たちは飛行物体でもなけりゃ戦闘機やミサイルでもない。ましてやそんなものどこにもない。誤爆もいいところだよ。それともやはり【愛国者】が最初から地対空ではなくて、地対地ミサイルとして開発されたモノだったと云う事かもしれない。

『それは確かなの?ひょっとして罠(わな)じゃない?』

私の中の【B】さんが確認するようにきいてきた。

『No.2衣良がいる付近で強力なジャミングがかかり出したところを見るとかなり高い確率でヨスラエルが地対地にも使えるように改造した【愛国者】システムを知っているかどうかを確認するためだと思うんだぉ、健闘を祈るんだぉ〜』

それだけを伝えて馬鹿奈は存在感を消した。あとは自分たちでなんとかしろということらしい。薄情な奴だ。

『それってどういうこと?』
椎が疑問を私に投げて来た。そんなことされても迷惑なだけじゃ、ヴォケ!

『つまり第3惑星地球の西暦2025年からの違法時空渡航者じゃないかどうか確認したいんじゃないの?』

って今の心、観萌さんだよな?確かここには来ていないはずだけどなんで彼女の心の声が聞こえるんだよ?

『ねえ、さっきからあたしの足元に転がっている白い口のない耳に赤いリボンをつけた可愛い服を着た著作権と肖像権と登録商標権に問題のありそうな可愛い猫のぬいぐるみって、まさかと思うけど』
と椎。
『まさかも小坂もないわね、間違いなくジャミング発生装置だと思うわ』
と【B】さん。なんでそんなに落ち着いていられるの?
『そうね、まず最初の迎撃対象はジャミング発生装置の子猫ちゃん、でもここで下手に動いてこの子猫ちゃんから逃げようとしたら【私たちはヨスラエル改の地対地パックン2のこと知っている時間渡航者だ】と自らゲロっているよなものですね』
と香織さん。
『この子猫ちゃんを目指して撃ち出されたパックン2からあたしが守るんだよ』
何を思ったのか椎は私に強制的に子猫のぬいぐるみを拾い上げさせるとぎゅっと抱きしめさせていた。
椎の【願望達成能力】は強力すぎる!私はこの子猫のぬいぐるみを手放せなくなっていた。
もうすでにパックン2が24機、私が視認出来る距離まで迫っていた。
『バカ!なんで放り投げないのよ!』と私。
『投げたら密入国がバレちゃいますね』
ちょっと【B】さん、呑気すぎませんか?そう思った時はすでに24発って言うの?それとも24基?のかずのパックン2は子猫ちゃんのぬいぐるみを抱きしめてしゃがみ込んでいる私の頭に次々と突き刺さっていた。
その様は両手で頭を抱えていればさながら自慰アラートが発令した時の避難ポーズだった。
だがそんな程度じゃパックン2の起爆装置が働かなかったとしても私の頭蓋骨が粉砕されるばかりか全身が吹っ飛ばされるよ?

しばらくして周りを見回すと私は何事も無かったかのように白い子猫ちゃんのぬいぐるみを抱きしめながらしゃがみ込んでいた。
『ミサイルそのものを消失させるとは考えましたね』
と【B】さん。いやいや、椎はそこまで考えていないし。

『それは確かに有効な防御方ですね、これでもうパックン2を使った追加攻撃は不可能になりましたし』
と再び観萌さんの声、いやだから、あなたどこにいるの?

返事は無かった、どうやら一方通行なのか?
私は首を傾げながら市街地を口のない白い猫ちゃんのぬいぐるみを抱き抱えながら歩き始めていた。
まあ【痴神】共に私の居場所を教えているような愚行なのはわかってはいたが椎が手放させてくれないから仕方がない。いやもしかしたら私自身がこの可愛い口のない白い子猫ちゃんのぬいぐるみを手放せないのかも?
私自身はそんな乙女チックな性癖はないと思っていたんだけど?

『次はジェット戦闘ヘリとか飛んできてバルカン砲とかで機銃掃射とかしてきそうな予感がするんだぉ』
花奈が縁起でもない未来予想メッセージを送ってきてくれた。

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@全裸美少女たちによる大量殺戮部隊

又私が不安になりそうなことを馬鹿奈が心で伝えてきた。
その瞬間に私の毛の前には目が眩まんばかりの見た目が15歳くらいの美少女が次々と40人くらい出現をしていた。しかもプルンプルンとゆれる巨乳と陰毛が全く生えていない地球じゃない恥丘のすぐ下に輝く眩しくも柔らかそうな完熟マンゴーのワレメちゃんをさらけ出した全裸姿だ。
『コンプライアンス問題ありまくりな方々ですね』
と呑気に香織さん。
男、特によすもとのクソ芸人共だったらよだれを流しながら不思議な力で彼女たちを拘束して犯し始めるだろう。バカだから。
『ねえ、ちょっとこいつらやばくない?』
私の中の椎が怯えるようにいった。
何がやばいって、両手に刃渡りが1メートル以上ありそうな大太刀日本刀と可愛く開いたおちょぼ口からは45ミリメートル口径くらいくらいの銃口がこんにちわと言わんばかりに飛び出していたからだ。
『う、うん、この一見可愛い娘たちは間違いなく大量殺戮(ジェノサイド)用のアンドロイドだよね』
と私。
しかしその考えも甘かった。
彼女たちは【地神】らに輪姦射精をされて種子と人造精子をたっぷりと子宮に撃ち込まれて頭脳と肉体改造を施された上に頭の脳に寄生させられた【獣神】たちに輪姦射精されて無数の種子と人造精子で殺戮人形に改造された可哀想な少女、元イブたちだった。
そして案の定、彼女たちは一斉に襲いかかって来た。その動きも素早く、相撃も相斬りもすることなく、見事なコンビネーションで襲って来た。もちろん視力による攻撃だから私が抱きかかえている白い子猫ちゃんのぬいぐるみが放つジャミング信号なんてなんの役にも立たない。
1秒に30発くらいの割合で弾丸が私の頭をめがけて飛んでくるその間にも戦車さえ真っ二つにできそうなほどに長い日本刀が右から左から、そして上から下から斬りかかってくる。さっきなんか股下からワレメちゃんとお尻、腹、胸、首、そして頭のつむじまで一瞬にして真っ二つに斬られるところだった。
しかし大丈夫!遅いことならタキオン粒子にだって出来る。
さっきまで具合が悪かったこの妊婦アンドロイドの動きが私の想いについてこれるまで加速していた。自己修復が完了したのか?
まるで気分はサイボーグ〇〇9だ。
私の代わりに犠牲になったのは上から空爆して来たジェット戦闘ヘリが下から前後真っ二つに切断されて大爆発をしたが、コレは昔アニメで観たことのある切られたり、レーザー光線で撃ち抜かれただけで大爆発をして炎上する類のものじゃなくて、私が一瞬で見た感じだと刀の速度があまりにも速すぎて切断面が2万度以上に加熱されていたのが原因だったようだ。一体どんな種子と人造精子を子宮に撃ち込まれたらそんな身体になるのか聞きたいくらいだよ。
『レーザーサーベルじゃないのかよ!それも二刀流かい!』
そう思ったがとにかく白い子猫ちゃんのぬいぐるみを抱き抱えながらじゃ反撃のしようがなかった。
『わーたよ、じゃあこの子猫ちゃんのぬいぐるみは私が必ず守るから私が望むように私の身体をその凶悪な【願望達成能力】でなんとかしてよ』
私が椎にお願いすると白い子猫ちゃんのぬいぐるみは私の異次元の胎(子宮)の中に入っていた。雑菌が入って感染症になるんじゃないのかって?余計な事は気にしなくて良い。椎の【願望達成能力】が何とかしてくれるさ。
私は自由になった両手両足の指先から怪光線を放ちながら口から極太ビーム光線を放出していた。
そんなことをしたらジェノサイドじゃないかって?違いますよ?私が解き放っているのは彼女たちの体内で悪さをしている種子と人造精子だけを壊す特殊な光線だ。
しばらくは動けないだろうがやがては動きだせるようにはなる。
もっともそんな頃には両手の日本刀も口の中の大型拳銃も消えて無くなっていただろうけれど。
『瞬殺だったね』と椎。
いや1人も殺していないし。

でも彼女たちはいずれは役目を終わらせられたら【獣神】や【地人】たちに剛毛が生えた太くて長い固いゴム状の大きく開いた亀頭部を持つ陰茎に膣(ちつ)をつらぬかれて犯されながら喰われるか?

あるいはその陰茎で膣を激しく抉られ(えぐられ)ながら種子と人造精子をたっぷり含んだトリチウム精液をたっぷりと射精させられて、口にも同様な陰茎をねじ込まれて胃酸にも溶けない種子と人造精子をたっぷり含んだトリチウム精液をたっぷりと射精させられて、口からも無理やり飲み込まされて腸に吸収させられて全身の水分をトリチウムに置き換えられる。

そしてその挙句意識を新たな人格に奪われて時が来たら自らラムジェットエンジン内に強制的にテレポーテーションさせられる。

その頃には彼女たちに寄生していた大勢の実体のない次世代【獣神】に四方八方から子宮内に大量の放射性生物と大量のプルトニウム二四〇を含んだトリチウム水で出来た精液が次々と直接射精されて胎が破裂させられる瞬間にはプルトニウム二四〇が急激に核反応爆発をさせられてトリチウムも核融合爆発を起こして強力な推進力に変えられる筈だ。

『その辺は抜かりはないんだぉ、あたしがこっそりとその直前に彼女たちをエネルギーに還して、それから元いた居住区とは別の居住区に再構築して蘇らせるんだぉ』

又どこからか馬鹿奈の心の声が聞こえた。本当にあの馬鹿はどこにいるのだろうか?しかもそんなことをしたら自分がいる場所が【痴神】たちにバレるんじゃないだろうか?
いや、それ以前に馬鹿奈はこの美少女たちを全員自分と同じあほづらに変える気だろうか?

『よけいな心配はしなくて良いんだぉ、それよりも問題はその第7区エリアにもしも志乃さんの母がいたとしたら実体のない【次世代獣神】たちにあらゆる方向から犯されて彼女の子宮内に直接大量に種子と人造精子を含む精液を射精されて改造されてイブでもエヴァでもない化け物に変えられている可能性が高いんだぉ』
『よくわからない説明をありがとう』と言うしか無かった。某政党の女性議員の見るもおぞましい顔が脳裏をよぎったからだ。

『まあ要するに型山〇〇きのような化け物になっているかもしれないということね』
どこ方ともなく再び観萌さんの心のこえが届いた。本当にどうして?とききたい。

『みもえたん、時間管理法違反の過去への通信は禁止なんだぉ』
馬鹿奈は抗議したがどうせ届かないだろう。

『バレなきゃ良いのよバレなきゃ、万引きと同じよ?』
『おい、それはダメでしょ!私たちは淫魔とはいえ淫魔刑事、刑事がそういうことやっちゃ阿寒湖でしょ!』
私は観萌さんのあまりにも理不尽な言い訳にブチギレて思わずすごくくだらん駄洒落を言ってしまっていた。

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@ミサイルに願いを

『それよりも今度は【戦闘斧】が200キロメートル先から高度500メートルの高さを6機ほど飛んでくるんだぉ』
『確かあれって一応巡航ミサイルって事にはなっているけど、本当は超音速じゃ飛べないってわけじゃないんですよね』
のんびりと【B】さんがつぶやいた。
そんな馬鹿な!私は思い、頭の中の辞書のページをパラパラとめくって調べた。
『ほら、ジェットエンジンを搭載してって書いてるじゃないですか超音速なんて無理ですよ、ロケットエンジンじゃないんだから!』
しかし私はすぐに後悔する事になった。あの椎にさえ指摘されてしまったのだ。
『戦闘機だってジェットエンジンですがマッハ2程度なら超えられるね、むしろ【愛国者】などのロケットエンジン搭載機の方が確かに空気のない成層圏まで飛ばしてICBMなんかの弾道ミサイルの迎撃も可能に感じるけどさ、制御翼による方向変更も無理だし実際には高速すぎるためきめ細かい進路制御が難しくて命中させるのはほとんど不可能なんだ、大体弾道ミサイル自体がそれほど正確な軌道に飛ばせるわけじゃないからさ、だから戦略核弾頭を搭載して再接近した時に核爆発で誘爆させて破壊出来るようにしたいんだけどさ、パックン3では1度に発射出来る弾数を増やす為に細くしたのが災いしてそれを搭載するのが困難になって、その上に飛距離も短くなって本末転倒になってしまたんだよ?あたしも馬鹿奈もパックン3の事を【おうかさん】って呼んでいるよ?どちらも命中しないからね、その両者に理由は違う理由があるけど、それにここの天井(空)の高さなんて高々二十キロメートルしかないよ』

はいはい、私が悪うござんした。でもここはともかく現実の地球とか普通の惑星じゃ空気はどうする気よ?空気がほとんど無い超高高度じゃ空気圧が得られず酸素も欠乏して飛べないんじゃないの?

『それがそうでもないのよ、ハイブリッドって言葉を聞いたことあるでしょ?例えば自動車や鉄道列車なら内燃機関とモーターをふたつ搭載して双方の良いところ取りみたいなシステム』
あ〜なるほど【B】さんはこんな時に人を見下したりしないから好きなんだ。
『でもさすがにジェットエンジンとロケットエンジンの両方を搭載するのはさすがに効率が悪すぎませんか?』
私はあえて問いただしてみた。
『そうですね、確かにエンジンをふたつ積んだら重くなってしまいますね、でもミサイルがある程度大きいままなら液体空気ボンベを搭載してそれの中身を空気が薄くなる高高度からインテーク内に噴射してある程度の空気圧を稼ぐ事は可能なのよ、それを使えば高度50キロメートル以上でも飛べるんじゃないかしら?知らんけど』
おいおい【B】さんよ、急に大阪人にならないで!
そんなこと言っている間に【戦闘斧】6機が目前まで迫ってますが死ぬまでに最後の一言、私もみずせいのりして良いですか?
『どうぞ』と【B】さん、椎や馬鹿奈と違って優しいなあ。
『どうか年末ジャンボ宝くじ6億円があたりますように、今年の共通一次テストで全国一位が取れますように、イケメンとエッチな関係になれますように、乃木坂でセンターになれますように!』
[ズドーン!][ズドーン!][ズドーン!][ズドーン!][ズドーン!][ズドーン!]
あたしの身体は戦略核弾頭によって木端微塵(こっぱみじん)になっていた。なんでこうなるの?、あ〜、思えば短い人生だったよ。

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@2発の凶弾は誰を狙っていたのか?

あの研究所で産声を上げてたったの15年と8ヶ月を過ぎようとしていた2041年1月1日0時00分 研究所男性職員による私たちに対する性的な暴行と言うにはあまりにも暴力的な輪姦地獄が始まっていた。
私たち6姉妹だけじゃなく他の一般女性職員たちも休む暇もなく次々と別の男性職員に強姦射精されていた。

彼女たちはすぐに膣(ちつ)の奥深くまで捻り込まれた陰茎による激しいピストン運動と凄まじいまでの勢いの射精に耐えられずに命を落とした。
中には職員が射精した精液の勢いが凄まじ過ぎてそれが背骨を砕いて背中の肉と皮膚を突き破り、真っ赤な血の混じった気色悪い色の精液を大量に吹き出して命を落とした。
まだ私たちよりも幼い少女の職員もいた。
まだ働かなきゃいけないような年頃じゃないよ?
何故強制的に労働に参加させられた上にこんな酷い目に遭わされている?
あの娘たちはごく普通の人間の子供だよ?
私たちのような悪魔も裸足で逃げ出す改造人間じゃない。

私たち6姉妹も凄まじい勢いの、気が遠くなる程長い、長い、永遠に続くと思うほど長い膣内射精を受ける度に子宮を破裂させられたどころか他の臓器も押し潰されて、体全体を破裂させられた。
そして命を落としたがその都度肉体再生能力で生き返って、また再び恐怖の輪姦射精されて何度も何度も何度も何度も何度も繰り返して胎を破裂させられて、それでも繰り返し生き返っちゃうから、それからも何度も何度も何度も何度も何度も輪姦射精させられて、研究所全体が飛び散った血と肉片と奴らが機関銃の弾丸のように撃ち出した精液の匂いが入り混じって腐り始めている腐臭が立ち込め始めた。
そして鬼の様な獣になった職員どもの陰茎の太さも長さも人間のものとが思えないモノになって、亀頭部が酸化プルトニウムの様に子宮口を焼き尽くして、子宮も卵管も卵巣も腸や胃も強力な灼熱のアルファ粒子で焼き尽くしながら心臓や肺さえ燃やしながら首から頭が引きちぎられる程爆発するように破裂させられてやっと死ねると思ったらまた生き返って、又何度も何度も何度も何度も輪姦射精されて考える力も意識もなくなり始めていた。
もう焼肉のような良い香り、なんて言ってられる状態じゃない!

そして気がついたら私たちはみんなそれぞれの能力を暴走させられていた。

この国のすべて、ジポン人がみんな憎くて憎くてたまらなくなっていた。

私たちは手当たり次第に建造物を粉砕したり、地上や空中を移動している物体を手当たり次第見えない手で音速以上の速度で投げ飛ばしてビルなどを粉砕したり、原子力発電所を暴走させて臨界爆発させたり、日本列島のプレート深くをエネルギーに還して、島全体を高さ100キロメートルを超える火柱に包ませて海底に沈めていた。

正直言って今度こそ私たち死んだと思っていた。いや、ジポン人を全滅させたと思っていた。

どうしてこうなってしまったのだろうか?

その時代から十数年だけ昔にこの国の前々総理大臣だった男を手製のおもちゃのような銃で銃殺した男がいたそうだ。
そんな奴の気持ちなんて理解できない。
だがもしかしたらそいつが殺したかったのは総合教会と連んでその元総理を支持し続けた経済界の大企業の経営陣だったかも知れない。
それどころか無知で自分さえ良ければと考えたこの国の1億人を超える国民全員かもしれない。

ただ、残念なことに彼の手には数発の弾丸しか撃ち放つことの出来ない自作の銃しかなかった。

もしも彼の手にこの国の人間を皆殺しにできるほど強力な武器、例えば数百Gトンクラスの水素爆弾があったら迷わずにそれを使っていただろう。

その当時の【右派】達は自分達が尊敬する元総理を殺した男、【テロリストを許してはいけない】と声高にあらゆるメディアを通して叫んだそうだ。

しかし、彼らも、それに異を唱える左派の大半も本当は気が付いていなかったんじゃないのか?

彼が殺したかったのはこの島国の国民全員だったことに。

彼が最初に憎んだのはその総合教会であり、その指導者達だった。

そもそもその元総理はその総合教会を含むありとあらゆるカルト団体の資金力を求めてそれらに近づいた。

しかし彼ら総合教会もまたその元総理達が持つ強大な権力を支持してさらに強大な力を与えることによってその権力を暴走させてこの島国を暴走させて破滅に追い込もうとしたのだろう。

その第1手がスパイ防止法だった。
しかしそれは見事に骨抜きを施されたざる法案だった。
その法案は自分達政党や統合教会に災いをなす共産主義や国民視点の政党に対する取り締まりだった。
間違ってもこの国にとって重要な機密事項だろうが自分たちが知ることができなければ意味がなかった。
今は自分達が政権を握っているから良い、だがもしも選挙で野党落ちした場合それらの機密情報を入手することが困難になってしまったら困るのは自分達だ。
だからこの法案に置いて『スパイの定義をすごく曖昧なものにせざるを得なかった。
よく国会の質問で聞かさせられる『反社団体の定義はない』とか『贈賄の定義はない』とか『裏金の定義はない』と言うあれだ。

その2手は国民投票制度の骨抜きだったのかもしれない。
いやそれは国政選挙においても言える事だが全体の有効投票数が投票権を持つもの、それどころか実際の投票数の半分を切ってもその開票結果が有効になってしまうと言う点にある。
例えば有効投票率が投票権を持った者の20パーセントを切る状態でも賛成がわずかに上回れば有効になってしまう。
そして投票された票の記名に対する有効と無効を決めるのも選挙管理委員会に委ねられている。
特定の候補を大甘に有効票にしたり、落としたい票をあえて厳しくして無効表にすることも可能だ。
かつて投票者が最低は数人いたにも関わらず実際のその候補者に対する投票数が0票になったこともある。
理由はどうあれそれは「バレなきゃ良い」と言う今の選挙などの投票結果でもよくわかる。
これは開票が一回のみに限定されていることに由来する。
国民投票であれどんな選挙でも最低二回は別の第三者の開票委員会による開票集計がなけりゃダメでしょ!

その2手こそが彼らがかねてからの願望だった憲法改正案の中にある【緊急事態条項】なのかもしれない、それよりもさらに問題だったのは【憲法改正】を国民投票に持ち込むための条件だった。

それまでなら参議院、衆議院共に3分の2以上の賛成がなければ国民投票に持ち込むことができなかった。

これが結構簡単に通過させられそうな気もすると思う人も多いかもしれない。

現勢力の与党に加えて野党の改憲派の同意を得られたら簡単に通過できるのではないのか?

しかし実際にはそうではない。

逆に言うとわずか3分の1以上の反対が集まればこの改正案を国民投票に持ち込む事は出来なくなる。

それでは思うような改憲案は通らない、あまりにも過激な改憲内容は身内の者からさえ反対者が出そうな気がしていた。

それでも自分達の好きなように憲法を変えたい。

しかしながら【参議院、衆議院双方の過半数以上の賛成が集まれば国民投票に持ち込める】と変えられたら話は別になる。

与党側、賛成派にとっては有利になるのは確かだろう。
しかし改憲反対側が受けるダメージは決定的となる。

【参議院と衆議院共に過半数以上の反対が必要】となってしまう。

しかしそれに国民が気づいて仕舞えば国政選挙で下野される恐れがあった。
そう、だからこそその最初の回の与党側改正案はかなりマイルド、つまり控えめなおとなしいものになっていた。

それは施設に閉じ込められていたまだ幼かった私たちでさえすぐに見破ることが出来た【トリック】であり【トラップ】だった。

下手に本音をさらけ出して仕舞えば与党内部からさえ反発があり、正直な改正案そのものを国会に提出すれば【国民投票に持ち込む事が出来なくなってしまう】。

だからといって彼らに危機感を感じさせるものが他になければ国民にも警戒されてしまう。

そのための【猫騙し】であり【目眩し】の役目を担っているのが【緊急事態条項】だと言えた。

これを入れておけばマスメディアも国民も与党側議員のみならず一部野党議員の心も欺くことが可能だった。

そしてこの改正案の最大の目的は一度この条件で変えて仕舞えば後は自分達の好き勝手に憲法をいじれる、変えられる点にあった。

それ以降【参議院と衆議院共に過半数以上の賛成があればどんなクソ改憲案でも通せる】と言う条件がいかに壊憲派にとって有利なのか?
その一言に尽きた。

例えば【核兵器やICBMを含む軍事力を持つことが必要】とか【国を守るためならどんな(侵略行為を含む)戦闘行為も許される】みたいなヤバい条項をその次の改正案に盛り込んでも参議院、衆議院の両議会で通すなんてワケもないだろう。

国民が反対してデモを起こせば良い?

その考えはいくらなんでも甘くない?

何のために目眩しで【緊急事態条項】を盛り込んだと思っているんだい?

一部の左派によるテロ行為を抑えるために【緊急事態条項】を発動した。
と称して公安警察や内閣調査室を動かして警察庁を制圧してデモ参加者達を次から次へと牢屋に放り込めば良い。
なんならテロリスト認定をして一般人を巻き込んででもアサルトライフルで見せしめに大量虐殺するのもありだろう。
もはやこうなるとかつての独裁軍事国家だよ?
そして政権に順応な国民だけで【国民投票】を実施すればどんなクソ壊憲案だろうが戦争案だろうが、侵略憲法だろうが楽勝で通ってしまうだろう。

もっとも私たちはネットによる情報収集は認められていたけどそれに異を唱える書き込みなどは一切許されていなかった。

そうして私たちの国の資産だった平和憲法はどんどん壊されて行き本当に海外諸国に無理難題な屁理屈をこねて戦争を仕掛けても許される憲法を持つ国に変えられていった。

兵器や武器、弾薬はどんどん投入されて東アジアの大半が戦場と化していたんだ。

資源のない総量自給率の低い国で戦争は不可能だろうって?

寝ぼけていない?君たち、何のために今までに数百兆円を超える巨額のばらまきをしてきたんだと思っているんだい?

本当に海外諸国にそんな莫大な金が送られていたとでも本気で信じていた?

本当はある国の金庫にプールされていたんだよ。
そこから少しずつ大金が使われてこの国に大量の【支援物資】と称して武器兵器弾薬、そして兵士たちのための食糧が送られてきたんだ。

それらはとある国たちの支配階層や戦争大好き武器兵器製造企業を潤して(うるおして)いった。
東南アジア諸国の何の罪も落ち度もなかった筈の大勢の人々の命と引き換えにね。
まあこの場合、ジポン人は何千万人命を落とそうが自業自得だね!
なんせこうなることくらい容易に想像がつきそうなのに壊憲に賛成したり、カルト宗教に癒着したテロリスト政党に政権を握らせてきたのだから。
可哀想なのは周辺諸国の国民たちだよ?

さすがに私たちも何かやることはないかと模索をし始めていた。
そしてある程度準備が整い、年が明けた2041年の元旦夜明けと共に行動を起こす決意を固めていた。

その矢先、私たちの計画はどこからか漏れていたのか【2041年1月1日0時15分 研究所男性職員による私たちに対する性的な暴行が始まっていた。
私たち6姉妹だけじゃなく、まだ幼い少女たちも含む他の一般女性職員たちも獣のような男たちに暴力で強姦されていた。】

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@歴史改竄主義者がもたらしたモノ

【そして気がついたら私たち6姉妹はみんな暴走させられていた。

私たちはこの国のすべて、ジポン人がみんな憎くて憎くてたまらなくなっていた。

憲法改正という甘い響きに乗せられ壊憲に賛成した馬鹿な国民たちが許せなかった。

カサ地区やウクレイナで大勢の女性や子供たちが無慈悲に惨殺されても他人事のようにハロウィンに浮かれてクリスマスをはしゃぎ、正月を祝うこの国のめでたい国民性が許せなかった。

私たちは最終的に日本列島のプレート深くをエネルギーに還して、島全体を高さ100キロメートルを超える火柱に包ませて海底に沈めていた。

おそらくは誰ひとりとして生き残ってはいないだろうと思っていた。

正直言って今度こそ私たち死んだと思っていた。

いや、ジポン人を全滅させたと思っていた。】

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@透き通った白髪の少女と茶髪のパーマヘアの娘

しかし実はその時に無理やりどこの星系か判らないクソでかい木星に土星の輪っかをかけたような惑星を回る衛星に送り込まれて泥のようにべとついた砂の丘の上で今度は獣のような鬼の姿の奴等に犯されていた。
どうやらジポンで言うところの入国管理局みたいな場所だと気がついたのはそれから何回かあの毛むくじゃらの獣たちに何回も何回も何回も何回も輪姦射精を繰り返させられて何回も何回も何回も胎どころか身体全体を破裂させられてそれでも生き返させられた。
他の星から来たらしい少女もいたが恐怖で逃げ出そうとした途端真っ黒な豪雨、いや正確には砂よりも細かい金属の雨につらぬかれてドロドロの液体状になって砂に染み込んでいった。
この砂が妙にべとついていたのはそうして処刑された少女たちの液状化した血と肉が染み込んでいたからだった。
対して男も逃げようとすれば少女たちのように処刑されたがその恐怖に耐えて逃げ出さなければ、私たちのような生き残った少女、イブや女性、エヴァたちからのご褒美があった。
この入国管理局では全員全裸で過ごしていたが私たちが育った研究所施設では元々全裸だったので気にならなかったが他のイブやエヴァ、そして男たちアダムらは互いを意識している様子が手に取るようにわかった。
そんなアダムたちを私たちは自分たちの意に反して誘惑していた。
輪姦地獄を生き延びた私たちの体は無性に男を欲していた。
彼らを甘く匂うよだれで誘い込み素早く、くちびるを奪うとすぼめた舌を挿し込んでその甘く匂うよだれを彼らの口に流し込んでいた。
そのよだれの中には種子と人造擬似精子が含まれていた。
彼らの瞳は瞬く間もなく濁り(にごり)始めて、力づくで私たちや彼女たちを犯し始めた。
自分の頭で感じる恐怖と激痛とは裏腹にわたしたちは甘い声で喘ぎ、股間の割れ目からは甘いサラサラの液体が噴き出して、割れ目の中の膣(ちつ)周りとアダムたちの陰茎をひたひたに濡らしていた。
本来は私たち6姉妹にはないものだったが研究所で教えてもらった記憶では一般地球人はそれをスキーン液とか呼ぶらしい。
記憶はあいまいだったがその甘酸っぱい匂いが彼らをさらに刺激し興奮させた。
彼らはさらに激しく腰を振って私たちの膣中に大量の精液を力強い脈拍に合わせて十数回に分けて射精していた。
『恥丘人男性よりも明らかに量と一度の写生回数が多いわね』
私の脳がおかしく狂ったのか?それとも単なる気のせいか、コトバがおかしな変換を始めていた。
女たちや少女たちは何語かわからない言葉で甘くささやいていた。
しかし頭の中の精神が発生していた声は恐怖に満ちた叫び声しか感じられなかった。
彼女たちは甘くとろけるような表情で微笑んでいるようにしか見えなかったがそんな彼女たちのアストラルボディは恐怖と激しい激痛で顔を歪めて激しく首を左右に振って、上半身をのたうつように暴れさせていた。
『いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いた〜い!裂けそう!裂ける!熱〜い』
心の中で彼女たちは泣き叫んでいたが彼女たちの口からあふれ出している声は言葉の意味こそ理解できなかったが甘く囁くような、いやむしろ男たちを誘い込むような声だった。
男たち、アダムたちは更に笑いながら激しく腰を降り続けてているうちに彼らの陰茎が激しく力強く脈打ち始めていた。
それを何回か毎日、私たちが獣鬼に輪姦射精を何度も何度も何度も何度も繰り返して行われた後で数人のアダムを相手に数発ずつ実行されていた。
心の中では『もう嫌だ、今晩こそはこんなドロドロの砂の上だろうが静かに眠りたい』と思っていても身体が勝手に男を求めて誘い込んでいた。
私たちはいつものように甘いよだれを唇の端から流して男を、アダムたちを誘い込んでいた。
そして甘いよだれを彼らの口の中に差し込んだ舌に乗せて流し込んで目が虚になり始めると私たちたちの膣は彼らの剛毛が生えて野生化した彼らの陰茎を受け入れていた。
もちろんそんなモノが私たちの膣の中で暴れたら痛いだけじゃ済まない。
激しい激痛と共に出血と膣の内膜が削り出されるのがはっきりと見てとれた。
『いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いた〜い!もうこれ以上暴れさせないで!』
心の中では叫んでいたが私の口は甘えるようにささやいていた。
「いやよ、もっともっと激しく私をつらぬいてぇ、子宮がパンパンになるくらい私の中に出して、お願い、そして孕ませてちょうだい、あなたの子が欲しいの」

その晩も私は9人のアダムを相手に合計29発の射精を受けていた。それも1発の射精は彼らの脈拍に合わせて15回以上も勢い良く膣壁や子宮公及び子宮内膜を撃ち抜いていた。時として卵管そのものごと心臓までを撃ち抜かれてショック死した娘もいた。
そしてその他に今日も3人の女性と5人の少女が命を落とした。おそらくは感染症による生殖器の腐食が原因かもしれない。

そんな時にふたりの新たな密入国者が2匹の獣鬼に羽交い締めにされるように連れてこられた。
ひとりは透き通った白髪を肩まで伸ばしたまだどう見てもまだ幼さが残る、身長も140センチ前後の黒く大きな瞳が特徴の少女だった。
もうひとりは肩にかかるくらいのきつめにウェイブがかかった茶髪が特徴で大きな目の大部分を占めてる眼は緑色の大きな瞳の少女、というよりは大人びた体つきの娘だった。
気の毒だが彼女たちもここに来たらすぐに獣鬼たちの洗礼を受ける慣し(ならわし)になっていた。
見た目には2人とも未経験の処女に見えたが奴らにそんな事は関係ない。
他勢に無勢で大勢の獣鬼に嬲る(なぶる)ように輪姦するのがここの法であり秩序だ。

最初くらいは激しく悲鳴をあげて泣き叫ぶとまではいかなくとも少しは悲鳴をあげると私は思っていた。
何故か2人には感情の起伏が全く感じられない。

「次の獣鬼さんどうぞ」

もうすでに1匹の獣鬼に少なくとも50発以上の射精をされていた筈だった。
その柔らかな膣に太くて長く、真っ赤に燃えた灼熱の酸化プルトニウムで出来た亀頭部がやたらと大きく膨らんだ鋼の陰毛が生えた鬼の金棒のような陰茎を深く差し込んだまま激しく、ストロークの長いピストン運動を繰り返されて暴れさせながら膣内膜を削られつつ何度も何度も何度も何度も何度も射精されているはずなのだが表情ひとつ変えなかった。
むしろ獣鬼の方が力尽きて肩で息をしているくらいだった。

それぞれの相手をした2匹目の獣鬼でもそれはほとんど変わらなかった。

彼女たちの胸を手の指に生えた長くて太い合わせて10本の爪でかっ裂いて心臓や肺をを喰らいながら激しく腰を振りながら『ドクドクドクドク....』と永遠に続くと思われるような射精を続けたが彼女たちは表情ひとつ変えなかった。

「やっぱりこんなところにいたんだねナッツ」

透き通った白髪頭の少女がそういうと惑星サタンが一瞬だけ強く輝いたかに見えた。

ーハル、何故ここにいる?ー

『風の便りに、精霊たちからあなたが名も知らぬ惑星に封じ込められていると聞いた、だからあなたを探しに時間と空間を超えてやって来た』

そういうともうひとりの茶髪の娘が心臓と肺を喰らわれながら剛毛の生えた大きな陰茎で激しく何度も突き上げられながら言った。

『私はハルに地獄そのものだった人工惑星から引き上げられてここまでやってきた』

茶髪パーマヘアの娘はそう言うと獣鬼に強姦され、心臓や肺を長くて太い爪の生えた5本の指で掻き出されて『クチャクチャ』と食われながら言った。

獣鬼の陰茎の動きから察するにもうすでに彼女たちの胎(子宮)の中には500リットルを超える精液が注入されているはずだった。

もうすでに最低でも100回以上は破裂させられていてもおかしくない精液の量だ。

獣鬼たちが彼女らの中に解き放った破壊的な量の精液はどこに消えたのだろうか?

『私はここに来ました、あなたを解放するために』

透明な白髪頭の少女は彼らの性的暴行など一切行われていないように穏やかに語った。

それはもしかしたら私たち6姉妹だけに伝わるように語りかけてきたのかもしれない。

『今回は最大の禁忌、時間の遡りをしてやってまいりました、私が誰かわかりますか?』

茶髪の少女が獣鬼に犯されながら宇宙高く、うっすらと輝いている惑星に向かってつぶやいた。

『ごめん、あまりにも長い時間をここに幽閉されていたから、あたしが誰かさえ思い出せないんだ、でもそれだけは覚えている、あたしはひとつの恒星系に存在した3つの惑星を恒星に呑み込ませて数百億もの生命体を全滅させた重い罪を犯した、今更ここから出してくれとは言わないよ」

もう彼女たちはすでにそれぞれ26匹目の獣鬼の陰茎につらぬかれて総計4600発以上の射精を受けていた。

彼女たちの膣は鬼の金棒のような陰茎で激しく荒らされて血まみれになったひき肉を大量に掻き出されていた、放置しておいたら感染症で命を落とすだろう。

地平線から3つある恒星がひとつずつ登り始めて世が開けようとしていた。

今日も【教習】の時間の始まりだ。

私たちは代わる代わる犯されながら大事な膣を鬼の鉄棒のような陰茎でつらぬかれ激しく内膜を削り出されながら溶岩のような熱い精液を何度も何度も何度も何度も射精されて、そのたびにイシキがぼんやりとしてきた。
やがてきょうもかんがえるきりょくをうしないむねにながくてひといつめをさしこまれて、なかにあるものをえぐりだされてくちゃくちゃというおとをきかされながらたべられていた。

「どうだ、世に食われて嬉しうだろう」

思考力が戻り始めた頃に、その獣鬼はいつもそう言うが嬉しいはずなどない。何故さっさと殺してくれないのだ。けど私たちの口からはこんな言葉が飛び出すようになる。

「はい、うれしゅうございます、わたくしたちは【地神】さまにおつかえする【獣神】のためににささげられたいけにえ、これいじょうのよろこびはありません」

そんな私たちの頭上で透明な白髪頭の少女は言った。

「次の獣鬼どうぞ」

何かのモノマネのような気もしたが1ミリも笑えなかった。

『あはは、もうカビが生えたようなネタだからみんなも知らないだろうね』

そういった彼女の生殖器は瞬間的に復元されていた。

『もう何百回目のループに入ったか忘れましたけど封印は解いたから記憶は戻ったはずですよ』

茶髪の少女が獣鬼に嬲る(なぶる)ように輪姦され(りんかん、まわされ)ながらいった。

彼女は口にも金棒のような陰茎をねじ込まれて肉と血を削り出されながら膣内にもさっきから大量の精液を射精されている。

『何故?なぜきさまらは、しょうきをたもてる?、じんたいしゅうふくができる?』

その言葉を獣鬼が言いかけた途端に宇宙から大量の砂よりも細かい粒が砂の丘に撃ちつけて私たちも獣鬼たちもドロドロの液状なものにつぶされていた。
はずだった。

「やっとお出ましだね、今回はほんの挨拶がわりだぉ」

透明な白髪頭の少女はそう言うと立ち上がり茶髪の少女を抱き起こした。ふたりとも完全に生き返っていた。

「私たちだけじゃないですよ!こんな地獄に純真なイブたちを閉じ込めて嬲りものにして殺しまくる所業、とても天地を創造した神がすることとは思えませんね!」

透明な白髪頭の少女は言った。さっきとまるで人格が違う、人格分裂症か?

「じゃあ今日はここでおいとましますが、もうこれ以上私や私の子供や孫娘たちに手を出すことは許しませんよ、当然ここにいるショートカットで褐色肌の孫娘たちともね、またあなたたちとは第3惑星の薔薇樹でお会いしましょう」

茶髪の少女がそういうとふたりの姿は消えていた。

『あはは、今のであたしが誰だったか思い出したよ、何故君たちを見ていたら懐かしい気持ちが込み上げてきたかもね』

頭上の巨大な惑星から心の声が聞こえた時に目の前に美少年が現れて言った。

「まさかアレは志乃?そんなバカなやつは毎回毎回この衛星ルシファーで罠にはめて始末してきたはず、今回も獣鬼たちに輪姦させて放射性物質と放射性生物を大量に含んだ特殊な精液を大量に次から次へと射精させて溶解させたはず」

それだけを言うと美少年はふたりの少女を追うように消えた。

『さあ、時は来た、この牢屋(ろうや)はあたしの、【サタンの線状降水帯】で消滅させてくれるわ』

巨大な惑星からそんな声が聞こえた気がした。
私たちやイブたち、エヴァたち、そして獣鬼に白い雨が強く大量に降り注いだ。

その雨水は私たちには心地よく感じた。
獣鬼たちに汚された身体を清めてくれた。

だが獣鬼たちにとっては猛毒だったようだ。
奴らは苦しみ、喘ぎながら全身が精液のような白乳色の液体となって砂の丘に染み込んでもう2度と戻らなかった。

それからはどれほど月日が経ったかわからないほど放浪の旅を続けてその間に馬鹿奈とかいうふざけた巨乳あほづら娘と出会った。
そのほかにも数人いたはずだったがその名前をど忘れしていた。
そしてまた揃って最初と似たような砂の丘の上の一見オープンな牢屋に幽閉されて、また無数の獣鬼たちに何度も何度も何度も何度も何度も何度も金棒のような陰茎で挿しつらぬかれながら何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返して直噴エンジンの気筒内インジェクション噴射のような高圧力な射精を受けていた。
ただし前と違ったのはそれを何日、何十日繰り返されても自分を失うことは無くなっていた。
そしてその時にアホヅラ娘の声がしてあの美少年が【ケトル爺さん】だと知らされてその証拠写真も見せてもらい大いに笑った。
そして私たちは同一遺伝子を持つクローンだったはずだがこの辺りから容姿と性格がバラバラになったのは私たちには大事な人が死を迎えた時にその精神だけでなくて人格さえをも取り込む能力を身に付けたからか?

私は身長は高い方だし巨乳とまではいかなくとも十分に大きいと自負をしている。胸まで伸ばした黒髪ソバージュが特徴だ。

もうひとりは前髪に癖毛のある肩まで伸ばした背は低い方だが胸のでかい奴。

もうひとりは短いチリ毛で本来は私と同じ背が高い奴、妄想癖が半端ない。

もうひとりはふわふわパーマの女の子、だが『菅田将暉に似ているね』と言ってやると何故か喜ぶ変な奴、だが私も彼女も菅田将暉が誰でどんな顔かも知らない。

もうひとりは背が低い方だがボーイッシュな感じで前髪だけが長く目にかかるくらいなのだが他は刈り上げという変な奴

もうひとりはツインテールで可愛い娘、だが私は嫌いだ。

また退屈な日々が続くかと思ったが私たち6姉妹はしばらく楽しい日々を過ごしたのち、また奴らの罠に嵌められて散りとなった。

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@私たちに仕掛けられた罠と

私たちはまた奴らに襲われていた。
まず1番幼かったツインテールの妹が私たちの目の前から消えた。

私たちの頭の中に奴の笑い声が響いた。

『ほーほっほっほー、哀れよのう貴様らは【志乃】に裏切られたんじゃ、これを見るが良い』

私たちの脳に直接リアルな映像が送られて来た。

「彼女は2010年4月15日の吉祥寺公園にある池に浮かんでいるボートの上に‼︎」

セーラー服の少女が叫んだ姿が見えた気がした。

池の船着場にロープで縛られた小舟の上に全裸で現れたツインテールが池の水の中から伸びて来た獣鬼たちの太くて逞しい数本の毛むくじゃらの腕で左右両側から抱きしめられるとカメラの視点と一緒に池の中に沈められていた。その中の1匹に股を開かれると鬼の金棒のような陰茎に激しくつらぬかれていた。
ツインテールは深い水中から這い出すことも許されず激しく膣内に永遠に続くと思われるほど長い射精を受けていた。
もちろん呼吸など出来るはずもない。
彼女の口から白く濁った血が大量にが勢いよく水中に噴き出されるのが見てとれた。
私は彼女が死んだと思った。
それでも良いと思ってしまった。
死ななければまた別の獣鬼に同じ強姦行為を受けるのは明らかだったからだ。
しかし彼女は生き返ってしまっていた。
彼女は別の獣鬼に正面から抱きつかれて激しく犯されていた。

『はっはっはっは、志乃という女は貴様らを罠にはめて見殺しにした、どうだ憎かろう』
誰かが私を嘲笑うかのように言った。
しかし、私はその志乃という名の女の事は全く知らなかった。

「【刈り上げ君】は未来のわたしに託します、迷わずに2011年冬の東北の福一付近の海に向かって」

『刈り上げ君』も彼女を取り囲んだ獣鬼たちに膣を鬼の金棒のような陰茎でつらぬいかれてはらわたを喰らっていた獣鬼の中から姿を消した。

その刈り上げ君も福島第一原子力発電所付近の海上に出現していた。
彼女もまた待ち伏せをされていた。
海中の中に引きずり込まれて剛毛の生えた太くて長い鬼の金棒のような陰茎で大事な膣を何度も何度も何度も奥深くまでつらぬかれながら放射性物質を大量に含んだ海水でできた精液を大量の種子と人造精子といっしょに大量に撃ち込まれていた。
彼女もまた膣にその金棒のような陰茎を挿し込まれたまま苦しそうな顔をして白く濁った液体と一緒に真っ赤な鮮血を大量に口から勢いよく噴き出していた。
そして口から空気の泡をいくつか吐き出すと息も鼓動も停止したように感じた。
しかし彼女もすぐに生き返って別の獣鬼に犯され始めていた。

『ふわふわパーマのまさきちゃんは2010年の警察庁本庁のヘリポートの上に』

彼女も又、ビルの屋上にあるヘリポートに出現して所を待ち伏せされていた。
彼女は両太ももを逆さ吊りにされるようにして身長が2メートル程ある獣鬼のがっしりとした両腕で股を開くように抱きかかえられると剛毛の生えた赤く燃える灼熱の酸化プルトニウムからなる大きな亀頭部を持つやたらとでかい陰茎をその柔らかな膣(ちつ)にねじり込まれて引き裂かれていた。
子宮周りは勢いよく亀頭部から放たれているアルファ粒子で焼かれているだろう。
音は全く聞こえてこなかったが口の動きから彼女が必死に泣き叫ぶ声が聞こえて来たような気がした。
私はなんとかしたいと思ったが何も出来ない無力感に襲われている間にその獣鬼はとんでもない行為を始めていた。
腰を振るのではなく振り落としていたのだ。
その都度、獣鬼の陰茎は彼女の膣に深く突き刺さり、それを引き裂いて恥骨を砕くように割っていた。獣鬼の陰茎の亀頭部が彼女の子宮口を突き破って卵管を破壊していた。それだけじゃ無い、彼女の頭がヘリポートのコンクリート面に叩きつけられて首の骨が折れて頭蓋骨がひしゃげる音が何度も何度も何度も何度も聞こえたような気がした。そしてしばらく獣鬼が動きを止めると再び彼女は肉体蘇生を終えていた。
そしてまた同じ行為を繰り返して、始められていた。

「短かいチリ毛の娘は1999年9月30日の日比谷公園の屋外ステージに!」

『はぁ、はっはっはっは、仲間たちが次々と惨殺されるのは気分がよかろう、それもこれもあの愚かな第2世代イブ、志乃のせいだ!奴を恨め!憎むが良い』

彼女は全裸の状態で1999年9月30日の日比谷公園の屋外ステージに出現した。
私はその時は知らなかったが茨城県東海村でウラン燃料の作成中に臨界事故が起きて3人が重大な被曝を受けた日だった。

彼女は恐怖と激痛で泣き叫んでいた。
本来なら何もイベントの予定のなかったその黒ずんだ雨の降る日、彼女を待ち構えていたのは無数の獣鬼たちだった。
何が何だかわからないまま彼女は大勢の獣鬼に取り囲まれまれて両手足を骨の関節と共に引きちぎられた。そこから大量に出血していることなどお構いなく4匹の獣鬼はその腕や脚を食らい始めていた。
そしてもう1匹の獣鬼が彼女の膣を自慢の陰茎でつらぬいて激しく脈打つように射精をさせ始めていた。
その瞬間に広いステージのそこらじゅうに短かいチリ毛の娘が次から次へと20人以上出現して彼女たちも又最初の短かいチリ毛の娘と同様に手足を引きちぎられて口と膣に太くて長い剛毛の生えた陰茎を捻り込まれて激しくピストン運動を始めるとすぐさまに激しく脈打ちし始めて射精が始まりみんな次々と胴体を破裂させられていた。

「やめてください、どうしてそんな酷いことを」
私はその場にしゃがみ込んで力なくつぶやいた。

みんな、全員共に自我を失うことはなかった。
だからこそ私たちの頭の中で4人の現状が繰り広げられている光景は地獄そのものだった。

そして私の前から前髪に癖毛のある肩まで伸ばした背は低い方だが胸のでかい娘が私の前から姿を消した。

「その娘は、いや、いやぁぁ〜‼︎でももっともっと激しく、お願いだから、あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!の戦国時代の武将の前に、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、もっともっと、【地神】様、私をつらぬいてください、その濁流の様な激しい射精を私たちにしてください」

私の目の前で中学生くらいの少女が【地神】を誘うように誘惑して乱暴に犯されていた。

セーラー服の少女は嬉しそうに【地神】の解き放つ射精を受け止めながら笑っているのが見えた。
猜疑心が確信に変わり始めていた。
そのセーラー服の少女はあきらかに獣鬼と連んでいるとしか思えなかった。

彼女は戦国時代の武将たちに取り囲まれていた。
『ほう、男ばかりのこの軍勢の中に女子が裸でいきなりあらわれるとは、どうぞ孕ませてくださいと言っているような物だな』

彼女は何故か身動きひとつ取れなくなっていた。
『弱者はそれだけで罪、強きものに従うべきじゃ、喘がぬ者は殺される運命にある』

彼女もまた筋肉隆々のその男が解き放った強烈な念力で着ていた服をすべて一瞬で引き裂かれると立ったまま男の太くて逞しい左腕で背中を抱きしめられていた。
もう一本の右手で彼女の右膝に右腕を内側から差し込まれて股を開くように持ち上げられていた。
そして股間にある割れ目の中からひたひたに噴き出しているその中に隠されていた膣に全長が80センチメートル以上ありそうな長くて太く槍の先にように立派な亀頭部を持つ肉槍が背中から突き抜けるまでつらぬかれていた。実際にその柔らかな肌は突き破られて真っ赤な鮮血を噴き出していた。

「いやぁ!いた〜い!いた〜い!」
泣き叫ぶ彼女などお構いなくその武将は激しく腰を振り続けていた、すると陰茎が『ピック、ピック、ピック』と脈打ち始めて彼女の背中から突き出している陰茎の亀頭部の割れ目から白乳色のドロッとした液体が凄まじい勢いと量で25発以上飛び出して、10メートル以上は離れた場所に立ってにいた5人の側室の美少女たちの腹や胸、首などをつらぬいて粉砕させていた。
後に残されたのは血まみれのバラバラ死体だった。

他の側室の美少女たちが悲鳴を上げた気がしたがその武将は動じることなく言った。
「無駄弾丸を撃ってしまったな、まあ良いわ、撃ち直すまでよ」
武将は一旦腰を引いてその長くて太い陰茎を引き抜くとさらに前髪に癖毛のある肩まで伸ばした妹を高々と持ち上げると少し彼女の身体を下に降ろした。
妹の顔が一瞬激痛に歪んだがその表情に激しい憎悪が浮かんだ。
私の目には何が起きたかは一目瞭然だった。信長とかいう男の陰茎亀頭部は妹の子宮口を突き破って卵管さえぶち抜いて胃や心臓に穴を開けていた。
そんな状態でさっきの精液を打ち出されたら妹の身体はどうなるかなんて考えるまでも無い。
その妹の上半身は間違いなく粉砕されるだろう。
「信長、いや崖信介、あたしはあんたを死んでも呪い続ける、覚悟しておけ!」
彼女がそういうと信長と呼ばれた男はニヤリと笑って言った。
「死んでもとな、ワハハ、おまえは自分の未来が見えるようじゃな?じゃが、わしの前じゃそんな能力(ちから)なぞ無力じゃ!さらばだ」

次の瞬間私のいた場所が変わっていた。

「ここは?」
私は自問した。

ここはどう見ても宇宙船の廃墟になったエリアだ。第何区かさえ忘れてしまっていたが床や天井、そして壁がかなりの高熱に晒されていたのかドロドロに溶かされた船室の中だった。

「最後はお前だ」
そう言った声が聞こえると私の目の前にはいつか見た美少年が立っていた。
そして私は数匹の逞しい獣鬼に囲まれていた。
そしてその中の1匹にすでに犯されようとしていた。ドロドロに溶けた熱い床の上に仰向けに押し倒された私はその獣鬼に股を押し広げさせられて恥丘のすぐ下にあるワレメに太く固く長い陰茎の大きくて弾力性がある、しかし固い亀頭部が押しつけられていた。
「いや、い、い、いやぁ〜いやぁぁ〜‼︎」
恐怖が私を襲い、叫んでいるはずの声もかすれるように小さかった。
目の前でその陰茎の亀頭部が真っ赤に燃えながら私の割れ目を焼きながらその中に潜り込んでゆくのがわかった。
「いやぁ!やめて!誰か助けて!」
誰も助けてくれる筈など無かった。

あの黒髪を胸まで伸ばしたセーラー服の少女、志乃、全てあいつのせいで私たち6姉妹は何度も何度も何度も何度も何度も強姦されて、再生しても何度も何度も何度も何度も輪姦射精されて、肉体を破壊され、やがては再生する能力も失い最後には惨殺されるのだ。

私はその時初めて自分が他人を憎んでいることに気がついていた。

『ズブズブ』と獣鬼の陰茎が私の割れ目の中に奥深く肉が焼ける匂いをたちこめらせながら潜り込んでゆくのが見えた。
いや見えたと思い込んでいたに過ぎない。

私の視界は大量の涙で歪んでいた。

「いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いた〜い!裂けそう!熱い!裂ける!やけずるぅ!」

激痛がどんどん体の奥深くまで潜り込んで突き当たりに突き刺さったような激痛を感じた。何かが殴られたような感覚だ。全身を青い稲妻が駆け抜けた。

それからが地獄だった。最初はゆっくりとその1番引き裂かれるような痛みが体の入り口付近まで退くのを感じた。
ホッとしたのも束の間、それは再びさっきよりも速い速度で体の突き当たりに突き刺さっていた。
さっきよりも強い青い稲妻が全身を駆け抜けた。
「いやぁ!熱い!寒い」
さっきよりも早い速度でその引き裂かれような痛みを感じる部分が後退するとまたさっきよりも早い速度で体の奥に突き刺さった。またしてもさっきよりも強い青い稲妻が全身を駆け抜けた。
「いやぁ!裂ける!いた〜い!」
どんどんストロークが短くなってゆくたびに青い稲妻が走るピッチとその衝撃が強くなってくる
「あー!」
私が叫んだ時にはその瞬間子宮口がその化け物のような亀頭部に突き破られたことを確信した。
子宮の奥深くまで突き刺さった獣鬼の陰茎は激しく脈打ち始めてドロドロ状の精液を私の子宮内にその脈拍数に合わせて撃ち出していた。
『あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!』
私はその時に久々に自分の意識がもうろうとし始めているのを感じていた。
全身を駆け抜けていた稲妻が止まらなくなって私は全ての感覚を失いつつある。
確かなのはまだ獣鬼の陰茎亀頭部が解き放っている熱い射精がいまだに続いていることだった。

『はっはっはっはっはっは、きさまはこれから、じぶんでらむじぇっとえんじんないにてれぽーてーしょんをして、じぶんのあたまにうちこまれたじったいなきじせだいじゅうき【じゅうしん】たちにおかされてしほうはっぽうからしきゅうないにプルトニウム240とストロンチウム90などのほうしゃせいせいぶつをたっぷりと含んだトリチウムすいのせいえきをつぎからつぎとうちこまれて死ぬのじゃ!さらばだ、よにさからうじゃまものたちよ』

美少年がそう言った途端彼と獣鬼の姿は消えて、
私は壊れた宇宙船の広大な動力エリアの中にいた。
私の胎にはありえない数の実体のない陰茎が捩じ込まれて次から次へと射精されるとその重水でできた精液は瞬く間に子宮内膜の毛細血管から吸収されて全身に流れ始めた。
今まで身体中を巡っていた軽水で構成されていた体液は腎臓で勝手に処理されて膀胱に溜まり閉じなくなっていた割れ目から外尿道口から大量に排出されるのを感じていた。
その間にも実体なき【次世代獣神】に私は犯され続けて射精され続けていた。
皮膚が赤紫色や青紫色に変色し始めた時に私は『もうりんかいにはいった、あばよ』という奴の心の声を聞いた。
全身をアルファ線、ベータ線、そしてガンマ線がつらぬいて私は地理よりも細かい粒子に還されていたはずだった。

『すみません、来るのが遅れてしまいました』

私の頭の中に大きく響く声が聞こえた。
本当に大きく響いたので顔をしかめてしまったかもしれない。

『あなたは誰?』
思わず聞き返してしまっていた。

「私の名前を聞いたものは【馬に蹴られて死ね】と言われています、それが組織の定規です、それでも聞きたいですか?」

「いやぁぁ〜‼︎」と思わず返してしまった。
何故か話が噛み合わない。
見た目は身長が155センチメートル、胸のブラサイズはEカップくらいの安産型の腰つきをした茶髪に近いボブヘアカットの顔は瞳がクリッと大きい美少女なのだがどこかで会った気がする。
しかし表情がまるでアンドロイドか何かのように全く無い。まるで雛人形のようだ。

『雛人形とはミラーボールの下で全裸で踊るアンドロイドですね、組織では獣神の食料であり成浴快勝の大賞なので破壊対象外となっています』

一瞬他人の心を読めるのか?と思った。しかし全然違うし。

『どっかでの広告で見たようなツインテールの娘は危ないところでしたが彼女に対する殺害命令は出ていなかったのでとりあえず適当に修理して2020年頃の多分、多摩市のどっかに放置しました、もちろん殺害対象外であるナマモノに手を出したうちの組織の怠け者たちはスクラップにしました』

『はい?』
思わず聞き返してしまっていた。

『まだ使える道具は修理して使う、使えないクズは処分するのが私の奥義ですから』

まあどうやらツインテールは助けてくれたらしい。しかし言葉が変だ

『刈り上げ君とかいうやつは某アイドルバンドリードボーカルのパクリキャラなので許せない存在でしたが一応殺害命令は出ていなかったので修理してから相馬あたりの海岸浜辺に打ち上げておきました』

『感謝しても感謝しきれない、ありがとう』
私は真面目に言ったつもりだった。

『いえ、礼を言われるようなことは私はしていませんが?ただ組織の規約を破った生ゴミを処分しただけなので、あえて理由を言わせてもらうならふたつの件に関しては精液な海を清潔な乳液で汚した行為が許せなかっただけです』

う、うん、ますます訳がわからない。

『それと日比谷公園の屋外ステージで自己単細胞分裂(自己クローン再生)を繰り返していた高校野球に出ていそうな髪型の化け物は黄身が悪かったので一つにまとめて【スポーツ用品の7うえだ】とかいう家の前にボコってから放置しておきました、あまり可愛げのない小学生ふたりがオモチャと思ったのか引き取ってくれたので助かりました』

あ、短かいチリ毛の妄想癖がすごい妹だな、と放置された家の苗字はすぐにわかった、多分あのスポーツ用品で有名だった名前と同じ【水野】とかいう家の前だろう。コッチのパクリは許せるのだろうか?

『もちろん殺害対象となっていないオモチャを壊そうとした生ゴミはチリよりも細かい粒子に還しましたが日比谷公園の屋外ステージが広島ドームみたいになってしまったので修復するのが大変でした』

『どうやって?』という疑問が湧いたがあえて聞かないことにした。
どうせまともな答えは返っては来ないだろう

うーむ、話せば話すほど馬鹿奈の顔しか思い浮かばないのだが気のせいだろう、絶対に。

しかも実際に目の前にいるのは【絶世の超が3つくらい付く美少女】だ。絶対にあのアホヅラ娘なんかじゃない。

『私の比較対象がマリリン・モンローとアグネス・ラムですか?失礼ですね!好田金脈とか型山さつきとか超美人の私にふさわしい比較対処があると思いませんか⁉︎』

いや、その話題はそこまでにしておこう。問題はあとふたりの妹たちだ。
ちなみに私たち6人の誕生日は深夜をまたいで1日違いとか、そういったレベルじゃないので1番最後に生まれたのが長女というわけではなさそうだ。
なにしろみんな胎違いなのだから。
受精卵クローンの借り腹というコンプライアンスに問題のある方法というのはややこやしい。
『胎盤、お借りします』なんて軽いノリのパクリで許されるわけがない。

『そうですね、人類皆兄弟と言いますからその辺は難しいですね』

コイツは見た目はすごい賢そうな美少女だが本当はほ〇こ〇なみにすごい馬鹿かもしれない、ん?確かコイツはさっき自分のことを超美人と言ったが本当はいくつだ?

『はい私は永遠の11才ですが、何か?』

あっさりとそいつは言いやがった。

頭が痛くなってきたがあとふわふわパーマと前髪のくせ毛のある巨乳娘の事を知りたいのだが?

『ふわふわパーマでしたら組織の別のメンバーが始末したはずなのです、年老いて死んだはずですが念のためにそれを知っているのか獣鬼に確認しましたが知っている者はひとりもいなかったので、よくよく調べてみたところ少女ではなく男だったので別人と判りましたが色々と利用価値ありとみて蘇生させて内閣調査室の手下としてコキ使うことにしました』

それでふわふわパーマの妹をあまりにも惨たらしく強姦していた獣鬼はどうしたんだろうか?

『任務の邪魔をするものはデザートにして良い特権が私にはあります』

はい?

『モンブランのクリーム状にして【地神】様に差し出しました』

美少女の唇が一瞬残忍に歪んだかと思うと彼女はそれに続けていった。

『あの坊やみたいな少女も戦国時代の信長を水平に48当分にスライスした前髪にくせ毛のある少女もあの女の匂いがかすかにしましたね?残念ながらすばしっこいあの小娘だけは取り逃しましたが?何故かいつかどこかであったような気がするのは何故でしょうか?』

『そういえばザルソバヘアのあなた、あなたもあの女の匂いをぷんぷん怒らせていますね?』

やはりこのボブヘアカットの少女の日本語も頭もかなり変だった。しかしあの女とは誰のことだろうか?

『まあ、あなたも一応は再生しておきましたけどね、居場所マーキングをしてありますから、何時でも爆ぜされられます、ところでこんなところで浮気話もなんですからとりあえず、人口惑星に戻りましょう』

ボブヘアカットがそういうと私たちと彼女は青い空の星のどこかの都市の中にいた。
『ここは一体?』
私は彼女に対して訊いてみると彼女は振り返りもしないで真面目にいった。
『私たちを創りたもうた【地神】様が私たちの棲む太陽系をお創りになられた【方舟】です』
確か昔に何処かで読まされた旧約聖書か何かに書いてあった気はするけど旧約聖書ってユダヤ教の聖典ををちゃっかりキリスト教が引用してパクったものじゃなかったっけ?
私は特に興味なかったから新約聖書との違いさえよく解らなかったんだが。
『イエスキリストの生誕を預言するまでが旧約聖書でイエスキリストが産まれてから処刑されるまでの生涯と彼が復活するまでを記した福音書で』
彼女は私の心にそう伝えた途端に急に立ち止まり、身体を硬直させて口を開けたまま意味不明な言葉を放ち始めていた。
そして【カタカタ】と全身を震わせながらジポン語で赦しを乞う言葉を口から発声しだした。
「申し訳ありません、邪教の話を始めたのは私の中に芽生えた悪魔の所業でございます、どうか寛大な御慈悲を、あ!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
彼女が叫んでいる間中彼女の体から青いイナズマが八方にスパークをしていた。
『わははは愚かな地神よ、わしはこやつの身体を乗っ取りし悪魔、悔しかったらわしを追い出してみよ』
ボブヘアカットの少女の者とは別の心があざ笑うとこんどはそいつが大きな心の悲鳴をあげ始めた。
『いや、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!裂けそう!壊れる』
嫌な予感がした私はボブヘアカットの体を強く抱きしめると大声で叫んだ。
「愚かな神よ!、裁く対象を間違えるとは哀れよのう!」
今度は私の身体が強烈な電撃に晒された。
その時に衝撃のあまり何を叫んだかなんて覚えちゃいない、それでも私は強がってでも彼女たちを守らなければいけないという気持ちの方が勝っていた気がする。
『ふん、悪魔に取り憑かれたエヴァなんぞに用はないわ、炎の獣神の餌食になるが良い』
そう嘲笑いながら伝えられると私の体は炎に包まれた獣鬼にボブヘアカットの少女から強引に引き離されるときていた服は一瞬にして灰にされていた。
そして燃え盛る無数の陰茎で股間の膣(ちつ)を何度も何度も何度も何度も何度も繰り返してつらぬかれていた。
全身を強く抱きしめられながら私はボブヘアカット少女の悲鳴を聞きながら激しく打ち込むように振り上げられる酸化プルトニウムのように熱い陰茎を何度も何度も何度も何度も何度も繰り返して子宮を打ち付けられて恥丘も引き裂かれていた。
「ふん、たわいもない」
そんな声がきこえた時わたしは意識を失っていたかもしれない。
気がつくと私は焼け焦げてまだ熱い床の上に寝転がっていたかと思っていた。しかし実はボブヘアカットの少女の両腕に抱き止められていた。
『バカだなぁ、泣くほどのことじゃないじゃない』
私がそう言うとボブヘアカットの少女は今にも泣き出しそうな悲しそうな顔をして言った。
『私はアンドロイド、これは涙なんかじゃない冷却液』
もろにパクリなあぶないセリフを彼女は言い始めていた。
『私はこれしきのことじゃ死なない、でもあなたはひ弱な生身の人間、何故あんなバカな事をする』
それを聞いて私は自分でも理由がわからないくらい可笑しくて、そのくせ嬉しくなった気持ちが抑えられなくなった。
『あいにくと私だって再生能力はあるのよ、もっとすごい化け物がいるのも知っているけどね』
そう自分の想いを伝えた瞬間にある名前が思い浮かんだ。
『わかった、あんたの名前は夏乃花奈、当たりでしょ?いい新潟市生まれの良いお友達を持っているね、馬鹿奈』
私がそう言うとボブヘアカットの少女の右目から、左目から透明な液体が一粒ずつ相互にこぼれ始めていた。
『私の名を知ってしまった者は始末しなければいけないという貞女(ていじょ)があるといったはずですよ!』
おそらくは【さだめ】だと彼女はそういいたかったのだろうが私にはそうは思えなかった。

『あなたは一度死んだ人間の魂を活かしたままその機械の身体の中に飼っているよね、しかもあなた自身も同等な活きた心を持っている、あなたたちは私を殺したりしないよ、あなたとその大地震で命を落としたその娘とのお互いを信頼し合う気持ちこそがその証拠だよ、馬鹿奈』

そして自他共に【誰よりもせっかちだ】と認める私がこんなにもノンビリとしていたのか不思議だけどその時は全く感じていなかった。

『馬鹿は余分』
彼女はそう言いながら私を優しく包むように抱きしめてくれた。

それから暫くは私は彼女たちと彼女の恋人と行動を共にする事にした。

私のそれからの記憶もあいまいだった。

ピンクフロイドのアニマルとかいうアルバムのレコードジャケットのイラストみたいな汚らしい星で飽きるほど奴らと戦いながら犯されていた。
例の【次世代獣鬼】とか言う奴らだ。

【次世代獣神】とかいう実体のない、訳の分からない奴らに、元々その星の住民だった女性たちが、次々と大勢の男たちが見ている中で立ち尽くしたまま全身を痙攣(けいれん)させながら公然と犯されていた。
狂ったように叫び始め、住民の男たちも自分が愛する女性たちを守ろうにも実体のない相手とは戦えなかった。
自分の娘や恋人を守ろうにも守ろうにも守れず、ただ股間の下着を突き抜けるようにして吹き出す大量の白濁液、精液が太ももの内側を伝い床や地面に滴り落ちる赤い血の混じった精液だまりが広がってゆくのを見ているだけだった。
そしてやがて彼女たちの眼が虚になり甘い匂いを放つよだれを半開きになった口から垂らし始めると彼女たちの異常行動が始まってしまっていた。
同じ星の住民ではあるが赤の他人の男に無差別に近づき、素早く唇を奪うと、その口の中に女性たちは自分の舌を挿し込んで、その甘い匂いのするよだれを流し込んだ。
それを男たちは嬉しそうに飲み干すと彼らの瞳も白く濁り始めていた。
そんな彼女たちに誘惑されて濃厚な性行為をして交わった男も狂い出して、性欲の鬼に変わり始めていた。
そしてそんな男たちは手当たり次第女性を襲いその膣(ちつ)に自分の立派で長く、太くて、硬く、そそり勃つ陰茎を女性たちの膣に無理やり捻り込んで射精する快感を忘れられなくなっていた。
そんなある日とんでもなくクソな発明をする奴が現れた。
精液を自分の体内で生産する分だけ射精をするだけじゃ物足りなくなって、異空間からありとあらゆる精液ならぬ液体という液体を異空間転送をして女性たちの膣内に撃ち込み始めていた。
放射性物質に汚染された雑菌まみれの泥水を体内に射精させられて感染症で命を落とす少女もいれば、1度に10リットル20リットルも子宮の中に射精され、子宮そのものをを破裂させられて命を落とす若い女性もいた。
さらにその射精時の勢いで他の内臓も破裂させられたり、ウォーターカッターのように身体をバラバラにせられる少女たちもいた。
そうしているうちに女性たちの人口は1桁、また1桁と減り続ける一方だった。その影には創聖主である筈の【地神】が暗躍しているとは誰も知らなかった。
そんな彼女たちを守れなかった悔しさを残して小型宇宙船で水の惑星に移住を決意したした、まだ正常な第5惑星の男女1人ずつおおよそ5000組でこの恒星系の第4惑星に逃走を始める者たちも出始めていた。
そのうちの約半数以上の3000隻の小型宇宙船は突然に獣鬼化し出した男が女性を犯し始めて始めて肉を食らい出した。その男たちは知能を失っていて、彼らが超音速で射精した精液は船の操縦装置をことごとく破壊して自動操縦機能を失い宇宙を彷徨う事になって彼らは朽ち果てた。
そして残された2000隻の小型宇宙船の内の3/4にあたる1500せきが【地神】が第5惑星の重力圏外に配備した防衛システムからの粒子砲の餌食になっていた。
侵入してきた船ではなく逃げる船を破壊する行為は一見矛盾に感じるかもしれない。
しかしそれは脱国者に対する口封じと取られても仕方がない行為だった。

その星は第5惑星よりは小さめな直径だったが豊かな海の生物、草木で覆われた平野や山々、と森、その草木に実った身を食べる小さな動物、それらを捕食して生きる肉食の動物など、生命に満ち溢れていた。
彼ら彼女たち移民も平穏な毎日を原住民と共に過ごせると思っていたに違いない。

しかしそれも束の間、奴らが【地神】を名乗り降臨してきた。
されまで彼ら原住民の心に住んでいた【妖魔】も次々と実体のない【次世代獣鬼】に蹂躙(じゅうりん)されて実体のない如何わしい槍でつらぬかれて狂い始めていた。
移民も原住民と同様に獣鬼に輪姦されて原住民の少女や女性を無差別に犯し始めていた。
そして狂った男たちが手当たり次第に他国に喧嘩をふっかけて三度の世界核兵器大戦が勃発してその星が赤い乾涸びた砂の惑星になって地下シェルターに細々と数千万人が生き延びていた。
花奈は組織の命令で西暦2000年の地球に無理やり転送させられていた。
気がついたら私は五分刈りのクソガキを肩車したセーラー服を着たお姉さんと出会ってそれからいろいろとほとんど覚えていないけど自分の妹だった『ニ』で始まる奴が何故か私の男になっていてあつしと名乗り隣の席で恋人気取りをしていて、上級生に輪姦射精させられて誰の子かわからない子を孕まされて、その後も淫らな生活をしていたら急激な腹痛で孕んだ子をまだまだ胎芽に近い状態で死産で流しちゃったらあつしが「召喚』とか叫んでパーマ頭の女性になって助けてくれていた。

それからホテルのディナーにあつしに誘われて行ったら食うに大量殺戮を始めたバカとテーブルの下でタダ飯ぐらいをしているツインテールがいた。

それから次の年になんかレイプ被害者を助けようとしたらそれが罠で私とその他4人の少女たちは超高級がつくスイートルームに着ぐるみをはがされて筋肉モリモリの男たちに連行されていた。
あつし他知らない顔の男子が4人が妖艶でグラマーな美女と濃厚で激しい人間が行うようなマトモじゃない性的暴行に没頭していた。
その妖艶な美女があつしら5人に私たち5人の幼気ない(いたいけない)少女を輪姦しろと命じてその大量惨殺を楽しんでいたバカがしおらしく私たち普通の女の子4人と同様に犯されて喘ぎまくって泣き叫んでそれか狂わされていた。
もちろんそれも私たちも同じだったが彼女だけは演技で喘いでいたことは確かだった。
そこで私たちは淫魔刑事といういかにもパクリ臭が立ち込める不可解の組織のメンバーである事を知らされていた。
そこから先のことはよく覚えていないんだけどなんとか愛とかいう国会議員のパーティ会場で五百万円のパーチー券を無理やり買わされてなんでか知らないけどその謝礼に馬鹿奈が『4〜5人ひと組の4組で【巨大惑星サタンを見る会】に招待するんだぉ』とか訳のわからないこと言い出してあ“〜!こうやってJ党議員はパーチー拳で得た収入をキックバックさせて裏金集めていたんだなと思いながらも私はサタンを見るのも嫌だと思って未来の地球に行ってそれから過去の人工惑星で合流、ってあれ?私すごく長生きしてない?

『気がつきましたか』
【B】さんに心に語りかけるように言われて私は目を覚ました。

『ここは?』
と私。
「ちつは衣良が突然に昔、風俗嬢が自分の日記に描いた4コマ漫画のモロパクリなセリフを語り始めて焦ったんだよ」

『そうか、そう言えばちつの【願望達成能力】で【戦闘斧】を全て消し去ったんだね』
私がいうと私の姿は立派に熟した完熟マンゴーに変えられていた。

花奈「正月早々、伊良が馬鹿なことを言うから、能登が大変な事になって大勢の人が命を落としたんだぉ」

椎「だから逆さ読み厳禁だっていっているよ」

ボサボサ亜希「うん、椎でさえ狼狽えるほど衝撃的だったものね」

愛「地震で貴重な命を落とした方々と救命活動中の痛ましい自己でいなくなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます」

ストレート亜希「それから未だ未救命の被災者や行方不明の方々のご無事をお祈り申し上げます」

一部参考資料

https://twitter.com/ishikitokihiko/status/1701204276452983262?s=46&t=Pw7ezBx9ZYfXaG-fBU0T8Q

あのスピリッツ連載漫画日本沈没の作者さんのツイートからのリンク先記事です。お借りします。

汚染水 外洋に垂れ流し 1年前に把握、放置 福島第一
2015年2月25日 12時32分

https://twitter.com/ishikitokihiko/status/1701204276452983262?s=46&t=Pw7ezBx9ZYfXaG-fBU0T8Q

にゃんたさんツイートより
nagayaさんツイートより
桑ちゃんツイートより
お借りしました。
ありがとうございます。

https://twitter.com/1955toru/status/1685094309081796609?s=46&t=Pw7ezBx9ZYfXaG-fBU0T8Q

蓮池透様のツイートより参考引用

uneriuneria.com
【原発事故汚染水の海洋放出】皆さんの声13: 「事故でどれほどの放射性物質を.....

お借りしました。ありがとうございます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA311P80R31C23A0000000/

処理水に含まれる放射性物質のトリチウムの濃度に問題はないと確認しており、20日ごろまで7800トンを流す見込みだ。
2023年度は計4回放出する計画だ。初回は8〜9月に7788トン、2回目は10月に7810トンをそれぞれ流した。今回もこれまでと同様、1日当たり460トンの放出を予定する。

東電は10月31日に1トンの処理水を1200トンの海水で薄めてトリチウム濃度を調べた。数値は計算上の濃度と同程度で、国が定めた安全基準の40分の1に当たる1リットル当たり1500ベクレルを下回った。日本原子力研究開発機構(JAEA)の分析でも異常はなかった。

お借りしました。ありがとうございます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/セシウム137?wprov=sfti1

ストロンチウム90は中性子過剰であるためβ崩壊により90Y(イットリウム)を生成し、これはさらにβ崩壊して安定な90Zr(ジルコニウム)となる。純粋な90Srは初期には90Yを殆ど含まないが次第に増加し1ヶ月程度で放射平衡に達し、約3900分の1の90Yを定常的に含むようになる。
半減期は28.79年であり、1グラムのストロンチウム90の放射能強度は5.11×1012ベクレルとなるが、続いて半減期の短い(64時間)娘核種の90Yの崩壊を伴うため最終的にはこの2倍となる。90Yのβ崩壊エネルギーは2279.783±1.619 keVと、90Srの545.908±1.406 keVよりもかなり高く、より透過性の高いβ線を放射し危険性も高い。その透過力は厚さ1cmの水で遮蔽出来ないほどであり、体内に取り込まれると充分に細胞を損傷し得る。

ストロンチウムはカルシウムと化学的性質が類似するため、動物体内では摂取されると一部は排泄されるものの大部分が骨に取り込まれて体内で90Srおよびその娘核種の90Yがβ線を放出し続ける。崩壊時にγ線は殆ど放出しないが、90Yの崩壊においては極一部、90Zrの励起状態の核種である1.761 MeV順位(スピン0+, 0.01%)および2.186 MeV順位(スピン2+, 1.4×10-6%)への崩壊に進む。また半減期が比較的長いため放射線を長期間に亘って出し続けることになる。特に内部被曝による骨腫瘍の危険性がある。

環境中のストロンチウム90を分析する場合、90Sr及びその娘核たる90Yは崩壊時にγ線を殆ど放出せず、固有ガンマ線の直接測定による分析が不可能である。そのため、試料からストロンチウムを化学的に分離してからβ線を測定するという手法を取らざるを得ない。

なお、分析用溶液の化学処理の際に作業者が被曝する問題を有している。
別な分析方法としては、2013年に福島大学や日本原子力研究開発機構らの研究グループが開発した方法で、高周波誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)を利用し、90Srに特化するものの1検体を20分程度で分析可能である。また、土壌濃度で約5 Bq/kg 程度が検出限界で、且つ自動処理で有るため作業者の被爆を抑制できる特徴がある。
このほかに、液体シンチレーションカウンタを用いる方法で、4 - 5 日程度で分析可能な方法もある。

お借りしました。ありがとうございます。

http://shinikyo.com/img/file114.pdf

事故原発汚染水から高濃度有機結合型トリチウムが生成 海洋放出で魚介類に濃縮が 国と東電は無機トリチウムだから危険は無視できると言い逃れてきた
2020/6/14 尚絅学院大学名誉教授 新医協(新日本医師協会)顧問 岩倉政城 様

お借りしました。ありがとうございます。

https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1693602007066796337?s=46&t=Pw7ezBx9ZYfXaG-fBU0T8Q

処理確認試験 2023/08/21 川上浩一様ツイートより

https://twitter.com/koichi_kawakami/status/1696474839853469703?s=46&t=Pw7ezBx9ZYfXaG-fBU0T8Q

2次処理確認試験 タイムスタンプが見当たら無いがおそらく2023/08/21以降09/01までの投稿 川上浩一様ツイートよりお借りしました。ありがとうございます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/四日市ぜんそく?wprov=sfti1

四日市ぜんそく(よっかいちぜんそく)は、1950年代末から1970年代にかけて問題化した戦後日本の公害問題。大気汚染による集団喘息障害で、水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病とあわせて、四大公害病の一つである。

原因となった二酸化硫黄は、マスタード・ガスを含む硫黄酸化物(SOx)の一つ。金毒中毒症状の喘息や酸性雨の原因となる。
三重県四日市市の四日市コンビナートから発生した二酸化硫黄が原因で、同市塩浜地区を中心とする四日市市南部地域・海蔵地区などの四日市市中部地域から南側の三重郡楠町(現:四日市市)にかけて発生し、1959年(昭和34年)から1972年(昭和47年)にかけて政治問題化した。
漢字では、四日市喘息と表記する。水質汚染を含めた環境問題としては、四日市公害と呼ばれている。四日市公害が発生した当時は別名では塩浜ぜんそく(四日市市内で使用)の名称や、大気汚染が原因で発生した健康影響事件として四日市のぜんそく事件(国会内で使用)の名称で呼ばれていた。

なお作品中におきましては自分なりに解釈、誤解させて頂き、引用させていただきました。

花奈「なんかむしろややこやしくなってきた気がするんだぉ」

加世「そうね、まあ確かに長いこと休んでいたし今までの総集編みたいな部分はあるね」

ポニテ亜希「ほら、ボサボサしていないでさっさと出かけるよ!」

咲「どこに?」

晴美「もちろん、1人でも・・・」

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編19『伊良衣良と明美』3

おわり

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編20『伊良衣良と明美』4

にちゅぢゅく!

#ハタチ未満閲覧注意
#SFっぽく
#政治色濃く
#過激な性暴力描写あり
#20才未満の方の閲覧はご遠慮ください
#ハルサメとナッツシリーズ
#小説

ナッツ「それにしても今回はパクリの要素強すぎないか?」

波瑠沙芽「そう?」

馬鹿奈「次はもっと気張ってパクるんだぉ」

幸恵「それよりもさっさと向かいますよ」

詩織「不可能を可能にする、それが私たち風俗魔女」

加世「しかしコレだけ変えまくるともう愛想つかされてないか?」

衣良「それは否定できない」

ここから先は

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まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

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