下界Part-2佐原観萌(さわら みもえ) 水無月海(みずな つきみ


毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写を多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪
なお現実と烈しく乖離した描写がめちゃくちゃ多数ありますことをお断りしておきます。

佐原観萌(さわら みもえ) 13(中学1年生)、以外と理論派、腰まで伸びたストレートの茶髪、身長173cmDカップ、眼が大きく緑がかったハーフ、計測不能なほど思考速度が速いためヤマカンだけで動いていると思われている

水無月海(みずな つきみ)14(中学2年生)胸までのストレートヘア、細い目が鋭くて怖い、物理を無視した念動力、最大重量12トンの物を音速22で飛ばすことができる。身長168cmDカップ

今日もすれ違っただけのお婆さんにお礼を言われた。
特に何かしたつもりはないのだが、強いて言えばシニアカーを押すのを手伝ってやったくらいだろうか?
「ま、いいか」
私は深く考えるのをやめていつもの通学の駅に向かう。
「今日も相変わらず混んでいるなぁ」などと思いながら改札を抜けてホームで電車を持つ。
ちなみにこの私鉄の駅は改札が二箇所あって、ふたつのホームの間を電車が停車、または通過する。
そのためにホーム間を結ぶ階段のある橋や構内踏切というものが存在しない。
駅の近くにあって、線路を横切る市道の踏切を渡らなければ反対側の電車に乗ることはできない。
ここの駅はいわゆる相対式ホームというらしいのだが、各駅停車の普通電車しか停まらないため色々と省略化してある。
まあホーム通しを繋ぐ階段とか構内踏切を造るコストを惜しんだということだろう。
だから間違えて反対方向のホームに入ってしまうと一度反対方向の電車に乗って島式ホームのある駅か構内踏切もしくは階段のある少しリッチな駅で乗り換えるしか、もう方法はない。
だが今回もやらかしてしまったようだ名古屋方面行きの電車に乗るはずが岐阜方面の電車に、やってしまったことは仕方がないがこの先は島式ホームのある駅なんてほとんどない。
『階段の上り下りなんてやだなぁ、かと言ってエレベーターのある駅なんて特急が止まる駅しかないし』
そう思っていた時、私の両腕は既に、学生服の男子を引き寄せるようにして、力いっぱい抱きしめていた。
彼の目の前を派手な警告音を鳴らしながら快速特急が走り抜けていった。
彼の顔激しく真っ赤になっていて息を激しく荒げていた。
「お疲れですか」と私はこの場面ではいうべきじゃないことを口走っている。
お疲れどころじゃないよ、この学生さん、きっと私の胸をめっちゃ強く押しつけられてめっちゃ興奮しているよ。
でも、
「ありがとうございました」
とお礼を言われてしまう。
いきなり抱きついてきた痴女にお礼だよ?
ズボンのポケットから手を入れて股間にあるものをマッサージしてあげたら歓喜のあまりパンツの中に出しちゃうかも。
なんて痴女根性丸出しな自分に呆れ返っているともう既に私の左手はそれを実行していた。
左側ポケットの中に固く厚い手応え、それを掴むと私は思いっきり強く引き抜いて周囲を見回すと全力でホーム屋根のない方向の空に投げつけていた。
数秒後爆音がして黒煙と共に強烈な爆風が私たちホームの人々を襲った。
「多分しばらくは電車動かないよね」
そう呟いた私に彼は再び「ありがとう」と言った。
よく見ると彼は私よりは少し身長が低めの美少年だった。
『これは逃すわけにはいきませんなぁ』
などと下心が疼く。
まあ、さっきポケットに手を入れた感触ではふにゃっとしていたものの大きさの手応えは抜群で、って何を考えているんだ。私は?
あれほどの大事が起きたにもかかわらず警察らしき人物が45人来て聞き込みをしただけですぐの運行再開となった。
「ねぇ、お兄さんはこれからどこに行くの?」
思わずそう言ってしまったが私はこの先の一宮駅かどこかで反対側の電車に乗り換えて名古屋駅でウインドウショッピングを楽しむつもりだった。
しかし彼は返事をすることはなかった。
今日は私服、誰も私が中学1年生だとは思わないだろう。
「じゃぁ、お姉さんとラブホ行っちゃう?」
私がみんなに聞こえるようにそう言った時に君を含む周りの人間がギョッとした顔をした。
ただ1人を除いて。
電車は国府宮駅で止まるここで急行と特急の待ち合わせがある。
「どうせ急がないからこのまま一宮までいっちゃおか」
これも聞こえがしよに大きな声で言った。
さっきから君が何かに怯えて震えているのはさすがに鈍い私でも気がついていた。
何せ私が正面から抱きついて決して小さいとは言えないおっぱいを押しつけていても君のそれはなんの反応もしましてはいなかった。
「えーと一宮駅の近くにはどんなラブホがあるのかなぁ」
と私はスマホで検索しているふりをしながら文月輪と会話をしていた。
『怪しそうな人探しちゃってそっちをチラ見でもいいんでやっちゃってください』
と意味不明な会話メッセージが入った。
もちろんラブホ発言になんの反応も示さなかった男を見た。
(国府宮を出たら次で降りるよ)
私は君にこっそりと耳打ちをした。
次の島氏永駅は田畑が多いけど建物も少なくてまだ他人を巻き込む心配がない。
再び文月輪から会話メッセージが入った。
(スーツの両側内ポケットにサイレンサー付き拳銃2丁と鞘入りのナイフを卯峰の右ポケット)
ときた。
やっぱり随分とご立派様なものをお持ちとは思ってはいたけど。
私は電車がホームに滑り込んでドアが開くと同時に君の手を引き、急いで改札を抜けると、やっぱり追いかけてきていた。
アイツがサイレンサー付き拳銃をこっちに向けている。
もうダメだと思った瞬間、(水無月海を送った)と会話メッセージが入った。
奴が撃った発射された弾丸が君の左頬をかすめた。
私が君を強く抱き寄せたから、外れただけで本来は頭部に命中していた。
続いて奴は3発立て続けに打ってきた。
右も左もそのまま留まっても弾丸は君の胸を貫くのは確実だ。
もうダメだと思った瞬間3発の弾丸は私と君の目の前で停止した。
そして逆回転のようにしてすごい速度で戻ってゆき奴の拳銃のサイレンサーを破壊した。
「チッ」
と奴は舌打ちをするとスーツ内ポケットからもう一丁のサイレンサー付き拳銃を取り出してこちらに向けた。
その瞬間奴の身体はゆっくりとではあったが地上1メートルあたりまで浮き上がり、驚き慌てふためいたまま遥か上空をめざして飛んでいってしまった。

後ろを見ると水無月海が鋭い目つきで私を睨みつけながら左手を私と君に向けていた。
そして言う。
「ラブホ行きたいんでしょ?送ってあげる」
「いやそんなこと言ったかもしれないけど、いや確かに言ったけどあれは奴を欺くための方便で・・・」
そう言った時は私と君は水無月海と共に空を高く飛び気がつくと一宮インターチェンジ近くのラブホの前に着地していた。
しかし私たちは最大の難関を前にしていた。
「ここの代金払える?」
私と水無月海は声を揃えて同時に言ってしまった。
その時「ボクが3人分、24時間分支払います」
と股間のアレをパンパンに膨らませて君は言った。
「未成年がそんなことしちゃダメでしょ!」
私と水無月海が同時に叫んだ。
「時間帯にもよるのよ」
水無月海が顔を赤らめて言う、ダメだ、こいつも3Pする気満々だ。
私は思った。

下界Part-1に続きます。

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