アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編24.1『ふたりの花奈』3

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編24『ふたりの花奈』3 Ver.2
2024/05/16校正更新
2024/05/04校正更新

#20才未満閲覧注意
#SFっぽく
#ハタチ未満はご遠慮ください
#ハルサメとナッツシリーズ
#過激な描写あります
#エログロ注意
#波瑠沙芽とナッツ
#小説

この話はストーリーの都合上過激な性描写や暴力描写、及びグロテスク、パクリな表現を多く含みます。
20才未満の方の閲覧はご遠慮ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@仮想世界

「なあ〜んだお父ちゃんも幸恵おかあさんも本当はいなくて、あたしたちはケイトお兄ちゃんと花梨ってって女の人に実在するとおもいこまされていたんだぁ」
サバサバとあたしは言ったつもりでしたが加世ねえと同様に内心は怒りがこみ上げていたと思います。
後でベッドメイクしてくれた係の人に聞いたら明るい水色の抜け毛が大量に散乱していたそうですから
「加世ねえ、やっちゃって」
あたしはもう喋れるようになっていました。

兄の射精に慣れてきたのか加世ねえも喋れるようになっていました。
「私たちに近づいて何をしようとしたの?」
「それは言えない、機密事項だからな」
「言ってくださらなければ体重を4倍の360kgにしますがよろしいでしょうか?」
『ボキボキ』っと音がして兄の尾てい骨が砕けたようです。
「お兄さま、加世はお兄様ことをとても愛していますの、体重を1080kgにしてから前倒しになって抱きついてよろしいでしょうか?」
「やめてくれぇ」
ケイトお兄ちゃんは叫びました。
「でも加世ねえってこんなの体重増やしても体型が変わらないなんてすごいよ、どうやっているのかなぁ」と花奈。
「はい、確かにこの高そうなベッドがギシギシいってますね、返事が無いので逝かせていただきますね」
「やめろ〜!」
ケイトお兄ちゃんは絶叫していました。
「喋れば僕は組織に始末される」
ケイトお兄ちゃんは叫びましたが加世ねえは構わずに前倒しになって彼に強く抱きつきました。
肋骨が全部折れて心臓や肺に突き刺さったような気がしました。
「外来生物の始末?なんのこと?」
椎がききました。
「花奈、加世キサマらにはとっておきの願い、いいや呪いをかけて………」
加世ねえはケイトお兄ちゃんが自分たちにした事は許せてもあたしの悲鳴もケイトお兄ちゃんを思う気持ちも踏みにじって陵辱の限りを尽くした事だけはどうしても許せませんでした。
ですから加世ねえは一旦、状態を起こして勢いをつけて前倒しになり頭付きで兄の頭蓋骨を粉砕しました。

それからラブホのベッドルームをスプラッター状態にしてしまったが18人のヤンキーたちを始末するのは簡単だったらしい。
どうやら自称ケイトお兄ちゃん並みの願望達成能力を彼らも持っている、というのはハッタリで実は雑魚ばかりだったようだ。
まあラブホのベッドルームをクリーニングする賠償金と口止め料は葉類智恵警察大署長様がなんとかしてくれるでしょう!

      ーーーーーーーー

「あの娘たちはどうしている?」
聞き慣れた男の人の声が聞こえた。
眠っていて夢現な(ゆめうつつな)状態でもこのパジェロロングボディ(改)という違法改造車の中の状況は掴めて(つかめ)いた。
まあ違法改造と言っても『シリーズハイブリッド化』とアクセルペダルとブレーキペダルを取っ払って電車のように『マスコン化』した魔改造車らしいのだけど細かい事を気にしたら負けだろうね。

一番最前列の左側、助手席に座っているのは東京の首相官邸なる場所であたし、かなとかよねえを性行為をするために1億5000万円で買い取ってくれた科学博士を自称する男の人だ。
まさか政権総理が住んでいる官邸という場所で未成年どころか女子児童の人身売買が行われているとは誰も思わないだろう。
もちろんウソだ、安心して欲しい。
まあその行事が行われた後での官邸内の清掃や消臭をする人たちは大変な思いをするだろうがこれで時間給1500円も貰えれば御の字じゃないのかな?
日本の最低賃金は1050円でどの国にも負けていないと財務真理教の人が言っていたらしいから間違いはないんだろう。
これはマジだ。

「大井川の水源問題に関する調査データーを偽造した人」らしいと言う事は何となく雰囲気でわかってはいた。
その他にもレールガンの実用化に貢献しているとのことだがあの美少女アニメに出てくるヒロインのクローンを大量生産する技術とはまったく関係ないので安心して欲しい。
ただのリニアモーターカーの技術を軍事転用した大量殺戮兵器の話だ。
まあ憲法も地神教会や経団連の力を借りてマスメディアで大煽動をして国民を洗脳して国民投票を自分たちにとって有利なように展開させてぶっ壊したことだしこれからは核兵器やトマホーク、パトリオット、3国共同開発戦闘機などと同様に大っぴらに使えるだろう。
射程1000キロメートル以上もの、どこに着弾するかさえ計算困難な音速の数倍の速さでぶっ飛んでゆく無差別大量殺戮兵器みたいに。
え?3国共同開発戦闘機?そうなるとあのF-35なる欠陥の噂がある戦闘機の立場はどうなるのかって?
安心してほしい、かつての日本が独自で開発する予定だった「自称次期主力戦闘機」と同様に計画、または設計の段階で簡単に米国様に捻り潰されてしまうだろう。
欠陥だろうがなんだろうが彼らにとっては人命よりも自国の軍事産業が廃れる方が問題なのだ。

さて、その科学者は政府からその仕事の依頼を受け取った時にもらったお金であたしたちを買ったらしい。
東京では毎晩のように私たちを抱きに来てあたしの膣(ちつ)の中に精液をたくさん出してくれる、いわゆるお義父さんだ。
ただし世間一般で言うパパ活のパパさんと違うのは彼が人間じゃないという事くらいかな?
その時はもうあたしの中に何十回ドロドロのあつい液体を出されているか思い出せない。
そしてあたしたちが何十人子供を産んだかさえ覚えていない。
それがたったの1年間の間に起きた出来事だ。
あたしと加世ねえは生後1年と少々にして処女を失い女の子を何十人も孕まされて産んでいる。
もちろんウソだ。安心して欲しい。

その娘たちはもう目の前にいないからね。
【地神教会】に拉致されていない。

 もちろんウソだ、安心してほしい。

あたしたちと一緒に官邸の2階の部屋に閉じ込められて毎日のように獣の神様に抱っこされていた8人の美少女な実年齢が10才程度の官邸に来たばかりの見た目はお姉さんたち幼女はかよねえと一緒にテレポーテーションで性暴力被害者のための避難所に逃してあげた。
着ている服がなかったから精液まみれのシーツに包んで避難所に転送してあげたけど問題ないよね?
お姉さんたちを犯していた怖い鬼さんたち8匹は近くにあった海抜3776メートルの今はおとなしい火山のマグマ溜まりの中に無理やり転送してあげたんだよ。
お姉さんたちが孕んだ子は今あたしの中ですくすくと育っている。
自分たちの意思で出来た娘じゃないし可哀想だものね。
かながちゃんと産んで育てるから安心してね。
しかしそのすぐ後でそれが【地神教会】の人たちにバレて怪しげなお札を官邸内中にペタペタと1peta枚貼られて封印されてしまったけどね。

もちろんウソだ、安心してほしい。

      ーーーーーーー

『不思議な娘たちよね、亜希さんたちが焼け落ちる寸前の家から救出してからずっとああやって眠り続けている』
運転席の方から優しそうな女性の声が聞こえた。
サードシートに座らせられているあたしと加世ねえは耳は機能しているみたいだけどまだ全身はマヒしていて指1本どころか瞼(まぶた)も開けられない状態だ。
よっぽどサリーちゃんと言う名の眠り薬が効いているらしい。(注:サリンです)

あたし達のパパ(義父というより愛人?)のすぐ右側、運転席に座っている女性は【 B】と言うコードネームを与えられた政治工作員というめんどくさそうなお仕事の人だ。
黒髪を胸まで伸ばしている美人のようだけど蜂蜜罠(ハニートラップ)に男の人をはめてだましたり、ころしたりする悪い女らしい。
妊娠しているのかお腹かかが大きいのに4歳くらいの女の子を左側に抱っこしているみたいだ。
おなかに3000万人も孕んでいる女って何千万人もの男の人と性的行為をしたどんな悪い女なんだろうと意識を車のボンネットの上に飛ばして見てみたら意外と優しそうな女だ。
しかし騙されちゃいけない!
この人はもしかしたら工作員なんかじゃなくて3000万人もの人を人質にして日本政府を脅迫している中国の悪い人かもしれない。
狭苦しいからと言ってステアリングを外してしまっているけど今は念動リキッドで空を飛ばしているから何の問題もないらしい。

      ーーーーーーー

そのすぐ後ろセカンドシートの右側には同じくらい美人の髪の長い美人が小学1年生くらいの男の子を抱っこしているようだけど目付きが悪くて怖い。
【L】と言う名の政治工作員らしいが、蜂蜜罠(ハニートラップ)は得意な方ではないらしくてもっぱら破壊と殺戮(さつりく)が専門のようだ。

       ーーーーーー

それにこの女が抱っこしている小学生の男の子はどう感じてもあたしたちの上司の【痴神】様だ。
むやみに刺激して怒らせると怖いからあまり関わらないようにしよう。
【L】がお腹の中に孕んでいるふたりの男も凶暴(きょうぼう)そうだ。鬼のような形相であたしを睨み返してきた獣のような奴らだ。
雰囲気は首相官邸であたしたち美少女を『ほ〜ほほ、輪になって犯そ』とか歌いながら孕ませたあいつらに似ている。
火山の火口に転送したいけど今、その能力は絶賛封印中、その能力どころか爆ぜさせる事も出来ないので残念だ。

       ーーーーーーーー

そのとなり、セカンドシートの中央にはあんまり発育の良くない黒髪の短い【G】というコードネームの凡神、じゃない凡魔が座っている。
【B】や【L】と同じく政治工作員らしいがへっぽこすぎて窓際族っぽい雰囲気が哀愁を誘う。
この人もたくさんの男の人と性的行為をしすぎたせいか3000万人もの人を妊娠している。
しかし赤ちゃんから90過ぎの高齢者までいるのはなんでだろうか?

       ーーーーーーーー

そのとなり一番左側には鋼鉄の体を持つ椎奈という名のロボットが座っていた。
だけどおなかには極小の双子のミニロボットが宿っていた。
すごく謎だった。
ひとりはこの娘自身の本体で、もうひとりは別のロボット、というよりは人類とは最上位コンパチブルな細胞群から形成された人造人間のようなものらしい。
その娘はsae-Coなる人物で生体的には女性に属するらしい、【志乃】なる娘とは愛人関係にあってどんなに拷問を受けて肉体破壊されても、原子力発電所の中や水素爆弾の地下実験場の中で分子よりも細かいチリに還されてもそれを再現できる材料さえあれば元の姿はもちろん様々な年齢の彼女【sae-Co】として好きな場所に復活が可能という事だ。
まあ女同士で愛人になる行為自体がなんとか鶴子様に罵倒されそうな行為だ。きっと悪魔だろう。
あたしはそんなロボットを設計して製造した志乃という名の少女、又は幼女?に興味があったがあたしは彼女に遭遇した場合には必ず殺さなければいけない貫太郎という【地神】様の命令を受けている。

       ーーーーーーーー

ところでここで【志乃】と言う名の怪獣、じゃない、悪魔について語らねばならない。
かの女は特別な美人ではないもののどんな怪獣事典、じゃない【悪魔辞典】にも載っていない。
何故か?人々に恐怖を抱かせる凶々しい姿ではないからだ。
一見温厚そうで優しそうな奴ほど信用ならない奴はいない。
『キャッキャ』と笑いながら両手を差し出し抱っこをねだる可愛い幼い娘の首を平然と捻り頭蓋骨を簡単に握りつぶしておきながら優しそうに笑う。
それが『真の悪魔の姿』なんだ。

とは言え半年以上前に彼女は大人の女性になった頃、大型拳銃で背中から心臓を撃ち抜かれて死亡して今はいないらしい。
しかしながら未だにあたしたちに教会から暗殺命令が下るほどの凶悪犯だ。
きっと恐ろしい企みを持って今もどこかで生きているかもしれない。

       ーーーーーーーーー

今のあたしたちが乗っているパジェロロングボディは【B】の念動リキッドによって高度1000メートル以上を保ちながら関東平野の上空を飛んでいるらしい。
【あれから変わりはない?】
かよねえが語りかけてきた。
別にあたしとしてはこの小さな島国、日本の人間たちが全員放射線で焼き尽くされようがマグマの炎で燃やされようが構わないのだ。
それが『地神教会』の教典にある日本人が朝鮮や南京、満州で無差別殺りくと婦女暴行を犯した罪に対する罰らしい。
なんだ、それではイスラエル軍の兵隊さんたちがいまやっていることと大して変わりがないじゃないか?
「両方とも殲滅(せんめつ)しようか?」と思った。
あたしにはそれを実行するだけの能力があると自負していた。
ただ、姉が泣いて引き止めるからそれを実行できないでいる。ただそれだけのことだ。

「本当?にそうかにゃ』

自分じゃない誰かの心の声が頭の中で鳴り響いた。
ただ、今はこの星の衛星軌道を回っている巨大な『秋子』なる全裸の美少女がいかにこの星が地獄であるかを物語っていた。
『だってわざわざでっかいおっぱいとつるつるでふっくらと完熟したおまんこが開いたわれめちゃんから(ピー)が丸見えになるように下向いて飛ばないよ!』

『そういう本当の事は【G】のお腹の中にいる本人に聞かれちゃうと傷ついて落ち込むから言っちゃダメなんだぉ〜』
あたしの中の誰かに忠告された。
コレが噂の別人格という奴だろうか?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@この島国を襲った悪夢

あたしとかよねえはこの国、日本の人身幼女バイヤーよって拉致されて売られていた幼女だった。
私たちが2歳の頃に、日本という国に密入国して働かされていた母が押し込まれて住まされていた借り家で面倒を見てくれていた信頼していた日本人の堀恵萌というなんとか鶴子様よりもワンランク上の名の女性にいきなり濡れた甘い匂いがするガーゼを鼻と口に押し付けられて意識を失っていた。
気がついたら『人身売買』という名の競り売りにかけられていたというわけだ。
その時は『未来予想演算』ではクロロホルムとでていたが実際にはサリーちゃんだったらしい。
ネットで検索したらパーマネント頭の少女が出てきたがコイツが微生物化をして他人の脳を狂わせたのだろう。
やはりかんつるこ様の言っていたことは正しかったのだ。LGBLとかいうのは人類を破滅させるサタンの手先だったのだ。
しかし実際には母親である当時2才だった波瑠幸恵が働いていた場所は首相官邸だった。
もちろんそこでは毎日儀式と称して『人神』や『獣神』の洗礼を受けていた。
私の記憶にあった事は偽りの花嫁、じゃない記憶だったかもしれない。

北朝鮮人民共和国による拉致誘拐事件というのが昔日本という国では何度か繰り返されたようだが事件はほとんど解決の糸口さえ見つかっていないという。
それもそうだ、依頼したのは北朝鮮人民共和国の政治家幹部には間違いがないが実行犯はそのほとんどが日本人によるもの、それも高い位の内閣調査室や公安警察などが実行犯だった。
犯人なんて見つかるわけがない。
下手に警察に被害届や行方不明の手配を届けたところで警察官どころか県警警察署の署長の首なんて簡単に飛ばされる。
下手をすればM-16ライフルの弾丸を眉間(みけん)に撃ち込まれるだろう。
そんな奴らの下でまともに捜査が行えると思う方が間違いだ。
この日本の政府は韓国を拠点とした北朝鮮人民共和国や中華人民共和国、アメリカ合衆国、ロシア、イスラエル、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、などの広い範囲に渡り布教活動を進めていた表向きは別々の多数ある宗教団体によって支配されているも同然だった。
しかしその実態は多国籍間にわたる政治軍事産業団体と言っても過言じゃなかった。
各国の政治中枢に潜り込んで戦争行為を仕組ませる、はっきり言って宗教とは縁もゆかりもない名ばかりの宗教団体でありその実態は戦闘武装軍団であり軍事産業団体だ。

「なんでそんなことがわかるの?」
多分別の木箱の中に閉じ込められているであろう双子の姉でもある加世ねえがきいてきた。
その時は理由は判らなかったが『未来予知演算』が弾き出した結果をその能力の応用で言語化していただけかもしれない。

あたしたちは博多という街で女子高生に産まされていた。
あたしたちを産んだ母は今はあたしたちの行方を死に物狂いで探しているだろう。
しかしあたしはその時に記憶の齟齬(そご)に気がつかなかった。
あたしたちは一度たりも博多に住んだ記憶のない記録がミーカードには紐付け(ひもづけ)されていた。
だけれどすぐにそんなことも出来なくなっていただろう。
何者かに次の娘を孕まされているからだ。
鬼のような形相の獣たちにあたしたちを産んでくれたあたしたちの母親の大事な産道という穴に陰茎という太い金棒をねじり込まれて激しくのたうち回りながら射精させられて次の子を孕まされているだろう。
そしてその娘はたった1週間程で臨月を迎えるほどに育ち出産させられる。
サポートしてくれる経験者が周りにいなければ死ぬのは母体の方だ。
不条理かと思うかもしれないがコレが教会が定めた掟だ。

それは日本人の拉致され、北朝鮮人民共和国に売り渡された少女たちも同じ運命だろう。
少年たちに関してはどうなったかは『未来予想演算』を立てること自体が困難と言えた。

『私たちはどこに売られますか?』
かよねえは聞いてきたがまさかの『実演販売』だなんて恐ろしくて言えなかった。
要するにバイヤーである男たちに実際に味見(犯)されながら値付けをされるようだ。
「人権?何?美味しいの」
【地神教会】的にはそんな感じかもしれない。

今のあたしは実際に母親の胎内から産まれて2年と5ヶ月ほどしていなかったがあたしは誰がどう見ても小学校高学年、つまりは6年生以上に見られているらしい。
それに対してかよねえは胸の発達も遅く身長も遅く小学校4年生くらいに見られていたようだった。
完全なる一卵性双生児なのになぜそのような違いが生じたかというと『未来予想演算』なるものが悪さをしていることが原因らしい。

『私もかなみたいな能力が欲しいな』
と加世ねえはテレパシーでいつもグチっていたけどはっきり言ってこんな能力はない方が良いに決まっている。
自分が将来、いやいつかさえわからない未来に誰かさえわからない男に力づくで押さえられて自分の大事なおしっこを出す割れ目ちゃんにとてもおしっこを出すだけが目的とは思えない太くて長く、硬い立派な先が亀の頭に少し似たおちんちんを奥まで捻り込(ねじりこ)まれて激しく暴れさせられて熱い液体を何度も何度も撃ち込まれる幻覚を見せられるのはたまったものじゃない。
その挙句あたしがいつも荒らされるものが膣(ちつ)というものでその中にねじ込められる立派なおちんちんの名前を陰茎(いんけい)と言うどうでもいい知識を身につけさせられる。
その先の亀の頭のようなものを亀頭部と言いその先の割れ目から発射される液体を精液と呼ぶ。
その中の無数の微生物を精子と呼び、それが自分の中の卵子の膜に潜り込んで妊娠という赤ちゃんの元になる受精卵を作るための行為になることを期待している自分がいる。
その話は後回しにするとして問題はその後だ。
そしてその精液を打ち出す行為を射精と言い男はそれで気持ちよかった一言で終わり。
また何度でも求めてくる。
そんなどうでも良いミニ知識まで『未来予想演算』能力は教えてくれるのだ。
しかし女はそれで終わらない。
男の行為によっては膣の中を傷つけられたり感染症にもなる。
しかも受精が成立してその受精卵が子宮内膜という赤ちゃん作るための部屋に着床する。
受精卵の細胞分裂が始まり子宮膜は胎嚢(たいのう、胎芽やその後の胎児を羊水と共に包む袋)を形成する。
そのあたりから母体である女性、つまり未来の私は体調に変化を起こし始める。
食べ物などの匂いに対する異常なまでの拒絶反応、激しい下腹痛、吐き気。
当然だけどあたしは男との性行為を拒むようになる。
しかし男はそんなあたしたち女を見ると余計にやりたくなるらしい。
強引に迫られても拒めばいいだろ?
そう考える人に言いたい、その考えは甘すぎる。
理由は単純、女の全身に仕掛けられたトラップ。
つまり性感帯というものが女性の抵抗を難しくするどころか抵抗力を奪う事になってしまうのだ。
例えば腕を強く握られただけで。
アリスの歌じゃないが心を引き裂かれて全身を稲妻が駆け抜ける
背中から強く抱きしめられて耳の裏に息を吹きかけられたり、乳房を揉みしだかれたり、それだけでも全身から力が抜けて陥落(かんらく)されてしまう。
『稲妻のように心を引き裂かれる』というわけだ。
更にキツいのがわれめちゃんの中で眠るクリトリスちゃん、その小さな芽を刺激されただけで下垂体に向けて落雷が駆け抜ける。
サラサラの液体が膣を濡らすように吹き出し、頭の中がぼんやりとし始めて男の陰茎を受け入れる準備が整ってしまう。
それでもダメな場合はGスポットなるものが存在する、そこを指などで攻められたらもうおしまいだ。
下垂体に女の思考は全て奪われて男の熱り勃った陰茎を拒めなくなる。
そしてせっかく育ち始めた命は胎嚢と共に壊されて流されてゆく。
これが世間で言うところの流産という奴だ。
だから大抵の女性はつわりが始まると同時に男性との接触はおろか接近さえ拒むようになる。
だからこそ男はせめて自分が孕ませた記憶がある女性にはなるべく触れないで欲しい。
なるべく早く産婦人科医に見せて適切な診断を仰ぎ、せめて安定期になるまで行為は慎んで欲しい。
だからと言って浮気するのは厳禁だよ。
妊婦を不安にさせるのは最悪の悪手だからね。

そして安定期に入ってからも女性の苦難は続く。
日に日に大きくなって行き重くなる自分のお腹、歩くときや立ち上がる時、椅子に腰掛けるときさえバランスが取れず尻もちをついてしまったり転びそうにもなる。
自分の足元がほとんど見えなくなるのよ。
自分の大きなお腹のせいでストライクボールが全くみえないという設定のマンガ、「がんばれタブチくん」どころじゃない。
栄養障害や血圧異常、それに伴う脳梗塞や脳出血。
『さすがかなたんなんだぉ〜、2才にしてハクシキなんだぉ〜』
なんかイラつく心の声が聞こえた気がするが無視しよう!

そして極め付けが出産時の激痛だ。
男はそんなものは体験しなくても良いから受精卵をつくるときの射精の快感しか覚えていないだろう。
しかし女は陰茎の何倍も大きなものが出てゆく激痛に耐えなければいけない。
人によっては数時間にわたる場合もある。

この世に神様なんているのだろうか?
もしもいるのならどうしてこんなにも生殖交配や出産時の役割分担比率に差をつけたのだろうか?

『しかしそれは【地神】様のありがたいお教え、私たち日本列島は女性性器、男性性器である朝鮮半島を喜んで受け入れなければなりませぬ』
どっかからなんとか鶴子様が言いそうなセリフが聞こえてきた。

もちろんウソだ、安心してほしい。

『本当にかなたんはそれで良いのかにゃ?一生、奴らの奴隷なんだぉ?』
またしても私の心の中のうざい声が聞こえてきた気がした。

女性の苦痛は産んでからもさらに続く、授乳、おむつ替え、入浴、泣き出せばあやさねければいけない、その間もこの日本という島国では母である以前に妻である義務を押し付けられる。洗濯、掃除、主人の食事の支度、食べた後の食器洗いなどもこなさなきゃならない。
主人という言葉自体がクソミソだが女性本人の睡眠や食事、生き甲斐が一番後回しになるというのはどういった地獄めぐりだろう。
しかもあたしの『未来予想演算』では今の総理大臣は第三者特別扶養控除なるものも廃止して更なる実質増税を考えているという。
働けということか?
しかし女性の平均賃金は男性のそれよりもはるかに低い、下手するなら半額労働バーゲンセールだ。
しかも夫も夫で20年近く続く実質賃金の低下で妻であり母親でもある女性も働かざるを得ない状況にある、そんな事はもう産まれる前からあたしには予想がついていた。
そんな状態で結婚に踏み切れる若い男性や女性がどれ程いるだろうか?
母親であり主婦でありしかもそこに加えて非正規雇用労働もこなしてひとり三役をやれという。
女性は奴隷家畜ですか?
こんな状態で出産率が下がらないと思っている自民党政府や取り巻きの公明党や維新の会などの湯党、経団連、連合の人たちの頭が狂っているとしか言いようがない。
まあどうせどこかの世界を股にかけた宗教団体の皮を被った多国籍間にわたる戦争軍事産業集団が主導していることだ。
そんなのはあたしの『未来予想演算』に頼らなくても誰しもがわかることだろう。

でもそれに逆らう事はあたしたちが尊敬する【地神】様に逆らうことを意味する。

    ーーーーーーーー

さてと、話は大きく逸れてしまっていたが本来なら一卵性双生児であるはずのあたしたちの異常なまでの肉体の発達差には理由がある。

あたしが無自覚に発動してしまう『未来予想演算』能力だがこれがあたしに異常なまでにリアルな『仮想性体験』をもたらしてくれるために下垂体や小脳に刺激を与えて肉体の成長と2次性徴ホルモンの分泌を盛んに促して(うながして)くれているのが原因らしい。
あたしの身体がすでに12才くらいまで成長して日本人が言うところの『初潮』が始まってしまっているのもそのせいらしい。
姉にはその影響はなくて本来ならまだせいぜいが3才女児くらいの体格のはずだったが何故か2次性徴の前触れと思われる症状が現れ始めていた。
その理由は大方の予想はついていた。
あたしとかよねえの間で時々行われる『テレパシーによる交流』、それがあたしの『未来予想演算』におけるあたしが性行為をしている最中の、鬼のような形相の獣に犯されて大量の首相官邸と人造精子を撃ち込まれて脳を壊されて別人格に変えられながら興奮しているイメージの漏れがかよねえの下垂体や小脳を刺激していたものだとばかり思い込んでいた。
むしろその逆だった。

そしてすでにあたしの体を使った児童の成長促進と二次性徴の更なる進行を早める食料品と薬物の人体実験も実施され始めているようだ。

あたしはさっき箱詰めにされる前に食べさせてもらったこおろぎパンを思わず吐き出していた。

『意外と美味しい』なんて河野太郎さんがいうような味じゃなかった。
もちろんウソだ、安心してほしい。

なぜあたしたちがこの木箱の中に閉じ込められているか?それを壊して出られないか?はすぐにわかった。
あたしたちの物質に干渉する能力を完全に封印するための呪文を書き込んだお札がこの木箱の外面にはぎっしりと貼り付けられているらしい。
つまりはあたしもかよねえも物質をエネルギーに還すことも出来ないし加世かよねえの場合はその逆、つまりエネルギーを物質に再構成する能力も封印されているということだ。
最大の問題点はあたしの『未来予想演算』が完全に狂わせられていることだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@あたしたちを買った男

あたしとかよねえは首相官邸という場所で素っ裸にされて実際に犯されながら値踏みをつけられていた。
あの有名な赤いカーペットが敷かれた階段の上でだ。

もちろんウソだ、安心してほしい。

あたしたちはセリにかけられ始めたわずか数十分で買い手が決まってしまっていた。
それはすでにわかっていたことだった。
この国の政府、ではなく『多国籍間にわたる政治軍備産業団体』が用意した5000万円と出資会社がはっきりとわからない1億円という巨額な企業献金が決め手だった。

かわいそうな娘は何十人にも犯されても買い手が決まらないこともある。
決して良くないわけじゃない、文句のつけようがない美少女ばかりだ。
どこかのライトノベルのパクリじゃないかって?
それは認めよう。

それからあたしたちは各自ひとりずつ麻酔薬で眠らされて木箱の中に入れられて1台の10トントラックに乗せられて運ばれる。

まず左右に普通のどんなトラックにもある高さ50センチくらいのドア、そして中を見られなくするためと荷物の落下を完全に防ぐためのL型跳ね上げ式のドア、そして後部には左右に観音開きするケースタイプのトラックだ。
もちろん後部ドアには荷物の積み下ろしを楽にする電動リフトがついている。
あたしたちは官邸の荷物用エレベーターで出荷場まで人力で運ばれ、そこから10トントラックに側面から小型の電動フォークリフトで乗せられたようだ。
中で木箱が動かないように伸縮棒で固定されるとL型の跳ね上げ式ドアが降ろされてしっかりとロックがかけられた。
当然中は真っ暗だが本当はこんな事をしてはいけないはず。
ほとんど密閉状態だから輸送が遠距離に渡りこんな状況が長時間続けば商品であるあたしたち少女が酸欠で窒息死する可能性がある。
早い話が人間扱いをしてもらってないという事だ。
そう、この十トントラックに積まれている少女たちはまともな人間はひとりもいない。
若い少女や女性たちが【地神】様たちの洗礼を受けて孕まさせて約2週間という短期間で産まれされて約1年という短期間で思春期と呼べる年頃まで育ってしまうといういわゆるバケモノだ。
ただしあたしたちは欠陥品らしく2才を過ぎて大人の容姿になっているはずのあたしたちの見た目はあたしの場合は小学6年生程度、姉の花世は小学4年生程度で止まっているらしい。
ただし女性生殖器に関しては胸の膨らみはともかく普通の人間の15才近くまで熟成していると担当医が驚いていた。

トラックは西へひたすら走っていると感じていた。
『富士山がきれいだ』とトラックの助手席の男が興奮していたがあたしはそんなものは生まれる前から何度も見て、正直見飽きている。
トラックの外からでも、富士山の山頂よりも高い場所からでもあたしたちの心の目は見ることが出来る。
だから光のないはずのこのトラックの中のあたしたちを閉じ込めた木箱をそれぞれ単体で外からも内側からも見ることが出来る。
他の娘たちのそれが出来る事はわからなかったがあたしとかよねえ以外はほとんど全員が怯えているところを見ると他の娘たちには見ることができないようだ。

そこでふとあたしと花世かよねえを買った高齢者男性の心のつぶやきを思い出していた。
『普通なら出棺後ほぼ2年くらいで身長も体重も18才以上の胸の大きな女体に成長しているはず、女性生殖器は胸以外はほとんど思春期そのものだし確かに犯し甲斐は感じた、しかし見た目は12才と10才の女児、尊師の組み上げたプログラムに逆らい自己抑制でもしているのか?面白い買うとしようか』

ことと場合によっては身長と胸の発育を促進させる必要があるかもしれない、急いだ方がいいだろうか?

そう思った時にあたしの中であのうざい声が響いた。

『あせりはキンモツなんだぉ〜、かえってあやしまれちゃうよ?』
小バカにしているのかほとんどひらがなとカタカナで送ってきやがった。
それだけはあたしも敏感なのだ。

『おーい、おーい川の水がほとんどねえぞ』
駄洒落かどうかは知らないが助手席の男の心の声が聞こえてきた。
確かに大井川の水量は干からびていると言っていいくらい少なかった。

『それより俺は年上の方の娘が好みなんすけど運んだ役得でやらせてもらえませんかね?どうせ官邸でやられまくっているんでしょ?』
確かに乳房に関してはあたしの方が大きい。
全裸で犯されているプロモーション動画をスマホで観ているのだろうか?
いつもなら爆ぜさせてやりたいところだがお札の効用がスゴくて何も出来ない。

『ここはどこだろう』
どうやら広い通りの道の真ん中でこの大きな10トントラックは停められたようだ。
普通そんな事をしようものなら警察官が駆けつけて咎め(とがめ)られるだろう。
しかし誰も来ないところを見るとあたしたちを買った高齢者の男は余程の権力者らしい。

その男はすでに1億円以上はしそうな2階建て豪邸の前に立っていた。

あたしたちを閉じ込めた木箱は5人の人の手でトラックから降ろされて階段を担いで2階に登らされたようだ。
エレベーターは無いようだった。
『ご苦労様』
老年男性の声がして私たちを畳の上に下ろすように言った。
老年とは言っても無修正ノーカットAV男優もつとまりそうな立派な陰茎であたしとかよねえの膣を激しく何度も突き刺して暴れまわらせて血まみれにして数えきれないほどの射精を繰り返して胎(子宮)の中をsemen(精液)でたっぷんたっぷんにしてくれた男だ。
死んでも『パパ』とか『お父様』とかなんて呼びたくない男だ。
そんな男をかよはパパと呼んだ。
それだけでも許せなかったのだけどかよねえは続けていった。
「あとでどんな罰も受けます、そこの部屋のすみでうずくまって苦しんでいる女の子の股間前側にあるわれめさんをこの木箱の隙間に押しつけてください」
何を言い出すかと思った。
確かに木箱の板と板の隙間は1センチメートル以上はあるから中指も忍び出せそうな気はした。
しかもかよねえはエネルギーを物質に換えられる能力で身体を自在に変化出来る。
手のひらを鉄のハンマーにしてしまうような昔のアニメのパクリだって出来てしまう。
だけど、あたし達の物質に干渉する能力はここ木箱の外側のいたる場所に張られているお札(おふだ)によって封印されているはずだ。
かよねえも知らないわけじゃあるまいし。
かよねえは木箱の板と板の隙間に押しつけられた女の人の開ききったまま閉じなくなったわれめさんにスキマの中から一気に膣のなかまで細い中指を挿し込んだ。
「い、い、いやぁ〜いやぁ!いた〜い!」
案の定、少女は叫んで暴れ回ろうとしていた。
「だいじょうぶだから、私を信じて」
かよねえはそういうと膣の内周をなぞるように回しながら言った。
「ほら、引き裂かれた場所が痛くなくなったでしょ?われめさんも閉じていきますからね」
かよねえがそう言うと運送屋の一人の男が逆上して細長い長さが1メートル以上はありそうな糸ノコギリの刃を箱の板の隙間からかよねえの喉側に刃を向けて差し込むと一気に引いた。
木箱の隙間から大量の血が吹き出して、箱の下の隙間から大量の血が流れ出していた。
「は!余計な事をしやがって!頸動脈も頸静脈もぶった切ってやったぜ、すぐあとでもう一人の姉の方もあの世に送ってやるからさっさと逝きな!」
「爆ぜろ!」
あたしはその男を箱の隙間からにらみつけながらさけんだ。しかし、何も起きなかった。
お札の効き目のせいだ。
しかしどうしてかよねえにはお札の効果が効いていなかった?
だったら最初からかよねえがなぜ男たちを爆ぜさせてくれなかったのだ!
かよねえだって人を10人以上はまとめてエネルギーに還してこの2階建豪邸ごと吹っ飛ばせるはずだった。
かよねえに対する嫉妬がその時に恨みに代わっていたことにあたしは気が付かなかった。
木箱の隙間から真っ赤なねっとりとした血糊がついた長いそれが入ってきてあたしの喉に強く押しつけられた途端に一気に引かれ激痛と共に真っ赤な鮮血が勢いよく大量に噴き出すのが見えた。
『どうしてかよねえはあの男を挑発するような真似をしたのだろうか?
『あたしを暴発させるため?』
あんな女の生殖器が痛んだところですぐに死ぬわけじゃあるまい、どうしてあたしを守ってくれない!
薄れゆく意識の中であたしはかよねえを呪っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

@新しい家族?

意識が戻った時にはあたしたちの首の裂け傷は塞がって(ふさがって)はいたがもう部屋中に敷き詰められたカーペットが全面的に血溜まりになっているのがはっきりと見えた。
壁にまで血が飛び散っていた。
「いや、いやぁぁ〜‼︎いた〜い!あつ〜い、はじけそう、あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
さっきの女の人はまたよつばいにされてひざをついている男に後ろから羽交い締めにされるようにして乳房を揉みしだかれながら大事な膣に大きく硬い陰茎を挿し込まれながら射精されていた。
『ほら見てごらん、結局かよねえがやったことは無意味だったのよ』
あたしは残忍に微笑みながらいうと剛毛の生えた陰茎が少女の膣を痛めつけ血まみれにしながら身体の中を奥深く深くにと突き進んでで行くのを見ていた。
『それはかなたんが望んだことなんだぉ〜』
そんな馬鹿な、そんな事なんてあたしは望んじゃいない
「いた〜い!裂けそう!やめてください、ぁ、あ、あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
男が激しく腰を振る摩擦熱が膣と陰茎の間に生じて発火をし始めていた。
「その火はあんたしか燃やさない、女の子は平気なはずよ
かよねえはつぶやいた。
「あ、あつ〜い!やけずりそう!あ〜!あ“!、あ!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
そんなわけがない、現に女の子は熱がって痛がっている。
「お願い、許してください、もう逃げさせて、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、なんて考え、あ!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ません、もう助けてください」
「本当は逃げたいのねじゃあ逃して、あ、げ、る」
かよねえがそういうと男の股間が青白く光ってそいつの身体は真後ろに吹っ飛ばされると壁に叩きつけられていた。

「いや、い、い、いやぁ〜、いやぁぁ〜‼︎裂けそう!」
少女は泣き叫んでいたが自分の膣の中に残された男の陰茎の先が崩れて膣の外に流れ出してゆくのが見えた

しばらくは何が起こったかわからなかった。
少女の姿はそこから消えていた。
「貴様ら何をした!教祖様が直々に書き記したお札の力で能力封じ込められているはずだ!」
残った4人のうちのひとりが騒ぎ出した。
「お札の効力は箱の中限定ですよね?」
かよねえはあたしになりすました口調で言った。
4人の男は誰も返事がない。
「私たちの血は箱のどこに流れ出たのでしょうか?」
男のひとりが「あ“!」っと叫んだ。
『なるほど、それが官邸から8人の少女たちを逃した手腕ですな』
高齢の科学者はそういうと私を箱の隙間から覗き込んだ。
「今日からはわたしがきみたちのパパだよろしくたのむよ」
そんなことをあたしたちを何度も犯した祖父のよう歳の差が開いたお爺さんに木箱の隙間から覗かれてそんな事を言われてもすぐには答えられなかった。

何故か?それはあたしの『未来予想演算』にはそのおじいさんを含む男たちの下であたしたちふたりは体の自由を奪われて若い男はもちろんその高齢者とも思えないほど太くて立派な陰茎に激しく何度も、何十回もつらぬかれているイメージしかわいてこなかったからだ。
「い、良い体をしてますね萩腹(はぎはら)さん、僕たちも一緒に混ぜさせてもらってまわ(輪姦) させてもらえませんか?」
いつのなら「このロリコンヤロー!」と叫んで全員身体ごと爆ぜさせてやるところだがあたしもかよねえもその能力は護符によって封印されていた。

さっき大量に流した箱の外の血は綺麗に拭き取られてモップやカーペットも御丁寧(ごていねい)に巻き取られて御尊師様直筆のお札がこれでもか!これでもか!と言わんばかりに何十枚も壁や床天井にもベタベタと貼られていた。
もちろんふたたびあたしたちののどをかっ裂いてくれるような親切な事をしてくれるはずもなかった。
それ以前にあたしは失血症でフラフラダンスなんですが?
それはかよねえも同じはずだった。
しかしなんであんなに早いタイミングでネタ晒しをするのかなぁ?

『教会の幹部から良い薬をもらっているんです、後でそれを使ってやっちゃいましょうよ』
若い奴の心の声が漏れてきた。
『なんなら俺たちの【願望達成能力】で体と心の自由を奪いまくってやりまくりましょうよ』
心の声がダダ漏れだよ、お兄さんたち。
そう思った時にあたしは激しい悪寒を感じていた。
今までは『未来予想演算』ではまったくありえなかったその未来予想が今ではそれだけになっていた。
つまりこの先数時間以内にあたしとかよねえはここにいる男たちに輪姦射精されるイメージしか残されていなかった。

       ーーーーーーーー

「はぁ、はぁ、はぁ、いや、いやぁぁ〜‼︎いた〜い!やめてください、ぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
かよねえが泣き叫ぶ声を聞きながらあたしも若い男に激しく犯されて目の前が涙でにじんで何も見えなくなっていた。
大量のドロドロとした熱い精液を『ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ』と勢いよく噴射される恐怖を感じていた。
その男が行為を終わらせてもまた別の男に大きく長い陰茎を膣の中で暴れさせられた挙句またしても熱い精液を『ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ』と撃ち込まれていた。
それが終わってもまた他の男に代わられすべりの悪い亀頭部を奥までねじり込まれて左右上下に暴れまわされて膣を乱暴に押し拡げられた挙句、かよねえが首を左右に激しく降りながら全身を痙攣(けいれん)させられているのを何もできないままただ眺めながらまたしても『ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ、ピュッ』という永遠に続く射精を撃ち込まれながら信じられないものを見た。
『お兄さん、かよが今度は私が上に乗って良いかしら?』
【いいね、バカなガキは扱いやすいぜ、この現場を写真に残せば逆にこのガキどもはもちろんあのいけすかねえ科学者も強請れる(ゆすれる)ぜ】
心の声がダダ漏れだがそれは最悪な展開だ!
そう思った時に陰茎をかよねえの膣に深く挿し込んだまま180度右に回転してかよねえに腰の上に乗られた男の顔がひきつった。
『クソガキ、お前の体重は何キロだ』
「かよは軽いですよ、たったの80キログラムですよ』
身長が140センチメートルもないかよねえの体重がそんなに重いわけがない。
『バカな貴様たちには物体に干渉する能力は一切無効にされているはず』
『他の物体は無理ですね、でもかよ自身に関しては教会の幹部の方たちも想定外でしょうね!なんなら160キログラムにしましょうか?』
そこであたしは『未来予想演算』の悪夢から解放されていた。
能力ではあたしの方が圧倒的に上だと思い込んでいた、しかしかよねえの凄さを思い知った一瞬だった。

      ーーーーーーー

それからあたしたちふたりは木箱の中に閉じ込められたまま何日もの夜をその狭苦しい部屋で過ごした。

餌どころか水さえもほとんど与えられていない。

『地面が鳴り響くような音がしない?』
かよねえが不安そうにいうので念のために『未来予想演算』にかけてみたが地震や火山につながるような結果は出てこなかった。

それはあたし達を運んできてくれた男の人たちがこの家の2階の壁にいっぱい御尊師様直筆のお札をいっぱい貼った鳥籠(とりかご)に閉じ込められていたせいかもしれない。

       ーーーーーーーー

その夜は何事もなかったがあたし達を買い取った男は一度もあたしたちを抱きには来てくれなかった。
エロ目的に買われたと思っていたがそうではなかったようだ。
あたしの『未来予想演算』では彼は『リニアの父』と呼ばれ、国からも、鉄道会社からも高い評価を得ているはずだった。
そしてレールガンという大量殺戮兵器の開発者でもあった。
おそらくはあたしたちを買い取ったお金は少なくともその評価で得た金額の半数以上は使い切っているだろう。
それでのんびりと孫のいる余生を送る気だったのだろうか?
男たちは隙間から時々あたしたちを覗き込んでいたようだ。
女の子の全裸姿というものは珍しいものなのかもしれなかったがあたしたちはおかげで寝付けなかった。
まあ朝が来たら彼らは次の荷物を引き取りに行かねばならないだろう。
労働階級とは哀しいものだ。
あたしは大きなあくびをして少しうつらうつらと眠気に誘われていた。

その瞬間からあたしの背筋を恐ろしいまでの悪寒が走っていた。
『未来予想演算』が不可能なのだ。
全て(すべて)が一つ残らず破滅的なルートで『overflow』のエラー信号を次から次へと発信し続けていた。
あたしはいてもたってもいられず中から木箱を何度も何度も激しく叩きつけた。
それはもう木箱のささくれで手が傷つき血まみれになるまで叩いていた。
花世ねえもそんなあたしに刺激されたのか激しく木箱を内側から叩きながら叫び出していた。
「あまりうるさくするようなら象も殺せる神経ガスも使って良いって教会の幹部も言っていたな」
そう言った男の声が聞こえた途端にあたしが入っている木箱の隙間から無臭のガスが大量に注入されてきた。
『おいバイヤーの科学者に無断でそんな事をして良いのか?死んだらどうする気だ?』
薄れゆく意識の中でかよねえのかすかな声を聞いた。
「みんな逃げて南海トラフ、大井川に新火山の噴火、富士山、箱根山などのカルデラ噴火、浜岡原発がINESレベル7に分類される重大事故、もうここにいちゃ・・・」
かよねえも神経ガスが効いてきたのか喋らなくなってしまった。
『だいじょうぶだってよ、コイツらには今吹き込んだサリンも効かねえって聞いてたぜ、教会の実験でも実証済みだ、2時間はぐっすりだぜ』
声は聞こえていたが身体がしびれて全く動かせなくなっていた。
『まったくよお、こいつらにとっちゃサリンも睡眠ガスか?防毒ガスマスクも防護服もつけておいて正解だったな、新世代サリン、サリーは皮膚からも浸透するって聞いたからな』
木箱のフタが開く音がした。
視力は回復しないばかりか肌が木箱に触れている感触もない。
ふたりがかりで持ち上げられているような気がしていた。
『やほー、換気が済んだらこのトロッと完熟した果実をふたつ頂いちゃわねえか?、上の方の娘は形の良いおっぱいと柔らかそうなおまんこを持っているじゃねぇか』
間違いなくあたしを年上だと思っているようだ。
その差は10分も違わないと聞いている。
『それにはまず窓を開けて新世代サリンをそとにださねえとな・・・』
ひとりの男がそう言いかけた時に大地自体が激しく突き上げた。
男たちが1メートル近く跳ね上がり床に叩きつけられていた。
あたしでさえ予知しえなかった出来事だった。
あたしの身体は左右に激しく吹っ飛ぶように強く揺すられて気がつくとこの建物自体が大きく傾いていた。
大きな柱が数本折れたかもしれない。
『やべー、下の配電盤付近がスパークして火が出た』
そういうと奴らが階段を駆け降りる音がしてこの屋敷から気配がしなくなっていた。
しかし身体が動かせないとなるとやばいな。
そう思った時にあたしは髪の長い女の子の腕に抱き抱えられながら窓の外の熱い熱気を感じていた。
もうこの建物の1階が激しく燃え盛りながら2階の重みで潰れていた。
2階も潰れて全壊全焼になるのはこの時になってやっと『未来予想演算』でわかった。
しかしこの巨大地震と大井川に突如として出現した新火山は想定外もいいところだった。
しかもその新火山から噴き出した火山弾がこの家の屋根を直撃することなど想定外もいいところだ。
もちろん『NiziUのセンターになれますように』なんて無茶苦茶な願をかけたつもりはない。
ただ、あたし達が何故『葉類亜希』なる身長も胸の膨らみもあたしよりも劣る自称女刑事に助けられたのかが謎だった。
彼女と彼女の愛人楓凛なる女性が乗っていた車がサニークーペ1200GX5なる古い国産の小型クーペだったためにもうこれ以上乗れないという無計画っぷりにも呆れたが。
たまたま合流したパジェロロングボディの3列目シートに抱き抱えられるようにして腰掛けさせられていた。
そして今何故か異世界から来た意識集合体『葉類亜希』の中にいる【B】や【G】そして【L】たちの念動リキッドによって空を飛んでいるらしい。
らしいというのはどうやらあのサリンなる少女向けアニメに出てくる女の子の名前のような神経毒ガスを吸わされて全身の筋肉が動かせず呼吸さえできない状態で眠らされているからかもしれない。
『呼吸ができなきゃ普通死ぬだろう?』って?
そんな細かいこと気にしていたら人生終わりだよ?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@家系どころか生まれも育ちも違う家族?

再び気がついた時はすでに地上はもう人が住める環境ではなくなっていた。
常陽原子炉、東海第二原子力発電所、福島第二原子力発電所、女川原子力発電所、柏崎刈羽原子力発電所、東通原子力発電所常陽などが次々と臨界爆発を起こして大量に撒き散らされた高温放射性物質の影響を受けて山々の森林が燃え始めていた。

「どうしてこんなことに」
と脳筋の【L】がつぶやいていた。
『ミミズメカは全て完全停止したはずじゃなかったのか?』
このパジェロロングボディと高度50,000メートル上空を平行飛行をしているサニークーペ後部石左側に狭苦しそうに乗っている『中出し刑事』こと風間達也がつぶやいていた。

もちろんあたしの『未来予想演算』にはそんなものはなかったはずだ。
富士山と箱根山のカルデラ噴火によって関東平野に流出した大量の溶岩流がまさかまさかの常陽試験炉を襲い、新たに準備中だった保管庫にあった大量のプルトニウム燃料を溶かし始めた、それと東京にあるはずがなかった原子炉が爆発をしたのが痛かったかもしれない。
それでもそれ以降は原子力発電所が事故を起こすような大きな地殻変動や火山の噴火はなかったはずだ。
『やはり何回起こしたか判らない浜岡原子力発電所の爆発事故が原因なんだろうか。
今、あたしたちの上司の【地神】様が『クスクスと笑い出した気がする。
『所詮(しょせん)は核反応を利用した原始的な原子力発電所、いずれはここの惑星の連中も核融合の素晴らしいパワーに魅了される』
『え?今の心の声は誰?』
【B】が後ろを振り返ってみた。
しかし【地神】様はもちろんのことアンドロイド椎奈、【G】はぐっすり気持ちよさそうに眠っていた。
【L】は力いっぱい左手のひらを横に振って否定している。
もちろんあたしとかよねえはぐっすりと眠っている、というよりはサロンとかいう名のしびれガスを大量に吸引させられて体が動かせないだけだが、今は酸素の消費量を最小限に抑えているためにコールドスリープに近い状態にあるだけのことだ。(注:サリンという名の神経毒ガスです)

『核エネルギーの使用起源は核反応爆弾だった』
今のは少なくとも【地神】様の心の声でないのは確かだった。

『誰?それは事実かもしれないけれど、それはどういう意味かしら?』

【B】は振り返って声の主を探しているようだったが見つからないようだった。

『ウランちゃんは元々良い子だった』
『はい?』
突拍子もない返しに【B】が狼狽えているのがみてとれた。
それだけじゃなくて【地神】様もその心の声の主を探し当てようとした。
『確かにウラン238はそれ自体が核反応を起こさない、しかし放射性崩壊における半減期は44億年と気が遠くなるほど長いので厄介な放射性物質と思われがちですが実はその際に放射される放射線量とその強さは比較的に弱いのでさほど危険性はないのです』
いつの間にか目を覚ましたのか椎奈が話に参加してきた。
『そうね、むしろ厄介なのはウラン235、半減期は約7億年と言われている、期間が短いからウラン238よりは扱いやすいと思われがちだけど、実際には放射性崩壊時におけるアルファ線の量と勢いは優にウラン238の6倍はある、しかも厄介なことにウラン235は核分裂の連鎖反応をおこす、つまり核爆発を簡単に起こすということね』
【B】が解説を入れると椎奈がそれに続けていった。
『ウラン238にはウラン235の核分裂の連鎖反応を阻害します、地球上の自然界において存在するウラン鉱はウラン238が99.3パーセント、それに対してウラン235はたったの0.7パーセントしか存在しません』
『つまり本来はさほど危険なものではないというわけだな?要するに原子力推進派が言っている主張は間違いじゃないと』
【L】がひとりで納得したように言った。
『それが彼らのいう詭弁(きべん、間違った事を正しいと思わせるように仕向けた議論)なんですよ、彼らはその放射性崩壊によって生じるエネルギーをそのまま利用しようとは考えなかった』
椎奈が困惑したように言った。
『つまり核分裂の連鎖反応によって一度に多くのエネルギーを取り出そうと考えたわけね、それが多くの放射性汚染物質と殺人的な放射線を撒き散らす(まきちらす)事をひた隠しにして』
と【B】。
『はい、その段階でさらに厄介は副産物を生み出すわけですがそれは後回しにします』
椎奈は言ってさらに続けた。
『一般に原子爆弾を製造するのにウラン235の濃度、又はウラン全体に対する比率を90パーセント以上、人によっては99.8パーセント以上にしなければ造れないという人がいますがこれははっきり言ってウソです』
それを言った途端に全員の視線が椎奈に集中したようだ。
どうやらあたしたちのパトロンを買って出た科学者も『たしかにそれは大嘘だ』と言った。
しかし椎名は動じることもなく続けた。
『現に太平洋戦争の末期の広島に投下された原子爆弾ではウラン235が80パーセントの濃度でしかなかったそうです、残りのウラン238が20パーセントでした』
『じゃああいつら、軍事評論家が言っているのは嘘なのか?』
助手席の科学者が言った。
『はい核兵器がこれ以上拡散するのを防ぐためのウソだと思われます、作るのは非常に困難だと思い込ませるための、もしかしたらウラン235が70パーセントでも原子爆弾は作れるかもしれません』
椎奈はここで一旦区切った。
『ただしそれでは爆弾兵器としての威力がかなり落ちる可能性がありますね、濃縮度を上げれば上げるほど爆発力が高まるのは事実です、だからといってウラン235が100パーセントの原子爆弾を造ったらとんでもないことになりますけどね』
『ちょっとした衝撃で核分裂の連鎖反応を起こして意図しない核爆発事故を招いてしまうと』
【B】が言うと椎奈は『ウィ』と答えた。
 

『しかしそれと今回の原発事故と何か関係があるのか?』
【L】が疑問を挟んだ。

『原発も同じ、あの人たちはより大きなパワーと効率を要求してしまった、まるでジェンガゲームのように』

ここに来てようやく心の声の主がつかめた。
あたしのすぐ隣で痺れ薬で体どころか唇さえ動かせない状態のかよねえだ。
だからこそ心の声でつぶやいているのか??それとも意識さえなく無意識のうちに思念をばら撒いて(まいて)いるのか?
上司である美少年【地神】様の反応が怖かった。

幸いな事に【地神】様はかよねえの心の声には反応を示していない様子だった。

『ジェンガゲームか?誰か知らないけど面白い事を言うね』
グラマーなダイナマイトボディのくせに男勝りな心の声が伝わってきた隣を並行して飛んでいるサニークーペの運転席に座っている『楓凛』と言う名の女性だ。
年齢が分からないから大人の女性ということにしておこう。
ちなみにそのサニークーペを飛ばしているのはどう感じても小学6年生くらいの体格にしか感じられない葉類亜希なる微少女だ。
まあうかつな思念に気付かれて怖い思いをしたくないから美少女にしておこう。

『ジェンガゲームってあれだろ長細い四角い棒を3本横に並べて、その上の段は縦横入れ替えてやはり3本並べて、その上をさらに縦横入れ替えて3本並べて、それを繰り返して高い塔を作る、それのどこが原発と関係があるんだ?』
【L】は聞いてきたが科学者は『ハッ!』と気がついたように言った。
『つまりそのルールそのものが今の原発の進化と同じ事だと言いたいわけだな?』
『いや、わかんないし俺っちにもわかるように説明してくれ』
【L】が言うと椎奈がそれに対して解説を入れた。
「つまりあのゲームは途中の段の棒を抜きそれの上に積み、次の人が別の段の棒を抜き上に積んでいきどこまで高く積み上げられるかを争うゲームですが当然ですがゲームが進行していくにつれて塔の高さは高くなっていきますが中の段はスカスカになりバランスに注意しないと崩れ落ちますがいくら注意しても不安定さが増してゆきその時の棒を抜く順番だった人が負けになると言うゲームです』
『それと原発と男の関係があるんだ?』
まだ納得がいかない様子の【L】に対して椎奈は『やれやれ』とつぶやいて続けた。
『日本で初期に建設された東海原子力発電所の燃料はほぼ天然ウランと同じものでした、それを中性子減速材として黒鉛を使用して原子炉の冷却媒体として炭酸ガスを使いそれを原子炉の熱を奪う代わりに膨張エネルギーに換えてそれをタービンに吹き付け直結した発電機を回転させ発電しました』
『それで発電できれば問題なかったのではないか?』
【L】がきいたが椎奈は首を横に振った。
少量とはいえ核分裂の連鎖反応を起こすことは間違いがないので放射線や放射性物質が外に漏れる危険があったのは事実です、しかしその方法が廃れた(すたれた)のは別の理由です』
『熱出力と発熱出力の貧弱さ、そしてそのただでさえ貧弱だった熱エネルギーを電力出力に変換する時の効率の悪さね』
【B】がすかさず指摘した。
『はい、【B】さんが言った通り、東海原子力発電所のスペックは次のとおりでした、熱出力は58万7000kWtでしかなく電力出力は16万6000kW、50ヘルツでした、
28.2パーセントしかなかったのですしかも原子力の最大の売りであったはずの脱炭素ですが黒鉛や炭酸ガスを利用している時点で説得力ゼロですね』
『だから国や原子力事業者は軽水炉に舵を切り直すことにした』
助手席の科学者が口を挟んだ。
『はい、そうです、中性子減速材と冷却剤、そして熱伝導媒体として、それを原子炉内の核反応で発生する熱で沸騰蒸発、蒸気に変えてそれをタービンに吹き付けて回転させて直結した発電機を回転させるための軽水、つまり真水を選んだわけです』
椎奈はそう言うと自分の中のデータバンクを検索し始めていた。

『比較しやすいようにあえて後継炉である東海第二原子力発電所のデーターを引用します』
椎奈はそう言うと続けた。
『軽水減速、沸とう水型軽水炉、熱出力約330万kW、電力出力110万kW、つまり変換効率は33パーセント以上になります』
『やるじゃん、日本!』
サニークーペの方から歓喜の声が上がった。
『ただし問題が発生しました、それまで使っていた天然ウランを燃料として利用できなくなりました、最初のうちは低濃縮ウランに加工済みの燃料を輸入していましたがある問題が発生しました、しかしそれはとりあえず置いておきます』
そして椎奈はさらに続けた。
『一般に低濃縮ウランというとウラン235が20パーセント以内のものを指しますが、主要な軽水炉では3パーセント前後のものを使用します、実はそれでも天然ウランの4倍以上はあるウラン235の濃縮なわけです』
『低濃縮の定義は20パーセント未満なんでしょ?なんでそれを使わないの』
隣の小さく見えるサニークーペから亜希の疑問が飛び込んできた。
『良い質問ですね?例えばこの東海第二原子力発電所では第一のそれの6倍近い熱出力がありますね、燃料の量は天然ウラン約187トンに対して低濃縮ウラン約132トンと約7割、にも関わらず6倍近い出力ということは燃料の変更で8.6倍近い熱出力を得ていることになります、肝心の第二原子力発電所で使用している低濃縮ウランの濃縮度が公表されていないのではっきりとはいえませんが実際に得られる熱出力は濃縮度の二乗に比例するかもしれないし、逆に二乗の濃縮度がないと熱出力は2倍にはならないかもしれないです、ただひとつはっきりと言えるのはウラン235の濃縮度が上がれば上がるほど熱出力が上がり炉内の温度も上昇して炉が破壊される可能性が出てきます』
椎奈の言葉に一同がざわついた。
『例え濃縮度が18パーセントだとしても一般の原子炉に使うウラン燃料の濃縮度が3〜4パーセントであるという話を信用するなら熱出力は軽く2000万K Wを超えてしまいますね、その時に原子炉は無事に原形をとどめているでしょうか?』
背筋がゾッとする話を聞かされた気がした。
『これを沸騰水型原子炉と言いますがもうひとつ並行して開発と実用化が進んでいた原子炉があるんです』
椎奈はそれを伝えると一呼吸置いた。
みんなの答えが返ってくるのを待っているようだ。
『それが加圧水型原子力発電所だね』
隣のしょぼく見えるサニークーペん運転席に座っている楓凛だ。
『バカやろ、デカいだけが取り柄のパジェロと一緒にするな、サニークーペは小さくても室内は十分に広くて軽快に走るんだぞ!』
怒りの波動方が伝わってきた。
あまり刺激しない方が良さそうだ。

『はい、原理としては一次冷却水を沸騰させて蒸気にして使うのではなく熱交換器(密閉して高圧で加圧して300度まで加熱対応した1次冷却水と2次冷却水(沸騰水式と同じく沸騰させて水蒸気にする)の間で熱交換をする水冷ラジエーターのようなもの)で2次冷却水を沸騰、水蒸気にしてそれをタービンに吹き付け直結したモーターを回して発電する方法です』
『それって二度手間で効率が悪くなるんじゃ?』
【L】が指摘したがそれは炉の大きさや収容可能な燃料棒の違いで生じた差で効率が悪いわけじゃないそうだ。
『むしろ燃料棒などに直接触れている冷却水が沸騰水式では原子炉棟の外にあるタービン棟に出てしまうためにもし地震の揺れでそれぞれの棟が周期の違う揺れを起こしてねじれた動きをすればそれぞれの棟の間、つまり棟の外で配管が破断して放射性物質もしくは放射線に汚染された汚染水が外部に大量に溢れ出して(あふれだして)しまう、、それに対して加圧水型原子炉では1次冷却水の配管が原子炉棟の中で完結しているために棟自体がしっかりと頑丈に設計されていれば放射性物質などを含んだ汚染水が漏れる心配は少ないわけです、まああくまでも沸騰水型原子炉に比べてですけどね、ただし』
と言いかけて椎奈は黙り込んだ。
『何か問題でもあるのか?』と【L】。
さすがだ、いつでも突っ込む心を忘れない。
やさぐれな目つきにふさわしい威神のような態度だ。
『まあ事故とかトラブルが多い東日本側の原子力発電所あるあるなんですが』
なんか急に椎奈のお口が重たくなったように感じた。
『ネットなどで公開されているそれぞれの代表原子炉の配管図を見てもらえば一目瞭然ですが加圧水型原子炉はかなり配管がかなりというかめちゃくちゃ複雑になります』
一同が椎奈から送られてきたイメージを見て『あ“!』と叫んだ。
これではドケチを守銭奴主義を地でゆく棟電が加圧水式を採用しないで沸騰水式を採用する理由がわかるというものだ。

『だが加圧水型原子炉の玄海や大飯とかもぶっ壊れたぞ』
【L】はいった途端に速攻で【B】に大きなため息をつかれた。
『あのね、玄海や若狭湾周辺の原子炉はぶっ壊れたわけじゃないの、あのミミズメカにぶっ壊されたのわかる?』
『そ、そうだっけ?』
それでも不可解な点は多かったそれらは巨大地震に襲われたわけじゃないはずだ。
『フォッサマグナが裂けた、若狭湾周辺の原発にあるはずのないMOX(モックス)燃料、その爆発のあおりを受けて日本海側の活断層が活性化、富士山の噴火も浜岡原子力発電所のあるはずがないMOX燃料の爆発が原因、長崎型原子爆弾ファットマンに比べたらそれぞれが遥かに弱かったがその総量は桁違いだ、しかもそれが10以上の原子炉が次々と爆破されて使用前燃料も使用済み燃料も次々と爆破されて結局は瞬発力はともかくファットマン2000発分の熱量と強烈な放射線を広範囲に広げることになった』
私は一体何を言っているのだろうか?過ぎてしまった未来、いや過去を『未来予測演算』してみたところでなんの役に立つのだろうか?
『東北地方の太平洋側も日本海溝沿いの北米プレートが大きく跳ね上がって東西に大きく揺れた・・・・・・その結果ほとんどの原子炉棟とタービン棟につなげられていた冷却水の配管が絶滅した』

なぜ今頃になって『未来予測演算』が可能になったのだろうか?
もう全てが手遅れになってしまってから発動されるJアラートとどう違うというのだ。
サリンガスで意識が朦朧(もうろう)となったことで全てが手遅れになってしまってから悔やんだところで何もならない。

『そんなこともないんじゃねぇか?』
【L】はあきらかに私に向かって囁いた(ささやいた)。
『手遅れでしょ?』とあたし。
『じゃあなんで俺っちらはまだ生きていられるのかな?』
【L】はいったがその理由を知れたいのはむしろあたしの方だ。
『コアキャッチャーってものを知っているか?』
【L】がきいてきたがあたしがそんなものを知るわけがない。
西洋の原子炉なんかじゃほぼ常識らしいがメルトダウンして溶け落ちた燃料棒を受け止める皿のような器があるらしいんだ』
『それとあたしの【未来予測演算】と何の関係が?』
とあたし、少し苛立っているかもしれない。
【お前さんのこえー上司だろ?この短パンしょこたんは?】
まあ確かにそうだけどだから【最重要機密鍵付きテレパシー】bに通信手段を変えてきたのか?
【爆発した原子炉の放射線エネルギーを耐熱金属に再構築して、それでコアキャッチャーに相当するものを創っちまうなんてなかなかやるな、お前さんの姉貴はよ】
【どうしてそれが?】
あたしは思わず聞き返そうになっていた。
しかしその時はあたしはその少年の正体に気がついていなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@崩れた積み木

『そうそうさっきの話の続きけど』
【B】が言いかけた時にはすでにあたしたちの上司である【地神】の気配は少年の中から消えていた。
もしかしたら単に憑依していただけなのかもしれないが。

『低濃縮ウランを軽水炉で使用していると中性子を受けることによってその中のウラン238の一部がプルトニウム239に変わる、そのプルトニウム239がアメリシウムなどの様々な放射性物質のさまざまな同位体に次々と変異しながらまた元のプルトニウム239やプルトニウム240に戻ったりアメリシウム240からのプルトニウム238になってさらにプルトニウム239に戻ったりするという、こんな奇々怪々なイメージは私は送るの無理だから後で暇な時にWikipediaで確認してちょうだい』
【B】はそう伝えるとサイトリンクだけ貼って逃亡しやがった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/プルトニウム241?wprov=sfti1

「これと間違えたかもだけどプルトニウム240も結構エグいからね』

https://ja.wikipedia.org/wiki/プルトニウム240?wprov=sfti1

無責任にも程があると言いたいがロシアンルーレットの方がましかもしれない。

『ちょっと引用させてもらうと』
椎奈は断りを入れてから読み上げだした。

『プルトニウム240(Plutonium-240)は、プルトニウムの同位体の1つであり、プルトニウム239が中性子を捕獲して生成する。中性子捕獲したプルトニウム239の62%から73%は核分裂を起こし、残りがプルトニウム240に変化する。核燃料の元素が原子炉に長く留まっているほど、燃料中のプルトニウム240の相対割合は大きくなる。核兵器用としては、燃料中のプルトニウム240の割合はできるだけ小さく、通常は全プルトニウムの7%以下に抑える必要がある。これは、プルトニウム240は自発的に臨界することがあり、不完全核爆発を起こす恐れがあるからである。
しかし、90日間程度使用した核燃料を再処理することでこの濃度にすることができる。このような早い燃料サイクルは、民生用の原子力発電のための原子炉では用いられず、兵器製造用の原子炉でのみ用いられる。早い燃料サイクルは、民生用の原子力発電のための原子炉では用いられず、兵器製造用の原子炉でのみ用いられる。民生用の原子炉では、燃料は70%のプルトニウム239、20%のプルトニウム240と残りはその他の同位体からなり、核兵器製造は技術的には不可能ではないが、非常に困難である。』

『プルトニウム240は、プルトニウム239と比べて中性子吸収断面積はわずか3分の1であり、核分裂するよりもプルトニウム241になることが多い。一般的には、奇数の原子量を持つ同位体は中性子を吸収しやすく、また中性子吸収により核分裂しやすい。そのため、偶数の原子量を持つ同位体は、特に熱中性子炉の中では蓄積しやすい。』

『いや、意味わかんないし』
亜希はそういうなりいきなり敵前逃亡を始めていた。
気持ちはわからないでもない。
しかしリーダーとして無責任過ぎやしないか?

『まあそんなプルトニウムとウラン238を混合させて使うのがMOX(モックス)燃料っていうものですが』

https://ja.wikipedia.org/wiki/MOX燃料?wprov=sfti1

椎奈もとうとうリンクだけを貼って逃げやがった。

         ーーーーーーーー

MOX燃料(モックスねんりょう)とは混合酸化物燃料の略称であり、原子炉の使用済み核燃料中に1%程度含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜてプルトニウム濃度を4-9%に高めた核燃料である。

主として高速増殖炉の燃料に用いられるが、既存の軽水炉用燃料ペレットと同一の形状に加工し、適切な核設計を行ったうえで適切な位置に配置することにより、軽水炉のウラン燃料の代替として用いることができる。

これをプルサーマル利用と呼ぶ。
MOXとは(Mixed OXide 「混合された酸化物」の意)の頭文字を採ったものである。

ウランを使用した原子炉では、ウラン235などのウラン同位体の核分裂と、主にウラン238による中性子捕獲による新たな重い同位体が形成されている。原子炉の燃料質量のほとんどはウラン238であり、中性子捕獲と2回のベータ崩壊により、ウラン238はプルトニウム239となる。これが、さらに中性子を捕獲し、プルトニウム240、プルトニウム241、プルトニウム242、さらにベータ崩壊した後に、その他の超ウラン核種やアクチノイド核種になる。

プルトニウム239とプルトニウム241は、ウラン235と同様に核分裂する。

少量のウラン236、ネプツニウム237、プルトニウム238も同様にウラン235から生成される。

燃料は数年ごとに交換されるため、プルトニウム239のほとんどは原子炉内で消費される。

プルトニウム239の振る舞いはウラン235と同様だが、核分裂の断面積がやや大きく、核分裂によって同程度のエネルギーを放出する。

通常、原子炉から排出される使用済み燃料の約1%がプルトニウムで、そのうちの約3分の2がプルトニウム239である。

こうして世界では、毎年100トン近くの使用済み燃料中のプルトニウムが発生している。

プルトニウムを1回リサイクル(プルサーマル)すると、元のウランから得られるエネルギーは約12%増加し、さらにウラン235を再濃縮してリサイクルすると約20%増加する 。

さらにリサイクルを重ねると、核分裂性(通常は奇数中性子数を意味する)の核種の割合が減少し、偶数中性子数の中性子吸収性の核種が増加するため、プルトニウムや濃縮ウランの割合を増やす必要がある。

現在の熱中性子炉では、プルトニウムはMOX燃料として一度だけリサイクルされ、マイナーアクチノイド(プルトニウム以外のアクチノイド)やプルトニウム同位体の割合が高い使用済みMOX燃料は高レベル放射性廃棄物として保管されている。

MOX燃料を使用すると原子炉の運転特性が変化するため、既存の原子炉にMOX燃料を導入するには、制御棒の数を増やすなど、原子炉の新たな設計や改造が必要となる。

多くの場合、燃料の3分の1から半分をMOXに入れ替えて運転されるが、50%以上のMOXを使用する場合は、大幅な設計変更が必要となり、それに合わせて原子炉を設計せねばならない。

100%MOXに対応できる炉心の例として、アメリカのアリゾナ州フェニックス近郊にあるパロベルデ原子力発電所に導入されている「システム80」という原子炉が挙げられるが、これらはABWR型原子炉と言いこれまで実際には通常の低濃縮ウランで運転してきており、100%MOXでの運転を行っていない。

理論的には、パロベルデの3基の原子炉は、年間7基の従来型燃料の原子炉から発生するMOXを使用することができ、新しいウラン燃料は必要なくなるとされる[要出典]。
熱中性子炉からの使用済みMOX燃料に含まれる未燃プルトニウムの含有量は大きく、初期プルトニウム装荷量の50%以上である。

しかし、MOXの燃焼では、核分裂性(奇数番号)と非核分裂性(偶数番号)の同位体の比率が、燃焼度に応じて約65%から20%に低下する。

このため、核分裂性同位体を回収することは困難であり、バルクのプルトニウムを回収するには、第二世代のMOXに含まれるプルトニウムの割合が非常に高くなり、実用的ではなくなる。このような使用済み燃料は、プルトニウムのさらなる再利用(燃焼)のための再処理を妨げる要因となっている。

なお、2回使用済みMOXの定期的な再処理は、硝酸に対する酸化プルトニウムの溶解度が低いため困難であり、 2015年時点では、2回リサイクルされた高燃焼度燃料の商業的実証の例は1例に限られている。

        ーーーーーーーー 

『ちょっと待って、2回リサイクルされた高燃焼度燃料の商業的実証例が1例のみに限られるって?ほとんどの核燃料サイクルが一回のみって?、、、そんでもって放射性廃棄物がどんどん増えていって、、、そんなのどうやって処理するのよ!ほとんど詐欺じゃん!』

『問題はそれだけじゃないんです』
【B】は続けた。

『利点は高出力という点にありますが逆にいうと原子炉内の温度が高くなって制御が難しくなり、いつかの能登半島大震災の時のように外部電源用の変圧器が破壊される、さらに原子炉棟からタービン棟に伸びている冷却水用の軽水が流れる配管が破断した場合には炉内の冷却水が立ち所に乾涸びて(ひからびて)メルトダウンどころか弱い核爆発と言っても良い規模の臨界事故に発達しかねないということです』

        ーーーーーーー

問題点

作業員への被ばくの危険性

・新品のウラン燃料に比べ放射能が強い(特にアルファ線、中性子線が著しく強い)ため、燃料の製造については遠隔操作化を行い、作業員の被曝防止に十分配慮して行う必要がある。

        ーーーーーーー

まずここが問題で地震に限らず変圧器の故障や炉内のMOX燃料に異常がきたした場合誰がそれを触るかという問題です、またバケツですか?私はあの1999年に起きた臨界事故で東海村で製造していた燃料は常陽用の核燃料だと聞きました、その当時の発表では中濃縮ウランの生産となっていましたが私は実際に生産されていたのはMOX燃料ではなかったのか?と疑っています。
常陽はナトリウム冷却炉でMOX燃料と天然ウランの併用を前提としたし高速増殖炉である【もんじゅ】の実験炉として建築されました、そこから推測するなら中濃縮ウラン燃料は挙動の違いなどからあり得ずMOX燃料を常陽にも使用してMOX燃料と天然ウランや低圧縮ウランの配分や配列の実験をシなければ実験炉としての意味をなさないかと思うんです、それで改めて問いたいですがあの臨界事故の時にもロボットアームなどで遠隔操作をしてガラス越しに作業していた、なんて話は聞きませんよね?あれは事故なんかじゃなくて事件だと思ってます』
【B】はいうとさらに続けた。

        ーーーーーーー

再処理の困難
二酸化ウラン中に二酸化プルトニウムを混ぜることによって燃料体の融点が上がるが、一方で熱伝導率が下がるため燃料温度が上がりやすくなり、炉心溶融の危険性が高くなる(酸化物燃料ではなくプルトニウム・ウラン窒化物燃料にすれば熱伝導率はウラン酸化物燃料と比べても大幅に改善する)。また、核分裂生成物に占める貴金属の割合が多くなり、またプルトニウム自体もウランより硝酸に溶解しにくいため、再処理が難しくなる。

        ーーーーーーー

『二酸化ウランの中に二酸化プルトニウムを混ぜれば燃料体自体の融点、つまり熱で溶け出す温度は高くなってメルトダウン、つまり炉心溶融、燃料が溶け落ちることは鳴りにくくなるはずだった、、、はずだったがその一方で熱伝導率が下がって熱が篭り(こもり)やすくなって部分的に燃料の熱が急激に上がってしまう可能性が出てきてしまった、その結果、炉心溶融する危険が高まってしまうという本末転倒な結果になってしまったのよ』
【B】は呆れたように言い続けた。

『核分裂生成物の中に締まる貴金属の割合が増えるのも問題ね』
『そりゃ儲かって良い事じゃねえの?』と【L】。
『バカね、貴金属の多くは酸やアルカリに強くて、速い話が溶けにくいのよ、それに加えてプルトニウム自体もウランより硝酸に溶けにくいから再処理が難しくなるのよ』
と言った【B】に対して【L】は思わず『日本語でどうぞ』ときいた。
『あのね、日本語で言っているんだけど、いつかの福一汚染水処理施設棟で起きた汚染水被り事件覚えているよね?』
と言った【B】に対して【L】はいった。
『確か吸着浄化槽タンクの内壁にこびりついた付着物を落とそうとしていたらホースが外れて、ってやつだろ』
『そう、そこまで圧をかけなければ落ちなかった可能性があるということよ、実際に汚染水の中にそう言ったものが含まれていたってことね』
『でもよ』と【L】は言いかけて続けた。
『酸化物燃料じゃなくて窒化物燃料にすれば熱伝導率は二酸化ウランよりも改善するって書いてないか?』
それを聞いた【B】は深くため息をついた。
あのね、今流通しているほとんどの低濃縮ウランのほとんどが二酸化ウランなの、それを造る生産体制なのそれを今更どう変えろというわけよ?これは【再処理はまだまだ希望がありますよー】と言いたげなプロパガンダねもあるわけね、だから筆者も気がひけるのかそこはカッコで括っているわけなの』

       ーーーーーーーー

管理の問題
ガス状核分裂生成物(キセノン、クリプトン等)とアルファ粒子(ヘリウム原子核)の放出が多いため、燃料棒内の圧力が高くなる。
性質の違うウランとプルトニウムをできる限り均一に混ぜるべきであるが、どうしてもプルトニウムスポット(プルトニウム濃度が高い部分)が生じてしまう。
国は基準を設けて制限しているが、使用するペレット自体を検査して確認することはできない。

       ーーーーーーーーー

『ガス状核分裂生成物、例えばキセノンやクリプトンなどの気体とアルファ粒子、まあヘリウムの原子核、まあヘリウムから電子を取っ払った奴って認識で良いと思うんだけどそれらのガスが燃料の内部で放出するために燃料棒棒自体が破断する可能性がなきにしあらずって事ね』
『という事はMOX(モックス)燃料のメリットって』
【L】が言いかけたら椎奈は容赦無く言った。
『低濃縮ウランに比べて有り余るパワーのひと言ですね』
『そうです、あの12匹の悪魔のような集団もそうですが人類だっていつも【POWER】を求めて結局はそれに溺れて破滅するパターンが多いですね』
ぼそりと椎奈がつぶやいた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@POWER DREAM

『確かにMOX燃料は私が昔住んでいた衛生ルシファーにおいても元々はウラン燃料を効率的に利用する方から考えられました、しかしその時、最初にに人々が思い付いた使い方が【爆弾】という兵器としての使用方法でした』
sae-Coが話に参加してきたようだった。
『いや、放射性元素の最初の発見はキュリー夫婦だったはず』
あたしと加世ねぇを買い取った科学者も話に加わってきたようだった。
『ウラン鉱の中からラジウム・ポロニウムを見つけた化学者夫婦だね』
隣のサスをレーシング仕様にし過ぎて乗り心地の悪そうなサニークーペに乗っている亜希の中の由紀とかいう胎芽が生意気にも口を挟んできやがった。
ショートカットの自分の事をボクボクといいそうな娘だ。
『だから俺のサニーの悪口は、レーシング仕様、ってオメー判っているじゃねーか!ちなみにラジウムを取り出したのはカミさんのまりー・キュリー夫人の方な』
なんか自分の愛車を褒められたと思ったらしく楓凛がテレキネシスであたしの頭をいい子いい子して来やがった。
意識は起きているのがバレているのだろうか?
まあ上司であり尊師様でもある【地神】様が美少年の中から抜け出た以上バレても構わないのだが。
『ラジウムっていうと身体に良いイメージしかないんだけど』
と亜希の中の胎芽がいってきた。
しかしなぜかイメージは中学生上級生のようなイメージのアイドルもやっていそうな金髪ロングヘア美少女だ。
でも大きさは胎芽どころか受精卵以下、なんなの?この存在は。

『マリーキュリー、通称マーキュリーは水星の魔女と呼ばれた天才科学者よ、でも哀しいことにそのラジウムなどの放射線物質が放つ放射線に被曝して変身する暇もなくお亡くなりになられたの』
と葉類亜希なる自称女刑事は言ったが誰がどう聞いてもウソだってわかるでしょ!

『そ、そうねウルトラグランマがいうならそういう事にしておきましょう』
【B】でさえ亜希に忖度してかよくわからない事を言い出した。
亜希はよほどの権力者かもしれない。
もしかしたら我が【地神協会】の尊師、エホバ様の最大の敵!志乃かも!

『まあそれはともかくMOX燃料の話を続けるわね、確かにMOX燃料の導入で熱出力が上がり電力会社も消費者もそして国としてもプルトニウムを軍事目的以外の理由で大量に持っている事の正当性を主張出来る、と言いたいのだけど色々と問題がね、というわけで高速増殖炉に関してですが』

そういうと【B】はひとつのWikipediaリンクをひとりひとりの額に貼り付けた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/高速増殖炉?wprov=sfti1

      ーーーーーーーーー

高速増殖炉
増殖炉の一種

高速増殖炉(こうそくぞうしょくろ)とは、高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉のことをいう。

簡単に言うと、「増殖炉」とは消費する核燃料よりも新たに生成する核燃料の方が多くなる原子炉のことであり、「高速」の中性子を利用してプルトニウムを増殖するので高速増殖炉という。

高速中性子を利用しながら核燃料の増殖を行わない原子炉の形式は、単に高速炉(Fast Reactor:FR)と呼ばれる。

       ーーーーーーーーー

【高速増殖炉(こうそくぞうしょくろ)とは、高速中性子による核分裂連鎖反応を用いた増殖炉のことをいう。】

『まあこれはズバリその通りで特におかしな事は言ってないですね、とはいえ普通はこれだけじゃなんのこっちゃ?となると思いますが続けて読みます』

【簡単に言うと、「増殖炉」とは消費する核燃料よりも新たに生成する核燃料の方が多くなる原子炉のことであり、「高速」の中性子を利用してプルトニウムを増殖するので高速増殖炉という。】

『実はもうここでサラリとウソをぶっ込んで来ています、わかる人いますか?』
【B】はいったが誰も(心の中で)挙手をしなかった。わかるはずがない。

『まあ確かにウラン238は核燃料とは言えないかもしれないですけどここではエネルギーを放出可能な燃料扱いをされていないという事ですね、平たく言うならコークスをプルトニウムとするなら森林の樹木をウラン238と言っているようなものです、要するに簡単に核分裂するかしないかの違いですよ、これをさも燃料が増えたように言っているのが核燃料サイクル推進派のセコいところですね』

『高速中性子を利用しながら核燃料の増殖を行わない原子炉の形式は、単に高速炉と呼ばれる。』

『まあここで【?】となる方も多いと思いますが一番肝心な高速炉とはなんぞや?になりますよね?なのでそちらのリンクも貼ります』

https://ja.wikipedia.org/wiki/高速炉?wprov=sfti1

      ーーーーーーーーー

高速中性子による核分裂反応がエネルギーの発生源となっている原子炉である。

高速中性子炉とも呼ばれる。

高速中性子による核分裂連鎖反応を用いてウラン238からプルトニウム239を生産する増殖炉は、高速増殖炉という。

2030年代以降の実用化が構想されている第4世代原子炉の炉形に挙げられている。

マイナーアクチニド燃焼や放射性廃棄物の処分量減少、ウランの有効活用等の利点があり、21世紀半ばより後半にかけて現行の軽水炉型原子力発電に置き換わっていくものと期待されている。

置き換えが完了したあとは約2000年に渡ってウラン資源の心配が要らなくなるとされる。

また、高速炉で発生する余剰中性子を利用した核変換技術を開発することで、高レベル放射性廃棄物に含まれる放射性物質の半減期を短縮させることも可能である。

第4世代原子炉の炉形として挙げられているのは、ナトリウム冷却高速炉、鉛冷却高速炉、ガス冷却高速炉 があり、超臨界圧軽水冷却炉も高速炉として構成することが考えられている。

     ーーーーーーーーー

【高速中性子による核分裂反応がエネルギーの発生源となっている原子炉である。】

『ここからすでに誤解を招きそうな表現となっていますね、高速中性子とは最初から存在するものじゃなくて核分裂によって打ち出された時のままの高エネルギーを持った高速なエネルギーを持った中性子の事です、当然それに当てられた核物質の元素によって挙動が変わります、ウラン238ならそのまま吸収されますし、ウラン235やプルトニウム239など奇数同位体のプルトニウムなどだと核連鎖反応のきっかけになって爆発することもあり得ます、なのでそうならないようにその中性子の勢いを弱くする目的で減速剤として軽水(真水)や制御棒でコントロールします、しかしそれだけではMOX燃料内のプルトニウムとウラン238のかたより、例えば燃料棒の一部にプルトニウム239が集中してしまっている場合、部分的に核連鎖反応が発生して燃料棒が破損してしまう可能性は否めません、燃料棒の中に冷却用の液体金属ナトリウムや軽水などが浸透することが出来ないからです』

『しかし、もしも人間の細胞膜のように冷却水などが分子レベルで浸透できる燃料棒が開発出来たらそれらの問題は一気に解決するかもしれませんね、まず不可能でしょうけど』
確かに絶対無理だと思った。
核燃料材のCELL化なんて聞いたこともない。

『その上にウラン238も高速中性子を受け入れすぎるとプルトニウム238になってやがて239になる可能性もあります』

『この特性を利用してウラン238をプルトニウムにかえるのが高速増殖炉なんですが、厄介な事にプルトニウム239になるか240になるか241や242なるかは誰にも予想がつかない事ですだってどんどん勝手に変化してしまいますから、運良く239になった時点で核分裂してくれればラッキーですがそれよりも早くプルトニウム240や242になってしまうともう彼らの言うところのただの放射性廃棄物です』

『まあそれで済めばいいんですが下手するとアメリシウムやらキュリウムなど聞いたこともないような物体、核物質に変わってしまいますね、ちなみにこれらも同位体の種類がかなり多いですよ』
【B】がそう言った途端に【L】がすかさず突っ込んだ。
『どれくらいだ?』
すると【B】はすかさず答えた。
『性交尾の体位くらいかな?』
この女たちは一体ナニを考えて生きているのだろうか?

【高速中性子炉とも呼ばれる。】

『まあ単なる言い方、ですね』

【高速中性子による核分裂連鎖反応を用いてウラン238からプルトニウム239を生産する増殖炉は、高速増殖炉という。】

『まあこれも【言い方!】ですね、生産というと聞こえはいいですがやっている事はジェンガゲームで下の段にある木材を1本抜いて上に積み上げて[高さを生産した]と喜んでいるに過ぎないんですよ、実はより危険な核反応を起こしやすい核物質になっただけですけどね』

【2030年代以降の実用化が構想されている第4世代原子炉の炉形に挙げられている。】

『まあ詳しくはこれをコピペするなりして読んで欲しいんだけど』
今度は【B】はみんなのおでこに次のリンクを貼り付けた。

第4世代原子炉(だいよんせだいげんしろ)

https://ja.wikipedia.org/wiki/第4世代原子炉?wprov=sfti1

『まあハッキリ言ってもんじゅとかが可愛く見える程複雑怪奇な造りが多いわね、その割には加圧水型原子炉と比べても安全性に疑問を多く持つものが多いと私は思う』

『特に次なんかがそうなんだけど』

     !!!!!!!!!!!

現在の原子力装置技術と比べ、第4世代原子炉に主張される利益には

  • 核廃棄物の必要保管期間について、千年紀単位から数十年単位に大幅短縮可能

  • 同量の核燃料で100-300倍以上エネルギーを生む

  • 既存の核廃棄物のエネルギー生産中での消費能力

  • 改良された運用安全性
    などがあげられる。
    欠点の一つとしてすべての新型炉の技術は創始期の原子炉運用者の経験が少ない場合に危険性がより大きいことである。

原子力工学者のデイビッド・ロッシュバウムはほとんどすべての種類の核事故は当時の先端技術で起こっていると説明している。

彼は「新しい原子炉と事故の問題は2重である。予測実験で計画できない筋書きが起こることと人間のミスである」と主張する 。

     !!!!!!!!!!

【* 核廃棄物の必要保管期間について、千年紀単位から数十年単位に大幅短縮可能】

『これなんかはどこを見てもその根拠らしきものが見当たらないのよね』
といった【B】に対して【L】は言った。
『要するに核廃棄物はウランとプルトニウムだけだと思っていませんか?と言いたいわけだな、確かにアメリシウムやキュリウム、ストロンチウム90の存在を忘れてもらっちゃ困るぜ、と言いたくもなるわな』

【* 同量の核燃料で100-300倍以上エネルギーを生む】

『そう、放射性生物みたいな超次元的存在が放射性崩壊を一瞬にして起こしてしまう微生物が存在しない限り不可能なんだぉ〜』
また不快な声が自分の中から聞こえた。
しかしその声は他の誰にも聞こえないようだった。

『これなんかをまともに信じている人がいたらびっくりものよ、車やジェット機のエンジンでもこれだけパワーアップした例は見ない、せいぜいが3〜4倍程度、例外としてコンピューターの処理演算速度があるけどあれはパワーそのものがアップしたわけじゃないから!』

『それでうちらのスパコン【B】はどれくらいがパワーアップの限界だと思っているんだい』
隣のサニーの楓凛がきいてきた。
『まあよくて3割増しね、それ以上になると核連鎖反応を起こしやすくなって原子炉そのものが壊れると思う、そう、今の地上と同じね、それどころか核爆弾並みの事故だって起こらないとも限らない、それどころかそんな大事故が起きやすくなる』
『まさかと思うけど人類ってそこまで愚かなの?』
いつの間にか目を覚ましたのかsae-Coがつぶやいた。
『まあレイプしてバラバラにした女児の身体を燃料棒や制御棒を冷やす原子炉の1次冷却水兼中性子減速剤の軽水で満たされたプールに放り込むバカ(モンスター)がいるくらいだからそう考えるアホがいてもおかしくはないさ』
風間達也の言葉に一同が驚いた。
『中出し刑事がまともな事を言った!地球が崩壊する凶兆かも!』
『いや、マジでその300倍はともかく2倍以上を狙った第4世代原子炉の改造を施した結果かもな、まさにジェンガゲームの末路な訳だ』
楓凛がつぶやいて続けた。

【* 既存の核廃棄物のエネルギー生産中での消費能力

  • 改良された運用安全性】

『もうここまで来ると日本語にさえなってないわよ、【トリチウムの摂りすぎで思考回路が壊れましたか?】と言いたいわね、これで【改良された運用安全性】って、ハッキリ言って60年使っている沸騰水型原子炉の方がはるかにマシ!って言いたいわ』

『個人的には次の下りの方がまだ納得できますね』
と椎奈。

【欠点の一つとしてすべての新型炉の技術は創始期の原子炉運用者の経験が少ない場合に危険性がより大きいことである。

原子力工学者のデイビッド・ロッシュバウムはほとんどすべての種類の核事故は当時の先端技術で起こっていると説明している。

彼は「新しい原子炉と事故の問題は2重である。予測実験で計画できない筋書きが起こることと人間のミスである」と主張する 。】

『私は原子力の核反応による発熱でタービンを回す発電の技術はもうほぼ限界に近付いていると思ってます』
椎奈は言って、さらに続けた。
『かつてインテルがペンティアム4を発表した時のロードマップに10GHzまでを目指していることが記載されていました、しかし現実には3.3GHz止まりで新たな方向に転換せざるを得ませんでした』

『電流漏れ、と言うか電子のトンネル現象か?』
老人の科学者はいった。
『そうですその頃にはどこも、IBMでさえ高クロック化に見切りをつけてマルチコア化と演算処理の多重並列化に進むようになりました、その良い例がNAVIDIAやAMDのGPUですね、0.6GHz程度でも3GHzクラスのCOREシリーズを演算速度では軽く凌駕していましたね』

『さらに回路プロセスの細分化競争が進んでいますね、1ナノメートル(0.000001ミリメートル)とか、どんなに絶縁技術が向上したところでいずれは限界がきます、それと同じじゃないでしょうか?』
『その内にVLSIの多層化に向かうかもな、冷却手段をどうするかだけど』
楓凛がつぶやいてわらった。
笑い事ではないがその辺は第4世代の原子炉が抱えた問題に似ていると思った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

@瞬間パワーよりも弱くとも持続するエネルギーを

『また話を高速増殖炉に戻しますね』
【B】はいって続けて引用した。

      ーーーーーーーー

      概要

現行の商用発電用原子炉として一般的な軽水炉と比較した場合の高速増殖炉の特徴を述べる。

  1. 増殖比(核反応において消費される核分裂性核種の消滅数に対する生成数の割合)が1.0を超えること

  2. 核燃料の主体がウラン238/プルトニウム239となること(他に核反応起動用のウラン235が若干必要)

  3. 減速材を使用しないこと(熱中性子を利用せず、高速中性子をそのまま利用するため)

  4. 核燃料の核反応断面積がウラン235と比べ格段に小さいため、核燃料を高密度に配置する必要があり、炉心の体積エネルギー密度が格段に大きくなること。

これを冷却するため冷却系の高能率化が必須となる。

      ーーーーーーーーー

『これはハッキリといって【特徴】なんかじゃなくて【要求されるスペック】と言うべきね、まず確実に約束された事項じゃない、そこからしてもうサギと言ってもいいくらいよ』
『政治みたいなものか?』
【B】に対して【L】が突っ込んだ。
『そうね核種が比較的安定したウラン238をわざわざ不安定極まりないプルトニウム239にすることを生産性と言って良いものか疑問があるけど彼らの思想がそういったジェンガゲーム的なものから抜け出せない以上は押し問答になると思う』

『次に3・なんだけどここが1番の問題で高速中性子をそのまま減速しないで使う点ね、原子力教の信者さんたちがいかに【高速中性子】の怖さを理解していないかわかる一節と言い切っていくらい、どっかの転生ものアニメじゃないけど【まるでジェンガゲームのようだな】ですよ』
『中性子の性質も中性子爆弾のアイデアも忘れてしまったんじゃないか?それともマジで中性子爆弾の開発を研究しているとか?』
【L】が縁起でもない事を言った。

『さらに4・は最悪炉心の一部に核反応エネルギーが集中しやすいことが挙げ(あげ)られるわね』
『どう言う事だ』
と【B】に対して【L】。
『さっきも言ったと思うけど核反応、特にプルトニウムとウラン238が均等に混ざり合った良質なMOX燃料なら良いんだけどどうしても均一に混ざらなくてまだらになる、そうなると燃料棒が破断する可能性も否定できないわね』
【B】はいうとさらに続けた。
『そうならないようにいかに加熱し過ぎた部分を効率的に冷却するかになるわけだけどそう言ったきめ細かな冷却が金属ナトリウムで可能かしら、ただ単に全体的流れを速くするなら今度は温度が下がり過ぎて核反応が弱まってしまう部分が発生する可能性だってある』

『熱い部分はより高率的に、温度が低い部分はなるべく冷やしすぎないように、そのための液体金属ナトリウム配管の多重化なら納得できるけどね。ただこの場合にはやはり熱伝導率が良すぎることがかえってあだとなって熱対流を妨げる可能性は否定できない』

『さらにその液体金属の流れはどれくらいあるの?もんじゅにしたところで自然体流がどれほどの速度で発生するかわかっているのかしら?その冷却手段が失われた場合には今の軽水炉よりもはるかに大きな事故につながる危険性を忘れちゃいけないわね』

      ーーーーーーーーー

現在開発が進められている主な形式としては以下のようになる。

      ーーーーーーーー

【1. 冷却材に軽水(つまり普通の純水)を使わずに、代わりに溶融金属(主に金属ナトリウム)を使用する】

『ナトリウムって金属だったんだな』
【L】がつぶやいた。

『これは【もんじゅ】や【常陽】で採用されている方法ではあるけど申し訳ないけど今の原子炉よりも地震に弱くなる可能性が高いのよね、原子炉棟からの金属ナトリウムが通る配管を別棟のタービン棟に伸ばすために外に出す必要が出てくる、まだ加圧水型の方がマシだと思う』

【2. 燃料には天然ウランまたはウラン/プルトニウム混合燃料(Mixed oxide: MOX燃料)を使用する】

『これに関してもまた誤解を招きそうな書き方をしているなぁと思うぜ』
【L】はげんなりした表情で言った。
『要するに【天然ウラン】か【ウランとプルトニウムの混合燃料(MOX燃料)】を使うとも読めてしまう、だけども実際には【天然ウランとプルトニウムの混合燃料(MOX燃料)】か、それとも【低濃縮ウランとプルトニウム239の混合燃料(MOX燃料)】ととった方が正しいと思う』

       ーーーーーーーーー

    冷却材と中性子の減速材


【軽水炉では、炉心の熱エネルギーを外部に取り出すための冷却材や中性子の減速材、反射体などを兼ねて軽水を利用するのに対し、高速増殖炉では高速中性子を減速させないように加熱溶融した金属ナトリウムのような液体金属を使用する。】

『まさにジェンガゲームの極みですね』
と椎奈は言った。

【高速増殖炉の冷却材は、平均速度が秒速1万km程の高速中性子に対して減速効果が小さくその運動を衰えさせないものでなければならず、また単位体積当たりの出力密度が軽水炉よりもかなり大きくなるため、熱伝導率の良いものでなければならない。】

『秒速1万キロメートル、時速3600万キロメートル音速の優に3万倍近い速度、それが外に漏れたらどんな惨事を招くか原子力関係者は理解できているのかな?光速の3パーセントよりも速い事を意味している、そんなものが一旦炉心溶融や臨界事故を起こせば一瞬にして半径数十キロ内にある生物の命が全て吹っ飛んでしまうと思う』
まさにジェンガゲームとしか言いようがない。

【ナトリウムは発火性が、鉛・ビスマスは腐食性が問題である。】

『どちらも問題だらけですね、ナトリウムにしろ訛り・ビスマスにしろ地震の強い揺れによる原子炉棟とタービン棟の揺れの動機のずれから配管が破断する恐れがあります、そうなるとナトリウムは水や水蒸気との接触による加熱での火災、鉛やビスマスではそれはないかもしれませんが腐食性が配管を内面から腐らせて耐震性を弱める可能性もあります』

【ナトリウムを採用するメリットとして、以下のような点も挙げられる。】
【* 水と違って、圧力をかけなくても800度以上にならないと沸騰しないので扱いやすい。】

『これは一見メリットに感じられるけど実際にはそうでもないんだよね』
【B】は言うとしたの燃え盛る駐車場の車などを見て言った。
もちろんのこと花世ねえが放射線エネルギーを真水に変換しているためそのエネルギーはかなり減衰こそしてはいるがそれでも普通の人間なら目はもちろんのこと皮膚も一瞬にして焼けただれる破壊力はある。
正直いって変換して出した水も一瞬にしてトリチウム水と化して放射性崩壊してヘリウムと酸素に分離しているだろう。
まさに高速中性子とヘリウム原子核に水だ。
『ナニその変な例えは?焼け石に水でしょうが!』
【G】の中の倶名尚愛なるメスガキに突っ込まれてしまった。
こんな奴が衆議院議員だったと言うから世も末だ。

『なんかいった?誰か知らないけどダダもれだから』
愛はそういってから続けた。
『配管が破断して漏れた(もれた)液体金属のナトリウムの温度は何度くらいかは知らないけど、200度や300度程度じゃないのは確かだし500度以上になっていることは十分あり得るからね、草や木はもちろんのこと自動車のタイヤだって燃え出すし、それ以前に炉心溶融が始まったらあっという間に800度なんて超えてしまう、原子炉自体が溶け堕ちるのも時間の問題だし、核分裂したマッハ30,000の中性子が800秒近く飛び回るから理論上は800万キロメートル近くの水分は加熱させられるでしょうね、まあ空気中の窒素や酸素などで減衰させられるとしても数百キロメートルは灼熱地獄になる可能性も考えなくちゃダメね』
愛が言うと周りは騒然とした。
『国会でいつも居眠りをしている愛がまともそうな事を言った』
ほぼ全員から信用のない人間のようだ。
『ただし配管が破断した時はシャットダウンして内循環に切り替えるようなこと書いてねぇか?』
とサニークーペの愛人1号さん、気の毒な愛称だ。まあ今衛生軌道上を全裸で周回している巨大なウルトラアキコの彼氏らしいけど。

【* 比重が水と同程度なので、水と同様にポンプで循環できる。】

『ここがまた意味不明なのよ』
またしても【B】は絶句するようにいった。
『何故比重なのかが問題なのよね、ポンプで循環するならむしろ大事なのは粘度の方じゃないの?って突っ込みたいわ、突っ込んでいるけど』
『それはどう言う意味だ?』と【L】。
『人間の血流でも血液の粘度、粘性率が高くなると血流が悪くなるでしょ?例えば重油なんかは水よりも比重が軽いから水の上に浮いたりするけど水よりもポンプで組み上げやすいなんて話聞かないよね?果たして軽水と同じ速度で循環できるかしら?循環速度が遅ければ高率良く冷却出来るのかな?』
【B】にこたえるように【G】が続けた。
『人間の血液にも微量ながら血漿(けっしょう、血液中の液体成分)の中にナトリウムイオンとして存在しますね、1パーセントにも満たないようですが、これが増えすぎるとよくないようですが、なぜわざわざナトリウムではなくて金属ナトリウムとことわりを入れるのかが不明なんですが?』
『まああのT2000が液体化した時にそれをポンプで吸い上げる事が出来るか?みたいな?』
【G】の例えはさすがにおかしいですよ。
『ところで水を張ったバケツの中で金属セシウムと金属ナトリウムからなる試料を溶融、融解させて蒸発させて、蒸発速度を測定する試験をやって火災を起こした会社があったそうですね』
ぼそりと椎奈は言った。
『カリウムとの合金ならまだわかりますがなぜでしょう?』
『高速中性子炉の実用化に向けた実験かもしれないと言う話もあるわね、カリウムと性質が似ていると言う話は聞いたことがあるけどカリウムの代用物質として考えていたのか?それとも・・・セシウムは核反応でしか発生しない核種と言われているけど、蒸発速度というワードが気になるわ、要するにそれらも核種の混入で液体金属の沸点に変化が生じるかという実験?これで次にストロンチウムを混ぜる実験をやったらそれで決まりでしょうけど、いつもの秘密主義で結果は公表しないでしょうけどね』

『次はこれね』と【B】。

【* 金属ナトリウムとして存在している安定同位体の23Naは、炉内で中性子を吸収し放射化され22Na(半減期 2.6年)と24Na(半減期 15時間)に変化するが、半減期が短いため炉停止後の作業者の被爆量を増加させない。】

『この筆者は半減期の意味を何か誤解しているような気がして仕方がないんですが?この筆者が作業員に作業の炉心停止後の指示を出したら作業員は確実に被曝するわ、停止してから3年待たずして作業に取り掛からせそう、ヘタをすると次の日から作業に取り掛らせそう』
どうやら【B】は怒り心頭だったようだがあたしは花世ねえがボソリとつぶやいたのを聞き逃さなかった。
『まあ1999年以降の原子力関係の事故の大半が作業員のミスにされているけど実際には発注者からの指示ミスだった事が多かった事からその辺は推して知るべしね』

     ーーーーーーーーー

【また熱伝導率の高さから「もんじゅ」においては3系統ある冷却系のうち、2系統が故障してしまった場合でも1系統のみで炉心の崩壊熱を除去し冷却する事ができる。】

また循環ポンプなどの電源を全て失う、全電源喪失が起きて循環ポンプが全て停止しても3系統の冷却系にてナトリウムの自然循環と空気冷却器により崩壊熱の除去が可能である。これらの安全性も評価されているため、ナトリウム冷却高速増殖炉は国際的な第四世代原子炉の一つとして位置づけられている。
なお、もんじゅ事故後、フィジビリティ(フィージビリティ)スタディからやり直して、冷却材として鉛ビスマス、ヘリウム、軽水、ナトリウム等の検討が進められた事実があり、その上で実績や国際協力の可能性(鉛ビスマスは実績が少ないのが否めない)が評価されてもんじゅの再起動、そして次期ナトリウム冷却高速増殖炉の開発へ進んでいた。

『一体誰が評価したの?とききたいね、確かに3系統ある、それは並列ではなく直列、逆にいうと1系統やられたら全部やられたのも同じ、もんじゅが廃炉元となった、常陽も怪しい、さっきも言ったと思うけどナトリウムの熱対流と自然空気冷却でどこまで冷やせるか?少なくとももんじゅや常陽がそんな事態に陥った(おちいった)話は聞いたことがないしそう言った実験も聞いたことがない、つい最近に【被曝の可能性がある水で冷却しながら「アルカリ金属の蒸発挙動に関する知見を取得するために、金属セシウムと金属ナトリウムからなる試料を溶融して蒸発させて、蒸発速度を測定する試験を請け負わせていた」】くらいだよ?セシウムがセシウム134という可能性もなきにあらずだけどそれでも半減期は2年もあるのよね、4〜5年前から保管して用意していたとでもいう気かしら?まさかと思うけど3系統ある冷却ポンプを全部止めて実験してみました、とか?そこまでやらなきゃ机上の空論なのよ!』
【それもあるけどもんじゅの冷却系は3系統、でも常陽は2系統、どうして常陽は2系統なのか考えるべきかもね、そこでもんじゅにあって常用にないものは?】
【最重要機密鍵付きテレパシー】を誰かが全員に対して送ってきた。
「発電機能」
椎名がすかさず答えた。
【つまりその文章を書いた人間も高速増殖炉推進派にまんまと騙されたようですね、2系統だの3系統だの言ってもそれは直列接続であって並列ではなかった、V70のプログラムカウントレジスターが4本あっても実際に4本のプログラムを同時に実行できるわけじゃなかった、ただ、今実行しているプログラムのアドレスを他のレジスターに退避させる必要がなかった、それと同じ】
これはフルサイボーグ夏乃花奈の怒りの波動だろうか?

そんなにも怒ると葉類智恵みたいな鬼〇“〇”ァみたいな顔になりますよ。

『誰が鬼ババァですって⁉︎』

外に漏れないように心の中でつぶやいたつもりだったが【B】に振り返りざまにらみつけらられてしまった。
怖いから花世ねえを指差して彼女が言ったことにしておこう。
いつの間にかあたしは目覚めていて体も動くようになっていた。
加世ねえは眠気ボケしているからぼんやりしている。
「小学4年生だからって容赦しませんよ!」
【B】がそう叫んで花世ねえにコーラの空き缶をぶつけて顔に命中した。
その時にあたしは迂闊(うかつ)にも叫んでしまったのだ。
「やったね!」
もちろん今度は【B】にパジェロの取り外したステアリングをあたしに投げつけられたのはいうまでもない。
 

今回も様々なWikipediaを中心として様々な情報をUSOと妄想で除染作業及び溶融させて頂きました。(希釈じゃないよ)

https://ja.wikipedia.org/wiki/プルトニウム241?wprov=sfti1

プルトニウム241Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/プルトニウム240?wprov=sfti1

プルトニウム240Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/MOX燃料?wprov=sfti1

MOX燃料Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/高速増殖炉?wprov=sfti1

高速増殖炉(高速中性子増殖炉ともいう)

https://ja.wikipedia.org/wiki/高速炉?wprov=sfti1

高速炉(高速中性子炉ともいう)

https://ja.wikipedia.org/wiki/第4世代原子炉?wprov=sfti1

第4世代原子炉(だいよんせだいげんしろ)

https://www.pref.niigata.lg.jp/site/houshasen/radiation-ri.html

新潟県による核種紹介のページです。
セシウム137の項ですがベータ線も出すそうです。原子炉内や核実験でつくられる。カリウムとよく似た化学的性質を持ち、体内に入ると全身に分布する
セシウム137の半減期30年に比べてセシウム134は2年と短いですがかえって被曝の確率は高まると思います。
こんな作業を遠隔操作なしでやらせるなんて規制省はナニを考えているのでしょうか?

半減期2年のソース
蓮池透さんのツイートです。

https://twitter.com/1955toru/status/1685094309081796609?s=46&t=Pw7ezBx9ZYfXaG-fBU0T8Q

確かに沸点は678度、融点は28度なので液体金属冷却剤として使えそうですね。
液体金属ナトリウムの改良品として開発実験をしていたのでしょうか?

高速炉常陽による核兵器生産の夢を捨てきれないのでしょうか?(発電用軽水炉では暴発する240Puを大量生産するので不可らしい)

https://note.com/masanoatsuko/n/ne2254306ee5e

「ナトリウム冷却高速炉」事故のための試験で火災発生:茨城県

https://note.com/masanoatsuko/n/ndfd373c7556b?sub_rt=share_b

「*十分に除染できないと考えられるものは細断等適切に処理する」が加筆されたが、「適切に処理」が「発電用原子炉設置者に返還」することか「溶融」することかは不明だ

まさのあつこさんのnoteを一部参考にさせて頂きました。
刺激、参考になる記事が多いのでいつもお世話になってます。
特に茨城県には片思いの親友三姉妹が住んでいるので常陽と東海第二原発関連の事故は気になって仕方がありません。

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編24『ふたりの花奈』3

おわり

No.2伊良衣良「ねえ、わたしたち出番なしなの?」

No.4激辛「きっと愛のやつ私らの話を書く気は1光年もないんだ!」

サタン「ルシファーオマエナニを言ってるんだ」

夏乃花油「ところがそうとばかりも言えないんだよ」

アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編25『ふたりの花奈』4

にちゅぢゅく!

本家亜希「しかし何このふざけた展開は?ほとんど過去話じゃない?」

さとみ「まさかカレンダーガールまで時を戻されるとはね」

佐原観萌「あんたが犯人でしょうが!」

志乃「思い返せば今考えると不自然なとこ多すぎたものね、特にバミッテに入店してから」

有希「それをいうなら【再会】の時からすでに」

愛「あ“〜!」

信長(崖信介)「我らが尊師睾丸の美少年もリニアに乗っていたな!」

夏野明美「あんた封印されたはずじゃ」

堀恵萌「ほほほほ、私たち大物政治家と宗教家は絶対に捕まらないの、それがこの国の掟よ」

#20才未満閲覧注意
#SFっぽく
#ハタチ未満はご遠慮ください
#ハルサメとナッツシリーズ
#過激な描写あります
#エログロ注意
#波瑠沙芽とナッツ
#小説

波瑠沙芽「なになにあいつらの話な訳?」

馬鹿奈「次はバミッテに入ってからなぜ愛人1号が暴れ出したか?偽沙芽とは何者なのか?巨大アキコの正体は?本当に【G】は無意識のまま犯されまくったのか?なぜ鬼ババァはあそこにいたのか?」

愛「勝手に話つくらんでくれない?メーワクなんですけど、その先?知らんがな」

花奈「相変わらず無責任なんだぉ」

伊良衣良「どのみち誰かが全く勝手な行動を始めちゃって、下手すると逃亡あたりからまた書き直しですね」

愛「え“ー!」

達也「自慰行為のしすぎだ」

ここから先は

0字

有料部分を時々追加、更新します、円盤特典みたいなものと思ってください。

壁にかけてあったアイドルの女の子が突然にミニチュアサイズの女の子に実体化 軽いエッチあり、重たい性描写あり、身体のムフフな場所に寄生する異…

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!
まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?