アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編3『伊良衣良と刈り上げ』改
アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編3『伊良衣良と刈り上げ』
2023/04/18校正追記
2023/05/02 校正と修正追記しました。特に一人称が混乱していたのと過去の話を強引につなぎ合わせるためで(・・;)すみません。
この話はストーリーの都合上過激な性描写や暴力描写、及びグロテスク、パクリな表現を多く含みます。
20才未満の方の閲覧はご遠慮ください。
ここから先は『瑠璃』さんがわたしたちを巻き込んだ陵辱事件が無事解決?してからのエピソードになる。
計10人以上が事件に巻き込まれたわけだがそのひとりひとりの素性について語っていこうと思う。
激辛選手権王『ルシファー』
前髪に癖毛のある方まで髪の毛を伸ばした少女、というのが最初に会ったイメージだったが擬態能力を持っているらしくて何とも言えない、
【この娘が全くもって正体が不明だとしか言いようがなかった。
私が推測したところあそこにいた淫魔の中でもずば抜けた能力使いだった。彼女は私とあつしが『瑠璃』さんの正体を伝える前から彼女の正体を知っていたようだったし、奴らに種子を撃ち込まれて肉体と精神を凌辱されながら獣鬼に肉を喰らい尽くされ自我を失うという演技をやってのけていた。】
伊良衣良『博多ラーメン』
それにしてもひどいコードネームだ『瞬足娘』とかまともな名前を考えられなかったのだろうか?
【未来の世界では『あつし』 こと『ニナ』を始めとする6人姉妹(とはいえ全員クローン)の長女『イカロス』である、あ、念のために断っておくが某アニメのような超巨乳の美少女を思い浮かべないように、それこそ失望しかしないから!】
名前 不明 『刈り上げくん』
前髪以外は刈り上げのボーイッシュな女の子
【この子は今のとこ正体不明、まあ未来世界におけるわたしたち6人姉妹(クローン)の1人。能力は今のところ不明】
名前 不明 『ツインテール』
某進学塾のCFあたりに出て来そうな見た目は可愛い子、しかし性格は結構卑しい。
【あの忌まわしき未来世界では私の妹であり、末っ子だった『ヘナ』だった。彼女達は研究所の職員たちから陵辱、輪姦をされて大量の獣鬼の種子を子宮を通じて脳髄に撃ち込まれている、この娘の場合はその影響もあって今から9年前にタイムスリップしてから約3年間は若い女性を襲って彼女たちの生肉を生きながらにして喰らっていたらしい。
しかし彼女の前に突如として現れたふざけた幼女夏乃花奈がその卓越した肉体再生能力を駆使して『ヘナ』が飽きるほどにおのれ自身の肉を喰らわせて正常化させたとのことだ。今は3才の女児と5才と7才の男児を拾い食いやら万引きをしたりして養っている。】
草薙敦子『あつし』
私の同級生であり、隣の席の男子
【未来世界での『ニナ』、本来は女子ではあるが諸事事情により男子を演じている、とはいえ『召喚、送還能力によりどんなものでの出したり送kんだりできるありがちなパクリ能力、自分の肉体の一部に対しても行える、『送還女の身体、召喚男の身体』と念じれば男になれるし『送還男の身体、召喚女の身体』と念じれば女になれる。後色々細かい設定もできるので擬態化と違い気を失ったり死んでもそれは解けない、生みの親(仮胎)は『あつこ』、だが彼女は『ニナ』を出産後銃殺されている。その彼女が『ニナ』の中に生きていた。その後、『ニナ』が9才になった頃こっそり覗きに行った『かなえ』の部屋で彼女が多人数の男性職員に強姦されているところを目撃してしまう、その時『ニナ』自身も強姦され、幼かった身体故に瀕死の重傷を受けながらも這いずって逃げ出す。その後『かなえ』が人が変わったかのように職場放棄を始め彼女が姉妹のひとりを突き飛ばした現場を見てしまい逆上して初めて召喚能力を使い斧を出して惨殺をしてしまい他の5人の保母も惨殺をして自己嫌悪から逃げるようにして過去の世界に行き現在に至る】
名前 不明『瑠璃」
ルポライター
あつしたちを誘惑して私たちを輪姦させたにっくき女、しかし実は・・・・・
彼女たちはこれまで私が関わってきた少女たちだ。まあハルサメなら身長とかバストのカップサイズとかも嬉々として書き込んでやれとろけるような完熟マンゴーとか男をトリコにする黄金マンゴーとか言い出しそうだけど私そんなのに時間割くの面倒なので茶々っと話を進ませてもらうから夜露死苦。
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ここでひとつ気になったことがある、あの未来での忌まわしき研究施設の研究者たちによる私たちクローン6姉妹は獣鬼なる獣にみんな大量の種子を子宮を通じて脳髄に撃ち込まれている。
それは各自もれなくその後の行動パターンに現れているしその後も奴らの種子を撃ち込まれるたびに能力はパワーアップしていくがその代償として大事なものを失っていっている気がする。
あつしは見ての通りサディスティックな性格だし、私だって温厚な性格とは言い難い、しかも短気極まりない事は自分でも自覚していた。
そして私と『あつし』よりも先の年代に転移してきていた『ヘナ』ことツインテールは3年近くにわたって若い女性を襲いその柔らかな人肉を食らっていた。これで私たちクローン6姉妹『イカロス』『ローズ』『ハルヒ』『ニナ』『ホームズ』『へナ』の内、私『イカロス』とあつし『ニナ』そしてツインテール『ヘナ』の3人今の状況が揃(そろ)った。
しかもその話をしている最中にその去年の立食パーティー会場を襲撃した女は再び草薙家を襲撃してきた。その時に花奈が参戦してくれてた時にその女の動きが一瞬だけど止まって正体ををかろうじて認識できたがあれは紛れもなく私たち6人の姉妹のうちのひとりだった。あとはふたりだだがひとりは『刈り上げ』で間違い無いと思う。
私は一応はその事実をダブル亜希さんと観萌さん、そして花奈には伝えておいた。
しかし私にはもうひとつ気になっている事がある。あの晩、草薙家で『ヘナ』ツインテールが言っていた一言だ。
「そして『イカロス』、あんたがいなくなってから数ヶ月後、いなくなったはずのあんたがそして楓凛や山崎秋子、草薙敦子らによる殺し合い、能力を使ったバトルが始まったのは陵辱による輪姦行為が延々と1時間続いてからほんの数分後」
『ヘナ』は確かにそう言っていた。彼女の話が正しいとするなら私も未来にタイムリープしてバトルに参戦していることになる。しかし私はその話を聞いた後未来へのタイムリープを試みたが何度繰り返しても失敗に終わった。過去へはタイムスリップ出来るようだったがそれを言った時に葉類亜希さんの顔色が少し青ざめたような気がした。
というわけで今日は例の刈り上げを『喫茶店』なるものに誘って話を聞いてみることにした。
というわけで喫茶店には生まれて初めて入った気がするが『かなえ』に出してもらった記憶のある飲み物がいくつかあったのでそれを注文した。クラムチャウダーなるものを頼んだが1分と30秒経ってもいまだに商品が来ない、私は待つのが死ぬほど嫌なんだ、なのにあの女店員ときたらノンビリ仕事をしていやがる。私への当てつけか!その間に刈り上げが来てしまった。
「遅い!3秒遅刻!」
そいつは擬態化してやってきたが身にまとったピンク色のシャツとミス色のスカートは見せかけだけで実は何も着ていないスッポンポンの丸裸だった。
まあ育った環境がアレだったから何か布を身に纏うと違和感を感じるのだろう、だがこいつは自分の身に何か起きた時にどうなるか考えた事があるのだろうか?気を失えば擬態化が解けて全裸を人様の前に曝(さら)け出す事になる。[注:未来の研究所施設では私たち全員が布ひとつまとわない全裸の状態で育てられていた]
私なら『路上で全裸の女性が空腹で行き倒れ』とか言ってニュースやネットで晒されるのは絶対に嫌だと思う。
「はい?先輩あたま大丈夫すか?」
某アニメで覚えた口調らしいがそういうのはイラつくだけだからマジ勘弁してほしい。
「えーと、ナポリタンスパゲッティ300gとハンバーグ400gとそれから〜」
「ストープ!」
さらに頼もうとしやがったので制止した。
「あのさ、君、そんなに頼んで金の持ち合わせあるの?」と私。
「無いっすよ」と刈り上げ、きいた私がバカだった。
「1円も?」ときくと奴は清々しいくらい「はーい」と答えてきた。
「じゃあミックスサンドとカフェ・オ・レのセット二つね」
私は足音もなく忍び寄ってきた女性店員に声をかけた。一瞬『ビクッ』と反応したようだったが特に忍び寄ってきたことに他意はなさそうだった。
「いつ頃からここにきた記憶はある?つか向こうでのコードネームは覚えている?」
一応念のために聞いてみた。
「さあ、先輩はいつ生まれたなんて覚えていますか?」としれーっと奴は言った。
そういう問題じゃ無いだろうと言いたかったが奴は付け加えた。
「正直言っていつからこの世界で生きていたかなんて覚えていないんっすよ、気がついたら毎日、学校というとこに通っていたんす!最初はそこがどこかわからなかったんですけどね」
「不安を感じなかったのか?」と私。
「まあなんとかなるでしょとか思いながら通っていたんすが、ある日似たような匂いを出している人間が目立つようになってきて・・・・・」と刈り上げ。
「それは私らと同様に未来から来たって感じかな?」という私の質問に彼女は速攻で『No!』と返してきた。
「そーいうんじゃなくって獣くさいというか」
「はい?」と私は思わず杉下左京してしまっていた。
「先輩は施設に撃ち込まれたICBMの不発弾の件を知っていますか?」
不意に聞かれて私は思わず「ああ」とだけ答えてしまっていた。
「いくら弾頭の核反応起爆装置が不作動状態にあったとしてもあの質量と大きさのものが音速20を超える速度で命中したら、施設はおろかそこら一帯に数百メートルのクレーターが出来たっておかしくはなかったんじゃないっすかねぇ」
確かに言われればその通りだ。
「それがあの『愛』という名の女の願望達成能力によるものだとしたらバケモノレベルなんすけどそのあと施設に新たに派遣された7〜8人の施設の連中にあたしたち姉妹を含む秋子、敦子、凛、愛たちも奴らに蹂躙されて輪姦(まわさ)れたって事は知ってるっす?」
どうやらこっちの世界に来てからのことは記憶にないらしいがその施設の連中に輪姦されたあたりまでは覚えているようだった。
「私はその頃はその未来世界にいなかったから知らなかったけどその輪姦事件のあと大人たちの間で殺戮バトルが始まった、というのは覚えているのか?」
一応確認のためにきいたつもりだった。しかし返ってきた答えは意外だった。
「わからないっす、あいつらに、あたしたちの大事な穴に硬い毛の生えた太くて固いものを無理矢理さしこまれてその中でその穴が裂けそーなくらい奥に何度も突き込まれて気がつくとあたしのはらの中に熱い液体が勢いよく何度も何度も打ち込まれていくうちに意識が遠くなって気がついたら施設のそこら中から爆発を伴う火の手が上がっていたような気がするんすけどそれをやっているのがあたしたちなのか?それとも敦子や秋子や凛たち大人組なのか全く覚えていなかった気がするんす」そう言って刈り上げは突然に自分の頭を抱えて苦しみ始めていた。もしかしたら彼女自身が思い出すことさえ拒みたくなるような惨状が繰り広げられていたのかもしれない。
「念のために聞いておくけどあなたは向こうの世界では『イカロス』『ローズ』『ハルヒ』『ニナ』『ホームズ』『へナ』の6人のうち誰だったか覚えている?」
私の中ではもう彼女はその中の3人に絞られていたがあえて全員の名前を上げてみた。
すると彼女は頭を抱えて考え込み始めていた『イカロス』?あいつはあたしが長くて太い爪の生えた左手で胸からへそまでくり抜いて飛び散った肉を喰らったはず、『ローズ』?、いやあたしは逃げる彼女を背中から切り裂いて太ももから喰らい始めて内臓を骨ごと噛み砕きながら、仕上げは頭蓋骨をかち割って飛び散った脳髄を喰ったはず、ハルヒは逃げ惑う奴の首をはねて噴き出した血を浴びながら肩や胸の肉を喰らい始めたはず、『ニナ』は泣き叫ぶ彼女を仰向けに押し倒して豊満で柔らかなふたつの乳房を食らってから・・・」「ストーップ」
私は彼女にそれ以上語らせるのをやめさせた、彼女自身は嘘を言ってるわけでは無いだろうが言っている内容は出鱈目すぎたし誰かに意識や記憶を改ざんされている可能性が高かった」
「なぜ止めるっすか?あたしは本当のことを言っているだけだし、ウソなんて言ってないすよ」
そんな彼女の両肩の上に私は自分の両手を乗せて落ち着くように言ってから伝えた。
「もう一度確認するけど『イカロス』はその頃には過去にタイムスリップしてもういなかったその『イカロス』だった私がいうのだから間違いはないし私自身未来にタイムリープする事はできない、私も現在でたった一個の種子の侵入を許したばかりに徐々に自分がコントロール出来なくなって男たちとやりまくって何度も何度もいろいろな男たちに種子を何十個も何百個も撃ち込まれて自分自身が誰かさえわからなくなっていた時期があった」
それを聞いていた刈り上げは不満そうな顔をしていた、まあ誰だって自分が信じていた記憶を全否定されればそうなるかもしれない。
「それとちょっと前にこっちの世界のラブホっていう場所で私たちを輪姦していた『あつし』っていう名のクソガキ覚えているよね?」
私の問いに彼女は憎悪を隠さずに言った。
「あのクソガキまだ中坊のくせにあたしのあそこを激しく突きまくって熱い液体を出して憎ったらしいったらありゃしない」とまで言い切った。正直言ってあいつは私と同じ小坊だしお前だって小房だろうと言ってやりたかったが。
しかし疑問が一つあった。
「彼、『あつし』の正体はあの世界では『ニナ』だった、彼女は『かなえ』を含む6人の保母と研究所の職員を惨殺してすぐにこっちの世界に2年前にやってきていて男子に擬態化、正確には少し違うけど2年間はこっちの世界にいる、だからあんたが『ニナ』を喰ったというのはありえないし、そもそもあいつは貧乳だった」
そう言った私の頭上に大きなアルマイト製のタライが落ちてきた。おそらくあいつが自分の姿を変えてこの喫茶店内のどこかで盗み聞きをしてそのタライを召喚したのだろう。だが神に誓って私はウソなど言っていない。(まあ犯人はあの女性店員だが)
しかし『刈り上げ』とまで『ツインテール』の言っていることに微妙に食い違いが生じているのは気になっている、『あつし』と私、『博多ラーメン』は不発ICBMが研究施設に着弾してから先の(おそらくは『国立K学園』から送り込まれて来た生徒、もしくはOBたちによる)『草薙敦子』や『楓凛』、『山崎秋子』、『倶名尚愛』らに対する陵辱暴行、輪姦事件に関しては全くと言っていいほど知らない。ましてや残された私の妹たちまで陵辱暴行輪姦されていたとなるととてもじゃないが心中穏やかな状態ではいられない。
「先輩、だったら今の彼女たちにきいてみたらどうっすか?」と刈り上げ。
「そうか、その手があったな!」私は右手のひらの上に左手拳を落として納得した、・・・・?。
「てかアホか?彼女たちが未来予知能力者なわけじゃあるまいし、そんなあの人たちが未体験な事をきいてどうする気だ!それに相手は国会議員だぞ、凄腕フリージャーナリストだぞ、私たち一般小学生に会ってくれるはずなどなかろう」
「すみませんがあちらのご一行様が相席をお求めになられているのですが」
さっきの女性店員が私に声をかけて来た。言うまでもなく彼女の正体は擬態化した『あつし』だった。
「そんでその危篤なお方はどなたですか?」
私の脳は既にバグっていたかもしれない、私の目に入ったのはその問題の向かって左から『倶名尚愛』『山崎秋子』『楓凛』といつかみた、というかお世話になった美少女に擬態化した『葉類亜希』だった。
その右にちゃっかり人間核融合兵器、夏乃花奈が混じっていた。まああいつの図々しさは今に始まったことじゃないがどんなメンツの中に混じっているか自覚はあるのだろうか?
「さ、さすがにこの席じゃ狭いんじゃ?」と私。
【もしかして私たち国会証人尋問にかけられるの?ネットに晒されちゃうわけ?】と私は思わず『あつし』に問い詰めた。
【あ“〜!入り口の立て札見なかったわけね、今日はあたし、『J党衆議院議員倶名尚愛の公開講演会』ってことになっているから、一応貸切にはなっているけど野党関係者だろうが左巻きの人だろうが来るもの拒まずだからこっちに来てゆっくりしていきなよ】
なんなの?それで私は何をすればいいの?
そうパニックりながら私は彼女たちが陣取っている10人座れる『U』の字状の多人数席の隅っこ、夏乃花奈の隣にちょこんと座らせてもらっていた。言ってはなんだか思いっきり居心地が悪い。
JKとはいえ国会衆議院議員がふたり、凄腕ルポライターと女刑事、そしてとどめが人間核融合兵器。
目の前には次々と豪華な料理が並べられてゆく。はっきり言って去年の立食パーティーよりも豪華なメニューだ。
さっきまで私と刈り上げが座っていた席を見れば近所の年配夫婦が好き勝手に注文しているし、知らん間に60隻ほどある店内がほぼ満席になっていた。
「まさか割り勘、ってことないですよね」
私が恐る恐るきくとこの席の4人が自腹で全額払うという。
「それって選挙法違反じゃ」と思わずあたしはツッコミを入れていた。
「問題ないよ、ほらあそこにいるの某野党の新人議員だし、幼稚園児や小学生だって出入り自由だし、それにここで飲み食いしたからってあたしらに投票しろなんていう気はさらさらないし、なんなら入場資格は『間違っても二人に投票しようと考えてない人』だからさ、今日の財源はバイト収入なんだけど問題があるとすればそっちの方かな?」
なんとなくなんのバイトか聞くのが怖くなって来た自分がいる。
【例えばほらあの席の若い娘、一見すると高校生くらいなんだけど 、実は小学4年生なんだよ、そんでレイプ事件に巻き込まれちゃってさ、警察に届けたら『そんな時間に出歩いていたお前が悪い』とかさ『そんなエロいスタイルで男を惑わすとかふしだらな娘だ』とか言われて門前払いくらったらしいよ】
再び最重要機密のテレパシーを送って来た。チラッと見た目じゃ私よりもバストあるし身長もあるが問題は足が長いことによってスカートがミニスカートに見えてしまうことだろう多分標準的な長さだろうけど膝上10cmありそうな気がする。しかしそんなに深刻そうな顔をしていないのは多分向かいに座っているのが今そこに席を移った能天気な人間核融合兵器だからだろうか?
【それで犯人は捕まったのですか?】
私がみんなに聞いたとこと全員そろって首を横に振った。
【まあ、そりゃぁどっかの女刑事さんが無能だからね】と愛さん。
【な、なんですって〜!私はどっかの国会議員と違ってちゃんと仕事しているわい】
と突然席を立って激昂している亜希さん。でもとっても悔しい気持ちが伝わって来た。
【オメーも二次性徴促進剤の話は知っているだろ、あの娘もその犠牲者のごく一部なんだ】
突然にあつしが話に割り込んできた。
その二次性徴促進剤の話は聞いたことがある。5〜6年前、政府の鳴り物入りで幼稚園や保育園、そして小中学校の給食の献立に栄養補強添加物として使用され始めて今でもそれは続いていると聞いている。
男子には男らしい大きくたくましいガタイと女子には女の子らしい柔らかなふっくらとした肉付きを与えるという話だったが問題がないわけじゃない。
例えば男子の倍は異常に早く夢精を体験して女性を異性として意識するのも早くなるという。
女子は初潮が早く訪れて6〜7才、早ければ5才過ぎには妊娠が可能な体になっているという。
もちろん身長や胸回りや腰つきに関する発達も同様で8〜10才ごろにはほとんど成人女性と区別がつかなくなっている場合が多い。
もちろんだからと言って女子児童に対する性犯罪が許されるわけじゃない、しかし現実問題として『13才未満だとは思わなかった』とか『どう見ても大人でしょ』という言い訳が通用するようになってしまったのも現実だ。
強いて言うなら『そんな危ないものを子供に投与した国が悪い』となるはずだがこの国では政府が批判される事はまずない。
国会でも野党とは名ばかりで宗教団体や製薬会社、電力会社からたっぷりと裏でお金をもらってカルト教団が容認されたり危ない成分を含んだ薬剤がろくな検知も行われずあっさりと認知されたり原子力発電所だってデーター改ざんやそれどころか検査さえろくにせずに他の炉のデーターを流用して再稼働を認めてしまう原子炉すらあるくらいだ。
実際に今目の前で加世に相談に乗ってもらっている女の子だって1nmですら落ち度があるわけじゃない。相手は小学6年生の男子、ネットなどで氾濫している性に関する情報に惑わされて仕舞えば女の子の初めてを奪ってしまう可能性だってある、しかしこの国はそっちの教育にはまるで無頓着だ。
やれ『慰安婦はなかった、ただの売春だ』とか「満州事変はなかった、アジアを守るための戦いだった』とか『いつまで〇〇問題(政治家の賄賂や運書偽造、恐喝など)をやっているんだ他にやることがあるだろ』とか言ってこの国の右翼はとことん政権に甘い、本来なら自分達こそその政権を見張って自分達が支持をし得る価値のある党になるよう見張らなきゃいけない立場なのに何故かトコトン甘やかして堕落させる、もちろんそれは第1、第2野党に関しても同じ事が言えた。だから子供たちもそれが当たり前となって自分に甘くなって犯罪が増えてゆく。
何が女性が安心して夜道を歩けるだ!ふざけるのも大概(たいがい)にしろよ。私みたいな能力者でもビクビクなのに普通の女性や少女が安心して歩けるわけないだろ。
【あ〜、衣良ちゃん、思考がダダ漏れだよ】
亜希さんに指摘されてしまった。
【それで、あつし、内閣調査室とか公安警察での動きはどうなのよ】
いきなり亜希さんはあつしに話題をふった。
【それがどうやら彼女を強姦した犯人に関しても崖理事長、要するに問題のカルト宗教団体の崖信介が絡んでいるみたいで公安警察も内閣調査室、どちらも手が出せないようなんすよね】
あんまりいい返事はこなかった。
【だそうだ、秋子と愛もしっかりしてよ】
とふたりを睨(にら)みつけるようにして亜希。
【そんなこと言われてもさぁ、アイツに睨まれたらあたしらの首なんて秒速で飛んじゃうしなあ】
【あ“〜!やっぱりこことあそこにも家族や友人が洗脳されちゃっている人が結構いる】と秋子さんが言うと愛さんもうなづいて別の集団を見た。何故かあつこさんとかなえさんと花梨さんが相談に乗っている。
【そんなことまでわかるんですか?テレパシーで心を読んでいるとか】と私。
【いやそんなの大体雰囲気でわかっちゃうよ、そんなこともわからん輩は私に言わせりゃ政治家失格でしょ】と秋子さん。
【まあ最低限の生活はしてほしいけどこっちにも懐の事情ってのがあるしなぁ】
天井を見上げながら愛さん。
【まあ願望達成能力で競馬とかで一山当てたら?】と楓凛さん、このグラマーな美女、ずっと黙っていたから無口だと思っていたよ。
【それいいっすよねぇ】と突然割り込んできた刈り上げくん。
【あ〜!刈り上げくん、いきなり本題に入るんだけどさ、あたしたち未来世界でデスバトルやるって聞いたけど本当のところどうなのよ、最後に勝つのは誰?】
いきなり愛さんが興味本位できいて来たんで正直いってビビってしまっていた。
【勝ち負けなんてないですよ、なんせ全員死んじゃうんだから】
刈り上げくんがそう言うと愛さんはしばらく考え込んだのちに言った。
【うーん、それはありえないなぁ、あたしらはともかく秋子に関してはありえない】
見事に断言をしていた。何か根拠があるのだろうか?
【あつしも亜希も楓凛もカレンダーガール事件を覚えている】
【いやそんな内輪話を突然されても】と刈り上げくん。
【あーごめん、あの事件はタイムリープやタイムスリップを何回も繰り返しているから世界中の人々の記憶や記録的にはいろいろなかったことにされている事件で】
そこまで愛さんが言うと秋子さんがすごい形相で睨(にら)んでいてすごく怖いんですが、まさしく『それ以上言ったらぶっ殺す』的な顔をして睨んでいますが?
>え〜とね、その頃秋子はエイリアンな愛人を3人三股をかけていてその時の相手の目的は秋子を暴走させる事だったんだけど、それはある意味成功したけど、変な方向に暴走しちゃって、まず秋子はあたしの身体を喰らって次に愛人2号と3号を喰らって大型化して小田原から北関東まで身長300メートルに巨大化してで富士山と箱根山が大噴火して溶岩が関東平野を大量に流れる中、逃げ惑う男を鷲掴みにして喰いながら全裸でさらに巨大化しながら闊歩(かっぽ)して、詳しくは言えないのが残念だけどそんな頃この国は諸外国に対して色々と悪さをしていてその報復手段としてあっちこっちの国から核弾頭付きのICBMを日本中の原発を狙って撃ってくれるんだけど彼女は何を思ったのか成層圏まで飛んでそれらを全部で何十発あったか忘れたけど全部鷲掴みにして食べちゃってその核エネルギーでさらに大型化して身長数千メートルの大きさになって、それにおそれをなした在日麦軍がやっぱり彼女に目掛けてギガトンクラスのミサイルを数発撃ったんだけど何を思ったのか彼女ったら完熟マンゴーで咥え込んで膣(ちつ)で食べちゃって盛大な喘ぎ声を大地に轟かせて、日本もこっそり隠していたICBMを全弾撃ち尽くしてそれもアソコでたべちゃって日本列島から核ミサイルがなくなって、それでも食い足りないとさらに体長数万メートルに巨大化して核兵器保有国をほとんど回って原発のウランとか核兵器を食い尽くしている場面が衛星中継で巨乳からワレメちゃんまでぼかし無しの無修正で『核兵器撲滅の救世主』として世界中に放送されちゃって・・・・・C国では『空を見上げること禁止令』が発動されて、でもついうっかり空を見上げて鼻血を大量に噴いて失血死したり射精が止まらなくなって干からびて失命する若い男性が多数・・・・あれ?衣良ちゃんの心を秋子に読まれている? やばい逃げよう!<
そう私に伝えると愛さんは瞬足で店から逃げ出していた。
【愛、テメーやっぱ殺す!】秋子さんも顔を真っ赤にして彼女を追いかけて店を飛び出して行った。
【だ、大丈夫ですか?】
私が不安げに言うと亜希さんはすました顔で言った。
【いいのよ、あれが彼女たちの日常だから】ってどんな日常ですか?
【まあ、仲良く喧嘩しな、って感じかな?、実はわたしもその場にはもう居合わせてはいなかったんだ】
【そうなんだけど私もいろいろ暴走をしていたらしくて記憶の断片にあったのが次のかな?】
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『コンチワース、相変わらずゲスいことしているじゃない?』
はじめのうちはキョトンとしていた彼らだったけどそのうちの一人が私の存在に気がついたのか急に青ざめはじめた。
続いて他の男達も気が付き始める。
そしてその中の一人が私の名前を叫んだ。
『そうだよ、私だよ、あの時は散々キモいことを私にしてくれたね』
私は自分の名前を叫んだ男に急接近すると前髪を掴み手前に引き摺り下ろし前かがみにさせて、みぞおちに右膝蹴りをお見舞いした。素早く離れてそいつが吐く吐血が身体にかかるのを避ける。
彼らの目には私の動きが早過ぎて一種何が起きているのか理解出来なかっただろう。
一瞬消えたかと思ったら離れたところに立っていたそいつが前かがみになって血を吐いていたようにしか見えなかった筈。
しかも吐血の量が尋常じゃない、胃とか肝臓とか内蔵がほとんど破裂しているのかも。
『だが君は死んだと聞いている、どうしてここに』
見覚えのない顔がいう、多分あの後から途中参加させられたメンバーだろう。
右ストレートを顔面に炸裂させてダウンさせる。
まあこいつだけは手心を加えてやってもいいかもしれない、早く病院に連れて行かないとヤバイけどね!
『そういえば思い出した、君はあの時心肺停止状態になった直後その体ごと消失したと聞いた、生きていたのか?』
そこで信じられないようなものを目にしたって顔で見てもらわなくとも結構。
『散々お前らは私があんなことになるまで強姦してくれたよね、今度は私が言うばんだよ』
そういった直後私はその男に急接近をして顔と顔をくっつけた。
『キスでもしてもらえると思った?』
私はそう言うと両手でその男の頭を抑え込むと唇と唇を重ねて揮発性の強い液体をその口に大量に流し込んだ、そして唇どうしで発生した静電気で着火させる。突然突き放された男は倒れながら1メートルほどの火柱を口や鼻から吹き出しながら息果てた。
『そ、そうか、君が突然消えた理由はタイムリープ、実は生きていたんだな、おめでとう、実験は大成功だ、我が研究所は君を大歓迎するよ』
メガネをかけた白衣の男が言った、あの時私の体から散々検体を抜き取っていたゲス医師だ。
『そうですか?私はあなたたちには怨みしか感じませんよ?』
私がそう言った時にはすでにゲス医師の頭は横から飛んできたつま先で粉砕されていた。
『た、助けてくれ、お前を殺す気は無かったんだ』
私は両手を自分の腰に当てて背筋を伸ばした姿勢で言う。
『ふうーん、肉便器くらいにしか思っていなかった愚民が言うセリフかしら?』
素早く接近して両手で取り押さえるとまず左腕をひねり、ついでに右腕も上腕部を握りつぶした。
『さ~て、じゃああなたが最後の一人ですよ、お望み通りこの肉便器があなたを満足させてあげましょうか?』
私は奴を壁際に追い詰めるとそぉっと奴のズボンのチャックに手を伸ばして恐怖ですっかり萎縮した陰茎を引き出した。
『あららぁ、私を散々陵辱してくれた時の猛々しさが微塵も感じられませんねぇ、あの時のように元気なご立派様にしてあげましょうね』
私が左手の人差し指と中指で軽く触れただけでそれはみるみる膨れ上がり始めていた。
『肉体は正直ですねぇ、またあの時のようにヤリまくりたい、と言っていますよ?』
ユックリと丁寧にあらわになった亀頭部を舌の先で転がすように舐める、パンパンに腫れ上がった亀頭が耐えきれなくなって大量の精液を私の顔にぶっかけ始めた。
『大変ですぅ、止まらなくなっちゃいました、でも今日の主導権はあたしにあるんですよ、ゲス男くん?』
私はそういうとその射精をし続けている陰茎を根元まで咥えて精液をごくごく呑んだ。
そしてある程度満足して口から出してもそれは脈打つように噴射を続けている。
これで私、いや少女があの日、あの場所で逝ってからの彼らにとっての現実に起きた歴史を読み取ることができた。
もう別に下の口からDNAやRNAを取り込む必要も無くなったわけだけど時間も押してきたので放置することにした。
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【私はその後何人の研究所施設の人間を殺して来たかなんて覚えていないただ私はそこで秋子、敦子、楓凛、そして愛たち4人と合流をした、当然だけど愛たちは大人の姿になっていたけど愛だけは心が幼児化していた、理由は彼女を現代社会ではお世話をしてくれた前田愛理と前田進夫妻、そして何より親友だったリナを自分の目の前で惨殺されたことにありました。犯人は自分が奴らによって受精させられた受精卵から作られたクローンの娘たち12人でした、頭に血がのぼった彼女は歴史変異が発生することなどお構いなく娘たちを惨殺するために過去に戻りそれを実行しました」
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【ただしひとつだけあなたたちのいう全員が死亡する未来と私の記憶にある未来には大きな違いが生じています】
【それはどう言ったことですか?】と私は尋(たず)ねた。
【私に記憶にかすかに残っているそれは今から約10〜13年後、2030年代の世界だったと記憶しています、しかしあなたたち刈り上げくんや伊良衣良さんの記憶にあるその世界は今から約20年後の2040年代だと言う大きな違いです】
さっきから強く感じていることだったがいつも刺繍部などで会っている亜希先輩と今こうしてお喋りをしている先輩では大きな違いが感じられていた。
【私のは他人の擬態化能力による擬態を見分ける、真実の姿を見分けることに関しては少なくとも自信あります、しかし今日のあなたを見ているとある人の姿からは違う姿に擬態化はしていないもののとてもじゃないけど同一人物とは思えない部分がある、それはなぜ?】
私の問いに亜希さんは少し苦笑いをして語り始めていた。
【それは元々葉類亜希という人物が複合人格体だからです】
それを言われて私の頭の中はさらに混乱をし始めていた。
【少し長くなりますが、もしかしたらこれが今回の歴史変異の原因になっている可能性もあるので私たちの『始祖』から話を進めたいと思いますがあなたはどこからどこまでを聞いていますか?】
逆に亜希さんに尋ねられた。
【『国立S学園』と『国立K学園』の間で行われていた人体実験と『始祖』が実験の犠牲となって職員や『国立K学園』 の男子生徒たちから性的暴行受けながら『異星人のDNAを組み込まれた精子を含む精液を輪姦によって射精させられてせられて1年半以上の時間をかけられ、つまり彼女はその間陵辱させられてやっと6個の受精卵が取り出されて、それぞれから12個のクローン受精卵が作られて合計72体の少女達を薬物で操って仮胎として利用して育てられたと記録にありました、しかし実際には違っていました】
これは現在での施設に忍び込んで端末を無断操作して得た結果だ。監視カメラに映らない程度に瞬間移動移動しながら得た結果だ。遅い事ならF-1カーにも出来る。
【それらは22才に成長後タイムリープやタイムスリップの能力を獲得して200X年の『国立S学園』内にある実験室に戻ってくる計画になっていました、しかし戻って来たのはいずれもバラバラに引き裂かれた遺体、というか肉片だった。そこで研究員は始祖であった少女Aに見切りをつけ輪姦した挙句放置しておいたら消滅したそうです。】
【それから実験に未練を感じていた一部技術者が各6組の内ひとつずつ保管してあった人工受精卵を任意の少女たち6人の胎内に人工着床させて育てました。それがおそらくは私たち6姉妹でしたが色々と疑問が次々と発生しました】
【ひとつ、精子の遺伝子情報の書き換えの件、そんなことイチから始められるような研究じゃないですよね?穀物やワクチンでさえ長い時間をかけないと本来なら実用化は無理、しかも人体の構造に関わる遺伝子情報の書き換えともなると】、人差し指を立てて私。
【ふたつ、精子だけいじってもろくな成果があげられないと思うのですが】、中指も立てて追加で私。
【3つめ、これが最大の謎、精子だけをいじったはずなのに何故『国立K学園』の男子生徒は暴走を始めたのか?これは敦子さん、いえ、あつしさんの潜入捜査で明らかになりました。ほぼ60人に関しては『国立K学園』男子生徒による実験体への性的暴力、それに加えて一部生徒による肉食行為が行われていたようです】
【そして去年の武蔵学園小学校5年生の時、私自身の体験から『国立S学園』と『国立K学園』で行われていたのは精子や卵子に対する遺伝子操作ではありませんでした】私はそれで締め括った。
【それが亜希や観萌、そして花奈が言っていた種子によって人体の精神乗っ取りと人体改造を試みた実験だったと】
楓凛さんがつぶやいている間に秋子さんと愛さんが帰って来ていた。
なんでもこの店の周りを怪しげな獣がうろついているらしい、とは言ってもはとんど人とは区別がつかないように擬態しているらしいが私も確かにこの店の中にも10人くらいは見当をつけている。
【どうする、一旦お開きにして部外者(獣鬼を含む一般人)には退場してもらう?】
と愛の提言、しかし秋子は。
【いや愛と私に反応して追いかけとうとしていた輩がいっぱい店の周りをウロウロしていた、時間操作系や純粋なタイムリープを使うやつ、獣の匂いをぷんぷんさせていた奴がヤバいほどいた、下手に獣の客を追い出すと他の客まで被害に遭(あ)いかねない】
それを聞いてあつしはタイムサービスのピザを配り出した。
【じゃあ今度は私自身の話をするね】
と亜希さん、今日の彼女は呼び捨てに出来る雰囲気じゃない。
【私の記憶はひとりの女性が凶悪犯に射殺される場所から始まりました。その女性は風間刑事の一人娘で名前は風間志乃と言いました。それが縁で彼女は風間刑事の元嫁である葉類智恵の養女となって仮免刑事として政府には内密に動く刑事として働くことになりました】と亜希『B』さん。
【いくつかの事件をこなしたある日彼女に隠密捜査の指令が降りました。それが『国立S学園』における実態捜査でした】
【この学園にはかつてから『国立K学園』と同様に様々な疑惑がかけられていました。明らかに性犯罪の被害者なのに売春容疑で送られてしまった少女、政治家のスキャンダルに巻き込まれただけなのにハニートラップとして送られた少女などなど】
【しかし彼女は潜伏直後に知り合った草薙敦子(あつし)に気になる情報をもらいます、教師に呼び出された生徒は教師に対して順応な性格となって帰ってくるという、しかも物事に関心を持たなくなるという共通点があったそうです】
【そこで亜希は教師の罠に嵌められてドラッグレイプをされ意識がもうろうろしたまま200X年の過去に意識を飛ばされ実験室で衰弱していた人体実験体の少女Nと出逢います。彼女がそれまで孕まされて来た受精卵が『国立S学園』の生徒たちに強制的に着床させられての腹の中で育てられて、出産された後に学園内で育てられて12才になった頃、自らのタイムスリップの能力で戻ってくる手筈(てはず)になっていました】
【しかし予定された日時になっても彼女たちは帰ってこず、代わりに大量のバラバラとなった肉片が送られて来ました。それが彼女たちのタイムスリップ失敗によるものか、それとも第三者によって惨殺死体となって送られて来たのか調査されずにその実験は失敗したとみなされて始祖である実験体少女Nは今までも度重なる強制性交によってすっかり衰弱していたこともあり証拠隠滅のために始末させられることになりました。】
【彼女の始末とは最後まで職員らによって輪姦されることでした。そしてその最中に、奇跡と言って良いのでしょうか?意識のみが200X年に飛ばされていた葉類亜希と融合して蘇生してその実験室から消失しました。さらにすでに学園の職員によって銃殺されて幽霊状態になっていた少女Nの親友であった少女Mとも融合して未来に飛びました】
【とりあえずここでまとめておきます。
『国立S学園』に送り込まれた時点では亜希にはタイムスリップ又はタイムリープ能力を多少は持っていたようですがせいぜいが1時間未満で数年以上にわたって飛ぶことは出来ませんでした。少女Aに関しても同様です。
そして今考えればわかる『教師に呼び出されて帰って来た時は順応な教師に対して生徒になっていた』というのはどちらも教師や研究員に強姦されて獣の種子を胎内に撃ち込まれてそこから子宮内の血管を通じて脳髄に送り込まれてそこで孵化して大脳、特に前頭葉のシノプシスを大幅に切断、違う回路に繋ぎ直されて特定の能力が与えられた代わりに自我を失ったと考えることもできます。】
【そして6個の受精卵に関しても疑問が残ります。全てが少女Aのものとは考えにくい部分があります、むしろ実験体にされた少女はAだけでなくてO、P、Q、R、S、を含む可能性があったということです、裏の記憶では少女Nが受精に成功したのはたったの1回ということになっています】
【そしてもうひとつ『国立K学園』の男子生徒の暴走の件です。単なる精子の中のDNAの書き換えだけでは説明がつかないことです、もしこれが獣鬼の種子による脳髄、特に前頭葉のシノプシスが書き換えられたことによる超常能力の向上とそれにひきかえ自我を失って凶暴化していった原因だとしたら?】
【そしてこれは恐らくは私自身の妄想かもしれませんが私たちのチームAは当初6チーム内では最弱とまで言われていました。私たちのメンバーは『NA』から『NL』までの12人編成でした、がチーム内では当然の如く頭文字は省略されて『A』、『B』、『C』という感じで最後の『L』という感じで呼び合っていました。】
【しかし全員が同じ受精らからコピーされたにも関わらず性格や能力にかなりの大きな開きが生じていました。これは人工培養器を使用しないで『国立S学園』の種子を撃ち込んで順応化させた女子生徒に人工着床させた少女たちを仮胎にしたからというだけでは説明がつかないことでした、あ、ちなみに私はその中の頭脳派と言われている『B』といいます、よろしくお願いします】
私は唖然とした。自分から『頭脳派』と言い切った人間は初めて見たからだ。いや、観萌もそれに近いかもしれない。心を読まれないように気をつけねばと思った。
【あ、気にしないでください、衣良ちゃんの心は最初からダダ漏れですから】
フォローされているのかどうかわからない『B』さんのコメントだった。
【特に戦闘能力では『L』が群を抜いて強かったです、そして群を抜いて最弱でおバカさんだったのがゴキちゃんこと『G』でした。しかしながら彼女がいなければ今頃この亜希さんの身体の中に私たちは存在しませんでした。】
【それはどういうことですか?】と私はきいてみた。
【それはある日のことです彼女は夢の中で多重人格の少女と出会いました。彼女には、男装癖があったので彼女がいました。その女の名は『さとみ』と言ってまあ黒髪が似合う可愛らしい美少女でした。】
【まあその子は今は波瑠沙芽を名乗っている透明な白髪の淫乱微少女ですが】
なんかその言い回しに妙な棘(とげ)を感じた。
【それでその多重人格の子の話は?】と私は問いかけた
【そうそう、その子は由紀って名前の女の子だったんだけどいつも怯えていて積極的になれず部屋にこもっていた、その時に彼女を守ってくれる願望として現れたのが『ユーキ』という少年っぽい心を持った人格だった。まあこの世界では『ハルト』として独立して生きているんだけど、そんな彼は『さとみ』と付き合っていた、もちろん友人としてだったけど『さとみ』の方は『ユーキ』に対して本気で思いを寄せていた。その『ユーキ』自体(身体は由紀)もふたりの男性教師の罠に嵌(は)められて2度にわたって強姦されて孕まされて自殺しようとした時に意外と強く立ち上がったのがその由紀って娘だった、それで由紀にとって不要となった『ユーキ』(今の『ハルト』)だけど行き場を失った彼を『G』は自分の中に取り込んでしまったわけ、そんな彼が今はどうして『G』から離れて単独の男子として生きていたのか不明なんですが】
うん、彼は獣鬼に食われちゃったんだっけ?
【その頃の私たちの任務は護憲派議員らの暗殺だったんだけどその暗殺対象の中に前田リナという名の幼女がいてその娘も護憲派に対する見せしめとして殺すことになっていたはずなんだけどこのお人好しはその娘を肉体的には暗殺したものの、彼女の心を自分の中に取り込んでしまうという暴挙に出た。もちろん上からは大目玉を食らいましたけどね。
その時のわたしたちのチーム内では特に予知能力が強かったメンバーの一人が恐ろしい予言をした。『私たちの始祖が自分達Aチームを殺しにくるよ』、その予言は言葉ではなく、まさしく自分達が手や足をもがれて頭蓋骨を砕かれ、はらわたを食い散らかされるイメージだった。】
【正直って『国立K学園』の男子生徒もOBもそれ程恐ろしいと思ったことはなかったんです。他の5組のクローン女子生徒部隊が『国立K学園』の男子生徒に陵辱された挙句惨殺された話は噂には聞いていましたが戦って勝てない相手ではなかった。そんな彼らのやり口もわかっていた】
【ある日、始祖は、私たちを死に物狂いで殺しにくる、私たちが日本を軍事大国にして人類を滅亡させると思っているはずだから、その前々日、私たちは会議室に集めて大勢の悪魔に陵辱されて孕ませたと彼らの記録には残されていた。それによると[『Aチームの全員に種の植え付けに成功』彼女たちの中でその種は孵化して彼女たちの脳を脅威的に発達させて彼女たちの人格を変えて数千前の第5惑星にタイムスリップして男たちを誘惑して彼らと交わることにより彼女たちに射精をし終わった隙をついて彼らの生殖器、精巣に種子を撃ち込み新たなる新世代の『悪魔』である『獣鬼』となってこの第3惑星のみならず第4惑星、第5惑星を支配するだろう]
とだけ記載されていたのよ、まあその時は意味がさっぱり理解できなかったけど、推測するならそれはウイルスのようなものかと思ったメンバーもいた】
【だからそれを読んだ彼女なら間違いなく12人を殺しにくると予想はしていた、なぜなら私たちは体の構造上妊娠が不可能とされていたから、それから先の未来の記録を見れば私たちがその種に人格を支配されて遠い過去の第5惑星に跳んで男たちに種を撃ち込み、第5惑星、第4惑星、そして第3惑星である現在の地球も壊滅させると思っていたはず、しかもその獣鬼の最終形態が魔王ルシファーとも記載されていた】
【え?それじゃあ】と私。
【そう、彼女、『激辛選手権王ルシファー』こそが、自分自身がこの太陽系を破滅に追いやる存在である可能性に気がついていないかもしれない、でも問題なのはその可能性は『G』、ゴキちゃんがすべて潰したはずなのにどうして第5惑星で復活しているのか?なのよねぇ】
亜希さんの中の恐らくは『B』さんは頭を抱え込んでしまっていた。
【ところでその『G』とかいうやつは種、いや種子を潰したんですかね】
突然話に割り込んできた『刈り上げくん』、失礼だぞ、相手は大先輩だよ。
【まあ彼ら、悪魔は私たちほぼ全員を犯して膣内に射精して、、、おかしい、私たちには卵巣と子宮がないことくらい奴らは知っていたはず、それなのになぜ奴らは】
【先輩、もし彼らの目的が最初から12人の妊娠ではなくて種子の元になる種の植え込みだとしたら?】
私がそう言った途端『B』さんは頭を抱え込んでしまった。
【まずいわ、『G』はひとりひとりの悪魔と交尾をしてその精液を加工して彼らの胎内に戻し彼らの胎内の擬似卵子を受精させた、それで彼らに生ませた娘は『文月輪』、『冬河銀』、『シルバー・ウインターリバー』、『春香織』、『夏乃花奈と秋草花世』、『水無月海』、『可奈野椎』、『佐原観萌と双子の佐原詩織』、『山崎秋子』
『倶名尚愛』、『楓凛』、ヤバい!孕ませた悪魔の数と一致する。】と『B』さん。
【あれ?観萌と詩織さんはふたつ違いの姉妹だって聞きましたが】と私。
【あれは彼女達を孕んだ悪魔が抜け作で胎の中にもうひとりいた事に2年間も気が付かなかったのよ、そんでもって詩織自身ものんびり屋だったから自分自身腹の中に残っていたみたい】
【それがどうヤバいんすか?】と呑気に『刈り上げくん』
【つまりそいつらの胎の中に戻したってことはそいつらの胎の中にいる間中、彼女たちの中にさらにその問題の種子を胎内で臍(へそ)の緒(お)を通じて撃ち込みまくり可能ってことですよね、先輩】と私。
私の目の前で亜希『B』先輩はすっかり顔色を失っていた。
【しかもそれだけじゃない他のメンバーの数人は無自覚のまま犯されていて膣内射精されていたはず、妊娠こそはしないがもしもその種子が彼女たちの脳髄(のうずい)に取り込まれて彼女たちの身体を改造させられて女性の生殖機能が創られたとしたら?それは『G』も例外ではないはず」
そこまで言って亜希『B』さんは自分を落ち着かせるように言った。
【そう、彼女たちはもはや精神体だけの存在のはず、落ち着いて、自分】
【でも確か『カレンダー・ガール事件の時にみんな恥ずかしいレオタードに近い姿で実体化しなかったけ?】と亜希『B』さんの不安を煽るように楓凛さん。
【あ“〜!】ほら、彼女はまた頭を抱え込んでしまった。
【私の娘たちなら大丈夫ですよ、みんないい娘たちばかりですよ】突然に亜希の声と口調が変わった。また中の人が変わったのか?
【あ、初めましてうわさはかねがね、私がゴキちゃんこと『G』です、今はさすがにこんなおしゃれなお店であの黒光りをする姿を見せてはお客さんがパニックになって逃げ出す可能性がありますから】
なんか訳のわからないことを言い出した。まさかとは思うけど。
『俺様の肉体はゴキブリだけど心は女神だからそのように扱え!』とかいい出すクチなんだろうか?
【衣良ちゃん、それは極論に走りすぎだよぉ〜、せめて『身体はカレイだけど心はヒラメ』にしてあげて】と花奈、いや、それじゃぁほとんど変わんないでしょ?
【それで、ちょっと言い難いんだけど、ゴキちゃんから見てその子たちはどう見えているの?私的には校則破りの不良少女グループにしか見えないんだけど、あ、言っておくけど私の縮毛は天然パーマだからね!まあ長さはどんなに切ってもすぐにこの長さ以上の長さに戻っちゃうんだけど】
私はあえてことわりを入れておいた、やっぱりダブルスタンダードとか言われてしまうのは嫌だから。
【まあとにかく『刈り上げちゃん』の話をしようかな?私は彼女の言っていることを疑う訳じゃないけど『トランス女性』とか『ジェンダー問題』に関して聞いたことはあるよね?】
確かに聞いた事はあるけど今はそれとこれと何の関係があるんだろうか?
【例えば衣良ちゃんという人格がある、あなたの心の属性は男?それとも女?】
それを言われると痛い部分はある、確かに私は気がすごく短くって切れやすいとことか『男みたい』って親からも言われるけど】と私。
【だからね、衣良ちゃん、本来はあの人のあの決めゼリフはそこで使うべきなんだぉ、『それって、あなたの感想ですにゃ?』って、人によっては『気が短くってキレやすい』を女性的と捉(とら)える人もいるし、逆に男のサガと感じちゃう人もいる、でもそれって本当は衣良ちゃんの個性であって男とか女とか関係ないんじゃないかにゃ】と花奈、うん、確かにそのイラっとするあんたの喋(しゃべ)り方も男とか女とか関係ないしね!早くもキレかかっている自分がいた。
【だからね、あたしは思うんだぉ〜、『刈り上げちゃん』は今本来の自分を見失って心が迷子になっているんじゃないのかな?ってだからねぇ、去年流行った某アニメのキャラクターを真似てみたりぃ】
【完パク宣言はやめーい!】私は思わず突っ込んでしまっていた。
それでも構わず話を進めてしまうのがこのバカ娘花奈だった。その辺はどことなく我が刺繍部最大の問題児、観萌に似ている所があると思う。
【だから焦らずに自分探しから始めてみたらどうかにゃ?】花奈は言った。
【それは先輩みたいに自分の腕を差し出して相手に食べさせろって意味ですか?】
【わんこカナのことだぉね?さすがにそこまでしろとは言わないけど】
花奈はそこまで行ってしばらく考え込んだ。
【もしかしたら10年間のズレの謎も、ジェノサイドの謎も同時に解けるかもしんないぉ〜】
【どういうことですか?】
真っ先に絡んできたのは亜希『B』さんだった。しかし花奈は悪魔のひとり、いや1匹の胎の中で数ヶ月にわたって育まれた娘だ。その間に臍(へそ)の緒(お)を通じて何十発いやそれどころか何千個の種子を撃ち込まれているかわかったものじゃない。
【よく考えたらすごくシンプルな答えだよぉ〜、『今刈り上げちゃん』の中には恐怖が占めているぅ、あたしもそれはジェノサイドに対する恐怖からだと思っていたぁ、あたしは『刈り上げちゃん』に言いたいよぉ〜、その衝動と恐怖からよく目を背けずに逃げてきてくれてありがとうって】
花奈は言ったが私の頭の中はますます混乱をするばかりだった。
【突然に暴れ出したのは『前髪にクセのある肩まで髪を伸ばした裸体の少女』といえばわかるかな?あそこの中でただひとり、獣鬼と共にあのラブホから行方をくらませたコードネーム『激辛選手権王ルシファー』、そいつがそこにいた全員を皆殺しにしたと思うよ、彼女なら椎並みの願望達成能力とかもっていそうだし擬態能力も】
【どうして?】と私は花奈にききかえしていた。
【今のところ的中率は30%しかないけどあの娘は全員を殺した後で自分も死ぬつもりでいる可能性があると読んでいる】
花奈の言葉に私は【それは何故?】と尋ね返した。
【おそらくは彼女は私たち12人の姉妹と自分達6人の姉妹がこの太陽系を、いいえ、銀河系さえ破滅に追い込むと考えている、しかしそれは奴らから植え込まれた幻想】
【しかしそれでは誰の得にもならない、一体何が目当てなんだろうか?】と私。
【その前に203X年と204X年の間の生じた10年間のギャップから考えたほうがいいと思うょ、 それともう一つ、そのループでは第二世代のクローン少女たちは最初から5人だったのか、それとも6人いたけど始祖が来る前に行方不明になっていたのかは不明なんだけど彼女たちは人間の仮胎、少女たちの胎の中で育ったわけではなくガラス性の人工培養器の中で育ったのが2巡目との大きな違いだね、だからこの世界では『あつこ』さんも『かなえ』さんも存在しない】
【始祖は203X年に5人の姉妹と愛、秋子、敦子、凛の4人に出会いそれまでの時間の流れと分岐を検証している、その時におそらく10年以上のズレが検証されていたはず、ただしその直後にICBMによって全員消滅させられている、しかし始祖はそのルートの全員を吸収して過去に飛んだんだぉ〜、それで研究施設としては彼女たちを全員始末完了して証拠隠滅めでたしめでたしだったはずなんだぉ】
【それは何故?そいつらにとって実験は失敗と見做(みな)されたから?】と私。
【それは時間のズレに気が付かれたのが気に入らなかったからかもしれない、だけど実際には4人の意識を飲み込んだ始祖は自分が奴らに受精させられて出来た受精卵をガラス性の人工培養器の中で孵化させ育てた12体の娘たちを惨殺するために過去に戻ったんだぉ。もちろんその順目でも『A』から『L』までのコードネームがあってそのうちの『G』が『ユーキ』と『リナ』を自分の中に取り込んでいたんだょぉ〜】
【よくわからないけどそんな彼女の特性を利用して『B』たんは彼女にお願いをしたんだと思うんだぉ、[これから自分達は始祖に惨殺されるけど決してと助けようとか参戦しようとは思ってはいけない、ただみんなが見渡せる目立たない場所で息を潜めてその死に様を見つめていて、そして出来ることならそんなみんなを『ユーキ』や『リナ』の時にしたように自分の中に取り込んで]とお願いをしたはず、それで彼女たちは肉片に変えられて過去の世界、200X年に送られたその時に『国立K学園』の男子生徒が送ったクローンたちの死骸と一緒に送られたことになったんだぉ】
【その時にタイムパラドックスは起きなかったの?】と私。
【これは憶測だけどしっかり起きたと思うよ、まず彼女たちはガラス製の人工培養器で育てられていたはずなんだけど『国立S学園』の女子生徒に例の種子を打ち込むことによって順応化させ利用した肉体の子宮を仮胎に使うようになっていたとかね、あと少女Aの親友の少女Mの件だけど最初はふたり一緒に護送車で『国立S学園』に輸送されていたんだけどタクシーによる少女Aとは別ルートでの移動となっていたようだぉ、まぁ彼女はどこかの家に預けた可能性が大だけど、それからその始祖は拳銃で撃たれた風間志乃さんの前に出て、それ以降風間達也刑事とバッコンバッコンコンビを組むことになったんだぉ】
そこまで花奈が言うと亜希がすごい表情で花奈を睨(にら)んでいる事に気がついた。
【花奈!言い方!】
しかし彼女は擬態化が外れていつものボサボサヘアになっていることに気がついていない様子だった。
【アキさん、髪!髪!】と私が警告してやると彼女は慌ててブラッシングを始めた。でももう遅いような気がします。
【それからしばらくして彼女にまた辞令が渡されたんだぉ〜】
【それがまた『国立S学園』に対する潜伏捜査ですね,】と亜希『B』さんは言った。
【でもそれが同じことの繰り返しなのでは?】と秋子さん。
【それが色々と違っていたんだぉ、まず『ユーキ』こと『由紀』さんが孕まされ妊娠するのは一緒だけど先ループでは彼女は退学にはならず出て行くのは2人の加害教師の方だったんだぉ〜】
そこで亜希さん『B』は「あっ」と小さな声を上げた。
【そうなんだぉ、あたしの擬似サイコメトラーだと国家権力の力が働いて加害教師は居座りむしろ出ていくのは『由紀』さんの方だったんだぉ】
【な、なんでぇ?】と私、どう考えても悪いのは強姦魔でしょうが!
【落ち着いて、衣良ちゃん、彼女にはさとみさんと言う愛人がいたからぁ】
と花奈、なんか色々と歪んでいる気がするけどハッピーセットでよかったよ。
【その後にも着床しちゃう案件とか『国立S学園』生徒と『国立K学園』生徒との壮絶バトルがあったり、悪魔さんとの直接バトルとかもあって色々と歴史が変わっているんだぉ〜】
【となると更なる歴史変革があってもおかしくはないと】
【10年も経てば種子もバージョンアップしている可能性だってあるよね、つかアップしていない方がおかしいか?】と愛さん。
【あれ?でもよく考えたら惑星3つともぶっ壊してあいつら(獣鬼たち)に何かメリットでもあるんすかね?】と刈り上げくん。
【言われてみれば確かのそうだけど、第2惑星も第1惑星も新たな宿主(知的生命体)なんて派生しそうにもないしなぁ】と楓凛さん。
【『刈り上げちゃん』なんか他に思い出せないかな?どんなことでもいいからさ】と花奈。
そうせかしても簡単に出てくるわけなかろう。
【ひとり足りない】と突然花奈がつぶやいた。
【『あつしちゃん』と『衣良ちゃん』、そして『ツインテールちゃん』に『刈り上げちゃん』、それに『激辛王ちゃん』を足しても5人、じゃあ、あと1人は誰かな?】
【何を騒いでいるの】
といつの間にか入店して来た観萌が愛の隣の座って話に割り込んできた。
【これこれこう言うわけで先日紹介した新人淫魔刑事の中でそれらしき人を全員集めてもひとり足りないのよね】と亜希。中身はいつものボサボサ亜希に戻った様子だったが今日の彼女はあくまでもサラサラキューティクルストレート黒髪ヘアの美少女にこだわっているらしい。
まあ相席の他のメンバーと張り合いたい気持ちはわからないでもないが。
問題は今日の観萌のスタイルだ、瞳は真っ赤だし髪の毛は真っ白だ。
【うさぎをイメージしてみました】って清々しいくらい望都様のスターレッドを完パク宣言しているじゃん!
【ところでひとり足りないとか言っていましたよね?】と言って観萌はチラッと人間核融合兵器を見た。
【そのひとりなら花奈の中で『ハルトくん』こと『ユーキ』といっしょにゆっくりと育っていますよ】と観萌。
【はい?あの人間核融合兵器はいつ孕まされたんですか?】
私は思わずきいてしまった。確かあいつは双子の娘がいたはずだが中学生の身でどうやって養ってく気なんだ?言っておくがこの国のめがね総理は国民には優しくはないぞ!消費税率上げたり健康保険を上げて増やした税収でミサイル買ったり海外に金ばら撒きに豪遊に行ったりするようなやつだからな。
【ん〜、衣良ちゃんはみていなかったかもだけどあの日こういうことがあったの】
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「最初に聞くけど、瑠璃さんを最初に犯したのは誰かしら?」
とレインボー、だんだん頭がぼんやりしてきて皆まで言うのがめんどくさくなってきた。
獣鬼は幼い瑠璃ちゃんを擬態化して大人の女性に見立てた。
「彼女は、いいえ瑠璃さんの中に潜んでいた獣鬼はあなたと交わっている間、あなたの射精が終わったときにどさくさに紛れてあなたの陰茎に自分の種を入れてきた」
何をいっているのかさっぱりわからなかった。
彼女は擬態化されたまま『アツシ』さんと『カズト』さんと『サキオ』さんと交わって射精が終わり間際に同様に獣鬼の種種子を打ち込んだ」
「それがどうした」
ハルトの意志とは関わりなく彼の口は勝手に喋り出していた。
「そしてあなたは彼らの陰嚢の中で自分の種子を急速に増殖させていた」
「ふん、他の生物に自分の種子(卵)を植え付けてそいつの体を食糧にさせる事なら世界中にもそういった動植物が普通にやっているだろう」
ハルトは自分が何をいっているのか理解できていなかった。
「そしてそれらをうちのメンバーを含む全員の少女たちの胎内に精液に紛れ込ませて撃ち込んだ。以前に瑠璃さんを大勢の男たちを操って陵辱したみたいにね」
ボクは、ハルトは一体何をしているのだろう?
「当時、被害者は一般人ではなくフリーのジャーナリストでした、彼女は特定の政治団体とカルト宗教団体の癒着について調べていました」
「それがどうした?俺たちは反日のメスガキを始末したまでだ」
ハルトは一体何を言っているんだ?
「そしてあなたは彼女を母体として彼女の中で増殖を続けていた、そう小人型の侵略者のようにね、でもあなたは主に女性の体を母体に性的交渉の際に男性たちに種を植え付けてその男性たちを操って大勢の女性や少女を陵辱させまくって勢力を拡げまくった、そしてさらにその少女や女性を操って勢力を拡大した、違いますか?」
虹はそう言ったがもうすでに遅い、コイツは我々が何故獣鬼と言われているかどうか知らないようだ、俺はもう不要になった瑠璃の身体頭から貪り喰らっていた。
『ボクは、ボクは一体何をしているんだ』とハルトは心の中で叫んだ。
「ふん、もうすでに貴様はただも傍観者だ、俺様がこの虹色頭の身体を喰らい尽くすのを黙って見ていろ!」
身長が3メートルに達した獣鬼は虹色頭の胸に太くて長い左手の5本の爪を立てて殴りつけ斜めに振り下ろすようにして引っ掻くと砕けた肋骨と一緒に内臓を飛び散らせて仰向けに倒れた。
もう息はしてい無いだろうが念のため頭から食らいつき頭蓋骨ごと食べ尽くした。それからはらわたをくらい手足も残らず喰らった。
それが流儀というものだ。
さっきから獣鬼の背中を金属バットで殴っている奴がいるがコイツは弱っちそうなので胸を五本の爪で斜めに振り下ろすようにしてかっ裂けば十分だろう。
期待通り透明な白髪透明な女の肋骨は砕けて床に内臓をぶちまけて崩れ落ちるようにして倒れた。
しかし獣鬼は何故泣いているのだろうか?
とはいえ花奈にはやるべき事が残されていた。
それはついさっき、頭蓋骨から足の爪先まで喰らい尽くされた瑠璃の肉体修復。
『いくらオメーでも無理だろー』とポニテ。
『はい通常なら、でも彼女なら単細胞がひとつでも残っていれば復元が可能なはずなんです』
花奈はそう言うと瑠璃の遺体があったあたりに手をかざして念じた。
『あなたあんなクソ野郎に10年以上も喰らわれ続けて、それで22年以上も生きてきた人生を奪われて満足しているの?』
『満足なわけがない、あいつは私を操って散々利用して私の肉を喰らいながら私に人種差別や国同士の対立を推し進める発言をさせてきた、でも細胞が数個しか残っていない私になにが出来るの?』
『そうね、でも普通の人なら一回胴体を食い尽くされただけで10才以上は幼少化する、あなたは少なくとも10年以上は喰らわれ続けてきた、そおだなぁ最低数万回、いいえそれどころか数億回以上は喰らわれ尽くされている、それなのにこうしてまだ10才以上のボディを保っている、それが何を意味するかわかる?』
『それでこの私にどうしろと、あいつに操られるままに数千、数万人もの男子生徒を誘惑して拉致してきた数万、数十万人もの少女を強姦させてやつの種子を植え付けさせてきた彼女たちひとりひとりの身体の中にあいつらが宿っている、もうこの世の中は終わりだよ、もう楽に逝かせてちょうだい』
一瞬だけ肩を落としてへたり込み泣いている瑠璃さんの姿が見えた。
それこそがハルト達が愛していた瑠璃さんその人だった。
『う〜ん流石に単細胞がゼロだとあたしにも無理だよ、でもねあいつそそっかしかったから、あなたの中に熟成しかけていたふたつの卵子を残しているのよね、あたしはそれを生き返らせてあたしの胎の中で受精させて育てる」
花奈がそう言った途端目の前の男ども目の色を変えてあたしに襲い掛かろうとした。
しかし彼らの身体は1ミリたりとも動けなくなっていた。
「ごめんなさい、そういう下心丸出しの男の子達にはこの卵子はあげられないの、それに瑠璃さん以外の不純物は混ぜたくないからね」
そう言って花奈は宙に浮いていたまだ生まれて間もない二つの卵子を自分の子宮内に転送をした、あとはその子宮の中を自分が分泌した大量の愛液満たしてやるだけだ。
やがて胎嚢が生まれ、その中で卵子は受精卵に変化をして凄まじいスピードで細胞分裂を繰り返しながら胎芽となり、胎児に育ち臨月間近に育ったらあたしの産道(ちつ)を通って外に出て産声をあげるだろう。
通常なら十月十日はかかるがこの娘なら3日とかからないはずだ。この子は本来とても他人に優しくていい子だったのだから。
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【あれ?】と観萌。
【あ〜!『瑠璃ちゃん』と『ハルトくん』ね、あの人たちならもう生まれて今生後1ヶ月くらいで可奈と花世のいいおもちゃになっているぉ〜】と花奈、つうかどんないい加減な親だ。
【花奈は気が付かなかった?彼女の中に私たちと同じ匂いを】と私。
【そうか瑠璃さんは6人目の姉妹だったんだね?】と今更のように人間核融合兵器、てか気づくの遅すぎない?まあ私も他人のこと言えないんだけど。
あれ?でもそれだと瑠璃さんはいつここに来たんだ?未来を10才で旅立ったと仮定して、今から13年前に暴徒達に輪姦されて種子を打ち込まれている、その時点で彼女は22才だった。
つまり『22-10+13=25』、つまり25年前に来て25年間もこの国の変化を見て来たわけだ。
【それで彼女から何か聞いていない未来での世界の話とか?】
せかすように亜希はきいた。花奈はしばらく考えたのちに言った。
【さっきあたしは彼女の事を生後1か月と言ったけど肉体的には3歳児と変わらないんだ、彼女何を急いでいるのかは知らないけど精神的には6才くらいになっている。そんでうちの可奈と花世の面倒を見てくれるのは嬉しいんだけど問題はどこで入手したのか知らないけど二次性徴促進剤を大量に添加したコオロギパンを食べている事なんだ、早く成長たいんだろうけどどうしてそんなにあせっているのか疑問に思っていたけどそう言うこともあったのかと】
【それって気をつけないとやばくない?】と楓凛さん。
【そうなんだよね、また自ら種子持ちに陵辱されて・・・・・】
そこまで言いかけて花奈は言葉を詰まらせた。
【13年前の事件はむしろ瑠璃さんが男たちを誘った可能性があるって事?なんのために?】と観萌は言って顔を青ざめさせた。
【もしかしたら自分をモンスター化させるために?】と秋子さん
【了解、そんなこともあろうかと、彼女は私とナッツと加世で見張っているよ】
ハルサメから割り込み連絡が入った。意外と言ったら失礼だけど彼女たちは頼りになる奴らかもしれない。
【私もナッツもだけど400年くらい前の、まああそこで言う200年以上前の第4惑星での記憶がおぼろげながら少しだけあるんだよね、確かここ第3惑星を6月ごろにみんなといっしょにシビリアンという名の護送車で亜希さん達といっしょに崖信介と堀恵萌も一緒に連れて第4惑星に亜希の能力で向かったんだけどその亜希が実は観萌さんでポニテだと思っていたのがカヨちゃんで、確かカナもいっしょにいたんだけどあいつ、今思えば激辛選手権王に過去の第4惑星に飛ばされていたんだ。でもそこで崖信介と堀恵萌は何回も惨殺されて恵萌はうじ虫にされて崖信介は生首をお持ち帰りにされたんだけどその激辛選手権王が未来の第3惑星を見に行ったとことやっぱり炎に包まれていたって言っていた】とハルサメ。
【それだけじゃない、実はあたしとハルサメが第4惑星で同化して生活していて『カユ』という名の少女に会っているんだよね、確か平和親善大使で何回か操られて奇行に走ったりグロテスクな殺害をされていた、実際に会った『カユ』さんはバックアップ5号だって聞いた気がする】とナッツ。
【そう言われれば私もところどころ変な記憶が混じっている、男たちに輪姦された挙句に胸と腹部にダムダム弾を撃ち込まれて死ぬかと思ったけど、さっきまでのサラサラヘアな美人な方の亜希さんに助けてもらって、貨物列車で移動してそこから事件に巻き込まれながら1号線を東にロータリーエンジンのシルビアを走らせて途中のインターチェンジで東名高速にのって西に走らせて、何故か知らないけどお腹の大きな亜希さんたち3人がいて】と立て続けにハルサメは言った。
【いや、そんな記憶はないし】と今はボサボサ髪で肌荒れしている亜希さん。
【もしかして日本列島生物化計画のこと?そういえば上郷で合流した時はハルとかいうナッツそっくりの奴がいたような気がするけど突然いなくなった、あたしの中では2024年のクソ暑い8月から25年の4月序盤に飛ばされて、その時はチョー薄着だったから肌寒いったらありゃしなかったよ】と愛
【例えばハルサメも観萌もさとみの一部なんじゃないかな?】と愛。さらに続けていう。
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「あいつらは取り逃したけどさとみの的確な分析のおかげで無事に幼い志乃を取り返せた」
恐らくはかなえであろうその娘に言われた観萌はキョトンとした顔をしていた。
「私がさとみ?」
「正確に言うと観萌さんは自身の身体の中にさとみのエネルギー体を吸収した、今こっちの方に向かって来ている亜希と同行している春雨、ハルなんですよ」
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【『志乃が幼いかなえ?』ってツッコみたくなるよね?まだまだ気になることはあるのよ】と言ってから愛は続けた。
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「ふん、こうして貴様の動力源を握り潰して仕舞えば貴様も終わりだ、ここにいる連中が全員、俺様に惨殺される場面を見られなくて残念だったな」
ムキムキマンの言う通り私の動力源は潰されかけていた、しかしそれよりも奴の腕の方が切断される方が早かった。
左手の親指から放たれたレーザー光線が奴の腕を切断していた。そして椎奈は奴の胸に腕をねじ込むと心臓を握りつぶしながら左手の拳で奴の頭部を殴ると首から上が引きちぎられるようにして飛んでいった。
「残念だったわね、もうあなたが戻る胴体はない、1,000,000度の熱で炊き尽くしたから」そう言って私はジャンプして奴の頭を踏み潰すと胴体と同様に焼き尽くした。
「もう私に近寄らないで」
闘いを終えた私は100メートルほど飛び退いて彼女達に向かって叫んでいた。
やはりどう言い繕うが椎奈が大量殺戮マシーンである事に違いがなかった。
「どうしてそんな事をいうの?」
幼い志乃ちゃんが椎奈を見つめて言う。
「今の私に近づけばあなた達は瞬時に燃え尽きて死んでしまう、そんな事になるくらいなら私は孤独を選ぶ」
そう言ったにもかかわらず志乃ちゃんは瞬間移動をして来て椎奈に抱きついた。
「やめて、私はあなたを焼き殺したくない!」
そう叫んだ椎奈に唇に彼女は人差し指を立てて当てた。
「ほら、何ともないでしょ椎奈さんは自分自身の身体を自分自身の意思でクールダウンさせたのよ?あなたがアンドロイドだからこそ出来る事でしょ?」
彼女はそう言うとさらに強く私に抱きついて来た。
「やっぱり変ねえ」と冴子さんが言う。
「どこが?どう言う理由で?」
ぐったりした表情で観萌が言った。
「やっぱりあんな機能は私、あの娘に与えた覚えはない、それが志乃に関わっているうちにどんどん機能が増して強くなっていく、どういうことかしら?」
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【というわけ、ねえ、亜希、あんた本当に記憶にないの?モンスター秋子より大事なことだよ?放射性物質の中に発生した微生物がカレンダーガール事件を上書きしてあたしを暴走させようとしたムキムキマンミュージシャンとサラリーマンスパイとヤクザ弁護士を凶暴化させて、ほぼ全員を凌辱してあんたの大好きなシビリアンを強い放射性物質で汚染された〇液まみれにした】
そう言うと愛は亜希のひたいに自分のひたいを押し付けた。
【そうか、なるほどだね、確かに、片付いたはずのミミズメカとあいつら3人組が復活していて驚いた、私と『G』と『B』が何故か臨月状態が続いていて、内部被曝が酷くて死にかけていた、でもそれが今回の獣鬼が打ち込む『種子と何の関係があるの?】と亜希、要領を得ないようだった。
それをきいて観萌はハッと何かに気がついたようだった。
【そうか、大体読めてきた】そして続けた。
【要は媒体が変わっただけよ、妖精をモンスター化してその卵を媒体にするか?それとも獣鬼、獣のキメラを使い精液に種子を同時に撃ち込んで人体改造という汚染を拡げるかの違いだとすると本来なら椎奈と志乃と冴子さんが必要ね、あっちも解決には程遠いから】
【ありがちな話だけど両方の計画を同時に進めている可能性もあるからね】と
【それと出来れば由紀と有希にも戦列復帰して欲しいんだけど、ところで堀恵萌の能力ってわかる?】と亜希。
【どうやら恵萌が強力な時間操作能力者で未来も過去も自在に行き来できるみたいだよ】とナッツ
【つまりその『日本列島生物化計画』にも恵萌が関わっていた可能性が大ってことだね?それ何年くらいかわかる?】と亜希。
【それがわかれば苦労はないけど、どちらも最終的には2030年以降なのは確かよ】と加世。
花奈〜!何でお前じゃなくって加世が返事している?
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アダルト版JC淫魔刑事獣鬼編3『伊良衣良と刈り上げ』 終わり
4に続く
愛「あれ?想定外の展開だぞ?
刈り上げくん「まあいいんじゃないすか?でジェノサイドの予定は?」
ツインテール「あれってロボットが剣を振って暴れ回るゲームじゃなかったっけ?」
衣良「それいつの話よ?」
瑠璃「あら懐かしい、ファランクスとか言うシューティングゲームもあったわね」
刈り上げくん「ところで愛さんの元ネタが飯島愛さんだって話は本当っすか?」
倶名尚愛「もうきかないで」
3『伊良衣良と刈り上げ』
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新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)
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