ハルサメとナッツ-1 クレーター・クレーター

ハルサメとナッツ-1 クレーター・クレーター
2023/08/08校正追記

毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写を多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪
なお現実と烈しく乖離している部分が多いですよ
あくまでもフィクションでさえないデタラメですから。

登場人物、今回はふたりのみ

はい、まずは私の悪友、じゃない親友のナッツこと夏野明美、彼女は中学1年生だが誕生日が確か3月だった気がするだから今年いっぱいは12才のままだろう。
彼女に関してはスペック詐欺と言っても過言じゃないと思う。
黒髪のロングストレートヘアには違いがないのだがその長さは胸元あたりから腰まで自由自在に変えられる。
顔はどこかおっとりとした母性を感じさせるおっとり美少女だが時折り妖艶な美女に変わり、男を誘惑の眼差しで見つめる。
身長はデフォルトで165cmであるものの実際には145~175cmまで自在に変えられるらしい。戸籍上は12才の現時点では中学1年生ということになっているが脱ぐとやばいタイプで私はてっきりDカップ程度と予想していたが実際にはHカップ以上はあるらしくて、くびれたウエスト以上にピンク色に完熟したとても柔らかいマンゴーとさっき言った通り時折見せる妖艶な美貌、それらは12才とは思えない大人の色香を遺憾なく発揮してそれを見た男どもを性欲のアリ地獄に引きずり込むだろう。
彼女のニックネーム、ナッツは彼女の口がナッツ類しか受け付けられないことにある、ピーナッツ、マカデミアナッツ、ジャイアントコーンなど、とにかくその手の食い物しか受け付けない。
彼女は7大欲求に関する悪魔らしいが私なんかよりもはるかに長いキャリアを持つ長寿な高等悪魔であるらしい。少なくとも一つの恒星系文明が生まれてから滅亡するまでを見とってきたらしい。

ハルサメ 本名は波瑠沙芽(はる さとみ )

私の正体は淫魔です。
男の前には淫らな美女に化けて誘惑をして精液とそれを射精するときの快楽を半分ほど分けてもらい、女の前では精力溢れる逞しい男に化けて彼に犯される絶頂感と愛液を程よく頂く種族である。
もちろん私は家族である義父の聡さんや義弟の健太にそんな事はしていないしもちろんそんなことを要求した覚えもない。それに義母である幸恵さんに対してそんな失礼な事など出来る筈がないだろう。
もちろん私だって一応まだ未成熟とはいえ性欲をふんだんに持つ女性である、義父や義弟とそんな行為をしたい欲求を持ったことがないといえば嘘になる。
ちなみに私の人間形態での見た目は一応戸籍上は中学1年生12才でありながら身長140cm未満Bカップというお子ちゃま体質である。
肩にかかる程度の春雨のような透き通った白髪が特徴でこれも私のニックネーム『ハルサメ』の由来になっている。

それはあの忌まわしい九州での地震による原子力発電所事故が起きる10カ月以上前の出来事だった。
今日は久々にナッツと私、波瑠沙芽(はるさとみ)はちょっとこの星を離れて散歩することにした。
私もナッツもマトモな人間じゃないんで宇宙服なんて面倒なものはいらないし酸素とか水も基本的には不要だ。
ただ何もなしでは口元が寂しいので背中いっぱいに背負ったくそ大きな耐熱耐酸性完全密封リュックには約57kgのいろいろな味のチューブジェリー飲料食品を私が、ナッツのリュックには70kgを超える大量のナッツ類の入った缶が入っている。
重力場制御?そんなもの知らんがな、服だって何も着ていないすっぽんぽんの丸裸だし、淫魔と悪魔(サタン)にそんな細かい設定を求めるのが間違っている。
まあふたりの見た目は今の所はそろって大層な美少女だと言っておこうか。
ナッツはともかく私は見たもはまだ幼い感じの中学生に入り立てくらいどころか小学生の4-5年生くらいにしか見えない。けれど私らは誰がどうみても美少女だと自負しとる。
「うん今日は天気も絶好調で私たちの打ち上げにはピッタリの日だね」
私がそういうとナッツは珍しく私に言った。
「なあ、何でああそこまで行くのにあたしたちの本性を隠して、先の尖った尻尾も黒い翼も隠さないといけないんだ?」
「何をバカなこと言っているの?ナッツちゃん、これはこの星の正式衣装だよ、風俗店に行くとこんな姿でサービスしてくれるでしょ」
私は何の躊躇もなく言ってのけたがもちろん嘘だ。
そんな姿でどう見ても中学に入りたてくらいにしか見えない容姿の可愛い女の子がそっち系のサービスを期待する客を相手にその手の店の店内に立てば速攻で通報されてわたしはケーサツに逮捕、補導されるだろう。
「仕方がない、ハルサメひとりに行かせるとどんな悪事を働くかわからないから着いて行ってあげるだけだからね!」
ナッツはそう言うと自分の右手をわたしの左手に繋ぎ東の空を目指して飛び立ち始めた。
「ねえ、この星の上をグルグル回れるようになれるにはどれくらいの速度が必要なの?」
私はそれとなくナッツにきいてみたけどしばらく返事はなかった。
「やーい知らないんでやんの、日頃私には偉そうな態度とるくせに、もうすぐ言うよ、きっと、ググれカスってね」
先回りをして言ってやった。
「音速の約20倍、世間一般ではそう言われているけど、あたし達みたいに魔力で飛んでいる場合はその定義が当てはまるかどうか、それにシールド張って浮力とかも無くなっているし」
少々困惑したようなナッツの返事が返ってきた。
まあ今のうちにサラッと人間形態時における2人のスペックを紹介しておこう。ナッツは誰の目から見てもはっきり言って美少女だ。身長は165cmくらいだが胸はDカップは余裕でありそうだ。これで戸籍上は12歳なのは恐ろしい、顔は想像に任せるがエリカ似と言えば想像がつくだろうか?えっ?美少女じゃないだろって?黙れ!私が美少女だと言ったら美少女なんだよ!
そして私、波瑠沙芽(はるさとみ)もびしょうじょだ。
なぜ漢字じゃないんだって?余計なところ突っ込みやがって、私の顔は多少アレに似ているんだ。どんな強敵もワンパンチで倒してしまうようなやつになぁ、おっと、そこでキャラ名を言うんじゃないぞ、またパクリ疑惑が浮上してしまうからな。
背も見た目だけで私の身長は150cmもない、下手をすれ130cm台に見られてしまうことも多い、しかも胸はしっかりと下着屋で測ったことはないがBカップくらいだ。だがそんな奴が淫魔だろうが何の問題もない、要は男の精液を吸い尽くす能力があればあとは何とでもなると言うものだ。
そうしているうちにナッツは大きな人工衛星の窓にしがみついていた。
そんなにも大きな窓でははなかったが彼女の関心は人工衛星の中の様子ではなくその衛星に貼られているパネルに刻み込まれてある文字のようだった。
「うーん、よくわからないけれど中東のどこの国でも水素核融合爆弾並みの破壊力で地上攻撃出来る粒子砲衛星みたい」
ナッツは私と繋いだ手を通じてそう言ってきたけどあんた、その窓から透けて見えるツルツルの完熟マンゴーの方が破壊力あるから!3人乗っている男性搭乗員がみんな鼻血を噴いて倒れているよ、3人いる女性搭乗員も・・・。
「あー、あー、あんたのワレメちゃんから滴る液を見てか、女性搭乗員も興奮(こうふん)しだして自分のズボンの中に手を入れてオナニーをし出したよ、
その行為で滴り落ちる愛液の匂いに刺激されてか3人の男性宇宙飛行士の生殖本能も目を覚ました。
その勢いで3組の男女が宇宙服を脱いでそれぞれ相手を変えながらのアベックになって子作りに励みだしちゃったからさあ大変、任務そっちのけでSEXしているし」
「いた〜い!いやぁぁ〜‼︎いやぁ!いやぁ!い、い、いやぁ〜あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ“、あ“、あ“、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、もしも、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あいやぁぁ〜‼︎いた〜い!でももっともっともっとはげしつらぬいてぇ、いや、いやぁ!いやぁ!いた〜い!いやぁ!あ、あ“、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、赤ちゃんが、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、出来ちゃったら、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あー!あー!あー!あー!あー!あー!あー!はぁ、はぁ、はぁ、責任、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、とってね、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、(まだまだ続くが以下略」
「さっきからあなた何十回射精も私な中にしている、誰に子種を撃ち込んでいるつもりか知らないけどスターチャイルドの誕生も確実ね」
「も、もちろんさえーと君は確かキャサリンだろ?」
「違うわよ私はシャンティ、あなたこそマックスファーソンでしょ?あ、あ、あ、あ、あ、あー!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ、ぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、えーとロバートだっけ?」
「何言っているんだよ、ここにロバートはいないし、俺はハンソロだぜ、ウォ、ウォ、ウォ、ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!ウォー!」
ハンソロが彼女の胎の中に勢いよくたっぷりと撃ち込んだ射精の音が衛星の外まで響いてきた気がした。
「グレイトだぜミスみゆき、俺の子種をたっぷりと受け取ってくれてありがとうよ」
ハンソロが嬉しそうに言うとみゆきと呼ばれた女性はきっと彼を見返した。もちろん彼女はシャンティだ。
「何度言えばわかるの?私はシャンティ、そう言えばさっきあなたはジュリアと楽しそうに交わっていたわね?どう言うこと?そう言えばあなたのスマホのメールに日本人女性となぜか裸で向かい合って抱き合っている写真を見たけどどう言うこと?あなたのご立派な松茸が彼女の柔らかそうなアナに突き刺さっているのが丸見えでその女ったら憎たらしい事にカメラ視線でVサインしていたけどどう言うことかしらねぇ」
「そんな奴ほっといて俺とやらないか?1時間でも2時間でも優しく相手をしてあげるぜ」
隣から割り込んできた男がシャンティを奪い取った。
「嬉しい、トム、優しくしてね」
「もちろんさファンフィ、」
トムと言われた男はシャンティの完熟マンゴーにいきなり捻り込む、と毎分1500回の超高速ピストン運動で腰を振り始めた。
「だから何度も言っているだろ!オレはトムじゃない、マックスファーソンだ、カストロールが焼き切れる匂いを味わいやがれ」
「いやぁ、私の中が(ピー)が引き裂かれちゃう、私を壊さないでぇ、いや、いや、いやぁぁ〜‼︎いた〜い、い、い、いやぁ〜、でも素敵よ?私もいざという時のためにアナの内側にカストロールのレーシングエンジン用オイルを塗っておいたの!備えあれば憂(うれい)なしね」
シャンティが微笑みながら言うと彼女はマックスファーソンでしょのゴールデンボールを両手で突然揉(も)みしだき始めた。
それにしても無重力空間で子作りをしたらどんな子が生まれるだろうか?
その時マックファーソンゴーデンボールが大量に解き放った精液の津波で堪えきれなくなっっていた彼の前立腺が粉砕されてシャンティの子宮内ににそれまで我慢していた彼の小便がメチャクチャ勢い良く大量噴射されたが自業自得というものだろうか?

ナッツはその光景を見て『クスクス』と笑いながら私と彼女の繋いだ手のひら越しに会話をしている。
モニターの画面の向こうでは司令官らしき人物が何やら喚いていたがモニターに映った全裸のナッツの股間にあるツルツルの完熟マンゴーを直視してしまったのか、盛大に鼻血を噴くとそばにいた美人秘書に襲いかかった。あっという間の美人秘書の服はひん剥(む)かれて全裸となり正常位で抱きつかれながらデカ松茸を割れ目ちゃんに差し込まれて腰を激しく何度も突きまくられてバッコンバッコンされている。
その動きがとまったとき彼女の胎に大量の精液が流れ込んでい
「さすがビッグバーガーとかキングバーガーとかを3~5個当たり前に喰ったり5kgの血の滴るようなレア焼き牛肉ステーキを毎日のように食っている漢どもが一回に出す精液の量は日本人なんかと桁外れに多いね、確実50cc以上はあるし精子の量も見てみなよ日本人男性の5倍はありそうだね」
「ちょ、そんな無責任なこと言ってみんな妊娠しちゃったらどうする気よ」
私が抗議したらナッツの奴はあっさりと逃げやがった。
「シーラないっと」
ナッツは無責任に私と向かい合わせに抱きあった体越しに伝えてくると人工衛星を離れて更に加速をはじめた。
「今度は地球から離れるから音速の40倍は軽く超えるからね」
そう伝えてきた彼女は何かを憂いているような気がしてならなかった。
文法的にはおかしな気がするけどそんなことは瑣末な気がしていた。
「あたし達が帰って来た頃には地球があるかどうか」
彼女はそう言っていたような気がする。
「眠りましょう、金星の近くを通るまではまだ半年近くかかるから」
ナッツはそう言った。
「え?何でわざわざ金星を経由するの?まっすぐに水星に向かった方が早いと思うんだけど」
正面から抱き合いながら私が言うとナッツは私の額に自分の額を押し付けて来ていった。
股間の(ピー)ちゃんの膨らみ同士が強く押しつけられて熱い、私の(ピー)ちゃんの中の柔らかな芽が急激に勃起してナッツの(ピー)ちゃんの中の柔らかな芽が同様に勃起して直接触れ合ってこすり合ってそれらがサラサラの液体を勢いよく吹き出すたびに全身をつらぬく快感が私をハイにさせて、おそらくナッツも同様に興奮したのか私の身体を両腕で強く抱きしめてくれた。
「あ、あ、あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!.......
私の大きく膨らんだ芽も、ナッツの少し固くて大きくなった芽も互いの(ピー)ちゃんの中に慎ましく隠れた穴の中に軽く押し込まれて大量にサラサの液体を噴き出している。
それに応えるかのように私たちのその穴の中から泡立つクリーミーな液体が噴き出してサラサラの液体とぶつかり合い混じり合いながらそれが怒涛の勢いで私たちのそれぞれの胎、子宮の中になだれ込んでくるのを感じながら私たちは無意識のうちにに大声で叫んでしまっていた。なんと言って叫んだかなんて覚えてなんかいない。ただ私たちを包むシールドの外は真空だ、音や声なんて伝わらないからノープロブレムだ。
私もナッツに思わず強く抱きついてしまっていた。くちびる同士を重ね合わせながらお互い交互にすぼめた舌を挿しこみあいとろーりとした熱い液体を流し込みあうと再び私たちは興奮しあって乳房と乳房、そしてパンパンに膨らんで固くなったお互いの芽で相手のワレメちゃんの中の膣ちゃんの入り口を擦り合わせながら息を荒げ会い最初はナッツが自分のワレメちゃんの中のその膨らんだ芽をさらに大きくして私のワレメちゃんの中のちつちゃんに深く差し込んで来てサラサラの液体を私な中にたくさん出してきた。私はもう恥も外聞も忘れて『はぁ、はぁ、はぁ、』と息を荒げながらナッツをさらに強く抱きしめて自分の膣ちゃんの奥深くから湧き上がってくる泡立つ液体を噴き出していた。ナッツの私の中に入っている芽はさらに膨らんで私の膣ちゃんの内面内膜を刺激しながらサラサラの液体を私の胎の中、子宮さんの中に吹き出していた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
軽い喘ぎ声と共に私の膣ちゃんの奥のさらに奥にある子宮の内面からサラサラのひんやりとした液体が大量に噴き出して私の膣内面とナッツの硬く大きく膨らんだ芽をクールダウンさせて元の大きさに戻していた。
「い、い、いやぁ〜やめないで!」
私が叫ぶと私のワレメちゃんの中の芽が大きく膨らみながら固くなっていきナッツのワレメちゃんの中のちつちゃんに深く挿し込んで腰を軽く振りながら私の固く大きくなった芽とナッツのワレメちゃんの中のちつちゃんの少し深い位置の内面が軽くこすれ合う感覚を愉しんでいた。私のナッツの膣ちゃんにさっきより深く挿し込んだ芽から大量のサラサラの液体が噴き出し、それをナッツの膣ちゃんの奥深くから湧き出す泡立つ液体が出迎えてくれてそれがナッツの胎の中、子宮さんの中になだれ込んで行く感覚がわかった。
「あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
ナッツが激しく身悶えさせながら私を強く抱きしめると乳房同士が擦れ合い私の身体を絶頂に達する快感がつらぬいていた。きっとナッツも同じ気持ちだろう。
ナッツの子宮の内面からひんやりとしたサラサラの液体が噴き出すと私の固くおおっきく膨らんだ芽とナッツの熱くなり過ぎた膣ちゃんの内面をクーダウンさせた。
「まだまだ続けようよ」
ナッツはそう言うと私の唇を求めて来て私もそれに応えた。
それを何度繰り返しただろうか?
私たちはまるであきることを知らない子供のようだ。
いつもの人間と行っている性行為が淡白に感じてしまっていた。
ナッツは思い出したかのように語り出した。
「重力場というのはね砂地獄、というと例えが悪いんだけどすり鉢状のものを想像してもらえばいいかな?」
彼女は言うが私にはわかったようなわからないようなモヤモヤ感が溢れていた。
「ちょっと例えが悪かったかな?その大きなすり鉢をハルサメにもわかるように例えるならカジノとかであるルーレットかな?」
「そのルーレットそのものを太陽に例えるならその周り、を回っているのが地球や金星、水星とする、実際には太陽も惑星も回っているんだけど最初から勢いよく回っている訳じゃないからやがて自分のポジションにに収まる、まあそれはそこまでにしておくけどそのすり鉢、ルーレットから飛び出そうとするにはどうしたら良いのか、ハルサメは、答えられるかな?」
しばらく私は考えた、元々が淫魔なものだからエッチなことしか考えられない体質なもので。
「もっと、勢いよく回れば脱出できる、でしょ?」
「まあ実際にはルーレットの外周には高い壁が設けられていて飛び出すことはなさそうなんだけど」
「そして赤と黒の数字が並んだ週列よりも下に落ちることもない」
ナッツは付け加えることを忘れなかった。
「これはさっき私たちがやった地球の重力圏から脱出する方法、音速の約20倍の速さで地球を周回する軌道に乗って、さらに音速の40倍以上の速度で回ることによって地球の重力圏から脱出出来た、じゃあ太陽方向に向かうには?」
「わ、わくぁらーん」
私はパニクって意味不明な事を言い出したようだ。
地球の公転速度を加算して音速の150倍くらいに達すれば太陽の重力圏から脱出が可能と言うことのなる、ただ実際には地球自体が太陽のおまわりを公転しているのでその公転方向に飛べば音速の60倍以上の速さで飛べば船は太陽の重力から逃れてより外の方向に飛んで行ける計算になる、かな?」
かな?ってなんだよ、その無責任な言種は、ちゃんとわかるように説明をしろよ。そう思ったがナッツ自体専門家じゃない、難しい説明を求めるのは酷かもしれない。ただそう思った時にナッツは付け加えた。
「もし地球を離脱するタイミングが、地球が太陽に対する公転方向と逆だった場合は音速の90倍程の速度が減速されるから音速の240倍以上は出していないと太陽の重力に引っ張られて落下していくことになる、かも」
かも、って何だよといい加減に突っ込みたくなって来た。
「もちろんそれだとどんどん太陽に引き込まれる速度が速くなってしまうからそんな事はやらない、軌道修正を行いながら太陽に向かって落下してゆく方向に向けるんだけどそれだとそれに合わせて減速を行う必要が生じるんだ」
「はあ、でもその都度減速をするか軌道修正をかければいいんじゃない?」
「あたし達は無限にエネルギーを使えるととしても地球の人間達はそうも行かないんだよ、宇宙船には限りあるエネルギーしか搭載出来ないからね」
ナッツはそう言うと私を正面から強く抱きしめながら目を閉じて夢を見始めていた。私もナッツに応えるかのように強く抱きついた。淫魔として男に抱きつかれたり女を抱くときはすぐに飽きてしまうのに何故彼女が相手だと飽きがこないのだろうか?
しかし今度は眠気の方が勝ったようだった。

彼女が意識を持ち始めたのはまだこの太陽系が今の状態になる遥か前の事だったと聞く。

広い空間に少しずつ集まり始めたガスの塊はやがて中心部を作り、その中心部がまわりを引き込みながら収縮を始め、その巨大なガス、の塊は自らの重力場によって更に収縮をし続けてやがて中心部が熱を持ち出して巨大な核融合炉のようなイメージとして彼女の記憶に残っていた。
その周囲にも様々なガスの集まりが無数に出来てあるものは金属を中心として、あるものはヘリウムなどさまざまな元素によって形成された星が生まれ、それぞれがひかれあいぶつかって、時にはくっつき熱を持って燃える球体となり、あるものはぶつかることで砕け散ってその破片がたまたも近くにあった燃える球体に吸い込まれるように堕ちてゆき取り込まれた。

うとうととしていた私はナッツの夢の中で彼女に語りかけた。
「この時、ナッツはひとりだったの?」
少しして私の胸に答えが返って来た。
「あたしは過去に知的生命体が住んでいた星系を壊滅させたお尋ね者だからね、神様にとっては目の上のたんこぶなのよ」
「でも今あんたが夢で見ていた風景は数十億年は過去の風景、ずっとあなたは1人で・・・・・」
そう言いかけた時に彼女の頭の中にあったひとつの星系の終末が見えて来た。
その星系はひとつの恒星に3っつの知的生命体を持つ惑星が誕生していた。
ひとつは地球と同じく炭素と水素で構成される生物が住み、知能を持ち進化して文化を形成していった惑星だった。
そしてもうひとつは重金属、とは言っても主に基本は炭素と水素で構成されていたが何種類のウラニウムとプルトニウム、重水素とヘリウムなどにより追加で構築し直された奇妙な形態の生物が誕生した惑星だった。
そして最後はそのどれでもない一見岩だらけのクレーターが地表に無数に存在する一見死の世界だった。
互いは文明がまだ未開だった頃は何の問題もなかった。
しかしそれぞれの生物の文明は発達して行き池上を走る乗り物を発明し空を飛ぶ乗り物も生み出していた。しかし文明は別の側面も持ち始め思想という目に見えない概念を生み出した。
それがその星の中での宗教や文化などの違いから摩擦が生じて争いが生じて互いを攻撃、殺戮する為の武器、兵器を生み出した。
炭素と水素の化合物による生態系の惑星、ウラニウムを中心とした、水素とヘリウムな度に構成された惑星では同種同士の争いがいくどとなくくり返されててその人工は増えたり、減ったりを繰り返していた。
「でもクレーターだらけの星には生物はいなかったんでしょ?」
私はナッツに問いかけた。
「それがちゃんと存在していたのよ」
ナッツは一言いうと世にも奇妙な話を語り始めた。
その星では伝導体と絶縁体そしてシリコンなどの半導体もして時折微弱な磁気嵐と微細な電流が流れていたという。
それらは普通生命になり得るはずがなかったがある日突然に電子回路を持った岩のかけらが生まれたという、最初は電卓程度のものだったがやがて複数のその岩のかけら同士が繋がって更に大きな回路を形成するようになった。
と同時にその回路は自分自身で進化を始めてそのプロセスを微細化していった。
最初は地球で言うところの電卓に毛の生えた程度の代物がやがて8ビットCPUと数メガバイトの記憶容量を持つ岩の塊になり、16ビット、32ビット、64ビットと進化するにつれて記憶容量も数Gバイト数テラバイトと進化して行きその岩の塊同士がコミュニケーションを取るようになった。
それから演算回路は量子化して更に先の自ら考えて判断を下すことの出来る擬似生物になるまで進化をしていた。

一方他のふたつの惑星ではロケット技術が発達をして成層圏、宇宙まで出る技術をそれぞれが獲得していた。
そして遂に互いの存在を知る事となったふたつの種族は接触する度に対立、争いを起こし、すぐに相手との交際、親交が不可能であることに気がついて絶縁することで一応の解決を見た。

「ほら、春雨、起きて、金星だよ」ナッツに起こされて前を見ると金色、と言うよりブロンズ色に輝く星が迫って来た。
「あの星の重力場を利用して一回だけ減速するから」
ナッツはそう言うとその金星の成層圏ギリギリを通過した。
「なんか体が少しだけ溶けちゃった気がするんですけど」
私が言うとナッツはグッドサインを出して笑いながら言った。
「大丈夫、あたし達が背負っているリュックは耐酸性だから!」
「でも何で私とナッツのすべすべの綺麗な肌がドロドロに溶け始めているの?」
私は不安になって思わずきいてしまった。
「何でかって?そりゃ金星の大気の周り成層圏付近はとっても濃い濃硫酸のガスで包まれているからよ」
あっさりと返事をしやがった。
「そんな場所で人は生きていけるの?」
恐る恐る聞いてみた。
「あ、それね、ほとんど心配する必要はないと思うけど?たかが97%の二酸化炭素と3%の窒素、安心でしょ?気温が高いのがたまにキズだけどせいぜいが475°Cを越えるだけだし、まあたまに濃硫酸の雨が降るかもだけど安心して住める星でしょ?」
ナッツは簡単に言ったがどこが安心して住める星じゃ!私達魔族じゃなかったら簡単にあの世行きじゃないか!
「まあまあ、ここは単なる通過地点だし、春雨の肌ももうツヤツヤでしょ?」
ナッツに言われて確認すると私とナッツの素肌は元のツヤツヤピチピチに戻っていた。
「さあて、まだ着くには時間がたっぷりありますから夢の中で昔話でもしますかね」
ナッツは遠く離れてゆくブロンズ色の惑星、金星を見送りながら私の髪に触れながら言ってふたたび瞳を閉じた。

しばらくの間ふたつの惑星はそれぞれ平和な歴史を刻んでいた。
小さなイザコザは繰り返されたものの大した戦争に発展することはなかった。
だけどある日突然両者のコンピューターネットワークに不審者が侵入した。
「両者のプロコトルは全く異なっていた為相互につながってそれがトラブルの原因になることは全くなかったがそれ以降両者のシステムが何の障壁もなくつながってしまった、それが何を意味するのかわかる?」
ナッツに言われても私は返答のしようがなかった。
「インターネットみたいで便利になったんじゃない?」
それくらいしか思いつかない。
「原因は何だったと思う?」
そうきかれて私はふっと我に帰った。
第3の惑星、半導体生物の星
「の星でも知能と文化が目覚めたそして、今の地球で言うAI、
人工知能に近いものが自然発生をしたそして彼らは電波を飛ばしたり人工惑星を建造して飛ばし仲間を探した、そしてたまたま見つけたのが炭素と水素の星の住民とウラニウムと水素とヘリウムの星の住人達、そして彼らは共通したプロコトルを開発して互いの住民通し会話をできちゃうにした」
「良いことじゃない、それのどこに問題が」
私はすっかりと忘れていたのだ、ふたつの惑星の住民は一度コンタクトを取っておきながら相性の悪さゆえにケンカ別れをして以降交友関係が無いことに。
「まるでどっかとどっかの国みたいだね」
私は冗談めかして言ったつもりだったが現実は悲惨だった。
通信ネットを数えきれないほどの罵倒や抽象誹謗が飛び交い、両惑星が全面戦争に突入してしまっていた。
それは半導体生物の惑星も巻き込み、いやむしろ半導体生物が両者をけしかけたことにされていて戦争にはあらゆる兵器が投入された。
最終的ににその星系の恒星を巨大赤色矮星化させる人智を越える最終兵器が投入されてその恒星系の惑星がすべて突然に巨大赤色矮星化した恒星に飲み込まれて、全ての惑星の住民の命が奪い去られた。
「その時、半導体生物のリーダー的存在だったのがあたしだったのよ」
「何よそれって言いがかりもいいところじゃない!」
抗議する私にナッツはそっとささやいた。
「仕方がないのよ、それがその時の神の決裁だから」
はい?神って何者ですか?
「うーんと、確かミカエルとかガブリエルとか多すぎて覚えきれんわ」
「たったふたりでもう覚えきれんってナッツの頭の記憶容量は関数電卓以下か!しかもふたりとも神じゃなくて天使だし」
もうツッコミが追いつかない状況だった。

しばらくふたりは地球の黎明期の夢を見た気がする。

「ほら、水星に着いたよ」
ナッツに両頬をぶっ叩かれて目を覚ました私の眼下には水色の惑星ならぬ真っ赤な月としか形容のし難いモノが迫りつつあった。
「もう良い加減疲れたから地表に激突でいいでしょ」
唐突に無責任極まりないナッツの発言と共に私と彼女はクソデカいクレーターのど真ん中に突っ込んでいた。
クソクソデカい火球がそのクソデカいクレーターを更に飲み込んでしばらくそこは灼熱の地獄になっていた。
「あんたはそんなんだから大天使様に処刑されるのよ」
全身大火傷を負った私はナッツに抗議した。
「そんでもキズひとつつかない私らが背負ったリュックサックすごくね?」ってそんなこと言っている場合か?
「大丈夫今こちら側は今は夜だからめっちゃ冷えてるから時期に冷めるって」
こんなヤツだからきっとナッツは天使会議で満場一致にて天界を永久追放されたんだろう、そうだきっとそうに違いない。
「違うよ閣議決定だよ?しかもミカエルとか言うガラの悪い天使に口頭で出てゆけー!って言われた」
そりゃ恒星系ごと赤色矮星化した恒星に飲み込ませて合わせて三つの文明を滅ぼしたんだからそれくらいの処罰で済んでりゃまだ幸せなものでしょうよ。
私は地表を500km/hくらいの速度で爆走をして昼側に回ろうとしているナッツを追いかけながら彼女の視線の先を見つめていた。
そこにはあの有名なモノリス、じゃなくて直径が30メートルから50メートル程ありそうな歪な形のクソデカい岩が何十個も転がり進めていた。それらが夜の面の方向に移動している。
「これは?」と私は聞いた。
「岩が勝手に動く現象なんて見たことがある?」
「少なくとも私は見たことも聞いたこともない」
と答えるとナッツはすかさず答えた。
「あたしは何度も見た記憶があるよ、天界を追放される前にね」

私とナッツのふたりは手頃な岩の上に腰掛けておやつを食べ始めた。
何ヶ月旅の時間を要したかは覚えちゃいないがその間に私はジェリー飲料を7袋、ナッツはナッツ缶を5缶ほど開けて食べていたみたいだが約半分近くは虚空の彼方に逃してしまったようだ。何と言ったら良いのか重力、というか引力があまりにも弱すぎた。
「まさかと思うけどあれも半導体生物なの?」
私が聞いてみるとナッツは首を縦に振った。
「ちょっと見た限りじゃ地球の技術じゃ200年は先にならないと実現しそうもない厄介な程進化した代物なのよ」
ナッツがそう言うと彼女の向こうに赤毛の癖毛な美少女が岩がの上に腰掛けていた。イメージだろうか15~16歳くらいの発育が良い身体つきをしているがわたしたちに合わせているのか布一つまとわない全裸状態だった。
いつのまに、いや、いつからそこにいたのだろうか?
「えっあたしってそんなに変かしら?」
彼女はそうは言うがここは大気が太陽風に吹き飛ばされてほとんど真空状態に近い水星の地表だ。
しかも気温はすでに90°Cは軽く超えている。まともな生物が生きていられる環境じゃない。
「あなたは誰?」
思わず私は彼女にきいてしまった。
『え?他人に名前を聞くときは自分の名前を先に言うのが常識だってあなたの星のネットでは常識と聞きましたが』
空気がないので音による伝達ではない。しかも身体のどこにも触れていないので骨伝導とかでもないのは確かだ。
残る可能性は電磁波としての脳波くらいしか思い浮かばなかったが試しに考えてみた。
『私の名は波瑠沙芽、漢字そのままの読みじゃなくて・・・』
そこまで思考にしたとき彼女は『さとみさんですね、素敵な名前です』
と返して来たしかも漢字さえイメージ通りに送ることが可能なようだ
『そして私のすぐ隣に座っているのが、ナッツさん、本名は夏野明美、なつのあけみ先輩でよろしいですね、それとも悪魔の名前の方が嬉しいですか?』
何故か彼女はナッツに対しては挑発的な態度を取っているように感じられた。私たちは地球上で見るよりも大きくて眩しい太陽に照らされて肌がジリジリと焼け始めていた。まあ大気と言えるものがほとんど存在しない、しかも太陽に1番近い水星という惑星の昼の地上で強力な太陽からの赤外線や紫外線だけでなく、普通の人間なら瞬時で燃え尽きてしまいかねない程強力な放射線を浴びせさせられているから当然と言えば当然かも知れない。
『どれほどの間あなたはあの惑星に幽閉されていたのかしら?』
美少女はナッツに聞いた。
『そんな昔のこと忘れちまったよ』
ナッツが無愛想に応えるとその美少女は急にナッツに抱きつきくちびるを奪った。
『バカァ!ナッツは私のものだ!勝手に触るな!』
『じゃあまた、次にお会いするのは地球上だと思いますがその時には覚えててくれなきゃ嫌ですヨォ』
彼女はそう言い残すとかき消すようにして消えた。
「『ねえ、彼女とはどんな関係なの?』
私は前触れもなく思わず彼女に正面から抱きついてきいてしまった。
「ただの腐れ縁よ」
ナッツは苦笑いを浮かべながら言ったがそんな浅い関係ではなさそうだ。ただ一瞬だけ『魔女』と言うワードが浮かんだのは少し気にはなっていた。

私達ふたりは行きよりは早く地球に着いた。
とは言っても2ヶ月以上はかかったのだけど。

地球につくなり私とナッツはとんでもないニュースを耳にした。
あの麦国の粒子砲が暴発をして中東某国の首都全体を全照射してしまったらしい。
その結果どうなったかと言うと首都に住む全員が蒸発され尽くされて・・・・・
ではなく戒律に厳しいはずの彼女彼らがところ構わずにバッコンバッコンを始めてしまったらしい。
そんなわけでその地区の女性は次々と妊娠出産をして人口は激増してしまい重大な食糧不足の危機を招いてしまっていた。
その結果を重くみた国連はその粒子砲を淫魔砲と名づけて永久に使用禁止としたそうだ。
もちろん犯人はわかっている、水星にいたあの赤い癖毛の美少女だ。
「あんの魔女め」
ナッツにしては珍しく怒りの感情をあらわにして叫んでいた。

ハルサメとナッツ-1 クレーター・クレーター
終わり

あとがき

春雨「ねえ、最後に出て来たキャラ、やばくない?」
ナッツ「たまたま偶然似ていただけだよ何の問題もない!こんなださくだれもよまねーしさ、けど問題はさ」
春雨「それよりもこのままレギュラー化して主役の座を奪われてしまいそうだよね」
ナッツ「あー、あたしを天界から蹴落とした主犯が主役になったらめっちゃ原辰徳」
ハルサメ「それ、死語だから」

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まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

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