下界Part-1夏乃花奈(なつの かな)春香織(はる かおり)

毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写を多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪
なお現実と烈しく乖離した描写がめちゃくちゃ多数ありますことをお断りしておきます。


夏乃花奈(なつの かな)12(中学1年生)、身長156cmCカップ、普通の目立たない娘、肩より少し伸びた栗色のストレートヘア、地球を破壊しかねないE=失った質量×光速の二乗、要するに質量をエネルギーに変える能力を持っている、おまけに予知夢の能力も持っている。

春香織(はる かおり)13(中学2年生)お淑やか、怒ると怖い、胸まである、黒髪ストレート、身長165cmFカップ、相手が時間を止める能力を持っていても胸から発する謎エネルギーが逆に相手の方を止めてしまう。やりたい放題のつもりがやられたい放題にされる。

あたしこと、夏乃花奈のもっぱらの趣味は公園のベンチで寝転がって惰眠を貪ることでありそれが1日の日課とも言える。
今日はほどほどに日差しも良くて、そこそこ爽やかな微風が吹いてきもちがいい。
あたしは横になってすぐに睡魔に襲われてはずかしげもなくミニスカートで股を開いたまま眠ってしまっていたようだ。
「スカートの中が丸見えで恥ずかしいですよ」
ほっぺたを軽くつねられたかと思ったら私の顔を春香織先輩が覗き込んでいた。
パンツなんて見られたとこでどうってこともない、汚れていなければいいだけの話だ。
「あらあら、ぐしょぐしょに濡れていましてよ」
「え?うそ?」
思わず起き上がってスカートの中を覗き込むと確かにぐっしょりと濡れていて気持ちが悪い。
「やだ、本当にどうしちゃったんだう」
次第に恐怖へと変わってゆく。
「もしかしてあたしうたた寝をしている間にエッチな男たちにゴーカンされちゃったのかな?」
それを言った途端、春香織先輩に冷ややかな目で見られてしまった。
「臭いからして、花奈はエッチな夢を見て濡れちゃったっぽいですね?」
「いや、そんな夢は見ていないし、普通に美男子の股間に顔を埋めている夢を・・・ってなんてことを言わせるんですか?香織先輩は!」
「確かに昨夜兄貴の部屋に隠してあったアダルトビデオのDVDをこっそり見ていてその内容を思い出しちゃいましたけどね、あんな太くて大いいものを口の中に入れてしゃぶり尽くして、そしたらそれが急にどろっとした白い液体を出して、なんでか知らないけど女の子がすごく嬉しそうな顔をしてその液体をごくごく飲み干しだしたりして」
そう言っている自分の顔がどんどん赤くなっていくのを感じていた。
恥ずかしいと言うよりは興奮している感じ?
「それから女の子がみんなのいる公園の中でベンチの上に横向きに押し倒されて着ていた体操着の上着上から水をかけられて形の良い乳房が浮かび上がって、特に乳首の突起がクッキリと見えると男の人が興奮し出して上着を捲り上げられるとしゃぶりつくようにしてその右乳首に吸い付きながら左手で揉みしだき長柄右手でズボンを引き摺り下ろしてパンツの前のくぼみを指でさすりながら今度は左手で自分のズボンのチャックを下ろすと中から大きなものを取り出してずらしたパンツの隙間から見えた割れ目に強引に捩じ込んで再び両手で横腹を鷲掴みにすると激しく腰を振り出して・・・・」
そこで記憶のストックが尽きて新たに思い出す。
「女の子の体が激しく痙攣を起こすと彼女は激しく首を横に振って乳房を揺らしながら、泣き叫びながら下腹部が脈打つようにして膨張と収縮を・・・・」
あたしはそこまで言ってふと我に帰った。
これは夢の中での出来事なんかじゃない。
現実に起きた、いいえ、現実にこれから起きる出来事だったんだ。
「その後彼女はどうなりました?」
香織先輩は真面目な目をして聞いてきた。
あたしは足りない脳みそでなんとか思い出そうとする。
「そのとき男に触れられた部分は木っ端微塵に、ミンチにされちゃった」
「やれやれですね、その男はどこでそんな能力を手に入れたかは知りませんが禁止項目を全く知らないようですね」
香織先輩はそう言ってから「それは今から何分後の出来事ですか?と訊き返してきた。
「もう薄暗くなっていたから、午後6時は回っていたかもしれない」
あたしが答えると香織先輩は文月輪にスマホで通話メッセージを発信していた。
覗くと()と表示されてその途端に何か頭の中を覗かれているような嫌な感じがした。
(その公園内そこから30メートル西17:50)
と送り返してきた。
「まだ時間はあるから喫茶店でも入りましょうか?」
香織先輩はそう言ってあたしを古びた喫茶店に誘った。
店の中はいかにも昔ながらと言う感じでおしゃれ、と言うよりは落ち着いた雰囲気だった。
「私はスペシャルパフェを注文しますけど花奈さんはどうしますか?」
と言われてあたしは思わず財布の中身をチェックしている自分が恥ずかしい。
「ここでの支払いは私がするから好きなものを頼んでいいのよ」
と言われたら思わず頬緩んで「うん!同じもの」と答えてしまう。
「じゃあこのカバンに新しい下着とウエットティッシュが入っているから御手洗で着替えてらっしゃい」
と言って少し大きめのポーチバッグを渡してくれた。
「これも経費落ちよ」
香織先輩はそう言うとにっこり微笑んだ。その笑顔は天使みたいで神々しいとあたしは思う。
ポーチバッグの中には厚手のビニール袋も入っていた。
こういった細かいことに気がついてくれる先輩をあたしは大好きだ。

着替えて戻ると既に注文していたスペシャルパフェはテーブルの上に6杯ほど並んでいた。
「量!」
思わず言ってしまったが香織先輩は涼しい顔をして
「ノルマ2杯ね」
と言って微笑んだ。

「食べながらでもいいから聞いてね」
私が最初の1杯目の半分くらいに辿りついた頃、香織先輩は言った。
「よくエロ漫画とかエロビデオなんかで『時間を止めて女の子にエッチな行為をする』設定あるでしょ?」
確かにそんなのはいくらでもある、ほとんどファンタジーな世界だとは思うけれど、確かにそんな事が出来たらやりたい放題だろうなって思う。
「仮に人物Aを含む世界と人物Bがあるとするわね」
「はい」と私は相槌を打つ。
「人物Bは人物Aを含む時間を止めたとします、人物Bは人物Aに触れるでしょうか?」
「それこそやりたい放題なんじゃとあたしは答えた。
「では少し突っ込んだ話をします、その双方の細胞、分子、そして原子、素粒子の動きはどうなっているかわかりますか?」
そこまで考える必要はあるのか?と思いながら考えてみる。
時間が止まるってことは素粒子、要するに陽子や電子の動きも止まってしまうことになる。
「逆に人物Bの中の素粒子などはどうなりますか?」
(確かに電子の動きは光速をはるかに超えてしまう、これはあり得ない)
私のスマホに通話メッセージが入った。
佐原観萌さんからだ。
(双方が非接触の内は問題がありませんしかし人物Bが人物Aを含む世界と接触するとどうなるでしょうか?)
嫌な答えしか思い浮かばない、相対性理論を無視して暴走している人物Bは周りの空間を歪めながら人物Aに接近することになる、それだけでも脅威なのにもし直接触れたら?
(彼は少女の体を公園のベンチに押し倒してバケツでに水をかけた、そこまではよかった、しかしそこから先自分以外の時間だけを止めて少女に乱暴を始めた、それによって人物Bに触れられた部分の時間も強制的に時間停止からほぼ解放される、しかしそこから離れていくにつれて人物Bの影響から離れて停止状態になる)
(その結果少女の体の中ではとんでもない事態が発生する、一部では凄まじい虚血状態となり、また逆に血液が一瞬とは言えその先の血管が流しきれないほど流れ込む、全てにおいて少女の体に生じた時間の歪みは彼女の体をバラバラに粉砕する)
「でしょうね、そうなることはわかってはいましたけれど佐原さんに指摘されると流石にショックですね」
香織先輩がそう言った時は既に4杯のパフェグラスは既に空になっていた。
「触れられて激しく揺すられたり押さえつけられたりした場所は特にでしょうかね」
私には言葉には出来ないけれどなんとなくイメージは出来た。
例えば射出された人物Bの白い液体はすぐには影響はないけれどそこから離れていくにつれてその影響からを受けなくない通常時間に戻るが後から続けて流れ込む量は激し勢いとなって少女の身体を破壊する。
今思い出したが男は事が終わると振り返りもしないで時間停止を解除したけどその後の事は予想がついていたんだろうか?
罪悪感は感じないのだろうか?
それともやり慣れてしまって麻痺してしまっているのだろうか?

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公園ではもう既に人物Bが少女Aの後をつけまわしていた。
後ろから羽交締めにするとベンチに押し倒して持っていたバケツの水をぶっかけた。
夢の再現だった。
人物Bが呪文のようなものを唱え始めた時は既に香織先輩はそいつの体を拘束していた。
「お前の方がいい身体しているし、やりがいがありそうだ」
そう言った瞬間に男はボコボコに殴られて倒れていた。
香織先輩は男に唾を吹きかけた。
「ゲス、ってまさしくあんたのことだよ」
あたしには理屈はよくわからないけれど要するに香織先輩も時間を止めれると言うことらしい。
(実を言いますと厳密に言うと時間は止められないんですよ、アイシュタインの相対理論で理論上でも宇宙船が光と同等の速度で飛べないのと同様に時間の流れを止めることなんて出来ないのです)
佐原観萌さんからのメッセージだ。
(アイシュタインの相対性理論には欠落した理論があるのです)
(光の速さに近づくほど時間の流れが遅くなると言うのは正確ではなく、光の速さに近づくほど重力場からの逃れる力の影響を受けて時間の流れが遅くなると言うことです。)
(例えば宇宙全体が光速に近い速度で膨張しているとしたら、そして宇宙船がその地球に向かって飛んでいる時にどちらに向かって飛んでいるかによってその宇宙船の宇宙の中心から見た相対速度は変わりますよね?)
(もしも宇宙船が宇宙の中心に向かって飛んでいる場合、光速に近い速度で飛んでいるのは宇宙船ではなく、地球ということになります。宇宙の中心という重力の場から亜光速で逃げているのは地球や他の天体であって宇宙船ではないことになります。)
(もしこの宇宙が爆発(ビッグバン)により限りなく光速に近い状態で広がっているとしたらその向きによっても光速という概念はあやふやなものになります。)
(なのでここは一旦、宇宙の膨張とか他の天体からの影響を一切考えない理論上の光速というものを考えてみます。)

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(この場合、上はほぼ重力場のかからない世界の時間の流れになり理論上の光の速さになります、これは虚無の空間での話なので現実にはあり得ません。)
(下のは現実的な時間の流れと仮定します。宇宙の中心や太陽や地球、その他銀河系を含む天体の発生させている重力場の影響を受けた時間の流れです)
(しかし地球自体が、銀河系自体が宇宙の中心から遠ざかっているのだからこの地球上の時間は理論値よりも元々遥かに緩やかになります。(余談ですがそれがビッグバンにより宇宙に時間が発生した理由になります。)

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(そこでさらに強い重力場を発生させる装置なり能力を使うと確かに時間の流れを多少緩やかに出来ます)
(しかし実際の時間の流れを1/100,1/10000にするだけで相当な重力場の影響を受けて立っているのも困難となります、だから重力場増大させる事により時間の流れを遅くすることさえ不可能に近いので却下です)
(宇宙船で宇宙の外側に亜光速で飛ぶというのもありかもしれませんが地球上では不可能なのでこれも却下です)
(ではこう考えてはどうでしょうか?むしろ、局部的に重力場をシャットアウト(遮断)することにより時間の流れを速くする、まあそんなことは現実には不可能ですが、例えば反重力とか、魔法とか)

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(それにより虚無空間に限りなく限界に近い時間の流れの速さとなり、その遮断された場から見れば外の世界は限りなく止まって見える。)
(逆に言えば遮断することにより外界とは接触できない)
(だから境界線を曖昧にさせる工夫(ある大きさの球体から少しずつ離れるに従い外の世界の影響を受けるようにする)が必要となったがその工夫が周囲に著しい時空間の歪みを生じさせて性被害者の生命を危険に晒したといえる)
「まあ時間操作は他者とは関わらないでって話だけど花奈には見えているかしら?」
香織先輩に言われてあたしはフルボッコにされた男の体を見た。
文月輪の能力を借りることにより男の胃の上あたりにそれらしき影を見た。
パチンコ玉程度の大きさを持つ反重力的な何かかもしれない。
でもそれは今後大きな災いを招くかも。
だがそれをあたしの能力でその機械なり魔法陣を破壊してエネルギー化した方が良いか、それとも月輪の念力でぶっ潰した方が良いか迷っていた。
実際、あの質量でも愛知県が爆風に巻き込まれるかもって気がするので念力で潰しちゃった方が良いような気がしてきた。
結局は確実、無責任な方法で冬河銀に下の穴のブラックホールに男の身体ごと吸引させることにしたようだ。
理由はまたどこからかそれを入手して再犯しかねないということもある。
どこに飛ばされるか全く謎だが。
「あなたは見届けないのですか?」
と香織先輩に言われたが無修正AVでなら見たことはあるが男の人の立派なあれを生で見るのはさすがに12才のあたしにはキツイので丁重に辞退することにした。

(参考資料 佐々木淳子さんの短編作品(作品名は失念しました、すみません、単行本をひとにゆずってしまったので、亜光速で地球に向かっている宇宙船から見たら、地球上の「子犬を追いかける少女の動きが止まって見えると言う逆ウラシマ理論ネタです。)
追記 「セピア色したみかづき形の」という作品でした。


下界Part0に続く

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