アダルト版ハルサメとナッツ48薔薇樹11

アダルト版ハルサメとナッツ48薔薇樹11
2024/02/28校正更新
2023/11/30校正更新
2023/11/20校正更新
2023/11/17校正追記

 
このお話は悪魔でもフィクションです。
毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写及びパクリンネタを多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪

なお現実と烈しく乖離している部分が多いですよ。
ちなみに今回は(も?)著名ビデオゲーム及びアニメやマンガからの多大なパクリが生じています、その作品に関する解釈の極端な誤解が生じている可能性がある事をお断りしておきます。(ファンブックとか読まない人なので)

登場人物紹介、いっくよ~!

まずは1番最初に、咲ちゃん、こと岡浜咲ちゃん、彼女のスペックは見た目身長160cmくらい体重不明なものの、やや細めな割に胸の発育は良くGカップ以上ウエストのくびれやマンゴーの完熟度もナッツに引けを取らない、
肩にかかるくらいのきつめにウェイブがかかった茶髪が特徴で大きな目の大部分を占めてる眼球は緑色の瞳。
6月28日誕生日。時々瞳の色が赤色や黄色、紫に変わりことがあるが今のとこと特に恐ろしいことは起きていないので良しとしよう。(実はかつて始末したと思われていた超妖魔だと思っていたが亜希達の子孫でもある『瑠璃』の片割れが宿っているらしく意識複合体とか言うらしいがそいつが能力を発動すると変化が起きるようだ。
いつだったか私たちの前で突然に身体が幼女化した事がある。
今はさらに今年の春に極寒の朝に冷たい水の川の中に入水自殺をした『晴美』と言う元同級生の意識が彼女の中に宿っている。
それは私たちがシビリアンに乗せられて火星に旅立つ前のことだったが『寝たきり状態だった花梨さん』を泥沼の中からみんなで引き出す際に何故か彼女も一緒にいて大勢の男たちに陵辱されていたところを一緒に引き上げてきた娘だった。
一見感情の起伏に乏しい戦闘力も低い子に見られがちだが実際は誰よりも激情家でスゴイらしい。

はい、次は私の悪友、じゃない親友のナッツこと夏野明美、彼女も咲ちゃんと同じく中学1年生だが誕生日が確か3月だった気がする。
彼女に関しては自称はブラジャーのサイズはDカップだそうだが怪しいものだ、G以上はあると思って良い。
もちろんデカけりゃ良いってもんじゃないぞ!
娘の花奈によくナッツ乳とか夏野明美乳と呼ばれるが父と乳を混同されているわけじゃなくちゃんとした理由があるらしい。いや待てよ、もしかしたら単にナッツの乳房が花奈よりも大きいから乳と呼んでいるだけなのか?
まあ元が『サタン』だから某壺教会の宿敵か?アダムからエヴェを寝取って人類を孕ませたらしい、なので人類のほとんどが彼女に子孫ということになる。
某壺教会の教祖さまはなんでもイエスキリストの産まれ変わりだそうで「打倒サタン」がライフワークらしい。がんばれ!『ナザレのイエス』、奴の弱点は脇の下だ!よく脇の下が甘〜いと言うだろう?そこが奴のsexy zoneだ!ちなみにナッツの足にキスをしようとしてはいけない。足蹴にされた上に耳の穴にハイヒールのヒールをねじ込まれてグリグリされるからだ。
本当の姿は黒いコウモリのような翼と大蛇のような尻尾が特徴で全身に硬い深緑色の鱗(うろこ)がはえているのがほんらいの彼女の姿だが私にとって彼女は永遠の美少女であって欲しいのでその姿は私が断固拒否している。
身長はデフォルトで165cmであるものの実際には140~185cmまで自在に変えられるらしい。戸籍上は12才の現時点では中学1年生ということになっているがくびれたウエスト以上にピンク色に完熟したとても柔らかいマンゴーとさっき言った通り時折見せる妖艶な美貌、それらは12才とは思えない大人の色香を何如なく発揮してそれを見た男どもを性欲のアリ地獄に引きずり込むだろう。しかし彼女の悪しき性癖は穴を見れば所構わず自分の太くて長い鱗(うろこ)に包まれたしっぽをねじり込みたがることだろう。もちろんそれが美少年のケツアナだろうが美少女の可愛いお口だろうが容赦なく挿し込んで謎の液体を注入してしまう。
妊娠するかって?もちろん妊娠するよ?男でも女でもね、あいつはそう言う奴なんだ。昔から言うだろう?『1発でも妊娠』ってね。
だがそれ以外はわたしと変わらない生殖器の構造を持っている、やたらと大きくなるクリトリスは地球の男性の松茸くんのミニサイズ並みに大きく膨らんだアスパラガスちゃんとなって相手女性の生殖器、いわゆるワレメちゃんを広げて可愛い女の娘の大事なちつちゃんの中のゴキちゃんスポット付近まで挿し込むことが可能でサラサラの液体をいままでにも何度も出してもらっている。穴の中で自由自在に向きを変えられその柔らかな感触で相手を悩殺する別称別名サイコアスパラガスだ。
私の胎の中、子宮の中にそれが流れ込むと私は絶頂感に達して私のちつちゃんの奥にある噴射口が反応して大量の愛液噴出をしてしまいその液体が私の中の鋼鉄の卵子の異常に硬くて分厚い膜を軟化させると同時に薄くなって男の精子やナッツが解き放ったサラサラの液体の中の種子の侵入を許して妊娠を成立させるらしい。
私が胎違いの弟の健太とセックスをしてしまったときもこれが発動してしまい私はふた娘の胎児を孕まされていた。
彼女のニックネーム、ナッツは彼女の口がナッツ類しか受け付けられないことにある、ピーナッツ、マカデミアナッツ、ジャイアントコーン、アーモンドなど、とにかくその手の食い物しか受け付けない。しかしそんな彼女でも極限までお腹が減ると割とふつうに食べられるようにはなったらしい。
彼女は7大欲求に関する悪魔らしいが私なんかよりもはるかに長いキャリアを持つ長寿な高等悪魔であるらしい。少なくとも一つの恒星系文明が生まれてから滅亡するまでを見とってきたらしい。実は彼女も意識複合体でできているらしい。ひとりは夏野明美でもうひとりは奈津菜摘だという、実はまだ夏野明美に関してはほとんど説明がされていないようだ。別名は『サタン』、間違っても沖縄の焼き菓子ではない。それにどっかのマイクロコンデンサーレコードカートリッジメーカーではないのも確かだ。
しかし奴の特技はアナログレコード盤を見ただけでその録音内容を口からワウフラッター0.03%以内、S/N比80db以上、歪率0.03%以内、20〜50,000Hz(±10db以内)と言う超高音質で奏でることが出来るらしい、知らんけど。
最近はそれらやデジタル音声や4K、8Kのデジタ映像も目から出す怪光線でCD -RやBD -Rに焼く技も覚えたらしい。地デジ放送もBDのプロテクトも彼女も手にかかれば無力だということだ。さすが悪魔だ、早速だがレンタルしてきたBLアニメをBDに焼いて【バッコーン】、わー冗談だから、頼むから爪の生えた鉄拳で頭殴らないで!

明美 かつて南九州の原発事故に巻き込まれて放射線被曝で命を落とした悲運の夢魔。
絵を描く事で被曝で苦しむみんなに安らぎと希望を与えようとした優しい娘、享年及び実際の年齢共に不詳、だが今はどうやらナッツの中に棲んでいるらしく時々その気配を感じる時がある。

次は一応主人公だが扱いが悪い私、私の属性は人類、いわば人間などではなく淫魔と呼ばれる、まあ最下層のエロスに特化した悪魔である。
世の中の人間たち男女のエッチな行為やすけべな夢想などから快楽や愛液、精液などの甘い果実を横取り、いや、少しずつ分けてもらいながら棲息しているというとても強欲な、じゃないつましい悪魔だ。のはずだが最近は調子が悪く、どうも腹違いの弟である健太に翻弄(ほんろう)されて彼の部屋に誘い込まれてフェラチオをしてしまい胃酸にさえ溶けない種子と人造精子を含んだ精液をたっぷりと小腸に撃ち込まれてしまい脳シノプシスと下垂体を弄られ(いじられ)て精神を拘束されて私は4回も膣(ちつ)ちゃんの中に大量に射精され喘ぎ泣かされまくったあげくに鋼鉄の卵子を妊娠可能にする条件である大量の愛液噴出をしてしまい加世と花奈を孕まされてしまった。
もう24周に入っている頃だがあまりお腹の膨らみは目立たない。どうやら花奈いわく私の負担を少しでも軽減させるために加世は今ナッツの胎の中にいるらしい。
てかなんで私はまだ生まれていないはずの花奈と加世に同い年の同級生としてそのややこやしい家庭事情の説明を受けているの?それに時々親に説教をするのやめてもらえませんかね?淫魔である私に『正しく清らかな男女交際のあり方』を説教されても困るんですが?

ちなみに私の人間形態での見た目は一応戸籍上は中学1年生12才でありながら身長140cm未満Bカップというお子ちゃま体質である。ちなみに誕生日はナッツよりも2ヶ月早い1月の29日ということになっている、だが実際には木星の衛星レダで11月ごろ生まれている。衛星レダを選んだのは偶然で決して私がいのまたむつみ画伯の信者だからと言う理由ではない。いや、幻夢戦記レダもサイバーフォーミュラーも見たよ?だから何?

名前は波瑠沙芽と書いてはるさとみと読む。
肩にかかる程度の春雨のような透き通った白髪が特徴でこれも私のニックネーム『ハルサメ』の由来になっている。

謎といえば最近になって追加されて来た。
私の出生に関する事と私の母詩織の体質に関する事だ
実は私は火星からやって来た女性クローンと地球人である大手電機会社グループの理事長権大物政治家権某宗教団体の教祖様である崖信介が愛人関係に陥って出来ちゃった受精卵をその時に愛人として雇用されていた詩織母が薬物投与などで強制的に借腹として利用されて生まされた娘だとばかり思い込んでいた。
しかし詩織は雇われてすぐに薬物と火星人女性クローンの強力な暗示に掛けられたところを崖理事長に オールナイトレイプを受けておりその時に生まれた娘である可能性が出て来たと言う事だ。
詩織は無排卵症という病気のために子供が作れない身体だった筈だ。しかしそれは正確な情報ではなく、ちゃんと月一で鋼鉄の卵子を数個排卵していたらしい、しかしその卵膜は文字通り鋼鉄のように硬くどんなにパワフルな精子を持ってしても突き破ることができず、そのため彼女たちの種族は地球上のいかなる強力な精子を持つ男と交尾しても子供は生まれない筈だった。
しかしとある現象が発動した時にその卵膜は柔らかく、薄くなって受精が可能になると言う。
それが私が生まれてから私が目撃していた詩織母と聡さんのセックスの時と詩織母と幸恵さんがエッチした時に発動した大量の愛液噴出だそうだ。
腹違いの弟健太はそれを知っていてやったかどうかは不明だが彼は観萌と亜希らによって産み直しがされておりもう暴走する心配は無いという。

佐原詩織 私の産みの母親であり親友。
しかし私自身は火星人女性クローンと崖理事長の間に出来た受精卵を借り腹として詩織の子宮に強制的に受胎させられて産まされているので血縁は全くないはずだった。
しかし私も彼女も本当親子以上の絆を感じているはず。それは彼女と観萌らの星系人に通じる独特な生殖器の機能に秘められているのかもしれない。しかもさっき述べたようにここに来て私は借り腹出産ではなく崖信介との間に(強姦されて)直接出来ちゃった説が浮上。どうやって卵子を詩織が造ったか不明だったが単に彼女たち(私を含む)の卵子は鋼鉄の膜(笑)で覆われていて普通の性行為で妊娠することはないらしい。
まあその鋼鉄の膜が薄くなる条件があの大量の愛液噴出だったわけだが。どっちにしろ私と健太は腹同じの種同じ卵子違い姉妹であることに変わりがない。(もう完全にパニック状態)
そんな彼に犯されて出来ちゃった娘がどんな化け物になって生まれてくるやら4ヶ月先が今から心配だ、と思っていたら存外良い子に育って同級生となって目の前に、何でや?しかも彼女たちにはそれぞれ双子の娘が、私は12歳にしてもう4人の孫娘を持つおばあちゃん、だから何で?

波瑠幸恵 崖理事長のが運営するカルト教団の信者である榊雄二の孫娘であり娘であり愛人でもある、雄二の性奴隷にされる。
彼女の母親は幸恵と共にもうひとりの双子の姉妹を産むが彼女達の目の前で崖理事長の命令で彼女達を出産直後に強姦された挙句、崖理事長に八つ裂きにされ頭蓋骨も砕かれ惨殺される。
ちなみに彼女、つまり幸恵の祖父母も同様に惨殺されてその時のトラウマが潜在意識下に残されていて崖理事長には逆らえず詩織殺害計画や政治的な陰謀策略に利用される。彼女は私の産みの母親である詩織と同級生のはずだ、しかしもう一人の双子の片割れは私の同級生で親友のナッツ、なんでそうなるの?
そして追加で謎なのが幸恵さんは中学時から最近まで何度も何度も崖信介理事長に強姦され20年近く種子と人造精子を撃ち込まれ続けているはず崖の願望達成能力とそれら種子と人造精子の力をもってすれば幸恵さんもここ数十年の間に他の火星からやって来た(子宮が退化した)女性クローンたちも子供を産める体に改造ができたはず。謎だ。

葉類亜希(ストレート黒髪の小柄な女児タイプ)、志乃と入れ替わりに出現した謎だらけの少女。
身長140センチないかも。一応成人設定だが見た目はどう見ても小学生女児だ。私服でパチ〇〇店や居酒屋などにひとりで出入りして警官に保護された経験は数知れず。コンプライアンスに問題がありまくりなキャラなのであまりこっち(東京武蔵)には来てほしくはない。最近は髪を黄色に染めて不良化している。
男女問わず彼女とS〇〇しただけで『心臓をマグナム44のダムダム弾丸でぶち抜かれたり』『頸動脈をカッターナイフでカッ割かれていて』ほとんど死んでいた奴も生き返らせる事が出来る、私よりも淫魔じゃね?って気がする。謎が大き人物、別称あなたのセフレ『本家亜希』彼女もまた意識複合体らしいが私たちとはレベルが7桁も8桁も違う
。それゆえに数千万人もの人間を放射性物質から守るために取り込む事が可能だったというらしいが眉唾ものだな、うん眉毛に唾をつけておこう。と思ったらそれを超える化け物がいた。私の双子の娘の片割れ馬鹿奈だ。めんどくさい奴なので後で説明する。

葉類亜希(ボサボサ亜希)は私より1学年上のここの病院の一人娘であり常に肩まで伸ばした黒髪をボサボサにして顔はもちろん全体の肌がカサカサという美少女からは程遠い存在だ。ただし色々と変装というか変態は得意中の得意らしい。こっちは志乃が射殺慣れるよりもかなり前からいたようだがニワトリ並みの記憶能力らしい、眼鏡をかけるとスゴい超美人になるという話は残念ながら聞いたことがない。
最も自作のプロペラ式のブースターエンジン付きブーツを履いて空を飛ぼうとして落っこちたことがあるらしい、パクリなんかするからだ!お前は宮藤芳佳じゃない!
年齢は不詳で上司である葉類智恵の命令で高3から小5まで様々な学年として配属されるらしい
きっと今までも大勢の男たちを騙して来たのだろう。最近は美少女になりすまして男たちをたぶらかしているらしい。
こっちの蔑称は『武蔵のコロ〇〇』
推理は得意ではないがじぶんの体内に取り込んだ精液を分析することでそいつの個人情報が何もかも曝け出されて細胞どころか分子レベルで崩壊させてしまうという別名『human Gestalt crusher』男性諸君、触らぬボサボサに祟りなしである。
おそらく松〇〇志も奴に手を出していたら今頃細かい灰となっているであろう。

風間亜紀(ポニテ亜希) ボサボサ亜希が飼っている淫魔、
ほどき降ろすと胸までありそうなストレートの黒髪を後ろも高い位置でポニーテールに結んでいる美少女、実態がないが人にはその姿を見ることが出来る、しかしカメラや鏡には映らない、いつもなぜかセーラー服を着ているが鏡にセーラー服だけが写ると言った現象は起きない。つまり本当は全裸なのだが擬態化しているということか?ちなみにプロポーションは私よりもかなり良い、悔しい。

奈津菜摘 読みは『なつ なつみ』で良い、どうだバンズの代わりにレタスで挟んだヘルシーバーガーを思い出しただろう。〇〇V〇〇パーカーを着たJSだった〇〇鬼を思い出したって?そんなモノ思い出さなくても良い(思い出すなとは言っていない)
初登場時は年齢は育ち盛りの12才、中学1年生になったばかり初潮は5年ほど前に来たが生理自体は安定してはいない。東北の海辺に近い中学校に通っていた。
身長も体重もスリーサイズも人並だと思っている。今は夏野明美の中に魂を潜めている。18才になっても父親崖信介の娘を宿さなかったため見切りをつけられローレンの地下核実験場にて佐原観萌と共に罠に嵌められてテラトンクラスの水爆で処分される。しかし観萌によって一人だけ再現されるが・・・。
現在では夏野明美の一部分ではある。

夏乃花奈、又はカナ 私の実娘であり、いっとき他の女性の娘として育つ、すべての物質をエネルギー還すことが出来るというとんでもない能力の持ち主だ。
その気になれば日本列島はおろか地球さえも灰にしてしまいかねない。しかし最近はそれに加えて再構築というスーパーテクまで身につけてしまった。
しかし欠点がひとつだけあって巻き込まれた人間がすべて花奈同様のアホヅラ巨乳娘になってしまう点にあった。しばらく経てば元の顔に戻るらしいが生殖器や身体つきが特別な女性のままでアスパラガスちゃんをワレメちゃんの中から勃起出来るスーパーサイヤじゃない超女性となって毎月のように鋼鉄の卵子を製造できる特殊な身体になるらしい。
獣鬼(ケイト義兄ら)に犯された時によって打ち込まれた種子と人造精子よって数百ヘクサ?フロップスレベルの頭脳に改造された脳の演算による予知能力とそれを逆演算することによる擬似サイコメトリーも可能。私の双子の実娘の片割れ。
そればかりかエネルギーに還した物体や生物(特に人間)を再構築する技を習得したり(一部完全には再現できない部分のあるらしいが)自分たちに仕掛けられた『願望達成能力』を跳ね返して逆に快楽のるつぼにおろし込むことなど朝飯前だと抜かしていたらしいが朝ごはんを食べたら出来なくなってしまう技かもしれない。

もうひとりの実娘は秋種加世、又はカヨ 年齢は夏乃花奈の別姓双子だが見た目はかなり違う。赤い髪を外に跳ねさせている見た目不良少女。能力はカナと一見同じだが繊細にコントロールできる分かなりパワーがかなり落ちるのと制約があるらしい、逆にエネルギーを物質化できるらしい陽子+中性子+電子で水素分子が一個出来ちゃうとか?というレベルじゃないらしい。かつては爆弾で吹っ飛んだ幼女の腕を佐原観萌の指示に従い修復したことがある。

おっといけない、またしてもスター、じゃなかった、星紫亜さんの存在を忘れていたよ、水星生まれの水星育ち、半導体生物が進化し過ぎちゃった末に中二病をこじらせてA級淫魔処刑執行人になったと言う実体を持たない化け物だ。
映像化した時の見た目は15~16才くらいの発育の良い娘、結構な美少女と言いたいが赤い癖毛のたぬき顔、あう!痛い、痛いから頭グリグリしないでください。パクリキャラが偉そうにしないでください。

そしてそのうち出るかもだから一応名前と簡単な紹介を

コードネーム『アツシ』、『草彅敦子』
一応『国立さぬきがわ学園事件』の時から出てはいる2035年4月『あつこ』の胎から分娩される。
 しかし『あつこ』は謎の理由で射殺される。
以後、当時の敦子『ニナ』の中に潜む。
2034年5月 『かなえ』を始め6人の保母が輪姦される。
2034年5月 それを目撃した『ニナ』も輪姦される、瀕死の重傷を受けるが自力で回復。
2034年5月 『かなえ』たち6人のほぼ全員が職場(育児)放棄を始める
2034年5月 『ニナ』が突然に凶暴化『かなえ』を含む6人の保母を惨殺する。
逃げる&ように内閣調査室の室長『草薙武』の息子『あつし』の部屋に転送、以降『あつし』と『敦子』のふたつの顔を持つエージェントとなって国の下僕として(以下略
能力は『物体の送還と召喚』、自身の身体の一部及び全体にも適当できるので男にも女にもなれる。ただし男になる時は何故か菅田将暉似に拘る。彼(彼女)もあの恒星が3つある惑星『サタン』の衛星に住んでいたことがあるらしい。

『ハルト』、ユーキとも言われているがどうやら私、沙芽の元恋人らしい、私はこんな奴知らないんですが!
「実は何の取り柄もない、せいぜいがサイコロを振って好きな目が出せることくらいか?まあないよりはマシ程度の願望達成能力だと思えばいいかな?」

『博多ラーメン』、後に『カップラーメン』、名前は『伊良衣良』
出番は少ないが過去に私と色々あったらしい。
決め台詞は『遅いことなら〇〇でも出来る!」だがシューマッハまで出したから次はなんと言えば良いか考え中らしい。よっぽど好みなんだろう。実は彼女は蚊の大天使ミカエルらしい、しかしどう間違えたのかミハエルと名乗ってしまったために彼女はシューマッハの生まれ変わりだと信じている。やめろ、まだ彼は生きているぞ!

『刈り上げ』、本名は薔薇樹(いばら じゅ)、どうやら『ホームズ』というかなえにもらった別名はあるらしいが推理は苦手らしい。
こないだも某少年探偵アニメで見事に犯人の予想を外していた。まあ画面の毛利蘭に向かって『犯人はお前だ』と叫ぶ奴だ。察して欲しい。
後ろ髪と側面を刈り上げにしながら前髪を鼻先まで伸ばしている女の子。
正義感だけは強い、ジェネシス化する能力はあるらしいけど意味不明、スタートレックファンなら知っているだろう?と父から言われたがわからない、再生能力かもしれない。しかしながらセガのあの16ビットゲーム機(輸出品名)と何ら関係がないのは確かだ。

『ツインテール』本名は不明、だが勝手にミーナンバーに登録されて夏乃花奈の娘、夏乃花油12才誕生日4月1日で登録されている、花奈の実娘である3才双子児加奈と花世の妹ということになっている?
馬鹿奈!やっぱりお前大馬鹿だろう!
未来の世界では『ヘナ』と呼ばれていたらしいがまあ『かなえ』が適当につけた名前らしい、ゆえにアイドルでもなんでもないらしい、何でも拾う、【願望達成能力】を駆使してゴミ漁りから万引き、スリ(大富豪限定)をして2歳の女児と4才と5才の男児を養っている、マスタングといえば車じゃなくてCherがご愛用のギターしか思いつかない奴、まあコイツもいろいろパクリキャラだ。ちなみにパチンコや競馬、競輪、競艇、カジノで稼ごうとして補導されたらしい。当然だ、彼女は身体つきは大人の女性並みに熟成してはいるがどう見ても13歳未満の童顔だ。

『瑠璃』 本名はかつて戸籍上では『水野瑠璃』と言う事になっていたが自宅内で殺害された事になていて人格が分裂化片方は咲の中に、もう片方は咲の超妖魔とともに瑠璃の中に残るが獣鬼に成熟した卵子が2個残った卵巣を喰い残されてそれを花奈の胎内に取り込んで受精卵に変化させられたったの3日で生まれ生後1ヶ月ながらハルト(ユーキ)と共に3才児の姿で『花世と加奈のいい遊び相手になっている。趣味はBLストーリーの一人芝居だ。

『激辛料理選手権王ルシファー』本名は不明
前髪癖毛の髪の毛を肩まで伸ばした娘。
とにかく能力がえぐい、おそらくは私とナッツが合体した時よりも100均じゃない100倍は強い。
コードネームが長ったらしいが施設では『ローズメイデン』とかなえは呼んでいた。だがどっかのヤクザな副総理に舐めるように愛されそうで嫌だ!と却下、『ローズ』となる、他にも『イカロス』や『ハルヒ』『ニナ』『ホームズ』『へナ』だったらしいが。どっかで聞いたような名前が多いのは彼女たちの育ての親『かなえ』がかなり古い作品を好むアニメオタクだったらしくその記憶の中から流用したと思われる、ってやっぱり完パク宣言?
『かなえ』『あつこ』という名前自体もかなり怪しく偽名じゃないかと私は疑っている。

『激辛獣鬼』、名前はない、『激辛』専属の獣鬼、獣鬼としては最強クラスらしいが『激辛』にかかったらただのペット、子リスや白うさぎ、子ネコにパワーダウンされてしまう。志乃が勝手につけた名前は『李娘リス』というやばい名前だが命名者があの風間志乃だから誰も文句が言えない。
え?それは本当もう1匹いるんだろうって?
聞いて後悔しないでよ?言うよ?
『李娘イル』だ。
ほら!後悔したぁ!

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ここから本編始めるよ~!

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@不倫過産

私、波瑠沙芽、とナッツこと夏野明美、そして私の義父であり私の生みの親でもある佐原詩織の元恋人でもあった波瑠聡さんと3人の共同生活は順調に何事もなく半年を過ごせた(毎晩のように行われた私の生みの親、佐原詩織によるナッツの肉体を勝手に使った半年にも渡る不倫事件は当時の私はほとんど気づかずにとにかく何事も起きずに平和な日々を過ごせていたと思い込んでいた。
それがただの思い込みに過ぎなかったのを知ったのはごく先日の事だった。

『あの時のことを覚えている?』
ナッツがそう聞いてきたのは久々にみんなで雑魚寝した昔3人が共同生活をした古アパートの中だった。
おフランス組の佐原観萌と夏乃花奈、可奈野椎、激辛に春香織の5人と途中参加のスフィアを合わせて6人。
刺繍部による水害お助け隊、【ボサボサ亜希】こと葉類亜希、【ポニテ亜希】こと風間亜紀、秋草加世、文月輪、水無月海、伊良衣良、夏乃花油、浜岡咲(晴美ちゃん)、アンドロイド椎奈、そして私、波瑠沙芽と夏野明美の11人。
最初からいるが本来ならおフランス組の倶名尚愛と前田リナ、まあ前田リナは三つ編み幼女ではあるがJ党国会衆議院議員である前田愛理の娘とはとても思えない精神年齢は余裕で4桁越えの年齢詐欺だ。
そして倶名尚愛といえば持ち前の【願望達成能力】で被選挙権を15才まで引き下げやがったドタワケだ。某党の代表と交流の会?で自分好みの女子高生をいじめ抜いて泣かせた某党の代表に対してブチギレてその某代表の首を締め上げて法律を変えさせた強者だ。今は何故か筋肉モリモリのなんちゃって女性に義体化しているが、そのふたり。
そして最後に黄色く染め上げたストレートの髪を胸まで伸ばした不良小学生、【本家亜希】葉類亜希、と最後にグラマーな年齢不詳のルポライター楓凛。そのふたり。これでもう21人だ。
それが六畳二間に寝られるわけがない。
今年も猛暑だ。
夜中に入っても室温は余裕で摂氏34度を超えていた。
エアコン?一応あることはあるが電気もガスも水道も未払いで停められている。
ただ単に借り手がいないから大家さんが心良く?倶名尚愛と可奈野椎、そして夏乃花油の【願望達成能力】で泊めさせてもらっているだけのことだ。
そして説明をしなければならない。
なぜこの部屋には借り手がいないのか?
もちろん問題物件だからだ。
まずこのアパート自体が風俗嬢専用ということになっていた。
そう、風俗嬢専用のタコ部屋というわけらしい。
というわけで6年前に義父がこの部屋を借りられたのはナッツが同居人だった事も大きい。
その頃から大人顔負けの身体つきをしていた。
(注:その頃のナッツは小学1年生になりたてだった)
彼女をきっと大家は彼女をその道のトップ人気風俗嬢と勘違いした可能性があった。
そんなわけでどうやら義父の部屋には盗撮カメラが設置されていて毎晩会員限定でナッツと義父聡の情事が激しい淫らな喘ぎ声入りでネット配信させられていたようだ。
それは後でナッツに聞いた。
「だから毎晩のように掛け布団なしで全裸で励んでいたんだね」
私の問いにナッツはあっさりと「そだよ」と答えやがった。
どうやら私の方こそただのおまけだったようだ。
「いやそんな事もないよ」
ナッツは即座にそれを否定した。
なんせ私はあの佐原詩織の娘であり淫魔でもある。
どうやら毎晩寝癖のように全裸でシコっていたらしい。どうやら大家さんはそれも会員限定で激しい喘ぎ声入りで配信していたらしい。
どうやらこのアパートは一見は健全なアパートだったがその実はマントル嬢ならぬアパトル嬢専用(今はトルコ嬢なる言葉は厳禁だ、理由はわかるね?国際問題になるからだよ)のお仕事場だったようだ。
おかげで家賃がタダ(無料)だったのも納得がいく気がした。
「ジポン人って本当は崇高な種族なんかじゃなくてゲスイ民族の集まりなんじゃないのだろうか?
いや、これはきっとこのアパート限定のことだろう、他のアパートはまだまともな連中だよね」
「何マジメな顔してダイニングキッチンで話しているのよ」
私が椅子の上で話していたら向かい側でテーブルから大きく引き下げた椅子の上で腰掛けていた全裸の観萌の膝の上で向かい合わせに抱き合っていた、やはり全裸の楓凛が会話に入り込んできた。
「そんなところでよくもまあ恥ずかしげもなく、いや、いやぁぁ〜‼︎あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
私とナッツもいつの間にか観萌と楓凛と同様に向かい合わせに椅子の上で抱き合い割れ目ちゃんからにょっきりと伸びた、アスパラガスちゃん同士で犯しあっていた。
「あ、いやぁぁ〜‼︎いやぁぁ〜‼︎いた〜い!アスパラガスちゃん同士がこすれあっていた〜いった〜い!」
私は思わず叫んでしまっていた。
もちろん私の膝の上に向かい合わせに乗ってきたナッツは最初からそれを狙ってのことだろうか?
『タイトルはさしずめ【エイリアン同士のレズプレイ】かしらね、はぁ、はぁ、はぁ、あ“〜!あ“〜!あ“〜!』
観萌が盛大に喘ぎ声を撒き散らしながら楓凛の腰の上で激しく腰を振りながら心でいった。
「ぁ、あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」
楓凛は観萌の背中に腕を回して思い切り強く抱き締めると彼女の唇を奪った。
『あの、みなさんさっきからハエの形と大きさをしたドローンカメラがしっかりとアスパラガスちゃん同士が絡み合いながら相手の割れ目ちゃんを押し拡げて膣(ちつ)さんの中に入り込んで怪しげな液体を吹き出しあっているリアルな結合部分まで盗撮していますが構わないのでしょうか?』
私は一応聞いてみた。
それを観ているのは十中八九間違いなく【痴神】共だろう。知っていてあえて挑発をしているのか?
まああいつらにとっちゃこの集団淫行もただの忌むべき同性愛行為にしか見えないかもしれないなぁ、でもなんでここまでする必要がある?
ひみつの匂いが立ち込め過ぎでしょうが!おい、ナッツもそこで歌の通りに唇をすばやく奪いにくるんじゃねぇ!
「あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!アスパラガスちゃんを激しくあばれさせないで、こすれあってそのうえに膣(ちつ)ちゃんの中をひっかきまわさないで、いやぁ!いやぁぁ〜‼︎い、い、いやぁ〜いた〜い!裂けそう!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
『まさかこんな狭い場所に次世代獣鬼を誘い込んで決戦でもする気?』
私は観萌に問いかけた。
『さあねぇ、アイツらには場所の広さなんて関係ないんじゃないかしら?広くても狭くても実体の無いアイツらのアドバンテージが高い事に変わりはなくてよ』
「い、いやぁぁ〜‼︎もっともっともっともっとたくさん私の口の中にたくさんのとろりとした唾液を流し込んでちょうだい、それが出来ないならこっちから行くわよ、えい!」
「ぁ、あ、うんぐうんぐうんぐうんぐ、ごっくん、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、だんだん意識がぼんやりとしてきたよ、もっと深く、観萌のアスパラガスちゃんをオレの子宮の中まで差し込んでその内膜をこそぐってぇ、いやぁぁ〜‼︎いやぁ!あつい、くすぐったい、相手が人間の男や獣鬼だとこの快感は得られないよな柔らかでしなやかなアスパラガスちゃんならではだよ」
楓凛は言ったがどう考えても【痴神】共を挑発しているようにしか感じられなかった。
「ぁ、あ、あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!いやぁ!いやぁぁ〜‼︎くすぐったい、でももっと卵管近くもこそぐって」
私も思わず危ないセリフを言ってしまっていた。
『私にとってsexなんて所詮痛いだけの苦行だった、でも父とだけはなんか、どうしてもやらせてあげなくちゃいけないみたいな、ひとつの義務みたいにやっていた気がします』
突然に咲の中の晴美ちゃんの思考が割り込んで来た。
『そうだね、晴美ちゃんのお父さんもある意味で原発の被害者だものね』
それに対して咲が優しく応えた。
『あ、衣良の時間操作ミスで咲と電車の中でお互いが着ている衣服をすり抜けて合体しちゃって思わず咲の膣(ちつ)の中におちんちん(陰茎)を挿し込んで精液を出しちゃっていたおじさんだね』(アダルト版ハルサメとナッツ41薔薇樹4参照)
咲は畳の上で夏乃花奈と横になって合体しながら言った。もちろんアスパラガスちゃんを絡ませて相手の膣(ちつ)ちゃんの中に子宮の中、奥まで挿し込み合って喘ぎながら言っていたのは間違いない。
「ぁ、あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!いやぁ!いやぁぁ〜‼︎そこは、そこだけはやめて、あははは、いやぁぁ〜‼︎きゃ〜くすぐったい」と咲。
「なんのこれくらい序の口なんだぉ、あたしは耐久性がついているからちょっとやそっとの刺激じゃ物足りないんだぉ〜」
馬鹿奈は余裕の笑みを浮かべながら咲の子宮内膜を攻めていた。しかし一瞬そのサディスティックな笑みが凍てついた。
『どうしたの?私の子宮に問題があった?』
咲は気になったのか花奈の顔色を覗き込んでいった。
『あ、ごめんなんだぉ、実は子宮という臓器は【卵子を受精させて、胎嚢(たいのう)で胎芽をくるんで胎児に育てて赤ちゃんを生み出すためだけのものじゃないんだぉ、よくオスたちは【女は子宮で考える】と言うけどあたし自身はその考え自体は間違っていると思うんだぉ、ただし完全にピント外れかと言うとそうでもないんだぉ』
『それはどう言う事?』
咲の中の晴美ちゃんが聞いた。
『あたし達は地球の女性とは種族が違って子宮の造りが全く違っていてすべてのパワーの根源になっているんだぉ』
『うん、それは私が咲の中に取り込まれた時に感じていた』
『じゃあ晴美ちゃんも自分の意識がどこにいるのか感じているんだぉ?』
『うん、私は今、咲の子宮内膜の中に住んでいる、けどどうして?咲はもうそろそろとっくの昔に生理が始まって分厚くなった胎(子宮)野中の内膜が剥がれ落ち始めているはずなのにこうして分厚くなり始めている』
『うん、それはとても難しい問題なんだぉ?地球の女性は、いや、哺乳類の大半はそうなんだけど、その排卵期あたりから分厚くなる子宮内膜はただの赤ちゃんの素、受精卵を優しく受け止めるだけのベッドじゃないんだぉ』
『それはもしかして咲の子宮内膜に秘密があると言う事?』
『地球の科学者や大半の医師が勘違いしている事なんだけど、地球の女性の子宮は脳でもあるんだぉ、脳のそれよりも非常に微細なニューロン神経の大規模な集合体で複雑で大規模な集積回路を形成しているんだぉ、ただそれは排卵期に急速に育ち、それが過ぎ受精が行われないと自動的に剥離してその中に張り巡らせられていた神経網の大半は壊死してしまうんだぉ、だから地球の女性の多くは生理のたびにもう一人の自分の死を感じ取って哀しい気持ちに襲われてしまうんだぉ?』
『よくわからないけどもうすぐ私が生理になったら私の中の晴美は死んじゃうという事なの?』
急に咲の顔が悲しい表情になった。
『うん、そうだね、ただし希望がないわけじゃないんだぉ』
花奈は咲の体を抱きしめながら背中に回した両手で子宮のあたりを手探りしていつように感じた。
『じゃあ私が誰か男の人とセックスをして孕まされたら私の中の晴美は死ななくて済むの?』
咲は切実な表情で花奈に訊いたが花奈は悲しげに首を横に振った。
『晴美ちゃんは胎嚢(たいのう)となって、その子を育てるサポートで手一杯で、ただその子の中で新たな意識が芽生えるのを感じながら出産と同時に壊れて死んでしまうんだぉ』
『どうして?そんなの不条理だよ?今まで私を支えてくれた晴美がいなくなるなんて嫌だよ」
咲は花奈の胸の谷間に顔を埋めて泣いていた。
『それは地球上の人間のオスが勤めていた役割りでもありエゴイズムでもあるんおだぉ』
「例えば獣鬼が女性の子宮内に撃ち込んだ人造精子は子宮内膜に潜り込んで毛細血管から侵入して循環器系統を巡って心肺機関や脳細胞を破壊して全く別のものに作り替えてしまうのだけど、その際に子宮内膜は人造精子によって無数の穴を開けられて、そこにあった非常に微細で大規模なニューロンの網の集合体である膜は破壊されていたんだぉ、それで獣鬼に犯された女性は一度女性としての死を迎えることになるんだぉ』
花奈は咲の子宮内膜を隅から隅まで自分のアスパラガスちゃんの穂先で丹念に探りながらいった。実は地球人の人間間におけるセックスでも似たような現象は起きていたんだ』
花奈は心の中でささやきながら続けた。
『地球の男たちの精子は一つないし2、3個しかない卵子を奪い合って我先にその薄い膜を破り突入して卵子の中のコア(核)と結合して受精卵となりその膜を分厚く、硬くして後から侵入してくる精子から膜を守るんだぉ、もちろんその女性が不妊治療などで排卵誘発剤などを服用していた場合はその限りじゃなく卵子の数は3個以上になってその限りじゃないんだけど、残った受精し損ねた精子は子宮内膜に攻撃を仕掛け始めちゃうんだぉ、その攻撃で子宮膜内の多くのニューロン網は破壊されて本来の安定した妊娠は難しくなるんだぉ』
『それが悪阻(つわり)や早期流産につながる可能性があるということね』
観萌が心を挟んだ。
『それは一種の精子の進化というよりはむしろ退化というべきかもしれないんだぉ、男の精子にも小規模ながらニューロンの集合体は存在していたんだぉ、もちろん電卓にさえ劣る程度のものだったんだ、だけどそれなりにインテリジェンスであり自己抑制を備えていたんだ、そして女性の子宮も今のそれよりもさらに集積度の高い立体的なニューロンの集合体だったんだぉ』
『しかしそれは人類の進化と共に大脳が発達してゆくのと反比例して退化していった、そういいたいわけね』
観萌が自分の顎(あご)に右手のこぶしの曲げた人差し指、中指、薬指を当てながら指摘した。
『確かに女性は子宮で考えるというのは正しいと言えたんだぉ、だけどそれは知的生命体としての論理回路ではなく次世代の子孫を残すためと子宮を始め自身を生命体として正しく機能させるための演算回路だったといえるんだぉ、子宮内膜炎や月経不順、さまざまな性病や感染症、そして受精してからの子宮外妊娠、ありとあらゆるトラブルを回避するためのものだったんだぉ』
『そして男性の精子も闇雲に卵子の膜を破り突入して受精させて妊娠させるだけが目的ではなかったと、まさかそんな寝言を言う気じゃないだろうね、我が娘よ』
ナッツは花奈の考えに心をはさんだ。
『そのまさかなんだぉ、精子は論理回路でははないけど子宮内膜に張り巡らせられた大規模ニューロン網との通信機能は持っていたんだぉ、それによって各々の精子が卵子の位置を把握して子宮内膜の大規模ニューロンに選ばれた精子のみが受精を許されたんだぉ』
『じゃあそれ以外の精子はどうなる?』
楓凛がきいた。
『その精子のサポートに廻るんだぉ、自壊をして弱アルカリ性の粘液となるんだぉ、第1にその頃の男性が放つ精液自体も弱酸性だったんだぉだからそんな頃の精子の寿命は子宮の内外を問わず5〜6時間程度だったんだぉ』
『つまり何が言いたいんだ、花奈は?』
加世が疑問を挟んだ。
『つまり例えばひとりの女性が大勢の男性に輪姦射精されても女性自身が望まない妊娠をすることはないし、pH(ペーハー)バランスが崩れて酸性度が弱まり雑菌の侵入を許すこともなかったんだぉ、今の咲の子宮はそんな感じに近づきつつあるんだぉ』
『それってもしかして【国立さぬきがわ学園事件】の時に私の中の【B】と【G】が発案して【さとみ】がDNAマップを描いたという、【国立さぬきがわ学園】の女子生徒たちに改造を施した時のアレに似ている』と黄色く髪を染めた【本家亜希】がつぶやいた。(再会シリーズ12より)
『似ているどころかズバリそのものなんだぉ』
あっさりと花奈はそれを認めた。それだけじゃなくてとんでもないことを言い始めやがった。
『そう、それのDNAを設計したのが沙芽(さとみ)母なんだぉ』
『え“〜!』としか言いようがなかった。私はそんなすごいことした記憶はないのですが?
『それからハルサメ母は奈津菜摘と交わった際にハルサメ母の中にいた【さとみ】はナッツ乳の中にいた【ハル】と融合してお馬鹿さんになっちゃったんだぉ』
抜け抜けと花奈のバカは言い切った。許すマジ!馬鹿奈!
『喧嘩売ってるの?』
『そんな事ないんだぉ、そのおバカさが【痴神】から【さとみ】の存在を隠すトリックになっていたんだぉ、そしてハルサメ母の中にいた【明美】ちゃんがナッツの中にいた【サタン】と【奈津菜摘】と融合したんだぉ』
おい、馬鹿奈よ、どんどん私の頭の中が混乱してくるような事をわざと言っているだろう?
つまりアレか?私の中。
波瑠沙芽=【さとみ】+【ハル】
という事でナッツの中身は。
夏野明美=【サタン】+【奈津菜摘】+【明美】
という事でいいのか?
『正確にはハルサメ母の中には何人もの人格がひっきりなしに出入りしているんだぉ、一応それも疑似サイコメトラーにかけてあるんだけど正確さに欠けるから【さとみ】さんと【明美】ちゃんの協調作業で6年前のこのアパートで起きた事を再現してもらうんだぉ』

いまの私には花奈が言っている言葉の意味がさっぱりわからなかった。まあ某国会議員の【好田金脈】(すきだかね)に比べたらまだマシかもしれないがどうリアクションしたら良いかわからなかった。

『えーと、それは私に【痴神】の声と【獣鬼】の声を同時に聞いてどちらにも犯されろという意味ですか?』
もう完全にパニック状態だった。

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@不純異性交際

私、ハルサメとナッツのふたりはとりあえず家庭の事情という事で4月から9月の末まで武蔵学園性等部から東海学園法人倒壊性学校に一時転入することになった。
気のせいか【どちらも字が違くない?とは思ったがあまり細かいことは気にしないことにした。
まあ予想はしてはいたが二人とも別々の教室に配置されて離れ離れとなった。
それでも変な噂は立つものである。
言うまでもなくハルサメこと波瑠沙芽とナッツこと夏野明美は親娘説だった。
もう1学期も4週間も過ぎたというのにこの手のくだらない噂は絶えない。

ただし、どこからどう見ても大人に近い身体つきの美少女であるナッツは女子生徒たちの憧れの的であり、と同時に嫉妬の対象でもあった。
彼女は男子生徒にとっても憧れの的ではあったが、厄介な事にもうすでに二次性徴を迎えて男らしい体つきになってしまっている一部の男子生徒にとっては姓欲の対象だった。
中にはナッツの裸体を夢想しながら机の影でしこっている(自慰行為)に及んでいる奴もいたようだ。
そんな奴に対してナッツはふりかえり『にっこり』微笑んで牽制をかけたつもりだろうがもちろん逆効果だ。
実際にナッツは1日の間に数回レイプされそうになった事があると聞く。

割れ目ちゃんにおちんちんを差し込んで女の子が泣き叫ぶほど激しく腰を振って中にとろみのある液体をたくさん出したら気持ちが良くなる。
もちろん女の子の子宮の中の卵子が受精して着床して赤ちゃんができてしまう可能性がある事は知ってはいるがそこから出産に至るまでの道のりがどんなに大変か、そしてその間に性行為を行うリスクも男の子たちは知るよしもない。
なんせ学校でそんな事は教えなくても良いことになっているからだ。
それどころかそれを女子や男子に教えること、そしてそれらの行為を被衛生的に行うことによる感染症のリスクも教えない、むしろ教える事が罪とされる風潮があった。
それは政権を支えていた支持団体である宗教団体の教えでもあるそうだったが。

その程度の性知識しか持たない子供たちがすぐにでもセックスをして子供を産めてしまう身体を手に入れてしまうという危うさがどれほどのものか人間の大人たちは果たして理解しているのだろうか?
全て安直に風俗産業界の意向に従い無料給食に遺伝子編集と遺伝子書き換えを施したコウロギを粉末化した超高タンパク質栄養素材と二次性徴を早める二次性徴ホルモン分泌促進剤を混入した結果だったとは当時の私たちも知らなかった。

さっそくお節介で耳年増な女子が私の耳に妙な噂を吹き込んできた。
「ねえ、あんたと明美さんは本当は親娘なんでしょ?隠さなくても良いから本当のことを言いなさいよ?夏野さんのお父さんはどんな人だった?あんな美人だからさぞイケメンなんでしょ?」
思わず『はい?』と言ってしまいそうな、奇怪な質問をサラサラキューティクルのストレート黒髪を腰まで髪を伸ばしたいかにもお嬢様っぽい女子に声をかけられた。

身長はナッツと競っていて150センチ以上はありそうな感じだった。胸のほうもなかなかのものでDカップはあると見た。
多分だけど今思えばそれは遺伝子組み換えコオロギを粉末化して混入させた超高蛋白質食品と二次性徴ホルモン促進剤を混入したこれまた遺伝子組み換え牛の乳を飲んだ成果だと思っただろう。
くどいようだがその時はそんな情報は一部の淫魔しか知らなかったという。
おそらくは、もうその年にして異性(男子)とセックスをすれば妊娠だってするし赤ちゃんを産むことも可能だろう。
それに引き換え私といえば身長は一昔前の小学生そのものだし、胸は洗濯板だった。
この『洗濯板』という言葉には特別な侮蔑(ぶべつ)が込められていて肋骨が浮き出て見えるほどガリガリに痩せこけているという意味が込められていた。
要は『貧乏くさい』という意味か?
実際には波瑠家は裕福な方で食に問題があった訳ではないのだが・・・。

「えーと、ナッツが誰の娘ですって?」
そう言うのが精一杯だった。激しい頭痛が私を襲ってきたからだ。
「決まっているじゃない、あなた本当は夏野明美さんの母親でしょ?」
そう言われた時にはなんと言ったら良いのかさすがに返事のしようがなかった。
「ねえねえ赤ちゃんを産むってどんな感じ?やっぱり赤ちゃんに栄養をみんな取られちゃってあなたみたいにガリガリになるの?男の子と最初にエッチした時の気持ちはどんなんだった?」
さすがに再び『はい?』である。
『それを言うなら逆でしょと言いたいが本当にこの国の性教育はどうかしていると思う。
私以外の女子たちや男子たちはどう見ても中学生以上と言っても不思議には思えない体つきだった。
しかしそれは体つきだけでナッツを除けば全員頭の中は幼稚園を出たばかりの幼児そのものだった。
ただ漠然と男子と女子が裸で抱き合ってキスをすれば赤ちゃんが生まれると思っている子が多かった。
実際そこまでいって仕舞えばたとえ脳に性行為に関する知識がなくとも、本能が男子のおちんちんを勃起させてしまう。
そしてその男子は体に組み込まれたプログラム(本能)に従い自分のおちんちんを女子のワレメちゃんの中に挿し込んでその中に眠る外陰部さんのクリトリスを刺激して、おりものを放出させてそれを受けいるる準備をさせてしまう。
あとはそのおりもので濡れた膣(ちつ)さんの中にその熱り勃ったおちんちんを処女膜(しょじょまく)を突き破ってその中の膣(ちつという名のくぼみ)に挿入(そうにゅう、おしこんで)しまう。
当然だけど女の子は少し顔を顰める(しかめる)、当然だけど痛いからだ。
しかし男の子の脳はすでに女の子が気持ちよく感じていると誤認するようにプログラミングされている。
そしてそれを見て男の子自身を助長させる事も。

何故AVなどやアダルトサイトを子供たちが見てしまうか?それは自分自身の欲望を肯定してくれるからに他ならない。
『この時に女の子はすごく痛い思いをしているんだよ』とか『相手の顔を見てこんな表情をしたらもうやっちゃいけないよ』と教えてくれる大人がいないと男の子は『ポルノ性産業によってどんどんと誤った性知識を植え込められてゆく』、そんなこともわからないのが文部大臣とかやっているからいつまで経っても性犯罪は無くならない。
おっと話がそれた、そんな頃は私も知らなかったから偉そうな事は言えない。
だけどそれが性的サディズムだとは学校じゃ教えない。
それは中学生になった今でも大して変わらない。

だけど男の子の下垂体はご主人様である男の子に腰を強く突き出すように振るように指令を出してしまう。
自分のおちんちんが女の子の膣(ちつ)というさほど広くはないくぼみ大きな亀頭部で押し拡げ(ひろげ)ながらその位置を何度も何度も前後上下左右に動かすたびに女の子の顔が苦痛に歪む姿を見る事を女の子が気持ちが良いと勘違いしてしまうようにプログラミングされている。
それが男の子の下垂体を刺激してさらに激しく腰を振るように命じてしまう。
女の子はその時とても耐えられない激痛を感じている。
膣を無理矢理押し拡げられる痛みもそうだがそれよりも何よりも女の子の膣の内膜に覇りめぐたせられた神経は男の子の亀頭部よりもはるかに敏感だ。
それをうやむやにしてしまうのがAVなどの性産業と言えた。
それらは『いやらしい』とか『卑猥な』という意味でダメなんじゃないんだ。
誤った性知識を未成年の子供達に植え付けてしまう事こそが問題なのだ。
私は今年の春、義弟と交わることによってやっとそれを知った。
その頃の私は将来中学1年生にして双子の娘を孕んでやっとその危うさを知ることになるのだが。
あとは男の子が女の子のその膣さんの中で濃い精液をたっぷりと射精をするだけの事だ。
それはほとんど考えなくても出来てしまう。
その後は女の子の意思とは関係なくたまたま降りてきた卵子が精子のひとつを受け入れて受精をすればそれが分厚くなった子宮内膜に着床して細胞分裂が始まる。
こうなったらもう(乱暴な性行為や人工流産など)余程のことがない限りその子が育つ事を誰も止められない。
いずれにしても深く傷つくのはいつも女の子の方だという事だけは確かなようだ。
今の私は信じられないくらい自分の娘たちに助けられて、守られている。それだけは確かだと思う。
それにしても私の幼少期はクソッタレな男の子たちにクソッタレな性行為を強要されていた事を思い出す。
本当の性教育とは【子供の作り方を教える】ことではなく【本能の赴く(おもむく)ままにやってはいけない事、注意しなければいけない事】などを教えることかも知れない。

私とナッツは淫魔と悪魔という特殊な生き物だっただけにそう言った知識がもう生まれてすぐに割と多く頭の中にあった。ただそれだけのことだ。

しかしそれだけでは足りない知識があったことも事実だ。

私が興味本位でたまたま覗いた風俗嬢の日記のページにそれはあった。
【男性が自慰行為をする時により強い刺激を求める為に布や紙などで亀頭部を刺激して行う行為の危険性を説明していた。それが亀頭部の神経を鈍感にさせてより強い刺激を求めるようになって女の子の中でより一層激しくそれを暴れさせてしまう原因になってしまうからそれはやめてほしい】とのことだった。
その女性は医療関係を目指していたからそう言ったことに詳しかったのかもしれない。
私がそれを読んだ時はにわかに信じ難かったがその後に私が義弟と交わった時にそれを痛いほど思い知った。
事実義弟もそんな自慰行為を繰り返していたのかもしれない。

ところで話は私とナッツの関係に戻るが・・・。
こんな時になんて答えれば良いんだろうか?

しかも私がナッツの母親ということになっていて、それで産まれた娘であるナッツの方がなんで大きく成長しているのか考えないのが幼稚園を卒園したばかりの幼児だということか?

私が返答を考えあぐんでいると私の口が勝手に動いてそばにいた女子はもちろん男子たちにも説教じみた事を勝手に言い始めていた。

「そんな大事なことは私たちのようなまだ幼い子供同士でしちゃダメですよ?」

そう言った時に私の頭は恥ずかしさでいっぱいになる程、火照っていたけどそれとは反比例するかのように私の下腹部は妙に冷え始めていた。

「簡単に異性とエッチしたいなんて考えるものじゃないですよ?男の子は女の子がのたうち回るのを見て気持ち良さそうにしていると勘違いしたあげくに女の子の大事な穴を荒らしてその中に赤ちゃんの種をたくさん出してスッキリとするでしょうけど?女の子の初めてはとても苦痛なの、まあ相手によっては永久に苦痛になることもあるからね、特に理事長みたいなのが相手だと」

そこで私の胎の中の誰かは言葉をいったん区切った。

「それだけは覚悟しておいてね?そして女の子はお腹の中に胎芽の命というとても重たい存在をしょわされるの、それはやがてどんどん大きくなってスイカ並みの重さになるから、それを腰と足で支えるのはとても一口では表現できない辛さになるわ」

私はその時に自分が意識しない言葉を口にしていたことに気が付かなかった。

次に別の女子がたまたま近くにいたナッツにきいた。

「ねえねえ、ナッツはハルサメから生まれた時はどんな感じだった」

もちろんナッツがそんな問いに答えられるはずがなかった。だいたい自分が出産された時点の記憶があるなんてきっと私くらいのものだろう。

私は木星と呼ばれる巨大な惑星の下にあるレダという名の衛星の荒野の上で生まれた。
私は長い産道を抜け出ると初めて自分が好きな母親、詩織ママを優しく包んでいたシールドの中の大気に触れた。
私は自分を喜びの笑顔で優しく抱き止めてくれていた詩織ママを見て産声、というより大声で泣いていた。
私が非力だったばかりに詩織ママには辛い思いをさせた、男たちの暴力から彼女を守れなかった。
特に崖理事長が私の母に行った性的な暴行は許し難かった。
それだけならまだしも使い物にならないと見るや奴は詩織ママの両足にクサリと重たい重りをつけた鉄輪をはめられて海に沈められた時もサメに襲われて右腕を肘あたりまで、左足を太ももの根本付近から喰い千切られていた。
本来なら詩織ママはそこで死んでいたかもしれない。
でも私はこの大事な女性を守ることしか考えていなかった。
へその緒から流れてくる液体を逆流させて詩織ママの出血を止めて体全体に巡り廻るように配慮した。
そして片手と片足で自らサメの口の中に詩織ママの体を突入させてそのサメのはらわたを喰らわせて栄養源として詩織ママの肉体再生に利用した。
そして詩織ママの手足を修復させながら浜辺に上がった時にはすっかり夜が明けて明るくなっていたがその日差しの向こう、逆光側の丘にライフルを構えて私の母、詩織ママを狙っているスナイパーの姿が目に入った。
大方、誰かが詩織ママのどこかに埋め込んだマイクロチップが発信する信号を見て詩織ママの生存を知った。
そして崖理事長が雇ったスナイパーに詩織ママを狙撃する命令が下ったのだったのだろうが私にはそんな奴を相手にしている余裕はなかった。
私は詩織ママの身体ごと音の速さの20倍を軽く超えるすごい速度で空に飛び立つと地球の衛星軌道をあっという間に離脱して地球の衛星である月をカタパルト(加速度増大装置)にして一気に火星に向かう軌道に乗った。
そして今度はその火星をカタパルトにして一気に木星の軌道に乗るつもりだったがその前に小惑星帯という難関を通る必要があった。
うかつに超高速でそれらその小惑星のひとつにでも衝突しようものなら負けるのはこっちだ、スピードを落としてその細かい星と星の間をなんとかすり抜けると再び速度を上げて木星を廻る衛星の中でも時に小さな部類に入る衛星レダを目指していた。
その大地の降り立った時には詩織ママの身体はほぼ完治していた。本当は私の力など借りなくとも詩織ママは自力で肉体再生が完了していた。

『あたしは波瑠沙芽のような幸福な環境では育ててはもらえなかった、でも今思えば大勢の人たちに守られて救われた気がする』
ナッツは私にだけ最初の部分を心で淡々と伝えた。そしてその続きは肉声で語り始めていた。

「ハルサメ、の中であたしは巨大な惑星の下でスクスクと育っていた、とても幸せだった。【サタン】という巨大な惑星に幽閉されていたあたしはこのまま永久にあの地獄に閉じ込められると思っていたし事実気が狂っていたのかもしれない」

ナッツは、突然真剣に語り始めていた、エッチでスケベな話を期待していた彼女たちや彼らにとっては説教を聞かされているようなものだろうか?退屈そうな顔をしていた。

しかし次の瞬間彼らはナッツの話に夢中になっていた。

「もう一人の私は不幸そのものだ、あたしの母親は中学に入る少し前から自分の実の父親に毎日のように心を操られてレイプされていた、自分が父親だと信じていた男は義理の父、速い話が育ての親だったよ、彼女は毎晩のように実体を持たない謎の男に乱暴に乳房を揉まれて、激しく大事な穴に硬くて太く、長い反り返った肉の棒をねじ込まれて荒らされていたんだ」

一人の男子が自分のズボンのチャックを下ろしてパンツの中の固く、膨れ上がったものを利き手で触れてしこり出していた。『ピュッ、ピュッ、ピュッ』と精液を飛ばして女子生徒ひとりのスカートにひっかけてしまっていた。
雄の本能だ、知識や抑制心がないと止められない。これが本当の中学生なら大犯罪だ。

猿はおナニーを覚えると一生やり続けると言う話を聞いたことがある。もちろん根拠のないデマだろう。
しかしながらあり得ない話じゃない。現に満員電車の中でさっきの男子生徒と同じ行為をして逮捕された青年がその後何人かはいた。
かけられた女子生徒が気づかずに事件にならなかったケースも存在していたかも知れない。
知識がないと見逃されてしまうことだってある。
ましてや人間の形にさえなっていない胎芽がそんな事を知るはずがなかった。

「ではなぜそれがわかったかって?その頃にはあたしと姉は胎芽となってすでにその母親である女の胎、子宮の中にいたからね、ふつうの胎芽なら胎嚢(たいのう)ごと潰されて破水してあたしの姉共々ふたりとも死んでいただろうさ、でもあたしがそれを許さなかった、ただしそれでも確かだったのはあたしたちの住んでいた子宮はあいつに突き上げられてドロドロとした液体を中に噴射されるたびに荒らされて、私たちの母親の頭脳が壊されていくのを黙って見ていることしか出来なかったんだよ」

ナッツはそういうと慈しむように自分の下腹部に触れた。

「やがて、あたしも姉も何度も何度も死の危険に晒されながらもなんとか出産期を迎えて長い、長い狭くて苦しいトンネルを抜けて初めて外の世界を感じた、背も嬉しさなんてコレっぽちも感じなかったよ、母ももっと激しい激痛と苦しみに耐えながらあたしたちを産んでくれたはずだから、目は見えなかったけど今にも死にそうに弱々しく息を荒げている母を冷たい視線で見下ろして男の視線を感じていた、毎晩のようにあたしたちの棲家(すみか、ここでは子宮の中のふたりを羊水と共に包む胎嚢、たいのうを指す)を荒らしにきていた男だということはすぐにわかった」

ここでナッツは教室の隅で息を荒げて苦しそうにしゃがみ込んだ女子をチラリと見た。

「ちょっと、待って、話はここまで、誰か保健室の先生を呼んできて」

ナッツはそう言いながらその女子の元に駆け寄るとやさしく彼女の下腹部に触れた。

「誰にやられたの?」
ナッツはその女子にきいた。

顔を青ざめさせた男子が4〜5人教室を抜け出していくのが見えた。心なしか残忍に笑っていたような気もする。

青ざめた顔の、さっきとは別の男子が教室に飛び込んで来て言った。
「別の教室でも【みいこ】みたいな子が大勢いて保健室の中は大混乱だよ」

「嫌な予感が的中しちゃったね、ここはあたしと波瑠沙芽(はるさとみ)だけで何とかするしかないよ」

私はナッツにあだ名でなく本名で呼ばれていたことに気が付かなかった。

「でも私たち子供だけで何が出来るの?」
私はナッツに聞いた。

苦しそうに顔を歪めている女子の履いている純白のスカートの股間が大量の出血でみるみる赤く染まっていくのが見てとれた。

「ああ、確かにそうだね、でもあんたの胎の中にはたくさん子供を産んだ経験者が棲んでいる、その人の声を聞いて」

そう言われた私は矢継ぎ早に周りの女子に指令を出していた。

「誰でもいいから保健室に行ってガーゼと包帯をもらってきて」
と私は誰か懐かしい女に指図されたかのように言った。
それを聞いて真っ先に飛び出して保健室に行ったのは女子の私にいきなり失礼な質問をぶちかましてくれた娘だった。決して悪い娘ではなかったようだ。

ナッツはいきなりその【みいこ】のスカートをまくりあげて血まみれのパンツを脱がすと自分の尻尾を軽く差し込んでいた。

「良い子はこんなことしちゃダメだよ」
『人間には見えていないから大丈夫だよ』
ナッツが私の心の中に直接ささやいた。

私は訳のわからない呪文をささやきながら【みいこ】の下腹部を左手の手のひらでさすり始めていた。

「大丈夫だからね、あなたのここにはあなたのお母さんの分身が棲んでいる、男子に何度壊されても復活する強いお母さんがね」

私は自分でも自分が何を言っているのかわからないまま【みいこ】の下腹部をさすり続けていた。

『まさかこんなところで幸恵の妹さんに出会うとはね』
突然に私の胎の中の声がナッツに直接伝わった。

『うん、そしてあの時にアサルトライフルの集中砲弾を受けて死んだはずの詩織さんがこんなところに棲んでいたとは意外だったよ』
ナッツはそう伝えて来ると血まみれの左手のひらで私の下腹部にそっと触れた。

『16層に張り巡らせられた1000億本のニューロン網か?きっと波瑠沙芽の排卵時や妊娠出産時にはさらに数倍に膨れ上がっているだろうね』

ナッツは私にそう伝えるともう一方のの右手の手のひらを【みいこ】の下腹部にそっと当てて何かつぶやいていた。

「安心して今はあなたの胎の中に棲んでいたお母さんのコピーを復元しているだけだから、もうすぐ痛いのは治るよ」

ナッツが【みいこ】に声で伝えると彼女の表情はだんだん穏やかになっていった。

『だけど君にはあたしはとても残酷な選択を迫らないといけないんだ、選ぶ道はふたつ、ひとつはかわいそうだけどこのままこの子はいなかった事にして何事も無かったようにその間の記憶を消すこと』

それはさっき教室を飛び出して行った数人の男子たちから集団暴行を受けて強姦されていた記憶を消去することを意味していた。
しかしその中のひとりに対して彼女【みいこ】は淡い恋心に近い好意を抱いていたことは確かだった。
しかしそんな彼らは彼女に対してふさわしく優しい気持ちなど持たずに、【みいこ】を物か何かのように性的な暴力を行使した。
多分忘れてしまった方が彼女の心の安らぎを保つためには良いだろう。

しかし彼女は激しく首を横に振った。

『もう一つの道は【みいこ】にとってはとても辛くて険しい道だよ、今波瑠沙芽の中にいる佐原詩織に協力してもらえればあなたのお腹の子は助かる、でもそれはあなたがあの男子たちから何度も何度も受けた辛くて激しく乱暴な暴行を忘れられないこと、あなたはそれに耐えられるかな?』

そのナッツの心の声はまるで詩織ママを思わせるような語り方だった。

【みいこ】の顔から一瞬血の気が引いて青ざめて心なしか全身が小刻みに震えた気がした。

しかし彼女は少し間を置いて微かに首を縦に振って『うん』とつぶやいたような気がした。

『決まりね、明美さん、今から処方箋を伝えるからそれをあなたの体内で調合して薬剤Aはその尻尾から彼女の胎内に注入して、そして薬剤Bは彼女のに口移しで飲ませてあげてね、それで落ち着くはずよ』

私の中のもう一人の心がいかにも確信ありげにいった。
詩織ママは優秀な生物学者でもあった。

「それから私に最初に質問をしてくれた娘、あなたにお願い、これを保健室の先生に見せて調合して、今の時間ここには私の記憶が確かなら冴子さんか観萌がいるはずだから何とかしてくれる?」

私はそう伝えると【みいこ】の大事な穴から尻尾を抜きガーゼを当てて包帯を巻き終わっていたナッツに向かって言っていた。

私の頭の中にはまだ当時奴らが仕掛けた500回以上も同じ時代を繰り返される無限ループを知らなかったはずだ。私の本能がそれを知らせてくれていたのかも知れない。

「さあこれから【みいこ】をこんな目に合わせた男子どもをとっちめに行くよ」

私とナッツは教室を飛び出して東海村の街の中を駆け抜けていた。

「ところでつかぬことをお伺いしますが、【みいこ】を襲った犯人たちはどこに行ったかご存知でしょうか?」
私は今更ながらにナッツにきいた。
「え?ハルサメの知っているやつじゃないの?」
とナッツの奴が聞き返してきた。どうやら私がその手の犯罪に縁がないことを知ってのことだろうか?
そういった性犯罪者が1万人いたら9999人はナッツを襲うだろうよ。

「いや、この正体を相手に見せたら誰も襲いに来ないし」
ナッツは全身深緑色をした鱗(うろこ)だらけの姿を晒して私にいった。

でも確かそれは一般人には見えないはずではなかったのか?
「いや、相手の脳に直接イメージ転送させたら見せることも可能だよ?」
あっさりとナッツは言い切った。果たしてそんなことが可能なのだろうか?しかしながら私はナッツが悪魔だったことをすっかり忘れていた。
「でもそういうのが好みの変態さんだっているかもよ」

私は反論を試みたつもりだった、しかしその当時はその私の想像を軽く超えてくるような変態さん、いや化け物が存在することを知らなかったのだ。獣鬼という名の怪物を。

「ねえ、ここはどのあたりなの?」
私の不安はJRの東海駅を超えたあたりからさらにつのり始めていた気がする。

普通は商店街の中に入ると誘惑でいっぱいだった。
当時にしては珍しい立体駐車場を持ったショッピングモールや駄菓子屋や甘味処、ゲ、ゲームセンター。
クレーンゲームやプリクラ、懐かしのレトロシューティゲーム。お、鈍器コングもあるぞい。
「ハルサメ、あんた、どこのおばさんよ」
呆れたように言うナッツの目がギラギラて輝き出していた。
レコードショップや古本屋、古着屋から最新のおしゃれな服まで取り揃えたお店、八百屋や精肉店、鮮魚店の威勢の良いお兄さんの掛け声。

『そんなもの一体どこにあるって言うのよ?』

私はナッツに心で声をかけられて呆然と周囲をもう一度見回してしまった。

そこには延々と続くシャッター街しか存在しなかったからだ。

ふと振り返れば華やいで見えたショッピングモールもずいぶんさびれて客の出入りも少なく感じていた。

「あれ?私が今まで見たものは一体?」

首を傾げながらナッツの顔を見ると彼女は『やれやれ』と深くため息をついて言った。
「あんたが今まで見たものは過去の幻視、まあ亡霊みたいなものだよ」
「それはどう言う事なの?」
私はナッツにきいた。
「昔この街は原子ムラと言ってとても栄えていたんだよ、とある事故が起きるまではね」
事故と言われてもその当時の私はバスガス爆発事故や人が工事現場や作業現場の高い足場から落ちて重傷したり、最悪命を落としたりすることしか想像がつかなかった。

「やれやれだな、もうハルサメは詩織さんに産み直してもらった時に第四惑星以前の記憶どころかこの星の20世紀に起きたことさえ忘れてしまっていたのか?」
そんなこと言われても覚えているはずがなかった。私の記憶は詩織ママの胎の中で、おそらく胎芽とやらになって育ち始めた頃から芽生え始めていたのだから。

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@種明かしを強制された国会質疑の答えといつものばっくれ

「20世紀も終わりに近づいてまだ世の中には【ノストラダムスの大預言】なるものが一部の人々の間で信じられていた頃だった」

ナッツは突然に長い話を語り始めていた。
「今から歩いた方向とは逆の方向、核燃料製造工場で臨界事故が起きた」
「それは浜辺で泳いだりキャンプファイヤーしたりするイベントですか?」
そうきいた途端に背中から思いっきりど突かれてしまった。
「ちげーよ!それは臨海学校、核反応が止まらなくなったんだよ」
「当時は作業員による違法作業のせいだとか言われていたけれど実際には企業ぐるみの違法作業どころか違法生産だったんだよ」
「はい?」
と私、もうその頃から私のお約束のリアクションだったようだ。

「2004年10月14日にとある女性国会議員が参議院で議長に質問をしたらしいんだ」

ナッツはそう言うと空を見上げた、どんよりとした雲息で今にも雨が降り出しそうな気がしたが私にはそんなことよりも気になる事があった。

「それが『ウラン溶液製造の許可に関する質問主意書』だった、内容は主に次の通りだったんだ」
時々、いやしょっちゅうか、ナッツは私と同じ小学1年生かと思うような発言をする、それはきっと彼女の中に棲む悪魔サタンの長大な記憶年数によるものかは定かではなかった、しかしその知識のジャンルは大きく偏っていると言わざるを得なかった。スポーツや芸能界に関してはからっきしだったから。

「まずは株式会社ジャコは、旧動燃の研究炉用にウラン転換を行って、それを製品として提供していた、それの1例が1999年にやらかした臨界事故の原因にもなった「常陽」用中濃縮ウラン溶液製造そのものだった」

「だけどジャコが実施していた『ふげん』『常陽』『もんじゅ』用のウラン溶液製造の内、ウランからプルトニウムに転換するために建造された試験棟でもあった『常陽』用に使うための中濃縮ウラン溶液以外は国などから製造許可を得ていなかった疑いがあった」

「臨界事故によって事実上解体状態にあった旧動燃の後を引き継いだ核燃料サイクル開発機構東海事業所は、『ジャコ臨界事故に関するサイクル機構とジャコとの関係についての改訂版に関する調査報告」と題する本報告書』を2003年12月に発表していた、その中で『ふげん』『常陽』用ウラン核燃料溶液が無許可製造だった事を記載していた、要するに1980年前後にジャコが製造して納入した『ふげん』『常陽』用ウラン核燃料溶液はジャコの『研究室』で製造納入されたものであって、製造許可なんて取得していなかった」

 「本報告書は、1989年頃から1996年頃までの間にジャコで『もんじゅ』で使用することを前提としたウラン核燃料溶液が製造されていたという事も明記していたけれど、それに関する製造許可の有無については記載が見当たらない、それじゃ困るので、参議院議員の彼女は以下の質問をしたのさ」

そこまでナッツが言った時に雨がパラパラと強く降り始めていた。
「ヤバいな、あたしはともかくハルサメにはこの放射線量はキツイかもしれない」そう言ってシャッターの降りた商店の軒下に私を引っ張り込んで雨宿りをすることにした。
ナッツは自分のバッグからタオルケットを出すとそれでゴシゴシと私の頭に降りかかった雨水を拭き取ってくれた。
「これくらいの線量でも頭皮から吸収されたらハルサメの脳がどうなるか、あたしにも保証はできないからなぁ」
とナッツは言った。彼女が言った意味はよく理解できなかったが相変わらずイケメンだ。見た目はスゴく女オンナしたフェロモンをまき散らしているのだが。

「まずは『もんじゅ』用ウラン核燃料溶液製造に関してだよ」

「その1、ジャコにおいて、第一加工棟、第二加工棟及び転換試験棟以外にウラン粉末又は溶液を製造していた施設は存在しますか?存在していたのなら施設の名前、製造した明細な核燃料物の種別と製造した期間を明示してくださいってな」

「まあ単純に『ジャコのふたつの加工棟と転換試験等以外でウラン核燃料を製造していたか?それとも製造していなかったのか?もし製造していたのならそれは粉末状のものか?それとも溶液、つまり硝酸などで溶かし込んだ液体状のものか?そしてそれを製造していたのは何年から何年までかを教えてほしい、訊いたのはこの3点のみだった、スゴく厳しい質問に聞こえるかもしれないけどフッ素を混入して【六フッ化ウラン】にしたかどうかまでは訊いていない、あたしなら間違いなく聞くべき点だと思うしツッコミどころだからね、なにしろ摂氏56.5度で昇華して気体になってしまう、あとは遠心分離機などにかければ簡単に淑女ウランちゃん(238)とヤンキー不良娘ウランちゃん(235)に分離できちゃうからね、うまく使えば核爆弾も作れちゃうよ、でもそれさえもあたしが調べた限りじゃそれに対するまともな返事はなかった」

「その2、ジャコが操業を始めてからのちに、第一加工棟、第二加工棟及び転換試験棟において、ウラン粉末製造、もしくは溶液製造のそれぞれに関して、許可を国や原発規制庁やイアエアなどから得ていたのか?いなかったのか?はっきりしてほしい、また、その1において別施設が提示された場合は、その施設に関しても同様に許可得て作業が行われていたのかはっきりしてほしい」

「これもスゴく甘い質問と言わざるを得ないね、で要点としてはそれらの自分らが最初に『勝手に作業員がやったことになっていた作業内容に関して国や原発規制庁、イアエアなどのどれかからひとつでもひとつからでも許可を得ていたか?ということなんだけどそれさえも答えられなかったみたいだね、多分そのどれもが【自分達に責任が被せられるのを恐れて】のNA(ノーアンサー)にしとけという上からの指示だと思うよ」

知らない間にあれほど強く降っていた雨は止んでいたようだった。

「その3で彼女が質問したことは『もんじゅ』に関する質問だった、別に飛ばしても良いけど製造工程でジャコが関わっているから念の為に、『もんじゃ』用ウラン核燃料溶液は、違った『もんじゅ』だ、お腹が減ってきたせいか頭の回転が、とにかく『もんじゅ』用核燃料溶液はジャコのどの施設で製造され、何処の誰に溶液製造許可を得たものであったか?そして操業ごとに、製造量、まあキログラムとかウランと溶液リットル詳細な数値とともに各それぞれの製造を実行した施設とその許可の得たか得なかったのかをはっきりとしてほしい、それだけのことなんだ」
その時に私はすでにナッツの様子が変だった事に気付くべきだったかもしれない。
ナッツはああいったドロドロとした食べ物が苦手だったはずだ。
私の脳もすでに放射線に侵されていたのかもしれない。

「それは良いんだけど、なんか私たち変な男の子たちに囲まれていない?」

私は不安になって思わずナッツのシャツの裾を掴んでしまっていた。

「どうやら核心をついちゃったかな?まだ話は続くからそのまま、黙って聞いてほしいんだけどな」

ちょっと見渡しただけでも私たちの左側には5人の高校生、右側には6人の中学生がニヤニヤ笑いながら立っていた。正面には私服の背の高い、男子がふたり立っていた。しかし顔はおぼこいから小学生かも知れない。
なぜわかるかって?身長と制服かな?結構この辺では有名な高中一貫学園の制服だった。

「二、「ふげん」「常陽」用ウラン溶液製造に関して」

「その1、本報告書によれば、ジャコないしジャコの親会社である純友金属鉱山株式会社が実行していた『ふげん』『常陽』用ウラン核燃料溶液の製造は違法って事になっているけど、違法製造していた事実を原発規制庁当局は把握していたのかしらね?それで把握していた場合、核燃料の違法製造と認めちゃった事項についてやっちゃいけない製造に当たる事実と照らし合わせた上でそれに該当している法令条文の何処に記載されているのか、把握したおおよその年月とその事実を確認した時に取った措置、まあ処罰とか営業停止とか色々考えられるけどその内容を明確に公開してほしい、ただそれだけのことだったんだけどね」

ナッツがそう言った瞬間に彼女は複数の高校生に殴られて血反吐を吐いて路面に転がされて服をビリビリに引き裂かれていた。
「い、い、いやぁ〜やめて〜!」
泣き叫ぶ彼女はスカートを捲り上げられてあらわになった下着も容赦なく脱がされていた。リーダーと思しきリーゼント頭の男子が自分のズボンとパンツを引き摺り下ろして立派なおちんちんをさすりながらボッキさせるといきなりナッツの大事な膣(ちつ)ちゃんに乱暴にねじ込んでいた。
「いやぁ!いやぁぁ〜‼︎いた〜い!」
泣き叫ぶナッツの声を聞きながら私もふたりの中学部男子に押さえ込まれて同様に大事な膣ちゃんに太くて長く固く凶暴に反り返ったおちんちんをねじ込まれてその狭い膣ちゃんの中で激しく暴れ回されていた。
「い、いやぁぁ〜‼︎いた〜い!裂けそう!あ、あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!」
私の大事な膣ちゃんに深くねじ込まれたおちんちんが『ぴくっぴくっぴくっ』と力強く痙攣(けいれん)を起こすたびに私の中に熱いドロっとした液体が何度も何度も凄まじい勢いで噴射されていた。
「い、い、いやぁ〜いやぁぁ〜、これ以上暴れさせないで!いた〜い!裂ける!」
泣き叫ぶ私のことなど容赦無くその男子は腰を激しく降りながら4回目以降の熱いとろりとした液体を何度も何度も何度も凄まじい勢いで噴射してきた。
ナッツも凄まじいまで勢いのあるドロドロ状の液体を噴射されて激しく首を左右に振って泣き叫んでいた。

『その2、この報告書で証明されたとされた場合の違法製造に対する罰則規定は存在しますか?そして、それぞれの違法製造とみなされたことがらについて罰則を適用する場合、その時点での公訴が不可能になる時効が成立してしまっているのか?それともまだ時効が成立していない場合は公訴ができなくなる時効までの期間がどの程度残っているのかも併せて公表してほしい、ただそれだけのことなんだ、今すぐに責任者を裁判にかけるとかそう言った話をこの女性議員は言っていたわけじゃないんだ』

「いや、い、い、いやぁ〜いた〜い!激しくぐりぐりしないで!ぁ、あ、あ〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!火傷する!あつい!」
今4人目の高校生男子に犯され、そういった行為を強要される事に慣れているはずのナッツが珍しく泣き叫び続けていた。

「あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!お腹が破裂しそう!もうやめてお願い!」
泣き叫び続けている私も4人目の男子中学生に犯されていた。

『その質問でさえ奴らは解答を拒否した、いつもの【国家機密が関係する非常にセンティシブな問題ゆえに私からの回答は差し控えさせて頂く】という奴だよ、何のことはないイアエアから睨まれたくない、かと言って国や原発規制庁の顔は立てたい、今ここでジャコや純友金属鉱山の機嫌を損ねることを言って仕舞えば彼らの協力を得られなくなって今後の核燃料サイクル事業に支障をきたす可能性があるということだね』

『つまりはその件に関してもNA(ノーアンサー)だったってこと?何処までも卑怯な奴ら』

「いや、いやぁぁ〜‼︎いた〜い!いた〜い!激しくぐりぐりしないでぇ!裂けそう!」
「ぁ、あ、暴れさせないであ“〜!あ〜あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!あ“〜!破裂しそう!いやぁぁ〜‼︎」

『その3、この報告書で示された違法製造に対して、行政処分は実行されているのか。もう実行済みであるのであればその処分の細かい内容を、まだ実行されていなくて、これから行政処分を行う事にしているのであればその行政処分の手続に関する進行状況を、併せて公開してほしい、そんな感じだよ』

『それに関してもNA(ノーアンサー)なんだよね?、だけどナッツ、今さらなんだけど、ちょっとヤバい状況になってきたよ?関係の無い可愛い娘まで巻き込んじゃったみたい』

私たちの視界の隅でナッツくらいの成熟した女性的な体格の良い、しかし幼い顔つきの少女が身包みをはがされて雨で水溜りになっていた地面の上に乱暴に押し倒されて大事な膣ちゃんを高学年とはいえ小学生とは思えない程の立派なおちんちんにつらぬかれていた。

健気にも『はぁ、はぁ、はぁ、』と息こそ荒げてはいたが声ひとつ出さずに苦しい顔をしながらもあの凄まじいまで勢いの強いドロドロとした液体の噴射を何度も何度も何度も撃ち込まれながらも歯を食いしばって耐えていた。
恐らくは私たちと同じ小学1年生だろう。

「私、もう我慢できない、あばれていい?」

私は言葉の上ではそう言った、しかしいくらナッツが止めても言う事を聞かずに暴れ始めていただろう。

私の両肩を押さえ込んでいたふたりの男子中学生をそれぞれの腕でそれぞれすぐ後ろに立っていた男子中学生もろとも5メートル以上吹っ飛ばしていた。
これで4人は全治3ヶ月以上の重症だ。
私は自分の膣ちゃんに相手の松茸君を挿し込まれたままむっくりと起き上がっていた。
自慢じゃ無いが彼らがさんざん私の子宮さんが破裂してもおかしくはない程に大量に打ち込んでくれたドロッとした液体を一旦エネルギーに還して再び質量化、体重に変換してそいつの骨盤をその重さで砕いてやった。
その時の私の体重は500キログラム以上くらいはあっただろう、もちろんもう当分再起不能だろうが自業自得だ。
残る背後から迫ってきたお間抜け様は背負い投げをして、いたいけな少女を押さえつけている奴と犯している奴にぶち当ててやった。
頭に血が昇ってろくに考えもしないで少女の膣ちゃんにパンパンに膨らみきったおちんちんを深々と突き刺している上級男子小学生に身長が180センチはあろうかと思われる男子中学生を勢いよくぶっつけてしまった事を今さら後悔しても遅かったかもしれない。
少女は膣ちゃんが裂けて死ぬほど痛い思いをしたかもしれないからだ。

「ごめん、私が気付くのが遅かったばかりに」

私は彼女に謝った。謝って許される筈がない。
もう彼女はふたりの高学年小学生に2発ずつ合計4回分もの精子を数百億匹以上は中出しをさせられていたからだ。
運が悪ければ受精させられているかもしれない。
なぜ幼いのにそんなに詳しいのかって?それはわたしがそっち方面の魔族だからだ。

『しゃあない、あたしも今片付けたところだよ』
ナッツはそう言いながら血まみれになった緑色の鱗(うろこ)に包まれた自分の素性を私には隠そうともしないで言った。
うん、男子高校生たちを皆殺しにしていない事を祈ろか?

少女は自分を押さえ込んで陵辱していたものたちからやっと解放された。
その時になって少女は初めて大声で大粒の涙を滝のように流しながら泣き出した気がする。

『ごめんよ、もっと早く気がついていれば』
ナッツはその少女に対しては心で伝えた。

それでも彼女の泣き声は止まなかった。

しかし少女の頭の上にふっくらとした手のひらが乗せられた時に彼女は一瞬だけ泣き止んだ。

『ううん、わたしもどうかしていた、さっきのつよいあめにうたれてからきゅうにだれかにらんぼうをされたいきぶんになってのこのことこんなところまで、だからわるいこはわたしなの』
両目から溢れる涙を拭おうともしないで少女は言った。

『ずいぶんと酷く(ひどく)やられちゃったみたいだね、でも悪いのは【はるみ】ちゃんじゃないよぉ〜?みんなを狂わせた、さっきの雨に含まれていた尋常じゃない量の放射性物質のせいなんだぉ〜』

まだシクシクと泣き止まない少女をしゃがみ込んで抱き抱えて泣いているわたしの頭上から聞き覚えのある声が聞こえた気がした。
正しくは頭の中で鳴り響く、情け無用の強力な精神波だったが見上げると見覚えがある栗色のボブカットヘアをしたアホヅラの巨乳娘が立っていた。
「さあ、波瑠沙芽母はこの娘の子供の宮殿の中にたっぷりと撃ち込まれたざーめんを抜き取るんだぉ」
その言葉を普通は肉声で言うか?と思った瞬間『パコーン』といかにも軽そうな音がした。
ナッツのアイアンクローでアホヅラ娘の後頭部が殴られた音だ。
もちろんものすごく痛いに決まっているし、多分そのバカそうな娘の後頭部も血まみれだろう。しかし見上げてみたら懐かしいアホヅラ巨乳娘が無傷でケロッとした顔をして立っていた。
「痛いんだぉ〜、ナッツ乳」
アホヅラ娘の不用意な一言がさらにナッツの闘争心に火をつけてしまった。ナッツの左右のほおは何度も何度も何度もナッツのアイアンクローで挟み潰されていた。しかしその都度彼女の頭は左右からひしゃげ潰されて血まみれになっていたが瞬時に元のアホヅラに戻ってしまうのは不気味としか言いようがなかった。

「テメー、マンゴー幼稚園から転園して阿蘇に行ったんじゃねーのかよ!」とナッツ
うん確かにそんなようなことを聞いた気がした。
いやわたしは確か宮崎に引っ越したと聞いていたが?
マンゴー幼稚園からマンゴーの名産地へ、なんつーて。

「それよりもハルサメは早くこの娘の中の精液を抜き取って大事な穴やこども宮殿を修復しないと望まない妊娠とか変な性病に感染するから」
ナッツは慌てて言ったがそんなことはアホヅラ娘にも言われるよりも早く対処済みだ。

「あ、こんなとこにいた、馬鹿奈、あんたに言われた通りさっきの雨に含まれていたストロンチウム90とトリチウムをたっぷりと含んだ雨水を頭皮から吸収しておかしくなっていた男子たちや女子たちを20人ばかり黙らせてきたから」

肩まで伸ばした赤い髪を外側に跳ねさせた気の強そうな少女が2人の男子高校生を引きずりながらやった来た。その時になってやっと思い出したがボブカットが夏乃花奈で赤髪跳ね毛が秋草加世だった。
マンゴー幼稚園では入園当時はしばらく確か私たちと同年代で一緒の通園バスで通っていた筈だがわずか数ヶ月で親の都合で引っ越して行った世にも珍しい別姓双子だった。

「それでさっきの話の続きなんだぉ」
花奈が突然切り出した。

「その4、ふつう、注文をした人が、注文を受ける人が製造許可を持っているかいないかを確認しないで、注文をかけることは考えられないんだぉ〜、注文する側である旧動燃は、注文を受ける側、つまりジャコがそのドロドロしたウラン核燃料溶液の製造許可を持っていない施設であることを知りながら、「ふげん」又は「常陽」のためのウラン、いやもしかしたらウランとプルトニウムの混合核燃料溶液に関する製造開発を発注したのではないか?その上さらに、原発規制庁当局は、旧動燃による当該ウラン溶液の発注が、受注者、生産する業者側において製造許可を取得していないものであることを認知していなかったのか?」

まあそれすらも白々しい気しかしなかった。奴らは全て利権絡みだった、その上にジポン国内における国際条約違反でもある核兵器の製造も視野に入れていたんじゃないか?と考えるとそっちの方がすっきりと腑に落ちた。

「その5、無許可で製造された核燃料の使用は、どんな問題が起きるかわからないと認識していたのか?法に抵触、つまり違法行為となる可能性があるとすればそれに当たる法令条文と罰則があるかそれともないかを明らかにして欲しい。法に触れない場合であっても、政策的問題点や倫理的に生ずると考えられる問題点、及び品質の安全性管理上の問題について、それぞれ見解、考えをはっきりと述べて欲しい、まあウラン235やプルトニウム240,241などの取り扱いを熟知していない人間が作業をおこなってしまう違法作業の可能性とそれによる危険性を考えたことはあるのか?と言うただそれだけの質問なんだけど」

秋種加世が続きをつづけて言った。

「まあこれも意地悪な質問じゃないね、まじめに原子力事業に取り組んでいれば答えられない内容じやない」
とナッツ、しかしこれも例によってNA(ノーアンサー)だった。

「ダイゴに、じゃない最後にその6、『ふげん』『常陽』用ウラン核燃料溶液の旧動燃に出荷後の使用履歴について、混合転換履歴、製造燃料集合体数及び装荷の時期の詳細を示されたい」

これは正直言って私もナッツもキツい質問だと思った。正直言って質問者はかなりの策士と言えたかもしれない、最初から少しずつ外周を埋めて行って逃げ場がなくなったところでとどめの一撃だ。まともな議会運営ならこれで完全に落とせていただろう。
しかし日本は長年続いた1党の独裁政権によって良からぬ風習がはびこっていた。
質問は全て事前に与党側に渡さないと答弁しなくても良いと言う暗黙のルールだ。これによって彼女の目論見は見事に見破られてしまったと言えた。

つまりはこの件に関してだけでなく全ても案件における『野党がだらしないからだ』と言う言説は当たらないと言う事だ。
手の内を全て曝け(さらけ)出さないと同じ議論の土俵に上がってくれないと言うことがいかに不公平かわかっていない人に限ってそう言う事を言って野党を叩いてきた。

『ふーん、ハルサメもだんだん昔の感覚を取り戻してきたんじゃないのか?』
ニヤニヤしてその時のナッツはいっていた。
しかしながらコレが6年前のあの時のアパートで起きた事と何の関係があるのだろうか?私には理解できなかった。

『ひとまず教室に帰るんだぉ』

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@ベータ放射線の真の怖さとは

馬鹿奈が言った時は私たちは教室の中にいた。
【みいこ】は佐原観萌さんに向き合わせにふたりとも素っ裸で抱き合っていた。もちろん男子は全員退室だ。
「この娘はあなたたちが住んでいるアパートのふた部屋おいて隣の部屋でここの小学校の同級生の男子たちに強姦、いいえ輪姦射精されていたようです」
観萌はそう言うと悲しそうな顔をした。
「本来なら稼働していないはずの高速実験炉【常陽】が去年の、2018年春から極秘のうちに再稼働していたようです、それだけじゃない、東海第二発電所も発電機能を取り除いて高速増殖実験炉として稼働していたようです」
それじゃ危なくて仕方がない、誰なんだよ!そんな事を許可したのは!
私は込み上げてくる怒りを抑えられなくなっていた。

「ところで晴美さん、あなたもあのアパトル専用のアパートに住んでいましたね、それで小学生に入学したての頃から男の人の性的な相手をさせられていた、違いますか?」
観萌さんの言葉に晴美ちゃんは軽く首を縦に振って今にも再び泣き出しそうな顔をしていた。
ここにいる晴美ちゃんは未来の咲の中にいる晴美ちゃんと同一人物であり、それでいてまったくの別人だった。
何かがひとりのいや、大勢の人たちの運命を大きく引き裂いたのだろう。
それは長い間ひた隠しにされてきた高速実験炉『常陽』と本来ならごく普通の軽水炉発電所だった東海村第二発電所の炉心を無理矢理高速増殖炉に改造されて2019年辺りからひっそりと国民は愚か住民にさえも内緒で再稼働を強引に始めた事により度々発生した小規模な事故によってこの付近にごくたまにスコールのように打ち付けられた黒い雨の正体だった。

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医務室ではなぜか葉類智恵なる女医が総指揮を取って少女たちの処理をしていた。
彼女たちは突然に降り出した雨を頭からかぶってしまい心を狂わされた男の子たちに激しく強姦されて不正妊娠させられていた。

珍しく真剣な顔をして処置していた女医のすぐ隣にはポニーテールの女の子が手伝いをしていた。
どう見ても中学生くらいだが明らかのこの付近の中学校の制服ではなかったのは確かだ。
「被曝量は問題にならないくらいに少ないんですけどね」
ポニーテールは言うとすごい旧式のノートパソコンを操作していた。
モノクロディスプレイを持った、あの大昔の人気機種だったデスクトップパソコンのアンダーコンパチブルマシンらしい。
その隣ではやや大型のデスクトップがウィンウィンと唸り音を鳴らしているがもちろんWindows10はおろかWindowsVer.3さえ動いていない。
MS-DOSVer.2だった。
CPUはきっとi8086だと言われても驚いたりはしないだろう。実際はその上位コンパチブルのV30という国産CPUだったが。
「分からん」
そりゃそうでしょうよ、と言ってやりたかった。
Windows7でさえサポートの打ち切りが囁かれる昨今にほぼ初代の一太郎君と花子さんで何をしようとしているんですか?
「だからジポン人はダメだと言われるんじゃ!」
私はこのモジャモジャ頭の女医に一喝されてしまった。
「PC-9801VMは永遠の名機じゃわい」
「はい?」
そう言うしかなかった。
「ヨスラエルの技術も使っていない掛け値なしの純国産パソコンじゃよ!」
「あの、つかぬ事をお伺いしますがそれってアーキテクチャは確か第1世代のインテル系じゃなかったっけ?」
「バッカモーン!」
唾液の飛沫が顔にかかるほど罵声を浴びせさせられてしまっていた。
「恐れ多いわ、V30じゃい!それにコレには【V60】と言う純国産の32BitMPUが搭載されておるボードが拡張ポートに刺さっておるのじゃ!」
「でもネイティブモードで動くアプリどころかOSもなくって結局は【i8086互換】のV30モードで使っているんでしょ?」
冷ややかな目でナッツに言われた葉類智恵は黙り込んでしまっていた。

「まあまあ、機嫌を直してくださいそれで何かわかったんですか?」
「ああ、このクソババァが独自にN86-BASICでプログラミングした避難シミュレーションだとあらゆる避難パターンで実行した場合でも交通渋滞は避けられないし、常盤線より東の市街地の住民は国道245号線側に逃げるか?それとも常盤線を超えて国道6号線に向かう方法の2択を迫られるわけだけどよ、マトモに考えれば被曝心地に近い245号線側に向かうものなどいねーだろう?」

「となると自然と大方は常盤線を越えて国道6号線に向かって走り、日立南太田インターチェンジから常磐自動車道に向かうかそれとも南に下ってひとつ東京寄りのインターチェンジから乗るか選択肢は多いように感じるけどよ、大方は少しでも早く自動車専用道路に乗って少しでも早く遠くに逃げたいっつう心理が働くわけよ」

「おい、ポニーテールよ、それはあくまでも平常時だろ?原発事故なんて滅多に起きないよ?」
ナッツは反論をした。
「そう言われたらテロとか戦争とか革命とかだよね」
私が言うと流石に白い目で見られるかと思ったらそうでもなかった。
「そうそう、チャイコが攻めてくるとか?」
「ローレンがウクレイナを支援したからその腹いせに弾道ミサイルをジポンの原子炉に打ち込んでくるかも」
「いや北夕鮮が総合教会の教えに則り【常陽】に溜まりに溜まったプルトニウム水槽に配管されたナトリウム配管に天然ガス爆弾を仕掛けて火災を起こして臨界事故を誘発させる気かもよ」
そこにいた上級生の女子たちは好き勝手に出鱈目な事を言っていた。
「え〜と、あたしたちチャイコはジポンを侵略したりなんてしないぉ〜?」
唐突にアホヅラをしたバカな奴が言い出した。
「なんでそんなことが言えんのよ、つかあんた在ジだったんだ、クサイバイ菌が移る、あっちに行け!」
急に怪訝(けげん)そうな顔をした上級生のひとりが言ってそのバカヅラ娘を強く突き飛ばした。
花奈の体は軽く吹っ飛び医務室の壁に激しく後頭部を打ちつけた。
「はぁ?クロンボがあたしたちを睨む(にらむ)んじゃねぇよ!」
すぐ隣の別の上級生が肌が少し黒めの娘を今度はさらに強く突き飛ばした。
彼女の身体はガラス戸の付いた棚に頭から突っ込んでしまい割れたガラス片が頭皮や顔にが突き刺さり大量の血を流し始めていた。
何も言っていないしもちろん上級生を睨みつけたわけじゃない。私もさすがに怒ったがナッツはもっと怒り逆上していた。自慢の青みがかった黒髪が明るい水色に染まっていた。
「てめーら、何様のつもりだ」
女子を突き飛ばした上級生を殴り飛ばそうとしたナッツの右腕を引き止めたのはさっき突き飛ばされたアホヅラ娘だった。彼女もナッツに負けず劣らずボブカットの髪を明るい水色に染め上げていた。
「ほーら、これだから、アジア育ちの野蛮人は嫌だね、あたしらが汚れるからさっさとあたしたちの国から出ていきな!」
そう言ってバカヅラ娘の顔をすごいスピードで殴りにかかった上級生の左手、拳をそのアホヅラ娘は軽く右手のひらで受け止めた。それだけでその上級生の拳は何かに弾かれたように吹っ飛ばされて、身体ごと弾かれたように少し後ろに立っていた、アホヅラ娘を殴った上級生に体当たりをしてふたりとも床に転がった。
『ヤバい!本気で上級生を怒らせたかも』
と内心、私は彼女たちの反撃を恐れたがそれに反して弾き飛ばされた上級生の方が異常な怯え方をしながら巻き込んだお仲間さんの手を引き立ち上がらせると「怪しげな技を使いやがって、覚えてやがれ」と言い残して、立ち去ろうとした。
「待ちな、あんたがその程度の火傷で済んだのは馬鹿奈の自制心が効いていたからだよ?本当ならその左手が肩まで木っ端微塵に吹っ飛んでいてもおかしくはなかったんだからね」
そう言ったのは赤い髪を外側に撥ね(はね)させた不良娘、もとい、馬鹿奈の別姓双子の姉、秋草加世だった。彼女も馬鹿奈と同様に髪を明るい水色に染め上げていた。
「ごめんなんだぉ、馬鹿奈がもっと周りと未来予知を気にしていたらこの娘はこんな大怪我をしなくて済んだんだぉ」
アホヅラ娘の馬鹿奈は肌が黒めの娘に突き刺さったガラス片をひとつひとつ右手で丁寧に抜き始めていた。当然だが抜いた後の傷口から尋常じゃない量の出血が噴き出していた。
『待ちな、馬鹿奈、その子は私が抱き止めてやるから空いた左手でその娘のガラス片を抜き取った傷口を軽く抑えてやって』
その声は私とナッツには聞こえたが他の子たちのは聞こえなかったようだ。
それどころかその場にいた動ける大半の女子以外、つまりポニーテールと葉類智恵女医、そして性的暴行を受けて孕まされた娘たちと私とナッツそして彼女たちを除いたを除いたら誰もいなくなってしまっていた。
それもそうだろうガラス片ヶ深く突き刺さっていたパックリ開いた傷口が閉じて塞がってゆく光景は異常としか言いようがなかった。
『馬鹿奈、あんたが供給してくれるエネルギーは本当にすごいよ』
『ううん、あたしひとりじゃ壊す事しか出来ないから、加世ねえの修復能力のおかげだぉ』
ふたりはそう言うとどちらからともなく顔を見合わせて互いを求めるように顔を寄せると唇同士を重ねて舌の出し入れをし合って息を荒げ始めていた。
「あなたたちは何モンですか?」
ほぼすっかり傷口が塞がった肌が黒めの娘がいうとふたりそろって心で直接伝えてきた。
『わたし(あたし)たち乳もマンゴーも揉んで(もんで)ませんが何か?』
それを聞いたこの場にいた全員が急に吹き出し笑いを始めた。

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@人間医者いらず

「呆れたね、あんたら本当に人間医者いらずだよ」
葉類智恵医師は呆れたようにそう言った後でさらに付け加えた。
「その調子で今この保健室のベッドの上でのたうち回っている下級生たち、おっとあんたらからすれば上級生か?この娘らもさっきみたいな娘たちかもしれないけど本当は悪い子ばかりじゃないんだ、処置してやってくれないか?」
智恵医師にそう言われた加世はもうすでにベッドで激しくのたうち回っている少女のお腹に手を当てていた。
「もちろん問題ありません、私たちは見た目は不良でも、心は錦恋ですから」
いや姉もバカだったかと思った一瞬だったが続くアホヅラ馬鹿奈はさらに上を行っていた。
「なんならここにいる全員を今出産させて私たちが引き取ってもいいですよぉ〜」
っておい!まだ5〜6週で乱暴にほぼ同学年の男子生徒たちに激しく強姦されて破水し掛けて苦しんでいる娘たちに言っていいセリフじゃないだろう。
「それってもしかしてひと月以上前から続いている稼働していないはずの第2原発から度々勢いよく噴き上げている水蒸気と関係があるんじゃないか?」
ナッツがそう言った時に花奈の髪がさらに明るい水色になって心なしか透き通って見えるように感じたのは気のせいだろうか?

ハルサメ「今回は後書きはなし?」

ナッツ「いや、そろそろ終盤に近いはずだけど風呂敷を広げすぎじゃないか?」

花奈「そうなんだお、気味悪い目玉がたくさんある(ピー)万博の木造リングをすっぽりと包めちゃうくらいぽく広げすぎちゃったんだぉ」

加世「あれを作ってしまうと重機が入らなくなってパビリオンが作れなくなるんだってな、350億円賭けた渾身のギャグだって評判ですよ」

花油「それはカジノとからめたネタですか?1ミリも笑えませんね」

咲「獣鬼が入って来れないならこんないいことないじゃないですか?」

晴美(実際には咲が喋っている)「そっちの獣鬼じゃありません、什器です」

本家亜希「ひとりノリツッコミか?新しいな!」

今回も以下の書籍や資料、をパクリ、もとい参考にさせてもらった上に大幅にアレンジして大量のウソで希釈させて頂きました。

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/161/syuh/s161001.htm

質問第一号

JCOにおけるウラン溶液製造の許可に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成十六年十月十四日

福島 みずほ   

       参議院議長 扇 千景 殿

   JCOにおけるウラン溶液製造の許可に関する質問主意書

 

アダルト版ハルサメとナッツ48薔薇樹11

終わり

アダルト版ハルサメとナッツ49 薔薇樹12

につぢゅく

星紫亜「ところでこれって何回目の修正でしょうか?」

ポニテ亜希「そんなの知らねーよ」

花油「どうせまた大幅修正する気でしょ?」

伊良衣良「つか私たちの出番は?」

咲(晴美)「わたしたちの扱いって・・・まさか小学1年生から風俗じょうってひどくないですか?」

倶名尚愛「そのうちバーンと大活躍させてやるから感謝しな」

加世「まるでどっかの総理大臣みたいに完全に上から視線ですね!」

ポニーテール亜希「そうだ!もうあたいらは奴の言いなりになんかなんねーぞ!覚悟しやがれ!」

うつけもの倶名尚愛「ほら、近々激辛ちゃんや衣良たちの外伝も描く予定だからさ」

全員「ぜーてーうそだ!コウダタロスケとかすきだかね(好田金脈)の発言の方がまだ信用できるよ!」

亜希「いや4大魔政党の代表たちよりマシじゃ」

観萌「あそこまで落ちたら人間じゃないわよ、ハシゲテツとか間欠泉とか、タマキンとか、アッソウとか崖田とかブタメガネとか威神の怪全員とか、痔眠盗とか、総合教会やソウダガッカリとか、みんな国民の血税を盗む大泥棒よね」

全員「おま言う?」

観萌「え?私が盗むのは国庫の金と国家機密情報程度ですよ?どこがいけないんですか?」

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まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

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