見出し画像

去年の梅と寒桜―丘の辺の道

 国道は獅子浜を抜けると大久保の鼻と言われる崎を大回りして江浦に達する。「丘の辺の道」はかって大久保山があった所と鷲頭山の中間の鞍部を越えて江浦に達する。後者の方がshort-cut rootになるが峠を越えるため歩いて行く限り到達時間差は変わらない。大久保山は採石場として殆ど削り取られてしまい台地として残っているが、もしこの下にトンネルを通せば大幅な短絡路になる筈…なぜか施行されることなく道は大回りすることになる。そして台地上には下水処理場が建つが、汚水は下から汲み上げて施設に導くのでどうにも不合理である。
 さて江浦地区から旧校地への道はご覧のようになっている。

この信号を左に入る(徒歩推奨)
正面に旧校舎が建つ

 左の建物がバス停の名称の由来となっている公民館でもとは郵便局の建物だった。現在江浦には郵便局はなく、一番近い局はここより南側、湾を回って静浦の口野尾高にある三の浦郵便局である。歩いて行くと2.5kmの距離で30分かかるが、どうやら静浦、内浦、西浦と1局ずつにまとめたらしい。三の浦郵便局は静浦地区の局だが町はずれの局と言う感じで内浦地区にある三津郵便局に近いのが気にかかるが、静浦の北側にある志下郵便局との関係を加味したのか、それとも施設の経年を考慮したのか。確かに三の浦郵便局と比べると古い建物である。この道を登りつめた先は学校跡だが校庭への階段はご覧のとおりである。完全に進めないようになってしまったのか?

ちょっと進めない

 引き返して小道との分岐点を見るとこのような感じで右手の道が漁港への道、左手に曲折する道が「丘の辺の道」の続き。

右正面海越しは口野の丘
静浦漁港江浦地区と淡島
左へ

 しばらく行くとまた道は分岐して、左手の方へ進むが、右手の道は江浦漁港に戻る道である。左手の道は山際の道で道沿いにこれといったものがないから漁港に戻る道より貧相でより廃道といった趣がある。それでも舗装されているのが不思議な感じだ。

寒桜の中を
不明瞭な山際

 山側が土砂と枯葉で道路との境界が不明瞭だ。もし舗装されていない山道ならどうということはないが舗装されている道だから違和感がある。なんとも言えない感じだがこの先に家があるのである。
 その家は別荘のようである。みかん山で使うモノレールがあるのが面白いが、階段に積もる落葉の様子から全く使われていないのかもしれない。

枯野の果てに
侘びしき
大平山を

廃車体のある所から耕地が始まる。梅の花が咲き始めた。夏に撮った写真がないようなので、どのような光景が見られるかは判らない。

まだまだ





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?