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【AJCC2024】全出走馬個人的長所・短所まとめ

※全て主観です。あくまでも参考程度に。
※予想オッズは1/19 22時時点のものです。


・コース特徴

中山競馬場の芝外回りコースを使用する。向正面で大きなカーブのあるおにぎり型のコース形状が特徴的。やや内枠有利。とはいえ7.8枠もイメージ程の不利はないので妙味は程々にある。最終直線が短く、起伏の大きい坂が待ち構えているため、先行有利。

・馬場状況

最終週ということもあり、かなりパワーのいる馬場になっていることには違いない。渋った馬場の実績がない差し馬、大型馬はある程度割り引いて考えるのがよさそう。

ボッケリーニ(8枠12番 予想一番人気3.3倍)

騎手:浜中俊 厩舎:池江泰寿

長所
コースを問わず堅実に走る馬。先団後ろから好位に位置しG2クラスなら直線で確実に飛び込んでくる。前走はやや後ろの方にいたとはいえ久々に上がり最速を記録し八歳でも充実さが伺える。鞍上も乗りなれた浜中Jで、不安要素は少ない。
短所
間隔を詰めれば詰めるほど力を発揮できない馬。とはいえ間隔は六週。京都大賞典→チャレンジCは中七週だったことを考えると非常に微妙なライン。前走のモレイラの激しい追いでどこまで消耗しているか。

モリアーナ(3枠3番 予想二番人気3.5倍)

騎手:横山典弘 厩舎:武藤善則

長所
横山典Jが手塩にかけてモノにしてきた馬。三歳は全て稍重馬場でのレースというちょっと変わった馬だが、そこで結果を残してきているのであまり心配する必要はないだろう。紫苑Sは距離延長しても問題なさそうな勝ち方。リバティに屈した鬱憤を晴らす時だ。
短所
とはいえ2200mは走ってみないとわからないところはある。古馬初挑戦というのも人気馬という観点からすれば怖い材料になる。実力がよくわかっていない。

チャックネイト(8枠11番 予想三番人気7倍)

騎手:R.キング 騎手:堀宣行

長所
これまで一回も掲示板を外したことのない安定感がウリ。前走初重賞でも三着と相手なりに走る能力を証明した。堀厩舎の短期免許騎手起用は勝負の証でもあるのでその点は信用したい。
短所
大外枠である程度前目につけるとなったら終始外を回されそうでキツい。キングJも日本での芝2000m以上の経験があまりないのでそうなったときにどうなるか。かなりスピードに任せるタイプの騎手だと認識しているので短距離向きな気もするが…

マイネルウィルトス(1枠1番 予想四番人気9.1倍)

騎手:横山武史 厩舎:宮徹

長所
枠が抜群に良い。渋った馬場、関東圏の競馬場にはめっぽう強く、中山2200もスクリーンヒーローの血が後押しして十分に持ち味を発揮できると思う。鞍上の横山武Jは1枠を得意としており、最内からスルスルと抜け出す華麗な競馬に期待だ。
短所
復帰してからかなり間隔を詰めて積極的に使っているのが不安。一時期長期休養で離脱していただけにこの使われ方をして大丈夫なのかと思う。大味な差し馬なので展開に泣かされないかも懸念。

クロミナンス(2枠2番 予想五番人気10倍)

騎手:C.ルメール 厩舎:尾関知人

長所
前走はイン有利傾向から外を突き抜ける強い内容での勝利だった。今回は長距離戦にめっぽう強いルメールJが騎乗ということで、ますます楽しみな一頭になった。相対的に前に行きそうなので好位からの鋭い上がりを期待したい。
短所
前走から400m延長というのと、中山2200mとはかなり異なるコース形状の東京1800mでの勝ち上がりという点が不安点。距離が持つかも未知数。

ラーグルフ(7枠10番 予想六番人気12倍)

騎手:三浦皇成 厩舎:宗像義忠

長所
中山コースはめっぽう強い。好位につけてジワジワと脚を使い抜け出すのはまさにそれ向きの走り。コース適性なら出走馬中一番だと思う。前に行く馬も少なそうなのでスムーズな抜け出しが可能か。
短所
札幌記念大敗からの長期休養明けなのが怖い。稍重とはいえかなり時計のかかる特殊な馬場だったためノーカンという見方もできるかもしれないが、それにしても負けすぎていると思う。能力が戻っているか。

ショウナンバシット(4枠4番 予想七番人気18.8倍)

騎手:横山和生 厩舎:須貝尚介

長所
鬼のように重い馬場にはめっぽう強い。近走は家賃の高いG1とかなりの高速馬場だった神戸新聞杯を使われたせいで馬柱が汚れているが、皐月賞で見せた走りには可能性を感じた。明け四歳、逆襲を期待したい。
短所
近走を見ていると、そこまで大きな不利もなく毎回実力通りの走りをしていると思う。ここまでの連続凡走はクラスや馬場による要因が大きいとはいえ、馬が成長していなければ走りの上積みは考えづらい。

アドマイヤハレー(6枠7番 予想八番人気19.6倍)

騎手:田辺裕信 厩舎:宮田敬介

長所
前走大胆な400m距離延長から見事変わり身を見せ一着。そこから中一週での挑戦は陣営的にもかなりこのコースに手ごたえを感じているのに違いないだろう。鞍上も中山巧者の田辺を起用し、今回も勝負気配のように見える。
短所
400m距離延長しても出足が鈍く、序盤の追走力に欠けたのはかなり問題。ここからさらに相手が強くなる重賞で、末脚を発揮できたとして届くのかどうか。体制決した後に突っ込んでくる可能性も大いにある。

サンストックトン(5枠6番 予想九番人気26.8倍)

騎手:R.キングスコート 厩舎:鹿戸雄一

長所
小回りコースで実績を残している馬だが、かなり速い上がりが使えそれが要求される展開になると強い。今回は「らしい」逃げ、先行馬が不在で、前半は落ち着いたペースになりそうなことから、ラスト3ハロンの上がりが通常以上に求められそう。そうなったらこの馬の出番だ。きっと飛んでくる。
短所
前走はともかくとして、前々走は末脚が活きやすい東京で、なおかつロスなく最終直線も不利なく持ち出せたのに、あまり伸びきれず凡走してしまったのは印象が悪い。クラスに対応できる力を持っていない可能性がある。

カラテ(7枠9番 予想十番人気27.1倍)

騎手:菅原明良 騎手:辻野泰之

長所
テンの速さ的にこの馬が逃げることになりそう。新潟、東京での好走が印象深いイメージがあるが、中山成績も悪くはない。なんなら、今回のメンバーで考えると中山の方が合いそうな感も。超不良馬場での新潟大賞典勝ち実績があり、馬場への不安もない。
短所
長期休養明けでなおかつ八歳馬なので、過度な信頼を寄せるのは危険。また、オープンクラスでの逃げ経験がないので、押し出されて逃げた際に脚が残っているかが懸念。

シルブロン(6枠8番 予想十一番人気35倍)

騎手:R.ピーヒュレク 騎手:稲垣幸雄

長所
ステイヤー路線にはいったん見切りをつけて2200m戦に参戦。ここ三戦は完全に距離が足りず足が残っていないような内容だったので、一変の可能性はある。人気は無さそうなので、抑えておくのも悪くはない。
短所
追走力が足りなさそうなことは頭に入れておきたい。ステイヤーズは後方三番手からの上がり三位がやっと…みたいな感じなので道中はもう少し前のポジションにいたいはずだ。

ホウオウリアリティ(5枠5番 予想十二番人気40.6倍)

騎手:大野拓弥 騎手:高木登

長所
超不良馬場の魚沼Sで勝ちあがったのは評価できる。今の馬場にも対応できるはず。前走のアンドロメダSも昇級初戦ということと人気を考えれば悪くない走りであり、道悪巧者の一点だけで激走はある。
短所
地力が少し物足りないのは事実。今回はレベル的に前に行けず差しに回る事が濃厚なので展開待ちになるのは確実。


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