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【CL京都Day2進出】かがリザ搭載カビゴンLO、今後のコントロールについて

こんにちは、はやせんと申します。
ご覧いただきありがとうございます!

先日行われたCL京都にて
ここ最近ずーっと使ってきたカビゴンLOで予選1日目を8-1で通過し、Day2に進出することができました!

そして、同じくCL京都にて発表されたレギュレーション変更のお知らせを受けて、今後のコントロールについての見解をお話しできればと思います。

・CLでカビゴンLOを使うに至った経緯
・かがやくリザードン採用の理由

・二日間のリストの解説
・二日間のマッチングと詳細
・レギュ変更後のコントロールについて

この5点を主に書いていこうと思います。

カビゴンLOの使い方や各対面の主な立ち回りに関しては、こちらの記事に詳しく書きましたので、そちらをご覧になった上で本記事を読んでいただけると、わかりやすいと思います。




CLでカビゴンLOを使うに至った経緯


僕のことを知っていただいてる方ならわかると思いますが、ここ最近はずっとコントロールデッキを使用しておりました。

環境を見ると、カビゴン側が得意とするリザードンex、サーナイトex、ミライドンexなどが多いと判断し、直近の107人規模の大会でも優勝できたことも加味して一番練度的にも自信があるデッキという点で使うことを決めました。

しかし、カビゴンLOをCLで使用する上でどうしても懸念しなければならない点が、苦手なロストギラティナのシェア率がリザードンexの次に多い点です。
前回の記事に詳しく記載しましたが、カウンターキャッチャーの収録によって、ロストギラティナ相手にも多少抗いやすくはなりました。
しかし

・入れ替え札の多数採用
・ミミッキュの突破が容易
・頂への雪道の採用
・高HPのポケモンもワンパンできる
カビゴン側が苦手とする要素をこれでもかと言わんばかりに含んでおります。

とにかくロストギラティナへの勝率を少しでも上げるために、最後の一週間はロストギラティナ対面の練習をずっとしてました。
惜しいところまでは行くものの、何回やっても勝てませんでした。

ギラティナVSTAR1匹にミラージュゲートで何枚もエネルギーを集め、ロストインパクトを連打され、早めにエリカを打てないとゲッコウガやマナフィはアクロマなどでロストゾーンに送られてしまう。

直近のシティリーグで、イエッサンとダブルターボエネルギーを採用し、攻撃もできるカビゴンLOを見かけました。

▲拡張パック『連撃マスター』収録


手札をたくさん抱えるデッキなので相性はとてもいい1枚なのですが、ギラティナVSTARを倒すためには、ダブルターボエネルギーの-20軽減も込みで30枚とあまり現実的ではなく、自らでシンオウ神殿を貼りに行くためかみ合いが悪い。
そこで思いついたのが『かがやくリザードン』です。


かがやくリザードン採用の理由


▲強化拡張パック『Pokémon GO』収録

一週間練習してきて思ったのが、ギラティナでスタートした試合はそのギラティナ以外場に出さないことが多いです。
その1匹を倒せればたね切れで勝てるし、1匹にミラージュゲートを何枚も割いてくれるケースが多く、仮にベンチにキュワワーなどが残っている場合でも再復帰に時間がかかるので、数ターン動けない時間をもらえます。

サイドを4枚取られたあとに炎エネ手張りだけでギラティナがVのままなら素の火力で倒せるし、VSTARに進化していた場合はまけんきハチマキを付けてあげれば280まで出せます。
ペパー1枚で攻撃しやすいように、エネルギー転送も採用しました。

密かに強い一押しポイントとしては『スタートした時にデッキがバレない』です。
今の環境であれば、リザードンex、赤ロスト、ブジンエンテイ、この辺りを予測してくるはずです。 
そうなると必然的に盤面にシステムポケモンを並べてくれたりします。

今まではフィニッシャーとしてケケンカニVを採用していたのですが、その枠をイーユイexに変えてあげることで、炎エネルギーを共有できる点もいいですね。


▲拡張パック『クレイバースト』収録

上ワザの『ねたみこがす』は、ケケンカニVのなだれおこしと同じ効果で、相手の山札を2枚トラッシュすることができます。
能動的に山を削る手段として、やはりとても大事な枠です。
ケケンカニVより少しHPが低いのと森の封印石の貼り先になれないデメリットはありますが、190であれば許容範囲ですし、ケケンカニVに森の封印石を貼って使ったことがほとんどないため、先ほど挙げたデメリットはほぼ度外視してもいいでしょう。

(関係ないですが、SRの背景の清涼感がめちゃくちゃ好きです)

以上の点を踏まえデッキ構築をし直し、CL京都本番を迎えました。


二日間のリストの解説


こちらが二日間使用したデッキリストです。
二日間で一枚も変更していません。

デッキコード【 NLnnnN-lnlYVF-gnnL6Q 】


・採用カードと採用理由

ここでは、注目カードのみを抜粋して紹介させていただきます。

【ポケモン】

イーユイex(1枚)
ケケンカニVと同様に直接相手の山札を削ることができます。
かがやくリザードンとエネルギーの色を共有するために今回はこちらを採用しました。

かがやくリザードン(1枚)
裏のポケモンを呼び出されないために単騎で戦ってきたりする相手に対し『かえんばく』を打ち込みたね切れ勝利を狙えます。
カビゴンキラーのメテノや『すあなにかくす』のホシガリスなど、このポケモンがいるだけでどうしても勝てない対面に対してもワザを使うことも視野に入れています。

【グッズ】

エネルギー転送(1枚)
かがやくリザードンを起動しやすくするために、ペパーで炎エネルギーをサーチできるように採用しました。
ケケンカニVやイーユイex用に使う場合はほぼ山札は引き切れている場合が多いのでわざわざエネルギー転送を採用するほどではなかったのですが
、かがやくリザードンでワザを使うタイミングに関しては結構ピンポイントなことが多いので、狙った時にエネルギーを持ってこれるように採用しました。

【ポケモンのどうぐ】

まけんきハチマキ(1枚)
主にギラティナVSTARにかえんばくを打って倒すための採用です。
ペパーでいれかえカート、エネルギー転送と同時に持ってこれます。

まけんきチョッキ(1枚)
今までなべメットだった枠です。ミライドンに入ってるモココ、インテウーラに入ってるオクタンなどの50のダメージを10にまで絞れます。
環境に上記2デッキが増えてきたので、なべメットよりもダメージを多く抑えられるこちらのカードを採用しました。
なべメットと違い、非ルールのポケモンも軽減の対象になるのが偉いです。

【サポート】

エリカの招待(2枚)
1枚の構築もよく見受けられますが、1発外したあとにともだちてちょうで戻して…はどうしてもバリューが悪いと思い、勝てる試合にはしっかり勝ちたい思いもあり2枚の採用にしました。
最後の最後まで2枚目のナンジャモと悩みました。

カゲツ(2枚)
とにかくロストギラティナを重く見て2枚採用にしました。野盗三姉妹よりも数打ちたいサポートと判断し、野盗三姉妹を1枚減らしカゲツの2枚目を優先しました。

セイボリー(1枚)
ベンチをアタッカーで埋められた場合に無理やりベンチを開けさせます。エリカの招待ややまびこホーンを手札に抱えてる時に打てると強いです。単純に3ドローもこのデッキとは相性がいいです。

・不採用カードと不採用理由


【ポケモン】

クチート
FLOWカップではメテノのケアとして採用してましたが、ほとんど切って構築したのとかがやくリザードン関連のカードの採用に伴い枠が無く、今回は採用を見送りました。

【グッズ】

ルアーモジュール
エリカの正体を強く使うためのカードとして採用を検討していましたが、イーユイやかがやくリザードンを見せたくない&枠の都合で今回は採用を見送りました。

【ポケモンのどうぐ】

ゴージャスマント
カビゴン、ミミッキュのHPを100上げることができ、今まで以上に広範囲の攻撃を耐えることができるようになりますが、突然でてきたポケモンに突破されてサイド2枚を献上されるケアまでしてられなかったので、採用を見送りました。

【サポート】

エール団の応援
一度採用して回してみたのですが、他のカードに軍配が上がるのと、単純に枠の都合で採用を見送りましたが、つりざおを温存できたり、一度に3枚サポートを山に戻せるのはやはり強いので、常に採用は検討していきたいカードではあります。

シマボシ
カウンターキャッチャーやともだちてちょうなど、何度も使えたら強いカードを再利用できる可能性があり強い反面、不確定要素なのがどうしても個人的に使用感が悪かったのと、シマボシを使う暇がある時は、すでに盤面のロックが完了してる状態の時が多いので採用を見送りました。


二日間のマッチングと詳細


CL二日間のマッチングです。


ここからは各試合の対戦の状況等を記載していきます。

Day1


①ロストギラティナ❌後

お互い盤面盤石。
サイド2枚取られた後2体目のギラティナを育成されたため、かがリザプラン回避。終わった後に聞いたらあなぬけの紐ケアだったらしい。しかし負けじとカゲツで全ての雪道を排除できたのでシンオウ神殿で蓋してジェットエネルギーを完封。
しかし最後、相手のナンジャモで裏のポケモン呼び出せず負け。相手に入れ替え札が残ってなかったため、あと一歩だった。ともだちてちょうで戻すカードをもっと考えないといけないと反省。

②ロストギラティナ⭕️後

トドロクツキ、テツノカイナも入ってるタイプのロストギラティナ。入れ替え札多めに使ってキュワワーではなえらび連打。ハイパーボールでトラッシュされたかがやくゲッコウガをやまびこホーンカウンターキャッチャーでロック。入れ替え札を序盤で割いてくれたのもあり、ゲッコウガ逃げられず。
毎ターン結構時間を使われたが、最後はイーユイで山削り切って勝ち。
残り時間は3分くらい。

③パルキアトドロクツキ⭕️後

謂わゆるターボトドロクツキにパルキアVSTARが入ってる構築。
先行2ターン目でロトムを取られ、手札が薄いままなんとか裏を縛り続け、相手が自分で山を掘り進めてくれていたため、ギリギリではあったがイーユイ決めて勝ち。トップドローが常に強かったのが決め手でした。

④ピジョットリザードン⭕️後

お相手マナフィスタート。こちらがスタートしたかがリザを取らせてサイド差をつけた後は、とにかくマナフィを縛りまくって、フトゥーで回収されたマナフィもそのままエリカの招待で呼び出して再びお互いドローゴー。最後はイーユイでフィニッシュ。

⑤ピオニーミライドン⭕️後

お相手ネオラントVスタート。
エレキジェネレーターの結果が乏しく、序盤止まってくれていたのでそのままとにかくネオラントVを縛り続け、3枚全ての入れ替え札を消費させ、お相手投了。

⑥サーナイトex⭕️後

メモリースキップラルトスでスタートしたため、エネルギー満遍なくつけさせるプランを目指す。ピーニャでリバーサルエネルギーを全て破壊、カゲツで崩れたスタジアムも破壊。エネが足りなくなったところでドローゴーのちイーユイでフィニッシュ。

⑦フュージョンミュウ⭕️後

ミュウ2体だけ並べて番返ってくる。
数ターンそのまま進まずだったのでエリカでゲノセクトVを呼び出して縛る。ピーニャ、カゲツ、野盗三姉妹全てが刺さったが、炎エネルギーをシャクヤで救出できず、ともだちてちょうでナンジャもジャッジマンを山に返されて2回山札を回復されたが、それでもドローゴーで乗り切ってLO勝ち。残り時間は3分ほど。

⑧サーナイトex⭕️後

テレポートブレイクのラルトスでスタート。先行2ターン目でバトル場がアルカナシャインサーナイトに進化。アルカナシャインでエネもついてカビゴン取られる。そのままベンチには何も展開せず、そのサーナイトにとにかくエネを集めまくってブレインウェーブ連打してきたので、こちらは何も引けてない雰囲気を出してサイド4枚取らせ、サーナイト単騎にかえんばく打ち込んでたね切れ勝ち。Day2確定。

⑨インテウーラ⭕️後

お相手テッポウオスタート。そのテッポウオを下げるために唯一のあなぬけの紐を使わせる。こちらはとにかくテッポウオを縛り続け、カゲツで水の塔2枚をトラッシュさせ、シンオウ神殿が剥がせなくなりれんげきエネルギーが死に札になりお相手投了。ラス1の水の塔はサイドの一番奥に。


1日通してリスト変更なしで問題ないと判断し、予選1日目は21位で通過。

Day2


①ロストギラティナ❌後

かがやくゲッコウガでスタート。カゲツや野盗三姉妹があまり刺さらず、手札干渉も挟めなかったため、ギラティナをハチマキかえんばくで一度は飛ばしたが即復帰。新しいギラティナのひきさくで突破される。今はナンジャモ2枚目欲しいなと思ってます。この方が配信卓出てたので、勝っていればと思うとなかなか悔しいですね。。。

②ピジョットリザードン❌後

お相手ヒトカゲスタートでこちらはカビゴンスタート。ペパーにたどり着けず、サポートの択はセイボリー、エリカの招待、シャクヤの3択。シャクヤを選んだが繋がる札が何も引けず、進化されないことを祈って番を返すが、ペパーであっさり進化されバーニングダークでたね切れ負け。11戦目にして初の大事故。仕方ないとは思うが、結果として正解はエリカの招待だった。エリカ打たれてたらジラーチ縛ってもう1ターン追加だったので、結果論だがとても悔しかった一戦。打つサポート迷ったら優先順位をつけておこうと思った。

③ピジョットリザードン⭕️後

お相手ロトムVスタート。唯一の入れ替え札であるピン刺しのジェットエネルギーがサイド落ちしていたため、数ターンで投了。

④ロストギラティナ❌後

お相手ギラティナスタート。2体目のギラティナは出してこなかったが、キュワワー出される。雪道ナンジャモが刺さり、リザードンでかえんばくできずサイド取り切られて負け。

⑤サーナイトex⭕️後

テレポートブレイクラルトスを2匹と、ザシアンV、サーナイトex、非エクサーナイト×2の展開。ピーニャがサイド落ちしていたため、とにかく裏を呼び続けエネを全体的につけさせる。セイボリー打つも即復帰される。しかし崩れたスタジアムを貼ってくれたので、次のターンにシンオウ神殿を貼り返し、エリカの招待でマナフィ呼び出してお相手投了。


通算10勝4敗。最終順位は118位。
やっぱり世界は愚か、トーナメント進出は遠かったです。
対面次第ではトナメ進める山だっただけに、今でも悔しい気持ちはあります。



レギュ変更後のコントロールについて


CL京都の配信で、レギュレーション変更の発表がありました。

CL京都に持っていったリスト内で使えなくなるカードは
・バトルVIPパス
・やまびこホーン
・カゲツ
・セイボリー
・シャクヤ

の5種類のカード。

中でも、サイドを取り進めないコントロールデッキにおいて、シャクヤを失うのは相当しんどいです。
サイドからカードを救出するには、ヒスイのヘビーボールを除くとアルセウスフォンのみになってしまいます(他にあればお兄さんにこっそり教えてください)
かなりデッキパワーが落ちてしまうため、サイドのカードを救出できる画期的なサポートが欲しいところですが、正直すぐにはこないと予想してます。

自分のS2シティリーグが1月末のレギュ落ち後なので、CL京都が大型大会でカビゴンLOを使える最後のチャンスだったのかもしれません。

今後発表されるカード次第では活躍の場ができると思うので、その時を待ちつつも、サイドを取る練習も始めていかないとな、と考えています。


さいごに


ポケカ界の問題児デッキとして、なおかつちゃんと強いこのデッキをCLに持っていった理由は

・個人的に練度が高く、どの対面も勝ちの目が存在するデッキだから。
・優勝して、カビゴンLOが時間内にしっかり勝ち切れることを証明したかった。

です。

もちろん不安もありましたし、蓋を開けてみればあんだけ練習したロストギラティナには1回しか勝てていません。
優勝して『カビゴンLOをヒールなデッキからヒーローなデッキに変えるためにここまで来ました』をインタビューで言うところまで決めていたんですけどね。笑

しかし、LOデッキの歴史は長いです。
その一瞬を、このデッキを信じて二日間ともこの地に持っていけたのは素直に嬉しいですし、自信にもつながりましたし、また新たなコントロールデッキが出てくると思います。
またきっといつの日か特殊勝利デッキで勝ち進んで、次こそヒーローになれるその時までポケモンカードを楽しんでいけたらいいなと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!!!

人生で一番濃いクリスマスイブでした。


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