Washi +さん主催「アウトプットを目的としないアーティストインレジデンス」、高知県いの町に滞在してみて。
初めての投稿です。
あっという間に一週間経ってしまいましたが…
Washi +さん主催「アウトプットを目的としないアーティストインレジデンス」で高知県いの町に2週間滞在しました。(2月24日〜3月10日)
和紙に関わる作業のお手伝いをさせてもらいながら、日々過ごしていました。
紙漉き体験、蒸し剥ぎ、へぐり、ちりとり、楮の選別、畑仕事(楮の子どもの収穫・カヤを集めて、敷き詰める・2年目の楮の刈り取り・獣害対策のネットの撤去)のお手伝いをさせていただきました。
文字に起こすと様々な作業をさせてもらったなと思うのですが、きっとこれはほんの一部。
和紙が出来上がるまでに長い時間をかけて、手間暇かけて作られていることを知り、一緒にお手伝いをさせてもらうことで他人事ではなく、身を持って感じることができました。この経験がとても私にとって大きかったです!!
一見、和紙とダンス、遠いように感じたり、和紙に関わる作業をすることがダンスに繋がるのかな?と思うかもしれません。実際、私も滞在するまではわからなかった。滞在してみて、えっ繋がる!繋がるじゃん!作業した後と前では身体も気持ちも全然違うのです。
田舎暮らしを体験し、伝統を知り、山で暮らす人達と接して、そして今何が起きているのかを肌で感じる日々。踊ってみると身体の感覚が繊細になっていたり、五感が研ぎ澄まされていることに驚きました!!この熱や記憶はずっと私の中に残っていくのだと思います。
普段の生活で、仕事や稽古と時間に追われて、呼吸できていなかったのかもしれません…
また私にとってダンスは日常の延長線上にあること。和紙もそうかもしれない。
私にとってダンスは言語のようなものであるのと同時に純粋に踊ることがめっちゃ好き!ということ。普段の生活で見落としてしまいそうな発見もあって、この気づきも大きかった!!
主催の浜田あゆみさんがよくおっしゃっていた、
地域の人と人間関係づくりをすることが何より大切であり、良い関係をつくるにはお互いの助け合いが1番だということ。
アーティストが地域で芸術活動をすることの意味、レジデンスの良さや深さを感じるきっかけになりました。アーティストとして、これから私に何ができるのか探していきたいです。
文章がまとまらなくなってきましたが…
この2週間、毎日が新鮮で、とにかく楽しく、パワーをいただきました。お世話になった、皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
また行きたい、次に繋げられるように頑張ります。踊るぞー!!!
神谷小学校でワークショップ!初めて自分が主体となってやらせていただきました。みんな素敵なダンスをしていたなぁ。
蒸し剥ぎ・蒸し剥ぎした皮を干す
紙漉き体験
へぐり→特殊な包丁で皮から表皮部分(緑のところ)を削り取って白くしています。みんなでお話しながらできるのが、とても楽しいです。
古くなった獣害対策ネットの撤去・楮の株の周りにカヤを敷く
収穫時期を過ぎてしまった2年目の楮を刈り取る・刈り取った楮を一箇所に集まる
ちりとり→原料に含まれるちりを一つ一つ指先でていねいに除いていきます。繊細かつ集中力のいる作業。とても好きだったなぁ。
柳野のふれあいの里でお昼ごはん。おばあちゃんが作るご飯、暖かい、沁みました。写真は一緒に滞在した、ニカイさん、久保田舞さん、菅一馬さん、中村理さん。
体力勝負の畑仕事!!
みかんの収穫のお手伝い
浜田あゆみさんの朗読で、ダンサーの中村理さんと久保田舞さんとインプロ♪
日常の風景
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