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データのバックアップだけなら、HDDもまだまだイケる

私は Mac mini(M1)を愛していますが、その理由の一つはI/Oポートが充実していることです。とくにUSB-Aポートが2つ付いているのが、スゴく気に入っています。最近はUSB-Cポートが主流となっており、Appleに至っては、USB-Aポートを消し去ろうとしているようですが、私にとっては必要なモノです。

と言うのも、私はデータのバックアップに外付けHDDを使っているからです。ちゃんと調べたわけではありませんが、外付けHDDは、ほぼほぼUSB-Aポートです。だから、USB-Aポートが必要なんです。

もちろん、ハブをかませば、どうでもなりそうな部分ですが、たまたまなのか、私持っているハブは、複数の外部ストレージを同時につなぐと、もれなくクラッシュするので、それができないというのもあります。

ところで、私は基本的に、Mac mini内にデータを保存しません。Mac miniが重くなるのを避けるためです。なので、ストレージ容量は256GBで十分です。ちなみに、内部ストレージの空きは203GBほどあります。

ということで、現在進行形のデータは、基本的にiCloud Driveに保存しています。さらにiCloud Drive上のデータは、外付け SSDにバックアップ保存しています。HDDは、このSSDのデータをバックアップするためのモノです。

ちなみに、私のバックアップデータ量は770GBほどなので、ストレージ容量は1TBもあれば足りますが、SSD、HDDともに、2TBを使っています。大は小を兼ねるという考えがあったのと、単純に2TBの方がコスパが良かったからです。

もっと言えば、5年ほど前に買った2TBのHDDが2個ほど転がっているので、SSDのバックアップのバックアップ、SSDのバックアップのバックアップのバックアップとして使っています。

バックアップ用のストレージとして、HDDを使う理由としては、なによりSSDより価格が安いことが挙げられます。モノにもよりますが、2TBの場合、HDDは10,000円ちょいで買えますが、SSDは25,000円以上します。

Mac miniにつないで、日常的に外部ストレージとして使用するなら、断然SSDが有利なのは間違いありません。だから、私もSSDを使っています。しかし、そういう使い方ではなく、万が一に備え、データを保存しておくだけなら、HDDも捨てたものではありません。むしろ、私の金銭感覚で言えば、バックアップ用のストレージとしてSSDを使うのは、かなりもったいないことです。

一般論として、HDDは、SSDに比べ、データの読み書きの速度が遅いのがネックだと言われています。実際、HDDにデータを転送すると、転送環境にもよりますが、1TBほどのデータ転送に半日ほどかかったことがあります。SSDのスピードに慣れた身には、死ぬほど遅く感じられます。

とは言え、転送時間については、夜寝ている間に転送するとか、工夫すれば、なんとかなるものです。そもそも、データのバックアップはそれほど頻繁に行うものでもないので、私的には妥協できる範囲です。

あと、これも一般論として、HDDは、SSDに比べ、物理的にクラッシュしやすいと言われています。確かに、HDDは、モノによりますが、ケーブルに応力がかかったり、本体を落としたりすると、けっこすぐクラッシュしがちです。

あくまで私個人の経験談ですが、バッファローのHDDは、過去に3個買って、3個ともクラッシュしました。バッファローの外部ストレージだけは、今後なにがあろうとも、絶対に買いません。

なので、バックアップ用だとしても、HDDには、雑に扱わない、むやみに持ち運んだりしない、という前提条件がつきます。この条件がクリアできない場合は、HDDを選ばないのが賢明でしょう。