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医薬品のQA(品質保証)とQC(品質管理)の違い

製薬会社は大きく分けて、総務部、営業部、製造部、品質保証部、これらの部署にざっくり分かれます。
その中の品質保証部にあるQA(品質保証)とQC(品質管理)の業務の違いです。

QA(品質保証)はQuality Asuuranceの略です。
品質保証なので、消費者に満足した製品を保証することが主な目的です。医薬品の有効性、安全性、製造物責任(Product Liability, PL)の事故補償に責任を持つ部署になります。
ビジネス的には、会社として契約をどうしていくか。の駆け引きがとても重要になります。

QC(品質保証)はQuality Controlの略です。
品質管理は個々の製造過程で検査して、製造し、最終製品について検査することを通して、品質保証できる製品になるように、試験検査を通して管理することに責任を持つ部署になります。
ビジネス的には、理想と現実の状況を把握し、どのように継続可能な管理方法を実践できるかが重要になります。

近年、製薬会社で相次ぐ品質問題を受け、日本製薬団体連合会では、品質部門を最低でも20%以上を確保する基準を設けています。厚生労働省でも、日本製薬団体連合会を参照にする形で、同様の内容の事務連絡を出しています。
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/74664/760173_1.pdf

取引先の査察では、GMPに遵守しているかどうかでA,B,Cを決める表の目的ではなく、裏の目的として、人数、人事バランス、教育、身の丈にあった品質目標であるかを精査することにより、表面上ではわからなかった取引先のリスク等が把握できます。


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