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2016年10月に開催された川崎重工120周年記念イベント

復元された三式戦闘機「飛燕(ひえん)を見てきた


最初にお断りしておきますが、このイベントは2016年10月に神戸パートターミナルある川崎重工の創業120周年記念として開催されたものです。

当時、加古川に住む知り合いの女性からに「今、此方でこんなイベントしてるよ」と教えていただき早速出かけたものです。

この日は相方つんが熊本のお姉さん家に帰っていたので一人で行って参りました。

とにかく暑い日だった事を覚えています。

JRの駅から徒歩…ギラギラ照りつける陽射しに途中で買ったペットボトルの水を飲みながら歩く。

かなりの人が同じ方向へと。
同年代のご夫婦連れ、中年男性グループ、小さな子供を抱いた若いカップルもイソイソ歩みを進める。

「ほお…結構若い世代の人も多いなあ」
こんな若い人も復元された「飛燕」に興味があるのかなあ?と思いながらやっと会場に到着しました。

少し並んで、涼しいイベント会場の中に…

あった!

「上から見た機体」

此方から見たのが一番好き♡
迷彩塗装をしていないジュラルミンそのままの機体
スマートな機体

「飛燕」とは?

ここで「三式戦闘機飛燕 キ61」のご紹介をしたいと思います。
旧日本軍の戦闘機としては海軍の「零式艦上戦闘機」いわゆる「零戦」が超有名ですが、此方は旧日本陸軍が1943年に制定した日本では珍しい水冷エンジン搭載なのです。

派生型を含めて約3000機〜3400機ほど造られ実戦に投入されたのですが、当時の工業技術力が劣っていた為に水冷エンジンの生産量や整備技術の不備などもろもろがネックとなり、機数はあってもエンジンがない、また完成して前線に配備しても整備不良にて飛べないと言う稼働率の悪さから、零戦の様に活躍したと言う事は余り無かった様です。

この飛燕は現存する国内唯一の機体で、長年にわたり知覧特攻平和記念館に展示されていたもの。

その機体を川崎重工岐阜工場へ移送し、機体を所有する日本航空協会の監修のもと、破損部分の修復や欠損部分の復元がおこなわれました。

そして完全に修復された機体を、2016年10月に今の川崎重工(当時の川崎航空機)120周年記念として一般に展示されました。

「次は下のフロアから見学した」

空気取り入れ口もよく見えます
ドイツのBf109Eを基にして設計されました


堪能しましたよ

美しいフォルムに感動でした

今、復元修復された「三式戦闘機飛燕」の機体は岐阜県各務ヶ原にある「かかみがはら航空宇宙博物館にて余生を過ごしています。

「ここに行けば飛燕を見れる」

航空自衛隊岐阜基地の近くにあります

この取り組みは経済産業省が認定する「近代化産業遺産」の一つとして日本航空遺産に認定されました。

あと、やはり川崎重工さんですね。
バイクも展示されてました。

「Ninja H2R」やKAWASAKI 750turboも人気を集めていました。

Ninja H2R
KAWASAKI 750turbo

6年前のイベントでしたが、また各務ヶ原へドライブがてら会いに行きたいと思いました。

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