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Vol.6-「令和2年7月豪雨での球磨川氾濫の水害被害」インタビュー “くるまとEV”

前回はボランティア支援とくるまの撤去についてお話ししました。今回はくるまとEVについてです。

くるまとEV

「町へ入れる道路はどこが通れるのか、お互いに情報共有しました。ところが通れるのは分かっても普段は通らない山道とか細い道しかなくて。当時わたしのくるまは水没してしまっていたので、いとこからくるまを借りたんですが、(普段は通らないような山道や細い道なので)やっぱり擦ってしまいました。それでも被災当初はそんな道を通らざるをえなかったですね。」

「それから、なんとか軽トラを入手してからは自宅からかき出したものを載せて避難所へもっていって洗うとか、逆に避難所から現地自宅へ向かうときにはスコップとか洗浄機とかいろんな支援物資を載せて、避難しないで地元で残っている方々に支援物資や水、食料を届けるとか、いろんなものを運んだりしてました。やはり軽トラは便利でしたね。」

「そういうときに思ったのは、坂本町内の2カ所のガソリンスタンドは完全に被災して、片道50分いかないとガソリンスタンドがない状況でしたから、やっぱりこういうところこそEVの電気自動車とか、モバイルバッテリーとしての電気自動車が本当に必要なんだろうなと、当時いろんな人と話をしていました。確かに給油缶とかでガソリンを持ってこれないことはないのですが、ここは1ヶ月以上停電が続きましたので、そのためにもEVって本当にあるといいよねと実感していたのを覚えています。」

「そういう経験をしたので、当時は毎日がつらかったのでEVを買っておきたい、と個人的に思っています。自分が持っていればいろんなところに駆けつけて電気をつないでいろんな支援ができただろうなと、それは思うところであります。」

インタビュー#7に続く


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