表明
先に自分のダメな所を言っておくという優しさというか、逃げというか、甘えというか、防御というか、そういうものがあったりすると思うのだけれど、これは頑張って辞めていきたい。
僕自身は癖になってしまっているのだけれど、辞めていきたい。
第一相手は微塵も、そんな事頭になかったのに、そのマイナス面を表明する事になってしまう。
異性とメッセージを交わす。
私、全然美しくありません。
ノットビューティフル。と言ってくれる。
分かる。先に言っておきたいですよね。
会う前から言っておく事で、相手を失望させたりとか、期待とかを裏切りたくないですよね。
とても分かる、その気持ち。
そして、そう言う彼女たちは全然に美しくなくない。
だから、その優しさにありがとう、と言った上で、そんな事言わないで。と思う。
正直に言うと、それを言ってしまう事でだいぶ魅力が減ってしまう、と僕は思う。
優しさゆえに、そう言っている事は分かってはいるのだけれど、いざ、その時の対面の刹那でそこまで深く相手の事を考える事ができない。
やっぱり、自分が最高です。自分が最高なのです。
を見ていると気持ちがいい。かっこいい。
と言うのは僕自身言う事が難しく、そこまでの局地には辿り着けてはいないけれど、そう言う人が強く、僕には魅力的にうつる。
言っていなくて良い。
その佇まいで良い。
誰がなんと言おうと、と言うかそもそもの「誰が何と言おうと」すら考えずに
私は最高です。
何?誰が何と言おうとって、どゆ意味?くらいの。
そういう方とやっぱり僕はどうにかなってしまいたいと思ったりする。
それはあらゆる人間関係にも言えるのかもしれない。
そうなるには、僕自身も頑張っていかなければならない。
最初から逃げるような事を言ってしまう僕はいつも情けないと思う。
頭が良くありません。
仕事ができません。
いえ、全然。
いや、いや。
大した事では。
辞めていきたい。
情けない自分との格闘は、これからも続いていく。
だがしかし、僕は最高なのです。
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