体外受精 vol.6

※暗い記事になるのでご注意ください

受精の結果を聞きに病院へ。率直に言うとよくない結果でした。

まず、採卵数23のうち、14は未成熟だったとのこと。
残る9のうち、5は受精、3は未受精、1は異常受精。

5つの受精卵は培養しているもののいずれもグレード3程度。
グレードは1～5まであり、移植できるのはグレード1～2とのこと。

木曜日まで培養の様子は見てみるけれどどうかな、とのことでした。

つまり、23個も採卵できたのに、1つも胚移植までたどり着けそうにないという。

正直、だいぶ期待をしてしまっていたので、先生の言葉が衝撃すぎて、もう「はい・・・はい・・・そうですか・・・」くらいしか言葉が出ず、ひきつった笑いをしてしまいました。

余分に凍結するどころか、1つも胚移植できないのは想定外。というか、単純に確率だけでいったら仮に採卵数の3割だとしても6～7個培養できたはずなのに。確率なんてあてにならないとか書いたような気がしますが、まさか悪い方向に確率をはずしてくるとは、、、。

そして、1つも移植ができないということは、また採卵からやり直しということ。
注射が苦手な私にとって自己注射はかなりのストレスだったし、2～3日おきに病院に通うのは負担が大きすぎて、免疫力が落ちているところに時間休分の残業も続いて、この土日は体調を崩していました。
そんな時にこんな結果を聞くのはさすがに堪えました。
家に帰ってぼろぼろ泣いた。
どうしてこんな苦労をしなくてはいけないんだろう。なんの苦労もなく子供に恵まれる人もいるのに。
他の人の苦労を棚に上げて、「どうして私ばかり」という気持ちがあふれてしまいました。
不妊治療の苦しみは終わりが見えないことと聞きますが、その意味がようやく分かった気がしました。
採卵数に喜んだ時間はなんだったのか。きっとこのままなにもかもうまくいくんだ！とポジティブになった時間はなんだったのか。こうも結果が伴わないと、自己防衛として「どうせダメだから期待しないでおこう」とマイナス思考になるしかありません。

もう一度採卵に挑戦したとしても、また育たないのでは？という気持ちがぬぐえません。正直もうやめたいです。病院にも通いたくないです。この1か月の苦労はなんだったのか？それなら人の誘いを断わりたくなかったし、時間給だって無駄にとりたくなかった。努力と結果が結びつかないことほどむなしいものはない。

妊活をやめたら自然妊娠したという話も聞きますが、私たち夫婦は夫婦生活の頻度が高くはないので、妊活をやめたからといって自然妊娠する可能性は低いとみています。そもそも、フルタイム共働きで平日も夫婦生活がとれるカップルってどのくらいいるんですかね。私も夫も体力がある方ではないですし、どちらかが残業しているときもあるし、月経中はできないし、そして私が排卵できていないかもしれないし、と考えていくと可能性は限りなく低
くなってしまいます。

今日はほんの3分くらい先生と話しただけなのに、お会計は3万円越え（おそらく培養にかかる費用など）。
すでに月の医療費の上限突破しているので戻ってくるとはいえ、よくない結果＆高額の治療費にむなしい気持ちになりました。

こんな日に限って天気も体調も悪くて。もう神様私なにか悪いことしましたかという気持ちです。
やるせない思いと体の不調のダブルパンチで、なにもかも投げたしたい気持ちです。