泣いてる女の子とわたし
仕事に悩んでいた時
家にいても気持ちが晴れないので、近所を散歩することにした。
子供の頃よく遊んでいた公園のブランコをこぐ。周りに人ひとりいない。秋風が気持ちいい。私は童心に帰った気持ちになれて心がとても安らいだ。
帰ろうとした時、道の先に子どもが泣いていてその周りをおばあさんと何人かの子どもが集まっている。
何事かと思ったらおばあさんが私に話しかける。
「この子を家まで送り届けてくれませんか?」
この子とは小学一年生のランドセルを背負った女の子。どうやら友達と喧嘩して泣いて