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Katsuki Note5/17

Katsukiです。

NOSTALGIAツアーも後半戦に入ってきました。
主催に限らずなんだけど、アルバムツアーとしては3/19の長野ワンマンからのライブがそうです。土地だけバーっと書くと、長野(ワンマン)、下北沢、渋谷(主催)、札幌2Days、赤坂(アコ)、渋谷、仙台、福岡(主催)、広島(主催)、松山(主催)
ここまで7都市10会場か。

あえて短絡的な表現するが実りあるツアー。
まだここからも続くので明確な区切りまでは振り返るつもりはないけど、バンドとして充実した時間になっているのはファンの皆さま、対バンの皆さま、関係者スタッフの皆さま、本当全ての皆さまのおかげです。

引き続きよろしくお願いします!!
楽しんで行こう!!


さて、今回はちょっとした事だけど考えて思ってる事とか書き留めておくと良い事あるって思ったりしてそれを書こうと。

言っとくけど、、長いよ 笑

バンド活動は移動の連続。
うん。当たり前のこと言ってます。

でも移動って深いなと思うんですよね。

そもそも人生って移動だなと。

みんな日々さまざまな移動を繰り返して、そこで色んなことを考えたりするはず。

移動の手段も様々だし。

今回ここで書く移動とは「SAISEIGAの移動」にフォーカスしてます。
限定的すぎてウケるでしょ。

ゴリゴリに偏った私見です。


それをご理解の上で暇つぶしに呼んでください。

Twitterとかでちょっと触れてたから知ってる方もいると思うけど、
SAISEIGAとしては1/7の渋谷CYCLONEでの2ndワンマン『サイセイガサイコウカ』のタイミングで機材車を新規に導入しました。

正確には機材車目的で俺が趣味も兼ねて車買ったっつー事なんだけど 笑
まぁややこしくなるから機材車で良い。

ちなみに車自慢とかでは全然ない。

車は好きだけどマニアとかでは無いし特に詳しくもない。最低限の知識のみ。
ただこの車にした理由とこの車に期待してた理由は明確にあった。

背伸びするも限界のある予算、
程度の良さから来る安全性、
運転のスムーズさ、馬力、
5人乗れた上での機材がフルで載せれること、
その上でメンバースタッフ全員の乗り心地、
etc…

とまあ、これらの条件を満たせばあれば車種は何でも良かった。

まぁ車詳しい人なら「これかこれとかじゃね?」って大体限られてくるよね。

なんでこのタイミングで車買ったかと言うと実は、

先日の福岡広島松山遠征、

「ここを車で大移動したい」



というのが車購入の目的の一つにあったから。

東京→福岡→広島→松山→東京の大移動

となるとこのくらいのタイミングで買っておかないと車を慣らせないからね。

まず地方の主催はこの日程、これらの各都市で行うことラクブルのマサト氏協力の元で決めていました。
(マサトくん色々ありがとう!)

その上で俺の中には懸念がありました。

「移動が超ーーーーーー憂鬱!!!」

申し訳ないくらいアホな書き方だけど本心。

個人的になんだけど、1人での公共交通機関での移動はカジュアルに軽装なら全然あり。

だけど、バンドの時ね。
まぁまぁキメこんで大荷物をカートで転がしながら何やかんやとなると、、

「超ーーーーーー嫌い!!!」


とにかく嫌いなんですよ。

何で嫌いかって?

機材がデカくて重い。

衣装やら私服の変えやらなんやらとにかく荷物増えてダルい。

色々待ち時間がだるい。

会話もなんかそこそこになる。

人の目が気になる。

イヤホンしすぎて耳が疲れる。

スマホの充電を常に気にするのが嫌。

などなど書き出したらキリがない文句の嵐。

そう。俺はそーゆー性格なんですねー。


ただ、俺も我慢は出来る。
一応大人だから。

人生なんてもんはなんだかんだ我慢の連続で何でもかんでも思い通りなんて有り得ないし、擦り合わせて擦り合わせて落とし所見つけてある程度及第点で通過していくしかない場面の連続だ。

だが我慢できない、

いやしたくない、

いやしたら意味ない所がある、

それが今回のツアーでの大移動にありそうと思った。

そう俺の脳裏に強く懸念として生まれた。

これまでの流れなら都内はレンタカーで良い。

今回のような地方なら新幹線や飛行機でもなんとかなる。ライブは出来る。
移動時間だけ考えたら早いのもわかってる。
それでやってきたからね。

だがしかしだかしかし。

今回ばかりは懸念があった。
それもここまで色々な経験をSAISEIGAでしてきた上での懸念。

正確にはこれまではそれで良かったが、今回それをやったら取り返しのつかない違和感に繋がるんじゃないかという、懸念。

大袈裟って思うだろうけど

大袈裟です笑

でも当方大真面目。

そのデカい違和感に繋がりかねない懸念とは、

上記にある。

会話がそこそこになること!

これです。 


これが嫌だ。

1位!!良くない1位!!

ちなみに惜しくも2位は機材をフルで持っていけないこと。
やはり限界がある。
これもかなり強くて同率1位レベルだが、
ベクトルが違いすぎるので今回は触れない。

わけわからなくなる。(すでに怪しいが)

まぁいい。

はい。

Communication!!!!

バンドってのは、音出す以前に人間同士なのでコミュニケーションが全てだと俺は思っていて。

それによりあらゆるアイデアを具現化したり、しなかったり、色々あるものだと思う。

だけど、いつでもどこでもメンバーとコミュニケート出来るかと言ったら違くて、それぞれの生活もあるし、生活サイクルもさまざま、LINEでは限界ある、いざ集まったらやる事だらけだし、

そもそも個人個人の能力がちゃんとあることが信頼してバンド活動する前提だし、

この上でコミニケーションが全てだと思ってるって話です。

しかし案外あるようで無かったりするのがコミュニケーションの時間なんです。

それもメンバー全員でとなるとより少なくなる。

ここまで書いて勘のいいあなたはわかったはず。

そう。

一見効率重視な公共交通機関を使う事でこのバンドにとって最も大事なくせに得難い全員でのコミュニケーションのチャンスを著しく失うのだ。

これがどれほどの損害かと言うと…

(以下省略5万文字)

なのだ。

さらに書くと俺が大事だと思ってるコミュニケーションっては「はい。会議始めます。テーマはこれ。俺の意見はこれ。君はどう思う?」みたいなクソつまらねーものではなく(語弊しかない)

テキトーーーな会話。

何のメシが美味いとか、何のYouTubeがオモロいとか、何の映画とか、何のアニメのか、どこ散歩したとか、野球いまどうなってるかとか、テニスで負けた言い訳とか、最近音楽これ好きで聴いてるとか、おまけ程度にSAISEIGAってこうだよねとか、次こんな曲やってみようか、とか、まぁとにかくテキトーに色々。

こんなどーーでも良い会話を延々としたいわけ。

そこから何か生まれたらラッキーだし、単純に楽しい。

東京から福岡まで車で行くならばめっちゃ出来るでしょ。

疲れたやつは後部座席で遠慮なく寝たら良いし。

これが大目的。

その為には逆算で「運転性」「乗り心地」「メンバーとスタッフの5人乗り」「機材フル載せ」「そこそこ音のいいカーステ」

などが必要なわけです。

だって、これだけしつこくコミニケーションのについて私見を述べておいてさ、

乗り心地悪いけど機材だけは沢山載せれる昔ながらの機材車だったらさ、

俺的にメンバースタッフに対して責任を果たせない。

コンセプトがテキトーで楽しが成立する空間は確実にラグジュアリーでなければならない。

別に俺が機材運ぶのが生業ならば乗り心地悪いけど機材だけは沢山載せれる昔ながら機材車でも良いんですよ。

でもそうじゃないからね。

乗ってるだけでケツが死ぬ車ではとても身体がもたないし、それにより空気も悪くなり本末転倒だ。

書いていて我ながら嫌になる神経質ぶりだが俺は今になってこの性格は少し気に入っている。

上手く使えば周りに明確な還元を出来るから。

長々と書いてきたが、これらの目的があり、晴れてマイ機材車を購入。

だけどこの時点ではまだメンバーは「本当に車で福岡とか行けるの?」と色々な心配をしていた。

当人の俺も不安がなかったわけではない。

だけど全部潰していって遂に得た。

『俺たちだけのラグジュアリーな空間を』

メンバー全員が帰りたい空間。
帰ったらホッとして、その中で生まれる良い空気と会話。

都内はもちろん、長野、仙台など快適に移動出来た事で個人的な試験は大体クリア。

これなら行ける。福岡に。

そして広島、松山と回って帰って来れる。

と90%は思えた。

あと10%は運だ。

運を信じる。

迎えた当日。

幸運にも天気にも恵まれ、メンバー、スタッフ共に最高のコンディション。

移動する事合計20時間超え。

結論から言って、サイコーな時間が出来た。

誰1人この移動に対して不満が出ることもなく、むしろ全員で楽しんで移動出来た。

これは予めフォローするが公共交通機関を否定してるわけじゃない。

人々を支える素晴らしいもの。

今回は特殊な状況において着眼点が違いということです。

とにかくみんなで楽しく移動できた。

色々な話をした。

気づきも沢山生まれた。

内容詳細は流石にアレしてアレしますが。

今後の活動に間違いなくフィードバックされるだろう。

この20時間はこうでもしなきゃ出来ない。

時間を作ることに成功した。

これが俺たちのやりたいバンド活動だとみんなで思えた。

これからも安全面には最大限気をつけてSAISEIGAは進んで行く。

今回はそんな話でした。

ではまた。

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