実体験から得た教訓:それっぽい予想でも割と簡単に外れる
GBP平均・日足
2022.9月末。相場が大きく動き、思い込みによって3回失敗した。
(背景)
インフレの鎮静が市場テーマの中、新英国首相トラス氏が大幅な減税(需要刺激策)を打ち出し、市場は拒否反応。トリプル安の英国売り。
・23(金)に大陰線。
・26(月)BOEが緊急声明を発表すると公表。緊急利上げの期待が膨らみ買戻しの流れ加速。結局、11月MPCで検討するという発表のみで肩透かしに終わったが、失望売りはそれほどでず。
・28(水)長期国債の売りが止まらず、金利上昇、住宅ローン上昇、住宅価格急落リスクが発生。これを受けてBOEは20年債以上の買い入れを発表(&QT延期)。金利低下、GBP乱高下→上昇の動きに。
・週末には一連の下げをすべて無くして引ける。
(失敗①)GBPJPY売り:建値決済。
26(月)にBOEの緊急利上げがなく、失望売りの展開を予想し火曜にポジションを仕込んだ。
一時含み益は200pipsを超え、安値トライは固いと考えた。
しかし、国債買い入れ策の発表により、含み益は無くなった。
30年金利が流動性低下で暴騰していたため、何か策が打たれると考える必要があった。
(失敗②)GBPAUD売り:150pips損失
画像ではわからないが、28(火)にGBPの上昇が4Hの高値でピタッと止まって下落を始めた。
28(水)も同じレジスタンスで反発し始めたためポジションを仕込んだ。また、政府がバラまき、中銀が引き締めるのはアクセルとブレーキを同時に踏むという有識者からの指摘を鵜呑みにしてバイアスがかかったのも大きい。
早いスピードで上にブレイクされたが、自分のシナリオに固執して素早く切ることができなかった。また1度リベンジトレードを仕掛けて傷口を広げた。
(失敗③)EURAUD売り:40pips損失
EUR売り→30(金)にEURが日足のレジスタンスに到達。
AUD買い→月末四半期末が重なる日。ひたすら買われてきたドルに利益確定が入るという定型パターンを想定(ドル安→資源高)
NYのオープンまで順調に下げていった。PCEなどの物価指標が上振れたのにドルが買われないので安泰だと思った。
朝起きるとストップロスにヒットしていた。
仮に何が起こるかわからないという信条があればどういう対応ができただろうか。
(失敗①)ハイボラ時の早期利食い。
(失敗②)レジスタンスブレイク後の素早い損切り。
(失敗③)ストップロスを建値に置く。
(失敗①③)は簡単に解決できそうだ。(失敗②)が難しい。終値ブレイクアウトとかで機械的に切るしかないか。詳細は後日検討。
元凶は自分の予想を信じすぎていること(&恐怖や損失を受け入れたくない気持ち?)にあるのでそこをただすことが重要だ。
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