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恋愛至上主義区域:感想などまとめ

ついに見ました!!!
書きたいことがありすぎてどういう風に書こうかなと悩んで時間が経ち…。とりあえず、今年見た作品の中で一番個人的に好きな作品でした。
今までに見た作品の中でも上位には入りそうなくらい好きです、個人的に。
がっつりネタバレありなのでご了承下さい!
(最後の海のシーンが綺麗すぎて絵かと思った)
見ながら書いているところもあるのであらすじ説明みたいになってしまって悲しみ…。思いの外長くなってしまいました。
変な解釈があったらすみません~😭


▼作品情報

・配信サイト:FOD独占
・ボリューム:各話約30~40分×8話
 ⇒サクッと見られる長さでちょうどよいですね。
・原作:あり(web小説)
・あらすじ
29歳のテ・ミョンハは、先輩の小説「恋愛至上主義区域」がゲーム化されるという話を聞く。その翌朝、目を覚ましたミョンハは自分がゲームの世界に迷い込んでいることに気づく。高校3年生に戻ったミョンハは、ゲームの世界で“チャ・ヨウンを幸福にせよ”というミッションを与えられる。しかし、捜し出したヨウンは不幸のどん底にいるだけでなく、人を寄せつけない冷たい目をしていた。ミョンハはあの手この手で“推し”のヨウンを幸せにしようとするが…。

▼メインキャスト

◇イ・テビンさん(ミョンハ役)
誕生日:1996年1月22日(28歳)
元アイドルグループの方だそうです!
ポジションがラッパーだったそうで、確かに似合うかも…。 

◇チャ・ジュワンさん(ヨウン役)
誕生日:1999年5月6日(?)(25歳)
2021年にデビューした新人俳優さんです。
顔が小さくて背が高くて筋肉もあり二次元みたいなスタイル。

◆テ・ミョンハ
29歳。ゲームの中に迷い込んで高校三年生へ転生。
ゲームの世界で『チャ・ヨウンを幸福にせよ』というミッションを課せられる。
(みんなより10歳以上上なので)しっかりしていて頼りがいがあるお兄さん的な感じに見えました。飄々としてるけどいざというときに頼りになる。

◆チャ・ヨウン
高校二年生?最初は友達もおらず誰も寄せ付けず、ただただ冷たい態度を見せる。徐々にミョンハに心を開いてにこにこの笑顔を見せるのが可愛い。
まさに年下ワンコ攻めとはこのことではないでしょうか。

▼ここが好き

①ゲームの世界を一緒に体験できる

先輩の書いた小説をゲーム化した世界に入る、ということで、ゲームのように目の前にミッションが現れる演出や相手の好感度が見えるというところがリアルでおもしろかったです。まさにゲームの世界に入ったらこんな感じなのかなと想像できました。
ヨウンの好感度を上げたくてあれこれしてみるけどあまり上がらない…むし下がる…みたいなところもあり、見ていて楽しいです。
最初はむしろマイナスから始まり、0になるまではヨウンに悪いことが起きるという設定も良かったです(あまりノベル系以外のゲームをしないのでデバフの意味がわからずググりましたw)。
個人的にですが、なんとなくBGMもドラマよりゲームっぽいな~と思ったりもしました。ミョンハの性格もギャルゲーの主人公っぽい。
ミッションが見えるというゲーム内のシステムが後半で生きてきて、お…!!となりました。ゲーム感覚で楽しく攻略できるミッションだけじゃなかった…。

②ヨウンがかわいすぎる!!!

ヨウンがかわいすぎる(二回目)。
最初は少しも笑わない、にこりともしない、近づいてくるミョンハに心を開こうとしないのに、ガードが解けてからはもうただただ可愛い後輩になります。懐きまくりのデカい犬です。

大好きなミョンハにだけ焼肉とってあげる
大好きなミョンハに別れ話をされて泣く

最初のヨウンが別人のように、ミョンハのために尽くしたり好き好きアピールをしたり、別れ話をされて涙を流したり、たくさんの表情を見せてくれます。チャジュワンさんすごい。好感度マイナスから大好きまでのふり幅がすごい。野良猫が拾われてお世話されて顔つきが変わるみたいに顔が変わってる気がする。序盤、血色良くないメイクしてるのかなと思ったりしました。
ミョンハが女の子と会ったあとに待ち合わせをして、匂いを嗅いで「女の子の匂いがします」ってムスッとするの可愛い。

③序盤とギャップのあるシリアス展開

あらすじやメイン写真(?)を見ても、爽やかで可愛い学園ものみたいな楽お話なのかなと思うじゃないですか…。最初の方もそんな感じのストーリーで。しかしだんだんと不穏に……。何話かで、期限内にミッションを達成できなければ死というペナルティがあると知らされます。さらにだんだんとゲームの世界を壊すように「エラー」が起きはじめ……。この辺りでもう怖かったです。
さらにおばあちゃんが倒れ、見守っている最中に突然ヨウンが事故で亡くなる未来(?)が見える。そのあとにおばあちゃんが息を引き取るような幻覚。そんなときに「どちらが大切な人か答えよ」と現れるメッセージ。選ばなかった方は見えた映像のように亡くなるのだと言われているようです。
選ばなければペナルティーとして時間が減らされ、ヨウンと過ごせる時間も少なくなってしまう。答えられず逃げようとしても逃げられない。最初はミッションが出てきたり好感度が見えたりと楽しそうなゲームの世界でしたが、ここにきて急に怖い…。ここまでの楽しそうな学園ラブストーリーはどこに…。
24時間以内に決断しなければならず、悩み続けるミョンハに対して何も知らないいつも通りのヨウンが何だか悲しく見えます。結局、ミョンハは選べません。それはそう…。代償として、270日以上あった残り時間が15日にまで減ってしまいます。その間に映される幸せそうなヨウンが切なすぎて泣く。
ヨウンと過ごせる時間があっという間に減ってしまったミョンハが泣いているシーンも切なすぎる。現実世界で彼女に振られたときは泣かず、何の執着もなさそうだったミョンハがここまでヨウンを好きになってる。

④さらに追い打ちをかける悲しすぎ展開

ドラマってイチャイチャしてるだけじゃなくて、困難や試練があって一度離れてそれを乗り越えてまたくっついて…があるのはわかってるんです…。
ハッピーエンドに向けて終盤で一番の試練があるのも仕方ないんです…が、あまりに悲しいことが起きすぎてこのあたり泣いてた気がします。

7話、先輩とのシーンでとある質問をされます。
(このシーン水の中っぽいんですが、その演出もあとで納得しました)
自分が余命わずかだったら
A:恋人とすぐに別れる=傷つかない美しい別れを選ぶ。
B:それでも諦めない=傷つけ合い後悔しても少しでも長く一緒にいる。
その時のミョンハは、少し悩むもののあっさりと「傷つかない美しい別れ」を選びます。しがみつきたくない、傷つけたくないと。
そしてその後、ゲームの中で選択肢が現れます。
A:14日後に終了する。
B:100日を取り戻すが好感度リセット。
Aは、傷つかない美しい別れ。Bは、辛い思いをしても長く一緒にいる。
ミョンハはヨウンのためにAを選びます。今のヨウンがやっと幸せになれたから、それをゼロに戻すわけにはいかない的なことでしょうか(わかってない…!?)。本当はBの方を選んでヨウンと長く一緒にいたいけど…。
14日後に終了すると決めてからの、ヨウンのセリフが辛い。ミョンハと過ごすと信じて疑わない未来、これからも一緒にいたいというたった一つの純粋な願い。見直しながら書いてて泣けてくる。ヨウンはいつも純粋でまっすぐだけど、「そばにいてください」「愛してます」がいつも以上に純粋で逆に辛い。もう一緒にいられないってわかってるから。
そしてついに別れ話を切り出すミョンハ…。切なすぎて泣きました。無責任って言うヨウンの気持ちもわかる。涙を堪えながら、「面倒はかけないから、言うことを聞くから一緒にいてください」と縋るヨウンがほんとに切ない。ミョンハに泣くなと言われて「泣きません、何でも言う通りにします」となんとか涙を堪えるヨウン…。辛くて可哀そうでこっちまで涙が出るのに、同時に可愛すぎない!!?と暴れ狂うオタク心。オタク嫌だ。
あんなに最初は感情なさそうだったヨウンが、必死に泣いて縋ってるギャップ…。しかも背が高くて体格もよくて、そんな男をこんな姿にさせるのはミョンハだけなんだな…とキモオタ丸出しになりました、さすがに。
そんなこんなで最終話前に別れることになりました。でも最終話でハッピーエンドな気がしてたからギリ耐えられる。溝が深ければ深いほど、またくっついたときの絆はより固くなりますからね!

⑤ミョンハの過去、からの特大ハッピーエンド!

ゲームの世界が壊れ始め、ミョンハの存在が削除されてしまう…。怖いって。物理的に崩れていく校内とか結構リアルです。
ミョンハがいない世界に戻り、みんなの記憶から消されてしまう展開が切ないです。もちろんヨウンも忘れてる……けど思い出した!(なんであの会社の人は知ってるんだろう? 学校だけ世界が崩れた?)
そしてミョンハの過去が徐々に明らかになっていきます。実はすでに亡くなっていたんですね…(全然気づかなかったけど、今思えば転生ものって何かの拍子で亡くなってから別世界に行ってますね)。
海の中で自ら命を絶ったので、先輩とのシーンでやたら海が出てくるのかなと思ったりしました。
愛され方、愛し方がわからなかったミョンハ。そんなミョンハに愛すること、愛されること、幸せを知ってほしいと転生させた先輩。自分と重ね合わせられる存在(ヨウン)に出会ったことで、ミョンハは過去の自分とは別人のようにヨウンを愛せました。ヨウンのためなら辛い思いをしても良いと思えるほど。
ここでヨウンが書いたミッション「ミョンハを幸せにしてください」が有効化されてまた世界に戻ります。幸せになるにはヨウンと一緒にいないといけない。
ここからまた二人が繋がります。ただただ会いたくてお互いを探します。もう何も邪魔なものはありません。相手のためを思った嘘も、迷いも何もない。阻むものは何もないのに会えないもどかしさ。なんか違う日付にきた…。「会いたい」とミョンハが自分の心に素直になって伝えるシーンはぐっときます。
もう時間がないのに会えない。ミョンハの気持ちを考えたらいても立ってもいられません。バスを降りてミョンハが走り出し、ヨウンも学校から出て走り出し、1話と同じセリフ「推しを捜しに」、そしてこの挿入歌……、泣ける……。良いシーンでばちっと挿入歌が流れるの最高すぎる。
(ミョンハの走り見てからヨウンの走り見たらガチすぎた)
そしてついに、残り0.何秒というところで…手が繋がれます…泣く…。もはや鳥肌。
海で抱き合うシーン、綺麗すぎる。「やっと捕まえた、もう離しません」と涙声(?)になりながら言うヨウン…。ミョンハの「約束する」も心からの言葉ですね。本当に好きな人ができて良かった…ミョンハ…お幸せに…。
からのキスシーン…。綺麗すぎる。いろんなBLドラマ見てると、最後に入れておこう!みたいなキスシーンもたまにはあるじゃないですか(?)。
でもこのシーンは、本当にお互い会いたくて探し続けて、ようやく心から愛し合えると確信できて、それならこうなると思えるような流れだった気がします。
ヨウン背が高いからキスするときにちょっと屈むの良すぎる(急なオタク語り)。2回目にキスするときちょっとミョンハからいってるの良すぎませんか…!?
本当に特大ハッピーエンドでした…。この世界ならではのいろんな障害があったからこそ、このエンドがすごく心に沁みます。
エピローグも幸せいっぱいな感じで最高。幸せになってほしい。

▼ここが気になる

※気になるとは言ってもマイナスな点とかではないです!
ただ純粋にどうなのか気になるな〜という感じです。

先輩って何者?あの世界って何?

最初のシーン(バーのシーン)ではすでにミョンハが亡くなっていたと思われるので、先輩も本当に関わりのあった先輩ではなくてミョンハの人生をやり直させてくれるための誰かだったんじゃないかなと思っています。「先輩って誰だ?何者なんだ?」みたいなミョンハのセリフがありましたよね。
先輩が書いたという恋愛至上主義区域の小説もゲームも、本当は存在しなくてミョンハの人生をやり直させるために誰かが用意した舞台だったのかな?と。
ミョンハの後悔を感じて、世界を作ってまでやり直させた人は誰だったのか気になります。ミョンハに「まるで俺の人生そのものだ」とまで言わせるヨウンを登場させて。
ミョンハがヨウンの手を取ったあとの「世界改変」が今見ると鳥肌立ちました…。BGMとか映像とか含めて良すぎる。
あの世界やヨウンたちは存在しているようで本当に存在はしていなくて、ミョンハにとっても現世ではないけど死後の世界でもない不思議な場所。
でもそんなことはどうでもよくて(?)、ただミョンハとヨウンが愛され愛することを実感できる幸せな世界だったらいいなと思います。亡くなったおばあちゃんも生きてるし。

▼何回も見たい好きなシーン

ただのオタクみたいな項目ですみません…。
でもめちゃくちゃ好きなシーンだったので語らずにはいられない。
目的は自分の書きたいように好きに書くことだから良いかな。

①4話「優しくされたら勘違いしちゃいます」

大会で結局3位だったと落ち込むヨウンをがんばったと褒めるミョンハ。
頭を撫でられると涙ぐみ、うるうるの犬みたいな目で「優しくされたら勘違いしちゃいます…」!!ヨウン、可愛すぎる。こんなふうに言うってことは、もう好意を伝えてるようなものですよね。告白のような。
そのあとに誰かに呼ばれてミョンハが行けと言うんですが、そこでも涙ぐみながら弱々しく「先輩…」って言うのがやばすぎる。なんでこんな…なんだろう…語彙がないけどとにかく可愛い。攻めですよね?
みんなでご飯を食べたあと二人で夜道を帰るシーンで、勝手にヨウンの気持ちになって気まずくなりました。ほぼ告白したあとの二人きりだし。けど今思えば別にヨウンは気まずくなったりやばいどうしようってなったりしないんだろうな。
ミョンハを家まで送って、たどたどしく手を振って、行けって言われてやっと帰るところが本当に犬みたい。飼い主に懐き始めた犬。攻めですよね?

②6話「お前は俺のものだ」

このシーン、今まで見たBLドラマの中でも一番好きかもしれない。
映像と挿入歌が融合した爽やかさと、二人の両想い最高値みたいなどきどき感がたまらなすぎる…!!!
ヨウンがSNSを始めたことで女の子のファンが増え、ミョンハとの通学デート中に女の子に囲まれてしまいます。そんなミョンハは女の子たちの前で堂々と「お前は俺のものだ」と耳打ち…!!良すぎる。今までヨウンの方がストレートに愛情を伝えていてばかりだったので、ここにきてミョンハも行動で表現してくれてとても良かったです。度胸のある男らしい受け、好き。
予想していなかった大胆な行動にヨウンも「???」と混乱していましたが(この顔可愛い)、だんだんと嬉しくなってにこにこで走るのが可愛い。
そのあとに幸せいっぱいの顔でほっぺにキス、からの「僕は先輩のもの?」が可愛すぎる。好きな人に好きって、自分のものだって言われたら幸せに決まってる…。やっとヨウンが報われてうれし泣きしました。
このシーン、世界遺産に登録するべき。それかルーブル美術館に飾るべき。
↓ぜひビハインドも見てください。

(サムネになってる5話最後から6話冒頭のキスシーンも良かったですね…。口をむぎゅむぎゅさせて「うまくなります、練習します」もぜひ世界遺産に!可愛いこと言っておきながらミョンハの襟をぐっと掴んでキスするのが気持ちが溢れて良い。もう挙動の一つ一つが良い)

*余談:ヨウンとチャジュワンさんの犬感

ミョンハに徐々に懐いていって、ミョンハに従順で喜んでもらいたい好きになってもらいたい嫌われたくないって感じがすごく犬っぽいですよね。でも体格はミョンハよりも良いからデカい犬。大型犬。
よく飼い主さんよりも大きい犬が飼い主さんへの愛情が溢れすぎてコントロールできなくて大変なことになってるみたいな映像をたまに見ますが、あんなイメージ。
で、チャジュワンさんもまさに犬って感じで少しヨウンに似てるところがあるなと思いました。もっとフレンドリーで明るくて感情表現が大きいけど。
犬っぽいって認識は私だけじゃなかったんだと思ったのがこちらの動画。こっちは人懐っこい犬ですね。可愛い。


そんな感じで終わります(突然)。
学生もの(特に高校生)が好きな私にとってはだいぶハマりました!

1つの作品についての記事は今回が初めてでしたが、他の方々の記事のように見やすく書くのは難しかったですね…。ばーっと勢いに乗って書いた感じでした。
でも作品のいろいろなところを見返して、初めて見たときの感動を思い出しながら書けて楽しかったです。
長くなってしまいましたが、最後まで見てくださった方がいたらありがとうございました!
次は何を書こうかな🤔

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