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分度と推譲

オヤジブログ怪気炎 vol.39

小学校の読み聞かせ活動で二宮金次郎の紙芝居を語る前日、小田原市栢山の二宮尊徳記念館に行ってきました。自分自身が金次郎さんのことがわかっていないのに、紙芝居のセリフを棒読みにしていていいのか? という思いからです。
至誠、勤労、分度、推譲という四つのキーワードで彼の報徳思想が表現されているとのことですが、このうち特に「分度」と「推譲」が気になりました。彼の残した言葉ですごいと感じるのは、全て経験と実践が伴っていて、単なる理念で自己完結していないのです。
現在SDG sが世界中で叫ばれていますが、二宮尊徳流に言い換えれば、それは「分度」と「推譲」ではないでしょうか?
足りる分だけ消費して、残りは周囲に分け、未来のために備蓄する。すでに江戸時代に実践されていた生活の仕方を、現代人は引き継いでいるのでしょうか?

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