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きっかけ

オヤジブログ怪気炎 vol.23

先日、知らない方から電話をいただいた。琵琶の演奏を聞きたいとのこと。僭越ながら私が参加する無料の演奏会を紹介させていただきました。少しお話を伺うと、テレビで大正時代の琵琶演奏を聴いて是非とも聴いてみたくなったとの話。大正時代と言えば、永田錦心を中心に琵琶楽の愛好者が増えた時代であります。どなたの演奏を聴かれたのか? はわからなかったけれど、またどうやって私の電話番号を調べたのか? もよくわからなかったが、琵琶楽を聴いてみようというきっかけを掴まれたことだけは確かなようだ。
ボクの場合は、25年くらい前に勤めていた小学校に、琵琶を弾かれる方をお招きしたことが琵琶との出会いです。昨年横浜能楽堂の演奏会で、その時の先生と共演させていただきました。それ以来琵琶の音色と独特の語りは気持ちの奥にずっと息づいていて、正規職員を終えた今から8年前にようやく習い始めることができたのです。
なぜ、こんなことを書いているのか? と言えば、琵琶という楽器は歴史の資料集で見ていても、実際に演奏を聴いたことがある人は非常に少ないからです。箏、三味線、尺八など邦楽器に比べて、演奏人口が少ない。けれど琵琶の音色には得難い魅力があるのです。
ぜひ、すてきな表現との出会いを!

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