見出し画像

2024 6/6 たわしのクリストフ

俺がIM@S 765PRO ALLSTARSのメンバーに入って「団結」を歌う場合、どこに入るんだろう。パート分けは「団結2010」に準拠するものとして。
とりあえず貴音さんの後は嫌だ。あの沈黙の良さを引き継げる気がしない。安定なのは美希さんの後だろうか。大トリの律子さんの前座として場を整えるという意味でも。

〜〜〜♪

「痛い痛い痛い痛い!!え!?なにこれ鮫!?鮫いるって足元に!!!!怖い!食べるやつ!?人食べるやつ!?これ!?ねぇ!?

あ!?!?自己紹介!?リーダー!?!?なに!?そんなことよりこれどうにかしろって!なあ!!鮫が、あーーやばいやばいやばいちょ、え、あの、マスカットのグミが好きです!!!あの、なんとかします!!!!」

〜〜〜♪


少し前にたわしを買った。これで浴室の隅のカビやすいところをガシガシと洗うつもりだったのだけど、あんまり強くこすると傷がついてさらにカビやすくなると聞いて、まだ使えずにいる。

こうやって自分だけのたわしを手に入れてみてしみじみ思う。たわし、かわいい。こうやって写真に撮ってじっくり見るとすばらしく良い。
手乗りのサイズ感、バサバサとした毛の感じ、場所によってなんとなく色が違うのも趣深い。
たわしは人間が作るものの中で一番もぐらに近い。もぐらはかわいいので、必然、たわしもかわいい。

名前もつけた。クリストフという。たわしに性別は無いが、なんとなく、名前をつけたときには騎士に見えた。だからクリストフだ。
姫に見える瞬間もあるだろうから、そのときはサーニャと呼ぶことにする。

クリストフは寡黙だ。無闇に武勇を誇ることはせず、礼節をわきまえ、常に王国の剣として、汚れや黒ずみと戦っている。
彼は清貧を重んじ、パンやじゃがいも、豚の脂身の塩漬け、そういう地味なものばかり好んで食べる。酒なんかは滅多に飲まないし、立身出世に興味がないため、社交の場にもまったく顔を出すことがない。そんな彼をまわりの騎士たちは変わり者だと笑うが、同時に信頼もしている。

なんてこった、妄想の設定を書いてるうちにクリストフのことがどんどん大好きになってきてしまっているな。元はホームセンターで買った200円足らずのたわしだというのに、今ではもうパジェロかクリストフか選べと言われたらかなり悩むくらいには愛着を持っている。このままでは関口宏に正気を疑われてしまう。

ああクリストフ、君はどうしてそんなにかわいらしいのか。どうしてそんなにサリサリの手触りなのか。その毛は何で出来ているのか。ピョコンと飛び出た金属ねじまきはどうやって使うのが正解なのか。
ああクリストフ、いつかまな板のシミや汚れが気になったときには、君でガシガシと洗わせておくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?