2024 6/27 M-1王者、ハサミムシ。

日記です。今日は暑すぎたので、マイクロビキニを着て吉野川に泳ぎにいきました。男達から絡みつくような視線を浴びつつ、グランマ仕込みのバタフライで川を遡上していきます。私の持ち時計は50mあたり0.36秒。完泳したあとはそのまま天に昇り、龍となるつもりです。雷鳴が轟いたときには私のことを思い出してください。その雲の中に、きっと私はいますから。

いい知恵袋だ。質問者の辛辣さと回答者の虫に対する誠実さが良く対比されている。質問者の名前もいい。

たしかにハサミムシって不憫な立ち位置にいる。あのビジュアルで「ハサミ」の大役を任されるなんて本人達もびっくりだろう。2対のとんがった器官を持つすべての生物の基準に置かれてしまったのだから。
たとえば日本語を知らない外国人が「シザースビートルを見せるよ」と言われて期待するのはおそらくクワガタだろうし、そうでなくても「ハサミ」が意味するのは顎や牙だと思うはずだ。まさかおしりについてるとは思うまい。

だいたい、ハサミムシってちょっとキモすぎる。やたらテカテカして細長いし、主な生息場所がトイレだし、海外だと人が寝てる間に耳の穴に潜り込むみたいな伝承があるらしい。そんなイメージ最悪な虫にはもっとけちょんけちょんな名前がついて良いはずじゃないか。
それで言うと、俗称の「ちんぽきり」というのはひどい名前ではあるけど、ちょっとどうかなとも思う。尻尾のハサミを過大評価しているし、ちんぽを軽んじている。切れるわけないんだから。

あんまり貶すのはかわいそうだけど、でも「ハサミ」じゃあないでしょう。もっと適切な言葉があったはずだ。「便所」はもう便所コオロギがいるからダメだったのかな。じゃあなんだ、「キモ」か。少なくとも「ハサミ」よりは冠される名前として適切な気がする。

再命名、キモムシ。うーん、これもこれで言いすぎだな。ハサミムシよりもキモい虫って結構いるから。それらの頂点に立つほどのゾッとするようなキモさがあるとも思えない。

せめて「シリバサミ」とか「ヒョロヒョロバサミ」だったら納得出来たんだけどな。真っ当なハサミを持ってる虫たちと対比されてる感じ。
クワガタはガッシリバサミ、ハサミムシはヒョロヒョロバサミ。あら、良いじゃない。M-1のトロフィーみたいな組み合わせだ。

ヒョロヒョロバサミのツッコミはきっと面白いぞ〜。脱力系で、秀逸なたとえツッコミが得意なタイプだ。大学お笑いサークルでは結構有名な存在だったろうね。そのままトントン拍子で賞レースとかも勝ち上がっていきそうだな。
M-1王者、ハサミツインズ。ダサいコンビ名だ。そこは「ハサミムシ」のままでいいかな。なんか「笑い飯」みたいで縁起が良いし。

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