3話

私は今Mランクになるための依頼を受けている内容は聖女様の護衛だ。
「あの、貴方がパレット王国冒険者のレスティア様ですか」
「はい!そうですが、もしや聖女様でしょうか」
「はい!私が聖女のミユ=パレティアンと申します。護衛よろしくお願いします」
「こちらこそ!では、パレス町まで参りましょうか」そう言うと彼女は元気に返事をしてくれた。
聖女様が疲れたといい馬車で移動することになった私達。
「代金はいらないのですか」
「この馬車はギルドのものなのでお金はいらないのです」
「凄いお金持ちのギルドなのですね」
「そうですよね」しばらく聖女様と話をしていると雲行きが怪しくなってきた。
「聖女様、少し止まりましょう、近くに魔物がいるかもしれません」
「分かりました」聖女様に了承を取って止まることにした私は探索魔法で当たりを調べてみた。
すると当たりにはゴブリンが20体くらいいた。
「そんなに簡単に行かせてはくれないですよね」
「少し待っててください。すぐに片付けますので」そういって私はゴブリンとの戦闘を開始した。
その頃、パレス町冒険者ギルドでは、受付嬢のユリノがギルドマスターにゴブリンのことを報告していた。
「ギルドマスター!聖女様の馬車が大量のゴブリンに襲われているという観測班からの報告が入りました」
「なんだって!?すぐに敏腕冒険者を集めて聖女様のところへ向かわせろ!」
「失礼します!観測班からの報告なのですが、20体近くいたゴブリンの群れが一瞬でいなくなったとの報告がありました!」
「いったいどうなっているんだ!?」
「そういえばマスター、聖女様の護衛にはレスティアさんが依頼を受けています。ゴブリンを討伐したのも彼女ではないでしょうか」
「なるほど、あいつか。あいつなら聖女様のことを守れるだろうな、皆に騒ぎは落ち着いたと伝えてくれ」
「分かりました」
一方私と聖女様はゴブリン討伐を終えパレス町に向かっていた。
「聖女様、パレス町が見えてきましたよ」
「綺麗な町ですね」そう言っていると冒険者ギルドの前に到着した」
「ミアさん、聖女様を連れてきました」
「レスティアさんお疲れ様でした」
「ギルドマスターの部屋に行きましょう」そして私達はギルドマスターの部屋に行き護衛中の出来事を報告した
「よぉ、お疲れ様、疲れてるとこ悪いが報告を頼む」
「はい!」私は途中ゴブリンの群れに襲われたことやその中にボブゴブリンがいた事を報告した。
「ボブゴブリンがいただと?本当かそれは」
「はい、しかし弱かったので心配ないと思います」
「ならいいんだ」
「ご苦労だったな。報酬は渡すから30分後またこの部屋に来てくれるか、今は聖女様と話したい」
そう言われて、私はご飯を食べに行ったり町の中を見て回ったりして時間を潰し約束の時間になったのでギルドマスターの部屋にやってきた。
「おぉ、来たか!報酬の件だったな、ギルドカードを見せてくれ」
「はいよ!」
「よし!これでお前は正真正銘マスターランク冒険者だ!これからも頑張れよ。あと、たまに顔見せてくれ」
「わかってますよ。ありがとうございます」
「あと、ギルドの入り口付近にお前を待ってる少女がいるから、よろしくな」
「分かりました」そして私は入り口に向かった。
「君がギルムと一緒にいた子かな?」
「はい!これからよろしくお願いします」
「こちらこそよろしく!まずは馬車に乗りましょうか」
「はい!」

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