7話ー第1部完結

「これからホームルームを始める!今から言っておくが授業は実技のみだ」
「「「はい!」」」
「授業を始まるぞ」こうして私たちは1年間授業を受けて実績を積み無事2年生になることが出来た。
「君たちも今日から先輩になる。後輩に恥ずかしくない態度を取るように」先生の言葉に対して私たちは元気よくはい!と返事をした。
しばらく授業をしていると目の前に丸いものが出てきた。
「なんだろうね。ティア」
「私にも分かんないなぁ」どうやら見えている人と見えていない人がいるようだ。
「とにかく、入ってみましょう」
「え?入るの?」
「だって気になるでしょ?」
「気になるけどさ」私たちは時空の歪みの中に入っていった。
「どうやらここに来たのは私たちだけみたいね」
「ねぇ、この文字なんて読むの?ティア」
「私も読めないわね」私のいた国とは違うところなのか不明だが何やら文字が書かれているが全然読めない。
「とりあえず、近くの人に話しかけてみましょう」
「そうだね。ティア」
「あの?すみません。ここはどこですか?」
「ん?ここは日本だよ」
「なんて言ってるの?」
「ここは日本っていう国みたい」その時、急に頭が痛くなってきた。
「ぐっ!」
「大丈夫!?」
「えぇ、でもなんなのこの頭痛は」その場に倒れ込む。
「君たち、大丈夫かい?」
「おじさん、なんて言ってるの?」
「レム、もしかしてこの人がなんて言ってるのか分からないの?」
「うん」どうやら転生者である私だけがこの国の言葉を理解出来ているらしい。
「大丈夫です!」レムに言語理解の魔法をかけたいが先にやることがある。彼の問に答えることだ。
「君たちはいくつ?」
「2人とも15です」
「そっか!なら中学生?」
「今日ここに引っ越して来たので今週末から通う予定です」
「ほう!どこにかようのかな?」
「零ノ宮第1中学校です」
「中高一貫のとこだね」
「はい」
「近くまで送るよ」
「ありがとうございます」私たちは茶色の髪の男性に学校近くまで送ってもらった。
「送っていただいてありがとうございました」
「気にしないで、困った時はお互い様だからさ」
「ありがとうございます!失礼します」さて、レムに魔法をかけるか。無事学校前に着いたので魔法をかけてから学校に行くことにした。
「あの、この学校に転校したいのですが」
「わかりました。担当者を呼んできますね」
「お願いします」受付の女性は奥へと消えていった。
「お待たせしました。あなたたちが当校に転入を希望する人達ですか」
「はい」
「年齢はいくつですか?」
「2人とも15です」
「間柄は?」
「双子です」
「なるほど。あなた達の転入を認めます。ようこそ零宮第1中学校へ」
「ありがとうございます。先に言っておきますが進路は2人とも決まっています」
「そうなんですか?」
「はい。高等部、零ノ宮高校への進学です」
「分かりました。あなた方の担任に伝えたおきます」教頭は1度1呼吸してから話し始めた。
「あなた方が所属する予定のクラスは3年1組です」
「分かりました」
「この学校は全寮制なので今日から寮で生活するように」
「はい」
「諸々の話はこのプリントを読んでおいてください」
「分かりました」あっという間に1日が終わりクラスメイトと顔を合わせる日がやってきた。
「皆さん、今日は転校生が来ています」
「可愛い子かな」「イケメンかもよ」
「2人とも入ってきてください」
「はじめまして!今日から皆さんと一緒に勉強することになりました。九条レスティアです」
「私は九条レムです。よろしくお願いします」
「じゃあ2人は窓側の席に座ってください」
「はい」こうして私たちは中学校に転校することが出来た。

あとがき
皆さん、転生吸血姫レスティアを読んでくださりありがとうございます。短かったですがこれにて第1部完結です。第2部からは中学生編が始まります。なぜレスティアは元いた世界に戻ってきたのか。またなぜレムも一緒にきたのかなど謎な部分もありますがなるべく早めに投稿できるように頑張ります。これからも転生吸血姫レスティアをよろしくお願いします🙏

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