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【徹底考察】草むしりの全て。


草むしり。

なぜ彼らは草をむしるのか。


草むしり検定に合格し、資格を取得すると報酬がアップする。


毎回、多くのちいかわ族が試験を受けている。


こんなにも大勢のちいかわ族が草をむしれば、仕事はすぐに片付いてしまうのでは?

現実の世界ではそうだが、この世界では草が無尽蔵に生え続ける。

草というものは、土の養分が豊富であるほど育ちやすくなる。

『ちいかわ』の世界の土の養分は……





こんなものが無限に"湧く"ほど豊富である。

通称「湧きドコロ」……

おそらくは地中に人為的な改良が施されている。食物が"湧く"ために地中に備えられた豊富な養分(=肥料?)を吸うことで、多くの雑草が"生える"。


「湧きドコロ」は、ちいかわ族が生きるうえで不可欠なもの。

「湧きドコロ」とともに生え続けてしまう草をむしらなければ、栄養が行き届かず「湧きドコロ」は"枯れて"しまう。
彼らにとって「草むしり」とは、きわめて重要な労働であることがわかる。





「草むしり検定」と「エリア」


ちいかわ族が受験する『草むしり検定』。
上の絵から少なくとも1級〜5級までが存在することがわかる。
なお、無資格でも草むしりに参加すること自体は可能である。


級によって、草をむしるエリアが区分けされている。

5級取得者や無資格者はエリア「E」で草むしりをする。

つまりエリア「E」は最も難易度の低いエリア。エリア「A」は最も難易度が高いということになる。

「E」にはないはずの「危険草」……

=本来であれば「A」〜「D」に生えている毒草。

そのまま生やしていたらエリア一帯腐ってた……

=草もろとも"湧きドコロ"が腐ってしまう。


危険すぎる。死活問題。


これほど危険な草が天然のものとは考えにくい

疑わしきは人工物である「湧きドコロ」……






湧きドコロと草



"湧きドコロ"がどのような仕組みで湧いているのか、現状では詳しく描かれていない。

確かなことは、食物が"調理済"の状態で湧くということ。



土の中で自動的に"調理"されているなら、"熱"、すなわち火などの人為的なエネルギーがどこかで必ず発生する。

土からは"調理済"の食物とともに、有害物が排出されるはず。それが草(自然物)の根を侵食する。

草には根があり、根は土に張っている。

根は毒性になり、土を汚染していく……

現実世界の毒草も、特に毒性が強いのは根である。





この根拠なら、「危険草」を除草するには周囲の土ごと取り除かなければならないことになる。
大きな「危険草」を除草した「跡地」は大きな落とし穴のようになるはず。




「危険草」と呼ばれる草のほかにも、「触るとかぶれちゃう金色の草」「根っこが長すぎる草」「絶対にむしっちゃいけない草」などが、5級の問題集に登場している。

「触るとかぶれちゃう金色の草」「根っこが長すぎる草」の対処法は、5級以上で学ぶことになるであろう「危険草の除草方法」に応用として使えそうではある。


そして「絶対にむしっちゃいけない草」……5級のハチワレが「危険草」をむしっても問題は無さそうだった。「絶対にむしっちゃいけない草」には「危険草」以上に重大な何かがある。これについては別の機会に考察する。



汚染対策は…

いくら大勢で草むしりをしているとはいえ、完璧に草をむしることなど不可能なはず。

ましてや辺り一帯を腐らせる「危険草」のような毒草が存在する以上、草むしり以外の対策が施されていなければ大変なことになる。草には根があり、根は土に張っている。







それなら土を分断してしまえばいい




橋を架ければ、根や蔓がつたってしまう。

だからトランポリン


つまり『ちいかわ』に登場する「亀裂」は、草むしりのエリア区分になっている


だが大地は続く


草をむしるエリアは全部で5か所。

それは「亀裂」によって5分割されている。

だが「亀裂」である以上は、どこかに終わりがある。でなければ世界がバラバラになってしまう。
ちいかわ達が生活する地域から遠く離れたどこかで、この「亀裂」が無くなっているとしたら…

そこは「危険草」などの毒草に蝕まれ、土は腐り果て、もう何も"湧く"ことも"生える"こともない、完全に「枯渇」した土地が広がっているだけなのかもしれない。

例えば、現実世界でいう「砂漠」のような……









そこに何かが生息している(していた)なら、彼らは緑豊かな大地を求めさまよっていることだろう。


ちいかわ達が生活する世界は、描かれることのない「外の世界」との隔たりを感じさせる。
高台にある「きねんこうえん」から見える遠方は、緑色か灰色か……


★まとめ★

・ちいかわの世界は、様々な草が湧きドコロの豊富な養分を吸って生え続けるので、草むしりが重要な労働の1つになっている。
・土地を汚染する「危険草」等は、土地に「亀裂」を入れることで、根の侵食を防止し、草むしり上級者たちによって除草される。
・既に枯れてしまった土地が存在している可能性がある。

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