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『door』第三話【柔らかな感触】イマーシブムービー:ビンタ30発(打ち手の姿アリ)

百発近いビンタを受けた大作の頬は、すでに赤く熱を帯びていた。
それでも彼は満足感に満ち、むしろその痛みすら快感と感じ始めていた。

中学時代、彼は一度のビンタすら叶わなかった。しかし、今では自分の願望が次々と現実になっている――
その状況にすっかり慣れてしまった自分に気づくと、彼は一瞬苦笑いを浮かべた。

ふと、心に別の欲望が湧き上がってきた。

ビンタによる刺激が彼の心を満たしていたが、それとは別のもう一つの願いが心の奥に残っていた。

どうしても叶えたい願望──

それは、川瀬美雪の美しく柔らかな手のひらで、頬っぺたを優しく撫でてもらうことだった。

美雪の手の美しさは、中学時代から彼の心を捉えて離さなかった。
彼女の優しい手で頬を撫でてもらうことは、生来の手フェチである大作のもう一つの願望だった。

「先生、もう一つお願いがあるんです……」

大作は勇気を振り絞り、再び願いを伝えた。
川瀬は少し微笑み、静かに頷いた。

「わかったわ、大作君。あなたの願いを叶えましょう」

彼女は大作の前にゆっくりと歩み寄り、その柔らかな手を彼の頬に優しく当てた。彼女の手のひらは絹のように滑らかで温かく、驚くほど柔らかかった。

川瀬美雪の手のひらが頬を優しく撫でるたびに、大作の全身に甘美なる快感が広がってゆく――
心地よさに身を委ね、彼は目を閉じた。

これが……これがずっと求めていた夢の感覚か──

その瞬間、川瀬美雪は突然、手を止めると、大作の頬にもう一度強烈なビンタを張った。
その音は部屋中に響き渡り、大作の頬に再びジンジンとした鋭い痛みが走ったが、それは彼にとって甘美な一撃であった。

「先生ありがとうございます。本当に……嬉しいです」

マッサージビンタに感激した大作だったが、次の瞬間には更なる願いを抱くようになっていた。

この奇跡のようなタイムリープ状態が続いている間に、やれるだけのことをやっておきたい。彼は川瀬美雪に可能な限り様々なビンタを懇願する決意を固めた。

「先生、お願いがあります……」

「なぁに?」

「マッサージの後、3連続でビンタをしていただけませんか?」

川瀬美雪は少し驚いた表情を見せたが、すぐに柔らかな笑みを浮かべ、彼の願いを受け入れた。

「いいわ、大作君。それじゃあ、もう一度頬を撫でてあげる。その後に、3連続でビンタを張るわよ」

彼女の両手が再び彼の頬に触れ、ゆっくりと撫で回した。

「しっかりとマッサージしましょうね……」

大作はその心地よさに、まるで夢の中にいるかのような気分に浸っていた。彼の心は完全に川瀬美雪の手のひらに支配されていた。

唐突に彼女は手を止め──

「ビンタするよ」

そう言うと、大作の頬にビンタを張った。

それに続いて、今度は片手で頬をマッサージし始めた。

次の瞬間、三連続のビンタが、まるで舞うように頬へ叩き込まれた。
積層する痛みが大作を襲ったが、もはやそれは彼にとって至福の瞬間だった。

3連続ビンタの最中、ふと視界の隅にデジタル式のカウントダウンが目に入った。

【45:25】

残り時間は着実に減っていた。奇跡の時間は確実に終わりへ向かっていることを示している。

「時間が……」

大作は現実に引き戻されたように、鏡に映る数字を見つめた。
あと45分余り。あと少しで、この夢のような時間が終わってしまうのだ。
それを理解しつつも、大作の心にはまだ満たされない何かが残っているような気がしていた。

まだだ。まだ、終わりたくない──

時間はまだ残っている。まだ願いを叶え続けることができるのだ。

大作は川瀬美雪に頬を張り飛ばされながら、次の一手を考え始め、さらに大胆な願望を胸に秘めて、三連発ビンタを味わい尽くした。

続く

【door イマーシブムービー】
・30発(マッサージビンタ、3連続ビンタ)1ファイル
打ち手の姿 : アリ

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