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ARマーカーを使って液晶ディスプレイから表示データを取り出す

ARマーカーを使ってカメラで液晶ディスプレイを撮影し、動画から液晶ディスプレイに表示されている数値データを切り出す仕組みを作りました。

遠隔地にあるカメラでディスプレイの必要な情報だけ取り出して手元で見ることができます。ARマーカーで取り出す範囲を示しているので、揺れても、位置がずれてもカメラに収まっていれば、正しく取り出しができます。カメラや設備を固定しても何かのきっかけでずれてしまうと、現場に出向いてずれを直さなけらばならなかったのが、ARマーカーを付けることでわざわざ行く必要がなくなります。

サンプルでは、自宅にある電波時計を使いました。

電波時計

撮影している画像から、リアルタイムで液晶ディスプレイの時刻と気温を切り取って下に表示をしています。分かりやすいように、認識した四角いARマーカーの4つの頂点とID番号を上書きをしました。
切り出した数値画像は、調整をしていないためサイズが不揃いになっており、美しくないです。

ARマーカーを付けた電波時計と切り出した数値データ

動くところも、動画からGIFアニメーションを作ったので、お見せします。画像の解像度が粗くなっています。

切り出した数値データが動いているところ

電波時計を動かしても、追従して値を表示続けています。

数値データの追従


技術情報
プログラム言語:python
利用ライブラリ:OpenCV

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