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ARマーカーを使って撮影した画像を正面画像にする

ARマーカーはいろいろな使い方がありますが、ARマーカーを使って画像を正面画像にする仕組みを作ってみました。

絵画や書道の作品を壁に貼ったものを撮影すると、高いところにある作品は斜めに撮影されてしまいます。今回作った仕組みを使って、展示した作品の映像を正面画像に変換して、ホームページや印刷物に集めて作品集を作成します。手作業で画像を補正するのは大変な労力が必要ですが、額や裏打ち紙に予めARマーカーを貼り付けて置くことで、正面画像を作成するのが劇的に楽になります。

サンプルでは、画像は本の表紙を使いました。北斎漫画第三巻「奇想天外」の表紙です。表紙の四隅にARマーカーを付けた画像作って紙に印刷し、これを正面画像に変換しました。

四隅にARマーカーを付けた画像を印刷したものを用意します。

撮影した元の画像

ARマーカーを認識させます。

ARマーカーを認識

正面画像に変換。ARマーカーの角の座標を使って画像を切り抜き、正面画像に変換した。画像の上の方が画質が粗くなってしまっている。

生成した正面画像

技術情報
プログラム言語:python
利用ライブラリ:OpenCV

手に触れることができるものを対象にして、デジタル処理ができるのは、素晴らしいですね。

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