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宝塚記念2024血統分析

こんにちは!ゆみです🍎
宝塚記念の血統予想をしていきます!
春の最後のG1です!きっちり当てて気持ちよく夏を迎えましょう~😆

【宝塚記念】
2024年6月23日(日)15;40
京都競馬場 11R 芝2200m
※今年は京都開催!

宝塚記念2024のポイント

フルゲート18頭に対して今年は13頭しか集まらず、ドウデュースの楽勝で固く決まりそう、予想も簡単かな~と鼻歌を歌いながら分析をしていましたが、、

① 京都コース適性
② 展開
③ 道悪適性
の3つを考えていくと、なかなか難解なレースになっていることがわかりました。。春G1は最後の最後まで難しい(;´Д`)

① 京都コース適性について

スタートしてから1コーナーまでは距離があるため、激しい競り合いは起こりにくく、またバックストレッチでは登り坂となるため、道中はスローとなりやすい。また、京都の外回りコースの特徴は、残り800メートル付近にある坂。残り800mから下り坂が始まってしまうので、早めにスパートとなりやすいコースレイアウトといえます。例年阪神競馬場で開催される宝塚記念とは大きくレース展開が異なり、直線での瞬発力勝負ではなく、下りのカーブを曲がりながら4Fロングスパートの持久力比べの一戦となることが予想されます。また、直線は坂の下りの勢いがあるため隊列がばらけやすい傾向にあり、インコースで脚を温存できた馬が基本的には有利となります。直線は平坦なので、トップスピードの速さ(切れ味)も必要になってきます。

② 展開について

ペースが落ち着きやすいコースレイアウトに加え、13頭と少ない出走頭数。さらに逃げ馬不在なので、道中はスロー濃厚です。

さて、スローペースには2つの分類があります。

1.右肩上がり型
 ・ラスト800m(4F)付近から徐々にペースが上がっていく
 ・ロングスパートが得意な持久力のある馬が好走

2.ヨーイドン型
 ・ラスト600m(3F)から一気にペースが上がる
 ・スプリント能力が高く、瞬発力(切れ味)のある馬が好走

この2つの型のうちどちらになるかにより好走馬、凡走馬が全く変わってくるため、スローの展開となるレースは予想の難易度がぐっと上がりますが、今回はコースのレイアウトから明らかに1の右肩上がり型になることが想定されます。出走馬にとって後方に控えるドウデュースに勝つことが目標となるがテーマのレースになることも、早めにスパートを仕掛けてしまおうというジョッキー心理を働かせやすくします。

コースレイアウト、展開ともにスローの右肩上がり型になると考えられ、ロングスパートが得意な持久力のある馬が好走しやすいです。

③ 道悪適性について

当日は大雨予報☔
実際にどのくらい降るかにより稍重で持ちこたえるか、重~不良までいってしまうかが決まります。こればかりは当日になってみないとわかりませんが、梅雨時期ですし、重馬場を前提とした分析をしてみます。

降水量により馬場が水分を含み、緩い状態となることから、基本的には走りにくい状態となります。先週まではやや外伸びの傾向でしたが、馬場全体が水を含むことにより内と外のトラックバイアスがフラット化します。そうなると、外有利の馬場が一変し、距離ロスが少ない内有利となります。距離の恩恵がより効果を発揮することとなるためです。また、差し脚質の馬は最後の直線でも脚を緩い馬場に取られることになるので、先行馬とあまり変わらない上りしか使えなくなるため、差し届かなくなる場面が想定されます。
※直前の馬場のどこが伸びるかを見て最終判断します。

さて、冒頭で述べた通り、
① 京都コース適性
② 展開
③ 道悪適性
の3つを考えていくと、今回のレースではドウデュースが手放しで楽勝というわけにはいかなそう。導かれる好走条件は、

〇 脚質  :ロングスパートが得意な持久力型
〇 位置取り:内枠先行
〇 血統  :欧州系(道悪巧者)

となります。豊富なスタミナを活かして先行し、長く良い脚を使って押し切る競馬を得意とする欧州血統、スピード能力が高い日本血統を持つ馬に注目していきます。

総合評価

今回はこのような評価と馬券にしたいと思います🍎

◎軸馬
 ⑫ ブローザホーン
〇相手
 ④ ドウデュース
 ⑤ ディープボンド
 ⑦ プラダリア
☆抑え
 ② ジャスティンパレス
 ③ べラジオオペラ
 ⑨ ソールオリエンス
 ⑩ ローシャムパーク

馬券

三連複フォーメーション(15点)
 ⑫-④⑤⑦-②③④⑤⑦⑨⑩

ここから先は評価の詳細となります🐎

血統、戦歴を踏まえた主な出走馬評価

① シュトルーヴェ(セ・5歳)

【評価:×】
血統:日本系×米国系
位置:追い込み
距離:2000-2500m

血統分析
ディープインパクトに米国系リーディングサイアーWild Again系の母系の配合を父キングカメハメハが強く引き出した血統で、瞬発力(一瞬の切れ味)に強み。スローの瞬発力勝負に強く、ディープインパクトを彷彿とさせる追い込みスタイル。跳びも大きく、大外からまくり差しを決めたい。

プラス要素
・レーンジョッキーの騎乗

マイナス要素
・ロングスパートには向かない
・追い込みで1番枠は包まれる可能性
・追い込みでは届かない可能性(出遅れ癖あり)
・重馬場は苦手

② ジャスティンパレス(牡・5歳)

【評価:☆】
血統:日本系×欧州系
位置:差し
距離:2400-3000m

血統分析
ディープインパクトに欧州系シアトリカル系(芝中長距離適性を強化)の配合、さらに欧州ロベルト系(スタミナ強化)を加え、芝中長距離を豊富なスタミナとディープ系のスピードで、長く良い脚を使う馬として設計された血統。また、古馬になってからの成長力も見られる。

プラス要素
・内枠をロスなく経済コースで走れる
・ロングスパートが得意な持久力型で瞬発力もある
・ルメール騎手騎乗

マイナス要素
・ディープインパクト産駒で重馬場は基本的に不向き
・うまくスタートが切れないと、追い込みでは届かない可能性

③ べラジオオペラ(牡・4歳)

【評価:⭐︎
血統:欧州系×日本系
位置:先行
距離:2000m

血統分析
母系の欧州系ハービンジャー×日本系サンデーサイレンスの好相性(ニックス)を、父ロードカナロアで引き出した血統。欧州系のスタミナを武器に先行し、押し切る競馬を得意とする。サンデーサイレンス系から日本向きのスピードも供給されており、スタミナとともにスピードもあり、バランスが良い。

プラス要素
・内枠で先行できるので展開有利
・ロングスパートのスタミナ消耗戦をこなせる

マイナス要素
・過去実績から重馬場は苦手そう(欧州系なんだけどなあ・・・)

④ ドウデュース(牡・5歳)

【評価:〇】
血統:日本系×米国系
位置:差し
距離:2400m

血統分析
父ハーツクライはサンデーサイレンス×欧州系トニービンで、サンデー系のスピードと欧州系の長距離向きのスピードを併せ持ち、ディープインパクトに近いパフォーマンスを発揮。米国系の母系からはスピード強化の要素を伝える。ダービーを勝つための血統配合であるため、基本的には東京2400m向き。2400m未満の距離はやや短い気もする。欧州系トニービン、リファールが入っているため、ロングスパートもこなせる素養がある。

プラス要素
・内枠で脚をためられる
・まくった実績もあり、血統的にロングスパートもこなせる
・海外帰りだが調教良さそう
・実績はメンバー随一

マイナス要素
・距離がやや短い可能性
・重馬場適性は未知数(でもトニービンを持つためこなせる可能性が高い)

⑤ ディープボンド(牡・7歳)

【評価:◯】
血統:日本系×欧州系
位置:先行
距離:2400~3200m

血統分析
キズナ産駒の牡馬は長距離向きのスタミナが特徴。母系からは欧州系リファール一族のキングヘイローが入っており、トップスピードの速さが供給されている。また、米国系アリダ―からスピードの持続力も強化されており、血統構成としては豊富なスタミナを活かして先行しつつ、最後の直線では母系から伝わるスピード能力の高さで押し切る競馬を基本とする。

プラス要素
・内枠先行できるので好走条件に当てはまる
・ロンスパのスタミナ消耗戦には強い
・重馬場適性はメンバーの中でも高い

マイナス要素
・7歳でパフォーマンスは低下気味
・瞬発力は不足する(今回はあまり問われない可能性)

⑥ ヒートオンビート(牡・7歳)

【評価:×】
血統:日本系×欧州系
位置:差し
距離:2200~2500m

血統分析
日本系ディープインパクト×欧州系Marjuの母系を父キングカメハメハから引き出した血統構成で、Marjuから継ぐ長距離向きのスタミナとディープから継ぐスピード能力を発揮。6歳以降は目黒記念など東京2500mで好走したが、かつて5歳以前の瞬発力は見られず、加齢とともに能力はピークアウトした感がある。ディープ産駒牡馬は古馬になると筋肉が固まり、パワータイプへとシフトするが、スピード能力の衰えはこのコースでは不向きか。

プラス要素
・売り出し中の坂井騎手騎乗

マイナス要素
・7歳でパフォーマンスはピークアウト
・差しタイプで展開不利
・ディープ産駒らしい瞬発力タイプであり、ロンスパ持久力ではない
・パワータイプだが重馬場が合うわけではない

⑦ プラダリア(牡・5歳)

【評価:〇】
血統:日本系×米国系
位置:先行
距離:2000~2400m

血統分析
日本系ディープインパクト×米国系クロフネの好相性の配合(ニックス)。ディープのスピード能力に加え、クロフネからトップスピードを維持する能力を供給される。米国系フォーティナイナーも入っており、スピード能力が一層強化される。一方、戦歴的には瞬発力はなく、代わりにスピード持久力を活かして渋った馬場で先行し、押し切るスタイルが向いているのは、ディープよりもクロフネが強く出ているためと考えられる。

プラス要素
・先行脚質で展開的に有利
・スピード持続力があり、押し切れそう
・京都外回りは好成績
・持久力があるため、渋った馬場も苦手としない可能性が高い
・距離も適性範囲内

マイナス要素
・瞬発力に秀でた産駒が多いディープ産駒としては異質
・クロフネが強く出ているという考え方はできるが、血統傾向には反する

⑧ カラテ(牡・8歳)

【評価:×】
血統:日本系×米国系
位置:差し
距離:1600~2000m

血統分析
日本系サンデーサイレンス×米国系フレンチデピュティの血統で、直線の長いコースでのマイル~2000mをこなす。早熟血統である分、加齢で前向きさを失っている状態で、ここからG1での好走は厳しい。パワータイプで重馬場は向くが、血統的に重馬場が良いタイプではない。

プラス要素
・重馬場は向く

マイナス要素
・加齢で前向きさがなくなってきつつある
・適性距離を考えると、今回は長い
・ロングスパート勝負で好走は難しい

⑨ ソールオリエンス(牡・4歳)

【評価:☆】
血統:日本系×欧州系
位置:差し
距離:1800~2400m

血統分析
日本系キタサンブラック×欧州系Motivatorの血統で、瞬発力はあまりないもののパワーやスタミナに富む。

プラス要素
・重馬場は好走実績あり
・欧州系の血統から重馬場はこなせる

マイナス要素
・展開的に先行有利のため、差し届くか微妙
・大外を回す競馬で好走できるかは馬場次第

⑩ ローシャムパーク(牡・5歳)

【評価:☆】
血統:欧州系×日本系
位置:差し
距離:1800~2200m

血統分析
欧州系ハービンジャーに、キングカメハメハを介す形で日本系サンデーサイレンスとの配合となっており、この組み合わせは日本競馬への適性が高く、近年ではさらなる成功が期待されている。基本的には広くて差しの決まるコースを得意とし、大外から差す競馬のイメージとなるが、スタミナとスピードをバランスよく持っている印象。道中行きたがる面があり、スローであればまくっていく可能性も。好位につけられたら上位に食い込む力はある。重馬場適性はあまりなさそう。

プラス要素
・道中まくっていき、好位に着けられれば押し切る可能性
・欧州系の血統や実績からロングスパートは向きそう
・瞬発力も期待できる

マイナス要素
・重馬場は苦手
・折り合いに難あり。前半でかかると後半はきつい

⑪ ヤマニンサンパ(牡・6歳)

【評価:×】
血統:日本系×米国系
位置:差し
距離:1800~2000m

血統分析
ディープインパクト×米国系エンドスイープ系の配合で、スピード能力を一層強化した血統。ディープ産駒らしいトビの大きなストライド走法で、メンバー上位の上りを使ってきたが、後方のポジションの割には末脚がもう一つという印象。重馬場になると足が取られてうまく末脚を発揮しにくいことが想定され、血統的にも欧州系の要素を欠いていることからここでは厳しい印象。

プラス要素
・なし

マイナス要素
・展開的に差しは向かなそう
・実績はリステッドを勝ちきれずにいる状態で、G1では相手が強いか
・瞬発力タイプで、ロングスパートタイプではない
・2200mは長い可能性
・欧州血統の要素が欠けている印象

⑫ ブローザホーン(牡・5歳)

【評価:◎】
血統:欧州系×日本系×米国系(バランス型)
位置:差し
距離:1800~2000m

血統分析
欧州系エピファネイア×日本系デュランダル×米国系フォーティナイナーのバランス型血統。天皇賞春2着や稍重、不良馬場での1着があるのは底力を伝えるロベルトや最優秀ダートホースのチュウワウィザードを輩出したデュランダルが入っているためであり、持久力勝負にとにかく強い。道中まくっていった上での好走歴はここでも活きそう。晩成型血統として、今が完成形にもあり、馬場が渋り、ロングスパート勝負となった今、狙ってみたい一頭。

プラス要素
・ロングスパートが得意な持久力型
・メンバー上位の道悪巧者

マイナス要素
・大外を回して差し届くか若干の不安がある

⑬ ルージュエヴァイユ (牝・5歳)

【評価:×】
血統:日本系×欧州系
位置:差し
距離:1800~2200m

血統分析
ジャスタウェイ×欧州系フランケルの配合で、ドイツ血統のロミタスも入ることから全体的に欧州系の血統構成となっている。古馬になってから活躍するジャスタウェイと2歳から活躍できるフランケルが入っており、デビューから長く活躍できる血統。1800~2000mを主戦場とし、2200mはギリギリだが、戦歴からロングスパートが得意で、瞬発力も備えている。一方、重馬場は苦手そう。

プラス要素
・ロングスパートが得意な持久力型
・同舞台エリザベス女王杯2着の実績があり、コース相性は良い
・血統的には渋った馬場もこなせてよさそう

マイナス要素
・重馬場が苦手そうな印象
・距離もギリギリで、差し届かない可能性
・痛恨の大外で、差しタイプでもあることから展開的には不利

最後に

金曜日の夜時点での情報を基に予想しましたが、土曜や日曜の馬場状態やパドック、返し馬の状態を見ながら最終的な評価をして馬券を修正していきたいと思います🍎特に馬場状態には要注意で、不良となるか、稍重となるかで全く好走馬が変わってくるはずです。展開は、スローからのロングスパート勝負となると予想したので、内枠先行、欧州血統を中心に選んでいくのがポイントかと思っています🐎

競馬が好きなみなさんと予想を楽しみながら、少しでも参考にしていただけたらいいなと思っています♪ また、少しでもこの記事が参考になった方は、スキ💛をぽちっとしていただけると励みになります!それでは🐎

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