私は逃げると決めること
逃げるは恥だが役に立つというドラマがあった。
実は見たことがないのだが、この言葉に対して最近共感することが多い。
時には逃げることが、長生きする手段になると思う。
戦時中、国に命を捧げることがよしとされた時代、逃げなかった人、国を背負って戦った人々が死に、逃げた人は平和な世の中に今生きていたりする。
どちらの人が良いとかいう話ではなく、生きた人、亡くなった人両方の先人のおかげで今があるのは確かだが、恥晒しと言われても逃げられた人だけが今の平和な世の中を知ることができた。
スケールは全く異なるが、辛い仕事に向き合うことは成長になるけれど、明らかにこのまま続くと潰れてしまうと予見できるのであれば逃げてみるのも良いかもしれない。
まずは逃げようと意思を決めることが第一歩だ。
その後逃げ方をしっかり考えるのである。会社員ならば、別の部署やプロジェクトに配属してもらうのも手段だし、同業種の会社への転職、異業種への挑戦、独立さまざまである。
色々や逃げ方があるし自分にあったものを選ぶべきだが、心が死ぬよりはどれも良いと思う。
この話を考えた時、いつが逃げるタイミングなのだろうかと同時に疑問が湧いた。
私が思うに、今の道を進んだ先に希望への道が完全に見えなくなった時だと思う。どう足掻いてももう無理だと思ったらすかさず逃げるべきだということだ。
誰しも、絶対沈む船には乗りたくない。
乗ってから考えればいいなんて悠長なことは言ってられない。
周りを助けられるのは自分に余裕があるからだ。
まずは自分の身の安全を確保すべきである。
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