結婚で生きた心地を買う

結婚願望はもともとなかった。けれど、結婚っていいかもなと最近思うことが増えた。

結婚する意味ってなんなんだろう?

夫や妻という名前が欲しいだけなら、その肩書きで生まれる暗黙の常識に圧倒されそうで嫌だし、合理的な理由が見つからずうーんと思っていた。

けれど最近は非合理的だからこそいいのだろうなと思うようになった。人間は非合理的なモノに生きた心地を感じているからだ。

・友人との付き合い、家族との付き合いなどの人の個性に一喜一憂する
・人間は当たり前に死ぬのに、寂しいと思わせてきたり、素敵な最期を迎えて欲しいと願う
・独り立ちできる力は既にこさえてもらったのに、定期的に両親に会いに行ったり

合理的ではないこれらの想いが、私に生きた心地をくれる。しっかり生きたと思わせてくれる。

結婚はしなくても問題なんて発生しない。
むしろ結婚で問題を買うのだ。

その問題を解くのが充実しているかもしれないと思えたら、結婚をしてもいいのかもしれない。

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