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液タブを購入! 使用感と良かったこと困ったこと


液タブ(Arist Pro16/Gen2)を購入しました

板タブ歴ウン十年。ずっと憧れていたのですが
いろいろあって、ついに購入を決意しました。
今回、購入したのはこちらの液タブです。

本体は以前使用していたintuos5より一回り大きい感じです。

立てて使ってます。

時間が経ってしまいましたが、使ってみて感じた
良いところ・困ったところを書いてみようと思います。

良かったこと

・筆圧感知が抜群に良い!

初期水彩ブラシ+寝そべり鉛筆(クリスタ

筆圧レベルが2048から16384にアップグレードされ
体感で大きな違いを感じました。感動した。
直接描ける液タブの強みと高い筆圧感知によりアナログに近い表現ができて楽しいです。

・視差は多少あるが、描画時はほぼ気にならない。

視差は少なめで、描き心地も良好です。
狙ったところに線が引ける感覚で、違和感無く作業できます。

比較対象として、所持しているipadpro(初代)+Apple Pencil
こちらと比べると若干の視差を感じました。
ipadはズレがほぼなく、線がペンに吸いつく感じがあるんですよね。

Gen2に付属のペンはペン先が細く、その分の差なのかなぁとも思います。
使用には問題ないレベルです。

・アンチグレア仕様の液晶画面

アンチグレアの保護シートが貼られているようなサラサラの液晶で描き心地が良好です。
映り込みや反射も比較的穏やかで、そのままでも快適に使用できます。

困った点

・初期設定のままだとディスプレイの赤みが強いと感じる

元画像
左:ipad(明るさ100)右:液タブ(明るさ100)並べたものをiphoneで撮影

液タブのカラーモードはsRGBに設定

元画像と、ipad・液タブで表示した画像を比較すると
液タブの赤みが強いと感じました。
液タブのみで仕上げまで行う際は色味の調整が必須ですね。

カラーモードの変更はドライバーで可能ですが
細かい調整はグラフィックボード側で行う必要があり手間がかかります。

液タブ側を手動調整。赤みは収まったものの、正確に合わせるのは至難。

カラーキャリブレーションの機材がレンタル出来るようなので一度試してみたいです。

・液晶自体の光が強く、そのまま使うと目が疲れる

明るさを最大の100から20に変更して使用していますが
それでも目が疲れます。

モニターと比べて距離が近いので仕方ないと思いつつ
先のアンチグレアの優しさが、明るさで相殺されてしまっていて少し残念です。

番外編:もはやPCと私の問題

・付属デバイス小さい問題

板タブの時はテンキーを左手デバイスとして使用していました。
テンキーのボタンが押しやすく作られているサイズというのもあり
その感覚で使おうとしたところ……手がつりました。

どの向きでも使いやすいボタンの配置や、ホイールの操作感はとても良いため、うまく使えなかった自分が憎い。
置いて使うだけではなく、握って使うときもちょうどいい
考えられたサイズだと思うのですが、手が大きくテンキーの操作に慣れた私には不向きでした。

勿体ないのでipad用の左手デバイスとして使うことを検討しています。

・PCスペック足りない問題

早く描きすぎたり、素材ブラシなどの重いブラシ使うと線が遅れてついてくるときがあります。
ブラシ自体の読み込みも遅く感じることがあるため、自PCのスペックに問題がありそうです。

トリプルディスプレイにすると更に遅くなるので
レイヤーが多くなるカラーイラストを作成したり、素材ブラシを多用するときはデュアルディスプレイに戻しています。

次はPCのスペックアップをめざします。
 ※参考として現PCスペック
(CPU:Intel Core i7-7700 GPU:Nvidia Geforce GTX 1050)


・どこかしら身体痛くなる問題

液タブの宿命なのかもしれない
置いて使うと首が痛く、立ててつかうと肘が痛く
どこかしら身体にダメージを受けてしまいます。

立て置き
肘掛け。痛くないようにスポンジが詰まってます🧽

立てる配置+肘置きの高さを増すことで多少改善されました。
それでも適度な休憩は必須ですね!
長時間の作業時は板タブモードにして使用したほうがいいかなと思っています。


以上ざっくりとですが
液タブを使用して感じたことをまとめてみました。
細かい点は色々ありますが、総じて満足しています!

いろいろと改善できるところはしつつ
これからも沢山液タブでイラスト描いていきたいです!

お付き合い頂きありがとうございました。

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