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ムニっと絶品肉汁うどんと埼玉の台湾~2021.2.21川島・坂戸ドライブ

以前乗っていたクルマは福岡に住んでいる頃に購入した。
福岡には交通安全のお守り発祥の地という宗像大社がある。そのため宗像大社でお祓いを受ける人も多く、宗像大社のステッカーが貼ってあるクルマをよく見かける。

では、今住んでいる埼玉ではどうだろうと調べてみると、何か所かヒットするが、ここ!という場所もなさそうである。
しかも、お祓いではなく、交通安全のお守りを買うくらいでいいかなと思っていたので、なおさら迷ってしまう。

そこで、前々から気になっていた坂戸市にある道教のお宮である聖天宮はどうだろうかと思い、ホームページを調べる。お祓いはやってなさそうだが、安全祈願のお守りも売ってるようだった。

納車されたクルマで早速、向かってみることにする。
関越自動車道に乗り込み、鶴ヶ島ICで降りる。アクティブクルーズコントロールやブレーキホールドなどの機能には感動を覚えながら、事前に調べていた鶴ヶ島のうどん屋に向かう。

お店に着いたのが1時過ぎ、なんと店の入り口には無情にも「麺切れにつき終了」という貼り紙が出されていた。
困ったと思いつつも、それではと、気になっていたもう1店を目指す。

川島町にだるまやといううどん屋だ。近くには手打ちうどん庄司という有名店があるが、緊急事態宣言を受けて休業しているようだ。

1時45分頃と、お昼営業終了間際ながら、10台ある駐車場はビッチリ埋まっていた。困ったなと思ったら、運よくお客さんが出てきて停めることができた。
外で待っている人はいなく、座敷席には4人掛けの机が4台、それとお店中央には15人ほど座れそうな大きなテーブルがある。テーブルの空き席に通される。
席はほぼ埋まっているが、食べている人は少ない。これはだいぶ待たされるんじゃなかろうかと、嫌な予感がする。
うどんで食べログ百名店に選出されている店だが、トンカツなど揚げ物系の定食も充実している。他の人の注文を聞いていると、定食を頼む割合が多い。定食には味噌汁代わりに、うどんが付いてくるようなので、確かにそちらの方がお得感ある(しかも、ご飯はお代わり可)。
揚げ物も気になりつつも、今回はうどんを食べに来たので、肉汁うどん大盛りを頼む。すったてというご当地うどんも有名のようだが、そちらは夏季メニューのようだ。

透明な衝立で区切られたテーブル目の前の席には、ビールを飲みながら待っている中年夫婦がいたが、「待てないよ」と言い残し注文をキャンセルして帰っていった。ネットで調べると、この店は出てくるのが遅いようで、低評価を付けている人の大半の理由は遅いからだった。
自分たちも結局入店してから30分ほど経っただろうか。絶妙に見にくい位置にあるテレビでノンフィクションを見てたからさほど待ち時間は気にならなかった。

まずは、白くツヤのある麺だけ食べてみる。ムニっともにゅもにゅした食感で、めちゃくちゃ好みな食感だ。食べログとかだと武蔵野うどんと書いているレビューも見かけるが、固くてコシが強い武蔵野うどんとは違う味わいだ。つけ汁はスタンダードな味付けだが、肉がぶ厚めで大きく、量も多い。ズバズバとすすって一気に食べる。

食べ終わってから、目的地である聖天宮へと向かう。
田舎風景の中、突然豪華絢爛、ド派手な建物が現れるのは驚きの光景だ。
聖天宮は、台湾出身の康國典という方が、「三清道祖」に祈願して、自分の病が完治したことをきっかけに、多くの人が信仰できるようにと建てることを決めたそうだ。そして建造地を探していた時に、お告げにより埼玉の坂戸に建てることになり、1981年から台湾の宮大工を連れて建造を始め、1995年に開廟した。
日本国内最大級の道教のお宮であり、ド派手な外観だけでなく、コスプレ撮影ができるなどの理由もあり人気スポットとなっている。訪れた日も、多くの方が参拝にきていて、一眼カメラで撮影している人も多くいた。

ド派手な外観だけでなく、建物内部にも細かく龍などの彫刻が施されている岩の柱や、釘無で組まれたらせん状の天井など、言葉で表現するのが難しいほど複雑で緻密な装飾が施されている。


係りの人に参拝方法を教えてもらい参拝する。
まず、3本の線香を手に持つ。これは、御本尊である三清道祖(元始天尊、道徳天尊、霊寶天尊)に祈願することに由来するようだ。
線香を手に持ち、ひざまずき、できるだけ具体的に祈願したいことを述べる。しかも、いくつ祈願してもいいらしく、交通安全だけでなく、長々といろいろ祈願してしまった。その後、線香を置いてから、ひざまずき合唱とお辞儀を12回繰り返す。お辞儀で手をつく際に、男性は手のひら、女性は手の甲と細かい決まりがあった。
参拝後に、お守りを購入する。8種類のご利益があるが、お守り自体は、性別や生まれ年により、デザインや色が異なり、180通りもあるそうだ。
交通や旅行の安全にご利益がある往来安全というお守りを授かる。

休憩スペースにあった自販機は台湾の飲み物が多く売られている。自分が台湾でハマった蘋果西打は前年ながらなかったが、黒松沙士や様々なお茶が売られていた。
どんな商品かわかりにくいため、確実に味が想像できるタピオカミルクティーの缶を購入する。ちょっと甘めなミルクティーは美味しかったが、タピオカは、モチモチ感もなくコンニャクのような歯触りで微妙だった。そもそも下に沈殿して全く出て来ないので、ストローが欲しくなる。


せっかくクルマを買い替えたので、いろんな場所に行きたい。
コロナが収束することも祈願した。
お願いします三清道祖様。

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